2009年05月08日
5月4日(月・祝)の14時過ぎからアミューズメントパークの人工芝グラウンドで、プリンスリーグ北海道2009の第2節となる、札幌光星高校との試合がありました。 光星高校は、昨年のプリンスリーグ地区大会で優勝して昇格してきました。 昨年活躍した札幌U-15出身の3年生選手は卒業しましたが、残っている後輩選手や旭川U-15出身の選手達もいます。
たじさんの「たこ焼き」が、ここで営業することは知りませんでした。 確かに、ここには売店などが無いので、食料難民のために最近になってカップラーメンを置くようになったほどです。ショッピングセンターまで行けばラーメンや豚丼を食べ(ら)れますが、相変わらず不便であることは否めません。 初めてここを訪れた人はどう思ったでしょう・・これでも東雁来は画期的に都会化したんですけど。 札幌光星(青) vs コンサU-18(赤黒) コンサのスタメンは、GK:松原、DF:松田・鈴木健・中山・十川、MF:菅原・荒野・上原・福永、FW:工藤光・金子 でした。 ベンチの控えには、今岡、濱田、大地、葛西、奈良、西田、山室、近藤、榊 が入っているようです。 今岡と荒野と近藤と榊は1年生で、昨日より1人多くなっています。 天気は晴、風は南~南西かと思いましたが、アミューズメントパークでは南東から吹いていました。これだと、観客席からオフィシャル側に向かって吹く風になります。 この風が曲者で、アミューズメントパークは土盛りした上に建設されているため、その盛土の斜面を吹き上げる気流が(流体のベルヌーイの定理に従って)土埃を巻き上げる効果を発揮します。 まるで、黄土高原で発生した黄砂を思わせるほど視界が悪くなり、向かいのベンチが見えなくなるほどです。(白髪三千丈式の誇張表現) 開始1分に、コンサのゴールキックから荒野がシンプルにシュートを打ち、左へ外れましたが積極的な姿勢は歓迎されます。 前日の得点が、気持ちを楽にさせているのでしょうか。時折、オシャレなパスを見せたりして、相手(と味方)を翻弄していました。 7分にクリアしたボールが工藤に渡り、 落ち着いてGKをかわしながら右足でシュート、ゴール左隅に入りました。(1-0) その後は「打ちつ打たれつ」な展開になり、コンサ側が優勢でシュート数やCKの数が多いのは確かなんですけど、もどかしい時間が続きます。 朝からアミューズメントパークや練習場を行ったり来たりしながら3試合目を見ているせいなのか、それとも試合内容に「アミューズメント」が少ないためなのか、次第に退屈になってきました。 36分の競り合いで光星の選手が頭を打ったためプレイが止められ、交代してアウトしました。 42分に福永がファウルしてイエローカードをもらいましたが、相手の選手は旭川U-15出身の小山内脩くんです。18分に上原が小山内くんからファウルを受けていたので、その仕返し・・をするような子ではありません。 後半の開始時に・・少し足でも痛めたのか、松田に代わって大地が入り、右サイドからの大地の突進がチャンスを多く作っていました。 3分に工藤がPAのライン上あたりからDFとGKを避けてシュートを打ち、ゴール右隅に刺さりました。(2-0) 9分に、光星のゴール前で菅原がリフティングしながらキープしてパス、工藤が競って打ったボールを光星が際どくクリアしましたが、 直後にキーパーが出ている状態で菅原がヘディングを打ち、前日のリプレイのようなコースで左隅に入りました。(3-0) これで安全圏内のリードかも知れませんが、トップチームの愛媛戦の例もあるし・・。 17分に、福永と荒野に代わって西田がボランチ、近藤がFWに入り、金子が右SHに下がって菅原が左へ移ったようです。 光星のキーパーは、盛んに前へ出てクリアします。25分に前めでクリアしたボールを菅原が受け止め、無人のゴールを狙って打ちましたが、左へ外れてしまいました。 28分に、十川に代わって葛西が同じ位置に入りました。 31分にDFの裏へ大きく出したボールを、工藤と光星のキーパーが競り合って交錯しました。 双方に怪我は無かったようですが、チャンスを喜ぶより心臓に悪いです。 34分にも放り込んだボールを金子とキーパーが競り、 これはそもそもオフサイドでした。 35分に、工藤に代わって榊が入りました。 榊も、チェイスが得意な猪タイプの選手で、挨拶代わりにゴールライン近くまで突っ込んで行きます。 40分に近藤が右寄りを突破して強いシュートを打ちましたが、 はじかれてCKになりました。 ロスタイムにPAの角からFKを与えるピンチがありましたが、キャッチして助かりました。 惜しいチャンスが沢山あった割には得点が少ない、という悔いが残る試合でした。 前日の大量得点で気楽になり過ぎたでしょうか。 前線への放り込みが多かったようで、やや追い風に乗ったことが却って、上がり気味のキーパーまで届いてしまった、という面もあったかに見えました。
その他の対戦では、北海は堅実に勝ち点を稼ぎ、登別大谷は札幌白石に逆転勝ちしました。室蘭大谷は前日の鬱憤を晴らすかのように、帯広北に快勝しました。 気になる旭川実業は今日も終了間際に失点を許して、札幌第一に逆転負けしました。 第2節を終わった段階で、2勝したチームの中でコンサが1位、2位が北海、3位が登別大谷、4位が札幌第一になっています。 次の第3節は5月9日(土)に・・って明日ですが、浜厚真野原サッカー場で行われ、コンサは登別大谷と対戦します。 厚真は鬼軍曹工藤光の地元ですから、カラ回りしない程度に活躍して「ジモト最強」の実力を見せ付けたいところです。
試合が終わって夕方に近い時刻になりましたが、練習場の方で旭川実業の1年生との練習試合があるらしく、これを見ないで帰るという選択肢はありません。 怪しい大人達が並んで練習試合を見ている光景は、アミューズメントパークから引き上げる人達の目にはどう映ったか・・親方衆や横綱審議委員が居並ぶ「稽古総見」の雰囲気ではなかったかと。 コンサの方はプリンスリーグに出場しなかったり出場時間が短かった3年生や2年生も加わっていたので、やや反則気味ではありました。 旭川実業には旭川U-15出身の選手が多いはずですが、体調不良などにより帯同していない選手も多かったのが残念です。 練習試合は35分を2本行い、スコアは コンサ4-1(3-0)旭実でした。
プロフィール
作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。
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