高円宮杯(U-15)全道・準々決勝

2007年09月20日

前日に続いて、高円宮杯(U-15)全道大会の準々決勝が士別市の「つくもサッカー場」で行われました。

ヘリポート
キミタチ、そこは非常用のヘリポートだっちゅうに。


コンサ旭川(6-1)浦幌中学校
第1試合は、昨日と同じく10:50から始まりました。この試合に勝たないと、兄弟対決は叶いません。(と煽ってみる)
天気は曇りで、オホーツク海高気圧からやや冷たい風が吹いてきます。もう、夏じゃないんですね。

浦幌中
浦幌中(赤/紺) vs コンサ旭川(白)(2007.9.17:士別)
スタメンは、GK:宮崎、DF:越川・大沼・河本・宮本(恭)、MF:小澤・山田(陽)・山室・前田、FW:石岡・山田(海) と、昨日と同じメンバーです。

前半はやや向かい風ですが、開始1分にシュートを打つなど、積極的に攻めます。
石岡
13分の越川の右クロスはクリアされましたが、越川が再び拾ってクロスを入れたチャンスでのこぼれ球を、石岡が右足に当てて打ち込みました。(1-0)

シュートは数多く打ちましたが、枠を外れたりキャッチされたりCKへ逃れられたりで、なかなか追加点を上げられませんでした。
前田
やっと31分、越川のフィードから小澤が右クロスを入れ、左寄りに詰めた前田が右足のアウトで枠に押し込みました。(2-0)
前半はこの2点だけでしたが、特に危なげは無かったようです。
 

後半開始時に、前田に代えて大野を入れ、石岡に代えて山下を左サイドに入れて、小澤がFWに上がりました。
6分に越川が左足を痛めたようで、代わって志摩が入りました。
その志摩が入っていきなりロングシュートを打ちましたが、上へ外れて行きました。

大野
9分に得た右CKを志摩(右端)が蹴り入れると、クリアされたボールが運良く大野に渡り、大野(中央手前)が左隅へ蹴って追加点を上げました。(3-0)
10分に、山田(海)に代えて阿羅が入りました。

小澤
17分のチャンスに、ゴール前で小澤(左)が振り向きざまにシュート、体のアクションが緩やかだったので威力が無いかと見えましたが、右上隅へ飛んでGKも取れませんでした。(4-0)

失点
今日は楽勝できるかと思われた19分、相手の右CKのボールを頭で叩き付けられ、失点しました。(4-1)
20分に、小澤に代えて河原を左サイドに入れ、山下がFWに上がりました。
32分には、宮本に代えて那須を入れました。まだ足の故障が完治していないようですが、元気に走り回っていました。見てる方はヒヤヒヤかも知れませんけど。

山下
33分に山下がドリブルで独走してシュート、嫌なムードを変える一撃になりました。(5-1)
ここで山田(陽)に代えて金山をFWに入れ、山下がボランチに下がりました。

36分に志摩が右をえぐってクロスを入れ、阿羅が打ったシュートははじかれましたが、
金山
交代して入ったばかりの金山がこの後に左から詰めて、こぼれ球を押し込みました。(6-1)
金山や西垣は小柄な選手なので、普段の試合では大勢が決まった後でしか交代出場できず、チャンスが少なくて気の毒です。
しかしその金山が、出場した途端に得点できたことは、身内のことのように嬉しかったですよ。

ここで山室に代えて西垣を入れ、GK以外の交代枠を使い切って終わりました。

これで、次週に札幌で行われる準決勝に進むことができました。
思えば苦節4年・・初年度は「何とか1勝を」、2年目は「タイトルを一つ」、3年目は「旭川地区代表」、そして今年の4年目は「圧倒的な強さで旭川地区代表・全道大会上位」と、一歩ずつ着実に進んで来たように思います。


コンサ札幌(9-1)LIV FC
第2試合は、昨日と同じく14:30から始まりました。
せっかく旭川が勝ち上がって兄弟対決にリーチをかけたのに、ここで札幌がコケてしまったら笑い話にもなりません。

札幌-LIV
コンサ札幌(赤黒) vs LIV(白)
スタメンは、GK:松原、DF:松浦・工藤(直)・中山、MF:山口・永井・西田・中川・荒野、FW:近藤・三上 と、今日は中川が先発しています。

やや追い風のせいもあってか、リーヴは守ってカウンター狙い、というコンセプトらしく、深追いしてきません。その分、パス回しが楽で、ワンツーどころかワンツースリーフォーあたりまで繋いで崩せます。

荒野
7分に西田からのパスを受けた荒野(左奥)が、豪快に右上隅へ打ち込んで先制しました。(1-0)

近藤1
11分には中川(左端)が突破して近藤へパス、同じように左奥から右隅へ打ち込んで追加点になりました。(2-0)

近藤2
13分には西田と山口とのパス交換から、最後は近藤(Pアーク中)が打ち込みました。(3-0)

近藤3
18分には中川が左からクロスを入れ、近藤(GKの左)が足を伸ばして押し込みました。(4-0)

失点
着々と点差を広げようとしていた19分、工藤が倒されてボールを奪われ、独走を許してGKも防げずに失点しました。(4-1)
どうも昨日から、札幌・旭川とも4点差になると油断してしまうように見えます。

気を取り直して攻撃を続け、三上が前線でポストになってキープ、ボールを散らす役を果たしますが、得点までには至りません。
 

後半開始時に、松浦に代えて羽石を入れ、山口がDFに下がって4-4-2に変えたようです。

三上1
何分だったか記録が無いんですが、山口がオーバーラップしてクロスを入れると中央で近藤がスルー、受けた三上が振り返ってシュート、ゴール左寄りへ入りました。(5-1)

三上2
12分には、中川の左クロスに三上が足を合わせて打ち込みました。(6-1)

15分に中山に代えて金子、中川に代えて室田が入った直後の16分、
羽石
右CKからのこぼれ球を羽石(右奥)が打ち込みました。(7-1)

この頃、リーヴの舛澤 翔くんが右CBに入りました。彼はU-12の出身者で、リーヴには他にもU-12OBの北田 恵太くんや盛永 拓真くんが登録されており、盛永くんはピッチ外で見かけました。

21分に、永井に代えて工藤(健)、荒野に代えて菅野、近藤に代えて菅谷が入りました。

三上3
26分に、三上が相手のパスをカットして打ち込みました。(8-1)

27分に三上がPA内で倒され、
三上倒される
このPKを三上が左隅へ打ち込んで(9-1)としました。
三上4
体格の良い三上の突進を止めるには、ファウルするしかないのも事実です。

ここで山口に代えて福島、三上に代えて嘉藤、GK松原に代えて蔵谷を入れ、交代枠の9人を全て使い切りました。
31分の相手の突進を羽石がPアークあたりで倒してしまい、てっきりイエローカードと思いましたが、FK以外のお咎めはありませんでした。
このFKは上へ外れ、大量得点差を保って勝ちました。

これで、間違いなく、遂に、夢の兄弟対決が実現する準決勝は、9月22日(土)の12:30から札幌アミューズメントパークで行われます。
トップチームの湘南戦とか、高円宮杯全日本ユース(U-18)の決勝トーナメントも、もちろん気になりますが。(←取って付けたように)

前日の夜は眠れるのか心配になると共に、どちらか一方が負けなければならないという宿命が恨まれます。

七飯会場から勝ち上がった準決勝は帯広FCSSSとの対戦になり、22日(土)の10:00からSAPで行われますが、この対戦は奇しくも昨年の決勝戦と同じカードになりました。

そして決勝戦は、23日(日)11:00から同所で行われます。


T’sハウス 高橋建設
士別市内に、建設・不動産業「T'sハウス 高橋建設株式会社」というサポートシップスポンサーの会社があり、スポンサー証やフラッグを掲げてありました。国道に面しているので、イヤでも目に付きます。(別にイヤじゃないけど)

札幌まで、休憩を除くと実質4時間半の運転、しかも途中から雨・・帰り道は遠かった。来た時よりも遠かった。



post by 雁来 萌

23:22

闘う若梟 コメント(0)

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