練習試合 U-18vsトップ@ドームサブグラ

2007年10月08日

昨日はもともと天皇杯3回戦のために札幌へ日帰りする予定にしていたのですが、前日の夜になってオフィシャルのスケジュール欄に

トップチーム
天皇杯3回戦(厚別13時)
第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会
3回戦 VS TDK SC
13:00~厚別
※天皇杯出場のメンバー以外は10:00から札幌ドーム サブグラウンドで練習試合(vs札幌ユースU-18 45分1本)

とあるのが判明しまして。
何?!それなら絶対にドームサブグラ経由で厚別で行かなければ!と即断でした。
無駄に朝早い飛行機にしておいてよかった。

千歳空港に降りたって、大谷地行きではなく札幌都心行きの高速バスに乗り、札幌ドームで下車。わくわくしながらサブグラウンドへ向かいます。
土手を歩きながらまず目に入ったのは手前(人工芝グラウンド側)でアップしているトップの選手たち。
思わず智樹の姿を目で探してしまいました。だってもしかして天皇杯のベンチにも入れずこっちにいたら嫌だなあと思って。幸い(?)智樹の姿はなく、ひとまず胸をなでおろし。
そしてピッチの向こう側ではユースくんたちが端っこにかたまって遠慮がちに(?)アップしています。おーーー、いるいる。思わずにまにましてしまう、我ながらこの不審者ぶり。
先に着いていたユースヲタ友の横に腰をおろし、試合開始を待ちます。

20071008-00.JPG
悠々と出ていらっしゃるトップのみなさん。
ビブスに番号はついていますがバラバラだしほとんど見えない。「顔みりゃわかるだろ。」モードのようです。

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ユースはユニ着用。試合中トップの選手が「~~、○番につけ!」とかコーチングするためにも背番号は必要ですものね。
ストッキングとパンツは赤黒ユニのものですが、シャツは白い2ndユニ。最初は赤黒でやるつもりで用意したけれど、見分けにくいということで急きょ白に切り替えたのかな?などと想像します。
(ついでに、パンツまで白にすると芝の緑で洗濯がたいへんだから黒いパンツのまま?などと余計な想像まで。爆)


2007/10/7(日)10:00 @札幌ドームサブグラウンド
練習試合 コンサトップチーム 1-1 ユースU-18 (45分×1)
得点者:横野(ユース、13分)、ブルーノ(トップ、29分)



よろしくお願いします
まずは整列して挨拶。
よろしくお願いします。

トップの円陣
トップの円陣

ユースの円陣
ユースの円陣

ピッチに散らばるトップの選手を見たら。
まじ、これ、トップの選手だわ。しかも11人いる!
こりゃユースくんたち、やる気でるねえ。思わず胸が高鳴ります。

【トップのメンバー】

   ダヴィ  元気
西谷          征也
   芳賀   容臺
西嶋 ブルーノ 曽田  西澤
     高木


【ユースのメンバー】

  10大西  18横野
14古田       25金子
   6伊東 8鶴野
3松本 4熊澤 5大己 2山川
     1平加

純貴はなぜかいつもの9番ではなくて18番をつけています。
もしかして白ユニを持ってきていなくて明生のを借りた?(笑)
その明生くんは、剛くんとともに水の用意などのお手伝い係をしていました。

立ち上がりこそトップの選手の貫禄にちょっと気おされていた感のあるユースでしたが、まもなく落ち着くと次第にボールを支配し始めます。
中盤で鶴ちゃんとイットがボールをキープしたり捌いたり。芳賀と容臺が低い位置にいて中盤がわりと自由にできるのが大きいかな。右SBの詩音と左SBの怜大が駆け上がる場面も目立ちます。
ユース、かなりやるじゃん。全然負けてないじゃん。というより、むしろ優勢じゃん。
見ていて楽しくて嬉しいのですが、一呼吸おいて「ユース相手でもこういうサッカーやるの?」とトップに対する情けなさも湧いてきます。どこまで本気でやっているのかは分からないけど、でもユースに中盤制圧されて引いて守っているトップの図ってやっぱり情けなく見える。
10分ころ、CKの後の流れのままだったのかな、左サイドを疾走する征也に詩音くんが対応。征也はさすがの速さで、ユースDF陣の誰もが追い駆けっこでは追いつけないスピードなのですが、それでも征也がひとりで単独突破しようとしてくるだけなので、なんとかコースを切って遅らせてみたりクロスをあげようとするところでボールを奪ったりと連携で征也の攻撃をくいとめるユース。このときの詩音くんの対応はとても上手かったです。
そうこうしているうちに先制点を挙げたのはやっぱりユース。
13分、詩音がボールをもって右サイドから中央へ向かってドリブルで駆け上がります。相手選手をかわして、そのまま少し遠目の位置から(多分最終ラインは抜けきれないまま)思い切ってシュート。低めの弾道で勢いのあるミドルシュートはまっすぐゴール枠内へ跳び、それをぎーさんがなんとかパンチング。こぼれたところに純貴がつめていて、美味しくゴールへ流し込みました。
1-0、純貴のゴールです。でもそのうち7割くらいは詩音のゴールということでもいいかも。

先制されたけど、それでもトップの目の色が変わったというわけでもなかった。
変わらず中盤ではユースにボールを持たせた(持たれた?)まま、イットや鶴ちゃんの捌くボールに金子くん(not勇樹)やヒロ(not西嶋)が絡み、変態技で果敢に突破しようとぶつかってくるのや、裏へ抜けるパスに反応して飛びだそうとする洋平や純貴を受け止める態勢。受け止めるというと聞こえがいいですけど、正直ちょっとどうかと思う止め方も多かったです。手で体を引っ張って引き倒したり(容臺)、競り合いのときに首に腕をまわすような格好で押さえつけてジャンプしたり(西嶋)。後ろからどすんとぶつかって倒したり(芳賀)。
ちょ、ちょっと、何すんの~?!
やられるのがユースくんたちだから私が過敏になっていたのかもしれませんが、うちの(トップの)選手たち、前からあんな乱暴だったかしら?その点画伯は、ヒロや怜大に足技で勝負を挑まれて、翻弄されて(?)いましたけど、私の目につくような乱暴はしていませんでした。画伯がやったらしゃれにならないからか?(笑)
攻めては、西谷が省エネモードなので左サイドからはたまにアーリークロスがあがるくらいで、あとは征也のサイド突破と前線へのロングボールという感じです。元気はたしかに大きくて、ユースCBコンビの熊ちゃん、大己くんより頭ひとつ分くらい高いのですが、ロングボールにジャンプして、なぜか熊ちゃんの頭の方が元気よりも高くて競り勝っちゃう場面もあったりして、わあ!熊ちゃんすごいわあ。
けれど前線にボールがうまく収まらなかった(トップ)のは、ジャンプで競り負けたわけではなくてユースの動きがよかったからでしょうね。ひろきくんの守備の読みはここでもとても効いていて、元気やダヴィがポストしようとしたボールをさっくり奪ってしまいます。そして熊ちゃんも怜大も足元が上手いから、ボールを奪ったら落ち着いて味方につなげることができていて、トップに決定機をほとんど作らせません。
わあ!いいよ、いいよ。
たまに突破されて抜け出されても、ダヴィの1vs1は決まりません。(2~3回ははずした。)
わあ!ラッキー!いいよ、いいよ。

…。
…。それはいいんだけどさあ・・。(重くなる気持ち)

24分ころ、ユースは選手を交代。貴重な機会だからなるべく多くの選手に経験を積ませようということでしょう。
涼くんに代わって岩田くん、イットに代わって小川くんがイン。
小川くんはそのままイットのいたボランチの位置に入ります。

25分ころ、ユースのゴール前でひろきくんが元気とのボール奪い合いガチ勝負に勝ってボールを奪い取り、それを前へパス。中盤からトップDF裏への飛び出しを狙っていた純貴に合わせてふんわりしたパスが出て、それを純貴が受けて一気にゴール前へドリブルで迫る。もう少しでシュートを打てそうというところで、飛び出してきたぎーさんがたまらず純貴を倒してしまいます。
すわPKか?と思いましたが、どうやらペナルティエリアの外だったようです。

この位置でFK
この位置からのFK。
このFKは純貴が蹴りましたが、壁に当たってそれまででした。
高円宮杯決勝トーナメントのレッズユース戦では、純貴のFKは壁に当たってコースが変わりながらもゴールに入ったのですが、さすがにトップチームの誇る「山脈」の壁は高かったようです。

いくら練習試合とはいえ、トップがユース相手に11人でやって負けるのは恥ずかしかろうと思って見ていると、選手もやっぱりイライラしているのかな。
28分ころ、ゴール前でユースの金子くんに後ろからボールをかっさらわれた○気に対して、王様から「なんだよ!元○!」と文句カツが入ります。
それが効いたわけではないでしょうが、トップが得点を決めたのは29分ころでした。
ユースゴールの左側、あまり角度のないところからトップのFK。征也が蹴りました。ファーに飛んで右側から打たれたシュートは岩田くんが防いだのですが、続けてボールを拾われシュートを打たれ、クリアしたこぼれを混戦状態のなかブルーノがゴールに押し込みました。

ユースは同点にされてもめげずに勝ち越し点を狙いに行きたいところでしたが、終盤は体力勝負という感じになりました。
トップの選手が体にものをいわせてガツンガツン止める感じで。まあいいけどさあ、そのやり方ちょっと情けなくない?
やっぱりそんな思いが胸に湧き起こります。
ユースはパスをまわして連携してゴール近くまではボールを運ぶのですが、最後の工夫がちょっと足りなかったかな。
ボールを持ったままドリブルで突進すると、読みのよいブルーノの対応で止められてしまうし、高めのクロスをあげるのでは跳ね返されてしまうし。や、純貴も1回だけはソダンに競り勝ったんですけどね。

こういうときはソダンとブルーノの間を通すグラウンダーのスルーパスだ!と思ったけれど、それをユースくんたちは知っていたかどうか。次に対戦する機会があったらぜひ試してみてください(笑)。

39分、ダヴィ1vs1をはずす
39分、純貴、曽田に勝つ
41分、ダヴィ、足を絡ませて熊ちゃんを倒す(ひどい)

とあるあたりで私のメモは終わり、1-1で引き分けのまま45分が終わりました。
体力勝負ではかなわないでしょうから、90分の勝負だったら後半にトップがゴールを重ねる展開になったかもしれませんね。
でも欲をいえば、最初から45分という想定でやっていたのですから、45分で圧倒する強さをトップが見せて欲しかったです。
誰が相手でも、J2上位チームが相手でもユースが相手でも、同じやり方をするのが「自分たちのサッカー」だからですか?
でもこれだと体力が勝っている相手には勝てない方法ということになりそうで、ユースの溌溂としたプレーを楽しみつつも、暗い気持ちになってしまいました。
なんだかんだ言ってもあなたたちしかいないのよ。頼むよほんと。がんばって。
そう思いつつ、厚別へ向かったのでした。

逆に、ユースくんたちは手応えを感じて自信をもてたでしょうね。
通用したプレー、通用しなかったプレー。いろいろ感じたでしょうから、これを糧にまたレベルアップできるようがんばってください。
今年はJユースサハラカップも決勝トーナメントに進めそうな勢いだしね。

それにしても我が心の不思議さよ。
ふだんは溺愛している征也なのに、ユースの対戦相手となるとちっとも可愛くない(爆)。
鋭く怖さのあるプレーはさすがだなと嬉しくはあったけれど。

試合中のようす
(試合中のワンシーン)



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