高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008年09月23日

(注)文中に「今日」とあるのは更新している今日のことじゃなくて、試合当日のことです。当日に書き始めたのにこんなに遅くなってしまった・・。


2008/09/21(日)13:20 @西が丘サッカー場
高円宮杯(U-18)決勝トーナメント ラウンド16
コンサユース 1-2(1-0、0-2) 前橋育英高
得点者:松本怜大(札・前半12分)、森慶太(前・後半22分)、佐藤穣(前・後半42分)
試合の公式記録は →こちら(PDF)

台風の心配をしていたけれど影響なさそうでよかったなあと、昨日は思っていました。昨日は晴れていましたし。
今日も、家を出た時点では雨が降りそうとは思っていませんでした。
ところが、地下鉄都営三田線に乗って本蓮沼の駅についたら。出口へつながる通路に点々と水滴があって、すれ違う人たちが濡れた傘を持っている。
あら?雨?びっくり。

雨の西が丘
西が丘に着いたときは、かなり本格的に雨が降っていました。
ピッチ上では浦和ユースvsセレッソユースの試合中です。



レッズサポ セレッソサポ
両チームのサポたち
セレッソ側(アウェイ側)のスタンドの奥に、前橋育英高校の応援団がスタンバイしています。

スタジアムに着いたときには浦和が2-1でリードしているところでしたが、そこからさらに3点を追加して5-1で浦和が圧勝しました。
相手DFがいても苦にせず、その間をスパスパ通して三角形にボールを回しながらどんどんゴールに迫っていく攻撃は圧巻でした。去年の高円宮杯R16で対戦したときのチームよりも、ずっともっと強そうに見えました。後半の後半だけ見た感想ですけど。


感心している間に試合が終わり、さ、まずはサポがスタンバイですよ。

前橋育英
前橋育英の応援団。

チアもいるよ
ゴール裏の真ん中エリアにはチアもスタンバイしています。

チア!
踊るチア(これは試合中に写したもの)
前橋育英の応援団は、人数もたくさんだし若いし、若さあふれる「高校サッカー応援モード」の応援歌を次々と繰り出して、歌声がスタジアムを包んでいました。

コンササポ
一方、こっちはコンササポ

コンササポ
選手入場のときにはマフラーを掲げ、振り回しながら「俺たちの札幌」を歌って迎えました。
若さ溢れる迫力ある高校生の声に対抗するかのように、「ぜったい負けねーぞ!!」と叫んで声をはりあげる大人げないサポ集団ですw

選手入場
選手入場。
西が丘の構造上、アウェイ側ゴール裏の下からピッチに入ります。

整列
整列して挨拶

前橋育英写真
前橋育英のスタメン記念写真。
雨が降っていたため素早い移動が困難で、メインスタンドの中央に行かず座ってた位置からそのまま写したので、こんな角度になりました。

コンサ写真
コンサのスタメン記念写真。
正面から撮ったものじゃなくて残念ですが、曵地くんの陰に明生がいるのも見逃さないでね。

前育円陣
前橋育英の円陣

コンサ円陣
コンサの円陣

前半キックオフ
前半は前育ボールでキックオフです。

<前半のメンバー>

  18工藤光 23菅原
     8鶴野
 5上原       13鈴木巧
     6佐藤
3松本 4熊澤 15鈴木健士 2打矢
     1曵地

(控え)
21松原修平、7竹内清弥、9玉岡營根、10古田寛幸、11金子顕太、25葛西大、29中山和弥

前橋育英は、4-1-3-1っていうのかな、4バックの前にアンカーをひとりおいて、その前に3人並んで、25のワントップって感じです。
立ち上がり5分から10分くらいは、まずは様子見の主導権争いという感じです。前橋育英もよく走ってボールをつないでくるタイプのサッカーをしているようです。
ファーストシュートは前橋育英。前半9分ころ、ミドル気味のをぼかーんと枠のかなり上に蹴り上げた感じのシュートでした。
前半10分くらいになると、コンサは後ろから長いボールを蹴ることが目立ってきました。相手がラインをあげてコンパクトにしてきているので、その裏を狙って抜け出そうとしたり、相手のラインを下げさせようとしているのかしらと思いました。
前半11分にコンサのペナルティエリア内までドリブルで侵入される危機。これは熊ちゃんがスライディング気味に足を投げ出してボールに触ってなんとか横にクリアしました。でも相手の選手も倒れてしまったので、あ、これは東城さんならPKをとられるなと思わず思ってしまったシーンでした。相当トラウマになっているようですw

前半試合中
(前半のワンシーン)

ところが、主導権争いにまだ決着がつかないままの前半12分、怜大が左サイドをするするとドリブルであがっていったと思うと、そのまま中へ切り込んでいって自分でシュートまで。ゴールや相手選手に近づきすぎてかえって難しいかなと思った角度でしたが、はずれたかと思ったボールは実はゴールの内側から上のネットに刺さって、それからゴールネットの中に落ちてきました。
遠いサイドのゴールだったこともあって、すぐにはゴールが決まったことが分からず、一呼吸の間をおいてボールがネットの内側に転がっているのが見えたところで「決まったんだ!」と驚き喜ぶ感じのコンササポ。

以下、怜大と選手たちの喜びようをご覧ください。
 ↓
怜大ゴール!
怜大ゴール
駆け寄る
抱きつく
嬉しい

ベンチメンバーもひとしきり喜んで
この間、控え選手やスタッフもベンチから飛び出してひとしきり飛び跳ねて喜んで、やれやれとベンチに戻るところ。

さあ、戻りますよ
さ、ポジションに戻って

ゴールして元気になった・・ということなのか、それから次第にコンサのペースになっていったように思いました。
熊ちゃんと健士くんのCBは落ち着いていて、飛んできた高めのボールはことごとく健士くんが跳ね返して中盤の味方につなげるし、熊ちゃんは見ていて苦笑してしまうほどの落ち着きようで最終ラインで相手ボールを奪ってしまい、前橋育英にシュートを打つところまでいかせません。
一方コンサがボールを持つと、例えば明生、巧、鶴ちゃん、康介、うっちーのクロス!って感じに次々にボールが渡って、ゴール前でのチャンスが作れそうな匂いがします。
明生が相手選手の前にぐいっと身体を出して、相手ボールを胸でトラップして奪ってしまうシーンを何回見たかしら。あれ、ほんとに素敵です。ただ、明生はこうしてチームの要の位置にいるため、相手選手にファウル覚悟で倒されることも多くて、痛そうに起き上がる姿は心配にもなります。怪我しないでね。
前半20分を過ぎると、コンサの時間帯になりました。
前半23分、巧くんが右隅のライン際で相手選手2人に囲まれながらがんばってキープし、右サイドをあがってきたうっちにボールを戻し、うっちがゴール前にどんぴしゃクロス。それにミツが飛び込みジャンプしましたが、あと少しで頭が届かず惜しかったです。
このころは、中盤のボールはどこにきてもほぼコンサの選手が拾う感じで、相手が持っているボールも鶴ちゃんや拓郎くんや巧くんがつっかけて奪ってしまう感じで、巧くんと拓郎くんの両SHは足にボールがぴったり吸い付くようなドリブルで相手選手の間を縫って前に進んだり、うっちや怜大との連携で駆け上がったり。
だから前橋育英のボールは中盤でほぼ奪ってしまう感じなのですが、たまにそこを抜けて最終ラインのあたりまで運んでこられても、後ろの4人のうちの誰かがしっかりと対応していつのまにかコンサのボールになっています。このあたりの時間帯は、前橋育英はピッチの3分の2より前にほとんどボールを運べなかったんじゃないかしら。
前半26分、うっちが相手最終ラインを切り裂く鋭いスルーパスを出し、それにミツが飛び出してゴールを狙います。前橋育英はそれをなんとかクリアして、コンサのCKになりました。右からのCKは拓郎が蹴ります。
確か、このCKに対しては、ゴール前で誰かが頭で合わせてそれがとっても惜しいコースにいき、クリアされた跳ね返りを押し込めそうで押し込めず、「あ。あ。チャンス・・。あああ・・。」と残念に思っていたら、それどころじゃな、あっという間にカウンターで攻め込まれてしまいました。人数が足りていなかったのですが、ボールを持っている選手に熊ちゃんがうまく対応して時間を作り、その間にダダダダと戻ってきた明生が回り込んで、相手の後ろからツイッと前に身体を入れてボールをカットして難を逃れました。
ま、時々はそんなドキッとする場面もありますが、全般的にはコンサが優勢で、特にどちらでもないボールをほとんど拾えるのが大きいです。位置取りがいいのか、原因はよくわかりませんけれど、ボールがいくところに網の目のようにコンサの選手がいて、拾えるという感じなんですよね。
前半31分、康介が迫力あるドリブルで左サイドをえぐり、角度のないところからゴールを狙ったシュート?それともゴール前へのクロス?と迷うような鋭いクロスを入れ、ミツが走り込みましたがあと一歩で間に合いませんでした。あれ、触れていれば1点ものだったと思います。
今思えば、こうやって自分たちで組み立ててチャンスシーンを作れている間に追加点をあげられていれば、雰囲気もだいぶ変わっていただろうと(後付けで)思うのですけどね。そういえばJ村のときも知事杯でもずっと同じようなことを書いていたような気がします。「ゴール前までボールを運べてもシュートが打てない」とか。あ、「すごいチャンスに、打っても枠に行かない」というのもあったかな(汗)。
前橋育英の前半の攻撃は、中央から裏へ抜けるスルーパスが出てそれでちょっとドキッとするも、最後は熊ちゃんとか健士とか明生が食い止めてシュートまでいかせずに終わるという感じでした。
前半39分の左からのCKは巧くんが蹴り、それを前橋育英GKが手で触ってコースを変えて防ぎ、今度は右からのCK、右からのCKを蹴るのは拓郎くんです。
前半終わりころに近づくとコンサノリノリタイムは終わりつつあるのかなあという雰囲気になってきていたので、前半42分に巧くんが巧みな(←ダジャレじゃないよ)ドリブルで相手をかわしつつ駆け上がってシュートまでいったシーンには、ゴール裏も大盛り上がりでした。シュートはGKにキャッチされてしまいましたけれど。
試合が始まるころまでは降っていた雨も、前半途中からはあがったようで、このままの調子で試合終了までいけるといいなと思っていました。


ハーフタイムにおにぎりを食べながら、久しぶりに会ったサポ仲間と話したり、「あさって行く臨海」の話をしながら心弾ませて過ごしたのですけれど。
会話の終わり際に「まあ、まだ(チームが臨海に)行けるって決まったわけじゃないけどね」と言われて「え?」と意外に思った私は、やっぱりたるんでいたということなのでしょうね。内容は優勢だしリードしているのだし、負けるかもしれないということは全然念頭にありませんでした。


後半は選手交代なく、コンサのキックオフで始まりました。
後半キックオフ

後半は、コンサはコンササポのいる道路側のゴールへ向かって、前育は応援団が陣取るスポーツ科学センター建物側のゴールへ向かって攻め込む形になります。
後半1分、前橋育英が左サイドをえぐって、CKをとりました。目の前での攻防の末のCKゲットだったせいか、わーーー!!と大歓声が湧く前橋育英応援団。まるでゴールが決まったかのような歓声で、一瞬、あれ?今のは枠にいったわけじゃなかったよね?と混乱してしまったほどです。
後半4分、うっちが相手ボールをカット、それを近くにいた鶴ちゃんに預けます。鶴ちゃんは相手選手を背負ったままボールを受けて、ボールをキープしたままクルリとターンすると、あらなんて鮮やかに、鶴ちゃんの身体の前にはボールが、その前には自由なスペースが広がる状況に一変しました。わあ!チャンスチャンス!一気にいけ~!と思ったのに、そこからなんでもない状況であっさりとボールを奪われてしまうんだもの。もったいない。鶴ちゃんせっかくかっこよかったのに、残念です。
後半4分、拓郎が左サイドをあがってシュートを打ちましたが、枠の左に逸れました。惜しいシュートでした。
後半5分、少し下がってボールを受けた康介が相手選手に囲まれ、キープしきれずに奪われてしまいました。そこから逆襲になったら怖いなと思っていたら、後ろからパーーっと駆け上がってきたうっちが相手が前に出したパスをカットして駆け上がりました。サンキューうっち。っていうか、そのままぐんぐん前にあがっていく姿も素敵。
後半7分には前橋育英の右サイド(コンサの左サイド)から攻め込まれ、拓郎、熊ちゃん、怜大の連携でなんとかしのぎました。
後半はなんだか前橋育英の勢いがよく、一進一退の状況です。
後半9分、左サイドに出た長いボールに怜大が必死に走ってなんとか追いつき、怜大はそのままえぐってゴール前にクロス。相手GKにキャッチされましたがナイスファイトでした。
後半は相手の動きが早くなったのでしょうか。前半と違ってコンサのパスが途中でカットされたり足元のボールを奪われたりするシーンが目についてきました。見ていると、うっちとか明生とか怜大など3年生の選手たちはパスを受けるときでも動き出して前で受けるのですが、ミツや康介はその位置で待ったまま、むしろどちらかというとボールの弾みを考えて後ずさりするようなタイミングで受けようとするので、その前に相手選手に前に入られカットされてしまうことが多いように思いました。このあたり、全国大会で強い相手と対戦した経験の差なのかなあと思いました。そう思えばこういうのもまたよい経験になるわけですけど(負け惜しみ)。
けっこう危ないシーンが増えてきて、後半11分には1点もののシュートを打たれ、それを曵地くんが至近距離で止めるというビッグセーブがありました。ありがとう、曵地くん。危なかったぁ。
後半12分、前橋育英GKがゆっくりボールを蹴ろうとしているところへ康介がプレスをかけにいき、それで慌てたのか?GKが蹴ったボールは目の前のミツのところへ。ラッキー!とミツが拾ってシュートしましたがGKの正面になってしまい、キャッチされました。むぅ、残念。そううまくはいかないか(笑)。
前半13分ころ、ヒロが交代で入るようで4審とともにピッチ脇で待機しています。ボールが切れて交代が認められ、見るとヒロだけじゃなくカネくんも同時に入るようでした。
前半14分、ミツと康介に代わってカネくんとヒロがイン。そのまま2人が2トップになります。

  11金子 10古田
    8鶴野
 5上原    13巧
    6佐藤
3松本 4熊澤 15健士 2打矢
    1曵地

後半18分、ヒロが変態ドリブルを見せ、観客が盛り上がりました。ヒロはくいっくいっとフェイントをかけながら右側からゴール方向へ相手選手をかわしてかわしてゴール前へ進んでいきましたが、シュートを打ちきれずボールは相手DFにクリアされました。でもそれをゴール正面少し下がったところにいた鶴ちゃんが拾ってすかさずシュート!・・できればよかったのですが、ボールが足元に入ってしまったのかコントロールしようと1、2瞬(←瞬って単位?)かかっているうちに、クリアされてしまいました。惜しかったなあ。でも秋津での試合に続いてヒロの変態技を目の当たりにしたコンササポはうひょうひょ大喜び。この先の試合展開に期待が高まります。
後半19分、コンサゴール前に攻め込まれ、みんなでシュートコースを切ってなんとか凌ぎました。全体に下がり気味(押し込まれている)かなあと心配になります。コンサのDF陣は押し込まれた状態でボールを持っても、むやみにただ前線へ蹴り出すことはせず自分たちでボールをキープして味方につなげようというのが第1の選択肢でやっているようですし、そういうプレイは私も大好きなのですが、それにしてもずいぶん狭いところでパスをつなげようとしすぎな気がします。ちょっと視野が狭くなってしまっているのか、判断が遅れがちなのか・・。それとも選手の動きが少なくなってダイナミックなパス交換や展開ができる位置取りじゃなくなっちゃってるのかな。
後半22分、ヒロの変態ドリブル再び。今度はピッチ中央からゴール正面へ向かって進んでいきます。いけ!そのままシュートだ!と思ったら、ヒロはゴール前のスペースに横パス。確かに味方がそこへ走り込んでシュートを打てたら難なく決まったはずのビッグチャンスの形でした。だってボールとゴールの間には誰もおらず、GKの位置も逆でしたから。だけどそこに走り込んでいる味方選手はおらず、前橋育英がボールを拾ってカウンター攻撃になりました。一気にコンサゴール前までボールを運ばれ、狙い澄まして打たれたシュートが決まって失点。1-1の同点に追いつかれました。
劣勢気味ながらもなんとかがまんしてぜひ早いうちに追加点を・・と思っていましたが、先に追いつかれてしまったか。ま、でもまだ同点になっただけだから。ここから、ここから。
後半25分、攻めあがろうとした怜大が相手選手に手ひどく倒され、相手にイエローが出ました。怜大は身体が強くて接触プレーでも相手にあまり負けないんだけど、それでも毎試合こうやって何度か倒されますよね。怪我しないでねと祈る気持ちになります。
後半26分、この試合でコンササポがゴールシーン以外で最も湧いたプレーがありました。ヒロが左のタッチライン際で後ろからきたボールを見て、身体は前を向いたままヒールでワンタッチでボールを浮かし、対峙している相手選手の向こう側に落とし、相手を交わして抜き去りました。そして左側からゴールへ向かって斜めに向かおうとするところへ別の相手選手が進路をふさぐように立ちはだかりますが、ヒロは、キュッキュと大きく切り返して鮮やかに抜き去ります。おおおーーっと思わずうなる観客席を尻目にヒロはゴールライン近くまで攻め込むと、フェイントで相手選手のタイミングをずらしてそこからゴール前へ鋭いクロス! これに鶴ちゃんが頭で合わせ、フリーでヘディングシュートしたのですが、ボールは枠上へ大きく浮いてしまい、ゴールはなりませんでした。決定的だったんですけどね。残念だなあ。
後半27分、前橋育英のCKからコンサゴール前で押し込もうとする前橋育英とクリアしようとするコンサの選手とでごちゃごちゃになりました。ごちゃごちゃと蹴ったり蹴られたり。遠い方のゴールだったので入った(!)かと思いましたが、どうやらゴールラインを割ったようで助かったようです。
がまんの時間帯になっていますが、これをがんばって凌いでいればコンサの時間帯もやってくるはず。がんばれ。
後半29分に怜大にイエロー。コーナーフラッグ近くの攻防で相手選手を倒したプレイに対してでした。遠いサイドでの攻防でしたのでよく分かりませんが、そんなにひどいファウルだったかな?
これが先週の試合だったら「いいよ。カードの1枚くらい。退場にさえならなければ」と余裕を持っていられたのですが、今日はまだ決勝トーナメント1回戦ですから、この先の累積での出場停止を考えるとイエローカードが出るかどうかは気になるところです。
どうしてなのか理由はわからないのですが、この時間帯の前橋育英はずいぶん力強くなっていて、コンサの選手は1対1の攻防でも勝てないことが多くなりました。前半は詰められても足技でさらっとかわして難なくキープしていたようなボールでも、後半はなぜか奪われてしまいます。どっちでもないボールを拾うのも断然前橋育英です。前半は網の目のようにもれなくコンサ選手が拾っていたのに、逆になってしまっています。このあたりどうしてなのか、分かる人に聞いてみたい気持ち。
コンサの選手が足が止まりがちということもあるのかな。運動量が減ってよい連動ができなくなったり、寄せられたときに踏ん張りが効かず体勢を崩してしまったりするのでしょうか。
後半38分、あがっていた雨がまたぽつぽつ降り出しました。
後半41分、どういう形がきっかけだったかな、コンサが攻め込んだところを高い位置でボールを失い、それを前橋育英がダイレクトで2、3回パスをつなぎながら力強くコンサゴールへと迫り、シュートかクロスかを曵地くんがパンチングでクリア。曵地くんは左前方に転がっていくボールを押さえようと倒れ込んで手を伸ばして。そこへ駆け込んできた相手選手の足を手で払うような格好になってしまいました。
遠いサイドだったからよく分からないけれど、やっぱりあれはボールをつかもうとしたのではなく相手選手を倒そうとしたということになったのでしょうか。レフェリーはPKを宣告し、曵地くんにイエローカードを出しました。
この時間のPKはけっこうキツイ。でももしここを押さえたら気分は相当盛り上がるぞ。
祈るような気持ちで見つめましたが、やっぱりPKは決められてしまいました。後半42分でした。
でも落ち込んでいる場合じゃない。1点返しさえすれば延長戦で決着という手もある。
逆転されるまでは「中1日で準々決勝だから、できれば延長にはいかずに90分で決着をつけたいなあ」と思っていましたが、こうなりゃぜいたくは言っていられません。とりあえずまずは同点にしよう。
だけど選手たちは相当消耗しているんだなあと痛感したのは、その後後半43分ころ、拓郎くんがタッチライン際でパスを受けるときに足でボールをトラップしきれず、ボールがタッチを割ってしまうシーンを2度続けて見たときです。前半はあんなにボールが足に吸い付くような足技を見せていた拓郎なのに。
ボールが足につかず、止められないほどヘロヘロなんだ・・。そういえば怜大も脚が攣っているようで、さっき自分で伸ばしていたし・・。
こちらに住んでいる者にとっては「ふつうの秋の雨の日」でしたが、札幌に住んでいる選手にとってはやっぱり蒸し暑かったりするのかな。どうしてこんなに選手たちが消耗しているのかなんだか不思議なほどでした。飛行機移動?だった慣れているでしょうに。
後半45分、ペナルティエリアの少し手前のゴール正面でFKを得ました。同点に追いつくチャンスか?
鶴ちゃんがミドルシュートのような強いシュートで直接ゴールを狙いましたが、ボールはバーをかすめていってしまいました。
表示されたロスタイムは2分です。
なんとかがんばれ。
後半46分、ドリブルでゴールへ向かったヒロがペナルティエリアの手前で倒されました。さっき鶴ちゃんがFKを蹴ったのと近い位置です。でも審判は前橋育英のファウルをとらず、ヒロにイエローカードを出しました。シミュレーションだということでしょうか。ヒロは文句を言うそぶりも見せずに立ち上がってプレイに戻りましたから、本当はどうだったのかわかりません。大人っぽい賢いプレーができるヒロですので、なんとか残り時間でチャンスを作ろうとしてファウルをもらおうと考えたとしても不思議ではありません。でも、今日のヒロは怪我明けの膝をかばっているのか、相手選手に当たられると無理して踏ん張らずに(派手目に)転んでいることが多かったので、審判にそんな印象を持たれたのかもしれないなあと思いました。
その後チャンスを作れないまま時間が過ぎて、

試合終了
試合終了の笛が鳴りました。

終わっちゃった
喜ぶ姿とがっくりする姿。対照的で残酷な図でもあります。

もらい泣きしそう
泣いているようで、しばらく立ち上がれない選手たち

整列
整列して挨拶。お疲れさまでした。
残念でしたね。次、またがんばって。

サポのところへ
監督やコーチも一緒に、ゴール裏のサポのところへ挨拶に向かいます。

あいさつ
一列に並んでサポにあいさつ。
拍手して口々にねぎらいの言葉をかけながら選手を迎えるサポたち。

一時は準決勝に進むのを現実のものとして夢想した(←私が)ので、かなりがっくりしましたが仕方ありません。
後半になって足が止まったのが痛かったなあと思いました。
これでコンサの高円宮杯(U-18)は終わってしまいましたが、まだJユース杯があります。今年こそJユースで久しぶりの決勝トーナメント進出だ!
いや、もっと欲深に、クリスマスの長居を目指すぞ!!
それにサポにとっては札幌U-15と旭川U-15の2チームも応援できる高円宮杯(U-15)もあるし。
そんなふうに気持ちを切り替えつつ、3年生はJユースはどうするんだろ、引退がまだまだ先だったらいいなあ・・と、自己都合の希望を抱きつつ帰路についたのでした。



post by あきっく

12:13

ユース コメント(6)

この記事に対するコメント一覧

すうさんFC

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 17:46

とっても残念な結果に池袋を7時間も彷徨ってました。マックで資料を色々あさりましたが、ベスト16に残るチームはどこもチャンスがあるという事。彼らはホントよく戦いました!2年生は来年リベンジ!!! Uー15札幌、旭川はこの後、良いトレーニングをして全国大会ラウンド16をめざそう!みちのくより応援にいきますよ!それにしてもヒロのドリブル凄かった……

あきっく

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 18:37

>すうさんFCさん もう1回「0泊2日の弾丸ツアー」敢行の予定でしたのにね。 準々決勝も、本当に実力は紙一重なんだろうなあと思う結果でした。作陽が勝ち残っているし。 U-15の高円宮杯でもお会いできそうですね。楽しみです。

30

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 20:09

残念…ですね。 前育は先週は地元での戦い、こちらは毎度の遠征。 慣れてるとはいえ、先週は2試合を消化してますしね~そんなのが影響するのかな?なんて思ったりします。 ま、前回の北海道2枠の時は、その恩恵に預かれなかったわけですしね~切り替えて行こう♪

あきっく

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 20:27

>30さん 北海道のチームである以上この先も遠征は避けて通れないものですから、「それを言っちゃあ、おしめぇよ。」なんですけどね。 それでも「たまには北海道で集中開催やってみる?」と言ってみたくなります。 「わかった、じゃあその次は九州で開催ね」と言われるリスクを考えると、「やっぱごめん。東京でいいです。」と言い直すことになるんですけど(笑)。 北海道2枠がかなわなかったのは残念ですが、そうですね、来年もまたプリンス優勝すればいい話ですもんね。

飯能河原のおばさん

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 23:29

すばらしい戦いぶりだったのですね。選手に拍手を、おくりたいです。私は、山登りの予定が入っていて応援に行けませんでした。残念でした。10月4日の前橋には応援に出かけたいと思っています。

あきっく

Re:高円宮杯(U-18) 前橋育英高校戦@西が丘

2008-09-23 23:36

>飯能河原のおばさんさま お見かけしないなあと思っていましたが、やっぱりいらっしゃれなかったのですね。 結果は残念でしたけれど、見所のある試合でした。課題も見えましたけど(苦笑)。 次は前橋でですね。 しっかり切り替えて、素晴らしいプレーを見せてくれることを期待しています。・・って、欲張り?(笑)

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