2006年06月30日
しまふく寮に練習生がやってきていた。 高校生の男の子達で、頭を丸めていて食堂の入り口に出入りするたんびに。 二人揃って。一礼して。 「うす!」 という。ダイゴくんは、ほっぺたをリスのようにごはんをためながら振り向いてその光景をきょとんと眺めていた。 ユース出身と高校生サッカー選手の環境の違いなのだろう。 笑うと日焼けした顔に真っ白な歯がきれいな少年だ。 純朴そうなその「うす少年」 ご飯が出来た時に名前を呼んでも「うす!」と言うので 私も「うす!」と言って手渡す。 外出して、オートロックの番号が解らなくてインターフォンを鳴らし 「高校生の人です!」と言って私をゲラゲラと笑わせてくれた。 昨日、選手達がご飯を食べに来る前にコンサのDVDを食いつきながら観ていた。 7時ごろに、選手がやってきた。 いつもならテレビから、バラエティー番組が流れているころ。 普段試合に出ている選手が自宅で自分達のプレイのDVDを見ているかは知らないけれど。 結構集まって、わいわい言いながら観ていて、「うす少年」達にとっても楽しかったのではないだろうか。 今日の午前中、彼らは、飛行機に乗って自宅へと帰って行った。 玄関先で「Jリーガー目指してがんばってね!」と言ったら 「しまふく寮へ、住めるように頑張ります!」 うす!キミらの入寮を楽しみに待っています。
プロフィール
寮メシ作りに関わって、今年で6年目になりました。 毎年、シーズンが終わる頃、課題を発見しています。 昨年は、本になったしまふく寮通信と厚別競技場での売店「しま福」 この2つのお陰で、たくさんの方とお会い出来るチャンスが増えました。 たくさんの方と笑いあう事が出来ました。 寮メシを大事にして、周りの人に感謝して、しまふく寮を愛して。 新しい寮生も加わって、また時間が流れていく。 J1という新しいステージを目の当たりにする。 凹んでも笑っても。 しまふく寮は、しまふく寮で。
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