2007年08月23日
(北海道国際ユース最終日1、2試合目の続きです。) この日の第3試合は、1次ラウンドA組1位のU-16日本代表vsB組1位のソウル特別市選抜U-16の対戦。勝った方が優勝です。 日本代表には、ご承知のとおりコンサU-18のヒロがいます。暑い中この試合を待っていた私のお目当ては、もちろん彼。 私にとっては、大きい方のヒロくん(=西嶋)とかの注釈がつかないただの「ヒロくん」は、この古田寛幸くんのことです。加藤大己くんは「ひろきくん」なので。中くらいのヒロくんもいたんだけどなあ・・・。
2007/8/19 14:30 @厚別メイン 北海道国際ユース 決勝戦 U-16日本代表 1-2(0-2、1-0) ソウル特別市選抜U-16 (45分×2) 日本の得点者:岡直樹(マリノスユース) この時刻になれば厚別のメインスタンドはほぼ日影になるかなと期待していたのですが、まだまだ日差しが強く、日影になる範囲は限られています。 選手のご家族やサッカー少年団関係者たちに混じって、わずかなスペースになんとかもぐり込み、それでも暑いなあと思いながら試合開始前の練習をする選手たちをぼんやり眺めていたら・・。 あ、青い四方田さんだ。 岡田監督と一緒にコンサに来る前は代表のスタッフをしていた方ですから、本人にとって青いジャージは珍しくないのでしょうが、コンサの四方田さんしか知らない私の目には非常に新鮮。
日本代表のスタメン こちらはソウルのスタメン 審判の方々 ヒロくんは年代別代表の常連ですので、今回のメンバーに選ばれていることにも特段の感慨はなかったのですが、そういえば代表ユニを着たヒロを直接見るのは初めてだったんだわ、と改めて思いました。JFAサイトの写真などでは見たことありましたけどね。 そう思うと、ここで試合を見れてラッキーでした。 試合開始前の集合写真。後列右側、8番をつけている選手がヒロです。 日本のフォーメーションはこんな感じでした。 17坂田 14堀米 9関原 8古田 12都並 10椎名 4岩本 6脇元 3茨田 5中島 1川浪 椎名くんと中島くんは青森山田高校の選手ですが、道産子です。 日本代表はチームとしての攻撃があまりできていませんでした。ボランチを経由してパスを組み立てる展開がみられずもっぱらサイドからの突破に頼るのは、まるで少し前のコンサを(略 長く蹴りこまれるボールに対して最終ラインがかぶってしまったり手前で弾ませて、やすやすとボールを裏に通されてしまうシーンが続出したのはコンサの最終ラインとは違いますけどね(爆)。もしかして風の影響とかあったのでしょうか?厚別を見慣れている観客にとってはさほど風があると感じるコンディションじゃなかったんですけれど。 そんな感じで、前半7分ころ、ソウルの12番に最終ラインの裏に抜け出され、GKとの1対1を決められて失点してしまいます。(0-1) けれど、もちろんひいき目がたっぷりどっぷり入り込んでいることを承知で言わせてもらえば、日本の攻撃をけん引しているのは右サイドにいるヒロでした。 タッチライン際で相手に進路を塞がれても変態技で強引に突破する、サイドを深くえぐってクロスを入れる、そうかと思うと自分でドリブルで中へ切り込んで、鋭く切り裂くスルーパスを出す。機をみて自分でもシュートを打つ。 FKを蹴るのも、右CKを蹴るのもヒロ。 攻撃のときにヒロにボールがくると、何かやってくれるという期待感でワクワクドキドキするようなプレーです。 中でもスタンドがひときわ湧いたのは、前半12分のシーン。ヒロが右サイドからドリブルでゴール前中央に切り込んでいき、DF2人くらいに囲まれながらもそれを鮮やかなルーレットで右回りにひらりと回ってシュートコースを作って左足を一閃。素早い振りで放った強く鋭いシュートがゴールへ向かって飛びました。これは惜しくも右ポストに当たって跳ね返ってしまったんですけどね、枠内に入っていたらGKもどうしようもなかったはずと思われるビューティフルなシュートでした。 右と左の位置は違うけど、コンサでいえばまさに西谷のような君臨ぶりです。 西谷との比較で思い出したけど、そういえばヒロはトップ下ではなくSHに入る場合には、左SHよりは右SHで見ることが多い気がします。レフティなのに。これはどうしてなのでしょう? レフティだと左サイドっていうわけでもないのかな?このあたりの仕組みは素人にはよくわかりません。 ヒロの素敵プレイはいろいろあったんですけど、たまたま写真に撮れていた一例をどうぞ。これは2vs1のシーンだからずるい? いえいえ、ほんとに素敵なシーンは私が自分で見入ってしまうので写真には撮れないものなのです。(笑) 奪っちゃえ ↓ がんばれ ↓ よし!勝った! そうやって目を細めるシーンがあるとは言っても、全体としてみると日本は選手の個人技でなんとかがんばっている感が強く、もどかしい感じの展開が続きます。かといってソウルの連携がとってもいいかと言うとそれほどでもないのですけど。ソウルは足が速い選手が多くて、ちょっとした隙にでもカウンターで最終ラインをぶち抜かれてしまうことがあったのが危険な感じでしたね。 日本のGK川浪くんはフィードが正確で、GKのキック1本で攻撃につながるシーンもありました。そういうときにがんばって走って追いつく役はたいてい左SHの9番関原凌河くん。運動量豊富にずいぶん何度も長い距離を走っていました。逆サイドにいる王様はあんまり走らされていなかった(笑)。 前半42分ころ、速いソウルの選手にピッチ中央をドリブルで独走され、GKとの1vs1をきれいに流し込まれて2失点目。 ロスタイムにヒロが右サイド角度のないところから、反対側のサイドネットを狙ったようなシュートを打ち、1点返すか?と思われたのですが、これも左ポストに嫌われてしまいました。ほんと惜しかった。 結局0-2で前半終了です。
後半、日本は一挙に4人を交代。 14堀米、6脇元、17坂田、9関原に代えて、2岡、16神田、15榎本、11山本を投入です。 15榎本 16神田 11山本 8古田 12都並 10椎名 2岡 4岩本 3茨田 5中島 1川浪 後半開始早々に、ヒロが攻め込んでCKをゲットしました。その右CKをヒロが蹴って、中央で合わせた岡くんのシュートはぼよんほよんと弾んだ感じにはなりましたが、ゴールラインを越えてゴールの中に無事収まりました。やった!これで1点返した。(1-2) その後まもなく、後半3分ころかな。日本がゴールまで約25メートルくらい?の距離でFKを得ます。蹴るのはヒロ。 ↓この図 ボールはぎゅーんと枠内に飛んでいきましたが、ソウルのGKが左手1本でなんとか弾き出しました。 この日のヒロは何点かとってもおかしくないプレーがあったのですが、どれも結果に結びつかず残念でした。あ、でも、得点になったCKを蹴ったのはアシストになるのかな。 後半20分ころのヒロのプレーも素敵でした。後方からの長いボールを足に吸い付くようにピタッとトラップしてすぐさま反転し、右サイドを独走。ついてこようとするDFをかわして中へ切れ込み、中央で待つFWへパスを出しました。受けた選手はうまくシュートまでいけなかったですけれども。 その後もチャンスになりかけあり、ピンチを防ぐのもありで時間が過ぎ、後半40分を過ぎるころにはソウルの選手も露骨な時間稼ぎをしてイエローカードが出るような状態になり。 後半44分にヒロがカットしたボールから何人かでパスでつなぎながら前方までボールを運んだ流れがあったのですが、最後に受けた選手がシュートを打つタイミングが遅かったため相手DFに囲まれてしまい、シュートまでいけませんでした。 最後にヒロが距離のあるところからループ気味のシュートを放ったりしたのですが、GKにキャッチされてゴールならず。 そのまま1-2で試合終了となりました。 なお、後半に入ってからの日本の選手交代は、17分ころ12都並くんに代えて13海田くん、34分ころGK川浪くんに代えて18藤嶋くん、40分ころ5中島くんに代えて7宗近くんでした。 以上、私の脳内フィルターを経由して、ヒロのよいプレーだけを残し、その他の記憶は限りなく薄くなった状態でのご報告でした(爆)。
試合終了後、続けて表彰式が行われました。 まんなかに優勝チームのソウル特別市選抜、向かって左側にいるのが2位の日本代表、右側の水色が3位の1860ミュンヘンです。 3位のミュンヘンに賞状が手渡されます。 2位の日本代表にも賞状 優勝チームには賞状と・・・ 受け取った優勝トロフィーを高く掲げて喜ぶ選手たち 監督やコーチ陣の胴上げまで始まりました。 ソウルの選手たちは、とってもとっても嬉しそうでした。 名門クラブや国の代表チームも参加している大会での優勝ですものね。 そりゃ嬉しいでしょうね。
プログラムが全部終わって、さて帰るかと荷物を片付けて引き上げようとすると。 ミュンヘンの選手たちが大会バナー看板のところでルフトハンザの横断幕を手に持って記念撮影をしていました。 ルフトハンザがチームのスポンサーになって派遣してくれたのかしら? 幕をはずして、さらに記念撮影。 看板のまんなかに賞状が飾ってあるのが見えますか?なんか微笑ましかったです。
ママチャリ
Re:ヒロ in blue
2007-08-23 20:45
ヒロに釣られてやってきました(^^; ユースの古田くん、名前はよく聞いていました。 コンサのトップチームにヒロくんが二人になって戸惑うのを楽しみにしていていいですか(^^;
あきっく
Re:ヒロ in blue
2007-08-24 22:08
>ママチャリさん さっそくいらっしゃいませ(笑)。 ママチャリさんを誘い込む香りをわざとまき散らしていたのはやっぱりお感じになりました?おほほ。 その戸惑いは楽しみにしたい気持ちはありますけれども、ユースくんたちの進路はいつどうなるか、私たちの手には到底届かないところのもの。 あんまり先のことは考えないで今を楽しむようにしています。 ということで、ママチャリさんもぜひ西が丘へ~。(そういう魂胆かい。)
ママチャリ
Re:ヒロ in blue
2007-08-24 22:57
そうですよね、ユースくんたちの進む道は私たちの与り知らぬところにありますね。 心の中でコッソリ期待しています(^^; 西が丘は、忘れないようにカレンダーに大きく書き込みましたw
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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