2007年09月02日
2007/9/1(土) 14:00 宮の沢白い恋人サッカー場 Jユースサハラカップ グループリーグ コンサユースU-18 4-0(1-0、3-0) ザスパ草津ユース (45分×2) コンサの得点者:竹内(40分)、打矢(74分)、横野(80分)、横野(84分) 千歳空港に着いてびっくり。強い日差しが照りつけて暑い。東京はここ数日涼しかったから、こっちの方が暑いんじゃない? でも宮の沢で開放されているのはやっぱりメインスタンドだけでした。 日陰になっているバックスタンド側は涼しそう・・・。 あっちへ行きたい・・・。 両チームのフラッグもこの角度から見上げることになります。
えーと、正直に言っちゃうと、試合が始まる前「草津には勝てるだろう。何点とれるかな?うひゃひゃ」と思っていました。 草津ユースは去年までJクラブでは唯一、Jユースサハラカップに参加していないユースでしたし、草津公式サイトのユース選手紹介欄みると1、2年生ばかりですし。 ヴェルディとの試合結果が0-1(ヴェルディの勝ち)だったというのは意外でしたけど。けどその試合が行われたのは8月29日(水)、ヴェルディグラウンドで。草津ユースの選手たちからすると、中2日で、長距離移動してのアウェイ戦になるわけですから、先週日曜日のジェフ戦以来1週間開いているホームのコンサユースと比べると、体力的にもハンディがありそう。 だから、なんとなく大量得点を期待するような雰囲気になっていました。得失点差を稼ぐチャンス!みたいな。 ジェフ戦のときは栗の木側のネットに張られていた大会幕は、今日はバックスタンド中央に張ってありました。 うむうむ。こっちの方が普通だよね。 選手たちが出てくる前に一足先に準備されていた練習用ボール。 去年のトップのお下がりかしら? ボール1個1個に黒マジックで「U-18」って手書きされているのが見えないほどに真っ黒です。 使い込まれているなあ・・。というより、これ、雁来の人工芝ピッチに撒かれているゴムチップの影響かしら? いつものように、ピッチ練習に入る前にスタッフ控え選手も合わせて全員で円陣で組みます。 「ホームだってことを忘れるな」「おー!」 「いいサッカーしよう」「おー!」 「絶対勝つぞ!!」「おーー!!」 気合いの入ったかけ声が丸聞こえで得した気分になりました。 手前に写っている黒いジャージの人影は、運営のお手伝いをしているコンサユースの選手たち。ベンチ外の選手たちは水を入れたボトルの準備をしたり、ボールボーイをしたり、ビデオ撮影係をしたりして、それぞれの形でチームに貢献しています。こうやってベンチ外の選手の姿も見ることができるのは、サポにとってはホームならではの楽しみですね。 入場して整列するコンサの選手たち。 こちらは、ザスパの選手たち。 まだあどけない顔で華奢な体つきの選手が多く、1、2年生ばかりだと大変だろうなあと思いました。 もちろん個人差はあるでしょうが、1年生と3年生では体のしっかりさ加減がかなり違うように思うので。 コイントス。 コンサのキャプテンは涼くんです。 ピッチにばらける前に、ザスパの選手たちは記念写真を撮っていました。何に使う写真だろう~~。飛行機に乗ってのアウェイ遠征はあまりない機会でしょうから、選手たちにとってはその記念にもなりますね。 その間にコンサの選手たちはもう円陣を組んでいます。 少し遅れて、ザスパも円陣。 さあ、キックオフです。
【前半のメンバー】 9横野 10大西 20竹内 17打矢 18明生 8鶴野 3怜大 2山川 5大己 7岩月 1平加 (控え) 16岩田、6伊東、11能登、15小川、19玉岡、22加藤拓也、27鈴木健士 先週の試合に出ていた選手のうち、熊ちゃんとヒロと金子くんはU-16トレセンに行っていて不在です。 ひろきくんが戻ってきたのは心強いな。 今日も両チーム合わせての初シュートは純貴。まだ0分のうちでした。 立ち上がりは、コンサが試合を圧倒する雰囲気でした。2~3分ほど、草津の選手はボールに全然触れなかったんじゃないかしらと思うほど。 草津の選手たちは立ち上がり慎重に試合に入ろうとしているのか、引き気味に構えてあまりボールにつっかかってこないので、コンサの選手は余裕をもってパスを回し、じっくりとゴールに向かおうかという感じです。DF陣もずいぶん高くラインをとって、広い広い空間に涼くんがぽつんと一人ぼっちです。 思わず、いつだったかの試合で、四方田監督が「おーい!ハーフウェイラインを越えたらオフサイドはないんだからな~!分かってるな~?」と叫んでいたときのことを思い出しました。 前半2分には早くも決定機が。清弥が左から絶好のクロスをあげ、ゴール前でワンバウンドして弾みました。草津DF陣やGKとボールの位置関係からすると、誰かがそこにいて押し込みさえすれば確実に1点、というシーンでした。誰もいなかったのですけど。 けれど圧倒する雰囲気だったのは、最初の5分くらいまででした。 その後はなんとももどかしい時間帯が続きます。 前半6分、打矢くんが右から打ったシュートは草津GKがキャッチしましたけれど、体ごとゴールの中でじゃなかった?と思うシーンや、前半14分純貴が右奥深いところに抜け出してゴールに迫るも倒されるとか、18分には明生が抑えの効いた目の覚めるようなミドルシュートとか、見応えのあるシーンは次々とあるのですが、ゴールにはなりません。 ピッチ中央でどっしり構える明生と鶴ちゃんのダブルボランチは頼もしく、特に鶴ちゃんは「ボールは一度鶴に預けろ」という決まりでもあるのかと思うほどゲームを組み立てる中心になっています。ハッとするようなパスを繰り出す鶴ちゃんを起点に明生や打矢くんや清弥くんが連動して走ってつないで素敵な展開も見られます。怜大も章太もどんどんオーバーラップして、パスコースがあちこちにできていて。 というわけで、試合を支配しているとは言えるのでしょうが、なぜか点がとれない雰囲気。 どうしてだろう。 ボールを草津ゴール前まで運べないわけじゃないし、洋平も純貴もそれなりにチャンスに絡んではいるのだけど、シュートがあんまり枠の中にいかないんですよね。はね返りを押し込むだけ、というシーンもあり、ゴール前を左右に往復するグラウンダーのクロスを押し込むだけというシーンだってあるのですが、なぜかゴールにはならない。 草津ゴールに結界でも張られているのかしらと思いました。 なんだろう、草津の選手たちが最後の最後のところではうまく守っているということなのかな。 草津はまずは守備重視という感じできているので、点は取れなくても失点する感じもあんまりしなかったのですが、そうはいってもコンサゴール前まで攻め込まれることだって時々はあり。 そういうときにうちの選手たちは、ぼっかんと大きくクリアすることをほとんどせず、後ろからでも攻撃をしていこうと、まずボールを自分のものして前を向こうとするのを最初の選択肢とするので、いったん攻め込まれるとコンサゴール前の危ない位置でのプレイが続いて見ている方はハラハラ。「前に大きく蹴り出して安心させてー。」という気持ちになりかけますが、でもこういうときに相手のプレッシャーに負けない個々の選手の力や技量を磨いておくのも大切なことですもんね。 そう思って、じっと息をのんで見守ることになります。 ようやく先制点をとったのは、前半40分のこと。 清弥くんがゴール左のわりと角度のないところから、クロスをあげるのかなと思ったらすんなりとシュートを打って、それがすんなりとゴールネットを揺らしました。 あれだけ苦労してゴールになっていなかったのに、決まるときはあっさりと決まるのね、と感じるほどのきれいなゴールでした。 これで1-0。ふー、やれやれ。 前半はそのまま追加点はなく、1-0で終了しました。 なんとももどかしい気持ちの残る前半でした。 (前半のワンシーン)
後半も交代選手なく始まりました。 【後半開始時のメンバー】 9横野 10大西 20竹内 17打矢 18明生 8鶴野 3怜大 2山川 5大己 7岩月 1平加 前半のうちになんとか1点を入れてこれで結界が破れたので、後半はゴールラッシュといくかなあと期待したのですが、そう簡単にはいかないようです。 後半始まってすぐ、純貴のヒールパスに洋平がつなぎ、打矢くん、純貴、清弥と小洒落たプレー連発でつないだ流れや、中盤左寄りから右前のスペースへ出されたミドルパスを、駆け込んだ純貴が拾い、遠目の位置から低く抑えた強く鋭いシュート!など、いいシーンはあるんですけどね。あのパスを出したのは誰だったっけ。ここ2週間くらい仕事で追い込まれて寝不足ふらふら状態だったせいか(言い訳)、昨日は目の前で試合をくいいるように見つめて清弥いいよ~!とかうわあ鶴ちゃん上手い!とか思いながら見ているのにいるのに、チャンスになったシーンの一つ前、二つ前のシーンを思い出せないことが多かったのです。 最後にシュートを打った選手の名前ばかりでその前のよいプレーをしていた選手たちの名前があんまり出てこないのはそういうわけです、ごめんなさい。 まあ、それだけ中盤の選手たちや章太や怜大が絡んでチャンスを作るシーンがめまぐるしくいっぱいあったということ、時にはひろきくんも鋭いインターセプトでボールを奪って味方の攻撃につなげるとか、そうやってみんなでうまくやっていた証拠だと思ってくださいませ。って都合がよい考え方?(笑) FWの2人もね、シュートを打つ(そして決められない。爆)だけじゃなくて、洋平は下がってボールを引き出して前をつなぐ動きとか、純貴も体を張ってのポストプレーや前線からの守備などにがんばってはいたのです。 後半8分には、純貴がゴールラインを割りそうなボールに諦めずに走り、コーナーフラッグのところで追いついてピッチ内に残し、そこから一旦戻してクロスへ、というのがあったし、その直後には洋平がチャンスでシュートを打ち、それを草津GKにいったん阻まれたけれど、こぼれ球がまた洋平のところへきて、今度こそ!と思ったシュートは枠上に飛んでしまいました。 後半10分にエリア内で純貴?が倒されたのに対し、審判がピーッと鋭く笛を鳴らしたときは、「お?PK?」と思ったのですけどね。 審判は草津のファウルをとったのですが、なぜかPKではなくてペナルティエリアすぐ外からのFKということになりました。 うーん、どう見てもファウルはPA内だったような気がするのだが・・。 そんなことまで審判に文句を言いたい気分になってしまうのは、どうしてももう1点欲しい・・と焦れるような気持ちになりかけていたから。 草津は基本的には守備重視で、これ以上失点しないようにというのを心がけてプレーしてきているのですが、だからと言って決して点を取る気がないわけではなく、ところどころでボールを奪うと鋭くカウンターで攻め込んできます。人数かけて分厚く攻め込んでくるわけではないので、基本的には詩音とひろきくんのいずれかがまず対応して、もう片方がカバーして、という感じで落ち着いた処理ができていますから、ものすごい危ない!というところまでは持ち込まれはしないのですが、それでも何が起こるか分からないし、1点差では安心できないという気持ちが時間が経つにつれて強まってきていました。 グループリーグのホームの試合で、勝つのと引き分けるのとでは全然違いますからね。 だから「ああもう1点、早く欲しい~。」と後半始まってからずっと思っていました。 後半11分の左CKのとき、清弥が蹴ったボールをファーでひろきくんが頭で合わせて中に入れ、ゴール前正面にいた純貴が後ろ向きで倒れ込むようにオーバーヘッドシュート!というシーンは沸きました。おーー!純貴すげー! これ、決まれば後々の語りぐさになるほどのかっこよさだったのですけど(笑)。 後半15分、純貴が後ろからの長めをボールを頭でうまくすらして左側のよい位置に落としたけれど、そこには誰もいず。うっちーが右からきれいなシュートを打ったけれど、惜しくも上へ浮く。 後半18分、鶴ちゃんが見事なトラップでボールをコントロールし前へパス。駆け上がってきていた章太がシュート! でも枠外。 後半19分、草津がクリアしようとしたボールが清弥の背中にあたり、跳ね返ったボールを草津選手が受けようとしたけれど、洋平がぐいっと足をねじ込んでうまくボールを奪い、純貴へパス。純貴のシュートは決まらず。 純貴も洋平もこんなによいシュートを打っているんだから、ゴールになって欲しいよなあとしみじみ思います。 後半22分、明生に代わって剛くんがイン。清弥くんが明生の代わりに中に入り、剛くんは左サイドへ。 9純貴 10洋平 11能登 17打矢 20竹内 8鶴野 後半26分にまた決定機。純貴が最終ライン裏に抜け出してパスを受け、GKと1対1になって、タイミングを計り狙い澄まして打ったシュート・・・は、きっちりゴール枠内へ向かって飛びましたが、草津GKがクリア。ナイスキーパーです。 ヴェルディが草津に勝つには勝ったけど1-0だったというのも、こういう感じだったのかな。 嫌なムードになりかけたところで、でもとうとう待望の追加点が決まりました。 後半29分、いかにもチャンスに結びつきそうなドキドキする経過の末、ゴール右側からまっすぐ素直に打った感じの打矢くんのシュートがきれいに決まりました。これで2-0。 ようやく少しホッとしました。2点あれば、このあと何かハプニングが起こったとしても多分勝てるだろう。 2点リードしながら後半終了間際に立て続けに3点入れられて負けたチームも世の中にはあるにはあるそうですが。でもそういうチームとは違って(爆)、今日のこのDF陣の落ち着きぶりならそんなことにはならないはず。 コンサのサポにとってはこれでようやく一息つけるという恵みの追加点でしたが、ここまで懸命にがんばってきた草津の選手たちにとってはこの時間帯の追加点はきつかったのかもしれません。 その後はコンサがやりたい放題に近い状態になりました。 こうなったらもう少し追加点もとれそう。できればFW陣にも決めさせたあげたいね。ここまでがんばってシュートを打ってきたのだから。 「決めさせてあげたい」と言ったって、決めるのは選手たち自身なわけですけど。すんません(笑)。 後半31分、章太に代わってイットくんがイン。 イットはボランチに、鶴ちゃんが右サイドに移ったのは分かったのですが、ということはうっちーがひとつ後ろに下がったのだろうか。 そして後半35分に、ようやく純貴のゴール。 いい位置に抜け出した純貴がGKの位置を見ながらシュート。GKはボールに向かって飛び出しましたが、クリアできないままボールは右ポストを直撃。ああ、またポスト・・と思ったボールは、GKもいない無人のゴール前にいた純貴のところへ転がってきました。さすがにそれは難なくゴールに押し込み、純貴のゴールになりました。 やった、これで3点目! 嬉しいけど、これまで散々、GKとの1対1やらミドルシュートやら果てはオーバーヘッドシュートまで、ゴールになってもおかしくない派手で豪快なシュートを打っても打っても決まらなかったのに、ゴールになったのはこんなしょぼい地味なシュート。 そのギャップがなんだかおかしくて、ちょっと笑ってしまいました。 もしかしたら純貴もそんな気分だったのかな。 ゴールのあとすぐに、ではなく、一呼吸おいてから思い直したように小さくガッツポーズ。 (照れくさそうな純貴のゴールパフォーマンス) いや、いいんだよ。どんなゴールでも1点は1点だもの。 その直後の後半36分、草津のカウンターから、あわや失点というところでしたが間一髪でひろきくんがクリアして助かりました。 後半37分、清弥アウト、小川くんイン。 後半38分、怜大アウト、加藤拓也くんイン。 拓也くんはCBに入り、詩音がひとつ左にずれました。 11能登 15小川 6伊東 8鶴野 2山川 22拓也 5大己 17打矢 1涼 後半39分、うっちが右サイドを独走。ゴール近くまで駆け上がって中に入れたボールを、純貴がゴールへ流し込みました。4-0。 最後の交代はうっちーに代わって鈴木健士くんが入り、試合終了まぎわのメンバーはこんな感じ。 9横野 10大西 11能登 15小川 6伊東 8鶴野 2山川 22拓也 5大己 27健士 1涼 ロスタイム終了間際の48分ころ、詩音くんが最終ラインから「もしかしてゴール狙った?」と思われる池内アニキばりのロングフィードでプレイが終了。 終わってみれば4-0の大勝でした。 でも途中まではどうなるかと思いましたよ。 (お疲れさまでした)
さて、ここでJユースサハラカップはいったん中断。 来週からはいよいよ高円宮杯が始まります。 コンサは日曜日に藤枝で開志学園と対戦。これは絶対に勝ちたい。 1週間、よい準備をして試合に臨んでくださいね。 藤枝でみんなの元気な姿を見れるのを楽しみにしています。
飯能がわらのおばさん
Re:Jユースサハラカップ ザスパ草津戦@宮の沢
2007-09-02 09:53
昨日は私もあきっくさんの後ろで応援していました。 あまりの暑さで驚きましたね。 試合 勝ってくれてうれしかったですね。 又今度は藤枝で一緒に かわいい選手の応援しましよう
あきっく
Re:Jユースサハラカップ ザスパ草津戦@宮の沢(書き加えました)
2007-09-03 01:07
>飯能がわらのおばさんさま もしかしてイギョラ杯決勝の西が丘や、JヴィレッジのFC東京戦のときにご一緒したお方でしょうか? そうですか、昨日は宮の沢にいらしていたのですか。 藤枝にもいらっしゃるのですね。 お会いできるのを楽しみにしています。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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