2009年04月05日
2009/04/05(日)13:00 @KKウイング J2・第6節 コンサ 0-4(0-3、0-1)ロアッソ熊本 得点者:省略 試合結果詳細はこちら→ 札幌公式 J'sGoalサマリー メンタルって難しい。 「気持ち」って、取り出して重さを量ったり、手に取って見たりすることはできないけれど、確実にそこにあって体の動きやいろんなことに影響を与える。逆に体の調子がよいと気持ちも調子よくなったりもする。浮かれたり気負いすぎたりして思ったとおりにできなくなったりもする。 今日テレビ越しに遠い熊本で失点を重ねるチームを見て、私はコンサが長年抱えている課題を、このチームもまた抱えているのだなあと思っていました。 歴代の監督が指摘し、選手や監督が変わっても脈々と受け継がれている課題。 トップチームだけでなく、ユースでも時折顔を出す課題。 ノブリンが就任後真っ先に「これが一番大事」といい、今年のクラブスローガンにもなった「たたかう」気持ち。 正確には、「戦う気持ち」そのものではなく、戦っている気持ちが体の動きとして表現される状態へ持って行く気持ちや技術、なんでしょうけれど。 前にも書いたことがあるけれど、北海道の人ってさっぱりしてこだわりが少なくて、割り切り(諦め)も早い傾向があると思うんですよね。強大な自然の力と共存するための知恵であったのかもしれませんが。 私はこっち(東京)へ出てきて全国いろんなところから来ている人たちと仕事をしたり身近に接したりするうちに、自分の中のそういう気質を強く自覚しました。こんなにバイタリティー溢れて執念深くて諦めの悪い人たちと比べると、私は例えばダイ・ハードの世界なら真っ先に諦めて死んでいくタイプだわ・・・と。 コンサは、サポもクラブも選手もそんな道産子気質が根っこにあるような気がしていて、それが試合でも悪い方向へ出ることがあると思いますが、でもユースの選手を見ていると、そういうのを克服している選手が少しずつ増えてきているように感じます。 サポも課題を自覚して、なんとかしなきゃと考えている人たちが増えている気がするし。 寒い冬を生き抜いた人たちの子孫ですもの、本当は粘り強く戦う力を持ってるはずよね。 今日の試合は、こんな結果になった要因はいろいろあるのでしょうが、いろんな負因を押しのけ圧倒して凌駕するだけの力が今のチームにはまだないということなのでしょう。 それがないままJ1に昇格してもまた同じことの繰り返しなのだから、安定して自分たちのサッカーをやって勝ち抜いていけるだけの力をつけるしかないのだということ。 それを改めて痛感した午後でした。 ・・って、まったく精神論ばかりの観戦記(?)ですな。 でもほんと、体と心の関係は微妙ですよ。 私も自分のコンサ愛が減っているとは思わないけれど、体がどんより疲れていると、この週末はゆっくり寝て過ごしたくてつい熊本行きの飛行機をキャンセルしてしまいましたもの・・・。 次はホームだし、そろそろ落ち着いて札幌でコンディションを整えられる季節だし、選手たちは体調を整えて気持ちも元気にして次節を迎えて欲しいですね。 ノブリンも大変でしょうけど、がんばって。よろしくお願いします。
さいとー@横浜
えーっ、県民性なのかなぁ
2009-04-05 21:16
ドーム長屋の隣さんも、お付き合い3連敗なのでひょっとしてそういうところもあるかな、とも思う自分が怖いんですが。でも山形以来ノブリンのチームは、シーズンのどこかで2回は派手な爆沈しますし。ただ振り返ると、勝った鳥栖でも中途までおっかなびっくりパスしていたかな、と。ひょっとしてパス回しというより爆弾ゲームのような、「譲り合い、擦り付け合いの美しい心」だったのかなぁ、あれ。 基本的に部活サッカーは高校までは強豪でも「ぐだぐだ言わず考えないでこれをやれ」ですから、本格的にやばくなったら途方にくれちまうのがおおいんですよね…柳下さんも壁にぶつかっている(た)のは、少なくともそんなところがあるはずだし。 解決策はその場で見つからなくてもいいので、悩む、という姿勢は見せて欲しいですよね。悩むのは仕事のうち、職場放棄ではないと思ってね。それはサポもお互い様ですが。
あきっく
Re:たたかう気持ち
2009-04-06 00:09
>さいとー@横浜さん ほんと意図がかみ合わないというか、おっかなびっくりのパスが多いですよね。 で、出された方は「え?こっち?」みたいな感じで走り出したり、戻ったり。 学校にもいかないでみんなで毎日サッカーだけやっているのに、なかなかちくはぐなのが改善されないですねえ。 ユースくんたちなら、試合をやりながらでも合わせていったりするのに。 悩んで相談して解決することが大切ですけど、その前提として、まず自分の頭で考えて自分の意見を持てる自立心が必要ですよね。
SB
Re:たたかう気持ち
2009-04-06 21:17
本当にメンタルってどうすれば強くなるのか やはり若手を引っ張るのはある程度経験のある選手 でしょうね
あきっく
Re:たたかう気持ち
2009-04-07 01:04
>SBさん いろんな修羅場をくぐった経験のある選手はメンタルも鍛えられるのでしょうね。 というか、気の持ち方を覚えるというか。 あるいはそういうタフな選手のみが生き残っていけるのかもしれないし。 無い物ねだりをしても仕方ないけれど、悩ましいですね。
oates
Re:たたかう気持ち
2009-04-07 20:16
はじめまして。 僕も上京組なのですが、同じ気質感じました。 道民と内地人って差はありますよね。 でも、道産子気質って良い点でもあると思うのですよ。 どちらか一方、ではなく、道産子として道産子気質も持ちつつ、内地的ながめつさというか強引さというか、強い部分も保有すればいいと思ったりします。 自分もそうしているし。 熱いハートを持つ箕輪に、コンサ戦士を変えてくれるよう、期待したいです(同じく道産子→内地、を経験した池内から伝わっていると信じています)
さ
たたかうのは気持ちなのか
2009-04-08 23:32
>その前提として、まず自分の頭で考えて自分の意見を持てる自立心が必要ですよね。 わりかし難しいのがこいつで、日本は「100点でないとゼロだ」みたいなことを、幼少のみぎりから要求される圧力(昔北大にいた阿部謹也先生がいう「空気」なんですが)が高い社会で、子供社会の時点から「ものいえば唇寒し」「同調化圧力がいじめになる」なんですよね。いきおい考えなくなっちゃう。また、それで定年までいけちゃう。私?個性が強くておかげさんで仲間はずれにされたので、日本のカストロになってやると小学校3年で思い込んでました。 話は飛ぶが日本の10世紀から16世紀の仏教建築って、大きいか小さいかはあるけど材料を持ってきて、作業員には特定の限定的作業だけさせてやっていたんだそうです。つまりプレハブで、組み立て技量は持ち場で限定してやらせると。そうやって技量を上げていったから精度もあがった、ってあるんですよ。 即サッカーに使えるわけじゃないけど、「プレハブ的理念なき方法論」を徹底的に叩き込んだほうがいいんじゃないか。それで、いいほうのプレーを伸ばして考えさす、気づかせるってあると思います。なんなら、次あたるチームの特徴弱点をプレゼンさせるとか(野村監督がヤクルトでやっていました)。 経営学からの受け売りですが。
さいとー@横浜
↑私です(汗)
2009-04-08 23:34
大変失礼仕った(冷や汗)
あきっく
Re:たたかう気持ち
2009-04-08 23:50
>oatesさん やはり同じように感じられましたか。 そう、道産子気質は私も素敵だと思っています。とてもつきあいやすいし。 サッカーでも、ユースの選手たちの素直できれいなパスワークから紡ぎ出されるサッカーは、すごく魅力的だといつも思います。 それに「がむしゃら」とか「意地でも負けない!」というスパイスが加われば・・・。絶品ですよね。 >さいとー@横浜さん や、「さ」だけで十分どなたか分かるような・・(笑)。 私は子供のころはあんまり物事を難しく考えない単純な子供だったので、さいとーさんのおっしゃるようなちょっと大人っぽい子供の世界とは遠いサイドで暮らしていたような気がします。 考えにある程度深みが増すためには、いろんな経験をしたり、自分では経験しないまでも本を読むなどで追体験をしたりして時間が必要ですよね。 若い選手はやっぱり考えや経験の引き出しが少ない分、苦労するんだろうなと思います。 サッカーはGK以外はプレーの範囲に区切りがなくて、ひとりひとりの選手が限定的作業だけではおさまらない部分がどうしても出てくるから、その仏教建築の手法でうまくいく・・・には難しいのではないでしょうか。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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