私の感じたヒロの変化タイミング

2009年08月08日

どうやら明日のヴェルディ戦もヒロがスタメンに入るみたいですね。
雁来萌さんが秘密基地がみんなにバレちゃったと嘆き(?)喜んで(?)いらっしゃるように、前節の試合で、ヒロが見る者を魅了するフットボールプレーヤーであることが白日の下にさらされてしまいました。これからは、サポの期待も、相手チームのマークも、今までより一段上になるでしょう。サッカー選手として一段階成長するタイミングになると思います。
この分じゃ秋の高円宮杯(U-18)にもヒロがユース選手として出場することはないだろうなあと、なぜかちょっと感傷的になってしまいました。いや、嬉しいことではあるんですけど。

今日はいろいろ昔のことを思い出したりして、私がこれまでに「おお?なんか、変わった?」と感じたヒロのタイミングについて触れてみたくなりました。ええ、いつもの(?)溺愛モードのベタベタに甘甘エントリですよ。すみませんね。
でも、もちろん言うまでもない念押しですが、あくまでも私が、断片的に試合だけを見て素人的に感じたことですからね。話半分以下に聞いてくださいな。



ヒロのトップ昇格が発表されたときにも書いたように(→こちら)、私がヒロを初めて見たのは2004年8月14日。J村で行われたクラセン(U-15)のグループリーグ初戦・柏レイソルU-15戦でした。
北海道にはない蒸し暑い環境での試合で、前半は拮抗した展開だったのに後半コンサの運動量ががっくりと落ち、後半27分に失点して(この試合は35分ハーフ)0-1で負けた試合でした。
この試合の後半34分にヒロが交代出場したのですが、当時私はヒロが中学1年生の選手であるということを意識していなかったかもしれません。名前はメモには残っていますが、特段の印象なく終わったように思います。この年は、クラセン(U-15)を見にいけたのはこの日だけでした。

次にヒロを見たのは、2004年12月5日に石巻で行われた高円宮杯(U-15)のグループリーグ初戦・FCあきた戦でした。
このときのスタメンはこんな感じでした。

   7能登   9大西
     11鶴野
 20古田  6伊東  8藤井
5本間  4熊澤  2山川  17浦田
      1岩田

スコア以上の完勝という感じで2-0で勝利した試合でした。
ヒロの1学年上の安藤大介くん(変態系トップ下)は怪我で出場していません。このときはまだ、私にとってヒロは「普通のレギュラーの選手」という印象でしたね。年齢差の影響の大きい中学年代で、1年生がスタメンでフル出場するというのは考えてみればすでに「普通」ではないのですが、あくまでも学年関係なく試合での働きに着目したらという点で。


ヒロのことをチームの中心選手として認識したのは、翌年・ヒロが中2の年である2005年。8月13日(土)から15日(月)まで3日間見に行ったJ村でのクラセン(U-15)のグループリーグ3試合でだったと思います。

1試合目は大阪の街クラブ・EXE90FCと対戦し、1-1で引き分けました。
このときのスタメンは

   14古田  9玉岡
     10安藤
11鶴野        2大吉
      7竹内
5本間 4熊澤 3加藤  6浦田
      16安田


2試合目は名古屋の街クラブ・名古屋FCと対戦し、安藤くんの40メートルスーパーゴールが決まって1-0で勝ったはず。
この日のスタメンは前日と同じですが、ヒロと安藤くんのポジションが入れ替わっています。

   9玉岡 10安藤
     14古田
11鶴野       2大吉
      7竹内
5本間 4熊澤 3加藤 6浦田
     16安田

後半25分くらいにヒロout、8打矢in。
後半ロスタイムに9ヨングンout15平井in。
ヒロの変態系トップ下のプレーは私の目を惹きつけました。


3試合目はジェフ千葉習志野との対戦。確か2-0で勝ちだったかな。
この日ヒロは、スタメンではなくベンチスタートでした。
私は「きのうまでのCK(右も左も)もFKも全部蹴っていた古田くんがいなくてどうするのだろう?」と思ったのですが、ヒロに代わってスタメンとなったうっちーがCKを右も左も蹴っていたので、うまくできてるwと感心したのでした。
フォーメーションはこんな感じ。

   9玉岡  8打矢
      10安藤
11鶴野         2大吉
      7竹内
5本間  4熊澤 3加藤 6浦田
      16安田

後半10分くらいにうっちーに代わってヒロが入り、以後のプレースキックは全部ヒロになりました。
後半30分くらいにヨングンout、平井in(FW同士そのままの位置)
後半33分くらいに本間out、23菅原in

この3日間のフォーメーションで分かるように、ヒロはチームの主力選手ではありましたが、まだ絶対的な存在とまではいかなかったのかな。中2の段階では。目立つ選手ではあったけれども。
このときチームで10番をつけていたのは3年生の安藤大介くんで、彼はやはりチームの攻撃を牽引している選手でしたが、ヒロも安藤くんと並んで(交替で)変態系トップ下の役割を果たしているという感じでした。


そして中2から中3になる年の4月初め、波崎で行われたU-18の遠征合宿を見に行ったら、ヒロも参加していました。このときのレポのうちヒロが出てくる試合は→こちらこれあたりです。
今年は飛び級でU-18の練習に参加するらしいという噂があったので、「ああ、やっぱりそうなのか」と思いました。

だから8月のJ村でのU-15のクラセンにヒロが出場していたのはちょっと意外でした。というか、その2週間前のU-18クラセンのときにヒロがいなくてがっかりしたというのが先でしたけど。
このときのU-15ではヒロはキャプテンで、文字どおりチームを率いる「王様」でしたよ。悪い意味じゃなく、よい意味で。
ちなみに、このときのJ村のレポはこちら。→1日目2日目3日目。

このときのクラセン(U-15)の日程後半とかぶるように、札幌では北海道国際ユースがありました。U-16の北海道代表と北海道選抜の2チームが選抜されて参加する大会です。幸か不幸かこの年コンサU-15はクラセンのグループリーグで敗退してしまったので、北海道国際ユースが始まるころにはチームはJ村から帰札しました。だからヒロももしかしてU-16北海道代表の一員として北海道国際ユースに出場するかもしれないと期待したのですが、見に行ってみるとヒロはメンバーに入っていませんでした。札幌ドームのスタンドで友達と一緒に観戦している姿を目撃していますw

秋に開かれる国体に出場する北海道代表のメンバーは、国際ユースのときの北海道代表・北海道選抜の選手たちで構成されるとばかり思っていたので、のじぎく国体を見に行って選手たちの中にヒロもいるのには驚きました。思わず「わ!いたんだ!」と面と向かって言っちゃって、知らない人にいきなり話しかけられた格好のヒロは「あ、はい。」と不審な表情をしていましたね(笑)。
レポにも書いていますように、このときのヒロは、年下ながらチームメイトの信頼があるんだなあと感じました。


この後しばらくは、普通というか順調というか。
例えばヒロが中3から高1になる春に、コンサU-18がイギョラカップに参加して優勝しましたけれど、ヒロはこのとき普通にチームのレギュラーでした。(例えば→決勝戦)
年下であることを除けば「特別」ではなく、チームの中核となる何人かの選手のうちの一人という感じでした。


それが、ちょっと雰囲気変わった?という印象を受けたのは、ヒロが高1から高2になる春(2月中旬)の広島遠征のときのことでした。
広島ユースとの試合レポでも触れていますが、このときのヒロは、攻守にわたって自分の力でチームを勝たせるという意欲に満ちているようでした。
それまでのユース(U-18)でのヒロは、チームの中核パーツとして大事な役割を果たしてはいたものの、何人かのうちの一人という感じ(本人の意識も)を受けていたのが、なんだか違ってるぞと感じさせる雰囲気でした。
今思うと、HFCはかなり前からヒロを高校生のうちにトップ昇格させる青写真を描いており、この年のヒロはチームで10番を背負うことになるわけですから、まるで3年生になったような雰囲気をこのときのヒロが身につけていたのは合点がいきます。
「3年生になると変わるもんだなあ」と感心したり、3年生の夏にぐぐっと頼もしい変化を感じる選手が毎年何人かいますが、ヒロはその立場が1年早く来たのでしょう。

優勝を巡って旭川実業、北海高校としのぎを削ったプリンスリーグでは、無敗街道を突き進むチーム同士のプレッシャー溢れる対戦で、ヒロがチームの勝利に大きく貢献する追加点を挙げました(→北海高校戦)。このときのヒロの責任感溢れるプレーぶりは、チームのリーダーとしての貫禄を備えていました。
この時期、試合ごとにたくましさを増している気がして目を細めていたのですが、何度か触れていますとおりその夏ヒロは大怪我をしてしまいます。サポとしてはプレーが見られなくなってとても残念だったし、チームとしても痛かったでしょうが、本人も期するものがあっただけにさぞや辛かったことと思います。1週間後のJ村(クラセンU-18)には、歩くのも不自由な状態で帯同して、チームの試合の様子を外から見つめていました。

あの姿を見ていただけに、今年のクラセン(U-18)に出ると聞いてさぞや本人も意気込んでいるだろうなと思ったし、直前にトップのベンチ入り(のためにJ村には行かない)ことを聞いて「放心状態になった」と読んで(→道スポ記事)、そこまでだったのか・・と苦笑してしまいました。

想像していたより早く、高円宮杯(U-18)のグループリーグで試合復帰して、怪我の影響をほとんど感じさせないようなパフォーマンスを見れたときは、安心したし、嬉しかったですねえ。→ 2008/9/15・秋津でのグループリーグ第3戦とか2008/9/21・西が丘でのラウンド16前橋育英戦


その後トップ昇格の発表があり、ヒロの燦めくプレーがトップではどの程度通用するだろう?(かなりいけるんじゃないか??)とワクワクしながら迎えた熊本キャンプ中の練習試合(→こちら)。
そこで見せたヒロのプレーは、あっけないほどにダメダメでした。もっといけると思ってたのに。思わず、試合後引き揚げるヒロに「難しかったねえ・・。」と話しかけると、ヒロも「難しかったです。」と言っていたほどです。
このとき一緒に試合を見ていた宮崎のクラシックさん、chooさん、はかたん1号さんも同じように感じたようです。
http://www.consadole.net/chiha/article/1600 ←クラシックさん
http://www.consadole.net/shiho508/article/904 ←はかたん1号さん
http://www.kingofsapporo.com/archives/2009/02/post_836.html ←chooさん
それが半年後には、こないだ厚別で魅せたあのプレーですもの。


だらだらと無駄に長いエントリになってしまいましたが、ひとことでまとめると、私がヒロの変化(急成長)を感じた時期は、
ひとつは、高1から高2になった時。
そしてもうひとつは 今!です。


これは私の勘ですが、きっと今は、トップの試合を肌で経験してぐいぐいぐいっと伸びていく時期なのだと思います。
ここ数試合は見所だと思いますよ。ドキドキハラハラワクワクしながら見守るには。タケノコのお刺身みたいに。旬のアスパラみたいに。今しか味わえない新鮮な味!
だからみなさん、ぜひ1試合たりともお見逃しなく~!
って、言われなくてもみんな注目してますね。失礼しました~。


この記事に対するコメント一覧

さいとー@横浜

主観まみれなのにケレンミの無い良質アーカイブ

2009-08-15 21:32

じっくりwebを見るのは、本当に久しぶりでした。 これ、一言で言うなら「資産」ですよ。こういう個人ブログは主観が入らない記事はありえないのですが、マスメディアは(出身者なのでバイアスを入れることが許された道新ですら)こういう風味はいかないでしょ。 これで古田が次の次のWC代表にでもなって、サポに荒い取材をかけたら「おやおや○○さん、ここまでしっかりとしたアーカイブが世間にあるのに、そんなこともご存じない?いやいやいやしくも社会の木鐸たる○○さんが、サッカーもぐりなのがつくづく残念ですなぁ、おーっほっほ」と京都貴族のぶぶづけ対応させていただきますわ。

あきっく

Re:私の感じたヒロの変化タイミング

2009-08-15 22:17

>さいとー@横浜さん まあ、これはこれは過分なお言葉。 ありがとうございます。 ヲタにはヲタなりの使い道(?)もあるのですかねえ。 これで私がサッカーに詳しければもっと役に立つのでしょうけどw

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