2009年03月29日
2009/03/29(日)9:30 @吉田運動公園 【吉田強化フェスティバル】Bチーム戦 コンサ 4-0(3-0、1-0)奈良育英高 (35分×2) 得点者:金子顕太(前半15分、前半27分)、大野景祐(前半34分)、鈴木巧(後半1分) 昨夜遅くに広島に着いて、そのまま広島駅近くのホテルに泊まりました。 今朝改めて広島駅前に来てみたら。 おー、カープとサンフレッチェだ。 駅構内にはカープの特設コーナーみたいのが設けられていました。 広島市民球場がいつのまにかマツダスタジアムという名前に変わっていたのか。 …と思ったら。 実は新しいスタジアムが出来て、ちょうど昨日オープンしたところだったのだそうですね。・・・というのは今日ホテルに戻ってから初めて知ったのですが。 新しいスタジアムはマツダが命名権を買ってマツダスタジアムと名付けられたそうです。 とまあ、それはおいといて。 ユースの試合、今日の会場はサンフレッチェの練習場のある吉田サッカー場のあたりです。まずはB戦の吉田運動公園を目指します。駅前でレンタカーを借りて、いざ出発。
いやあ、遠かった。聞きしに勝る何もない田舎遠さです。 広島の選手たちはいつもこれを通っているんですかねえ。渋滞もない、信号待ちすらほとんどない道路なのに、ひたすら延々と1時間以上走りました。 吉田運動公園には、体育館と多目的グラウンドがありました。他にもあるのかもしれないけど、サッカーのグラウンドに直行したのでよくわかりません。写真奥に見えるのは体育館です。中では卓球をやっている人たちがいました。 どう見ても(元は?)野球場です。 土の上に砂が敷かれています。 土手に囲まれた丸いグラウンドの中央にサッカーコートのラインがひいてあります。 だからピッチの横から見ると、ハーフウェイラインあたりがピッチから遠くなっている感じ。 確かキロロのグラウンドもそんな形でしたね。 ベンチの向かい側から見ることにして。 私の右手はこんな感じです。 左手はこんな感じ。 「9:30からのBチーム戦は逃せない!」と前日入りするほどに気合いを入れていた理由は、B戦で新1年生が見れるだろうと思っていたからなのですが、残念ながら(?)新1年生は来ておらず、新2年生、新3年生だけのメンバーでした。 でもこのあいだのイギョラ杯では見れなかった選手もいますから、これはこれで楽しいかも。 さ、始まります。 この試合の主審は四方田監督が務めるようです。 和弥くんが(練習着のまま)走ってくると思ったら。 副審を担当するのですね。 でも実は、奈良育英の副審くんと違って、和弥くんはまだ手に持つ旗の用意ができていませんw コンサの円陣 奈良育英の円陣 コンサボールでキックオフです。 薄日が差し、風もほとんどない、サッカー日和になりました。 <前半のメンバー> 11金子 36山室 37大野 31木島 35實盛 34菅野 29濱田 25葛西 33工藤直 17大地 21松原 足元が慣れないみたいで最初10分くらいちょっとバタバタしましたが、次第に落ち着いてボールを持てるようになってきました。 前半14分に相手ゴール近くで相手のクリアミスを拾った景祐がシュート。GKがはじき、左からのCKになりました。 前半15分カネくんのゴールで先制(1-0)。これは、2トップの片割れであるシンが相手選手に背中から抱きかかえられながらも、がんばって体勢を保持して後ろからのボールを胸で落とし、それを受けたジツがすかさずシンの前にスペースにパスを出してワンツーで突破する形になり、シンはゴールライン近くまで迫って右からゴール前へグラウンダーのクロス。それを左側、ファーから駆け込んできていたカネくんが難なく押し込みました。半分くらい(以上?)はシンのゴールと言ってもよいほどの小気味よい突破とパスでした。 前半24分、左サイドを景祐が駆け上がり、中へクロス。カネくんが飛び出して足をあてて合わせましたがGKがキャッチしました。 レフェリー四方さん。 以前深川コーチが主審をやっているのを見たときは、センターサークルから出ないつもりなんじゃないか?と思ったほどの『不動』っぷりだったんです。四方さんはそこまでじゃありませんけど、やっぱり本職の審判よりはずっと不動ですねw 副審をやっている和弥くんの後ろ姿 前半25分、カネがゴール前右寄りで後ろからの長めのボールをナイストラップ。相手DF2人が前を塞ごうとしましたが、カネくんは相手のタイミングをうまくはずしてドリブルで抜いていき、ゴール前へ迫ります。自分でシュートまで打ちたかったところでしょうが、さすがにコースをふさがれてしまったので左へ流すような横パスを出すと、そこへ將平くんが絶好のタイミングでフリーでいてシュート。 1点もののチャンスでしたが、ふかしてしまってゴールにはなりませんでした。惜しかった~。次、次。 前半27分、だいぶボールが持てるようになってきているなあと思ったところで、気がつくとカネくんがピッチ中央左寄りを独りでフリーでボールを持ったまま相手ゴールへ向かっているところでした。 カネくんはそのままゴール前までボールを運び、冷静にゴールに流し込みました。(2-0) こうやって試合状況に余裕が出てくると、余計なところにも目がいってしまって。 対面に座って試合の様子を眺めているコンサ選手たち(財前コーチも混じってますが)。 よく見ると、キャプテン拓郎くんを筆頭に、3年生が並んでベンチに座っているのね。 そしてベンチが足りない分は、2年生たちはボールに座っています。(健士くんもだけどw) 上下関係がほとんどないというユースくんたちといえども、やっぱり3年生と2年生では立場が違うんだ。と、可笑しくなります。 そしてすぐ目の前にある足跡にも気をとられ。 近くで見るとこんなです。 なんだろ?犬? こんな大股なストライドなんて、よっぽどの大型犬なんだろうか??と、しばらく本気で考えてようやく あ、なんだ。スパイクだ(爆)。 そんなことに気を取られていたら(写真を撮ったり)、前半29分、長いボールがコンサDF陣の裏へ出され、それをめがけてDF陣の間にいた相手FWが抜けだそうとし、あわや修平と1対1のピンチになりかけました。そこを大くんがうまく相手選手に対応し、ボールを自分の足元に残すような形で奪い、反転して一気にコンサの攻勢になりました。 素敵です。 基本的にボールは1個だけ、外に出たら自分たちで拾いにいってプレーを続けるという方式なので、こちらサイドに飛んだり転がってきたボールは私がうまく止めて戻してあげられればいいのでしょうけれど。 けっこう近くに来たように思うボールでも、いざ止めようと思うと届かずにすり抜けていってしまうものなのですね。 敏捷なユースくんたちから見たら、わざと無視して転がしているように見えるかもしれないけれど、気持ちがあってもすぐに反応できないのです。情けなかったわ。動きの鈍いおばさんだから許して。 前半34分、景祐がドリブルで駆け上がり、ゴール前左側からシュート。ボールは一度左ポストに当たって跳ね返ってきました。 それを景祐がもう一度自分で押し込んで?それとも相手の体にぶつかって?ゴール内に入りました。(3-0) どっちかよくわからなかったけど、でもいずれにしても景祐のゴールということにしておこう。 まもなく前半終了の笛。 どうやら35分ハーフでやるようです。 前半は3-0でした。 ハーフタイム、選手たちはいったんベンチのあたりに引き上げます。 私の位置からはベンチはちょうど対面の正面あたり。 ところがまもなく奈良育英の選手たちは、2列に並んで一斉にザッザッと右手の方へ駆けていきます。 どうしたんだろ?と思ったら。 右手のコンクリート段のあたりで見ていた監督のお話を聞いているようす。 あんまりピシッとした姿勢なので、つい「お話」と言ってしまう雰囲気です。 監督の声は試合中もときどき聞こえていたんですけど、かなーり厳しいというか、叱咤調の声なんですよね。なので思わずこのときも、叱られているのかなあ・・と想像してしまいました。 一方うちのチームは。 同様に監督の話を聞いているものの、その態度はだいぶ違います(爆)。 おまけにその両側のスペースでは、それぞれ選手たちが鳥かごしたりパス練習をしたりしてボールを蹴っているし。 こちらを見慣れているせいか、やっぱりこっちの雰囲気の方がいいよなあ、サッカーが楽しそうだもの。と思ってしまいます。 でも以前月刊コンサドーレかファンクラブの会報のインタビュー記事で西嶋ヒロくんが話してましたよね。高校時代は厳しかったので、きちんとしていないのが気になるって。育った環境によってきっと感じ方も違うんでしょうね。 さて、後半が始まります。 キジとハマに代わって、巧と稜健がイン、かな。 <後半のメンバー> 11金子 36山室 37大野 13巧 34菅野 35實盛 28菊地 25大 33直人 17大地 21松原 後半1分、カネのシュートをGKが押さえきれず、こぼしたところに巧がつめて押し込んで、ゴールが決まりました。(4-0) 後半5分、左からのCKを巧が蹴り、と思ったら、近くにいた景祐と呼吸を合わせてショートコーナーで始めます。でもその後いったん相手にボールが渡ったんだったかな。相手がパスを出そうとしたところを後ろから稜健が駆け上がってすぱん!とカット。そのまま左前方にいる(CKを蹴ったので左側に残っていた)巧の前のスペースへパス、巧はそのままドリブルでゴール前まで入りこんでいき、シュートしましたが惜しくも左へはずれました。考えてみると旭川組の連携による攻撃だわ。息が合っていて良い流れでした。 (たまにはサッカーらしい写真を。本文とは関係ありません。) 後半11分、最終ラインの大くんからピッチ右前方、相手DF最終ラインと同じくらいの高さの位置にいた巧くんの方向へ、サイドチェンジを含めた大きなパス。それを巧が体は半分前を向いたまま、足裏のトラップでぴったりとおさめてすかさずゴールへ向いたのはおーーっと感嘆しました。 後半12分、右サイドでボールを受けた巧がすごいスピードで走りつつ、ボールを大き目にドリブルしながら、クリアしようと前に出てくるGKと競争です。巧くんはGKの手前でボールを大きくはずませ、GKの上を越えてゴール方向へ飛ばしました。巧くんはそれを押し込もうとさらにボールを追って走っていますが、もしかしてそのままゴールに入るかな?と思う軌道でした。残念ながら巧くんがボールに追いつくより早く、ゴール手前でボールがもう一度はずんでゴール左側へ逸れていってしまったのですが。 でもおもしろいアイディアでしたし、走るスピードもすごかったです。征也と同じくらいじゃないかしら。 後半17分、相手の陣形が整う前に、修平から直接裏を狙うフィードが出て、それにカネくんが反応してループシュートを狙いますが、惜しくも枠左でした。惜しかった。 相手の監督が大声で修平やうちの選手たちのプレーを褒めてくれるのは嬉しいのですが、でも返す刀で自分の選手たちへの言葉が厳しくて、聞いていて身がすくむ思いになりました。選手たち、萎縮しないのかなあ。慣れると平気なのかなあ。 後半19分、カネくんがピッチ中ほどでボールを受け、そのままドリブルで独走。どんどん行って、GKを交わして、ゴール左からふわっとシュート。ネットを揺らしました。 ピッと笛がなって、よもさんが冷静な声で「オフサイ。」 カネくん、思わず、え゛~~~!?って叫んでましたよ。あんなに走ったのにねえ(笑)。 後半22分、將平くんからのパスを景祐が受けて、どんどん前へ行き、相手GKの近くまで迫っていきました。景祐、シュートだ!と思ったところで相手GKが果敢に飛び込んで、景祐の足元のボールをがっちりとつかみました。 景祐やうちのチームにとっては惜しいシーンでしたけど、さっき監督から辛辣な言葉をかけられていた相手GKの果敢なプレーだっただけに、思わずこういう時はナイス!!と言ってあげればいいのにと思いました。 後半27分、巧が右サイドをドリドリ・・。相手のタイミングをみてはそれをはずして突破するいやらしいドリブルで、相手がついているのをものともしません。こりゃあ巧くんと対峙する相手選手はさぞや嫌だろうなあと思います。巧は相手を抜いて中へクロスを入れ、シンのシュートは惜しくもはずれました。チャンスを作っているわりには後半はなかなかゴールが決まりませんね。 後半29分、おっちが右サイドをドリブルで攻め上がります。いいぞー、いけ~~。 後半32分、景祐が裏を狙うパスを出し、それをカネが拾って、左CKになりました。巧がCKを蹴り入れ、カネが頭でゴールを狙ったのを相手がクリアして今度は右からのCKへ。 後半33分、相手ゴールのすぐ目の前で、ボールを押し込もうとするコンサ選手となんとかクリアしようと懸命な相手選手のせめぎ合いになり、競り合ってはヘディングでボールがぽんぽん近い距離で行き交う様相になりました。最後はゴール少し手前右寄りでボールを拾った大くんがフリーで右足でシュート! もらった!というシチュエーションでしたが、上へふかしてしまいました。 このときはみんな「決めろよ~~。。。」と思ったのか、よもさんか誰かが「誰?」と聞いて、他の誰かが「大」って答えている声が聞こえました。いや、惜しいのはずしたのは大くんに限らないんですけどね。ま、みんなでシュート練習しましょ。 ・・ってそれはトップも同様ですか? そのあたりで時間になり、後半は始まってすぐに追加した1点にとどまり、4-0で試合終了となりました。 お疲れ様でした。 奈良育英の選手たちが駆け足でコンサベンチに挨拶に向かいます。 コンサの選手たちも相手ベンチに挨拶に行きます。 試合終了後、監督から試合の総括があったのかな? 試合中はレフェリーだったから、声をかけられませんでしたものね。
続けて、Aチームの奈良育英戦のようすは→こちら
ぴん@コンサ隊
Re:ユースU-18 広島遠征その1 奈良育英Bチーム戦
2009-03-30 08:54
詳細な情報、楽しく読みました。 2年前に結婚するまで旭川に住んでおり、 旭川U-15の立ち上げからずっと応援しています。 一期生が中学一年生で、各試合で三年生相手に 奮闘しているのを追っかけしてました。 トップの試合優先ですが、それ以外は道内各地に ホントに「追っかけ」でした(^_^;) 巧、稜健、翔太郎の一期生はやはり三年間見ていたので 活躍してほしい思い入れが強いです。 巧の足の速さは中学時代でも見惚れるくらいでしたよ~!
あきっく
Re:ユースU-18 広島遠征その1 奈良育英Bチーム戦
2009-04-01 07:20
>ぴん@コンサ隊さん こんにちは~。熱心に「追っかけ」してらしたのですね。 今度ご一緒にプリンス観戦でもいかがですか?(笑) 旭川の選手たちは寮生活をしながらサッカーに勉強に、たいへんなことも多いでしょうけれどがんばって欲しいですね。 先日のサカマガに載っていた進藤先生もそうですけれど、応援して見守っている人たちがたくさんいるんですもの。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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