普段と試合。

2007年04月12日

降りしきる雨の中の応援、さぞや大変だった事でしょう。

東京だったにもかかわらず、ゴール裏やスタンドは、赤や黒のレインコートで埋め尽くされていました。

寒い中、半そでや上半身ヌードの方までいらっしゃって。

お風邪などお召しになっていないといいのですが・・。

『コンサドーレ』という大きな歌声は、しまふく寮で見ていた選手たちも「おお~」とうなっておりました。

選手達は、ベンチイスに座っていた者は、身を乗り出して。

ソファーに座っていた者は、微動だもせず。

真剣に見ておりました。


サポーターの方々の熱い応援も三浦監督の熱い激もしまふく寮で、見守っていた居残り組の彼らからも。

スポーツにおける勝負の真剣さを改めて見たようでした。


見慣れた彼らは、試合を見ていると別人です。一つのことにまっすぐにむかっています。



何よりも、思うのは、選手達の足。

がっしりとした足。

サッカーをしてきた足。

コンサドーレの選手じゃなくても。がっちりとした足や多少華奢でも駿足で駆け抜ける足を見るたびに。


・・・感動します。


・・・来た頃よりかは、サッカーが、ほんの少しだけ、解ってきたのかも。


普段、おっとりとしている征也くんの躍動感や機転。

皆から「ぎーさんは、試合中は、かっこいい!」と言われるゆえんとか。




さて。「ぎーさんって、試合中、かっこいい」


・・・コレについて、少しだけ語ってみたいと思います。

ぎーさんは、時々フラッと厨房に入ってきます。

「ん?なんだ?」

用があるときもあるけど、匂いにつられただけ。という時もあります。

そういう時は、ぼそって何かをつぶやいて出て行ったりします。



先日、私に「セレナの鍵ありますか?」と尋ねてきたので。

あれ?鍵かけにかかってなかった?と

「三菱の鍵ですか?」

セレナって“三菱だったっけ?”

いえ!日産です!と気持ちいいくらいきっぱり言いました。


・・・んじゃ、日産の鍵じゃん。


ごはんの時。おかずを暫く食べてからご飯をよそいにきます。

何か、こだわりがあるのかもしれません。

優也くんもでかいですが、ぎーさんもでかくて、たまに後ろを歩くと自分がちっぽけに思えます。


ゲームをした時、絶叫してゲームの世界にのめりこんでしまうぎーさんですが、

終わるとふら~としたぎーさんに戻ります。

ゴールを守る時の為に、集中力を温存しているのでしょうか。

あの集中力が「いつものぎーさんとは、ちがう」とみんなをあっといわせているのかも。

年齢関係なく、みんなから「ぎーさん!」「ねー、ぎーさん!」とぎーさんひっぱりだこなぎーさんです。



・・そんなぎーさんですが、まもなくぎーさんもしまふく寮から卒寮してしまいます・・。

ぎーさんウオッチングの機会が減ってしまってつまりません。

・・空き部屋を待っているユースもつかえているのでしかたありません。


           ぎーさん。  お達者で・・。