2007年09月14日
その1から続きます。
苦労して訪れたにもかかわらず、スカに終わった唯一の観光プラン。 自然現象だからどうしようもありません。 気を取り直して本来の目的地・ポカスタに向かうことにした私たち。 しかーし、きむちゃんの体調が思わしくない。 海岸沿いのくねくね道にやられてしまったのだ。 遠征バッグに常備してあった酔い止めを飲み、またもや路線バスでもと来た道を鳴門駅まで戻ることに。 薬が効いてか、きむちゃんぐっすり… 程なく鳴門駅に到着。 2年前の春に初めて来たとき、たしか競技場までシャトルバスがあったような… なんせそれ以来の鳴門駅だから、なんとなくうろ覚えだったんだけど… なくなってました。(T T) 駅前にあるバス会社の営業所で確認すると、やはりないとのこと。 そうか…なくなっていたのか。 まぁいざとなったらタクシーで行くか。たしか歩くとなると20分以上かかったような気がする… ところが、バスの営業所の人は言うのだった。 「歩いても10分くらいですよ。地元の人はみんな歩いて行ってるようです」 あれれ?そうだっけな? まぁ2年前の不確かな記憶だから…初めて歩く道は遠く感じるって言うし…また私の勘違いか。 ということで道順を教えてもらい、営業所を後にしたのだが…どうしても「遠かった」という感がぬぐえず、きむちゃんにタクシー案を持ちかけたが、よく考えるときむちゃんは乗り物酔いがやっと落ち着いてきたところだった。 タクシーって運ちゃんによっては酔っちゃうからな~それに日も少し傾いてきて風もそこそこあるし、じゃあいっちょ歩くか! ということで散歩気分で歩き始めました。が… やっぱり暑い。(- -; 市役所の角を曲がったところで駅からすでに5分。 あと5分でスタジアムに着くとはとうてい思えない(;;) くじけかけたちょうどそのとき、喫茶店を発見! フラフラと吸い込まれるように入ったその店の名は…『Zero』 今から思うとなんかいや~な名前(- -; こぢんまりした店内は、常連とおぼしきご近所の奥さまやおっちゃんたちで思いの外にぎわっていた。 片隅のテーブルに落ち着いて、クーラーとアンティークな扇風機の涼風にあたっていると元気が戻ってきた。 ひとごこちついてメニューを見ると…安い。 コーヒーが300円。しかもおかわり自由。 さらに、はちみつトースト300円。ワッフル300円。飲み物とセットだと500円。 食事メニューも一通りそろっていて、珍しいところだと「そばめし」400円。セットだと600円。 この安さとサービスの良さは何なんだ?? 疲れていたのと、ちゃんと食事してなかったのとで、ついフラフラと… はちみつトーストセット(きむちゃん)とワッフルセット(私)を注文してしまった(^^; はちみつトースト。この分厚いトーストを見よ!4枚切りだね そしてワッフル!チョコレートソースとラズベリー添え 一口ずつ分け合って、はちみつの良い香りに喜び、ワッフルのほんのりした甘さに舌鼓。 甘いものって疲れてるときにはホント、リフレッシュになるね! 元気を取り戻したところで、お店の人にスタジアムへの道を確認。 私たち「サッカーを見に来たんですが、スタジアムはこの方向で合ってますか?」 店内一同「へ?サッカー?」 …へ?(・・) あのぅ…大塚製薬の時代からサッカーしているわけで…Jリーグに昇格してから2年たっているわけで…しかもここはスタジアム近くなんですが… 徳島ヴォルティスの知名度ってそんなもんなの?? しばらくの間、お互いに何を言っていいかわからない感じに沈黙が続き…ついに細身のおっちゃんが 「あぁもしかして野球場のところか?」 そしたらみんなして「あぁそういや運動公園があるね」「今日何かあるの?」 …(^^; 彼らの説明によると、マツヤデンキを右に曲がったらもうあとは1本道だという。そして言ったのだ。 「あと10分くらいだよ」 駅前で聞いたのより5分延びた…orz はちみつトーストとワッフルでパワーを取り戻した私たちは意を決して外へ出た。 休んだ少しの間にすっかり夕方の日差し。 これくらいなら何とか行けそうだ。 ところで今回、私はサポ友達から観戦チケットを3枚もらっていた。 招待券のそのチケットは、中止になったあの試合の日付入り… つまり延期試合に使えるのだが、いかんせん元の持ち主のサポ友達はやはり平日で来られない。 なのでありがたくいただいたのだった。 私たちの分を確保して、もう1枚。でも平日だから、知り合いサポさん達の誰が来られるかわからなかった。 そしたら函館の試合の帰り、行ける人が見つかった。その人とは現地で会うしかなかった。なので現地で、開場前に渡すということにしていた。 マツヤデンキを曲がったとき、開場時間まであと5分だった。 やばい、間に合わないかも。 マツヤデンキの曲がり角からスタジアムの照明灯が見えた。 よっしゃ、走るか! きむちゃんにしばしの別れを告げ(大げさ^^;)、荷物をしょいなおして独り走り出す。 しかし…照明灯が見えているのになかなかたどり着かない!(><) 田舎の1本道は遠いという…住宅地だったケド 走って走ってときどき歩いて、スタジアム(アウェー入口)に着いたのは開場時間から8分ほどが過ぎていた。 ごめん、Mちゃん。お待たせして。そういう事情だったの… アウェー入口をゴールとして。 マツヤデンキの曲がり角から走って(ときどき歩いて)13分。喫茶店から曲がり角まで5分。駅前から喫茶店まで8分ほど。 …てことは? 10分でないことだけはたしかです…(- -;
ここまで徳島着後3時間のできごと。おかしいなぁ。もっと時間がたってたような気がする(^^; てことで、その3へ続く。
プロフィール
東京の西、山の近くでコンサを応援している主婦「A小」。学生時代に旅行で北海道を訪れ、すっかり魅了される。初めてサッカーを見たのは、94年・W杯アメリカ大会。九州旅行の帰りのフェリーの衛星放送だった。その後コンサ誕生を知り、旅行がてら各地に試合を見に行き始め…。当初はサッカーに興味のない夫を置いて一人で出かけていたが、彼は2007年にわかに「各地のウマイもの」に目覚め、その飽くなき食欲と舌を満足させるべく、妻にくっついて遠征を始める(ただし留守番の猫が心配なので宿泊ナシの日帰り)。個人的にFC東京にはいろんな意味で負けたくない。
最新のエントリー
月別アーカイブ
コメント
検索