2005年12月08日
『ウイ~~~~っス!!』カチンとグラスがぶつかる音と共に しまふく寮の納会が始まった。 テーブルにはお鮨やピザや彼等の好きなものをたくさん並べた。 しまふく寮のファミリー総勢20名がしまふく食堂に集まった。 生ビールのサーバーをお借りしてきたのに余ったらどうしよう・・。 なんもなんも・・一時間もしないうちにお店で使われるタンクは 空になって、缶ビールやらいろんな種類のアルコールがグラスに 注がれていきました。 しまふく寮で、みんなで集まってこうやって飲む事。 まったく初めての経験。 1年に1度のいろんな思いを込めた納会。 権ちゃんの顔が少し赤くなり、常君の目の周りが赤くなり・・ 少しずつアルコールが回ってきた頃。 サポーターの方が試合の時に歌ってくれる歌を常君が歌い始めと共に 皆のお酒が加速。 いろんな声が飛び交いいろんなテーブルで大きな笑い声。 うちにあった古いギターを持ってくると徐くんが弾き語り。 剛君がハモリ♪だした。 いつの間にかそこはステージになりミニライブが始まった。 一番最初に歌ってくれたのは 「ゆず」さよならバス 隠していたけれど誰もの気持ちの中にあるおもっ苦しい何かが 徐くんと剛くんの歌で前向きな素直な自分になっていいように 思えた。 歌を聴きながらオイオイと泣いているもの、笑っている者、様々。 そのうち・・大合唱♪ ミスチルや19をみんなで歌った。 ショートコントの時間もやってきた。 野田君と石井ちゃん、常くん。 石井ちゃんが手にネタ紙を握っていながらコントが始まりまって。 どれもこれもしまふく寮であった事件を小ばかにしたネタだったので お腹がよじれるほど・・というか、イスから転がり落ちてしまいました。 思い出したら今でも笑えます。 それからスピーチの特訓の為石井ちゃんが代表して私とトモちゃんに 素敵な写真の寄せ書きをもらいました。 すぐ「えっとぉ。」とか言っちゃったりするので5回程やり直しコール 入りましたがスピーチの成果は上がりました。 ヒーローインタビューで堂々と誰よりも上手に喋れるようになるはず。 (皆さん!いつか驚かないでくださいね。) 権ちゃんが選んでくれた素敵なエプロンも頂きました。 彼等と過ごした9ヶ月共に素敵な宝物がまた増えました。 しまふく班長の権ちゃんが最初に挨拶をしてくれました。 このしまふく寮での出来事や想いを一人一人が立って話しました。 聞きながら、話しながら誰もが泣いています。 トレーナーの首の部分を伸ばして、顔を隠す人、袖は涙で濡れて しまっています。 送る人も送られる人も心を素直に開放したようです。 20歳くらいの不安定な気持ち、忘れたくなくても忘れてしまっている いろんな気持ち。 少しだけ、近づけたような感じでした。 これから、別々の道を歩いていくけれど、しまふく寮の一期生であったこと プロとしてコンサドーレの選手であったことこれは事実なのだから何も 悲観する必要等ない!と。 今日は『送別会』ではなく『納会』なのだ。プロサッカー選手として いつか必ず終わりが来る、だけれど関わっていたいと願うなら諦めるな。 そして、プロじゃなくなった時のその先の人生のが長いのだ。 これからも自分を大切にして欲しい。 と・・村野寮監の締め括りの言葉でした。 まだまだ・・何時間かの出来事のほんのひとコマです。 歳をとっても忘れたくないから今の気持ちを残しておきたいので また・・改めて。 エビ君は、トライアウトの為に昨夜実家に一度帰りました。 きっと今頃は、京都です。 頑張れ!エビ!恥はかいて何ぼ。だよ。 行動を起こせた事がかっこいいよ。
プロフィール
寮メシ作りに関わって、今年で6年目になりました。 毎年、シーズンが終わる頃、課題を発見しています。 昨年は、本になったしまふく寮通信と厚別競技場での売店「しま福」 この2つのお陰で、たくさんの方とお会い出来るチャンスが増えました。 たくさんの方と笑いあう事が出来ました。 寮メシを大事にして、周りの人に感謝して、しまふく寮を愛して。 新しい寮生も加わって、また時間が流れていく。 J1という新しいステージを目の当たりにする。 凹んでも笑っても。 しまふく寮は、しまふく寮で。
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