2005年11月17日
机を整理してたら「背番号12の日々」と書かれたうちわがでてきた。初めてこの文を見たのは
確か2000年の遠征先(新潟?)だったと思う。有志の方から北海道の新聞に掲載されたサッポロビ
ール広告のコピーが配布された。それが「背番号12の日々」。何とも幸せな気分になる名文だ。
読み返したくなる時が必ず来るのでここに掲載しておく。5年経った今でも私は泣ける。
というか入力しながら泣いた。
初めて読む方はじっくりと。読んだことある方も改めて読んでみて欲しい。
そして自分の気持ちを確認し試合に望むべし。
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背番号12の日々
室蘭には、何度も足を運んだ。函館にも行った、仙台にも行った、九州にまで、行った。
1997年10月22日優勝の日、人目をはばからずに泣いた。1998年12月5日降格の日、もっと泣いた。
初詣は、家内安全と勝利昇格を祈願する。車にステッカーが貼ってある。タイヤカバーにエンブ
レムが描いてある。ステッカーを貼った車を見ると「よっしゃ」と思う。月寒に雪割に行った。
飲み屋の親父に「どーなの、今年は?」などと聞かれる。衛星放送に加入した。勝った日は大谷
地駅までニコニコ歩く。負けた日は無言でトボトボ歩く。メガホンを3つ壊した。試合の翌日、
良かったねーとか、残念だったねーとか言われる。コンサート、という文字につい反応する。赤
黒のデザインに反応する。飛行機はあれしか乗らない。北海道土産は必ずあれにする。宝くじが
当たったら半分は寄付する(つもり)。家族みんなでレプリカを着て地下鉄に乗る。娘が、ドー
ルズになりたいと言っている、なったらうれしい、と思っている。ゴール裏で友達ができた。ゴ
ール裏で出会った人と結婚した。スタジアムでは、よく通る声で知られている。裸になることで
知られている。ツボを押さえた(?)ヤジで知られている。月曜日は声が枯れている。勝った試
合のビデオは2回見る。負けた試合は早送りで見る。見ないこともある。メモ帳に結果を記入し
ている。インターネットで熱く議論する。仕事の途中で、練習グラウンドをのぞく。出張はアウ
エー試合にあわせようとする。いろんなバッグにカンバッヂがついている。すべてのスケジュー
ルは試合を中心に決める。そしてふと考える。北海道の人みんながこんな気持ちになって、こん
な生活をしてくれたらいいなと。
さて今日も、クラシックを飲みながら私は思う。私はこんなに夢中になれるチームがある。心か
ら応援できるチームがある。私は幸せだ。がんばれ、コンサドーレ札幌。勝つぞ、コンサドーレ
札幌。私が、ついてるぞ。
11人の男たちに乾杯。12番目の自分に乾杯。北海道に乾杯。
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・・・
*札幌に帰省の際必ずクラシック飲んでます。実家でも厚別でもドームでも。
全文無断掲載お許しください>サッポロビール様
アナベル
Re:「背番号12の日々」は名文
2005-11-17 12:40
「名文」 同感です。私も、2000年前後の札幌サポを表現するに、これ以上のものを思いつきません。 最近はサポも多様化したかな?それと日ハムの移転で札幌のプロスポーツ環境も変わってきましたから・・・ 読みながら、涙目になってしまいましたよ。
ま・いっさ
Re:「背番号12の日々」は名文
2005-11-17 21:24
はじめまして。 自分がコンサと出会った時の、小さな感激とふくらむ思い・・それに共振する部分が、この文にあると思いました。 気持ちを原点に戻したい時、又読返してみようと思います。
プロフィール
石川県在住アウェイサポ。 JAL様お願いだから小松-千歳便就航して下さいねゴルァ運動展開中。 リンク、トラバともどフリーです
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