【ユース】広島遠征その3 vsガンバ大阪

2008年02月18日

ユースの広島遠征、2日目の1試合目です。
1日目の様子は、その1その2でどうぞ。


晴れて冷えた日になりました。
ホテルを出てみたら、駐車場にとめてある車のガラスに霜やら雪の結晶やらが張り付いて真っ白になっています。
札幌の車と違ってフロントガラスをごりごり擦る道具なんて積んでないし、エンジンをかけて暖めて溶けるのをしばらく待つ羽目になりました。すぐ溶けましたけれど。

試合開始は9:20と聞いていたけれど、少し遅れているようです。
9:30になってもまだ選手たちはアップを続けていて、キックオフは9:40ころでした。準備を整えて入場待ちをしている選手たちの様子からすると、待っていたのは審判の都合だったのかなと後になって思います。
ガンバ側サイドの土手には何人か観客らしき人がいましたけれど、コンサ側の土手は無人状態です。
どこからでも見放題だわと思いつつ、でも実は前に行きすぎると目線が低くなるから向こう側がよく見えず、中央寄りに行きすぎるとピッチ脇においてある物置小屋やベンチで視界がさえぎられる状態だから、楽によく見える場所って限られるんですよね。
土手の上や下や中間あたりを行ったり来たりして比べてみて、「ここだ」というポイントを決めました。近くには柵もあるから小物類を入れた袋をひっかけておけば風に飛ばされる心配もないし。
そうやって試合開始を待っていたら、キックオフ直前にぞろぞろやってきたのは広島の選手たち。たぶん試合に出ない選手たちもみんなできているのでしょう。かなりの人数です。


どうするのだろうと思って見ていると、選手たちは私の目の前の土手に荷物を降ろし、座り込みました。先に選手たちがこうやって固まっていたら、私は絶対にこんなに近くまで寄れないと断言できるくらい近くの距離です。
おいおい、なにもこっちのあたりに固まらなくたって、土手にはまだまだ空間があるじゃないかと思ったのですが。やっぱり選手たちも座りやすくて見やすいポイントを把握しているのかしらね。
なんせ大人数なものだから私のすぐ目の前まで選手たちが迫ってきていて、各自手に持ったお弁当まで間近で見えます。広島色のバンダナで包まれたお弁当は2段重ねっぽいほっこりとした形で、みんなバンダナの色こそいろいろだけど、同じ形のお弁当を持っています。思わずすぐ近くの選手に「お揃いのお弁当なのね。」「あ、はい。」「寮で作ってもらったの?」「はい。」と話しかけてしまったですよ。おばさんパワー炸裂です。
お弁当包みを見れるのはいいけど、こんな近くで選手たちに囲まれるのはなんだか気まずい。それに選手たちは立つと大きいから、視界がさえぎられてしまいました。
仕方ないので私は柵にかけた袋をはずし、荷物を持って、せっかく決めたベストポジションから離れる羽目になりました。おばさんパワーも集団の無言の圧力には勝てなかったです。
もっとも彼らからしてみれば、いつもの「定位置」に行ったら見知らぬ人が入り込んでいて困ったのかもしれませんけどね。

広島の選手たち
(これは試合が始まってから撮ったものですが、この右側の見切れていいる部分にも選手たちがごっちゃりいます。)

お弁当盗み撮り
(ついでにお弁当のアップ)

そんな感じで気づくともう試合が始まります。

始まる


2008/2/17(日)9:40 @呉市総合スポーツセンター
コンサU-18 2-3(0-2、2-1)ガンバ大阪ユース (30分×2)
コンサの得点者:玉岡、玉岡

<前半のメンバー>

  25金子  19玉岡
    14古田
 20竹内     8鶴野
    18佐藤
3松本 28上原 4熊澤 17打矢
     21曵地

前半5分を経過するころ、うーーーん、立ち上がりよくないなあ・・。と感じました。
なんかぼんやりしているというわけでもないのでしょうが、意図が合わずパスがつながらないし、ガンバにはスコスコとパスを通されゴール前まで侵入を許しています。5分間ですでに曵地くんがシュート2本をキャッチしました。
近い方の目の前でやってくれるのは見やすくていいけれど、でもあっちの遠い方でやってていいんだからね。と言いたくなります。
見た目には分からないけれど、芝の状態が昨日とは違うのでしょうか。
足元がすべるようで、足を踏み込んで切り返したり走り出したりの場面でずるっとずれたり転んだりしています。それはガンバも同じですけど。
それでも前半12分ころには、ヨングンと明生がガンバの選手たちとのボールの奪い合いに負けず、体をうまく使って踏ん張ってキープし、ボールを前に運びました。
前半16分ころには、かなりボールを繋げた場面がありました。
足元はすべるし風も強くて流されるから、思ったとおりにはいかないところもありましたけど、始めのころと比べると少しずつやれるようになってきたかなという感じです。でもまあガンバの方がボールを持っている時間や攻めている時間が多いですけど。
前半18分ころ、コンサゴールの正面で、シュートを打とうとするガンバの選手となんとかクリアしようとするコンサの選手たちがごちゃごちゃになって、ボールを蹴ろうとしたガンバの選手同士がぶつかってこちらにもバスッというかゴチッという音が聞こえてきたほどでした。2人とも倒れこんじゃってとっても痛そう。それで少しの間が開いたので、うちの選手が倒れているわけじゃない気楽さに(←こらっ)、私は「この分があるから今日は終わるのが33分じゃないかも」などと考えたりしました。
でもね、こんなやられっぱなしだとやっぱり失点。
前半20分、ゴール前までパスを回して通され、振り回されて、最後はペナルティラインの少し前あたりの右側から強めのグラウンダーのシュート。ボールはスパッとネットに吸い込まれました。0-1です。
ガンバは、ボールを持つと集団で一斉にドドドドッと攻め込んでくるので攻撃に迫力があります。
23分にはガンバのFKのシーン。
ボールを蹴ろうとするガンバの選手と壁を作って守ろうとするコンサの選手を見守ろうとする私の視界に入ってくるものは・・。
ちょっと、君たち。そんな目の前で着替えないでくれる?
前半が終わるころにはいつでもアップに入れる体勢で準備しておくようにと指示されていた広島の選手たちは、着ていたベンチコートやジャージを脱いでユニフォームやウインドブレーカーに着替えているのです。集団で。
選手たちにしてみれば私がここにいるのも別に気にならないのでしょう。もし私が高校生の女の子だったら違うかしら?と思ってみたけれど、高校生だったらこうやって広島までユースを追って見に来る大人の遊びもできないわけだから、やっぱり高校生じゃない方がいいや、と思い直したりします。
何を考えてんでしょうね、私。
別にピッチ上の様子を見つめるのが厳しいから逃避しているじゃないですよ(多分)。
でもまああまり特筆すべきこともないくらい、やりたいことをやらせてもらえないまま時間が過ぎて、前半31分にはさらに失点。
ゴール右側からの鮮やかなシュートがネット上部に内側から突き刺さりました。0-2です。
前半はロスタイム分があるから少し長めになるかと思ったら、32分で試合終了でした。
ということは、やっぱり一応30分ハーフなんですね。

ガンバ戦試合中
(試合中の様子)


さてハーフタイム。四方田監督は「もっとやれるだろう」と選手に話し、「後半は気持ちをみせてくれ」と言って選手を送り出しました。

ハーフタイム

後半開始と同時に、清弥くんとカネくんがアウト、大地くんと巧くんがイン。

<後半のメンバー>

   19玉岡  34大地
36鈴木巧  14古田  8鶴野
      18佐藤
3松本 28上原 4熊澤 17打矢
      21曵地

後半1分に怜大のクロスに合わせて大地くんがヘディングでシュートしましたが、枠の上。
ヒロがガンバボールを奪い取ってドリブルでゴール前まで攻め込むもシュートは打てません。
そうこうしているうちに後半8分に、さらに失点です。ガンバの選手の声かけからすると「じゅんき」という選手らしい。
0-3になって、私はちょっと気持ちが切れかけました。
でも選手は違ったんですね。
すぐその後に1点を返したんですから。
後半9分、鶴ちゃんが放ったミドルシュートをガンバGKがキャッチしようとしてしきれず、前にこぼしてしまいました。詰めてきていたヨングンがすかさずそれを押し込もうとし、GKとボールの取り合いみたいになりましたけど、GKがこぼして転がったのをヨングンが拾ってゴールに蹴り込み、1-3になりました。
ピッチ上には細かい雪がちらついてきました。
もともと空気は冷たくて寒かったので、雪が降っても寒さはほとんど変わりません。

うさみ?
(ガンバで14番といえば・・。きみはやっぱり宇佐美くんか? 写真と本文は関係ありません)

ピッチ上はであんまりやらせてもらえない状態が続いています。
後半14分、明生や鶴ちゃんあたりからヒロ、巧、ヨングン、大地くんがからんだボール回しが見られ、最後の大地くんのシュートはGKがキャッチ。
後半24分くらいになると、惜しい形が作れるようになってきました。
ワンツーで前へ運んだり、サイドチェンジを混ぜたり、前後でパス交換をしながら小刻みに前へ進めたり。
後半の後半はいい感じになってきたなと思ったところで、ヨングンのゴール再びです。
後半25分、ヒロがガンバ選手の後ろから狙ってガシッとボールを奪い取り、ドリブルでゴール前へ切り込み、右サイド前方のヨングンへパス。ヨングンは右を抜け出してフリーになり、GKとの1対1を右サイドから豪快にシュート決めました。やったー!!
これで2-3。1点差に迫りました。
後半終盤は何度もよい形を作れるようになりました。
うっち、明生、巧、ヒロ、鶴、怜大がめくるめく入り乱れてボールにさわり、FWへ、という形です。こういうのたくさん見られると嬉しいです。
試合終了は33分。ガンバ選手がひとり抜け出てドリブルでゴールに迫ろうとするピンチを、怜大がスライディングでスパッと止めたシーンで終了の笛が鳴りました。
ふぅ。
惜しかったというか、よくやったというか、複雑な気分。

コンサベンチにあいさつ
(挨拶のためにコンサベンチに向かってくるガンバの選手たち)

お疲れ~
(ガンバベンチに挨拶に行きます)

高円宮杯のときも思ったけど、やっぱりガンバ強えええ!!です。
最後に残るのは神戸戦。1勝はして帰りたいなあ。
ということで、続きはその4です。



post by あきっく

05:27

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