卒寮式

2008年03月01日

しまふく寮では、12月にやる時はやる“納会”と昨日、初めて行われた
“ユースの卒寮式”が加わった。


しまふく寮が出来て丸3年。


しまふく寮の初入寮の高校生の 涼 くん が今日、卒業式を迎えた。

中学を卒業したばかりの15歳の彼が出来たばかりのトップチームの寮に入る前の晩は、どれだけ不安だったことだろうと。


時々思ってた。



初めて彼に会った時、寮監は、「うちの子が一人増えたと思って預かります!」と親御さんに言った。


隣で、私は、そりゃ大変だ!と内心思っていた。


キーパーの彼は、背が高くて、澄んだ目をしていて。

勉強も練習も筋トレも。どれもこれも真剣に打ち込んでいた。

プロになる為にしまふく寮にいた。


気がついたら、たった一人のしまふくユースだったのに、8人のしまふくユースのリーダーになっていた。

全員でピース!!
みんないい顔して笑ってる。 !しまふく本お持ちの方。本と見比べてみてください。そのまんま。 油断してるからイラストそのまんまの顔ですから。 U-18のキャプテンにも選ばれていた。 誰が落ち込んでいるとか。学校でちょっと凹んでいるけどアイツは悪くないんですよとか。アイツがゴール決めたんですよ。 とか淡い恋の話とか。 15歳から18歳までの多感な時期を近くで眺めていて私も勉強になった。 そんな大事な時期を大人になって振り返った時に思わず笑いがこみ上げる場所になって欲しい。 エビくんや剛くんにからかわれ、一緒になって笑っていたなぁ。  しょくどう と書かれた 陶芸のプレート。 何個も何個も携帯落として戻ってた頃には、いつも壊れてたっけ。 いつのまにか、ルーキーのヤス君やしゅんピーと一つしか変わらなくなってて逆にからかったりしていたっけ。 彼は、トップチームではなくて。東京の大学へ進学する。 散々、進路で悩み、選んだ東京の大学。 寮に入ってサッカー一筋の4年間が新しく始まる。 4年後、どんな道になるのか楽しみだ。 彼は、きっと今までどおり。そつなく前向きにコツコツと努力していくんだろうなって。 そんなに優等生でいなくていいんだよ、って時々彼に伝えた。 年末の納会の時のお立ち台に上がってのスピーチで、そういえば言ってたな。 「おれぇ、優等生だっておもわれてるみたいだけど、そうでもないんでぇ~」って滑り出しだったっけな。 だったら、よかった。 ユースの卒団式が終わるまでは、自宅とか寮にいる。 また、忙しくなるんだから。つかの間ゆっくりしなね。 帰ってきたらここもキミの家なんだし。待ってるし。  高校卒業オメデトウ! いつでもホット!ピザハット!ピザって幸せのひとつの形かも! おいしかったぁ!