イギョラカップ2008 1日目

2008年03月22日

今日から3日間の日程で、東京都サッカー協会と東京朝鮮中高級学校サッカー部OB会が主催する親善大会「イギョラ杯」が開催されています。
今年で第18回となるこの大会、コンサユースは昨年みごと優勝しています。
大会の要項など詳しいことは→このエントリをどうぞ。


去年コンサユースが入った予選グループは私の住むところからはえらく遠いという印象の流経柏高グラウンドが会場でしたが、今年はJR埼京線・十条駅から徒歩7分の東京朝鮮中高級学校グラウンドが会場となるグループに入っています。
十条ならふだん私が通勤で使っている路線の途中ですから、定期で行ける範囲。気分的にかなり気楽です。しかも試合開始が15:30の予定でしたから、すけべ心を出して、午前中はちょっと職場に出て残った仕事を片付けてしまってから会場へ向かおうと考えていました。実はそのつもりで前日は仕事放り投げて飲みに行ってしまったもので。
朝はふだんと同じくらい早めに出て余裕を持って行動できるようにしよう。と予定では考えていたのです。でもついつい遅くなってしまう性格なのです・・。
お昼をたべて「ああ、時間がない!」とあたふたと仕事を片付けて焦りながら駅へ向かったのですが、こういうときに限って電車の巡り合わせも悪いのよねえ。十条駅に着いたのはなんと試合開始直前の15:20ころでした。キックオフには間に合いますように・・・と思いながらずんずん歩きます。
校門には大会の看板が出ていました。
校門



校舎の奥の方にあると思われるグラウンドを目指して歩いていくと、駐車場のところでユースくんたちがバスから降りてまったりしているのに出会いました。
「あら?もう試合が始まる時刻なのにどうしたの???」と思って聞いてみると、今これからBチームの練習試合をやるところで、本番の試合は17:00キックオフなのだそうです。
え?そうなの?そりゃびっくりだ。
でもまあ、試合には間に合ったようなので何よりです。しかも練習試合まで見れるなら2倍美味しいかも。
会場でもらったパンフレットを見てみると、確かに東京朝鮮高会場だけBチームの練習試合の時刻と第2試合の時刻が入れ替わっていました。なんだそうだったのか、少なくともこのパンフレットの印刷が間に合う程度の事前には日程変更が決まっていたのですね。日程のPDFファイルも直しておいてくれたらよかったのに。試合時刻が早まる逆の変更じゃなくてつくづくよかったと胸をなで下ろします。

ピッチ
校舎の奥に位置するグラウンドは人工芝が張られています。
学校でもこうやって芝の上で練習できるのはいいですね。

大会幕
バックスタンド側と奥のゴール裏には階段状の観客席があり、見やすく快適でした。
バックスタンドの後ろのネットに大会幕が貼られています。

ちょうど練習試合が始まるところでした。相手は流経柏高のようです。


2008/3/22(土)15:30 @東京朝鮮高G
イギョラ杯 練習試合
コンサユースU-18 1-6(1-3、0-3) 流経柏高 (35分×2)
コンサの得点者:荒木翔太

練習試合 円陣
試合開始前のコンサの円陣。
ゲームキャプテンは加藤拓也くんです。

流経
流経の円陣

練習試合キックオフ
前半キックオフ

<前半のメンバー>
(顔がわかっている選手ばかりではなかったので、間違っていたらごめんなさい。)

   23荒木  25金子
26福永  24山口  36鈴木巧
     32松田
33十川 29濱田 22加藤 34大地
     30安田

試合は序盤から流経に押される感じで始まりました。
コンサは選手同士のコミュニケーションがまだうまくとれていないのか、なんだかバラバラにプレイしている感じがします。
そしてそれ以上に、体がスムーズに動かない感じ。
流経の選手たちが出足鋭く、速いプレスをかけてくるのに対し、コンサはちょっと棒立ちの印象が否めません。
今朝早く札幌を発って移動の疲れがあるのかな?それともまだ芝の上でのプレイに慣れていないのかな?と心配になるほどです。
ハラハラしながら見ていると、前半8分に失点してしまいました。
といっても私は失点シーンを見ておらず、ゴールが決まってわ~~!と客席が沸いた声で目を上げたらゴールが決まったところだったのですが。
そして前半13分に再び失点。ゴールに近い位置からの流経のスローインで、ロングスローがゴール前あたりまで届き、落ちてきたボールを足で合わせてボールがネット上部に内側から突き刺さりました。うむーー。

練習試合中
(試合中のワンシーン。奥に見えるのは校舎の一部です。)

黄色いボール
(試合で使われているのは黄色いボールでした。珍しいですよね。)

前半28分にはGK安田くんと1vs1でのシュートを打たれましたが安田くんががっちりとキャッチしました。
ピッチに響く安田くんのコーチングの声は「ボールを見るんじゃなく自分のマークを見ろ!」「ボールに釣られるな!」「声出せ!」というもので、聞いていると、うんなるほど。
攻められているシーンではゴール前にたくさん人はいるのだけれど、連携がバラバラで右往左往している感じで、相手をフリーにしてしまうしボールも拾えない状態です。
でもそんなときに、コンサの反撃ゴールが決まりました。
前半33分、右サイドでカネくんがボールを拾い、ためてからタイミングをみて中央へパス。それを紫苑くんが拾って相手DFの裏にスルーパス。うまく裏へ抜け出した荒木くんが、飛び出してきてGKをかわして無人のゴールにうまくボールを流し込みました。これで1-2です。
やれやれ、ここから反撃開始だ!と思ったのに、その直後の前半34分、また失点してしまいます。あらら。(1-3)
あんまりいいところがないままに、前半が終了しました。
練習試合もやはり35分ハーフのようです。

ハーフタイムでかなり選手交代がありました。
大地くんが左SBからトップ下に移り、FWだった荒木くんは今度はCBに入っています。ほぉ。

<後半のメンバー>

  31工藤  19玉岡
26福永  34大地  36鈴木巧
     32松田
35菊地 22加藤 23荒木 37木島
     30安田

後半もぴりっとしないまま、後半3分に早くも失点。(0-1)
ゴール前に人がいっぱいいたのになあ。
まだみんな体が目が覚めていないのかなあ・・・。
後半10分くらいまで、中盤から後ろが流経に振り回されている感じです。
後半13分にタカ(福永)のシュートがありましたけれど、ゴールにはならず。
気づいたら前目の選手の位置が少し変わっていました。
大地くんとヨングンの2トップになって、ミツは右サイドみたいです。

  34大地  19玉岡
     36巧
 26福永     31工藤
     32松田

コンサの選手は、動き出しに精彩を欠くほか、なんだかボールが足につかない感じでうまく自分たちのボールをコントロールできずバタついている印象です。相手のプレスとのかねあいもあるのでしょうか。
後半17分、CKを得ました。ショートコーナーでした。このところショートコーナーをたくさん見ている気がします。今年のテーマなのかな。
後半18分、カウンターから安田くんと1vs1のピンチを作られましたが相手がシュートをはずしてくれて助かりました。
後半23分に失点(0-2)
後半24分、右サイドをえぐっていったミツが引き倒され、相手選手にイエローカードが出ました。
それで得たFKに合わせ、ファーにいたミツがヘディングで下に打ち付けましたが、ボールは弾んでゴールの上へ抜けていってしまいました。
惜しかった。セオリーどおりのよいヘディングでしたが弾んだのがちょっと手前過ぎたのかな。
後半33分、またもや失点。(0-3)
その前にも相手のシュートがバーを叩いたのもありましたので、ここで失点はまあやむを得ない(順当)かと。
前後半合わせてコンサはあまりよいところがなく、思いもよらぬ大量失点での終了となりました。
流経も多分Bチームだと思うんですけどね。層が厚いのかしら。
これまで見る機会のあんまりなかった選手たちのプレーを間近で見られたのはよかったのですけど。
春先はどうしても難しいのかな。
この次はもっとたくましくなった姿を見れるといいなあと思います。

相手ベンチに挨拶に向かう
試合終了後、相手チームにベンチに挨拶に向かいます。

整列して挨拶
整列して挨拶

流経もコンサベンチにあいさつ
流経の選手もコンサベンチに挨拶しています。
監督、コーチと、控え(というか次の試合のメンバーの)選手たちで出迎えます。


というわけで、練習試合が終わったら、あらもう16:55です。
すぐに本番の試合が始まるのか。
…と思ったのですが、なんだか様子が変です。相手チームがまだ来ていないようです。
相手の到着が遅れているのでしばらく待つことになったらしく、ユースくんたちは思い思いにピッチでボールを蹴ったりストレッチをしたりして過ごしています。
バックスタンド側の本部テントにいた関係者の方が、神村学園の選手たちの到着は17:45ころになるようだと私たちに教えてくれました。神村学園は鹿児島の高校なのですが、学校バスでフェリーと高速道路を乗り継いでこちらに向かっているのだそうです。そりゃあ大変だ。

おしゃべりしたり、スタンドの様子を写真に撮ったりして過ごしていると、私の着ていた「SAPPORO」のトラックジャケットが目に留まったのでしょうか。テント内にいた男性がひとり、にこにこしながら近づいてきて私たちに「札幌からいらしたのですか?」と話しかけてきました。
私は東京在住なのであいまいに笑いながら、隣にいたユースオタ仲間の友人を指して「こちらは札幌から(笑)」と答えると、その方は「実は僕も96年に少し札幌にいたんですよ。」と言うのです。
すぐには意味が飲み込めなかったのですが、コンサが札幌に移った初年度にコンサに属していた選手とのことです。
ひゃあ~~。びっくり。
「じゃあ財前さんとも一緒だったのですか?」と聞くと、ピッチの向こう側のベンチに座っている財前コーチの方を指して、そうだとのこと。
私は99年からコンサを見始めたので残念ながらそれ以前の選手のことはよく知らないのですが、昔を知るサポならきっと懐かしいだろうと思い、写真を撮らせていただきました。
FWの選手だったのですね。
現在は東京朝鮮高サッカー部の監督をしていらっしゃるそうです。

金鍾成監督
東京朝鮮高サッカー部・金鍾成監督

あたりはだんだん暗くなってきましたが、まだ神村学園のバスは到着しません。
四方田監督がピッチの印につかうプラスチックのマークを置き始めたと思ったら、この時間を利用してBチームの練習をするということらしい。
監督の指示で色違いのビブスを身につけて鳥かごやらミニゲームっぽい練習を始める選手たち。

待っている間の練習

まだ着かない

ふだんユースの練習なんて見る機会はなかなかないから、こんな近くでたっぷりと練習風景を見られて嬉しい。
そう前向きに考えようと思ったのですが、問題はどんどん寒くなってきているということ。
お天気がいいし、午後3時半から1時間強の試合だから、きっと暖かいだろうと思ってシャツの上にトラックジャケット1枚だけで出てきてしまったんですよね。まさかこんな遅くなるとは思わないから。
ううう寒いよう。神村学園、早くこーーい。

審判もひたすらアップ
審判も寒さ対策でしょうか、ずっとアップを続けています。
大変ですね。

「もう高速を降りたらしい」と聞いてからさらに1時間近く待ったでしょうか。
「高速を降りたというのにまだ着かないのはおかしいよ」「ソバ屋の出前かね」「はーい、今降りるところでーす、ってか」「高速は降りたけど、降りた場所が違うじゃない?」「もうこうなったら不戦勝でも別にいいよ。(←試合を見たいくせに)」
ユースくんたちが目の前にいるぜいたくも忘れて、ぼやきとも冗談ともつかないことを話して気を紛らわせる私たち。ユースくんたちのコンディションも心配です。寒いだろうしおなかもすいてくるでしょうに。
駐車場の方を眺めては「あ?!着いた?誰か来た!」と思ったら、このグラウンドを使って練習をする予定だったらしいサッカー少年の集団だったりして。なんだ、違うのかあ。
もっとも、神村学園の選手たちも気の毒なんですけどね。
バスの中でユニフォームに着替えることくらいはできるでしょうが、バスの中を走ってアップするわけにもいかないでしょうし。
ユースくんたちもしまいにはアップや練習を終え、思い思いに座っておしゃべりしたりボールと戯れたりして過ごしていたところ、
「あっ!!来たーー!!」「来た?ほんとっ?」「来た~~!」
その瞬間のその場のいた人たちの一体感は凄かったですね。
まさしくスタンドとピッチが一体になっていました(笑)。
結局神村学園のバスは18:45ころ会場に到着し、19:00にキックオフとなりました。


2008/3/22(土)19:00 @東京朝鮮高グラウンド
イギョラ杯 予選リーグ第1戦
コンサユースU-18 6-1(5-1、1-0)神村学園 (35分×2)
コンサの得点者:竹内(2分)、鶴野(11分)、古田(15分)、金子(16分)、古田(18分)、玉岡(49分)

試合開始の整列
試合開始の整列。もう暗くて写真はよく撮れません。

円陣
試合開始前の円陣

キックオフ
キックオフ

<前半のメンバー>

  25金子  14古田
    20竹内
 28上原    8鶴野
    18明生
3松本 4熊澤 27鈴木健 17打矢
    21曵地

待っている方とバスに揺られて来る方、どっちがきついだろう?とあまり考える必要もなかったかもしれません。
ユースくんたちが活発に動き回りスピーディーにパスを回すのに対し、神村学園の選手たちは明らかについてこれていません。まるで障害物が何もないかのように、小気味よくボールを動かして神村学園DF陣を切り裂いていくユースくんたち。
前半2分には、早くもゴールが生まれます。ゴール前へ崩していって、最後は清弥くんのシュートでした。ひゅー!(1-0)
前半4分、左SBの怜大がサイドをどんどんあがり、タイミングを見計らって中央へスルーパス。ヒロが受けてゴール前に攻め込みましたがシュートと打つ前に相手GKともつれてボールを押さえられてしまいました。
その後もコンサの動きは速いです。気持ちよさそう。
前半9分にはペナルティエリアの右側からのFKを与えてしまいましたが、ぎゅーんと飛んだボールは曵地くんがクリア、そのこぼれを拾って再びシュートを打たれましたが曵地くんががっちりキャッチしました。
前半11分、うっちーのスローインをヒロが受けて、それをまたうっちーにパス。うっちーは中の清弥くんに出し、清弥くんが出したスルーパスに抜け出したのは鶴ちゃん。鶴ちゃんのシュートはきれいにゴールネットを揺らしました。(2-0)

左サイドを駆け上がるのは怜大ばかりじゃない、とばかりに、前半14分、左SHの拓郎くんが左サイドをどんどん駆け上がります。
おーー!いけ~~!自分で打っちゃう??と思ったところで拓郎くんはマイナスのグラウンダーのパス。角度がちょっと中の人と合わなかったけれど、積極的でよいプレーでした。
前半15分、熊ちゃんのフィードを鶴ちゃんが受けて前へスルーパス。ヒロが抜け出して冷静にゴール。(3-0)
前半16分、熊ちゃんが最終ラインで持っていたボールを相手に奪われそうになり、それを足技で上手くターンしながら奪い返した自作自演気味のチャンスから前の金子くんへスルーパス。金子くんはかなり距離のあるところからひとりでゴール前までドリブルで持ち込んでシュート。ゴールが決まりました。(4-0)
「やりたい放題」という言葉がぴったりです。
これなら3-0で不戦勝よりよかった。
大変な思いをしてようやく着いたと思ったらいきなり続けざまに失点してしまう神村学園の選手たちの心中は気の毒ですが、仕方ありません。
前半18分、健士くんから前線のヒロへのロングパス。ヒロはオフサイドじゃない?と思ったけど、どうやらうまく抜け出したようです。ヒロはGKをよく見て、ゴールまで少し距離のあるところからループ気味にぽーんとシュート。
ボールはぱさり。とネットの中に落ちました。(5-0)
うわあーー、なんてセクシー。
あまりの技ありゴールに舞い上がってひゅーひゅー言っちゃった(笑)。

でもこのあたりから、なんだか神村学園の動きが前と違う?という感じになります。
前半23分ころ、神村学園がかなり動けてきた感じになりスピードが明らかに切り替わっています。
「あらあ、神村学園はこれで『アップ終了』ってこと?」と思ってからまもなく、前半24分に失点してしまいました。(1-5)
あー、やっぱり・・。
その後は両チームとも攻守の切り替えが早く、一進一退の攻防が続きます。
前の方ではカネくんとヒロが絡むおしゃれでセクシーなプレーがあり、右サイドでは鶴ちゃんとうっちーが絡む変態プレーあり。
見ている方をまったく飽きさせません。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、「え?もう?」というタイミングで前半が終了しました。


ハーフタイムで怜大とカネくんがアウト、ヨングンと十川くんがイン。

<後半のメンバー>

  19玉岡  14古田
    20竹内
 28上原     8鶴野
    18明生
33十川 4熊澤 27健士 17打矢
    21曵地

後半1分のFKはうっちーが蹴りますがゴールにはならず。
後半5分、鶴ちゃんの打ったシュートはゴール左に逸れました。惜しい。
後半7分、ヒロが変態ドリブルで相手を抜いて抜いて抜いて、シュート!
ゴールの枠左上に逸れました。惜しい。
後半9分、拓郎くんが左サイドタッチライン脇の攻防で、ボールだけをタッチ内側に残すスライディングで自ボールにします。いいわあ。拓郎くんのライン際のスライディングと粘りはこの試合で何度も見られました。
奪ったボールは中央でヨングンが受けて、裏へパス。ヒロがシュートしましたがGKが弾きCKへ。このときもショートコーナーでしたがチャンスには至りませんでした。
後半14分、うっちがえぐり、拓郎くんが中央に折り返したボールをヨングンがゴール。綺麗なゴールでした。(6-1)
後半18分、左からのCK。清弥が蹴り、ヒロが受ける形のショートコーナーでしたが、ゴール前へ上げられたクロスに反応したのは熊ちゃん。
熊ちゃんはその流れのままその後もしばらくゴール前に残ってゴール前での攻防に参加していました。そのまま熊ちゃんのシュートとゴールが見れたらよかったんですけど。惜しかった。
後半19分、でも熊ちゃんの本領はやっぱり守備だね。ボールを持った相手選手と向かい合ったと思ったら、すぱっと切り返して体を少し横にずらして次の瞬間には、なぜか熊ちゃんの前には残ったボールと目の前に広がる自由なスペースが。そこから次の瞬間にはもう攻撃に移れるのですものね。あの技はいったいどういう仕組みになっているのでしょうか。

後半19分、拓郎くんに代わってミツがイン。ヒロがトップ下に移って、ミツとヨングンの2トップです。

  19玉岡  31工藤
     14古田
 20竹内      8鶴野
     18明生
33十川 4熊澤 27健士 17打矢
     21曵地

後半23分、熊ちゃんがピッチ中央をずんずんずんずんあがり、ゴール近くまできたところでDFの裏へ抜けるスルーパス。飛び出したミツが相手DFとの追い駆けっこになりましたがシュートは打ちきれませんでした。
後半23分、逆に神村学園の選手にシュートを打たれましたが、十川くんがきっちりとついて自由にさせなかったせいでしょうか、ボールはゴール枠上へ逸れていってくれました。
コンサは悪くはないんだけど、あの立ち上がりのようなやりたい放題さは影を潜めています。相手にミドルシュートを打たれて上へ抜けてよかった、というシーンもあるし。
何よりも、寒くて見ている方の集中力が欠けてきているのかもしれません。
後半29分、ヒロのスルーパスをミツが受けてさらに前へパス。ヨングンがシュートしようとしましたが、一瞬早く相手GKがボールを拾い上げました。
後半35分、ヒロが前線のミツに走れ~~という感じの、最終ラインの裏に抜ける鬼パスを出し、それにミツがさすがに追いつききれなかったところで試合終了の笛。
立ち上がりのコンディションの差をモノにして、コンサが6-1と圧勝しました。なんか悪いね。でも待ってた方も大変だったんだからね。

まずはグループリーグで1勝です。
明日は2試合。ぜひ2勝して1位突破を決めたいものです。


凍えながら帰ろうとしたら、脇に神村学園のバスが駐まっていました。

神村学園バス
え?駅伝部?でもサッカー部も使ってもいいの?
駅伝部以外にもみんなで使い回ししているのでしょうか。

バスの後ろ
バスの後部にはこんな宣伝が。
受験にも力を入れている学校なんですね。

(2日目の1に続く)



post by あきっく

23:48

ユース コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

Temps

Re:イギョラカップ2008 1日目

2008-03-23 07:03

詳しいレポートありがとうございます。今年も優勝めざしてがんばってほしいですね。今日は自転車で午後の試合を見に行こうと思います。桜も咲いてるかな。

もどき

Re:イギョラカップ2008 1日目

2008-03-23 11:14

内容の濃いレポートですね~。楽しませて貰いました! 昨年は見逃したので桐光学園が出場していたら行きたかったのですが、桐光イレブンはどうやら今年はイタリア遠征中のようです・・・ それにしても神村は鹿児島からバスですか!で、到着してすぐに試合とは。。 コンディション的には大変でちょっと可愛そうですが、若梟はしっかり勝ってくれましたね!

浜の横町

Re:イギョラカップ2008 1日目

2008-03-23 23:02

懐かしい顔です、金鍾成(キム・ジョンソン)。彼の活躍は良く覚えていますよ。 初めてのアウェー観戦だった神戸で朝鮮学校の子供たちが彼を応援にきていたのですが、私たちサポーターと距離を置いて観戦していました。後半から彼らに声をかけ一緒に応援したのがとても懐かしい思い出です。

あきっく

Re:イギョラカップ2008 1日目

2008-03-26 07:27

お返事が遅くなって申し訳ありません。 >Tempsさん 十条のご近所に住んでいらっしゃるんですか? お天気がよくて観戦には気持ちよかったですね。 午後の試合は残念な結果になりましたけれど・・・。 また機会があればぜひおでかけください。 この次はユースくんたちのかっこいい姿がたくさん見られますように。 >もどきさん 桐光はイタリア遠征ですか。 この時期、海外に遠征している高校やユースのチームも けっこうあるらしいですね。 いい経験になるでしょうね。 神村学園の移動はたいへんなんだなあと実感しました。 うちのユースは飛行機を使うのがあたりまえな分、 恵まれているのかもしれないと思いました。 >浜の横町さん あ、やっぱり懐かしんでいただけましたね。 よかったです。(*^_^*) にこにこして素敵な方でした。

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