featuring番外編 守備を中心に見た徳島戦

2006年06月11日

※本当は日曜の午前中にアップしようと思ったのですが、
 出張先がネットつなげず!
 あえなく今日になりました。
 やや賞味期限切れ気味ですがご容赦を。


土曜日、ふらりとドームへ行ってきました。

仕事で行けないはずだったんです本当は。
しかし中途半端に仕事の時間が空き、
午前11時半から午後4時まで暇になり…。

「行くしかない!」と思い行ったのですが、
なにせ仕事途中でジャケット・ネクタイという格好。
ゴール裏には行かず、SBホーム側で見ました。

今日の観戦テーマは「守備のバランス」。
ここに注意して見ていました。

以下雑感。
z-pressさんのような、皆さんをうならせるようなものでは
ないと思いますが、何かのご参考までに。


前半20分、1失点するまでの守備ブロックの作り方は悪くない。
きちんとセットできている時はさほど崩されない。
プレッシャーをかけ始める位置にも破綻がない。

ただ、
ブロックを崩してボールを奪いに行けない。
ボールを奪いに行くタイミングが決まっていないから、
誰もボールへアタックに行かない。
何となく相手の前に立っているだけ。
自分の持ち場を外して他のカバーに行くことも出来ない。
だから1箇所崩されるとそこから守備の建て直しが効かない。
これが「走っていない」という事だと思う。

それからさんざん言われていることだけど、
相手がサイドでボールを持っている時のプレッシャーがどうにも甘い。
これはサイドへボールを「追い込んでいる」のではなく、
「運ばれている」ことが最大の原因なんだけど、それでも甘すぎる。
芳賀・西谷がきちんとサイドでボールへプレッシャーへ行かない(行けない)ので、
中へ良いクロスが入る。それで失点が増える。
データがないので何とも言えないが、恐らく札幌の相手チームは、
入れたクロスを味方が触るパーセンテージが相当高いと思われる。

1失点目はそこを割り引いてもまあしょうがない。
徳島の羽地、でかいし。クロス-ヘディングまで相手が上手かった。

2点目はいただけない。
フッキが守備サボってぽっかり空いたスペースに石田が入りこみ、
そこから逆サイドに張っていた羽地へのパス。
DF池内のポジショニングがかなりいい加減だったことも重なり、
あっさり決められた。

本来あそこはフッキが石田へプレッシャーをかけに行くか、
フッキが空けた穴を砂川なり大塚なりが埋めに行かなければならない場面だが、
最初にも書いたとおり、ポジションを崩した時の修正が効かない以上、
フッキが守備をサボったことが失点の原因と言わざるを得ない。

後半は、2トップに加えて西谷が前線で守備をするようになり、
相手SBがボールを持って攻撃を始めようとするところへ
プレッシャーがかかるようになって
守備が安定してきた。
2失点目のところでも触れたが、
フッキが一度フォアチェックに行くと帰ってこないため、
相手左SBはフッキをいなした後やりたい放題だったのだが、
それができなくなった。

守備能力が決して高くない西谷が
WBとしてサイドで守備をすることについては、
以前から相当不安があったけど、
こうやって守備の時には前線に張る形にして、
ボランチは左に大塚を置き、
サイドのケアをある程度やってもらうことが良いのかも。
(前線への守備はある程度真面目にチェックへ行ければそれで合格です。
2列目より後ろは、パスコースを読んだり、
逆サイドにボールがある時のポジショニングを考えたりと
何かと大変。)


PKをもらえたのは確かにラッキーだったけど、
後半はPKのきっかけとなるFKをもらうまで、
守備が非常に良く機能していたので、
決して審判に助けて貰ってだけの勝利ではないと思う。

最後に。これはどうしても書いておきたいこと。

PKやり直しだけど、あれはGKが可哀想。
前節、仙台の高桑がPK2回やり直しを喰らったが、
あれは確かに高桑の前へ出る動きが早すぎた。
今回はそこまで早くない(というか、俺は早いとすら
思わなかった)と思った。
どっちかっというとやり直し後の2回目が
明らかに早かったけどね。

問題点はまだまだ山積みだけど、
この試合が今後復活へのきっかけになることを願って。


post by chiya

00:46

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