プリンスリーグ第4節 札幌新陽高校戦@室蘭入江運動公園

2009年06月08日

2009/06/07(日)14:10 @室蘭入江運動公園グラウンド
プリンスリーグ第4節
コンサU-18 4-0(2-0、2-0) 札幌新陽高校 (45分×2)
得点者:菅原康介(前半22分)、三上陽輔(前半42分)、工藤光輝(後半10分)、三上陽輔(後半11分)
コンサの警告等:福永貴弘(黄)

今日は札幌ドームでトップの鳥栖戦もあるのですが・・・。

バス乗り場
雨の降る千歳空港に降り立って、私が向かったバス乗り場はこちら。

時刻表
室蘭行きの道南バスです。
およそ1時間に1本のペースです。
でもバスに乗っていた客は私を含め5人だけでした。採算が心配になります。なくなると不便だから廃止されたりしないんでね・・と思わず祈りました。



室蘭駅
バスに揺られること2時間弱。
室蘭に着いたときには雨はあがっていました。
ここで札幌からJRで来るくまちゃんと待ち合わせです。

天勝
試合開始までまだ時間があるので。向かった先はこちら。
ここで天丼を食べる計画です。
お店に入るとすぐのところにレジがあり、メニューが広げられていました。最初にここでメニューを決めて、お金を払うようです。

食券
特製天丼ふたつ。とお願いしたら、この「食券」を渡されました。
お店の人が「食券」と呼んでいたので食券だと思うのですが「券」と呼んでいいのかどうか・・・。
番号のもつ意味合いは不明です。
どういう仕組みでメニューと対応しているのかも不明のままでした。
厨房横のカウンターには色分けした棒が箸立てに立てられていて、オーダーを受けるとその棒も何やら動かされているようでした。
よく分からないけど、まあいいや、仕組みは分からなくても。

天丼
と思ったのは、天丼が運ばれてきたからです(爆)。
ふたから天ぷらがはみ出しています。お味噌汁も熱々です。

ふたを開けた
いただきまーす。
ぷりぷりのエビがたっぷりで、口の中でじんわりと帆立がいい味を主張する。
そんな天ぷらとごはんに甘辛いつゆがかかっていて、「正統派天丼」というお味でした。
2人ともものも言わずすごい勢いで食べちゃったです。美味しかった。おなかいっぱい。

元気いっぱいでグラウンドへ向かい、帯広北vs白石高校の試合を眺めていたら。
鳥
白と黒の模様の羽で、スズメを一回り大きくしてほっそりさせたサイズの鳥が目の前にいました。ささささっと地面を走るスピードがかなり速くてびっくりします。
サイズのせいか動作のせいか、見てると思わず笑みがこぼれるほど「可愛い」と感じます。そばにカラスもいたのですが、それを思うとカラスって可哀相ですね。
この鳥は、ネットの野鳥図鑑で見てみたら「ハクセキレイ」という鳥でしょうか。

帯広北と白石の試合をやっているピッチの脇にサッカー関係者らしい年配の男性がたくさんいたので、てっきり室蘭サッカー協会の人たちが運営のためにいるのだろうと思っていたのですが。
背中に MURORAN SENIOR SOCCER CLUB と書いたジャンパーを着ていたその方たちは、帯北の試合が終わるころ、やおらみんなソックスをはいてレガースをつけてシャツを着替えて・・。あら、もしかしてここでプレーするためにいらしていたのですか!
どんな感じの試合になるんだろう??(相手チームはどこにいるんだろう??まさか高校生とやるんじゃないよね?)と興味は尽きなかったのですが、隣のピッチでコンサの試合が始まる時刻になってしまい見ることはできませんでした。残念。


2面ある天然芝のピッチのうち、一段高くなっている奥の方のピッチでコンサの試合が行われました。
観客エリアはロープで仕切ってあるだけで、ピッチのすぐ脇で試合を見られました。しかも足元はふかふかの天然芝です。立っても座ってもとても気持ちよかったです。

準備したり
選手たちは思い思いに準備をしたり

ストレッチしたり
ストレッチをしたりくつろいでアップしながら試合開始を待っています。

1年生の2人はお仕事中
試合メンバーのうち1年生の2人はピッチの周囲に水のボトルを置いて回っています。こういうのはやっぱり1年生のお仕事なのね。

空になった~
全部置き終わってかごが空になりました。

全員で円陣
ベンチの前で、スタッフも控え選手も全員で円陣を組みました。

全員で円陣
何を言ってるのか内容までは聞こえませんでしたが、みんなで気合いを入れています。

入場
選手入場

整列
整列して

礼
一礼をします。

前半の円陣
前半開始時の円陣

新陽の円陣
新陽高校の円陣

前半キックオフ
新陽高校のキックオフで前半スタートです。


<前半のメンバー>

  11三上  9工藤光
14菅原       7金子
   6上原 8福永
5十川 13中山 4健士 3松田
     21松原

(控え)
1安田翔、2大地優貴、15西田謙太、18濱田克大、27近藤勝成、28荒野拓馬

(交代)
後半11分 松田恭司郎 → 大地優貴
後半16分 金子顕太、上原拓郎 → 近藤勝成、荒野拓馬
後半22分 十川祐樹 → 濱田克大
後半39分 三上陽輔 → 西田謙太

キャプテンの拓郎くんが復帰しています。よかった、よかった。
立ち上がりからコンサが圧倒したかといえばそうでもなく、思うようにボールを運べずに苦労する場面が続きました。ボールを持っているのはコンサなのですが、新陽の素早いプレスにパスが寸断される感じです。
前半4分にようやくカネくんがシュートを打ちますが、枠の上でした。
前半13分ころの時点でも、押してはいる(ボールを持ってはいる)けど最後まではなかなかいけず。たまにシュートで終われると精度とか形とか関係なくシュートを打ったこと自体で「まあいいか」と思うほどです。

室蘭サッカー協会
(クラブハウスは室蘭サッカー協会の事務所を兼ねているんでしょうか)

前半15分の陽輔とトガのワンツーから中に通して康介、タカ、カネとつないで恭司郎が右サイドをえぐってCKをとったシーンは、ようやくいい感じでボールをつなげるようになってきたなと思った場面でした。
前半16分には、雰囲気ではかなり圧倒してゴールに近づいているんだけどなかなかシュート打てないと思っていたら、よく見ると新陽は全員が自陣でがっちり守っていて、新陽ゴール前に人が多すぎて切り込む隙がないということになっていたのでした。
でも新陽はただ引きこもって守って攻める気がないかといえば決してそんなことはなく。右サイドの8番くんは突破力とスピードがあって思わず振り切られそうになってぎょっとすることもあるし、前線の11番くんなどで鋭いカウンターを繰り出してくることもあるので、あんまり気が抜けないのです。いや、いつだって試合中に気を抜くとかないとは思いますけど。
そうやってちょっと苦労している選手たちのプレーを見ていたら。
前半22分、康介が中盤左寄りでボールを持ったかと思うと、そのまま斜め前、ゴール方向へ向かってぐいぐいとドリブルで進んでいきました。
進路を塞ごうとする相手を切り返して抜いていき、そのままゴール前までいって自分でシュート!右サイドネットに内側から突き刺さりました。康介ゴールで先制です。(1-0)

康介ゴールの祝福
(康介ゴールを祝福する)

ひとしきり喜んだあとポジションに散りながら、キャプテンの拓郎くんが「自分、自分ってなっているから、みんなで関われ!」とみんなに声をかけています。それを聞いて、やっている選手たちもチームで連動した動きができていないと感じているんだなあと思いました。今のゴールはほんと、康介の個人技でしたしね。
そしてこのとき私がウケちゃったのは、修平が「5分!5分!」と叫んでいたこと。
『統計上、得点後5分以内に失点することが多いから気をつけるように』という三浦さんの教えはユースにも浸透してるんだ!と感心しました。

前半29分、ミツがターンしてシュートを放ちますが、枠のはるか上です。なんか最近、私が見ている試合ではミツはシュートを枠に入れるのに苦労している印象があります。どうした? がんばれ~。
前半30分、トガが左サイドをいい感じで抜いてあがっていき、ミツのところにパスを出しましたが、ミツはオフサイドでした。このシーンに限りませんが、トガの左SBはずいぶん頼もしくなってきたなあと感じます。こうやって強く、上手くなっていく選手の姿を見れるのが楽しくて、私はせっせとユースの試合に通っているのかもしれないと思いました。
前半35分、ダイレクトにパスをつながれて、コンサゴール近くまで攻め込まれてしまいました。シュートを打たせることまではしていませんが、ちょっとドキドキします。
前半37分、左サイドを抜いていこうとする康介の、ライン際での迫力ある攻防と足技が目の前で見れて、うわー、楽しいーー。
前半39分、ミツがいい動きからチャンス!と思った場面でトラップがうまくいかず、惜しかった。
前半41分、拓郎くんがピッチ中央を攻めあがってシュート。GKがキャッチ。
前半42分、新陽ゴールへ向かって機を窺いながらボールを回して崩そうとしていたところ、ゴール正面(まだ周囲に相手選手がいる状態)で足元でボールを受けた陽輔が、そのままゴールへ向かってくるっとターンして、どーん!と豪快にシュートしました。ボールがゴールネットに突き刺さり、追加点です(2-0)。
これぞ陽輔ゴールの真骨頂という感じのゴールでした。
前半45分、パスで崩していい感じの流れから、最後はカネくんのシュート、ポスト右で惜しい、というシーンがあったあと、ロスタイムはほとんどなく2-0で前半が終了しました。


ハーフタイム
ハーフタイム
真剣な顔で監督の指示を聞いています。
この感じからすると、後半も同じメンバーで始まるかな。

後半の円陣
後半開始時の円陣

おっしゃあ!
がんばれ~。

後半キックオフ
コンサのキックオフで後半スタートです。

<後半のメンバー>

  11三上  9工藤光
14菅原       7金子
   6上原 8福永
5十川 13中山 3松田 4健士
     21松原

メンバー交代はなかったのですが、健士くんと恭司郎くんの位置が前半とは逆になっていました。

後半3分、康介が左サイドをドリブルで抜いてゴール前へクロスをあげ、それをミツがボレーシュート。枠の右に逸れました。
後半9分、カネと健士で右サイドをワンツーで攻め上がり、CKをとりました。蹴るのは康介です。
雨が降って寒いかと思った室蘭でしたが、このころは薄日も差してけっこう暑くなっていました。日に焼けてしまいそうです。
後半10分、とうとうミツのゴールが決まりました(3-0)。ミツが右から駆け上がっていき、ゴールを狙おうとすると、他の選手の動きに釣られたのだったかな、仕組みはよく分からないけれど相手GKが出てきてそれを交わす格好になり、ミツはゴール右側から無人になったゴールにボールを流し込みました。落ち着いていてきれいなゴールでした。
よかった~。ミツ、よかったね~。(これで調子を取り戻すかな)
ゴールを喜ぶ笑顔がまだ残っている(←私に)ところで、ゴールチャンスがさらに続きます。
後半11分、ゴール右前でカネが相手DFと競り合いながら、ボールをコントロールして裏へ抜けようとしました。カネは抜け出ることはできなかったけれど、ボールはゴール左側へこぼれ、それを拾った陽輔がゴール左からずどん!と決めました。(4-0)
後半11分、恭司郎に代わっておっちが入りました。
健士くんが再び中へずれてCBに、おっちは右SBです。

  11三上  9工藤光
14菅原       7金子
   6上原 8福永
5十川 13中山 4健士 2大地
     21松原


サッカーっぽい写真
(サッカーっぽい写真)

もひとつサッカーっぽい写真
(サッカーぽい写真)

そして後半16分、拓郎くんとカネくんに代わってナリと拓馬が入りました。
ナリと拓馬が入る
(拓郎くんが拓馬くんに励ましの?タッチをして交代)

康介が右サイドに移ってナリが左サイドに入り、拓馬くんはタカとダブルボランチです。
拓郎くんが巻いていたキャプテンマークは健士くんがつけています。

  11三上  9工藤光
27近藤       14菅原
   8福永 28荒野
5十川 13中山 4健士 3松田
     21松原


後半22分、トガに代わってハマがそのままの位置に入りました。

  11三上  9工藤光
27近藤       14菅原
   8福永 28荒野
18濱田 13中山 4健士 3松田
     21松原


見てます
別の場所で練習試合をしていたらしい選手たちも、終わってこっちへ来たのかな? 試合のようすを見守っています。

見てます
(見ています。)


攻める
(サッカーっぽい写真)

行け~~~
(サッカーっぽい写真)

後半25分、あれよあれよという間にゴール前まで侵入を許し、攻め込まれてしまいました。修平も引き出され、交わされてシュートを打たれます。
わ!やられた!と思いましたが、ゴールマウスをカバーしたハマがすんでのところで足を伸ばしてクリアしました。ほうぅ。
後半26分、ミツのヘディングシュートは相手GKがキャッチ。
後半31分、タカにイエローカードが出されました。近くに飛んできたボールに手が触れたのですが、故意だと判定されたのでしょう。まあ仕方ないかな。タカは第2節の光星高校戦でもイエローカードを受けているのでこれで累積2枚目。次節は出場停止となりました。

後半34分、またもやゴール近くまで攻め込まれ、ゴール右側の角度のないところからシュートを打たれました。それを修平が体勢を低くしてがっちりとキャッチ・・・と思ったのですが、こぼしてしまい、ボールはころころとボールの方へ転がっていきます。
あちゃー、入った。と思ったところでおっちが走り込んで掻き出しました。副審が反応していないところを見るとゴールラインは越えていなかったのね。助かった。

全体の流れからいって負ける気はしませんでしたが、失点してもおかしくないシーンがけっこうあるのは気になります。

後半39分、陽輔に代わってニシケンが入りました。
ナリがFWにあがり、タカが左サイドにずれて、ニシケンと拓馬くんのダブルボランチになりました。

  9工藤光 27近藤
8福永       14菅原
   15西田 28荒野
18濱田 13中山 4健士 2大地
     21松原

拓馬くんは去年の高円宮杯(U-15)のときは、気づくとよい位置にフリーでいるし、中盤を縦横無尽に網をかけたみたいにボールを拾いまくるし、絶妙の配球をして攻撃の起点となるいった、まさにゲームを支配するプレーをしていて、見ていて思わずうっとりするほどでしたけど、さすがにユースの試合ではなかなかそうもいかないようでした。体もまだほっそりしていて、やりたいことをさせてもらえない場面もありました。しばらくすると変わってくるかなと思うと、それもまた楽しみです。

後半41分、ナリがボールを持って中央を突進。右側と左側、両側に味方がいてパスコースがあり、呼ばれてもいたけれど、ナリはちょっと無理な体勢ながら自分でシュートしました。ポストの右へはずれてしまったけれど、こういうチャレンジもしないとね。いつでもこうだというなら困るけど、そんなことでもないでしょうし。

後半43分、拓馬くんが中央をするするとあがってシュートを放ち、右ポストに当たって阻まれました。惜しかった。
後半43分、今度は康介がするすると右側から中へ向けて斜めにあがっていき、シュート。これはGKがキャッチしました。
さらに後半43分、ミツのシュートもありましたが、これもGKがキャッチ。
ロスタイム2分が表示され、後半47分、左からのCKをニシケンが蹴り入れ、クリアされて、ハマがダッシュしてそれを拾ったあたりで試合終了の笛が吹かれました。
終わってみると、4-0でした。

試合終了
試合終了。

お疲れさまでした
お疲れ様でした。


勝ったんだけど、スコアからすると完勝なんだけれど、なんだかすっきりしない不全感を抱えた感じで、くまちゃんと2人帰りのJRに乗り込みました。
2人ともくちぐちに「うーん。」「なんだかねえ。」と言葉にならない言葉が出てきます。
「攻撃がねえ。個人技になりがちなんだよねえ」
「失点してもおかしくなかったしねえ」

みんなで組織だってきっちり守る安定した盤石の守備とか、チーム全体で同じ絵を描いて選手が連動して後から後からどんどん湧きだしてくるような、めくるめく波状攻撃、が見られないよねえ。
J村でも同じように他のチームに通用するとは思えないんだよねえ。
と、不満なわけです。ぜいたく病でしょうか。

でも列車内でトップの試合速報を追っていたら、先制したのに追いつかれ、マイクに逆転ゴールを決められて、負けた・・という経過になってしまいまして・・・。はあぁ・・。

「4-0で勝ったんだから、ぜいたく言っちゃいけないかね。」という結論になった私たちでした。



post by あきっく

12:58

ユース コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

ひぐま@剣岳

Re:プリンスリーグ第4節 札幌新陽高校戦@室蘭入江運動公園

2009-06-08 15:19

何やってんだか…(苦笑)。 ま、オレも昨日はトップの試合そっちのけで、甲府ユースが横浜に来たので保坂不二夫さん(初代札幌U-18監督、現甲府ユース監督)に会いに行っていたからあまり他人のことは言えませんけれどね(^^;;;;

akira37

Re:プリンスリーグ第4節 札幌新陽高校戦@室蘭入江運動公園

2009-06-08 17:34

来蘭ありがとうございました。写真からするとガスがかかっていたようですが、雨ではなくてよろしかったようで。 ちなみに新千歳空港からのバスの場合は、多目的広場への近道は「NHK前」になりますので、覚えておくと便利です。 また仰せの通り、あの建物は協会事務所です。

くまちゃん

Re:プリンスリーグ第4節 札幌新陽高校戦@室蘭入江運動公園

2009-06-08 19:55

ちとチクルと、あきっくさんが 「得点したの、マイクじゃなくて、まだよかったぁ~」と言ってたら すぐマイクに入れられたんすヨ。。。

あきっく

Re:プリンスリーグ第4節 札幌新陽高校戦@室蘭入江運動公園

2009-06-08 20:21

>ひぐまさん 少なくともひぐまさんに苦笑されるようなことはしていないつもりですけど・・(笑)。 保坂さんは甲府のコーチになったのかと思っていましたが、ユースの監督でしたか。 近いうちに対戦の機会があるといいですね。 >akira37さん 向こうの山にかかった雲がこっちに近づいてきて雨を降らせるのではないかと気にして見ていたのですが。 あれはガスでしたか。 ガスといえば釧路かと思っていましたが、そういえば室蘭も太平洋側ですもんね。 最近、ユースの試合を見るときはいつも雨なので、今年の選手の中に誰か雨男がいるのではないかとにらんでいる私たちですw >くまちゃん あ、や、そういえば(汗)。 でもありがちでしょ、こういう「恩返し」。 マイクの場合は「恩」というほどのものはないけれど。

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