手を伸ばして。

2007年11月17日

白銀の世界の中で雪掻きに追われて開幕と同時に怒涛の毎日が始まる事に不安を覚えていた。


いつの間にか、春は訪れてあたり一面を花が咲き誇り、爽やかな風が髪を揺らし街中には人が集まり始めた。


短い夏なりに「今年は、暑いね猛暑だね、夜も眠れないね」なんて言ったのがほんのちょっと前。



外に出ると夏の雲ばかり気になっていた。




月がどんどん妖艶になって黄色く輝いていたのがつい最近。



今年もちゃんと無事に終わる事ができるのかなって始まる前から心配していた2月。






・・・残すところあと2試合。



転んだり、倒されたり倒したり。時には、怪我に苦しめられながら46試合をこなしてきた。



もう、間もなく三浦監督率いる今年のコンサドーレのシーズンが終わろうとしている。


お天気のいい夏の日のバーベキュー。


誕生日に小麦粉と卵で祝われたり。



バーベキューの時くらいしかクラブハウスに行く事がなくっても。


練習から帰ってくる彼らの笑い声の大きさや笑い声の数で雰囲気がいいことが伝わってくる。



もちろん。いいことばっかりじゃなかったし。

心配な事だってなかったわけではない。




当たり前の事だけど時期が来ればシーズンは、始まり。

時期が来ればシーズンは、終わろうとしている。






みんなが行きたい場所は、もう少しで手が届きそう。



札幌に越してきて5年。


ムリムリ。限界。ヤダ。でもがんばる。


この繰り返しから始まった5年前に、こんなにどっぷりとコンサドーレに浸かる自分を想像していなかった。


どこか、冷めている自分が楽だったと思っていたのに。


1試合1試合が祈りの連続になるなんて。


もちろん、勝って欲しい。

みんなの見たことがない顔がみれそうだから。



だけれど、今年も戦ってきたたくさんの試合。

スランプになったりヤキモキさせられたり。

たくさんのドラマがあったこの1年。

あと2試合。どうか後悔しないでと祈る。





もう、ここまできたら祈る事しか出来ない。




 



  今のチームメイトで J1 に行くんだ。って決まった時に

   どんな表情をするのか。

 
           それが見たいんだ。




   















post by murano

21:44

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