合宿施設・中札内交流の杜

2009年07月11日

プリンスリーグのために帯広へ行ったついでに、帯広市から中札内村にかけての地域を見学してきました。

今回は、中札内村に今春オープンした宿泊施設付きのサッカー場である、「中札内交流の杜」を紹介します。
昨年の秋の様子については、奈々子さんによる「潜入レポ」があります。


ここは、昨年の3月に閉校した中札内高校の敷地を利用しており、旧校舎を研修棟や食堂やシャワー室として改修・再使用するとともに、その東側に宿泊施設を新築して、グラウンド跡地には天然芝のサッカー場を4面新設しました。
ピッチ2面側

中札内村は帯広からはるか南に28kmの距離に位置する隣村で、車なら30分も走れば一瞬にして市街地を通過して道の駅「なかさつない」に到着します。

交流の杜は道の駅から1kmほど手前の左奥にあり、通行料無料の帯広・広尾自動車道の中札内ICを降りて中札内市街に向かえば、墓地の隣(農業倉庫の向かい)に見えてきます。

旧校舎を再利用した研修棟・・チャイムが聞こえてきそう
研修棟

地域おこしの一環を担うべく、合宿機能を備えたスポーツと文化芸術の総合施設として活用されることを狙っていますが、今のところ「文化芸術」に該当するアイテムとは何なのか、不透明ではあります。

知らない人には(知ってればなおさら?)辺鄙な片田舎に思えるでしょうけど、とかち帯広空港からは近い位置なので、道外のチームが夏場に北海道で合宿するなどの目的には適っているのかも知れません。
サッカーに限らず、アリーナ(旧体育館)などで行う屋内スポーツのチームも利用しているようです。
7月下旬には、U-15カテゴリーの「中札内交流大会」というサッカー大会が行われるそうで、夏休み中のトレーニングのために参加する札幌のチームもあるらしいです。

新築した宿泊施設(110人収容だとか)
宿泊施設
実は、ここに泊まってみるかとも考えて調べたけど、施設を利用せずに宿泊だけというのは目的外使用に思えるし、二段ベッドの8人部屋にでも放り込まれたら悲惨だし、時間に制約されると行動範囲が狭くなるしで、廃案となりました。(その結果が公園の駐車場かよ)

敷地の隣は墓地なので、夏場の肝試しには最適です。
ぼちぼち

すいか隊員の目から見ても、なかなか良さげなピッチです。
しばしば

用具庫とトイレかな
用具庫

近隣の住宅地(笑)
見たことある車


中札内村は、一時は帯広市に合併されるという噂もありましたが、実現しませんでした。むしろ、「六花亭村」と改称した方が知名度が上がるからだとも言われて・・いますか?

当村の特産品は、ホエー豚と地鶏(肉&卵)と枝豆などで、通称として「枝豆村」とも呼ばれる(←妄想)ほどの枝豆の産地であり、茹でて急速冷凍した「そのままえだ豆」は札幌市内のスーパーなどにも並んでいる他、「えだ豆カレー」とか「えだ豆ぎょうざ」とか「えだ豆そうめん」とか「えだ豆そば寿司」、果ては「えだ豆納豆」まで開発しています。

そのうち、「えだ豆コーヒー」とか「えだ豆チョコレート」とかも開発されそうで怖い・・食べ物に対する人間の執念は底無しですからねぇ。

コインロッカーのような、鶏卵の自動販売機(道の駅)
(前日の)朝に取った「たまご」
昨日の分はほぼ売り切れて、後で今朝の分を補充しに来ました。

近郊の各所に「JAなかさつない」の直売所があり、ここは道の駅の敷地内にある直売所です。
直売所
先にあった屋根の下にスーパーハウスを押し込んだらしく、どう見ても灼熱地獄としか思えない労働環境で、何かを買わないと気の毒に感じる仕組みになっています。

今回のお試しとして、「えだ豆羊羹」を選んでみました。
枝豆のサヤの形をしてて、まりも羊羹みたいなのが中に入ってるとか・・・
これが鬼と出るか蛇と出るか・・お茶受けのスィーツの類なのか、ビールのつまみに適している渋さなのか・・まだ試食していないので想像の域を出ません。

当日は、清流・札内川にかかる「ピョウタンの滝」周辺の札内川園地で「ピョウタンの滝やまべ放流祭」が催されるそうで、
やまべ放流祭
やまべの稚魚を放流し、それを合図に渓流釣りをスタートするとか。

・・ん? 当地らしいイベントの「えだ豆まき」って、何ですか?
今日は節分か?
食べ物を粗末にしたらバチが当たります。
節分に落花生を撒くようにサヤ付きの枝豆を撒いて、拾い集めた枝豆に食らい付いてる光景を想像しますが・・。
拾い残した豆が翌年になって芽を出すとか・・アリエナイ。



post by 雁来 萌

07:47

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