2010年04月02日
2010/03/29(月)10:00 @広島経済大学グラウンド 吉田春季フェスティバル コンサU-18 2-3(1-1、1-2) 広島経済大学 (35分×2) 得点者:鈴木貴大(前半5分)、広島経済大(前半14分)、広島経済大(後半6分)、榊翔太(後半12分)、広島経済大(後半34分) コンサの試合日程は→こちら 今日の会場、広島経済大学のグラウンドは初めて行く場所でした。 もっとも私の場合、行ったことがあるところだろうが初めて行くところだろうが「ナビ様お願い」で、カーナビに連れていってもらわなければどこにも行けない点では変わりはないのですけど(爆)。 ナビ様に導かれ、狭い坂道を上ってなんとか大学の正門のところまでたどり着くと。門のところには守衛さんがいて、グラウンドの場所を教えてくれました。このままずっと一番上まで上ったところがグラウンドで、駐車場もその上にあるそうです。言われるままに進んでいきましたが、ものすごい急峻な坂道です。両側に点在する大学の建物を見ながらずっと登っていきましたけど、これもし車じゃなかったらどうするんだろ?と思うほどでした。学生はこの坂道を上り下りしているんでしょうか。構内にはバスも通っているようでしたが、さもありなんと思いました。グラウンドに行くだけでかなりのトレーニングになると思います。 一番上まで登ってクラブハウスの横の駐車スペースに車を駐めて、外に出てみると。奥に見下ろす感じにグラウンドがありました。 人工芝のピッチの周囲に陸上トラックがあります。 これはクラブハウスの前から撮った写真ですが、下の方は階段状のスタンドになっているようです。中段あたりが見やすそうだなと思いました。
で、土手の中段まで降りてみた視界がこちら。 グラウンドの右手奥の方に街が見下ろせます。 左手は山になっていますね。 スタンドはこんな感じです。 陸上の練習も始まるようで、陸上部員っぽい選手たちが集まってきていました。 ピッチと陸上トラックの間にはネットが張られてボールが転がり出ないようになっています。 スタンドから、背後のクラブハウスを見上げたところ。 りっぱな建物ですね。 さて、試合が始まりそうです。 なんだか人待ち顔でどうしたのかな?と思ったら。 コンサ側から出す副審ひとりがまだ出ていないようです。 「ラインマンひとり出て~!」と声がかかっています。 余談ですが、主審を補佐する審判の呼称が「線審」から「副審」へ変わってもうかなり経つと思うのですが、現場レベルでは今でも「ラインズマン」と呼ぶのが普通なのかな。どちらのチーム関係者もみな普通に「ラインマン」と言っていたようでした。 というわけでナガコウが急いで持ち場に向かいます。 ナガコウが主審の脇に立つのを待たずにもう挨拶が始まっています。 コイントスは大くん。主審はコインは使っていないようでしたがどうやって決めていたのかな。 前半開始時の円陣 広島経済大の円陣 コンサの円陣にカメラを向けながら私が別のところに気を取られていたわけは。向こう側のタッチライン担当のはずのナガコウがこちらに戻ってきていたからでした。どうしたんだろ? どうやらナガコウは主審にビブスをつけるよう言われて取りに戻ったようでした。 広島経済大側の副審はそのままなのにナガコウはビブスを着るようにというのは、ナガコウの着ている練習着がユニと同じ赤色だからかな?(広経大のユニはグレーで、副審役の人は青いトレーニングウェアだったので。) 広経大のキックオフで前半スタート 試合が始まっちゃいました。ナガコウがんばれ。 <前半のメンバー> 27近藤勝成 35鈴木貴大 36榊翔太 14菅原康介 29前貴之 28荒野拓馬 12葛西大 22工藤直人 32中山和弥 34山下泰明 16今岡亮介 両チームを通じてのファーストシュートは、前半1分にナリがゴール左斜め前から打ったシュートでした。これは広経大のGKがキャッチしました。 前半2分、コンサはボランチとトップを使った縦のジグザグのワンツーで相手DFを揺さぶります。ボールが中盤と前線を何度か往復したあと、スペースに出されたパスに合わせてナリが裏へ抜け出しゴールへ突進。その両脇にはターボと拓馬もいて並走する(たぶん2対3になっていた)シーンはコンサの大チャンスでした。私の背後から、後ろで見ていた学生と思われる若い男性の「やべえ!」という声が聞こえてきたくらいですもの。結局ナリのシュートはゴールの左へそれてしまって残念でした。でもゴール臭プンプンの形だったわ。いいねいいね。 グラウンドに来る途中ちょっと雨が降っていたけどその後上がり、さっきまで晴れて日が差していたと思ったのに、また雨がポツポツ落ちてきました。 どうしよう、雨装備をした方がいいのかなあと迷いながら見ていたら、前半5分にターボのゴールです。ボールを持ってゴール正面、ペナルティアークのすぐ手前あたりまで迫ったターボは、ペナルティエリア内に味方も相手選手もいる状況のなかどうするかと思ったら、蹴る、蹴る、と2、3回フェイントをかけてタイミングをずらしてからいきなりシュート。まっすぐ正面のネットに突き刺すゴールでした。(1-0) 前半8分、広経大の左CK。これは康介が低い位置でボールをもったとき、相手が迫ってきても簡単にはたかずにキープしたまま前を向こうとトライしたところ、奪われて、ドリブルでペナルティエリア内まで進入され、与えたCKでした。結果からみるとピンチを招きましたが、でも、康介のこのトライはいいなと思いました。この場面に限らず康介は何度も個人技で突破する姿勢を見せていたので、次第に相手に厳しくマークされるようになっていきます。 前半9分、雨脚が強くなってきました。 前半10分、康介や拓馬が絡んだパスからヤスが右サイドを駆け上がってクロス。これはゴールラインを割りました。 前半11分、拓馬から右サイド前方の康介へパス。康介がドリブルで持ち込みますがシュートにはいけませんでした。 昨日はゴール裏方向から見ていたので前後の動きはわかりにくかったのですが、サイドから攻め上がって横にクロスを入れる形だけじゃなく、中央で縦方向に前後にパスで揺さぶって崩す形もあるんですね。これは見ていて楽しいものでした。 前半13分、最初はうまくつながっていたコンサのパスですが、なんだかコンサの選手がパスを受ける直前に相手が横からとか後ろからダッシュしてきてかすめ取られるシーンが出てきたぞ、ここまでで2~3回はあった気がする・・と思いました。相手がコンサのパス回しに慣れて、狙い所を絞ってきたのでしょうか。止まったままボールを受けるのでは厳しくなりそうです。工夫しなければ。 そして前半14分、失点してしまいました。コンサDFラインの間に入った選手に強めのくさびのパスが出て、そこから裏へ抜け出られての失点でした。(1-1) (試合中のワンシーン。本文とは関係ありません。) ピッチのこちら側あたりから、大きな声で広経大の選手たちにコーチングする声が聞こえる、誰だろ・・?と不思議に思っていたら、どうやら声の出元は副審のようでした(笑)。上級生選手なのかな?コーチなのかな?聞いている方にもわかりやすい、具体的な指示です。 広経大のコーチングはこの副審だけじゃなく、選手同士もずいぶんと具体的に声をかけあっていました。たとえばどう挟めとか、誰が行けとか、そこは行くところかどうかとか、行くタイミング(「・・・GO!!GO!」と声がかかる)とか。聞き手がわかりやすい、動きやすい指示をし合っています。 それに比べるとコンサの声は、せいぜい「背負った!」とか「ノーファール!」とか、あとは自分へのボールを呼ぶ声くらいかな。あんまり具体的に味方を動かすような指示は聞こえません。そういう声をかけているのは大くんくらいかしらと思います。 判断とか伝達では大学生に一日の長があるのかなあと思いました。それともチームカラーかしら?前半20分あたり、そして大学生はユースくんたちに比べると体も強いです。ドリブルしているときに並走して体を寄せられるとこらえきれずにボールを奪われたり、1対1の攻防で寄り切られててしまうシーンがけっこうあります。 前半26分、康介やターボや拓馬、ナリが絡んだパス展開からシュートを狙う、久しぶりにいいシーンが見れました。 前半27分、拓馬からターボにあてて貴之に戻し、そこからナリへ展開、とか、縦にジグザグのシーン。楽しい。 前半28分、パワーとスピードのある相手の攻撃を見ながら、こういう相手と練習ができるのはきっといい力になるだろうなと思いました。ふだんからこういう相手とできるといいですね。 前半31分、康介は個人技でゴリッと行くので警戒されている感じです。 前半32分、広経大のFKになりました。 ゴールを直接狙ったボールは、内側にカーブして枠の左を通っていきました。 前半35分、ナリがボールを受けて反転し、ゴールへ向かいます。左右のパスコースにはターボと康介もいたけれど、ナリはシュートを選択。いいシュートでしたが相手GKがからくも弾いてCKになりました。 前半35分、貴之がくいっくいっと独特のリズムのドリブルでゴールのすぐ手前まで迫ります。シュートは打てずに先にクリアされてしまいましたが、これも背後から「やべえ!」って声が聞こえたチャンスシーンでした。 前半36分、1-1で前半終了です。 後半の副審はナベくんです。 後半開始時の円陣 後半キックオフ <後半のメンバー> 35鈴木貴大 27近藤勝成 36榊翔太 14菅原康介 29前貴之 28荒野拓馬 12葛西大 22工藤直人 32小山内貴哉 34山下泰明 16今岡亮介 後半2分、翔太がボールを持って前へ向かいます。相手DFに寄せられてタッチラインの方へ追い詰められていきますが、それでもなんとか前を向いて突破しようとがんばるあたり、いいねー。翔太は粘って最後はCKにしました。よくがんばりました。 その左CKを貴之が蹴り入れます。 雨が降ってきました。 後半5分、貴之が相手選手の持っているボールを奪おうと積極的につっかけていきます。さっき貴之がボールを持っているときに背後から近寄って奪われたので、同じことをやり返そうとしているんだなーと嬉しい気持ちになりました。嬉しいというのも変かもしれないけど。 後半6分、コンサDFの間に入った選手をくさびにしてボールを落とし、それを一呼吸おいたタイミングでGK亮介くんの左へ(亮介くんから見て右)に突き刺すという敵ながらナイスなゴールで、失点してしまいました。前半にターボが奪ったゴールみたいなナイスなシュートでした。(1-2) その後もうーん、やっぱり押され気味かなあという雰囲気で推移しています。 後半12分、久々のコンサの攻勢。康介のシュートはDFにあたってCKになりました。 後半12分、その右CKを康介が蹴り、ゴール前で翔太が相手選手と絡み合いながらもつれて倒れるような感じになりながら、体ごとゴールに押し込むような感じでボールをゴールにねじ込みました。やった!ゴール!(2-2) 雨はまだ降っています。 後半14分、広経大の左CK。このときの競り合いで広経大の選手がひとり倒れ込み、プレーは続いているけど倒れたままでした。そのまましばらく放置されていたのだけど、しばらくしてその選手は起き上がっておなかを押さえたままピッチの外(ゴールの裏)へ出て、またおなかを押さえるようにかがみ込んで背を丸くしてうずくまっています。ピッチの中の広経大の選手は10人になりました。でもそれでも広経大ベンチからは誰も様子を見に行きません。あまりの放置ぶりに、大丈夫なのかしら?あの選手は「痛がりっ子」で大丈夫だろと思われているのかしら?それとも痛みが治まるのを待つしかない「男性特有の痛み」なのかしら?となんだか見ているこちらがハラハラしてしまいます。 後半16分、ナリから左前方に駆け上がる大くんへのパスは、チャンスの匂いでしたが、タイミングが合わず、大くんが間に合いませんでした。相手選手が1人少ない状態ですから、この機に乗じてなんとかリードを奪いたいものです。 後半18分、かがみ込んでいる広経大選手のところへようやくベンチからコーチ?が寄っていきましたが、すぐに戻ってきました。 後半19分に広経大が交代の選手を入れ、ようやく広経大が11人に戻りました。 後半20分ころは、雨が止んで日が差しています。天気がころころ変わります。 後半21分、ナリから翔太へパス、翔太からのパスをナリがスルーしてその奥の貴之に通り、貴之がドリブルでドリドリドリとゴールに迫り、シュート。惜しくもサイドネットでした。 後半23分、左CKは大くんが、ターボとのショートコーナーでやってみましたが、あまりチャンスには繋がらなかったかな。 後半24分、康介が倒されてちょっと痛んでいます。康介はボールを持つとイヤらしい突破を図るので、かなりマークされてずっとガツガツこられていたようで、大丈夫かな、がんばれ、と心の中で念じます。 後半28分、拓馬が相手ボールをナイスカット。すぐに取り返そうとしてきた相手に前を向かせてもらえませんでしたが、拓馬は後ろ向きのままヒールパスで左前方にボールを送り、翔太を走らせます。翔太はそれを受けて駆け上がり、左サイドからゴール前へクロス。ゴール前にいたナリがちょんと合わせるだけで入りそうな匂いのクロスでしたが、ナリはタイミングが合わなかったのか、ボールに触れられず、残念でした。 後半29分、ターボが駆け上がりゴール前にクロスを入れ、さっきと同じようにナリが触るだけ、というチャンスでしたが、やっぱりナリはシュートできず。どうしたのかな。ナリ、がんばれ。 後半29分、今度はナリがドリブルで持ち込んでシュート。GKが弾いたボールに大くんが詰めて、やった!ゴールに押し込む!と思いきや、大くんのシュートはゴールのはるか上にふかしてしまいました。あらー。 後半31分、ヤスくんとか拓馬くんとかで組み立ててチャンスを作り、最後はナリがフリーでシュート。枠にいきませんでした。「今日はナリの日じゃない」ってやつでしょうか。なんとも惜しいチャンスを逃しています。後から振り返るとこのあたりの決定機を立て続けに逃してしまったのが悔やまれますねえ。 その後、ゴール前までボールを運ぶ前に真ん中あたりでぶちぶちボールが途切れてしまうなあと思っていたら、後半34分に失点してしまいました。あ、あ、あ、と思う感じで相手が回すパスへの反応が後手後手になり、右から左に振られてフリーでシュートされ、それが決まりました。(2-3) ハラヒロミさんなら「いい時間帯に決まりましたねえ」というようなゴールです(涙)。 そしてそのまま後半36分、試合終了となりました。 お疲れさまでした。
続けて、同じ会場で今度は広島経済大学とのB戦です。 そのようすは→こちら
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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