プリンスリーグ第3節

2010年06月09日

6月6日(日)の13時過ぎから室蘭の入江運動公園陸上競技場で、プリンスリーグの第3節となる、コンサU-18と札幌新陽高校との試合が行われました。

「APEC」に関連してか、札幌市内では道路に車止めを置いてあったり、普段より多めの警察官が歩いていましたが、高速道路などで行われたらしい交通規制は何の影響もありませんでした。
どっちかというと、その貴賓ツアー客とは逆向きの行程だったからかも。

千歳~登別室蘭だけを高速に乗って昼過ぎに会場へ着くと、多目的運動場でアップをしていました。
笑っちゃだめよ、アップップ
ごく薄い雲が広がっていますが、陽射しは十分にあって暖かいです・・途中の苫小牧付近は気温が10℃前後しかなく肌寒いほどだったのに。



陸上競技場へ移動する間に、他チームの試合を視察するスタッフ
目下のライバルを偵察

コンサU-18(赤黒) vs 札幌新陽高校(白)
去年の知事杯を思い出す
コンサU-18のスタメンは、GK:松原、DF:前・小山内・工藤・榊、MF:菅原・深井・荒野・神田、FW:鈴木・近藤 でした。
キャプテンマークは松原が巻いており、控えには阿波加・葛西・山下・永井・西田・山室・大野・下田・中原 が見えます。

1分に鈴木が右からクロスを入れて神田がシュートを打ったらはね返され、立ち上がりはヨシヨシ・・と思っていたらカウンターを食らい、打たれたシュートがポストに当たって松原が押さえました。
いきなり危うい

3分に近藤が打ったミドルは左へ外れ、4分に前が持ち上がって打ったミドルはバーをわずかに越え、6分にこぼれ球を神田が遠めから打ったシュートも上へ飛びました。
打ってるのだからそのうち入るだろうし、左右へのサイドチェンジも通ってるので、落ち付いて見ていられます。

11分に浮いたボールを前線に入れ、鈴木が胸トラップして打ったシュートは当たってはね返りました。
胸トラップ

12分に30mほどのFKを狙って蹴ったのは工藤だったか・・惜しくも右へそれました。
新陽は思い切りクリアしますが、前線に人数を割けないので、コンサへのプレゼントになってしまいがちです。

14分に神田が左寄りを上がったチャンスで後方から荒野がシュートを打ったら相手の頭に当たり、こぼれ球を菅原(右端)が拾って左足で打つと左隅に入りました。(1-0)
康介が先制

ボランチの深井は、ボールを受けるなり直ぐにサイドへ振るなど、後ろにも目があるどころか魚眼レンズが付いているかと思うくらい、回りが見えています。今頃気付いた訳じゃないけど。
身長が伸びて、特に足が長くなったように感じます。

17分に得たFKを榊が蹴り、ヘディングでクリアされた浮き球を菅原が拾ってGKをかわしかけましたが、CKになりました。
おらおら
このCKを菅原が蹴ると、長過ぎ(強過ぎ)てファーへ流れました。

18分には、後方からのフィードを鈴木がノントラップでシュートしようとする見せ場がありました。
続く19分には左前方のスペースにボールが出され、榊が相手を追い越して深くまでえぐるなど、各人の持ち味を活かした攻撃が続きます。

21分にエリア前でボールをつなぎ、荒野が打ったシュートはわずかに上へ外れました。これは相手が触っていたらしくCKとなりましたが、相手のヘディングの壁が高くて制空権がありません。

ここからカウンターを浮けてピンチとなり、ズルズル攻め込まれましたが、最後は深井がボールを奪いました。

25分にハーフウェイラインの手前から前がフィードを入れ、相手DFがに一列に並んで下がったラインから近藤が抜け出し、独走してGKを避けながら蹴り込んで追加点を上げました。(2-0)
ナリが2点目

35分の左CKを神田が蹴り入れましたが、中央でのヘディングは届かず、ファーへ頭から飛び込んだ工藤も届きませんでした。

左右からのサイド攻撃も多いし、中央でスルーするなどの意外なプレイもあったりして面白いです。
でも、シュートを20本近く打った割には決定率が低い、と言わざるを得ません。

前半は2点をリードして折り返しました。

 
ハーフタイムでの交代はありません。
コンサが優勢には進めるものの、たまにカウンターを受けることがあって、これまでの試合よりはむしろ危険に感じました。

8分に、神田・鈴木・近藤がつなぎながら攻めるチャンスになり、最後は左から荒野が・・何故かふかしてしまいました。
タクマふかす

11分に榊が止めたボールを前線へ出し、鈴木が打ったシュートも上へ外れてしまいました。
ターボもふかす
三上がいない隙に得点王の座を奪おうとして、力が入り過ぎているのでしょうか。

この後にカウンターを受けて独走され、最後の壁の松原が直接止めました。
修平、たのむ

14分に左奥へ出されたボールを榊が受け、相手をかわしてクロスを入れると、中央で菅原が楽に蹴り込みました。(3-0)
翔太のお陰で康介2点目

15分にエリア近くまで攻め込んだ近藤が倒され、このFKを菅原が蹴りましたがGKのパンチングで逃れられました。

17分に、小山内が腕を掴まれて振り回すように倒されました。トップチームの岩沼のように、ファウルを受けやすい人物っているもんです。
ここで、鈴木に代わって下田が入りました。

25分に左ライン際で奪われ、エリア内まで攻め込まれそうになって榊と深井の2人がかりで倒した感じでFKを与えました。
このFKは壁に当たり、こぼれ球を中央から打たれたシュートは上へ外れて行きました。
FKは上へ
これはワンタッチがあったらしくCKになったものの、タッチラインへ逃れました。

29分に前が右クロスを入れ、荒野がボレー気味に蹴ろうとしましたが弱く、正面でキャッチされました。
タクマ当たり損ね

30分に、神田に代わって山下が右SBに入り、前が左SHに上がったようです。近藤と菅原のポジションも入れ替わったのかも。
入った山下は、直後にクロスを入れるチャンスが2回ほどありました。

35分に前が左手前の遠めからシュートを打ち、バーに当たってしまいます。
バーに当てる

36分には、深井がボールを奪ってチャンスとなり、下田が左寄りに深くまで攻め入って狙い打ち・・と思ったら右ポストをよけて行きました。
せめて当てろ
ここで、前に代わって葛西が入りました。
38分に菅原が打ったシュートのこぼれ球を右から下田が打ち直しましたが、これもファーへ流れてしまいました。

40分に深井に代わって山室が入り、41分には近藤に代わって大野が入りました。

45分に荒野がスルスルと出て、ゴール前で2回ほどフェイントで相手をかわしてからシュート、しかしはね返されました。
今日は何をやってもうまくいかない
前節までは、菅原がツイてない場面が多かったんですが、今日は荒野の番のようです。

じれったい展開が多いまま、(3-0)で終わりました・・あんなに打ったのになぁ。

スタンド前に整列して観客に挨拶します。
上から目線ですまん


その他の結果:
札幌第一高校(0-3)北海高校

室蘭大谷高校(1-0)札幌創成高校:札幌創成のFKを守る室蘭大谷
FKを押さえる

帯広北高校(1-3)旭川実業高校:前半の旭川実業の右CK
CK

第3節が終わった段階で、コンサU-18が3勝して1位、得失点差で室蘭大谷が2位、3位~5位が同率の札幌第一、旭川実業、北海・・と並んでいます。

次の第4節は6月26日に旭川忠和公園で開催され、第5・6節は7月3・4日に帯広の森で開催となって、遠征が続きます。


室蘭に来る用事もしばらく無かろうと思いながら走って来たら、苫小牧まで戻ったところで携帯が鳴りました。
道の駅に止まって確かめると「親戚が今朝亡くなった」という報せで・・2日後にまた室蘭まで行くことになるとは・・。

3日後に火葬場へ向かうバスの中から、八丁平にある某高校を撮影
八丁平といえば室蘭大谷
サッカー部は、中島スポーツセンター横のグラウンドで紅白戦のような練習をしてました。(6/9)
まさか、こんな偵察をされてるなんて・・夢にも思わないだろうに。



post by 雁来 萌

23:29

闘う若梟 コメント(1)

この記事に対するコメント一覧

tnfaki

Re:プリンスリーグ第3節

2010-06-11 05:41

おはようございます コメント遅くなりました。 さすが三上君は見学にも行ってなかったようですね。 アウエーでトップで出た翌日ですものね。 神田君が選ばれて私は嬉しいです。 活躍しないと次はないかもしれないから トレーニングで目を見張らせるようなプレーをしてほしい。 早朝から失礼しました。

コメントする