プリンスリーグ第3節

2008年05月12日

5月11日(日)の午後に浜厚真野原(やげん)公園サッカー場で、プリンスリーグ第3節の、札幌山の手高校との対戦がありました。

山の手高校は、昨年のプリンスリーグで8位の成績でしたが、入れ替え戦に勝って残留しました。
先週の第2節が終了した段階で2敗(勝点0)が4チームあり、山の手は得失点差で8位になっています。
 


今年もやって来ました浜厚真
ホントに野原だ
・・厚真の浜は 何も無い春 工藤光輝くんの故郷です。
今日の当番チームはコンサなので、選手達が朝から交代でボールボーイや担架係をしていました。

浜厚真にはスコアボードも時計も無いため、太陽の方角で時間を計ります。(←おいっ!)
大会実行委員会が設置した簡易風向風速計(日時計も兼ねる)によると、
風見鶏
南寄りの風がやや強く、体表温度計によると空気は冷たいです。

ベンチコートはもちろん必要で、フードを被らないと首筋が寒いです。日射があってもこんな調子ですから、残り3回ある浜厚真開催の節で、霧がかかったりした場合は悲惨になるでしょう。オホーツク海高気圧が頑張らないことを祈ります。(←祈っただけで天気が変わるのか)

第1試合は旭川実業(白)と札幌新陽(赤)との対戦で、
将人の左クロス
旭川U-15出身で旭川実業の近藤将人くんがMFに出ており、後で彼はダメ押しの3点目を上げました。
 

3時間半後に、山の手(水色) vs コンサ(白) の試合が始まりました。
試合開始
コンサのスタメンは、GK:松原、DF:打矢・鈴木健士・上原・十川、MF:鶴野・佐藤・鈴木巧・古田、FW:金子・三上 となっています。DFの熊澤はサテライトリーグに拉致された疑いがあり、ベンチメンバーも前回とは異なっています。

前半は風下になってるためもあってか、落ち着いてグラウンダーのパスを多用して攻め進む戦術のようでした。後半は逆に、サイドから中央へ浮き球を集めれば何とかなる、と思われました。
包囲網
4人に囲まれる金子と鈴木巧(右)

とは言ってもなかなか攻め込めず、写真を撮るためにコンサの攻撃側に陣取ったのは失敗だったかと思われた27分に、相手DFのクリアミスを拾った十川(27)が躊躇せず切り込み、
トガ先制
左寄りの狭い角度から左足を振り抜いて、ネットの上面に突き刺しました。(1-0)

30分に、山の手の右サイドからふわっとした(誰かに当たったかも知れない)シュートが左上隅へ飛び、GKも触れずに入ってしまいました。(1-1)

1年生の三上は前線でのポストとしてボールを落とす役目を果たしていましたが、如何せん前を向いて進む場面が少なく、折角の体格がもったいなく感じました。ポスト役に徹するように言われているのかも知れませんが。

水すましのように相手を翻弄する古田
ねずみ花火
何とも手詰まり感が漂うまま、前半が終了しました。
 

後半開始時に、三上に交代して工藤光がFWに入りました。
後半開始
今日の第3試合なので、ピッチのあちこちが傷んでいます。

5分に金子からパスを受けた鈴木巧(左端)がシュートを打ちましたが、左へ外れて行きました。
巧のシュート外れる

6分には十川(左奥)の左クロスに金子(ゴール前)がヘディングを合わせましたが、ゴール前を横切って行きました。
カネの頭も外れる

山の手は、チャンス以外はFWもハーフウェイラインまで引いて攻めてきません。そんな相手に合わせて攻撃もまったりしてしまう感があり、ベンチからは「止まるな~!」「動けぇ!」と檄が飛びます。
12分に工藤が突進したチャンスで、左から鈴木巧がクロスを入れ、中央で古田がオーバーヘッド・・は空振りになってしまいました。

15分の打矢の右サイド突破がファウルを誘い、このFKを古田(右)が蹴り入れて、左から工藤と鈴木健士が飛び込みましたが、
ヒロのFK
これもゴールを割ることができませんでした。

17分に、鈴木巧に代えて竹内を入れました。鈴木巧はさほど悪くはないんですが、なぜかそこを起点にしてボールを奪われる場面が多かったようです。

24分に上原(奥)が珍しく左を深くえぐってクロスを入れ、
やっと追加点
中央で古田(転げてる)が打ち、そのこぼれ球に右から金子が詰めて足で押し込みました。(2-1)
必要最低限の結果には辿り着きましたが、ここで十川に代えて菅原を同じ位置に入れました。

山の手は最終ラインを高く保って、まるで「フラット8」に見えるくらいコンパクトになっています。これを破るにはDFの裏への飛び出しであり、工藤の突進は効き目があります。
何度か裏を取られるとDFがズルズルと下がってしまうのが普通ですが、我慢してDFラインを高い位置に留まらせようとしています。
コンサはこの頃から古田も含めて3トップのような感じで攻めるので、我慢(スタミナや集中力)にも限界があり、だんだん山の手のマークを外せるようになってきました。

34分の工藤らしい突進(ボールを止めてるのでノーファウル)
ミツの体当たり攻撃
今日も、後半はシュートの嵐ですが、なぜかGKの守備範囲へ打ってしまいます。しかし、山の手の落城は時間の問題と思われました。

38分に鶴野(右端)が右寄りの裏へ突破し、中央を見ながら狙いすましたクロスを入れると、
ごっつぁん
金子は左から合わせて押し込むだけの作業でした。(3-1)

42分に古田が切り込んで至近距離からシュートしましたが、見事にはじかれてCKへ逃れられました。
はぢく

43分に、後方からの浮いたフィードがDFとGKとの間に飛び、工藤が勢いよく走り込んでループを打つと、
ミツループ
ボールはワンバウンドして枠に収まりました。(4-1)
私の目からは工藤の位置がオフサイドに見えましたが、副審は後方に置き去りにされていたので、お咎めはありませんでした。

旭川実業の得失点差を上回る結果で勝てました。
終了


遠方から集まったギャラリーにも挨拶します。
あと6勝

第3節を終わって、コンサは全勝で首位をキープし、得失点差で旭川実業、北海と続いて、1敗した室蘭大谷が4位になっています。
次の第4節までは間が開き、6月8日(日)14:10から北星大学附属高校との対戦が、室蘭市入江運動公園の多目的グラウンド(プールの横)で行われます。



post by 雁来 萌

23:51

闘う若梟 コメント(0)

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