2008年03月23日
イギョラカップの2日目、今日はグループリーグの2試合が行われます。 コンサユースU-18は、11:30から流経柏高と、14:30から東京朝鮮高との対戦です。 (大会の要領や日程についてはこちら、第1日目の試合についてはこちらをご覧ください。) 11時過ぎに会場の東京朝鮮高のグラウンドに着くと、東京朝鮮高vs神村学園の試合をやっていました。 赤いユニが神村学園、青いユニが東京朝鮮高です。 試合は2-0で神村学園が勝ちました。 きのうあの状態で神村学園と対戦しておいてラッキーだったのかなあと思いました。
2008/3/23(日)11:30 @東京朝鮮高グラウンド イギョラ杯 予選リーグ第2戦 コンサユースU-18 3-3(3-2、0-1、PK4-2) 流経柏高 (35分×2) コンサの得点者:玉岡(11分)、玉岡(22分)、金子(24分)
選手入場。 後ろのやぐら(?)によじ登っている人は、ジャングルジムのように遊んでいるわけではありません。 登ったあと、下にいるコーチから三脚とビデオカメラを受け取って、ビデオ撮影係をするんです。 整列して挨拶。 というわけで台の上にいるのはしまふく生の2人。 コンサの円陣 流経の円陣 流経ボールで前半キックオフ <前半のメンバー> 25金子 19玉岡 14古田 20竹内 8鶴野 18明生 3松本 28上原 4熊澤 17打矢 21曵地 立ち上がりは一進一退の様相で始まります。 体格は全体的に流経の選手の方がいいのかあ。鶴ちゃんやヒロでさえも個人技で相手を翻弄してというわけにはいかないようです。 それでもヒロがフェイントで相手を抜き去ったり、怜大が左サイドをあがり清弥がゴールに迫りつつスルーパスを出し、それにヒロが反応するも追いつけずにゴールラインを割ったりとか、それなりに見せ場は作り出しています。 前半5分には、DFに進路を塞がれたよんぐんが後ろヒールでぽんとボールを浮かせて自分の前に出し、それを自分でかけあがって拾うという、「ああこれ、高円宮杯準決勝で大伍がやってたなあ」という技を見せてくれました。 前半6分に流経の右CK。キャッチしようとした曵地くんが体勢を崩して落としてしまいますが、カバーした選手がゴール前で大きくクリアして難を逃れます。 前半8分ころ、気がついたら鶴ちゃんが左サイドに位置するようになっていました。たまたまカバーに入っていてそうなったのか、それとも清弥とポジションチェンジしたのか不明。 前半9分、駆け上がった怜大が左サイドを深くえぐり、中央へグラウンダーのクロスを入れ、それをゴール前正面にいたカネくんとヒロのどちらかがシュート! ボールはゴール右へそれてしまって惜しかったのですが、少しずついいシーンが増えてきているみたい。 そして前半11分、待望の先制点が生まれました。 中盤わりと深い位置からのFKを蹴ったのは清弥だったでしょうか。それを受けた鶴ちゃんがフェイントをかけてDFを抜き去り、ゴール近くまで持ちこんでシュート。鶴ちゃんのシュートはGKにクリアされたのですが、その跳ね返りをヨングンがきっちりと押し込みました。ヨングンゴール!(1-0) その後も鶴ちゃんやカネくんがぴたっと止める素敵トラップから自分たちの仕掛けにもっていく様子や、左サイドから怜大が右サイド前方のスペースに向けて大きくサイドチェンジのパスを出しそれにうっちーが走り込むなど、わ、素敵!と思うシーンが時々あって楽しんでいると、前半16分ころ、気づいたら清弥くんがどこか痛めたようでした。 いったんピッチの外に出て治療を受ける清弥くん。そっちに気を取られかかっていたら、その間にくまちゃんのファンタジーが炸裂していました。 最終ラインでちょろっとしたキックをしてしまってそれを相手に奪われてしまうΣ(゚д゚lll) 曵地くんと1対1の状況に持ち込まれ、シュートを決められてしまいました。(1-1) ちょっと「しまった」という顔をしたくまちゃん。どんまい!!(と強がってみる。) くまちゃんの守りは次の動きや次の次の動きを考えた守備で、攻撃につなげる攻めの守備だからとても好きなんですが、ときどきぽっかりとあ゛!!と思うようなことが起きるんですよね。 でもまあ気持ち切り替えて行こう! 前半17分、清弥くんに代わって巧くんが入ります。 25金子 19玉岡 14古田 8鶴野 36巧 18明生 こんな感じ。 前半21分にはフリーでシュートを打たれそうになるピンチを作られましたが、これは曵地くんが飛び出してファインセーブ。 そして前半22分に追加点。 ピッチ中央あたりから前線にパスが出て、その先にいた金子くんは確かに明らかにオフサイドの位置にいたのです。でも金子くんはボールに関与しないまま下がってきた相手DF陣の間に埋もれてしまったということなのでしょう。副審はオフサイドの旗をあげていたけれど、主審は笛を吹いていませんでした。でも流経の選手たちはオフサイドだと思ったようでした。そして流経の選手たちがそのままそこで立ち止まっている間を、2列目からヨングンが飛び出してきて、みんなが見ている中でひとりボールを拾い、ゴールに向かってドリブルし、シュート。流経の選手があっけにとられている間にボールはゴールネットを揺らしていました。 見ていた私たちも一瞬ぽかーんとしましたけれど、主審はゴールを認めるゼスチュアです。 わ!!ゴール?!いいんだよね?(2-1) 流経の選手たちにはちょっと気の毒でしたけど、この追加点は貴重です。 こういうガッツはヨングンの良いところだし。 セルフジャッジはダメというのは多くのコンササポが痛感しているところでもあるし(爆)。 これで流経の選手たちが動揺したということでもないでしょうが、さらに前半24分、金子くんが美しいシュートを決めました。ペナルティエリアぎりぎりのゴール左側あたりからシュートを打つタイミングを見せてGKと攻防。GKが飛び出してくるのを引きつけて待つようなタイミングで、GKが近くに寄ってきたところで遠目からいきなりシュートを打ち、それがまっすぐゴールに突き刺さりました。(3-1) 打つタイミングといい軌道といい、まったくもってビューティフルでした。 さらに前半26分、カネくんが流経ゴール前で何人もに囲まれながらキープしタイミングをはかって前にパス。ヨングンが拾ってシュートはネットを揺らしましたけれども、これは私たちの目から見てもどうしようもないほど明らかにオフサイドでした。追加点はならず。 このあたりから前半終了あたりまで、スピードある展開で攻防が繰り広げられ、目を離せないおもしろい試合運びになりました。カネくんのパスに左サイドをえぐった鶴ちゃんがゴール前へ高速クロス。触れば1点もののクロスを流経選手がかろうじてクリアしたり、拓郎くんが前に出したフィードに鶴ちゃんが走り込むと追いつけずにゴールラインを割ったり。ピッチを広く使い、いろんなアイディア溢れるプレーを見せてくれるようすは楽しいのひとことです。ドキドキもするのですけど。 前半34分、ヒロが中盤で緩いパスを出したのを相手にカットされ、ピンチを作られかけます。それを奪い返そうと粘るヒロ。その責任感は大事だよね。ヒロのプレーはファウルをとられ、相手のFKとなりました。 この位置からのFK。 流経の20番くんが蹴ったボールは、直接ゴールに吸い込まれました。 うわー、すごいや。 これで3-2になりました。 前半36分(ロスタイム)にも流経のCKがあり、左からのCKはその20番が蹴るのでちょっと嫌な感じでドキドキ。CKでゴール前に放り込まれたボールから、シュートが枠上に打ち上げられたところで前半が終了しました。
<後半のメンバー> 19玉岡 25金子 14古田 8鶴野 36巧 18明生 3松本 28上原 4熊澤 17打矢 21曵地 後半1分、ヒロが粘ってCKをとりました。このCKはカネが蹴り、すぐ近くでヒロが受けてそこからクロスをあげようとする感じの、見慣れたショートコーナーでした。 後半3分、ヒロの鋭い鬼パス。ヒロのアイディアは、それが合えば確かに大チャンスになるわ、と思うものが多いものの、あれを感じろというのはちょっと難しいよなあと端で見ていても思ったりします。 あれが頻繁に通るようになれば、チームとしてかなりの威力でしょうね。そのあたりの連携を深める術はやはりテレパシーしかないのかしら(爆)。 後半3分、カネくんが最終ラインから飛び出して完全に裏に抜け出し、GKと1対1のシュートチャンスになります。 狙い澄まして打ったシュートは・・・。ゴールポスト右に逸れました。 あああ、あれは決めないと!と言いたくなるほどのビッグチャンスでした。 後半5分、ヨングンの小洒落たパスから鶴ちゃんが抜け出してシュートを打ったけれど、ゴールの枠上。 後半6分、明生が倒され相手にイエローが出たところのFKで、うっちーがFKを蹴るけれどシュートにまでは持っていけず。 後半9分、鶴ちゃんのお洒落パスから怜大のクロスへとつながり、それをゴールのファーで待っていたカネくんが地面にたたきつけるシュート。はずれる。惜しい。 このあたりまでは割とコンサのチャンスが続いていたのです。決めきれなかったけれど。 でも得てしてそういうときにはその後相手に流れがいってしまうものですよね。 10分を過ぎたころからだんだん守備に回る時間が多くなり、ハラハラしつつ過ごすことになります。点差はまだ1点ですし。なんとか守りきりたいけれど、それよりできれば追加点をかな。 ふと頭の隅に「引き分けでも・・」と思いが浮かびましたが、すぐにそれではダメなんだと思い直します。 この大会は予選リーグでも70分で決着がつかないときは引き分けにせず、PK戦で勝敗を決することになっており、PK戦になった場合勝った方に勝ち点2、負けた方に勝ち点1が与えられるレギュレーションになっています。だから引き分けでリードを保つというわけにはいかないし、それに第一、流経は第1戦で東京朝鮮に負けているのだから、コンサvs流経の試合が実質1位と2位の攻防というわけでもないのでした。 やっぱり勝つしかないね。 そう思ってピッチ上の攻防を見ていると、コンサの選手たちは自陣ゴール前に押し込まれていても、大きくクリアすることをせず、粘って繋いで攻めにつなげようとするプレーをしています。最近のトップの試合では見ることのない光景です。それを「そんなゴール近くのエリアで狭いところを通してパスを回そうだなんて、なんて危ない!」と感じ、大きく前に蹴り出して欲しい気持ちになるなんて、私も今のトップの戦い方になじんできているという証拠かしら(汗)。 後半16分、スローインで時間がかかっていた巧くんに対し、イエローカードが出されます。遅延行為という判断かしら。 この試合と、次の試合でもそうでしたけれど、今日は鶴ちゃんのプレーがとても冴えている気がしました。 よく走り回り、トラップぴたり、光るパス出しと、幾度も「わあ、素敵」と思いました。 その後も息詰まる攻防が続きます。 後半17分、明生を倒した流経の選手にイエロー。 後半18分、右サイドでボールをキープした巧くんが、縦に出したボールに対し、うっちーが後ろからボールの外側を回り込む感じで走り込み、追いついて中へ戻します。それをカネくんがシュート打てればビッグチャンスになりそうでした。 後半22分、流経の選手を後ろから引き倒す形になってしまった巧くんにイエローカード。もしかして2枚目? 審判は続けてレッドカードを呈示し、巧くんは退場になってしまいました。 あと残り10分強か。1点を守り切れればいいけど。 巧くんが退場になる少し前のころからですが、なんだかコンサの選手たちがフィジカルで流経に負けてきたかなと感じるようになっていました。 競り合いのときのジャンプ力や、ボールやスペースに向かって走り始めるときの出足とか。トラップミスやパスミスなども目につくようになってきています。 もしかして暑いのかな。お天気がよくて日差しが強いし、札幌と比べるとかなりの気温差があるでしょうから。昨夜も遅くまで試合があったしね。 奪われたボールを明生と怜大で必死に取り返そうとしたり、曵地くんがすんでのところでゴールを死守してくれたり。 後半29分ころには、押されっぱなしで必死に守る状態になっていました。 CKやFKをあの20番が蹴るだけでもドキドキします。 そして後半32分にとうとう失点。右の遠目から打ち込まれました。(3-3) 勢いづいた流経は残り時間でなおも攻め立ててきますが、コンサは得点を許さず、結局3-3のまま前後半が終了しました。 ということで勝敗はPK戦に持ち込まれました。 (試合中の様子) PK戦が始まるまでの流経選手たち。 こちらはコンサの選手たち。 だいぶ雰囲気が違います。 PK戦が始まります。 先攻はコンサ。1人目はまずカネくんから。 GKの意表を突こうとしたような緩いシュートで、一瞬びくっとしましたが無事決まりました。 流経の1人目の蹴ったボールはゴール枠左へはずれました。 コンサの2人目は熊ちゃん。 しっかり決めました。 シュートを決めて戻ってくる熊ちゃんを迎える他の選手の様子。 ゴールが決まっても歓声をあげるでもなく、静かに淡々としています。 流経の2人目を迎える曵地くん。がんばれ。 2人目は曵地くんが見事止めました。 コンサの3人目は明生。決まりました。 次に流経の選手がはずしたらコンサの勝ちが決まるところでしたが、流経の3人目は決めました。 というわけでコンサの4人目はヒロ。 これが決まったら、そこでコンサの勝利確定ですよね。 ヒロはこれをきっちりと決めて みんなが待つ方へ戻っていくのですが 決めたヒロ自身も、迎える他の選手たちも、喜ぶでもなく無反応です。 「もしかしてあなたたち、状況をわかっていない??」と本気で思いました。 これで試合が終了ということはわかっていたらしく、終了のあいさつのために整列します。あんまり喜んでいないのはどうしてだろう? PK戦にならずにちゃんと勝っておくべきだったおいう気持ちなのでしょうか。 お疲れさまでした。 (その2に続く)
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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