2008年01月08日

新しい本をさっぱり購入していないので、相変わらず本棚をスライドさせながら
すぐにストーリーを思い出せない本を手に取る。

先日スペインのことを少し書いたので また読んでみたのだが 面白かった。
逢坂剛著の 「熱き血の誇り」 。
そうだ、これだ。
これを読んでフラメンコやフラメンコギターに憧れたんだ。
著者の勝手な思い込みから出た言葉かもしれないが、
日本人は スペインの人ですら感じることが出来ないほどの感性でもって
そのリズムや哀愁、魂の叫びを わかるらしいというのだ。
そのようなことが文中に書かれていた。 それだ!
わたしは わかるのかもしれない! 新年早々 鼻息が荒くなってしまった次第。
実際に聴いたことないんだけどなまだ。

そして今年になってから 読んだつもりで読んでいなかった文庫ハケーン。
マイクル・コナリーの ハリー・ボッシュシリーズ。
(なんか、去年の今頃も同じ著者の本のこと書いた記憶がある・・・確認するのが怖い)
やっと、ハリーが 戻るべき家を見つけた。
ストーリーもとても楽しめたけれど、ハリーの幸せが一番嬉しかった。

星新一のショートショートも本棚に数冊あったので トイレ本へ昇格させておいた。
まさしく ぴったりな本だなと 我ながら満足。

お正月に読んだ本を考えていると 忘れられない本がある。 内容忘れたけど。
それは、まだ一人暮らしをしていて仕事をしていた頃の若かりしある暮れから
どっぷりと読んでしまった・・・。
魂がどこかへ行った・・・。 加賀乙彦著 「宣告」 
あのお正月 わたしは 地底にいたような気がする。
今でも 「なんだって正月にそんな本を!」 と思うが 習性なのかもしれない。
ハレていると暗闇を見たくなるような(笑) ハレ=晴れ じゃない、たぶん。

本屋さんに行ったなら衝動買いしてしまいそうなので行かない。
今は 今季のコンサ資金のため 本的節約だけでもしようと思う。
さて 何を読もう。


post by aru

12:54

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