2008年07月07日
2008/07/06(日)13:05 @帯広の森 プリンスリーグ第7節 コンサU-18 2-1(0-0、2-1)北海高校(45分×2) コンサの得点者:工藤光輝、古田寛幸 今回はちゃんと起きて無事飛行機に乗れました! 羽田空港では搭乗口へいく荷物検査の列も「北海道行き」は専用ゲートを作って検査されるという厳重ぶりでした。でも心配したほどの遅れはなく帯広空港に到着。 帯広空港にも洞爺湖サミットのポスターが貼ってありました。 ばんえい競馬のポスターもあります。 空港連絡バスにもばんえいペイントでした。
とりあえずいったんJRの帯広駅へ向かいました。駅から帯広の森へのバスに乗るつもりです。 帯広駅も洞爺湖サミットでした。 駅にある売店で豚丼のお弁当を買っていくことにします。 店内には「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」というあの有名な(?)言葉が。私はこの言葉、子供のころに六花亭のお菓子で知ったんですけどね(笑)。 駅前のバスターミナルでは帯広の森行きのバスの専用チケット売り場が設けられていました。 帯広の森の野球場で開催される日ハム×オリックスの試合のためにシャトルバスが出ているのです。 バス乗り場はかなりの人が並んでいました。 ファイターズ仕様の人たちに混じって列につきます。 シャトルバスが出ているのは楽でよかったけれど、途中の道路がひどい渋滞で、それはあまりよくなかった・・・。 試合開始に間に合うかハラハラするほどではなかったものの。 バスの窓から野球の看板が見えました。 ようやく着きました。(野球)スタジアム前には道新のマイクロバスがとまっていました。 ドーレくんがいる! 見知らぬ土地で旧友に会ったような気持ちになりました。 お祭りのようなにぎわいの野球場の横を抜けて、奥の方にあるサッカー場へ向かいます。 帯広の森のピッチは手入れが行き届いているようで、とてもきれいでした。サッカーのピッチが2面あり、その両側の土手に観客用のスタンドがあります。 手前側のピッチでは、旭川実業と室蘭大谷が試合中。 その脇でユースくんたちがアップをしています。 ちょっと日差しは暑いけど、気持ちのよい爽やかなお天気。風が吹くと気持ちよいのが関東の暑さとは違うところだよなあと思います。 買ってきた豚丼でさっそくピクニック。美味しかった♪
食べ終わったところで、さ、そろそろ試合が始まります。 まずは全員で円陣。コンサも気合いが入っていましたが、北海の円陣の気合いも相当なものでした。 ともにここまで全勝同士のチームの対決。この試合を含めて残り3試合となり、この試合の勝敗が優勝を左右する天王山の戦いだということを双方とも強く意識しているのでしょう。 見ている方も力が入ります。 選手入場 写真ではうまく写っていませんが、日差しを浴びて北海のユニの黄色がやけに鮮やかでまぶしいほどで、なんだか強そうに見えて困りました。 ま、でも試合が始まるころにはすっかり慣れて何も感じなくなっていましたけどね。 整列して挨拶。 パチパチパチ(←拍手)、がんばれ~。 コンサの円陣 北海の円陣は瞑想型? 輪になって立ったまましばらくじーっとしてから、肩を組んで大きなかけ声をかけていました。 前半はコンサボールのキックオフでスタートしました。 今日も背番号1~11のスタメンで、前節、前々節と同じです。 <前半のメンバー> 11金子 9玉岡 10古田 7竹内 8鶴野 6佐藤 3松本 5上原 4熊澤 2打矢 1曵地 (控え) 21松原修平、12加藤拓也、14三上陽輔、15鈴木健士、18工藤光輝、23菅原康介、24西田謙太、25葛西大、26福永貴弘、27十川祐樹 キックオフ直後の試合はまず、コンサが攻め込むところから始まりました。 前半0分、うっちが右サイドを攻めあがっていき、CKをとります。 でもその後は両チームとも慎重に相手と自分たちの出方を探るような感じで、緊張感ある引き締まった立ち上がりとなりました。 前半4分、左SBの怜大から、かなり高い位置まであがっていた右SBのうっちへ向けて、サイドチェンジを含む斜めの長いパスがひらり、ぴたりと決まって、それを上手にトラップしたうっちが右サイドを突破して攻めあがっていきます。 このパスの精度! このトラップ! 怜大もうっちもかっこいいわあ・・・と見とれてしまいました。 そしてもうひとり目を惹いたのは中盤の底の位置で相手のボールを抑えまくる明生です。正面から対峙して相手を自由にさせないだけでなく、ボールを持っている相手に寄せていって、明生に背を向けてキープしようとしているボールを、相手の足の間からついっとつついて前に出し、奪ってしまいます。素敵です。 前半7分には北海が一気に攻め込んできて角度のないところからシュートを打たれましたが、サイドネットでした。ふうぅ。 コンサも負けじと前半8分、ヒロが少し距離のあるところから勢いのあるシュートを打ちました。ゴールの少し右に逸れていってしまいましたが、チームに勢いが生まれるような、そんなシュートでした。 前半10分あたりまで、試合は一進一退の五分五分の展開でしたが、どっちのチームもちゃんとていねいにサッカーをしている感じで好感をもちました。連携して動いてパスを回す、ときには上下、左右に長いボールを蹴ってピッチを広く使う、相手のボールには連動してプレスをかけて奪いに行く。そういうプレイのひとつひとつがていねいになされていました。見応えのある好試合になりそうです。 前半11分、コンサがボールを持って、中盤の後ろ目から攻撃を組み立てていこうとしているところでした。怜大からだったかな、斜めまえの位置にいた鶴ちゃんに向かって「いい狙いだ!」と思うパスが出ました。 通っていればチャンスにつながりそうなパスでしたが、北海の出足もなかなかです。よく走ってそういうパスをカットしようとします。 こりゃパスを受ける側もボールが来るのを待っているのではなく自分から一歩先にとりにいかなきゃカットされるわ。そう思って、暑い中、両チームとも運動量を惜しまないプレーをしていることに感心しました。 人もボールも動く緊迫した攻防は、見ている方はおもしろくていいですけど。いや、やっている方も楽しいのかな。きっと。 前半15分、DFとGKの連携ミス?から与えてしまった北海のCKで、低く蹴り入れたボールに合わされ、ヒヤッとするシュートを打たれました。ゴール右にはずれてくれてよかったです。 前半16分、うっちが右サイドをえぐっていって中へ速いクロス。ゴール正面でヨングンがうまくフリーになっていて、あ、チャンス!と思ったのですが、トラップがうまくいかずシュートを打てませんでした。残念。でもいい形を作れています。 その直後にも北海ゴール前で左右にパスを回して相手を振り回し、最後はヒロがシュートしますが、ゴール前正面にいた北海DFに大きくクリアされました。 前半18分、カネが右サイドからくねくねドリブルで前へ切り込んでいき、中央にいたヒロに向けて優しいパスを出すも、狙ってカットしにきていた北海の選手に、あ、カットされる。と思いました。でもラッキーなことに?いったん北海選手が触ったボールがなぜかそのままヒロの目の前に残されました。 わ!チャンス! ヒロはボールを拾って反転し、シュート。クリアされたんだったかな、逸れたんだったかな、決まりませんでした。 北海は前節に1失点するまでずっと相手を完封し続けてきただけあって、守備が固い感じです。 決して引きこもって守っているわけじゃないのだけれど、いい感じで選手が散らばっているのか、ゴール前に近づいていってもなかなかペナルティエリア内までは侵入させない守りです。 前半19分、右側の距離のあるところからカネが思い切ったシュート。北海GKはいったんボールを弾き落としてからキャッチしました。 前半20分、ヒロが変態ドリブルで切り込んでいって清弥にパス。清弥は左からゴール前へクロスをあげ、カネがジャンプして頭で合わせますが、ボールは惜しくもポストの右でした。でもこのボール運び、展開は、うなるような見応えあるものでした。 ボール支配はどちらかというとコンサの方が多いかな、でもチャンスは五分五分かな、という感じで、前半22分、いったん給水タイムになりました。もうそんな季節なのねえ。 みんながタッチラインのところへ出てボトルを手に取り、水を飲む・・か、どうかのタイミングで、主審は再び試合再開の笛。え?もう?早いよ。 前半24分、ヒロが左サイドからえぐってクロスを入れ、それをヨングンがゴールに背を向けたまま目の前に駆け上がってくるカネに向けてていねいに落とし、カネがゴール正面から豪快にシュート。かなり強いシュートでしたが北海のGKはそれをキャッチしました。 前半25分、ヨングンが高くあげた北海最終ラインの裏へうまく抜け出し、相手DFと駆けっこ状態のままゴール前へ迫ります。がんばれ~、振り切ってシュートに持ち込むんだ~~と思いながら見ていたら、相手選手が速くて追いつかれそうになりました。そこで諦めないのがヨングンのよいところだよね。ヨングンは万全の体勢じゃないながらも、相手選手に触られる前になんとか足先でボールをちょんと触り、コロコロながらもボールはゴールに向かって転がっていきました。それを北海GKが触ってクリアし、CKになりました。 こうやって諦めずに粘り強くプレーすればチャンスにつながるんだなあ。 コンサにチャンスの数が増えてきた気がします。 前半28分、拓郎くんからサイドチェンジでうっちへ、うっちから清弥へとパスが出て、最後や清弥がシュートしましたが、ちょっと中途半端な強さになっていまい、決まりません。 前半30分、拓郎くんのフィードが北海DFの裏へ抜け出したカネにぴったり合い、カネがGKと1対1になりました。カネくんが狙い澄ましてきれいなシュートを打ち、ボールはネットを揺らした!と思ったら、その前にオフサイドの判定でノーゴールでした。ええー、残念。 前半32分あたりの時間帯は、コンサはわりと前がかり。ボールを奪うとみんなで連動してダーッとゴール前へ攻めあがります。でも思い切って打ったシュートが運悪く相手の身体に当たって跳ね返ったりすると、そこから一気にカウンターのピンチになるんだな。でもそういうときでもコンサの選手たちはみんな全力で戻って攻防の切り替えが速く、頼もしいけれど後半バテないか心配にもなります。 前半34分、ヨングンがペナルティエリアの少し手前左側で倒されてFKを得ました。清弥が蹴ったFKに合わせてゴール前ファーの位置へ怜大が飛び込みましたが、あと少しで頭が届かずボールはGKがキャッチ。 けっこういい形は作れているのだけど、あと少しでなかなかゴールが決まりません。 前半41分、うっちのクロスにヨングンが頭でシュートするも、ボールはぼよんと弾んだ感じでバーの上へ抜けていってしまいました。 前半42分、うっち、鶴、うっち、ヒロ、うっちとボールがわたって最後はうっちがCKをとりました。そのCKに合わせて拓郎くんがヘディングシュートをしましたが、惜しくも枠の外。タイミングはばっちりでした。惜しい。 そろそろ前半も終わりかな、という時間帯に北海の攻撃がしばらく続きました。でもユースくんたちは慌てないんだな。 前半44分、コンサのゴール前まで攻め込まれて、見ている私としては「なんとか大きくクリアして~」と思っているのに、拓郎くんかな、熊ちゃんかな、ゴール前でボールを拾うと落ち着いて左タッチラインのそばにいた怜大に向けて浮き球のパス。おおっ、そこへ出してつなぐのかいっ。 フリーでいた怜大はボールを受けて右サイドを駆け上がるうっちへ大きくフィード。一気にコンサのチャンスです。うっちが倒されFKになりました。 そのFKに合わせて熊ちゃんがヘディングシュート。クリアされてCKになりました。 前半45分、左からのCKを清弥が蹴り入れ、そこからのシュートはバーの上へ。 結局双方ともゴールがなく、0-0のまま前半が終了しました。 コンサの選手たちの調子は悪くなく、自分たちのやりたいことはやれているようでしたが、相手もしっかりしているので見応えのある攻防となっています。どちらかというとコンサが押し気味に見えた前半でしたが、双方ともチャンスの数はそれなりにあり、どちらがゴールしてもおかしくないという展開でした。 (前半試合中のシーン)
コンサベンチのようす。 コンサの選手はゆっくりと休んでいるようです。 このまましっかりと続けていけばいいという雰囲気なのかな。 こちらは北海のようす。 ボードを使って監督がなにやら指示をしているようです。 後半が始まります。 後半開始時の円陣 気合いが伝わってくるような、引き締まった雰囲気でした。 北海の円陣は集中を高めているのか、とても長くて・・・ しまいには審判が寄っていきました(笑)。 審判が声をかける前に円陣はほぐれて選手たちはピッチに散らばりましたけどね。 後半は北海ボールでキックオフです。 コンサは交代選手はありません。前半と同じ布陣でスタートしました。 さ、ここからが勝負。しっかり始めよう。 そう思ったけれど、後半のファーストシュートは北海でした。曵地くんががっちりキャッチします。 でもそのままなんだか北海ペースの立ち上がりになってしまい、なんと後半開始早々に失点してしまいます。 後半1分、コンサゴール前で北海の選手がするするとドリブルしながらペナルティエリアの中へ入り込んでいくと思ったら。コンサの選手たちは3~4人いたのに、なぜかあれれ??って感じで侵入を許してしまい、え?え?あぶない?!と思っていたらそのままシュートを打たれました。ところがそれが当たり損ないだったのかどうか、ボールはコロコロコロ・・・って感じでゴールの方向へ転がっていき、でもそれは曵地くんが難なく拾い上げるだろうと思っていたら、なぜかボールは曵地くんの手をかすめて?それとも触れたのに??よくわからないけれどゴールの隅のあたりに転がって入っていってしまいました。(0-1) 一瞬の間をおいてから、わああーーー!!!と歓声を挙げて喜ぶ北海の選手たち。 見ている私たちは呆然というか、目をぱちくりというか。 信じられない気もするけれどやっぱり失点したようだ、と再認識し、でもまだ時間は早いからと気を取り直します。 そこからしばらく、北海の時間帯が続きました。 怜大が左サイドをえぐって中へクロスをあげ、それがクリアされてCKになったり、清弥が蹴ったCKを鶴ちゃんが折り返してチャンスを作ろうとしたり。清弥が思いっきり打ったミドルシュートは右ポストに当たって跳ね返ったり。ヨングンがガッツを見せて、相手の足元にあるボールをぐいっと奪い取ったり。 それなりに見せ場やチャンスはないわけではないけれど、全体には押され気味という雰囲気で進んでいきました。 がんばれ、なんとかしのいで盛り返すんだ。 四方さんも少し気分を変えた方がよいと考えたのか、わりと早い時間から交代の手を打ってきました。 後半9分、ヨングンに代わってミツがイン。カネくんとミツの2トップになりました。 ミツが「すばしっこい系」の特徴を活かしてゴール前を走り回り、かきまわせという作戦でしょうか。 それでもすぐには雰囲気は変わらず、後半10分にはコンサゴール前に北海の選手たちがごっちゃりいる展開になり、クリアしようとするコンサとゴールに蹴り入れようとする北海の選手たちがごちゃごちゃと足元のボールを奪い合います。間違ってでもゴールに入っちゃうんじゃないかと冷や冷やものでした。 後半11分、ボールをとられがち、押され気味の状態のなか、ペナルティエリアのすぐ手前の右側でFKを与えてしまいます。 コンサの選手たちが壁を作る足元にしゃがみ込む北海の選手2人。「記念撮影型」のFKですか。こしゃくな。 これがもし直接ゴールネットを揺らしでもしたら立ち直れないほどのダメージになったかもしれませんが、運良くそういうことにはならず、ボールはゴール枠の外へ飛んでいきました。 ああよかった。 そういう苦しい状態の中でのゴールでしたから、ミツが同点ゴールを奪ったときの選手たちの喜びようったら、そりゃ凄かったです(笑)。 後半14分、うっちから直接だったかな、それとも誰かを経由してだったかな、ゴール前にいたミツのところへ浮き球のパスがとおりました。ミツはそれをうまくコントロールして、ターンして、シュート! ボールはきれいに相手選手の間を抜けて、GKの脇を抜けて、ゴールの中に吸い込まれました。(1-1) やったーーー!!ゴール!! これ以上時間が進むとそろそろ焦りが出てきてもおかしくない時間帯だっただけに、ここで同点に追いつけたのは大きかったでしょう。 チームに勢いを生む同点弾となりました。 ゴールを決めたミツ(右端)のところへみんなが走り寄ってきて 清弥が跳び蹴りをし カネくんが後ろから回し蹴りのように 飛びかかって、前からは明生がおなかを 寄ってたかってキックw 拓郎くんが頭をなでなで 勢いよく身体を引き倒したり頭を叩きまくったりのしかかったりの手荒い祝福シーンはよく見ますけれど、こんなふうに跳び蹴りされまくるミツのキャラっていったい・・・。って、見ている方も大声で笑いながら喜び合いました。 さあ、同点に追いついて、ここまた仕切り直し。 残り30分間の勝負になります。 この段階にきて両チームの攻防は一段スイッチが入ったように激しさを増しました。 攻守の展開が早く、息が抜けない瞬間が続きます。 後半18分にはゴール左へ逸れたもののひやりとするシュートを浴びました。 後半19分のセットプレーのときだったかしら。 北海の監督がピッチ内の選手に向かって大声で「(ボールに)先に触ると何かが起こるぞ!」と叫びました。 『何かが起こる』って、まるで往年の松本育夫監督の名言「誰かに合わせてくるぞー」じゃないか、と、私たちは思わず吹き出したのですが、でも確かに、ボールに触れればいつ何が起きてもおかしくないスリリングな展開になっています。ドキドキする時間が続いて、あー、苦しいような楽しいような。 それにしてもこの時間帯にしみじみと思ったのは、うっち、明生、清弥、怜大、鶴ちゃん、熊ちゃんなど、3年生たちのなんとたくましいこと。チームの中でそれぞれがしっかりと役割を果たし、輝きを放ち、頼もしいったらありゃしない。1年前を思い返してみても、ずいぶん力強くなったような気がします。 そうやって見とれているうちに、後半24分、再び給水タイムになりました。 再開後、清弥や怜大が左サイドを長い距離を走ってあがっていったり、ヒロが左側からドリドリドリドリ・・と攻め込んでクロスをあげたり、ミツとヒロが2人で連携してペナルティエリア内へ攻め込んでいったり。 なんとかゴールをあげようと懸命の攻防を続けますが、がっぷり四つの展開はなかなか動きません。 後半29分、カネくんに代わって陽輔くんが入りました。内面のことは分かりませんが、少なくとも外見上は1年生と思えぬ落ち着きぶりと貫禄の陽輔くん。相手DFを引きずるような勢いの重戦車ドリブルでゴール前へ迫ったり、「どんなボールでもゴールに流し込む!」とキャッチフレーズをつけたくなるようなゴール前での落ち着きぶりが魅力の選手です。(…って持ち上げ?すぎ?) 後半32分、ヒロが勝負に持ち込んでCKをゲット。そのCKに合わせて拓郎くんがヘディングシュートを叩きつけますが、少し手前でバウンドしてしまったのか、弾んだボールを相手にクリアされてしまいました。 あー、惜しい! 必死の攻防が続く中、ベンチから四方さんも「がんばれ!ここからだぞ!」と選手たちを励まします。 そして後半35分、ミツがドリブルでドリドリドリとペナルティエリアへ迫ろうとしたところで倒され、ファウルをもらいました。 FKの位置はゴールから至近距離、ペナルティアークの中です。 この位置でFK ボールのそばに立っているのは、ボール正面に清弥と鶴ちゃん、右側にヒロ。鶴ちゃんが蹴るのかな、それともヒロが左足で狙うかな。 ドキドキしながら見つめていると、レフェリーの笛が鳴り、ヒロがするするとボールに近寄っていって、左足を一振りすると。 後半37分、なんとボールは地を這うようにグラウンダーでゴールへ向かって一直線に転がって行き、壁をすり抜けて?突き抜けて?そのままゴールに入りました。 「入った!」 もう、びっくりです。 たぶん相手選手にとってもこれは意表を突くボールだったんじゃないかしら。 ああいうアイディアは、やっぱりヒロはすごいと思います。 これで2-1。逆転に成功しました。 両手を高く突き上げて喜ぶヒロ みんなが寄ってきて抱きついても両腕はそのまま ヒロにしては珍しいと思うほどの嬉しさ爆発の喜びぶりでした。 さあ、残りはあと10分弱。 しっかり勝ちきろう。 さっそくその直後の後半38分に怜大が相手ボールを奪いとって危険の芽を摘むナイス守りを見せます。 後半39分には、コンサの選手たちが幾分守りを重視する方に重心を移したように見えました。ヒロや清弥や怜大がゆったりとボールを回し、ボールをキープして時間を使おうという意図のようです。パスを回しつつ、無理はしないけれどチャンスがあれば相手ゴールへ攻め込もうという感じです。 そうそう。ボールを失わず支配しながら、攻めの意識を保って相手に怖さを与え押し込んでいくのが何よりの守備になる。そう思って、がんばれ、がんばれと念じながら見つめます。 後半40分、うっちに代わって健士くんが入りました。交代のボードを見たうっちは、ゆっくりと歩いてピッチの外へ向かいます。いいねえ、そういうとこ。状況をよくわかったプレーです。 健士くんはそのままうっちのいた位置に入りました。 後半41分、相手と交錯した清弥が少し痛んだようでした。そこで清弥に代わってタカが入りました。 <後半終盤のメンバー> 14三上 18ミツ 10古田 26福永 8鶴野 6佐藤 3松本 5上原 4熊澤 15健士 1曵地 メンバーが変わってもボールをもって攻め続け回し続けるのが一番の防御とばかりのパス回しが続きました。 後半44分になると、ミツとヒロが交代でボールをもってコーナーフラッグのところまであがっていき、そこでミツがボールをキープ。後ろから北海の選手たちが2人がかりでボールを奪おうと足を伸ばしてきますが、ミツは足を踏ん張ってコーナーフラッグのところで粘ります。 審判はロスタイム3分を表示しました。 その直前だったか、コンサのゴール前で北海の選手にボールをぽーん、ぽーんと頭でつながれ、そこからふんわりとしたシュートをゴールに向かって打たれました。もしかして曵地くんの頭を越えて入ってしまう?!とドキッとしましたが、ボールはゴールの左へ逸れていったため命拾いをしました。ここで追いつかれたらダメージ大きいもの。 なんとか守りきって欲しいです。 でもそれが最後のピンチだったかな。 後半47分にペナルティエリアの右横で北海のFKを与えてしまったけれど、そのまま無事守りきって、とうとう試合終了の笛が鳴りました。 やったーー!!勝ったぁー! がっくりと膝をついてしまった北海の選手たちは気の毒な気もしましたけれど、勝負の世界はこういうものだから仕方ないですね。 お疲れさまでした。 北海も攻守ともに力のある、すごくよいチームだと思いました。 お互いの持てる力を出し切った攻防は、とても見応えがありました。 高校総体、がんばってね。
試合終了後、両チームの挨拶が済むと、監督やコーチも一緒に、選手たちが観客席の方まで挨拶に来てくれました。 観客席の方へ向かいながら。みんなニコニコしています。 お疲れさまでした~~。
さてプリンスリーグはあと残り2試合。 第7節を終えての順位はこんなふうになっています。 01 札幌 21 35 06 +29 帯蘭 02 北海 18 27 03 +24 蘭別 03 蘭谷 13 17 10 +07 海札 04 旭実 12 20 11 +09 別星 05 帯北 10 17 15 +02 札新 06 第一 10 16 20 -04 新山 07 新陽 09 10 25 -15 一帯 08 別谷 07 10 10 +-0 旭海 09 北星 03 04 34 -30 山旭 10 山手 00 02 24 -22 星一 大一番を制したとはいえ、残り2試合の帰趨次第では優勝の行方はまだまだ分かりません。 最後の2節は7月19日(土)と20日(日)。しっかり準備をして、優勝を決めて欲しいと願っています。 とりあえずみんな、暑い中お疲れさまでした。
【おまけ】 帰りの飛行機は、帯広での試合を終えた日本ハムの選手たちと一緒になりました。といっても私が見てわかるのは「ひちょり」という選手とダルビッシュくらい。搭乗待合室がざわざわしてみんなの注目を集めている集団がおり、「ファイターズの選手たちがいるよ」との会話があちらこちらでかわされていたため気づきました。 まさか羽田行きの飛行機で一緒になるなんて想定外でしたわ(毒)。 野球の選手たちってごついというイメージがありましたけれど、スーツ姿だとサッカー選手とあまり変わりありませんね。そんなにオーラが出ているわけでもありませんでした(爆)。 登場待合室の奥の方の席に固まって座っているあたりや他の乗客が乗り込んだあと一番最後に機内に乗ってくるところは、うちの選手たちと同じだなあと思って眺めていましたが、うちの選手たちと違って日ハムの選手たちはクラスJシートでした。 どんまい。
むーこ
Re:(追記しました)プリンスリーグ第7節 北海高校戦@帯広の森
2008-07-08 09:41
レポート、完成したのですね。 前半分までの昨日、得点時のとび蹴りの連写を「何だろう、おもしろーい!」と見ていました。 これだけ長いものを書くのは結構大変でしょうけど、楽しんで書いてるんでしょうね~。 一番最後の「どんまい」にはなんだか笑えました。 昨日はあきっくさんのブログを汚くしてしまってゴメンなさい。ダブってしまった分を削除してくれてありがとうございました。 こちらにトラックバックさせていただいたおかげか、昨日のアクセス数、多かったです(^O^) あきっくさんのブログを、私のところのお気に入りにリンクさせていただいてもいいでしょうか?
あきっく
Re:プリンスリーグ第7節 北海高校戦@帯広の森
2008-07-08 23:30
>むーこさん あの写真、説明なしに見たら何が何だか??ですよね。 中途半端にアップして困ったもんだよな・・と我ながら思っておりました(笑)。 ブログはコンサのオフィシャルブログが始まっていなかったら多分今でもやっていなかったと思いますが、書くこと自体も楽しいものですね。 始めたころはこんなにユース関係のエントリが多くなるとは思っていませんでしたけど。ははは。 試合を見に行く道中(&美味しいもの)で楽しみ、試合自体で楽しみ、試合の感想などを仲間とおしゃべりして楽しみ、帰ってからレポを書いて楽しみ、それを読んでくださる方がたくさんいるだなあと思って楽しみ、後になってから「あのときどうだっけ?」と自分の書いたものを読み直して楽しむ。 いったい一粒で何度美味しいんだ?という感じですね。 リンクの件、どうぞ喜んで。 むーこさんのところもこちらにリンクしてよいですか? ダメと言われたら消すことにして、見切り発車でとりあえずしちゃいます。(←おおざっぱな人)
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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