クラセン(U-18)2008 グループリーグ第1日 vs東京Vユース

2008年07月26日

2008/07/26(土)10:30 @J村ピッチ2
adidas CUP 2008 第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
グループリーグ第1日 Bグループ
コンサユースU-18 0-2(0-2、0-0) 東京ヴェルディユース (40分×2)
試合の公式記録は →こちら(PDF)

今年は第1試合(10:30~)のスタートですので、上野駅を7:00に出る朝一番の特急で向かってなんとか試合開始に間に合うかというタイトなスケジュールです。
いわきで特急から各駅停車に乗り換えるのですが、2両編成のその電車内には色とりどりのユニやらタオルマフラーやらをのぞかせた同好の士がたくさんいます。みんな好きねえ(笑)。
J村は残念ながら雨のようです。
涼しいのはいいけれど。

J村大会看板
J村センターハウスに着きました。

玄関ドアに
玄関のドアがなにやら代表選手の写真で飾られていました。



センターハウスでトイレだけすませて、あちこち眺める間もないままにまっすぐコンサの試合の行われるピッチ2に急ぎました。
タイミング悪く、小降りになっていた雨が再び強く降ってきました。
カッパを着たり荷物をビニール袋で包んだり観戦体勢を整えている間に、あらもう選手入場ですか。
というわけでカメラの準備が間に合わず、キックオフ前の入場やら円陣やらの写真はなしです。
雨が強くなってきて、写真どころかメモをとるのも難しい状態で。
だから今日のレポは細かいことは再現不能、全体の印象だけで失礼します。

<前半のメンバー>

   11金子  9玉岡
      7竹内
 5上原        8鶴野
      6佐藤
3松本 4熊澤 15鈴木健士 2打矢
      1曵地

(控え)
21松原修平、12加藤拓也、18工藤光輝、23菅原康介、24西田謙太、26福永貴弘、27十川祐樹

先日の代表の試合で怪我をしたヒロはやっぱり難しいようで、試合メンバーには入っていませんでした。
左サイドに拓郎くんが入って、CBは健士くんという布陣です。
もしかして鶴ちゃんと明生のダブルボランチでやるのかな?と想像していたのですけど、清弥がトップ下に入って中盤ダイアモンドみたいです。

試合はヴェルディペースの立ち上がりになりました。
毎年なぜかクラセンでは初日よりは2日目、3日目とペースをあげていくことが多く、初日でも前半より後半の方がよくなってくるというスロースターターぶりを見せてしまうコンサユースですが、今年もその例にもれないということでしょうか。
・・と思う一方で、「相手がヴェルディだからなあ・・」という気持ちもわき起こります。ヴェルディの選手たち、相変わらず足元の技術がしっかりしています。上手いわあ、と感心することもしばしば。
きっとこれは対戦している選手たちがより如実に実感していることでしょうね。コンサのパスが少し緩かったり中途半端だったりすると全然つながらないですもの。このあたりを肌で感じられるのが全国大会で強い相手とやることのメリットだと思います。

前半3分でコンサはすでに3回目のCKを与えてしまいました。雨が降っているのでボールが滑ったり足が滑ったり。ゴール前でごちゃごちゃするシーンはなるべく避けたいところなのですが。
コンサが攻める形はなかなか作れず、ヴェルディにボールを支配されがちでしたが、前半8分に怜大が左サイドからクロスを入れ、それにカネがゴール前でジャンプして頭で合わせようとするも、相手GKにキャッチされてしまいました、惜しかったあー。というのがコンサにとっては最初のチャンスだったと思います。
そんな風に攻められペースでいたものですから、失点もまあ仕方ないかな。
前半9分、たぶん4回目のヴェルディのCKから、曵地くんが一度はボールをはじくものの、そのこぼれを押し込まれて失点。0-1です。
うーむ。
でもまだ試合は始まったばかり。がんばれ。
そう思って応援していましたが、なかなかペースは変わらないまま、前半12分にペナルティエリアの少し右外側あたりでFKを与えてしまいました。
そのFKが直接決まり、0-2となりました。
きれいな弾道のFKで、あれは蹴った方をほめるべきかな。
おおーい、そんな遠い方ばかりでやってないで、こっちの方へも来いよ~~と言いたい気分の状態から、少し盛り返してきたかな?と感じるようになったのは前半30分ころだったでしょうか。
まだパスが少し弱かったり、シュートまでは持ち込めなかったりだけれども、さっきよりはコンサがボールを回せる時間が増えてきた感じがします。
でも決定機までは作れないまま、0-2で前半が終了しました。

前半試合中

前半試合中
(前半のワンシーン)


後半開始と同時に、ヨングンに代えてミツが入りました。

<後半のメンバー>

  18工藤光 11金子
     7竹内
 5上原      8鶴野
     6佐藤
3松本 4熊澤 15健士 2打矢
     1曵地

後半始まってすぐ、まだ0分を指しているところで、ピンチを防ごうとした拓郎くんにイエローカード。
このイエローカード自体は妥当だったかもしれませんが、今日の審判はずいぶん細かく笛を吹く人でした。そのくらいの接触で吹くの?と見てる方はちょっとイライラ。雨でコンディションが悪い中での試合でしたから、荒めのプレーを認めると選手が怪我をするかもしれないとの配慮だったのかしら?
チャンスでもピンチでも「お!」と思うプレーがあった後でもいちいちプレーが止められるので、試合が終盤になるにつれ双方の選手に「ああっ、もう!!」みたいなリアクションが増えていってました。

後半は、ヴェルディは前半のような攻勢は影をひそめ、どちらかと言うとコンサが攻め続ける展開になりました。
といっても、中盤を使っていろんな形でゴール前にボールを運ぶものの、そこから先が形にならないという状態でもあったので、ヴェルディのペース配分が変わったのかなという気もします。
2点のリードを得て、がつがつ攻めるというよりはしっかりこのままを維持して勝とうというような。
コンサは後半4分に左サイドをえぐった怜大のクロスをヴェルディGKがはじいてCKを得、その左CKを清弥が蹴り、合わせたシュートがゴールをかすめた惜しいシーンがあったのと、後半9分に清弥の粘りから左CKになり、それを清弥が蹴り入れ、なんとか粘ってシュートしようとしたもののもう1回CKになる、という感じで、まずは1点返そうとしてもゴールが遠いのです。
後半30分ころまでの間、コンサはパスを回し、守っているよりは攻めている時間がかなり多く、ほとんどハーフコートでボールが動いている?と思うような状態が続きました。でもシュートまではいかないんだなあ。
ヴェルディの守備が最後のところではがっちりしているのかなという印象です。
おまけにヴェルディは、選手を2人いっぺんに代えるというのをすでに2回もやっていて、なんだか余裕みせてるじゃん!と悔しい感じがします。
なんとかゴールを奪いたいコンサは後半34分に前目の選手を投入しました。
健士くんに代わって康介くんが入ります。康介くんが左サイドに入って拓郎がCBに下がりました。

  18工藤ミツ  11金子
23菅原  7竹内   8鶴野
     6明生
3怜大 5拓郎 4熊澤 2打矢
     1曵地

後半36分、相手の横パスをうっちが後ろからシュパッとカットしてそのままドリブルで駆け上がり、どんどんゴールへ向かって、少し距離のあるところから思い切ってグラウンダーのシュート。ボールはゴール枠のわずか左に転がっていきました。惜しい!!
もう残り時間が少ない、なんとかゴールを、と焦るような気持ちになりますが、試合終盤になるにつれ鶴ちゃんや明生のたくましさが輝きを増してきました。雨で足元も不安定になり、走るにもボールコントロールにも体力を消耗しているだろうに、相手の足の間から足を伸ばしてボールに触り、先にいる味方のところへボールを押し出して奪うとか、相手に体を寄せて向きを変えボールを奪ってしまうとか、あと一息の踏ん張りが効いています。怜大も長い距離を走ってスライディングタックルでピンチを防いだかと思えば、オーバーラップしてクロスをあげようと駆け上がったり。
後半40分には左タッチライン沿いに康介くんから怜大にパスが渡り、あ、チャンス!と思ったところで惜しくもオフサイドの判定。
終盤になって圧力を増してきたコンサの攻撃でしたが、結局ゴールは奪えないまま0-2で試合終了になりました。

後半試合中
(後半のワンシーン)

試合終了
試合終了。お疲れさまでした。


コンサとしては、試合が進むにつれエンジンがかかってきて攻勢に転じたようにも思いますが、一方でヴェルディのゲームプランどおりだったのかもという気もしないではなく。
だとしたらかなり悔しい。
なんとかヴェルディに勝ちたいなあと思いながら、雨に濡れた荷物をまとめ、無言で撤収作業をしたのでした。
センターハウスに戻る途中で選手たちがピッチ3の脇を突っ切って奥の練習用ピッチへ向かう姿が見えたので、もしかしてこれからまた練習するのかな?とようすをうかがってみると。

ごちゃごちゃ
あらま、すごい人数だ。
コンサの選手たちが写真右側の通路のあたりに固まっているのがわかりますか?
しばらく様子を見ていたようでしたが、割り込むスペースが見つからなかったのかそのまま引き上げてきたようでした。

明日の相手はマリノスです。
マリノスは関東では強いと評判ですが、今日行われたマリノスとセレッソの試合ではセレッソが2-0で完勝したそうです。
どこもみんな強いなあと・・とため息が出そうになりますが、感心している場合ではありません。
どんな相手だってやってみなくちゃわからないし、自分たちの力をしっかりと出せれば勝機だってあるはず。

明日は、勝とう!!



post by あきっく

18:33

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