三浦さん、江尻さん、手倉森さん

2006年11月28日

今朝の北海道新聞に「三浦俊也・現大宮アルディージャ監督に、コンサドーレの次期監督を要請へ」の大きな見出しがありましたが、果たしてどうなんだろうか?と考えると、そもそもコンサドーレは何を目指しているのか?に行き着いてしまって、頭の中が堂々巡りになってしまいます。

この先、向かおうとしているのは-絶対にぶれない軸になることは-、柳下監督のアクションサッカーなのか?何がなんでもとにかくJ1昇格なのか?もっと言えば、何もしなければ補助金打ち切り等々で破綻は明らかな中で、クラブの経営をどうしていくのか?それがあって初めて、経営立て直しの手段として、アクションサッカーで観客を感動させて共感するスポンサーを集める、内容はともかく勝つことで観客を集めてスポンサー営業の武器にする、などなど、来季、どういうチームを作っていくのかがあるわけで、先日の試合のゴール裏に掲げられた「ビジョン」ってのは、だから、とっても重要なんですよね。

ビジョンなんだから、何が正解か?は誰もわからなくて、決めて提示してもらわないことにはどうにもならん。

と、愚痴を書くつもりではなく、新聞紙上で名前の上がった三浦氏、江尻篤彦氏(昨日のスポニチ)、手倉森浩氏(同)はどうなんだろう?って話です。

江尻さんといえば、1993年のドーハの悲劇のときの代表チームに都並の代役として選ばれた(が最後は三浦泰年や勝矢がサイドバックやったりしたんですよね、たしか)ぐらいしか印象がなくて、まあ、逆にいえば、それがあったから「え~じり おー え~じり えじりあつーひーこー」って歌でかろうじて記憶には残っているんですが、その程度の認識しかないです。

手倉森さんは、兄弟のどっちがどっちだかわかんなくなっちゃうことがあって、たぶん、僕の頭の中では、二人の実績がごちゃごちゃになってます。

三浦現大宮監督は…大宮を昇格させたといっても、大宮については、コーチをやって監督をやって、一度現場を離れて、戻ってまた監督をやって、ですからねえ。選手としての威光がない分、理論で引っ張るしかないという点では、若い選手の多いチームにはいいのかもしれないけれど、がっちり守ってバルデス&ジョルジーニョ、あるいはバレー&トゥット、最後に森田か若林を入れて放り込む、な~んて印象が強すぎて、そこそこは勝てるかもしれないけれど、柳下監督の遺産を継承できるかどうかは、うーん…という感じだなあ。

もう、ここまで来たら、実績のない新人監督のほうが、いいんじゃないかと思うんですがね。だからそれはクラブとしてのビジョンがないと合う合わないはなんともいいようがないのではありますが、柳下さんで3年やってきて結果は出なかった、この先には財政危機も待っているなら、まっさらな手倉森さんあたりのほうが、チームカラーに合うような気がするんです(実績も知名度もまったくないから、僕が現場の営業担当だったら「勘弁してくれ」と思うだろうけど)。

岡田さんの後任者の場合は、新人監督といっても、知名度バリバリにありましたから、あのお方と手倉森氏とは、比較にはならんですね。

現場経験のあるGMがいるわけではないコンサドーレの場合、ある程度の実績のある人がトップにいないと他チームからの人材獲得が難しいといった問題も出てきますが(横浜FCは奥寺さんが社長やってたことが大きいと思うのです<この話はまたいずれ、機会があれば)、もう、そういうこともスパッとあきらめて、やり直すってことで、どうすか?

なんか同じような話を2003年のオフにもしていたような気がするんですが…いや、過去のことは過去のこととして(忘れていいってことじゃないですよ!)、直面している現実から目を逸らさずに、厳しいことは厳しいこととしてちゃんと受け止めなきゃいけない。こんな状態になってもまだサポーターやってる人たちは、そのぐらいの覚悟は、できてると思うんですが、コンサドーレの場合は、成り立ちのときに地域や経済界を巻き込んでいて、(形だけかもしれないけど)ステークホルダーが多いから、そう簡単にはいかないのかな…

そんなことばっかり言ってないで、まずは最終節の札幌ドームに来てくれそうな人に声かけぢゃ!


post by issey11

10:47

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