プリンスリーグ第7節

2009年07月09日

前日に続いて7月5日(日)の14時過ぎから帯広の森球技場で、プリンスリーグ北海道2009の第7節となる、帯広北高校との試合が行われました。

前夜は贅沢で快適な宿に泊まり、翌朝はあちこちを探検(次回以降にエントリー予定)してから試合会場に着きました。
今年は週間予報を見て迷った挙句、長いパンツにして正解だったと昨日は思いましたが、今日は短パンじゃないと鬱陶しいです。1週間前に日焼けした腕の皮が昨日むけたばかりで、容赦ない日射がジリジリと刺すように照りつけます。さすが帯広。


帯広北高校(オレンジ) vs コンサU-18(白)
整列
コンサのスタメンは、GK:松原、DF:金子・鈴木健・中山・濱田、MF:菅原・荒野・上原・福永、FW:工藤光・三上 で、控えには、安田、大地、松田、十川、奈良、永井、西田、近藤、榊 と、何だかメンツやポジションがいつもと違うような・・今日のビデオ係は鈴木貴が務めています。

開始間もなく(得点後に時計を見たら20秒だった)、菅原の右クロスに工藤(左端)がヘディングを当てて、電光石火の先制点を上げました。(1-0)
いきなりだよ

帯北に攻めら込まれるピンチもありましたが、シュートの精度が悪くて脅威にはなっていませんでした。
コンサは単独で切り込んだりしてシュートを打ち、ゴールにならないまでもCKを得たりしていました。

13分に金子(枠の左)が突進してワンツーのパスからシュートを打ちましたが、上へ外れてしまいました。
カネのシュートは上へ

17分には裏へ出したボールを荒野が受けて左寄りを独走し、自らシュートを打ちましたがキャッチされました。
拓馬が独走

今日はさすがに、前・後半それぞれの中間点で給水タイムがありました。

再開後の23分に右サイドを突破した金子が粘ってCKを得て、右CKのこぼれを三上(右奥?)が中央からシュート、はじかれて再びCKを得ました。
陽輔のシュート
このCKにファーから鈴木がヘディングを楽々と打ったのに、かなり見当違いな上の方へ飛んで行きました。太陽が目に入ったのでしょうか。

26分に荒野(左ポスト)がインターセプトし、余裕を持って狙い打ちしましたが、はじかれてCKになりました。
拓馬はじかれる

37分に工藤が後ろから足を払われ、帯北の選手にイエローカードが出ました。
イエロー

40分頃には、帯北のPA内でボールを回しながらチャンスを狙う状況が続いたのに、最後はオフサイドになってしまいました。

41分に帯北にCKを与え、右CKをショートパスにしてからクロスが入りましたが、危なげなくキャッチできました。
キャッチ

優勢に試合を運びながら、前半は立ち上がりの1点のみで終わりました。(1-0)
北方の上空には、かなとこ雲を伴った雄大積雲が発達しています。
活発な雲
試合前には南の方から雷鳴も聞こえて来ましたが、その雲は立ち寄らずに遠ざかって行きました。
 

後半はしっかり得点しないと、同点にされる恐れもあります。
後半は楽したい

2分に濱田が左サイドを上がってクロスを入れ、中央で工藤(陰になってる)がスライディングしてゴール内に転がしました。(2-0)
ミツの追加点
しかし工藤はしばらく起き上がれず、顔を傷めたようです。

9分のファウルで帯北にFKを与えたところで、福永に代わって西田が入りました。

10分に帯北の攻勢を受け、右から打たれたシュートを防いでCKに逃れました。
しかし、右CKにニアでヘディングを合わせて打ち込まれました。(2-1)
失点

ゲームが荒れてる訳じゃないけれど、ファウルで止めてFKを与える場面が互いに多くなりました。
20分に、濱田に代わって十川が入り、21分に給水タイムを取ったのに合わせて、見てる方も水分を補給します。

25分にカウンターのチャンスとなり、菅原が左をえぐってクロスを入れると、工藤が走り込んで打ち込みました。(3-1)
ミツの3点目

27分に帯北のカウンターを受け、中山が足の裏を見せながら止めたようで、イエローカードをもらいました。これはレッドじゃなくて助かった、という感じです。
帯北のFKからのピンチを何とか防いで逆にFKを得た後で、三上に代わって近藤が入りました。

上原が大したプレスも受けずにスルスルっとドリブルで進んだので、どこまで行くんだ?と思ってるうちに結局は奪われて、むしろホッとしたのはなぜでしょう。

35分に工藤(左端)がインターセプトして独走し、遠めから打ち込みました。(4-1)
ミツの4点目

しかしそのキックオフから帯北に攻め込まれ、帯北のシュートが途中でコースが変わったのか、松原が逆を取られて危うくセーブしました。

38分にやや左寄りを西田が抜けようとして倒され、FKを得ましたが、ボールの側には工藤と菅原が立っていました。
FKも蹴る
結局は工藤(左奥)が蹴り、勢いは十分ながら惜しくも右へ外れて行きました。

39分に菅原に代わって榊が入り、左サイドを突破するチャンスがあったものの、勢い余って相手のDFを倒してしまいました。
43分に、金子に代わって松田が入りました。今日の交代は、第三者には予想が難しいです。

そろそろ終盤ですから、時間を有効に使います。
注目の競り合い
昨日より観客が多いのは、地元チームが相手だからかな?
駐車場から近い側に取りあえず座ったらしく、自チームのベンチ側に集まるという拘りは無いようです。

ロスタイムに入った後、近藤が中央左寄りからゴール前に割り込もうとして倒され、PKを得ました。
このPKは工藤が蹴るようで、彼は既に今年のプリンスリーグで13点を上げているのだから、得点王を獲得するには十分だとは思いますが、この試合の得点も独占しようとしています。

ゆっくりした助走からドールズのようなステップを踏んで、GKの逆をつく右隅へ打ち込みました。(5-1)
ミツがPKも決める

今日も1点を失ったものの、堅実に勝利を収めました。
終了
結局、この試合で上げた5点は、全て工藤の得点になりました。
第1節に8点を上げた試合では、8人が1点ずつ分け合っていたのに、一体どうしたんでしょう(笑)・・得点王のタイトルを、他チームに渡さないという作戦かも。

観客に挨拶します・・オレンジ色の観客が多いです。
挨拶

前日の試合では、後半に室蘭大谷の動きが目に見えて悪くなりました。
帯北は最初から飛ばし過ぎだから、今日も後半は楽になるだろうと思っていましたが、なかなか帯北の運動量が落ちません。
やはり、夏場に海からガスが流れてきて肌寒い生活をしている室蘭人と、今日よりもっと厳しい内陸的な灼熱の中で暮らしている帯広人との差は、結構大きいのかも知れないと感じたのです。(室蘭生まれの人間の実感)


第7節を終了した段階で、1位は全勝のコンサ(勝点21)、2位が北海(16)、3位が札幌第一(14)、4位が室蘭大谷(12) と、上位のみならず全チームの順位は変わりませんでしたが、コンサと2位以下との勝点差が広がりました。

近郊の清水町出身である榊くんは得点こそならなかったものの、小気味良い活躍は地元新聞社などに取材されていたようですが・・新聞社は高校野球しか知らんのか?

今年のプリンスリーグも、残すは7月18日(土)の第8節と翌19日(日)の第9節のみとなり、いずれも浜厚真の野原公園サッカー場で行われます。
優勝の行方はコンサと北海に絞られましたが、双方の勝点差は5点あるから次節の旭実戦は引き分けでも・・いや、それは許されない。(笑)

その翌週の7月26日(日)のサテライト柏戦は、帯広の森・陸上競技場で開催されます。
プリンスリーグの試合には、周辺地域のサッカー少年や市民が観戦に来てましたから、サテライトの試合にもそれなりに集まるのではないかと期待されます。



post by 雁来 萌

07:36

闘う若梟 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

すずらん

Re:プリンスリーグ第7節

2009-07-11 23:55

新聞社は高校野球しか知らんのか? 毎年毎年そう思います。 『地区予選』一回戦からしっかり記事にする。 翻ってサッカー…高校総体、高校選手権の全道大会は『一回戦』からしっかり記事にする…。 新聞社だって忙しいのはわかるけど…。 開幕戦と最終戦『しか』しっかり記事にされない(他は結果のみの)プリンスリーグやHCLクラブユース選手権の紹介、感謝します。 コンサドーレのトップが勝てないのは、誰もが知っている(←おい)。 しかし、ユースが道内の社会人、大学、高校の筆頭格相手に全勝という怪奇的(笑)な状態をどれだけの人間が知っているのか。 来週の旭実、北海戦もきちっと勝ち、U12に続き http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/soccer/news/20090706-OHT1T00165.htm?from=relat 全国に羽ばたいてほしいです。

まだ認知度は低いのかな

2009-07-12 22:43

すずらん さん、いらっしゃいませ。 聞いた話では新聞記者にも分担があって、政治や経済の記事は駆け出しの記者には書けないので年配者が書き、若い記者はスポーツ記事を担当するんだとか。 高校野球ならば記事を書きやすいだろうけど、サッカーは中身を理解していないと書けない、という面もあるようです。 高校のチームならば校舎という形があって、横のグラウンドでサッカーしてるのは誰の目にも明らかですが、クラブチームって、どんな生徒が集まってどこで練習してるのか、知らない人には全く未知の世界なんだろうと思います。 増してやHCLみたいに、高校生も大学生も社会人も一緒になって試合を行う大会って、何が何だかチンプンカンプンじゃないかと。 (学生や社会人がどこまで本気でやってるのかは分かりませんけど、少なくとも勝つつもりで試合してるんでしょう) これはクラブチームのチャンピオンを決める大会であるとか、プリンスリーグで優勝すればクラブ・高校のチャンピオンを決める大会に出場できるとか、知事杯に優勝すれば全カテゴリーの天皇杯に出場できるとか、世界に通じてる大会なんだとか、そういう位置付けの認知度がまだ低いようですね。 大会ごとに、「くどい」くらいに説明し続けなければならないんでしょうね。

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