プリンスリーグ第5節 旭川実業高戦@浜厚真

2008年06月28日

2008/6/28(土)12:05 @浜厚真野原サッカー場
コンサU-18 2-1(0-0、2-1)旭川実業高(45分×2)
得点者:竹内清弥(後半22分)、石澤(旭・後半34分)、鶴野太貴(後半47分)

プリンスリーグは第4節まで終わった時点で勝ち点12を挙げている(全勝)のはコンサユースと北海高校と旭川実業の3チーム。得失点差で1~3位を争うデッドヒートが続いています。
そして今日はその全勝同士の相手、旭川実業との対戦です。
優勝するためにはここで勝つか負けるかで大違い。絶対に勝っておきたい相手です。
そう意気込みは高まるものの、実際の私はといえば寝不足でヘロヘロ状態のまま新千歳空港まで迎えにきてくれたサポ仲間の車に乗せてもらって浜厚真へ向かいました。

大会幕は去年よりりっぱ?
野原サッカー場の正面奥には大会幕が張られています。



最初にお断りしておきますと、今日の試合は得点経過からも分かるように非常に劇的で、かつ、苦しいものでした。
私は手に汗握って試合の経過を見守るだけで精一杯。細かいプレーの流れを反芻したり、メモをとったりする余裕がほとんどありませんでした。
なので全体の印象など概括的なレポだけになってしまっています。
ふぅぅぅ、疲れた。
勝ってよかった・・・・。


選手入場
審判団と両チームの選手たちが入場します。
旭川実業は何年か前に負けたときの印象が強く残っているせいか、私にとってはなんだか苦手意識を感じるチームです。選手たちは入れ替わっているからそんなの関係ないのでしょうけれど。
がんばれよ~。どんな形でもいいから勝ってくれよ~~と念じながら、入場する選手たちを見つめました。

前半円陣
前半開始時の円陣

旭実円陣
旭川実業の円陣

前半キックオフ
コンサのキックオフで前半が始まりました。

<前半のメンバー>

  11金子 9玉岡
    10古田
 7竹内     8鶴野
    6佐藤
3松本 5上原 4熊澤 2打矢
    1曵地

(控え)
GK:21松原修平、FP:12加藤拓也、14三上陽輔、15鈴木健士、18工藤光輝、23菅原康介、24福永貴弘、25葛西大、27十川祐樹

(後から聞いた話では、24番ユニを着ていたのは西田くんじゃなくてタカだったそうです。間違えてごめんね。)

控え選手はベンチ近くで試合中アップしていた選手をそうだろうと把握したものなので、正確なものではありません。
(今日はコンサが当番チームの番だったのか、ベンチに入らない選手も総勢で浜厚真に来ており、ビデオ係やボトル係などふだんのチームのお手伝いのほかに、他の試合のボールボーイを務めるなど運営のお手伝いをしていました。隣のピッチのボールボーイをしている選手もコンサの試合が気になるようで見ていたりしていたので、もしかしてベンチ入りしていた選手と周囲にいた選手が入り交じっていたらごめんなさい。)
一緒の観戦していたサポ仲間が「今日のスタメンは番号順だね」というので改めて見ると、あらほんとだ。番号1~11の選手でスタメンが構成されていました。なんだか珍しい感じがします。

試合の立ち上がりは、なかなかいいかなと思ったのです。
ですが前半3分に曵地くんが旭川実業のシュートをがっちりキャッチしたころだったかな。だんだんと「もしかして旭川実業ペース?」と思うような展開になっていきます。
コンサの選手たちはなぜか動きが少なくて、きびきび動く旭川実業の選手たちに気圧され気味の印象です。パスがつながらないし、パスがつながる前提になるみんなの連動した動きがとても少ないし、だからどうしよう・・と迷っている間に囲まれて進路を切られたりボールを奪われたりしてしまいます。
ピッチが凸凹でボールが変なバウンドをするのも影響しているのかなと思いました。困ったことですが嘆いても仕方ないので早く慣れてもらうしかありません。(プリンスはあと2試合もここであるんだよな・・。)
ヨングンが粘ってよく走ってボールに追いつきシュート!とか
カネくんがゴール前のごちゃごちゃ混戦の中をシュートに持ち込む!とか
怜大がいつものように運動量豊富に左サイドを駆け上がってパスを出し、それをカネくんがスルーした先にヒロがいてそこから仕掛けようとしたところで倒されるとか
熊ちゃんが落ち着いたディフェンスぶりで相手ボールをその場に残させ、奪ってしまうとか
明生がいつものように相手攻撃の芽を摘み取る位置でボールを奪うとか、
ヒロがヒールパスやリフティングを織り交ぜた小洒落た変態シーンを見せるとか
うっちーと鶴ちゃんの息のあったワンツーやそれに清弥を絡めた大胆な展開はやっぱり素敵とか
拓郎くんの大きな声でのはっきりした指示だしは頼りになるとか
大きな相手FWと競り合うときに長身の曵地くんのキャッチ点の高さはやはり大きな武器だなあとか
いろいろ小さな場面では見所やうまいところもあるのですが、
全体の流れはどうしてもなんだかもっさりバタバタした感じを受けるんですよね。みんな体が重いみたいに。いったいどうしたんだろう??

確かに旭川実業の選手たちは、ただ体格がよかったり脚が速かったりするだけでなく、長いボールでもきちんと足元に止めるトラップ技術や1対1の攻防でボールを奪い取ったりキープしたりの技術がうまくて、それに連動してよく走って攻守の切り替えが早いものだから、コンサがうまくいっていないわけじゃなくて、単純に相手が強いからだという見方もできるのですが・・。
前半終了間際に曵地くんが抑えようとしたボールをこぼしてしまって、それをシュートを打たれたけれど再度自分の体に当てて防ぐ、というピンチがあったものの、両者とも決定的場面はほとんどないまま前半が0-0で終了しました。
勝たなくてはならない試合なのに、点がとれなかったことを焦れるよりもむしろ「あー、これが0-0で済んでよかった」とつぶやいてしまうような、そんな印象を受けたのは私の要求水準が高すぎたからなのかな?

試合中
(前半の試合中のひとこま)


キタキツネ
ハーフタイムにグラウンド脇の草むらをキタキツネが歩いていました。


なんだかうまくいっていない雰囲気を変えるために、もしかして後半開始からメンバーを少し変えてくるかな?と思ったのですが、メンバー交代はないまま後半が始まりました。

後半円陣
後半開始時の円陣です。
写真の左側にぼんやり写っている人影は、コンサの某強化担当スタッフです。ずいぶん髪が長くなったのですね。

ハーフタイムに監督にねじを巻かれて(?)少し様子が変わってくるかなと期待したのですが、うまくいかない感じは後半になっても続きます。
それなりにチャンスを作りかけるのですが、今ひとつ遅かったり淡泊だったりして決定的な形には持って行けない、「最後までやりきれ~~!」と叫びたくなるもどかしさです。
それだけうまく防がれているということかしら。

後半17分にヨングンに代えてミツがイン。
フレッシュなミツを前線において、とりあえず「ミツ、走れ~~~!」戦術に出たようですが、選手のバランスが崩れている(重なっていたり中盤がぽっかり空いちゃったり)なかでミツひとりで攻めるなり溜めるなりなんとかしろと言ってもそりゃあ酷でしょう。
後半19分には守備に奮闘していた明生にイエローカードが出されるほど押され気味だったのですが、それでも先制点を奪ったのはコンサでした。
後半22分、左サイドから怜大があがっていき、いったん中のヒロに出したボールを再びヒロから受けて左サイドをえぐってゴール前にクロス。それをゴール正面で清弥が鮮やかなボレーシュートでボールをネットに突き刺しました。
ゴラッソだわ。
苦しい展開での先制点はそりゃあ嬉しかったです。
選手たちはピッチ上に折り重なって大喜びしています。
もちろんそんな素敵なシーンの写真はありません。それどころじゃなかったので(爆)。
点をとったことで少し楽になったのか、選手たちの動きはそこからしばらくよくなったように感じました。
以前より積極的に仕掛けていったり、サイドからクロスを入れてシュートを打つところまでいけるシーンも出てきました。
ここで追加点をとれたらずいぶん楽になる。・・と思いました。

後半33分、カネくんに代えて陽輔くんがイン。ミツと陽輔の2トップになりました。フレッシュな二人でゴールを奪っちゃえ!

でもなんとかこのまま逃げ切って欲しいという願いも空しく、後半34分に失点してしまいました。(1-1)
長いボールにコンサDFがかぶってしまい、旭川実業のFW石澤くんに最終ライン裏に抜け出られてしまい、シュートをきっちり決められました。

あ゛ーーーー。と思ったけれど、でもまだ時間はある。
(それに実は0-0の膠着状態のとき、私は内心「このままいっそ引き分けでもいいかな」と弱気の虫が出てきていたので、それを思えば元に戻っただけとも思えた。)

後半40分、清弥の左からのクロスにミツがゴール前でGKと競り合うような感じでジャンプするも、ボールはGKがキャッチ。惜しい。
後半43分、攻め込んでいったヒロのシュートはバーにあたって跳ね返される。あー惜しい!
後半43分、コンサゴールすぐ前で旭川実業のFK。なんとか守るもCKになりその後もコンサゴール近くでの攻防が続き、生きた心地がしません。
そのまま時間が経過し、ロスタイムは2分と表示されたころ。
旭川実業ゴール前でなんどかパスでパスで振り切り、清弥がゴール前でフリーでシュートを打てる場面になりました。
「清弥!もう1点!!」と期待したし、清弥も狙い澄ましてシュートを打ったようでした。
なのにボールは非情にも右ポストの外へ逸れていき、ああああ惜しいぃぃぃ!
コンサのゴールキックになったボールを曵地くんが前線に向かって長く蹴り、それを相手DF最終ラインの少し手前にいたミツが中央で頭ですらしたら、ボールは相手DF最終ラインと並んで前に飛び出そうとしていた陽輔くんのすぐ目の前に落ちました。
やった!フリーで抜け出せたらチャンスだ!と思ったけれど、陽輔くんがボールを拾うより先に相手DFに大きくクリアされていまいました。
あああ、残念!
ロスタイムも2分をすぎ、もうそろそろタイムアップかなあと覚悟を決めかけたとき、なんとそこで鶴ちゃんのゴールです。
もう、ぐわぁぁぁぁって狂喜乱舞の心境になだれ込んでしまったので、はっきりいってどんな形でゴールになったのか再現することができません。
鶴ちゃんが右サイドからドリブルでゴール前へ切り込んでいったような気もするし、誰かにパスをだしてそれを受けたのだったのかもしれない。
ともあれゴール前の少し距離のあるところから鶴ちゃんが右足を振りぬいて、それが決勝ゴールになりました。
サポや家族が観戦している手前側のタッチラインに近いあたりで大きくガッツポーズをし、チームメイトにもみくちゃにされる鶴ちゃん。
そんな嬉しいシーンを狙ってシャッターを押したつもりだったのに、写っているのは顔のほんの一部だったり空だったり地面だったり抱き合っている3~4人の首から下だったり。
やっぱり使い物になりませんでした。

まさかこの後にまた追いつかれることにはならないよね・・と祈りつつ見守っていたら、まもなくタイムアップの笛がなりました。

やったー!
やったー。

勝ったー
勝ったー。

よかったー
よかった、よかった。ああ、ほんとよかった。

今日の鶴ちゃんは体が重そうでいつもの素敵プレーがあまり見られない感じでしたけど、最後の最後で値千金のゴールでしたね。
このゴールで気分をよくして、きっと明日はキラ☆キラかしら。
って期待しちゃいます。

ずいぶん欲深にあれこれ注文してしまいましたけれど、なんといってもこの1勝は大きいです。
「いやぁ~。疲れたぁー。」と安堵の息をつきながらにやけながら立ち上がりつつ、これが逆の立場じゃなくてよかったなあと心から思いました。
想像したら鳥肌が立つほど恐ろしいことです。それは。
旭川実業の選手たち。大喜びしてごめんね。この悔しさは北海高校戦でぜひ晴らしてね。(← って、そっちかい。)

お疲れさまでした
両チームの選手たち、お疲れさまでした。


自分できちんと確認してはいませんが、うわさによると、北海が山の手高に7-0で勝ったため、今日の結果によりコンサは得失点差で2位になったそうです。
でも気にすることはないですね。
北海との直接対決できっちり勝負をつければいいことですものね。

さ、明日は午前10時から夕張で北海道クラセンの決勝戦です。
プリンスからひとまず気持ちを切り替えて、明日はしっかりクラセン@J村への出場権を勝ち取ってください。
明日の試合も楽しみです。



post by あきっく

19:24

ユース コメント(0)

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