2008年06月14日
2008/6/14(土)13:50 @国士舘大学サッカーグラウンド 2008年度第32回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 関東代表決定戦 Aブロック2回戦 法政大学 1-1(1-0、0-1、0-0、0-0)(PK4-2)順天堂大学 (45×2 +10×2) 得点者:37分・福田俊介(法政)、63分・岡本達也(順天堂) 試合の公式記録は→こちら(PDF) コンサの試合のない週末なので、予定どおり総理大臣杯の関東代表決定戦を見に行ってきました。Aブロックの2回戦です。(組み合わせ表・大会実施要領は→こちら。大会結果は関東大学サッカー連盟公式サイトで→こちらから。) お目当てはもちろん法政大学の平加涼くんですが、場所が国士舘大学のグラウンドなので、国士舘大学に進学したコンサユースOBの姿も見れるかな?という下心もありました。 涼くんは関東大学リーグのリーグ戦で、開幕戦からベンチに入り、その後も前期日程の全試合(11節まで)でずっとベンチ入りしていたようです。出場機会はなかったようですが。 ですから今日もベンチ入りしているだろうと大いに期待して行きました。 国士舘大学・鶴川キャンパスの中にあるサッカーグラウンドは、人工芝で夜間照明設備もスタンドもあるりっぱなものでした。 グラウンドの端っこにはKokushikanとネームまで入っています。
クラブハウス?と思われるコンクリートの建物の奥には、大学の校舎が並んでいます。 選手入場。オレンジ色が法政大、青赤が順天堂大です。 花輪くんはもう卒業しているはずなので、心おきなく法政大を応援できます。 試合前に選手たちがピッチでアップしているとき、スタンドの控え部員たちから「りょう!頼むぞ~!」と声がかかっていたので「お?」と思っていましたが、出場しているGK中根良くん(2年)も「りょう」なのでした。そのせいか、涼くんは「ひらか!」と呼ばれていました。 早く「『りょう』といえば『涼』でしょ。」となりたいものだなあと思いつつ、それを聞く私。中根くん、ごめん。 整列してあいさつ 順天堂のキックオフで前半がスタートです。 <法政のメンバー> (キャプテンマークは6新井くん) 14辻 正男 10山本孝平 7富井英司 11阿部拓馬 3堀越寛人 8西 和也 22上野恭平 5福田俊介 6新井隆法 2渡辺三城 1中根 良 (控え) 12GK平加 涼、4江崎一仁、9永露大輔、17鴇田将己、18三木卓哉、23山岸純平、24倉田健生 <順天堂のメンバー> 9田中順也 11福士徳文 7山本拓実 8綿引大夢 5三浦旭人 10伊藤大介 24中冨翔太 2岩澤大介 23佐藤 拓 15関 直也 29上福元直人 (控え・ハーフタイムに誰もピッチに出てこなかったため不明) 涼くんは12番をつけています。涼くんだけでなく他の選手も番号が変わっているので、総理大臣杯はリーグ戦とは別の登録なのでしょうね。 立ち上がりは法政が優勢のように見えました。順天堂ゴールへ向かって攻め込んで、惜しいチャンスが2、3度あったように思います。シュートがバーに嫌われたり相手DFにすんでのところでクリアされたりでゴールにはなりませんでしたが。 けれど前半15分になるころには、順天堂も次第にペースを取り戻してきて、ほぼ五分五分かなという感じになりました。でも法政のGKが忙しくなったというわけでもなかったかな。もちろん口は動いていますけれども。 法政のサッカー部員たちがスタンドから応援しています。 ピッチが目の前なので、相手に与えるプレッシャーは十分?(笑) 目の前でアップしているベンチ入り選手たちと会話したりふざけて頭を叩いたりしながらの応援です。 そんな大学生たちをほほえましく眺めながら、私が注目するのは・・。 法政のセットプレーのチャンスですか? いえ、実は私の視線が向けられていたのはその奥だったのでした(爆)。 もちろん、手前側にも注目点が。 5番のビブスを裏返しに着ている涼くんの後ろ姿ですね。 じっとピッチ上を見つめる選手の後ろ姿をじっと見つめる私はかなり怪しいかも。だってすぐ目の前なんですもの。 前半26分には順大がいい形で法政ゴール前へ持ち込み、最後はしっかりとシュートまで。順大側からすると決まらなくて「惜しい!」という感じのチャンスでした。 そして法政の先制点が生まれます。 前半37分、セットプレーからゴール前で中へ折り返したのを、ファーにいたDF福田くん(4年)が足できれいに決めました。
後半開始と同時に、法政は8西くんに代えて23山岸くんを投入します。西くんはもしかしてどこか傷めたのかもしれない。 <後半の法政> 14 10 7 23 3 11 22 5 6 2 1 法政のキックオフで後半スタート 後半は、前半とは逆に、順大が攻め込む感じで始まりました。ゴール前で細かくパスをつないで崩していきます。 法政応援モードでみている者にとっては思わず「うっ・・」と唸ってしまうような危ないところを突いてくるパス回しですが、繋ぎすぎてシュートが打てず助かるという感もあります。 後半7分に法政FW辻くんが相手GKとの1対1でのシュートシーンがありましたが、順大GKはこれを両手で上にはじいてクリア。CKになりました。 このCKが蹴られるのを待つ間の両チーム選手のゴール前での攻防で何かあったのでしょうか。CKを蹴る前に主審が笛でプレイを止めて、法政キャプテンの新井くんにイエローカードが出されました。そして改めて試合が再開され、法政CKでしたがチャンスにはなりませんでした。 後半16分、両方のチームの11番が同時に交代になりました。 法政は11阿部くんに代えて9永露くん。そのまま同じ右サイドに入ります。 順大は11福士くんに代えて13岡本くんだったのですが、正直、順大の方はフォーメーションもその後の交代もチェックしていません。 試合を見ているときには気がつきませんでしたが、この13番はジュビロユースからトップ昇格した後、2年間の在籍でジュビロを辞めて大学に進学した、あの岡本達也くんだったのですね。 前半17分、さっそく代わって入ったばかりの永露くんが惜しいシュートを放ちますが、ボールは左ポストのきわを通ってゴールラインを割りました。 法政はここまで何度かあった追加点のチャンスで決めきれなかったなあ、と思っていると、あらま逆にカウンターから一気に攻め込まれて失点ですよ。ゴールしたのは順天堂も代わって入ったばかりの岡本くんでした。 後半18分に1-1。 ま、気を取り直していきましょう。まだ時間はたくさんあるし。 失点の直後はすかさずチャンスだ!とばかりに、後半18分に法政は辻くんの右サイド突破からCKを得ます。 このときにスタンドの部員たちがチャンスを盛り上げようとコールするのは(ジンギスカンのメロディーで)「ふっ!ふっ!ふっくだー!ゴーォル、ゴーォル、ゴーォル、ゴーォル・・」 大事なところでゴールを期待する相手がDFかいっ! そういえばスタンドの部員たちは前半終わってひきあげてくる福田くんに対しても「ふくだー!得点王だー!」と叫んでいたし、この福田くんは(5番をつけているだけあって)池内ばりの得点の匂いのする選手なのでしょうね、きっと。 後半20分にまたしても法政に惜しいチャンス。14辻くんが左からあげたクロスにゴール前へ飛び込む感じで10山本くんが突っ込んだのですが、惜しくも足が届きませんでした。タイミングはばっちりだっただけに、触れていたらゴールだったろうと思います。 ここまでの感じ、法政の攻撃の中心は14辻くんだなあと思いました。俊足をとばしてよく走り回って、無理かなと思う長いボールにも追いつくし、再三横にも開いてボールを拾ったり受けたり。スタンドからも「まさおー!」と何度も期待のコールをされていました。 後半25分を過ぎるあたりから、法政は苦しい時間帯になりました。 何度もゴール前まで攻め込まれて冷や冷やの連続です。相手シュートが枠をはずしてくれたから何とか助かったという場面も散見されます。「まさお」も最終ラインまで戻って守備をしたりもするほどです。 嫌なムードを変えようということでしょうか、後半34分ころ、法政のスタッフが「トキ!」とアップ中の選手に声をかけ、17鴇田(ときた)くんが呼ばれました。 この鴇田くん、実は私、目の前でアップしているのを見てさっきから気になっていたのでした。だってまるで翼くんとカワケンを混ぜたような顔立ちなんですもの。どうしたってつい、応援してしまいます。 後半36分にラッキーとしかいいようのない(偶然)クリアで失点を免れるピンチや、その後カウンターで攻め込むもシュートまでは打てないチャンスもどき?を経て、14まさおに代わって鴇田くんが入ったのは後半38分です。 このあたりになるとだんだん延長戦も視野に入ってくる交代でしょうか。 後半41分に法政の誰かにイエロー。最初6新井くんかと思って「え?2枚目?」とぎくっとしたしたけれど違ったようなので、誰に出たのか分かりませんでした。もしかして中根くんかしら? 法政は疲れもあるのかミスが多くなり、パスがなかなかつながりません。自分たちのボールになってもボールが落ち着かないし、うわ、そんなとこで!とぎくっとするような低い位置でボールをカットされたりします。 注目(←私の)の鴇田くんがゴール前右側から中へ入り込もうと相手DFと対峙して、キンズカズばりのフェイントステップで相手をかわし去り、中へクロス。ゴール正面で打った10山本くんのシュートは枠外でした。惜しい。 結局、双方得点のないままロスタイム2分も終了し、前後半10分ずつの延長戦に突入することになりました。
再度全員で円陣を組んでから延長戦に入ります。 ピッチに入ってからも今日これで3回目の円陣。 順大も3回目の円陣。 延長前半5分あたりに、ゴール前でおしゃれなヒールでのポストプレーなども織り交ぜながら法政が順大ゴールに攻め込みますが、得点にはならず。 その直後に鴇田くんにイエロー。なにか文句を言ったのかもしれません。 延長前半8分に法政のFKから折り返したのを鴇田くんがシュートするシーンがありましたが、バー上に浮いてしまいました。 と思ったら、順大選手が触っていたらしく、右CKになりました。それをクリアされて今度は左からのCKと続きますが、得点にはならず。 双方ゴールがないまま延長後半に入ります。 延長の後半はエンドを変えるだけですぐにスタートするので、そのままプレイに入るかと思ったら。 やっぱりまた円陣を組むようです。 延長後半1分に左からのクロスに鴇田くんが頭で合わせようとジャンプするも届かず。タイミングはばっちりだったので惜しかった。 延長後半5分に山本くんがゴール前に迫り、相手DFの動きを見つつ落ち着いてシュートを打ちますがGKにキャッチされます。 延長後半7分、22上野くんが左サイドを突破し、山本くんとのワンツーでさらにサイドをえぐり、CKを得ますが、チャンスには結びつけられず。 双方へろへろになるまでがんばって攻め合ったのですが、延長戦は0-0のまま終了しました。 延長戦終了。PK戦で勝敗を決することになります。 PK戦を前に、監督が選手に向かって何かを話しています。選手たちにはときどき笑顔も出て、リラックスしているようです。 (5番のビブスを裏返しに着ている)涼くんの後ろ姿を見つめつつ、「これでGKが涼くんだったら、この上ない見せ場になるんだけどなあ。」と少し残念に思う私。 次の関心は、PK戦をどっちのゴールでやるのだ?ということ。 スタンドにいる法政部員からは「主審~~!こっちでやってー!」と声が飛びます。でもこんな近くでやるとなると声出し応援団のいない順天堂にとってはかなり不利かも。 順大の選手たちは、あちら側のゴールでやることを希望しているようです。 そりゃそうですよね。 コイントスで決めるのかな。 こちらでやることになりました。 順番を待つ両チームの選手たち 法政の先攻で、 1人目は 法政7番○、順大9番○ 2人目は 法政17鴇田くんが右に蹴ったボールを順大GKが両手でクリア。順大13番は○ 3人目は 法政9番○、順大14番の正面に蹴ったボールを中根くんが止める。 4人目は 法政2番○、順大2番のシュートを中根くんが連続クリア 5人目 これを決めれば法政の勝利というところで、3番堀越くんがきっちり決めて、法政の勝利となりました。 勝利が決まった瞬間、法政の選手たちは一斉に中根くんのところへ駆け寄って抱きつき、喜びます。 ふと見ると、鴇田くんはひとり座ったまま。PK失敗したのを気にしていたのかな、安心して脱力しているのでしょうか。 仲間が助けてくれて、よかったね。 110分+PK戦の死闘、両チームともお疲れさまでした。
PK戦の末、勝利をもぎとった法政は明日、総理大臣杯への出場権をかけて国士舘と戦います。 小川くんには申し訳ないけど、メンバー入りしている選手の数で考えると、どちらかと言うと法政に勝ってほしいな。そしたら涼くんは大阪で道都のユースOBメンバーと再会ですね。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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