2009年09月08日
2009/09/06(日)13:20 @群馬県立敷島公園サッカーラグビー場 高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 1次ラウンド第1戦 グループE コンサユース 3-3(1-1、2-2) 前橋育英高校 (45分×2) 得点者:西澤厚志(前・前半11分)、三上陽輔(前半42分)、三上陽輔(後半1分)、近藤勝成(後半36分)、田中雄一(PK・前・後半40分)、西澤厚志(前・後半ロスタイム) コンサの警告等:なし 試合の公式記録は→こちら 大会プログラムの表紙、大会ポスター・チラシのデザインは、やはりこれでした。 「日本最強」になって、笑顔でこの杯を高々と掲げているところを見たいですね。
湘南新宿ラインで高崎までゆっくり座っていくつもりだったのに、途中でポイント故障があったとかで電車はかなり遅れ、停止信号だといって20分以上止まったままだったり、あげくに「この電車は途中駅の籠原止まりに変更になりました。ご了承ください。」と了承も何もしようもなく一方的に途中駅で降ろされて次の電車を待ったりなどいろいろあって、スタジアムに着いたのはもう第一試合の後半でした。 マリノスユースvs神戸ユースが5-0と思わぬ点差がついていて、ちょうど神戸が1点を返したところでした。 スタンドはかなりみっちり(といっても小さなメインスタンドの日陰になる部分は、という意味ですけど)で、手ごろな空席が見あたりません。もうすぐ終わるし・・と、とりあえず上の方からピッチを眺めました。 ピッチの脇では、うちの選手たちがアップをしていました。 「おお、どんなメンバーかな」と双眼鏡を覗いて選手をチェック。 日差しが照りつけて暑いです。 このときアップしていた選手たちの中には(後から発表になったベンチメンバーには入っていませんでしたが)ハマもいて、一緒にアップしていました。ニケさんによると会場には村野さんもいらしていたそうですから、ミツやハマやおっちは久しぶりに村野さんに会ったのかな。 マリノスvs神戸は結局5-2のマリノス勝利で終了しました。神戸が2点を返したものの、それはそれまでにマリノスが5点をとっていたからこそ・・という内容だったようです。 ・・・というのは、試合を見ていた方から聞いた感想です。 さ、コンサの試合が始まりますよ。 地元前橋育英は、前橋育英を応援しにきた観客も応援団(控え部員)も多かったです。そういえば征也たちの代だったか藤枝で前橋商業と対戦したときも前橋商業は大応援団だったし、去年の西が丘でも前橋育英はチームに勢いを与える大応援団でした。 この日駅から競技場まで乗ったタクシーの運転手さんは、行き先のスタジアムで何があるのかをちゃんと把握しているようで、走り出すなり「サッカーの応援ですか?」と私に話しかけてきました。ふだんユースの大会ですと、会場になっている街でも「今日何かあるんですか?」と聞かれることの方が多いので、「おお、前橋、やるじゃん。」と思い、地域に根付いているんだなあと再認識しました。 芝生のバックスタンドに陣取っている前橋育英の応援団。 たぶんサッカー部員の控えメンバーですね。 1年生が水ボトルの準備をしています。 ピッチ周囲をぐるっと回ってボトルを置いていきます。 今日は暑いから水は大事ですね。よろしくね。 得点板も準備完了?です。
選手入場 整列して 挨拶をします。 スタメン選手で記念写真。 正面のアングルをとれる場所まで移動せずその場で撮っちゃったので、こんな角度ですけど。 わりとみんな落ち着いた表情ですね。 がんばれ~。 前橋育英の記念写真 コイントス コンサのキャプテンは上原拓郎くんです。 お、応援団もスタンバイOKですよ。 今日はチアはいないのかな。 前半開始時の円陣。 どこだったか他チームのユース応援サイトで、円陣の写真に「今日の『頭が高い』は・・」と表現してあるのがあってくすっと笑っていたのですが、それを思い出しました(笑)。 修平はいつもこんな感じですね。 前橋育英の円陣 前橋育英のキックオフで前半スタートです。 <前半のメンバー> 11三上陽輔 9工藤光輝 14菅原康介 7金子顕太 8福永貴弘 28荒野拓馬 6上原拓郎 23奈良竜樹 4鈴木健士 20小山内貴哉 21松原修平 (控え) 1安田翔、2大地優貴、3松田恭司郎、5十川祐樹、13中山和弥、24鈴木貴大、27近藤勝成 (交代) 後半30分 工藤光輝 → 鈴木貴大 後半34分 三上陽輔 → 近藤勝成 後半38分 菅原康介 → 十川祐樹 ピッチに散らばった選手の配置を見て、意外感を受けました。 夏のクラセンのときとはかなりポジションが変わっています。 かなり、とは言っても人数の問題ではなく、拓郎くんがSBということからくる印象が強いせいですが。あれ?知事杯のときのポジションは臨時じゃなくて基本仕様の変更だったの??と驚きました。
コンディションや出場停止対策などで試合ごとにメンバーが変動しますが、J村でのクラセンのときの基本形はこの試合の感じだったと思います。
【参考・クラセンC大阪戦のスタメン】
9工藤光輝 11三上陽輔
14菅原康介 28荒野拓馬
6上原拓郎 8福永貴弘
5十川祐樹 4鈴木健士 3松田恭司郎 37奈良竜樹
21松原修平
J村ではカネくんが怪我をしていて出場せず、ふだんカネくんがやっている右サイドの位置に拓馬くんが入っているのが、通常とは違うといえば違いましたけど。
キャプテン拓郎くんは今年のチームの立ち上がりからずっとボランチで、ピッチ中央からみんなに声をかけていましたから、今年のチームはそういうチームなのだと思っていました。
ところがJ村終了後に私が次に見た試合である室蘭での知事杯3回戦のとき、拓郎くんが左SBでした。それまで左SBだったトガがCBをやっていたりして「どうしたんだ?」と驚いたものでした。でもこのときは怪我で試合に出れない選手が山盛りでしたし、1年生の多くは北海道国際ユース(+国体)に向けて北海道代表等の合宿に招集中でしたし、チームの韓国遠征を控えた時期でもあったので、韓国遠征お留守番組メンバーで次の知事杯準決勝を戦う準備も兼ねてのイレギュラーな陣容なのかなと思っていたのです。
1年生が力をつけてスタメンでできるようになり、選手の配置を考えていったらDFもできる拓郎くんが一列さがったということなのでしょうが、こういう変化に世代交代の兆しを感じて少し感傷的になりました。いや、若い選手の台頭は嬉しいのですが、そういえば3年生の卒業の時期も近づいてきているのだなーと思ってしまって。高円宮杯もあるし、Jユースもあるし、まだ先のことではあるのですけど。 さ、感傷に浸っているより目の前の試合のことですね。 コンサの立ち上がりは上々という感じでした。 選手たちが落ち着いてボールをコントロールし、互いに連携しながらパスを回し、攻撃の機をうかがっています。タカと拓馬のダブルボランチはセカンドボールを含めてボールをよくおさめ、ピッチ全体に広く捌いていました。 フィジカルコンタクトに対して細かくとらない主審のようで、ちょっとした接触があって選手が倒れたりよろけたりしても、そのままプレーを続行させています。そのおかげでぐいぐいと迫力あるせめぎ合いがピッチのあちこちで展開されています。前橋育英の選手は全体に体が強く、運動量も豊富な感じ。中盤から前目のうちの選手でフィジカル的な強さでひけをとらないのは康介くらいかしら?と思うほどの強さです。でもうちの選手たちは足元でボールの置く位置を工夫したり、ターンしたりフェイントをかけたりして、うまく前橋育英のプレスをかいくぐっていました。 前半5分、ドリブルでゴールへ迫ろうとしたカネくんが倒され、ペナルティエリアの少し手前でFKを得ました。ゴール右斜め前からのFKです。ボールのそばに立っているのはミツと康介。康介が蹴ったボールはバーを越えていきました。ま、最初のご挨拶ってところですね。 前半8分、康介が左サイドからクロスをあげ、ゴール前にはニアにミツ、ファーに陽輔がいて、ミツがシュートしました。前橋GKがキャッチしました。 前半11分、前橋育英ゴールへ向かって前目の位置で、拓馬とかカネとか陽輔とかが絡みつつぐるぐる動きまわりながら細かくパスをつなぎながらゴールに近づき、最後はゴール右側から陽輔のシュート。これもGKにキャッチされました。 うーん、チャンスの匂いはするのだけど、なかなか決定的なところまでは持ち込めないなあ・・と思って見ていたら。 前半11分、前橋育英がぐいっぐいっとダイレクトにパスをつないできてコンサDFラインを中央突破にかかり、お?危ない?と思った瞬間、少し距離のあるところからいきなりシュートを打たれました。スピードあるボールはまっすぐゴールへ向かい、修平の脇を抜けてネットに収まってしまいました。え、、、失点?!(0-1) ちょっと意表をつかれた感じでしたが、もしかしてそれは選手もそうだったのかも。コンサ的感覚でいえば、「パスで、崩して、さあ、シュート!」というリズムのうち、「さ」を言いかけたあたりでもうシュートを打っちゃってたというような感じです。 このときに限らず、前橋育英の攻撃はスピーディーでした。手数をかけすぎずにパスでえぐいところを突いてきて一発でチャンスを作りだすというような。パスでつなぐこともできるし、ダイレクトに裏へ抜け出すこともできる。さすがインハイ王者だわと思いました。相手の13番はターンして素早いシュートとか、気を抜けない「怖い」選手でした。 まあでも時間あるから。 これから。これから。 コンサの選手たちは別段気落ちした風もなく、これまで同様にボールを動かし、自分たちもよく動いて攻撃を組み立てていきます。前橋育英のプレスが早いので、中盤でボールを持っていると2人がかりで囲まれたりもするのですが、タカも拓馬も周囲と連携がよく、ひょいひょい動いて味方が顔を出してサポートして抜け出したり、楽しい小技が満載です。左サイドでは康介が体幹の強さと足元のテクニックを見せつけ自力で個人技で突破したりしているし。ただ、そういう局面の楽しさは見れるのですが、ゴールへ向かって決定的なチャンスが作り出せているかというと案外そうでもなく。ミツは相手選手にがっちりマークされていてなかなか動きがとれず、ボールを受けて自分でゴールへ向かうには厳しい場面が多いですし、陽輔もスペースへ出るパスへの動き出しがちょっと遅かったりして、あと一息なんだけどなあーという感じです。 みんなよく動いているだけに、じりじりと日差しが照りつける暑さが心配になり、こういうときに早めにゴールを決めておきたいよなあと思いました。 (サッカーっぽい写真) 前半18分、ミツがゴール左側からシュートを打ち、そのはね返りを素早く拓馬がシュートを打ち、さらにこぼれを陽輔がシュートする、というたたみかけるような波状攻撃がありましたが、最後の陽輔のシュートがGKに当たってブロックされてしまい、ゴールにはなりませんでした。 惜しかったなあ。 前半18分、拓郎くんを倒した相手にイエローカードが出ました。ぶつかって倒れても多少のことではファウルをとらない審判でしたが、このときは拓郎くんの両足が横から払われる感じになったのでね、イエローはやむを得ないだろうなと思いました。拓郎くんのSBは、オーバーラップして左サイドを駆け上がっていくというより、広い範囲をカバーしてきっちり守備をし、攻撃の起点になる、というタイプに見えました。貴哉くんがどんどんオーバーラップして攻め上がっていくのでいいバランスなのかも。 健士くんと奈良くんの両CBはハイボールを跳ね返す頼もしさが出色でしたね。奈良くんは春先の印象と比べるとほんと見違えるほどに強くたくましくなりましたねえ。ジャンプして相手と競り合っても負けずに弾き返してしまうあたり、「鋼(はがね)のCB」と呼びたいような気分になりました。←オーバーに言ってますけど(笑)。 (サッカーっぽい写真。前半20分、前橋育英のCKを守るシーン) 前半21分、前育が左サイド(コンサの右サイド)をえぐってきて、それを小山内くんが下がって対応しました。ゴールラインを割った・・・と思ったのですが、どうやらボールは残っていたようで、それに気づいた前育選手がフリーでボールを拾ってペナルティエリア内に入り込んでくるピンチになりました。おーーーー、危ない!と思ったシーンは修平がナイスセーブ。からくも片手で枠の外へそらし、CKになりましたが守りきりました。 前半26分、主審がいったん試合を止め、給水タイムになりました。 ベンチのところへ戻って水を飲む選手たち。 GKはGK同士、プレーのことを話しているのでしょうか。 さ、行きましょう。 審判が声をかけて、前半27分に試合再開です。 前半29分、誰が倒されたんだったかな、前育ペナルティエリアの右角すぐ外あたりからのFKになりました。フィジカルコンタクトを細かくとらない審判だったので、両チームの選手ががつがつぶつかりあう激しい攻防になっていたのですが、それでも少しずつコンサがファウルをもらえる(前育のプレーがファウルになる)場面が増えてきた気がします。攻防のときにうちの子たち(特に1年生たち)はちょっと素直すぎるんじゃないか?(3年生はなかなかやりあってるぞw)と思っていたところでしたが、エスカレートする心配があったのかな? 総じてこの試合の主審は観客にとって見やすい気持ちよいジャッジをしていました。 康介が蹴ったFKは枠の左でした。惜しい。 前半32分、拓郎がドリブルで駆け上がり、CKをとりました。 左からのCKを蹴るのはカネくんです。 カネくんはショートコーナーで、近くに寄ってきた康介とのワンツーで改めてクロスをあげましたが、ファーへ飛んだボールは誰にも合わずにゴールラインを割ってしまいました。 前半35分、拓馬くんが展開したパスから貴哉くんが右サイドを駆け上がり、クロスを入れようとしたところで倒されます。それでもすぐ起き上がってさらに相手に果敢にぶつかっていく貴哉くん、いいよー。 前半37分にも貴哉くんが倒され、ちょっと痛んでいましたが、まもなく立ち上がりました。 前半38分、拓馬くんが相手選手をチェックにいってボールを奪い、それを受けた康介がドリブルでゴールへ向かって突進。倒されてFKになりました。 この位置からのFKです。 お、壁の足元を隠す記念写真型でやりますか。 ボールの前に立っているのはミツと康介。 後半39分にミツが蹴ったボールは壁に当たってはね返り、チャンスにはできませんでした。 うーん、なかなかゴールが遠いなあ。 早く追いつきたいなあ・・と思っていたら。 前半43分、健士くんが相手ボールをカットしてドリブルで攻め上がりました。健士はそのままどんどんゴールへ向かっていきます。おーー、いいぞーー、いけ~~! ゴール左側から攻め込もうとした健士は、ゴール前で誰かにいったんボールを預けてリターンをもらったんだったかな、そこからゴール前ファーへボールが飛んで、最後はゴール右から陽輔が右足を振り抜き、ボールはできれいにネットに吸い込まれました。(1-1) ビューティフル!! ナイスゴール!! きれいに決まって大喜びの陽輔 キャプテン拓郎くんが抱きしめて祝福します。 やったーーー!! サポも大喜びで「陽輔!!」コールをし、つづけて「健士!!健士!!」とタケシコールも。いやあ、決めた陽輔もえらいけど、健士もよくやった!! (そんな興奮のなか冷静にビデオを回していたひぐまさん撮影のこのゴールの動画は→こちらで見れます。) いやあ、前半のうちの追いつけてよかったーーー。 安堵の気持ちもさめやらぬまま、ロスタイム1分を経て、1-1で前半が終了しました。
メンバー交代はなく、後半が始まります。 後半開始時の円陣。 (やっぱり『頭が高い』のは・・・ぷぷぷ。) コンサキックオフで後半開始です。 <後半のメンバー> 11陽輔 9ミツ 14康介 7カネ 8タカ 28拓馬 6拓郎 23奈良 4健士 20貴哉 21修平 後半1分、気づいたらゴールが決まっていました。実はこのとき私はハーフタイムに仲間に送った速報メールの返信を読んでいてピッチから目を離していたのです。 そしたら周りがわーーーっと言ってて、陽輔が大喜びしている。 わ?なに??ゴール? 陽輔?! 嬉しいやら、見逃して残念やら(笑)。 2-1、勝ち越しゴールが決まりました。 喜ぶ陽輔 やったねー、2点目だよーー! 拓郎くんが陽輔の頭をなでなで みんなで喜んだ後、サポへ向かってもイエイっ!! 見逃した~~~~~、と残念がる私に向かってひぐまさんのありがたい言葉。「大丈夫、撮ってたから。」 というわけで、ひぐまさん撮影の2点目のゴールシーン動画は→こちらから。 後半3分、前橋育英が早くも選手交代です。うふふ、コンサ勢いあるもんね。 後半の立ち上がり、ゴールが決まった勢いだけじゃないのでしょうが、コンサはかなりいい感じです。いろんなところから相手を崩そうとチャレンジのパスが出されます。 特に後半に私が感心したのは、最終ラインからとか中盤から、長いレンジで出されるグラウンダーのスルーパスでした。浮き球ではなくグラウンダーなので相手選手が立っている間をかいくぐって味方に届く格好になるのですが、それがよくもまあ通ったなあと感心するくらい遠くの味方に、斜めにとか縦にとかパスが出されてつながります。相手だってコンサのパスをカットしようと狙っているだろうに、それがカットされずに届くなんて、どうしてそれができるんだ?!と驚いちゃいました。それが1回2回じゃないんですから。これはこれまでのコンサにあまり見られなかった味わいじゃないでしょうか。この先どんなチームになっていくのか楽しみだわあと思いました。 後半5分、前橋の右CK。ドキッとするようなシーンになりましたが、なんとか守りきりました。 後半6分、前橋育英が右サイドをえぐり、クロスをあげましたが、そのクロスを修平がジャンプしてキャッチしました。修平、ナイス! 後半8分、完全に崩されてシュートを打たれました。勢いのあるいいシュートでしたが、バーの上を越えてくれて助かりました。 後半10分、貴哉くんがナイスクリアでピンチの芽を摘みました。 後半11分、貴哉くんが上手い動き出しで右サイドのスペースへ走り込みゴールラインギリギリからクロスを入れます。それをミツがボレーでシュートしましたが、あたり損ねて上へ飛んでしまいました。 ちょっとずつ危ない場面が増えてきたような気がするのは、選手の動き出しがなんだか重くなってきたからじゃないだろうか? 気のせいかもしれないけれど、さっきのノリノリだったころから比べると動きが減っているような気がします。むーー、この暑さだからなあ。札幌はもう涼しいだろうしなあ・・・。 後半14分、左サイドの低い位置で拓郎が相手選手とボールを奪い合い。奪われそうになったり取り戻したり体の強さと足元のテクニックの両方が求められる死闘のうえ、体勢を崩しながらも最後はぐいっと足を出して拓郎くんがボールをコントロールして、それが拓馬くんの攻撃につながる絶妙なパスになりました。 わーーー、拓郎すてきぃ~。 拓馬くんに渡ったボールは、陽輔、ミツとつながって最後はミツがグラウンダーのシュート。GKが抑えました。残念。 後半18分あたりは、どちらもチャンスを作りかけるがっぷり四つ、一進一退の攻防です。コンサはさっき運動量が落ちたかと心配しましたが、どうやら持ち直したようです。がんばれ~~。 スタンドでジリジリと焼かれつつ、サポも必死の応援です。 後半25分、ここでいったん水タイムになりました。ほっと一息、サポも給水します。手元のペットボトルのお茶は「温かいお茶」になっていました。 水を飲みながら拓郎がみんなに「ちゃんとやろう!!間延びしてるぞ!!」と大きな声をかけて、引き締めています。 こういう姿にもいちいち「拓郎くん、かっこいい~~」と思ってしまうのは、私の拓郎ラヴ度♪が増しているのでしょうか?(笑) 後半26分、プレーが再開しました。 後半27分、前橋育英の左CK。 後半29分、前橋育英のシュートを修平が手の先でなんとか触ってコースを変え、ボールはサイドネットにぶつかりました。ひゃー、よかったー。 後半30分、修平がボールをキャッチしようとジャンプして競り合ったときにどこか痛めたらしく、倒れこみました。大丈夫? しばらくして起き上がりました。 後半31分、ここでコンサは選手交代。ミツに代わってターボが入ります。 11陽輔 24ターボ 14康介 7カネ 8タカ 28拓馬 6拓郎 23奈良 4健士 20貴哉 21修平 後半32分、健士くんが痛みました。健士くんはかなりガツガツ体を張っていましたから心配です。いったん外に出て治療して、後半34分にピッチに戻りました。ああよかった。 後半35分、コンサは2人目の選手交代。陽輔に代わってナリが入ります。 前線がフレッシュな2人になって、運動量増やしてかき混ぜてくれ。そんな意図を感じた交代でしたが、果たして前線の運動量が回復すると、チームにリズムが戻ったみたいでした。入ったばかりの2人は高い位置から相手ボールを追い回してくれるので、中盤の守備の負担も減るんだろうなと思います。 そうやって2トップがボールを追っているうちに、コンサのチャンスが生まれました。 後半36分、中盤で起点のパスを出したのはカネくんだったかな。前線にふわりと浮き球のパスが出て、それをターボが飛び出して収めました。ターボが自分で仕掛けてシュートするかなと思って見ていたら、ターボは右へ開きながら自分で打つようにも見せかけて、ゴール左前のスペースへ折り返す横パス。そこにフリーのナリが走り込んで、ゴールに流し込むようにしっかりゴールを決めました。(3-1) きまった~~!! なんてきれいな!! 喜ぶナリ。決定的なパスを出してくれたターボと肩を組んで喜んでいます。貴哉くんも駆け寄っています。 そしてみんなも駆け寄って祝福。 (ひぐまさん撮影の3点目の動画は→こちらから。) それまでかなりピンチをしのいでいた場面もあっただけに、2-1から3-1となったのは嬉しい。 時間も時間だし、これで勝ったかな~とこのときは思いました。 後半38分、康介に代わってトガが入りました。康介はちょっと前から脚が攣って、何回か倒れ込みそうになっていたものね。 27ナリ 24ターボ 5トガ 7カネ 8タカ 28拓馬 6拓郎 23奈良 4健士 20貴哉 21修平 トガが入っても拓郎はSBのままで、トガはSHでした。 さあ、残り時間はあと少し。 きっちりやりきって勝つぞ~~。 そう思っていたのですが、後半40分、ペナルティエリアに攻め込んできた相手選手をDFが正面からぶつかる感じで倒してしまい、ファウルになりました。カードは出ませんでしたが、ペナルティエリア内のファウルなのでPKです。 ま、あれはしゃーない。 修平、頼むよーー。 (PKになりました。) サポが祈るように念じながら見つめる中、修平が向かって左(修平にとっては右)へ横っ飛びし、前橋育英のキッカーが蹴ったボールは枠の左へ逸れていきました。 うわ~~!やった!!修平!! と思ったのですが、GKが動くのが早かったから(?)どうやら蹴り直しみたいです。本当の理由は分かりませんが、見ていてそう思ったもので。 で、やり直しのPKはきっちり決められ、1点差に追い上げられてしまいました。(3-2) ああ、さっき3点目が入っていていよかった~、と思いました。 会場は前橋育英の追い上げに大盛り上がりです。 前橋育英の選手たちも勢いづいて元気になった感じです。 残り時間あと少し。コンサは1点を守りきるか、もう1点を取りにいくか。 見ている方はどうしたらいいのか迷う気持ちでしたが、選手たちはどう思っていたのかなあ。 後半43分、前橋育英に右CKを与え、会場はさらにヒートアップしました。それをなんとか守りきり。 がんばれ、あと少し。 ロスタイムは3分と表示されました。途中、選手が痛んでいる時間もけっこうあったのでロスタイムが長かったら嫌だなと思っていましたから、3分という長さには少しホッとしました。 ところがロスタイムの表示が出てまもなく、手元の時計がまだ46分になる前に、気づくとコンサゴール前でポンポンポンと何回かヘディングでボールがつながり、そしてふわりと押し込まれる感じでボールがゴール右隅に入っていってしまいました。 ・・・・・。 失点。 同点になってしまいました。(3-3) 暑い中最後の力を振り絞っていたコンサ選手たちも、これにはすぐに気持ちの切り替えとはいかなかったようで、ここですぐボールを持ってセンターサークルへ駆け出すとはいきませんでした。ちょっとの間、がっくりと膝をついた感じだったもの。 でも少しすると、さあ残りの時間で再度勝ち越しだと気持ちを奮い立たせることができて、残り時間は「殺るか殺られるか」のまさに必死の形相の戦いでした。 後半46分、内容はもう不明だけれど、私のメモにはピンチをしのいだ痕跡が残っています。すっごい危ない場面だったけど助かったはずです。ここで逆転されるなんてことにはならなくてよかった。 そして後半48分、カネくんの打ったシュートにGKが倒れ込むようにして飛びつき、ボールがGKから見て右側にこぼれて転がりました。 それをゴール左前にいたターボが押し込めればこれ以上ない展開でしたが、ちょっと間に合わず、GKが拾い上げたんだかDFがクリアしたんだかのところで試合終了の笛が鳴りました。 引き分けです。 がっくりきているのはコンサの選手の方でした。 そうですよね。同じく勝ち点1を分け合ったとはいえ、残り時間少ない中で2点差を追いついたチームより、追いつかれたチームの方が悔しいはずですもの。 悔しい気持ちをどこへぶつけたらいいのか・・という顔をしている選手を、キャプテン拓郎くんが叱咤し促して、整列させます。 お疲れ様でした。 最後にサポのところへも挨拶にきてくれました。 まだ1試合が終わっただけだから。大事なのはこれからだから。負けたわけではないんだし。 そう思って選手たちの姿を見つめました。 コンササポがいつものように相手チームにエールを贈る「まえばしいくえい!!」コールをすると、バックスタンドの芝生席にいた前橋育英応援団も「ありがと札幌!ありがと札幌!」「がんばれ札幌!がんばれ札幌!」とコールをしてくれて、その後前橋育英の選手たちも私たちの方までわざわざ挨拶に来てくれました。 一列に並んで「ありがとうございました!」という前橋育英選手たちに対して「決勝でまたやろうな!」と声をかけるコンササポ。 前橋育英はさすがきちんと強いチームでした。 第三者から見たら見応えのあるおもしろい対戦だったと思います。(コンササポにとっては悔しいですけど。) でも望みどおりもしまた決勝で対戦したら、今度は絶対に勝つからね~~!
30
Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@敷島サッカーラグビー場
2009-09-08 19:57
惜っしい~~試合でしたね。 インターハイ覇者と互角以上の試合だったみたいで(某ブログでは技術面では前育を上まわってたとの評も♪)頼もしいです。 奈良君がスタメンって~凄いな~♪ 「鋼のCB!」良いネーミングですね~ そのフレーズでダンマクを作られる様な選手になって欲しいな(笑 次も楽しみにしてます。
あきっく
Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@敷島サッカーラグビー場
2009-09-09 21:57
>30さん アウグス党の党首さんは札幌のこと褒めてくれるから嬉しいですよね。 でもほんと、見てて技術ではうちの子の方が上手いなあと思いました。フィジカルではちょっと劣勢でしたけど。 これでも数年前と比べるとかなりフィジカル強くなってるのにねえ、うちのユースくんたち。 テクニックと判断力と連携とすばしっこさと運動量で、うちのチームの魅力が作られているなあと思いました。 次の試合も楽しみですね!
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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