2009年06月29日
2009/06/28(日)10:00 @夕張平和運動公園 第12回北海道クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 決勝戦 コンサU-18(2-1、2-0)クラブフィールズU-18 (40分×2) 得点者:オウンゴール(クラブフィールズ・前半11分)、西田謙太(前半36分)、三上陽輔(前半ロスタイム)、近藤勝成(後半16分)、三上陽輔(後半28分) この大会は、北海道の2種年代のクラブユースチームの頂点を争う大会であると同時に、夏にJ村で開催される第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会に出場するチームを決める北海道予選を兼ねています。といっても、エントリーしているのはコンサU-18とクラブフィールズU-18とサンクくりやまU-18の3チームだけなんですけど。 優勝した1チームが夏のJ村での全国大会に出場できます。 コンサはこの大会が始まって以来、過去11回すべて優勝してJ村に行っています。今年ももちろん優勝するはずです。してもらわないと困ります。じゃないと私の夏休み(=J村)を返して!!って事態になってしまいますもの。 U-18の大会については、ここ数年、コンサはトーナメントの最後(決勝戦)にだけ参加する形式になっていて、今年も北海道でのクラセンはこの1試合をやるのみです。きっちりと勝ってもらうことを期待して、夕張に出かけました。 山の緑に囲まれた気持ちのよいピッチです。 いいお天気。風もそよそよ吹く程度で気持ちよいです。日差しが強くて暑いけれど。
選手たちがアップをしています。 今日は白いユニなのね。 試合前に、ベンチ前で恒例の全員での円陣です。 選手が入場して整列します。 ゲームキャプテンは安田くんでした。 前半開始時の円陣 クラブフィールズの円陣 クラブフィールズのキックオフで前半がスタートしました。 <前半のメンバー> 11三上 27近藤 12葛西 7金子 8福永 15西田 18濱田 13中山 3松田 2大地 1安田 (控え) 21松原修平、6上原拓郎、19木島翔太郎、20菊地稜健、28荒野拓馬、35鈴木貴大 (交代) ハーフタイム 大地優貴 → 荒野拓馬 後半27分 金子顕太 → 木島翔太郎 後半31分 西田謙太 → 菊地稜健 勝って当然だし、あたりまえのように勝つ相手。私は内心そう思っていましたが、選手たちの心の内はどんなものだったでしょうか。知らず知らずに相手を舐めて、ぼんやりしていたところがなかったかな。 立ち上がりは意外にも(?)、クラブフィールズの迫力にコンサがタジタジとなる雰囲気でした。 前半0分52秒に陽輔が左前から相手ゴールに迫り、シュートしようとしたボールに先に触った相手GKがボールを後ろにこぼしてしまい、ゴールへ向かって転々と転がるボールをゴール前に立つフィールドプレイヤーがクリアするというチャンスシーンがあったものの、その後はコンサはちぐはぐな状態が続き、パスがカットされたり相手にぶつけてしまったり。途中でひっかかってしまい、よい攻撃の形を作れません。次のシュートは、クラブフィールズが縦のボール1本で裏へ抜け出す動きを何度か見せていて、その3回目くらいにシュートまでもっていった前半7分に放ったものでした。 前半8分にはクラブフィールズがCKを得ます。あらら。 前半10分、おっちが右サイドを駆け上がってCKをとりました。右からのCKを蹴るのはタカです。 クラブフィールズの選手たちはみんな口々に声をかけあっていて、その声が私たちにもよく聞こえてくるのに対し、コンサの選手は静かです。GKの安田くんの声が響いているくらいです。昨日のプリンスの試合でも感じましたが、声出しはこのチームの課題じゃないかと思います。例年のことですけれど。暑い中黙々とプレーして。暑いのは分かるけど、J村の暑さはこんなものじゃないですしね・・・。 そして前半11分、なんと先制点を献上してしまいました。俊足でキレのあるドリブルを持つ相手9番が、長いボールに合わせてゴール左側に抜け出す動きを見せ、対応したコンサのDF2人を次々と交わし、ゴール前へグラウンダーのクロスを入れると、慌ててコンサゴールに向かって走って戻ってきていたコンサMF2人のうちの1人に当たり、ゴールに蹴り入れる格好になってしまいました。(0-1) 凄い勢いで喜びあう、大喜びのフィールズの選手たち。 圧勝するつもりが(←私)逆にリードされてしまい、コンサの選手たちはなんだか焦ったような雰囲気になりました。安田くんが後ろから「まだ時間あるから、焦るな!」と盛んに声をかけますが、ミスがあったり呼吸が合わなかったり。落ち着いてやればなんでもないあたりまえのシーンでもうまくいかなかったりします。 前半18分、ニシケンがゴール正面からシュートを打ちますが、相手GKが押さえました。シュートの勢いがちょっと遅かったかな。 前半19分、右からのCKはタカが蹴り入れ、クリアされてもう1回、今度は左からのCKになりました。蹴るのはカネです。 前半30分あたりまで、相手の繰り出すカウンター攻撃はピンチになる前に途中で食い止めてはいますけれど、自分たちで攻め込んでいけてはいません。まだ十分に時間はあるとはいえ、延長戦に突入するのは困るよと、この後2時からの試合(サテライト)に間に合うように宮の沢へ向かう予定のサポは心の中で念じます。フィールズの選手たちは、よく動いていてプレスが早いです。このまま終盤までは持たないだろうなとは思うものの。 そうしているうちに前半36分、待望のゴールが生まれました。ニシケンが右サイドからクロスを入れたチャンスにはシュートまでいけず、あー・・と思ったところで、こぼれたボールを再び拾ったニシケンがゴール右前の至近距離から左サイドネットに突き刺すシュートを決めました。(1-1)わーー!!よかった! ゴールが決まると、とたんに元気になり、プレーにも落ち着きを取り戻すユースくんたち。精神状態がプレーに与える影響は大きいんだなあと改めて感じます。 ロスタイム1分と掲示され(この試合は40分ハーフ)た後、カネの右からのクロスに陽輔が飛び込んでヘディングでシュートを決め(2-1)、前半のうちに勝ち越すことができました。やれやれ、よかった。 (サッカーっぽい写真)
ハーフタイムに選手たちがベンチに戻ってくると、というか、戻りながらでも、あちこちでプレーについて選手同士話し合ったり確認したりしている光景が見られました。 あんなに一斉にみんなで意見交換するなんて、「あら、なんだ。みんな声を出せるんじゃないの」と思ったほどです。 ベンチに入っているキャプテン拓郎くんも、積極的に思ったことをアドバイスしています。 その様子を黙って見守る四方さん。 (氷水の入った袋で首の後ろを冷やしながら、前半のプレーについて熱心に話し合う選手たち) (フィールズの選手たちもプレーを確認しています) 選手たち同士での確認が一段落し、みんながひと息ついた後で、四方さんがメンバーチェンジも含め、総括して後半の戦いについて指示説明をしていました。なるほどねえ。
後半開始時の円陣 後半最初から、おっちに代わって拓馬くんが入りました。 ニシケンが右SBに移って拓馬くんはボランチに入ります。 コンサのキックオフで後半スタート <後半のメンバー> 27近藤 11三上 12葛西 7金子 8福永 28荒野 18濱田 13中山 3松田 15西田 1安田 後半1分、私たちのすぐ目の前で、最終ライン相手DFの間でボールを受けたナリが、体の動きのフェイント一発で相手をはずして抜け出す技を見せます。うわー、凄い、かっこいい。 シュートはGKにセーブされてゴールにはなりませんでしたけれど。 後半3分、ゴール前にあがったクロスに対して、大くんが頭で合わせてシュート。惜しくもバーの上にはずれましたが、なんだかいい感じです。 前半と比べると、見違えるように選手同士の声も出ています。 後半12分、最終ラインがボールを持ったとき、左サイドの大くんが斜めにゴール前へ向かってガーッとダッシュし、そこで空けたスペースに後ろからハマが長い距離を駆け上がってボールを受けます。左からクロスを入れるかなと思ったハマは、自分でゴールを狙い、シュートを打ちました。上へはずれてしまいましたけど。 後半15分、はまがドリブルで左サイドを持ち上がります。相手DFはハマとゴールの間に体を入れ、ハマの進路を塞ごうとします。ハマは誰もいないゴールライン方向へボールを出し、回り込んで自分でそれを拾おうとしたのですが、走り込めず止められてしまいました。でもナイストライだったと思いました。 後半16分、ナリがゴール前でボールを受けるや、シュパッとターンしてきれいにボレーシュート。ボールはネットに突き刺さり、ゴールが鮮やかに決まりました。これぞストライカー!という感じの美しいゴールでした。(3-1) これで万が一何か「事故」が起こっても、延長戦に突入する危険はぐっと少なくなりました。 (サッカーっぽい写真) 後半27分、カネに代わってキジが同じ位置に入ります。 後半28分、ナリが右側からサイドを突破してクロス。それを陽輔がズドンと足でゴールを決めました。(4-1) これも陽輔らしい豪快なゴールでした。 後半31分、ニシケンに代わって稜健が入ります。 27近藤 11三上 12葛西 28荒野 8福永 19木島 18濱田 13中山 3松田 20菊地 1安田 後半32分、ナリがゴール左斜め前から、GKの位置をよく見てゴール右上隅を狙ったシュートを放ちます。ボールは少し曲がりながらゴールへ向かいましたが、あと少し曲がり足りず(?)惜しくも枠の少し外でした。惜しかった~。 後半34分、今度はゴール右斜め前からのナリのシュート。ふわっとした感じでGKを越えてゴールに入りそうでもありましたけど、ファーに駆け込んだ陽輔が頭で角度を変えて押し込もうとしました。が!ボールは逆に外側に向かってしまい、ポストに当たってはね返ってしまいました。わー、残念。 ロスタイム3分が表示され、手元の時計で42分を指すころ、ペナルティエリアのすぐ外でFKを得ました。タカが蹴りましたがゴールにはなりませんでした。 後半43分、右サイド(コンサの左サイド)をえぐられ、稜健が頭でクリアしてゴールラインを割り、相手のCKという場面で、審判はCKを待たずに試合終了の笛を吹きました。 終わってみると4-1の勝利でした。 お疲れさまでした。
続いて、表彰式が行われます。 両チームの選手が整列して ゲームキャプテンの安田くんが前へ進み出て 優勝の賞状を受け取ります。 握手しています。 そしていつもならここで優勝の記念写真(というか全国大会のパンフレットに載せる写真)の撮影があるはずだぞ、と、待っていたら。 あらら、そこで撮るですか。 というわけで、私は斜めからの撮影となりました。 やっぱり笑顔はいいねえ。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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