「応援してくれる人たちのために頑張るだけ」

2009年02月08日

エルゴラッソの千葉担当記者さんは新居のことがお気に入りらしく、彼のブログにはしばしば新居の小ネタが登場します。(去年のネタは、ブログが一新されてもう読めませんけれど。)
その記者さんがエルゴラ「イヤーブック」の担当ページで新居のことを書いたと自身のブログで宣伝していたので、ちょっとそれを読んでみたくなりました。
「イヤーブック」はエルゴラッソを宅配で購読している読者限定の特典なのですが、わたしはいつも通勤途中の駅の売店でエルゴラを買い、電車の中で読んでいるので宅配は必要ないんですよねー。
でもノノもイヤーブック用の取材をしているようだし、じゃあとりあえず3か月だけ宅配購読を申し込んでイヤーブックをゲットするか、と、ポチッとしたところ、先日そのイヤーブックが届きました。
ま、去年1年を振り返っての特集みたいな内容ですから、J全体を眺めて楽しみたい人はともかく特定のチームにしか興味のないサポなら今さらわざわざ・・という内容かもしれませんけどね。私には見開き2ページのカラー版・蹴球風見鶏(とうこく りえ)特集が一番嬉しかったくらいにして(爆)。

で、その千葉担当記者が書いた新居の話というのは。
「記者の心を打ったあの言葉」という題で各チームの担当記者がそれぞれ去年1年間で心に残った選手やスタッフの言葉をとりあげているコラムなのですが、千葉担当記者はチームとして結果が出ていなかった前半戦に新居が言ったという「応援してくれる人たちのために頑張るだけ」を挙げていました。
去年から千葉担当を始めたという記者は、新居のその言葉が意外だったそうです。
「ストライカーらしいストライカー」(←意訳すると俺様)で、自分のこと以外に関心のない性格なのかと思っていたし、実際に取材でも自由奔放な振る舞いを見ることが多かったので、新居の口からこの言葉を聞いて驚いたのだそうです。
けれどその後シーズンが進むにつれ、新居がチームのために、中盤で起用されて少なからず葛藤しながらも献身的な動きを続けるのを見て、このときの言葉の価値を実感したのだそうです。
で、新居の良さはストライカーであることだけど、チームのために献身的になれるのもまた新居の良さで、タツさんは意外と奥が深い男だと結んでおり、惚れっぷりをここでも吐露しています(笑)。

これを読んで私は、新居が「サポーターのために」と言うことが意外に見えるんだなと(さもありなんと)可笑しく思いながら、でもそんなことはないんだよと心の中で強く頷きました。
新居はユースのころからサポの注目とふんだんな愛情を受けて育ってきた選手です。新居がユースにいたころは今よりもユースの応援がある種華やかだったし。プロ選手になってから一時自分を律しきれない状態に陥り、応援するサポーターを裏切る結果になってしまいましたが、それでも基本的には「応援される喜び」「応援されることの価値」を分かっている選手だと思っています。
ちょうど幼少期に親(や親代わりの人)の愛情をふんだんに受けて育った子供が自己肯定感を持ちやすいのと同様に。

だから新居に惚れている千葉担当記者さんも安心して愛情を注いで、これからも新居の小ネタをたくさん私たちに伝えてくださいませ(笑)。


ちなみに、コンサ担当斉藤宏則さんの心を打った言葉は、西嶋ヒロくんの「ホーム開幕戦の日に戻れたらなあ」だそうです。
J2降格が現実味を帯びてきた時期、多くの選手が「このままでは終わりたくない」と練習でも緊張感を強め、箕さんが「残留争いの中でメンタルが変わりつつある選手が生まれてきた」とチームの空気を評したころに、西嶋ヒロくんがふと漏らした言葉だそうです。
”後悔先に立たず”の典型的な例だけれど、逆にいえば、残留争いの中でもそれだけの手応えを得ているということだし、一日一日の大切さを重く認識したことだろう。苦しみ抜いたシーズンだったけれど、その苦しみは間違いなくチームの栄養素となったはずだ。と結んでいます。


post by あきっく

15:03

ユースOB関連 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

花麻

Re:「応援してくれる人たちのために頑張るだけ」

2009-02-08 16:45

内容のアップありがとうございます♪ やっぱり新居だったんですねぇ(笑) 今年は結果出るといいな。

あきっく

Re:「応援してくれる人たちのために頑張るだけ」

2009-02-08 17:12

>花麻さん 実は「花麻さんに見てほしい」って気持ち8割くらいのエントリーでした。 伝わってよかったです(笑)。

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