【関東大学リーグ】東洋大vs青学大

2009年09月12日

2009/09/12(土)13:50 @東洋大学朝霞グラウンド
関東大学リーグ2部 第13節
東洋大学 1-3(0-1、1-2)青山学院大学
試合公式記録は→こちら

先週は姿だけ遠目に見たもののプレーしているところを見られなかったので、今週は出場するといいなあと期待しながら東洋大の試合を見に行く予定にしていました。そうです、東洋大1年生の松本怜大くんが目当てです。
朝起きてしばらくしたら強い雨が降り出して、「えー、どうしよう。」と一瞬弱気になりました。でも滝のようなすごい雨なので、これほど強く降るならそのうちにあがるんじゃないかと思い直して出かける準備をしました。果たして家を出るころには雨もほとんど止みました。よかったです。

メンバー表
グラウンドに着いて、張り出してあるメンバー表をさっそくチェック。
むふふふ、怜大がスタメンに入っていますよ♪



グラウンド
にまにましながらグラウンドの脇を回り、観戦エリアのベンチに座りました。
真ん中よりもちょっと東洋寄りの特等席!
と思ったら、実は青学寄りでした。あらー、前にここで見たときにはこっち側が東洋大だったのに。


東洋大の選手たち
というわけで、東洋の選手たちはあっち側でまったりしていました。
白いユニですが、これが東洋の1stユニです。


青学の選手たち
こちらが青学の選手たち。
青学も青の1stユニです。


得点板の準備
得点板の準備をしています。


大会幕
大会幕はゴール裏の位置にありました。


全員で円陣
選手入場の前に、ベンチの前で選手・スタッフ全員で円陣を組んでいます。


天然芝みたいでしょ~~
このピッチ、遠目で見てもとてもきれいなのですが。
近くで見るとこんな感じです。
まるで天然芝みたいですよね。適度にふかふかしてとっても気持ちいいのです。こんな芝生(人工芝だけど)の上でサッカーやれる選手たちも幸せでしょうけど、見ている私たちも気持ちよい芝の上を歩いたり座ったりできて幸せです。


整列
さて、試合が始まりそうです。


選手入場
選手入場


整列
整列して、礼。


記念写真・・・・の後ろ姿
ピッチに散らばる前にスタメンの写真撮影がありました。
後ろ姿を眺めるだけなのが残念。


こっちも後ろ姿
青学も写真撮影。


アップする怜大
ボールを使ってアップする怜大


膝に手? でも肩に手を回している人も。
東洋の円陣は肩を組まず両手を膝のあたりに置く形式なのですかね。
でも2人くらい、肩に手を回してるようにも見えます。不思議だわ。


青学の円陣
こちらは青学の円陣


前半キックオフ
青学のキックオフで前半スタートです。


<東洋大・前半のメンバー>

       17田原春樹
    10宮崎明浩  8本橋良太
  9黛洋樹        13小島俊樹
        26上西涼
19松本怜大 5新里彰平 4若狭大志 2平野慎也
        1松下理貴


キャプテンマークを巻いているのは8番本橋くんでした。たしか先週の第12節でも本橋くんがキャプテンでした。
私が座っていた位置からすると、前半は怜大は一番遠いサイドにいました。細かいプレーはあまりよく見えないので、派手なオーバーラップとかあるといいなあと思っていました(←自己都合)。
そんなときにいいチャンスが。
前半2分、東洋が右からのCKを得ました。ちょうど私の位置からすると手前のタッチライン側の右側の角です。そしてそのCKを蹴るのが怜大らしく、ピッチの対角線上の一番遠いところからコーナーフラッグの方へ走ってきています。
わ、怜大が蹴るんだ。とワクワクしましたが、蹴る怜大のようすは手前タッチライン際に立って応援していた青学部員たちに視界を遮られて見ることはできませんでした。
ボールのでどころを隠されたGKのように、人影からボールが飛び出してくるのを見るしかない。怜大が蹴ったボールはニアでクリアされてしまいました。

CKを蹴ったあと
CKを蹴って、ポジションに戻る怜大(19番)の後ろ姿


戻っていくところ
一生懸命戻っています。遠いからたいへんですよねえ。


前半5分に右サイドの深い位置で守ろうとした東洋の2番平野くんが倒れ込んだ相手と交錯して、ふんわりとした感じで転びました。そんなに激しい衝突ではなかったけどなんだか平野くんはずいぶん痛そうで、審判はいったんゲームを止めて担架隊を呼び入れました。
結局平野くんはダメだったらしく、前半7分に平野くんに変わって3堀口洋くんが入りました。堀口くんはチームの主将だそうですが、堀口くんが入ってもキャプテンマークは本橋くんが巻いたままでした。これ、先週も同様でした。


    17田原春
    10宮崎
 9黛        13小島
   8本橋 26上西
19怜大 3堀口 4若狭 5新里


最終ラインの並びが変わっただけじゃなく中盤の並び方も変わった気がするのはご愛敬。ほんとに変わったわけじゃなくてたまたまこんな感じに動いていたときに私がメモしたのかもしれず。ま、固いことは言わないで。(え?)

試合は中盤の攻防でいったりきたり、どちらもゴール前での決定的なチャンスまでは作れないという感じで推移していたのですが、印象としては中盤前目で攻撃を牽引するキャプテン本橋くんがおもしろかったです。先週も思いましたが、この選手、ガッツあるテクニシャンで、自分で抜いてったりパスを出したり、いいアクセントになっていました。
で、肝心の怜大はというと・・。
私が期待していたような「キラキラ生き生き怜大♪」というわけじゃありませんでしたねえ。怜大はなぜか足元を滑らせることが多くて、例えばボールを持って攻め込んできた相手と対峙しているときにいきなり転んでしまって相手をフリーにしちゃう(そのあと中で対応してくれたからピンチにはならずに済んだけど)とか、ドキッとしてしまう場面がありました。また、ドリブルで左サイドを駆け上がったりオーバーラップして深くえぐったりというシーンがほとんどなく、ボールを受けてもアーリークロスをあげるばかりな感じなのも、私の期待からすると物足りなくて。あまり上がらずに早めにボールをあげろというのがチームの決まり事なのかもしれませんが、やっぱりガンガン上がる怜大の方が楽しいじゃない(←自分勝手な要望)。
なので前半30分くらいまで、早く後半にならないかなあと思いつつ試合を見ている感じでした。後半になるとエンドが変わって、怜大がこちら側のごく近くでプレーするはずなので(爆)。
前半33分、怜大がゴールライン近くの攻防でうまく粘ってゴールキックにさせました。
前半34分、ドリブルで相手ペナルティエリア内へ突進しようとしていた本橋くんが倒され、ペナルティエリアのすぐ外の位置でFKになりました。


FKは怜大が蹴る?
この位置からのFKです。
ボールのそばに怜大が立っています。
もしかして怜大が蹴るのかな?ワクワク。
ボールの右手前に怜大、左手前に本橋くんが立って。


キャプテンに呼ばれて
相手が壁を作ったり準備している間に、怜大が本橋くんに呼ばれたのか、近寄っていきました。


打ち合わせ中
そして何やら打ち合わせ。


さてどっちが蹴るか
さあて、どっちが蹴るのでしょうか。

前半35分、怜大が左足を一閃、直接ゴールを狙ったボールは壁を越え、ぐいーんと巻いてゴール右上隅へ向かっていきましたが、右上隅の角のほんの少し上を越えていってしまいました。惜しかった~。
もしここで怜大のゴールが決まっていたら、きっと私は思わず声をあげて喜んでいたことでしょう。実は私のすぐ横には、青学OBらしきおじさまたちの集団がいて熱心に青学を応援している雰囲気だったのでした。その場の空気を微妙にしなくて済んだ?のかも。
ま、私が怜大にばかりカメラを向けていればおのずと分かってはいたでしょうけどね。
それにしてもこのおじさまたち、青学の試合をふだんから見ているようすなだけでなく、手作りの投票箱とアンケート用紙を用意してきていて、観戦に来ている青学応援モードの人たちに配って、ベストプレーヤー3位までのアンケートを募っていました。こんなふうに熱心に応援してくれるOBがいるなんて、いいですね。

って試合からちょっと気持ちがそれているうちに・・・。
ロスタイムに入った前半46分、気づいたら東洋ゴール前まで攻め込まれていて、左右にちょっとパスで振られてゴール正面まんなかがぽっかり空いた感じになってしまいました。
あ、あぶない!!と思うまもなく、正面からずばっとシュートを放たれ、それが途中の東洋DFの体に触れたためボールのコースとタイミングがずれて、GK松下くんも止めることができずゴールになってしまいました。(0-1)
あららー。
審判がゴールの笛を吹き、真ん中にボールを運んでキックオフしたところですぐに、前半終了となりました。


ハーフタイムの青学ベンチ
ハーフタイムの青学ベンチのようす


ハーフタイムの東洋ベンチ
ハーフタイムの東洋ベンチのようす。
ボードを台に立てて監督?が話をしています。
その間わたしは、ベンチにちゃんと怜大がいるか双眼鏡を覗いて必死にチェックです。だってせっかく後半はこっち側近くのポジションだというのにもしかしてハーフタイムに交代なんてなったら泣くに泣けないですからね。
どうやら怜大はちゃんとベンチに座って話を聞いています。交代はなさそうです。よかったよかった。


後半開始時の円陣
選手がピッチに出てきて、後半開始前に円陣を組みます。
ハーフタイムでの選手交代はありませんでした。

<後半のメンバー>

    17田原春
  10宮崎  8本橋
 9黛      13小島
     26上西
19怜大 3堀口 4若狭 5新里
      1松下


リードされているからか、後半は怜大の位置取りは前半よりもかなり高めに感じました。「まっつ、まっつ!、前へ行こう!」と前にでるようにチームメイトからも声がかけられています。
後半5分、東洋のビッグチャンスに黛くんがシュートを放ちましたが枠をはずれていきました。残念。


後半は怜大が近い
(後半は怜大が近くでプレーしています。むふふ。)


サッカーっぽい写真
(目の前で攻防が見られます。むふふ。)


東洋は早めに追いつきたいところでしたが、逆に後半7分、失点してしまいました。ゴール前にわりと密集していたのに青学の選手が真ん中をするっと突破して、シュートが正面から決まりました。(0-2)
あらあ。

後半9分、本橋くんのシュートは勢いがなくてGKがキャッチ。
後半12分、怜大が声をかけながら左サイドを駆け上がりますが、ボールは来ず。
後半13分、怜大が左サイドをオーバーラップしていって、そこへサイドチェンジ気味のパスが届き、怜大が攻め上がろうとしたのはCKになりました。左からのCKなので蹴るのは怜大ではなく本橋くんです。
後半15分、怜大が高い位置どりで駆け上がってスペースへ出たパスを拾いましたがオフサイドの判定でした。
他にもチャンスもピンチもあったのですが、私の目に留まるのは怜大のプレーばかりということでご了承ください(笑)。
怜大の活躍からチャンスが生まれればいいなあと思っていたのですが、後半14分、東洋の選手がペナルティエリア内でファウルをしたということで主審はPKを宣告し、東洋DF若狭くんにイエローカードを出しました。思えば、このあたりから「あら?今のカード?」という雰囲気になってきたと思います。


青学のPK
青学のPKになりました。

ところが!
そのPKを松下くんが右手で弾いて外へ逸らし、止めたんですわ。

松下くんが止めた!
PKを止めた松下くんのところへ集まって喜ぶ選手たち。
「リードされるのを阻止した!」とかじゃなくて、「0-2から0-3へされるのを阻止した」という状況なので、喜びもいまいちではあるのですけど。


後半21分、ワントップを張ってた田原春くんに代わって18高橋くんが入りました。それと同時に2トップになったように見えました。

    9黛  18高橋
10宮崎 8本橋 26上西 13小島
19怜大 3堀口 4若狭 5新里
      1松下


後半26分、怜大が左サイドに張った高い位置で後ろからのボールを受けてポストしようとしたところで滑ってしまいました。あらーーー。もったいない。
怜大はこれまでにも増して高い位置取りになっています。
ほとんど3バック?という感じです。

後半32分、上西くんに代わって中里くんが入りました。


  9黛  18高橋
10宮崎 8本橋 13小島
    15中里
19怜大 3堀口 4若狭 5新里
     1松下


後半34分、東洋の最終ラインがボールを持っているときに青学の前線がつっかけてきてボールを奪われてしまってピンチになりました。ペナルティエリアのすぐ手前で堀口くんが止めたのですが、ファウルになり、ペナルティエリアのすぐ手前でFKを与えてしまいました。そして審判は堀口くんにレッドカードを出しました。得点機会阻止ということなのでしょう。

前半に怜大が蹴ったのと同じような近い位置からのFKです。
青学は、そのFKをひとりがちょん!と左に横パスを出して、ボール位置をずらし、それを左側に立っていた選手が強烈なシュート。ボールは壁に当たりましたが勢いのままゴールに入りました。0-3になってしまいました。
しかも一人少なくて。

      9黛
10宮崎 18高橋 8本橋 13小島
      15中里
 19怜大  4若狭  5新里
      1松下


前半から東洋はパスがつながらない印象があったのですが、ひとり少なくなるとそれがますます苦しくなり。個人技と偶然頼みな攻撃になっていきました。そして両チームにカードが乱れ飛ぶ展開になったのですよねえ。プレー自体はそんなに激しくなっている気はしなかったのですが、審判の基準がそうなっちゃったのかちょっとしたことでカードが出てしまいます。後半38分、後半40分と東洋の選手に続けざまにイエロー。異議っぽいことも何も言わない方が無難です。
後半43分、東洋のFWが青学最終ラインの裏へ上手く抜け出し、ゴールへ向かって独走する体勢になりました。それを青学の選手が後ろからひっぱる感じで倒して。
審判は倒した青学の選手にイエローカードを出しましたが、見ていた東洋びいきの人は「さっきのが赤なら、あれだって赤だろう」と不満そうなようす。たしかにゴールまではさっきよりもまだ距離がありましたけど、完全に抜け出て独走モードでしたからねえ。東洋応援の人がぼやくのも気持ちわかるなあと思いました。


遠い位置だけどFK
そのFKは怜大が蹴るようです。


怜大が蹴るようです
ゴールまではまだかなり遠いですけどね。
結局このときは何事も起こらなかったと思います。

残り時間が少なくなりました。
4審がロスタイム時間を表示するボードを掲げましたけど、目の前にいる副審の影になって見えませんでした。
後半46分、怜大が左サイドライン際でボールを持ちました。
「自分でいけ!」と近くで見ている東洋応援モードの人たちからも声がかかります。
怜大は相手をひとり突破して駆け上がり、ハーフウェイラインを越え、ゴールラインまであと30メートル弱?というあたりからゴール前逆サイドに向かうアーリークロスをあげました。それにファーから飛び込んできた高橋くんがペナルティエリア内で胸トラップしていったん足元に落とし、すかさずシュート!
きれいに決まりました。(1-3)

でも東洋の反撃はそこまで。
1-3で試合終了になりました。
東洋の反撃は焼け石に水ではありましたが、青学からすると、ひとり少ない相手に失点して終わるのは、後味の悪い終わり方だったろうと思います。おじさまたちもぼやいていましたもの。

私はといえば、東洋が負けちゃったし、怜大のプレーもいいときと比べればいまいちな気がしたし(滑っていたし)、満足とはいきませんでしたが、最後に怜大のアシストがあったから「ま、いっかー。」な、結果オーライの観戦となりました。

お疲れさまでした
お疲れさまでした。

今度見に来れるのがいつになるかはまだ分からないけれど、この次はとびっきりのキレキレ怜大を見せてね。そしてもちろん、この先よもや降格の心配などしないで済む順位につけていてねー。
と思いながらすっかり涼しくなった空気を楽しみながら家路についたのでした。



post by あきっく

23:59

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