忘れたい。でも忘れられない徳島行き・その1(第28節 vs徳島・ポカスタ)

2007年09月14日

明日からいよいよラストスパートの第4クールが始まる。
それまでに徳島に行ったことを書いておこうと思ったのに、書くことがたくさんあって(私のまとめ能力もないから)書ききれず…
もう時間切れだ~(半泣)
なので途中だけど載っけちゃいます…


言わずとしれた、台風で中止になったあの延期試合。日程が決まってみれば、なんと平日。
魔の3連戦が、魔の4連戦になっちまった(- -;

あの日台風接近の中、危険を冒しつつ徳島入りを試み、試合中止の憂き目にあって帰ってきた人たちは、また行けるのかしら…行けない人が多いのでは…となると応援は…

とかように心配したきむちゃんがまた私を誘ってくれて、話はトントン拍子にまとまり、再び「主婦サポ二人旅」ということになりました(^^)
二人で申し込むとツアーも安くなるし(^^;

というわけで、試合当日・お昼少し前に羽田空港に集合!
誰ですか「携帯持ったのぉ?」なんてニヤニヤしてる人は!ちゃ~んと持って出ましたよ~充電もバッチリさ!(b^^)

前回と違ってすんなり落ち合い、去年の浪費の成果遠征のご褒美、ラウンジのただビールで気合いを入れる。
そして乗る便は新型機!(^0^) 個人的にお初です。
翼の横の席だったので、尾翼みたいなちっちゃい翼が見えてちょっとうれしい(*^^*)
しかしまたもやデジカメを忘れたので画像なし…機内では携帯使えないし…残念…使えないのは私だ(;;)

搭乗直前にもう一人、平日だというのに徳島へ向かう知り合いサポさんを発見。
今回は深夜バスなどで徳島入りしている人もけっこういて、知り合いサポさんがいること自体はさほど珍しくはなかったんだけども。
同じ便に乗り合わせたこの方には、この夜は本当にお世話になるのです…

ところでこの日の関東地方は、北上してくる迷走台風の直撃を免れないだろうという気象状況だった。
また台風だよ~もぅ。四国は大丈夫みたいだけど、翌日の帰りがちょっと心配。
でも試合が出来ればいいのさ。試合さえすめばその後のことはまた考えればいいや。
迷走している台風が本州に近づくまでまだ時間がある。その間に飛んでしまえとばかり、予定通りに飛行機は徳島へ。

徳島へ着くとまずはお土産の物色。ヘンだと思う?いやいや…
明日は昼の便で帰京するので、お土産を買う時間が取れるのは空港になりそうだから。
土産物店は3店舗と少ないが、地元の面白いものが充実していた。帰りの買い物が楽しみ♪

一通り見て回り、気づくとバスの時間がせまっていた。
今回の旅ももちろん試合がメインだが、実は、そんな旅程の中で唯一と言っていい観光プラン、鳴門の渦潮を見に行くのだ。
きむちゃんの調べによると、空港から観光港(渦潮見物の船のりば)までは路線バスがあるという。そのバスが空港を出る時刻は14:29。小さい空港だから、バス乗り場もすぐわかった。…しかし。
観光港行き(「鳴門公園行き」)のバス乗り場は?
徳島駅行きとかはちゃんと表記されているのに、いまいち不明。
こういうときは闇雲に歩いて探すより案内所に聞くほうが早い。
建物内に戻って案内所に向かう。が。

案内所は無人でした。

どういうこと??
無人のカウンターをよくよく見ると「ご用の方はおかけ下さい」とかなんとか書かれた電話が置かれていた。なんじゃこりゃ。
少々ムッとしつつ受話器を取ると少し呼び出しが鳴ってから案内のお嬢さんが出た。
鳴門公園行きのバスに乗りたいが乗り場はどこですか、と聞くと、案内嬢は少々お待ち下さい、という。
即答してもらえると思っていたのでまたもやムッとする。バスの時間まであまり余裕はない。少々いらつきつつ待たされた。
挙げ句、電話口に戻ってきた彼女は少し残念そうに言った。
案「14:29発のバスですね」
私「はい」
案「あのぅそのバスですと、乗り場は空港内ではなく、『空港口』という少し歩いたところにありまして…」
私「えっっ!! (一瞬頭の中真っ白になったが気を取り直して)…どのくらい歩くんですか…?」
案「そうですね…7分くらいかと」
私「7分!? (急いで時計を見る) うそっ時間ない!! (この時点であと8分)」
案「そうですね~少し急がれたほうがいいかもしれません」

急げって言われても!! そんな、のんびり話してるヒマはないって!!

私「道順は!? 道順を早く教えて下さい!!」
案「案内所を出まして左に歩いていただきます。二つ目の信号の道が大きい道路になっておりまして、それがバス路線の道です。その信号を渡っていただきますと左手に『玉なんちゃら』(あわてているので聞き取れない)がありまして、その前にバス停があります」

それほど遠くはなさそうだということはわかったので大急ぎで電話を切り、きむちゃんと走り出した。
台風の影響がほとんどない徳島は快晴。9月に入ったばかりとはいえ、日差しはまだ夏。そんな中を旅行バッグ担いで走るなんて…
だいたい空港の案内所に人がいないなんてどうかしてる!昼の日中だってのに!
まぁ今から思うと、飛行機の発着時間以外は案内人の必要はないのでしょう…小さい空港には気をつけろってことですね(^^;

ぼやきつつ励まし合いつつ、ぜーぜー言いながらバス停にたどり着くと先客が二人、ベンチに座ってバスを待っていた。赤黒いニットマフラーを腰にぶら下げた、見るからにウルトラスサッポロな若い男女。
転がるよう走ってくる私たちに、おにーちゃんは気さくに言った。
「バスはまだですよ」
やった~!ありがとう!間に合った!
数分後、ひなびた路線バスが地元の人をそこそこ乗せて到着。
何事もなかったかのように静かに乗車した私たちでした。

余談ながら、このUSらしき二人、途中の「鳴門駅」で下車。
料金箱にお金を入れようとしているとき、きむちゃんが
「渦潮見に行かないの?」と何気なく尋ねたら、おにーちゃんはお連れの彼女に
「渦潮ってなに?」と素朴な質問。
彼女が「なにって…」と説明に困っているとおにーちゃんは続けて「自然現象?」
彼女「…そうだよ」
するとおにーちゃん「俺、見たいよ渦潮。見てぇ」
…しかし彼女はそれには耳を貸さず、ずんずん降りていってしまいましたとさ。
午後2時40分頃のお話。あのあと彼らは暑い中ポカスタで開場を待ったんだろうか…

それはさておき。
「せっかく鳴門まで来たんだから渦潮くらい見たらいいのにね(私)」「私初めてだから楽しみ(きむちゃん)」などと話していたら、バスは海べりに出た。
景色はまだ夏…青い空に穏やかな海。平日といえども海水浴客がちらほら。あ~今年は海に行かなかったな~水着持ってきたら泳げたかも…などと言っているうち、バスは海岸沿いのくねくね道をいくつか曲がり、観光港に着いた。
私たちの他に、降りる人はちらほら。少ない。

きむちゃんの調べによると、観光港は2ヶ所ある。到着したのは大型観光船の出る港。
飛行機と路線バスの接続の関係で、大型観光船の時間しか合わなかったのだそうだ。
平日の午後、観光向きとは言えない路線バスに乗って大型観光船に乗る人は少ないんだな、と思っていた。
次の観光船の時間は15時すぎ。時間案内の表示の横に、今日の渦潮の出現する時間が書かれている。それによると…ううむ。いやな予感。

くねくね道のせいで乗り物酔いしてしまったきむちゃんがベンチで休んでいる間、観光船のチケット売り場に行って聞いてみる。
私「あのぅ…次の観光船で渦潮は…」

おじさん「見られないよ(きっぱり)」

えええ!? 見られないって…見られないって。どういうこと???

つまり、渦潮というのは潮の満ち引きによる流れで起きるもの。
だから満ち引きがなかったらな~んにも起きないのである!
たしかに海は穏やかだった…
炎天下、バスに乗ろうと必死に走った私たちの苦労はいったい…orz
あとでスタジアムでサポ友達に話すと「そうですよ~渦潮の時間、調べていかなかったんですか?」とこともなげに言われてしまった…


徳島着後、約1時間のお話でした。その2へ続く。


post by A小さん

18:30

赤黒道中日記 コメント(0)

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