2006年05月02日
おそらく、オフィシャルブログ史上最高の長文と思われる。 分けるのもめんどくなったので、そのままいく。 物好きな方のみ、「続きを読む」をクリックして下さい。 いや、別に読まないでもいいです。 追記。
宿に着く。駐車場は隣のコンビニと兼用。 うむ。 チェックイン。もちろん案内などなく、一人鍵をもらいエレベーター に乗る。3階。廊下に布団の山があるが何故か。わからん。 部屋に入った。 ショ、ショボイ・・・落涙。 素泊まり5200円、前払い。チェックアウトはのんびり12時だから 良いか・・・良いのか? とりあえず見回す。天井のしみ、ユニットバス。 ベッドに座る。 他に椅子が見当たらない。 おもむろに飾ってある風景画の後ろをのぞいた。札はなし。 何やら中途半端な棚があり、一番上の引き出しを開けてみる。 無駄に広い引き出しには、湯のみと浴衣の帯。ふむ。 ベッドの頭のあたりを見る。一番最初に目をひいたのは日ハムの ティッシュだ! なんで日ハム?なんでなのー。 電話はダイヤル式。 ちっさな湯沸し器に煎茶がひとつ。 水は? いいや洗面所の水で! やけくそモード。 クローゼットなどあるべくもなく、壁にハンガーがある。 ベッドの足元の真上にあるテレビ。14インチくらいか? ふつーの目覚まし時計がカチカチカチと秒を刻む。 負けたんじゃ!おのれー! どーせ、他のやつらは(失礼)シャワーでも浴びてこざっぱりと しているに違いない。 あたしにゃ、そんな時間も心の余裕もないさ。 しかし、足だけ洗ったさ。ソックスだけ変えたさ。 メールで住所を告げたら、あっちゅーまにロビーに着いた二人。 何故かしら! 「お願いだから上がってきて!部屋を見て!」 訪れた二人は、気の毒そうに私を見る。 500円の差で、「ごめん、我々のホテルはすごくいい・・・」 申し訳なさそうに言う。 いや、いいんだよ。 気を遣わせてすまなかったね。 「ま! 飲みに行こうや!」 あいよー。スリッパのまま外に出たよ。 2,3人で飲むという触れ書きだったのだが、何やら6人集う! ひえ~あんま人と知り合うのは苦手なんだよー。 ところがどっこい、皆さまとっても素敵な方たちで、感激しました。 けっこうなサポ暦、及び、アウエーの猛者たち。すげー。 古くさーい選手たちの名前やエピソードにはなんとか反応出来た。 まあ、注文するものも乙なものばかり。 「モツ」やら「レバー」やら「塩辛」やら「タン」やらなんだらかんだら。 食べられないものばっかり(情けない)。 負けじと己が食べられるものを注文する。楽しかったなあー。 あっという間に時間は過ぎ、0時近くにお開きとなる。 またね!またね!と握手する。「じゃ!」 え?みんなそっち?私だけこっち? マジ? ちょいとふて腐れたが子どもじゃあるまいし。 美しくも華麗に別れを告げる。 むっちゃさみしい・・・まだ、物足りない・・・。 それに、戻る場所といえば・・・。いやだ。まだいやだ! 一人で反対方向に向かいながらふと見ると、何やらよさげな居酒屋発見。 普段なら出来ない行動ではあったが、まだ宵の口だ。あの部屋にはまだ もどりとうない! その一心で、果敢にのれんをくぐる。 威勢のいいお迎えの言葉にすっかり気を良くしてカウンターに一人座る。 端っこのほうに背広姿の中年男性2名が相当出来上がっている。 私のコンサマフラー(まだしてた)を見て、 「おお!コンサドーレの試合行ったんかい?」と反応して下さった。 「コーンサドーレ!ちゃちゃっちゃちゃっ!」とコールする。 え~~~わかって下さいました?そうなんですよおー! 「負けたんかい」 はいよはいよ、負けましたよ!だからやけ酒ですよ! 「それにしても、よく一人で入って来たねえ!勇気あるよ!」 この一言が私の舌を滑らかにしたのであった。 いえね、ついさっきまで別のところで飲んでいたんですよ。 でもね、まだ足りなくて。 実はね、泊まるところがアレでね、なんつーか、まだ、ほら、帰る気に なれないって言うんですか?そんな感じでついね。 それこそ空気を読めなかった自分は激しく社会人としての素質なし。 今、思えば、流れていた空気が少し止まったような気配もあった。 それでもほとんどの会話は真面目なスポーツの話であった。 マスターとその男性2名は同級生で、野球とバスケをこよなく愛する 人物であった。 コンサのことに関しても、 「北海道にコンサというプロチームが来なかったら、日ハムだって 来なかったよ。北海道でスポーツ文化が育まれていくのが嬉しい よね。バスケのほうも頑張ってるし」 そんなことを大いに語った。 女将さんのご主人と息子さんはコンサが大好きでよく札幌に試合に 来るらしいこともわかった。嬉しくって、今度お店の改装をすると聞いた ので、買ったばかりのコンサのバンダナを、どこにでもいいから飾って~ と無理矢理受け取ってもらいました。 「絶対飾るから!有難うね!」と言って下さった。 チューハイ何本飲んだか忘れた。途中からカルピスをちょいと足してくれ たんです。「少しね、これ足すと美味しいの!試してみて!」と出された ものは、とーっても美味しかった。 「カルピス代上乗せ料金?」とちゃっかり聞いてから、その後はカルピス 入りを注文。お刺身やら、もずくやら、冷奴なぞを食す。うまー。 もう盛り上がってきて、そのお店の札幌支部広報担当にさせられ、 箱ごと(50本入り)の店名入りライターを受け取った。配れと。はい。 で、近くにいた方の男性と仲良くなりお喋りしていました。 私が喋るのを「うんうん」と実にカウンセラーのように聞いて下さるん です。何者だろう?ふと感じた私は 「土曜日に背広着て、お仕事だ ったんですか?」と問うた。 酔いも回ってきた私は追及の手を止めない。 職業当てクイズの様相を呈してきた。なのに、ちっともひっかかってこない。 「いやあ、無職のようなもんですよ(笑)」 そんな感じではぐらかす。 だから、言ってやったさ。 「そうか、実は無職で背広着て家を出て公園で時間潰すタイプか」 「そうそう!そんな感じですよ!わっはっはっ」笑う。 何者だ。 「それはそうと、泊まってるホテルどんな感じなのさ」と聞いてくるので 饒舌になった自分は、滔滔とよどみなく先に書いたような事を話した。 日ハムのティッシュに悲しんだことや、風景画の裏を確認したことなど。 「札はなかった?」 ええ、なかったです。でも、分解してみないとわからないかも、と言った。 とにかく、笑う笑う。受けまくってくれるので、テンションあがる。 そろそろ3時になろうとしていた。 「あらまあ、こんな時間だわ。帰ります~。楽しかった!有難う!」 お値段もグッド。来年も是非行きたいと思う。後ほど、お店の紹介します。 帰ろうとしたら、職業不明のほうの男性が「方向が同じなので送りますよ」 やおら羽織るスタジャンには「ファイターズ」の文字。 ホテルはすぐ近くだった。ホテル隣のコンビニでお茶を買いたかったが 店名入りライターの箱がくずれそうなので、 「すいません、ちょっと持っていて下さい!」と頼みお店に入る。 出てきたら、いない…。あれれー。 万が一と思い、己のホテルに足を踏み入れるとロビーに足を組んで ふんぞり返っていらっさった。 「あらまあ、有難うございましたあ。ここだってわかったんですね?」 という私に、「ええ、まあ」とにっこり笑って 「これも何かの縁ですよ。函館を楽しんで頂けたら幸いです」の言葉と ともに差し出された名刺。 ここまで読んで下さった皆さま、有難うございました。 途中で気付かれた方もいらっしゃるかと存じますが、そういうわけでした。 謎の人物はそのホテルの支配人であられました。 「も、も、申し訳ございません!!!」 後の祭り。 「いえ、お客様の直のご意見を聞くことが出来て嬉しかったですよ!」 「す、すみません!」 ほうほうの体で自室に戻る。なんもしたくねー。ぼやーっとしてると空が 白々と明けてくる。やばい、寝なきゃ!爆睡。 目覚めた。9:45分! どっひゃー!確か確かお二人が迎えに来てくれる のは10時だった気がする! 「今、起きました!すんません!」 とメールを打つ。 5分もしないうちに 「ロビーで待ってますからごゆっくり~」と…。 なんか、あせりまくりお湯でざばっと洗顔、歯磨き、お化粧!着替え! もう運転はひとさまに任せ、どうにでもしてくれや~という気持ち。 ラッキーピエロに行きました! おおお、なんだか、内装に凝ってますねえ。我々が行ったところは 映画バージョンでした。ビビアン・リーの写真が大きく飾られていました。 天井には懐かしき映画のパンフレット(?)が沢山飾られていて。 全店行くのも楽しそうなお店でしたよ。 私はハヤシライスを食べました。美味しかったなあ。 他人の運転というのは(あ、夫のもだ)、酔いやすいのが常なのだが、 いやあ、快適でしたよ。運転手さん、有難う。運転上手いね~。 しかし、早すぎ。あのクルマでのMAXを出しやがった。 おかげさまで、じっくりと車窓の窓からを堪能出来ました。いいものだ。 有珠山のパーキングで休憩。有珠山の写真を撮ろうと構えていたら 「あ、赤黒のバスだ!」と言われるもんだから、そっちも撮ろうとしたら 全然違った。しかたないので、マフラーを振り回した。 帰ってきて確認したら、有珠山の写真なかったよ…。 コンサな人達も数名見かけた。お疲れ~。 お一人の方のお宅に初めてお邪魔させて頂きました。 巨大ドーレくんに感動し、羽だか尻尾だかわからないが、全身をくまなく 観察して感動してきました。 素晴らしいマッサージチェアーがありました。 「気持ちいいよー 座ってみな」 と勧められ座る。 何モードだか忘れたが、丁度強烈なもみほぐし状態に入った時に そのお宅のご主人様が現れました。こっちは機械にがんじがらめ。 寝っころがって唸りながら 「あ、初めまして…あぅ…○○と申します、 あああっ」 そんな初対面(涙)。 失礼しました。 あとは札幌へひたすら走る。快適なドライブでした。 私が一人で行った居酒屋。 函館市本町10-13 居酒屋 こざる 改装されてコンサのバンダナが飾られることを祈る。 函館よ。楽しい思い出をいっぱい有難う。
なかさん
Re:函館日記完結
2006-05-02 00:33
長いな~と思いましたが、意外とすんなり読めました(笑)さすがaruさん。楽しかったのがしみじみと伝わってきました。函館に行くことがあったら、「こざる」行ってきますね。行ったら報告させていただきます。
みせすの森
Re:函館日記完結
2006-05-02 00:30
初めまして!長文お疲れさまでした_〇/│_いやぁ~疲れましたぁ_| ̄|〇(笑)おかしいやら感動やらで私の目から涙が溢れてしまいました(ρ_;)今色々な所でコンサの輪が広がっていくのを感じています(σ≧∀≦)σとっても楽しいブログありがとうございました(^O^)/来年もそのホテルを是非!!
まりりん
Re:函館日記完結
2006-05-02 00:31
1からずーっと読ませていただきました。 いや、最高です。深夜パソの前で笑わせてもらいました(失礼) 楽しい旅行だったのが伝わりました。 来年、函館行きたくなりましたよ!
みかんちゃん
Re:函館日記完結
2006-05-02 01:01
姉さん、楽しすぎます(>_<) 私も負けず劣らず長い文書きましたよ! 前編は朝アップします!良かったら読んでくださいねぇ\(^o^)/ でも…姉さんほど、面白い文ではない…^^;
yasu
Re:函館日記完結
2006-05-02 02:07
いや~ 楽しませていただきました! 満足!満足! やっぱり 何かを引き付ける天性の物を持ってますね 1泊の しかもコンサ観戦で行った人に これだけのエピソードは そうそう訪れません(笑) 今回関わった人達にも きっといい思い出になっていることでしょう! そうそう なが~いコメントのなが~いお返し(笑) ありがとうございました 後悔・・もとい 公開交換日記は照れますな!(冗談に照れてどうする!!) 率直な気持ちを伝えていただき 自分としてもコメントして良かったと思います これからも よろしくお願いします!
とん吉
Re:函館日記完結
2006-05-02 06:30
>おもむろに飾ってある風景画の後ろをのぞいた。札はなし。 普通しません。 ホテル支配人の話は笑わさせていただきました。 ほんとにaruさんは面白いね(笑) 次回作期待してます。
よっさん
Re:函館日記完結
2006-05-02 08:35
(爆)風景画の後ろ・・そうですよね~~しませんよ!・・(涙笑) 姉さん(私は12月生まれなので確率的にaru姉さんだろうと推測) にしても、行く先々に事件が起こるサスペンスの女王のようですね 「こざる」行ってみたいわ・・覚えやすい名前だし(^○^) スペシャル長文ブログ・・帰宅してから読もうと思ったけど 我慢できずに見ちゃった・・おもしろい!!
暢気
Re:函館日記完結
2006-05-02 08:31
先生!! まだ書き足りてませんよ!!(笑) また珍道中をよろしくお願いいたします。
りょうぼ。
Re:函館日記完結
2006-05-02 10:30
風景画の後ろは、確認します。私も・・。お札みつけるか、御札みつけるかビビリナガラになりますけど。aruさんー。函館ツアー楽しかったのですね。私もきっと、ひとりで居酒屋いっちゃうくちです。コンサのマフラーしていてよかったですね。土地土地で知り合うかたは、旅を華やかにしてくれますね。 ラッキーピエロでハンバーガー食べたいし、塩ラーメンも食べたいし。くだもまきたいしー。いいなーaruさん。
dolekun
Re:函館日記完結
2006-05-03 02:38
気づかぬうちにaruさんワールドへ引き込まれてしまう文章力、恐るべし。 私もなんだか後部座席に座っていたような気分。 次の○○日記が待ち遠しいわい。
去舟庵海人
Re:函館日記完結
2006-05-03 09:00
北海道なのにアウェイ体験できる楽しさが北海道にはあるんですよね。 ですから本当のアウェイ体験が更に楽しい。 実はアウェイなのにホームと同じ人たちがいるのですが。 コンサにはまっているからこその体験、やめられませんですわ。 ではでは、厚別へアウェイしてきます。
aru
Re:函館日記完結
2006-05-05 13:32
物好きな皆さまに心から御礼申し上げます。 本当は「アンタも好きねえ 笑」と言いたいところですが。 >みせすの森さん ようこそお越し下さいました。有難うございます。 疲れさせてごめんなさい_| ̄|〇。だから読まなくていい って書きましたでしょー(笑)。 でも笑って頂けて嬉しかったです。実は笑顔を見るのが 大好きなんです。そのためになら馬鹿にでもなります。 あ、もともとでした(^^; どこでどんな出会いがある かわからないものです。来年もですか!うう・・・乗りかか った船だ。来年も泊まります。決意表明。 なかったりし(略)。 >まりりんさん よく読んで下さいました。笑ってやって下さい! 笑われてなんぼの商売ですから(無職)。 良かったですよ、函館。私も大好きになりました。 >なかさん 長いでしょ。もうね、だんだん長くなってきています。 まとめる能力がないんです。困った・・・。 是非「こざる」行ってみて下さい。スポーツの話が出来る 居酒屋ですよ! >みかんちゃん 読みましたよー。でもコメントするのが申し訳ないほどの 数なので遠慮している私です。汲み取って下さい! もう、みかんちゃん夫婦のパワーにはこの私ですらついて いけません!まだ続く旅。楽しみにしてまーす。 >yasuさん 満足して下さって有難うございます。いやあ、きっと皆さ んもエピソードは沢山おありだと思いますよ(笑)。 それを逐一書くか書かないかの違いではないかと(^^; 公開交換日記は後の祭り。書けてすっきりしました! >とん吉さん え~~普通しますでしょ!てか、そのような宿に泊まった ことがないんでしょうね・・・したくなるような所ってある んですから!次回ですか・・・。仙台日記になるかな? 頑張ってみます。 >暢気さん 書き足りてないですか? えー。あれ以上何があったのか さっぱり思い出せません。何が足りないのかおせーて下さ ませよ。 >よっさま そうですか、そうですか。学年で言うと私のほうが上だっ たのですね。不覚であった。バカボンの父より私は年上 だったのか・・・なんか泣きそう。 私は片平なぎさですか!それとも市原悦子ですか! まあ似たようなもんだ。「こざる」行きなさい。 >りょうぼ。さん やっぱりね。りょうぼ。さんなら見ると思いましたよ。 ふふふ。出会う人があってこその旅ですよね。それを痛感 してきました。くだを巻きたいときは誰にでもあります。 なんか本音を垣間見たようで安心しました(安心かい)。 お手紙差し上げたく思いましてね。3日にHFCに電話して みたんです。「りょうぼさんにファンレター書きたいん ですけどそちらでいいですか?」って聞こうと思って。 そしたら、録音の音声が流れてきたんです。休みだって。 試合の日に休みなんですかー。書きますので届きますよう に・・・。 >dolekunさん なんですか、そのワールドって。褒められているのか、 呆然とされているのかわかりませんが、褒められているの だと解釈いたしました。 ああ、そういえば、dolekunさんが後部座席にいたような 気がします。 >去舟庵海人さん そうですよね。ほんま、でっかいどーほっかいどーです。 内地(笑)ならこれくらい走れば県をまたいでしまえるん じゃないかと思うんですがね。 あはは。そうみたいですね。アウエーなのにホームの人間 に多数出会うらしいみたいで愉快でたまりません。 今年は行きますよ! で、厚別のアウエーはいかがでしたでしょうか。 って、ご親戚の方を連れて行かれたようですね。偉い! 皆さま、ほんま、有難うございました。
プロフィール
HN aru 聖地厚別在住 旭川市出身 *変わらず当たり前 1964年生まれ *いい年齢になってきました 性別 ♀ たぶん *まだそうだ!たぶん 厚別・函館・室蘭ゴール裏 ドーム Gシート *今 違う 夢(妄想)・HFC最高幹部次席付電話受付係りなにそれ *ちょい自信なくなった(本気だったのか?!) 特技・ブログの文章が長すぎること *書けば長いのだが・・・
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