2007年07月31日
2007/7/31 10:30 @Jヴィレッジ ピッチ2 グループリーグ3日目 コンサU-18 1-1(1-0、0-1) 大宮ユース (40分×2) コンサの得点者:打矢 試合の公式記録はこちら →PDFファイル 朝家を出たころはどんより曇って空気もひんやりして、今日も涼しい日になってくれるかなと期待したのですが、J村に着くころには空が明るくなって薄日が差してきました。 今はまだ涼しいけれど試合中に暑くなるかもしれない、と、少し心配しました。 けれど結局試合が終わるまで気温は涼しいままでした。たぶん25℃はなかったんじゃないかしら。これはやっぱり助かりました。 試合の行われるピッチ2に近づいていくと、見えてきたのはピッチ周囲のネットにずらりと張られたオレンジの旗。大宮の旗やダンマクです。太鼓をもったサポーターの姿もあります。 対するコンササポは私ひとり。日曜日にみんなの予定を聞いた時点でこの事態は予想されたんですけど、いざ私ひとりとなると、声出し応援をする勇気が振り絞れなく、大宮が賑々しく応援している横で拍手をしたり、ときどき「がんばれ~~!」とか「いいよ~~!」とか叫ぶのがせいぜいでした。声援がないユースくんたちが可哀相という気持ちはあったのですが。へたれサポでごめんなさいね。 せっかくコンサのゴールもあったのに好きです札幌も歌えなかったよ。(T_T)
(恒例の全員での円陣)
もうすぐ選手入場 こちらは入場を待つ大宮の選手たち さあ、前半キックオフです。 気合いいれて行こう! <前半のスタメン> スタメンは2日目・FC東京戦のときと同じですね。 10洋平 9純貴 20竹内 17打矢 18明生 8鶴野 3怜大 4熊澤 5加藤大己 7岩月 1平加 (控え) 16岩田、2山川、11能登、13福田、14古田、19玉岡、25金子 両チーム合わせて最初のシュートは前半1分。右側に抜け出た大宮の選手にフリーでシュートを打たれ、辛くもゴールポストの左へ逸れて助かるというシーンで始まりました。これでちょっとギョッとしたのですけど、選手たちは位置取りや連携などを口々に指示し合って確認していました。 涼くんの頼もしいコーチングが響き渡るのはいつもどおりですけど、こうやって聞いていると熊ちゃんやひろきくんなど後ろの選手たちもけっこう声が出ています。あたりまえのことなんですが、疲れてくると伝統のテレパシーサッカーになりがちなユースくんたちですから、声が出ているのは良い兆しです。(ひとりだと声を出せずにテレパシー応援をしている私が言えることではないですけど・・。) それで空気がピリッとしたのか、その後はコンサがゲームを支配する展開になりました。 純貴が少し下がってボールを受けてはたき、それを明生や鶴ちゃんが視野の広いパスで展開し、打矢くんや清弥くんが開いて受けたり中へ切り込んだり。 そうやって組み立てた末の前半4分の洋平のシュートは、ネットを揺らすもオフサイドの判定になりましたが、でもいい感じでゲームが進みそうと期待させるものでした。 はたしてその直後、前半5分に打矢くんのゴール。中盤の右サイドでパスを受けた打矢くんがそのままドリブルで中へ切り込んでいって、少し距離のあるところから思い切ったシュート。ボールは豪快にネットを揺らし、コンサの先制点となりました。 やったー。まずは1点。さあ、ここからまたどんどん取るぞ。 実際、その後のコンサのボール運びは、あと何点かとっても不思議じゃないようなほどダイナミックなものでした。 みんながどんどん走り回りながら中盤でパスを交換してボールをキープし、ピッチを広く使ってワイドに展開し。そのスピード感と的確なボール運びは見ていて惚れ惚れするほど。FC東京戦のときのがけ下のピッチと違って、今日のピッチはグラウンドレベルでピッチのすぐ脇で見る形だから、なおさらその迫力を感じたのかしら。 大宮は最終ラインでなんとかコンサの進入を阻止し、チャンスまでは作らせないようにするのが精一杯という感じで、大宮の攻撃シーンはたまにしかありません。たまに大宮のCKになっても、涼くんががっちりとボールをキャッチして危なげありません。 そんな感じで魅惑の時間が過ぎていたのですが、前半20分ころ、ふと思いました。 これだけ優勢に試合を進めながら、そういえばほんとの決定機というか、シュートにまで持っていけている場面は実はあんまりないな・・・と。 ぜいたくな要求かもしれないけれど、シュートを打つところまでいけないと点にはなりませんからね、あと一工夫が必要なのかもしれません。 そんなふうに考え始めた前半21分ころ、大宮の右CKに大宮の選手がゴール正面で頭で合わせたボールを涼くんがパンチングでクリアして、それを拾った章太くんがうまくタイミングをみて前線の洋平に長めのパスを出しました。 洋平はそれを受け、相手DFをうまいこと交わして独走。あとはシュートだ!というところでほんの一瞬早く相手DFにクリアされてしまいました。うーん、残念だ。惜しかった。 前半23分には大宮のペナルティエリアの近くの左側で純貴が倒され、FKを得ました。ボールのそばに立っているのは純貴、清弥、明生。 純貴が蹴ったボールはGKにクリアされましたが、そのこぼれを明生が押し込もうとしたもののあと一歩で間に合わず、ラインを割ってしまいました。そのCKからはチャンスにはつながらず。 その後もひとつひとつは挙げませんけれど、35分くらいまで再三いろんな形で攻め込んでいたんです。 ピンチでも大己くんがうまくボールをコントロールして前に向き直ってボールを持ったり、洋平が相手DFのクリアミスを拾ってゴール左側の角度のないところからシュートを打ったり。純貴がうまく体を使ったポストプレーから右サイドを疾走してきた章太にパスを出したり、怜大くんが相手パスをカットして攻め上がり、囲まれてもボールを失わずに粘ってFKを得たり。 打矢くんが囲まれたところを強引に抜け出しいいチャンスになりそうだったのを相手選手がアフター気味に倒したの対しては、涼くんも思わず「今のはイエローだろ」と口に出してしまうほど惜しいシーンでした。 純貴は前からの守備でもよく動いて、相手選手が持っているボールをつっかけ、コンサのボールにするのに貢献していました。 前半34分には鶴ちゃんのスルーパスで純貴がシュート。バーの少し上。 前半38分には洋平がボールを拾ってスペースを見つけて右に展開し、打矢くんがアーリークロス。純貴が飛び込むも頭が届かず、惜しかった。 ロスタイムがほとんどないまま、1-0で前半は終了。 この内容ならもう少し点をとりたかったなという思いと、仕方ないかなという思いが胸中を交錯しました。 (前半での一場面。FKの守備のシーンかな。)
後半は、選手交代なく始まりました。 結果論になりますが、決勝トーナメントに進むには大量点をとるしかないという状況が選手を少し固くしたのでしょうか。ただ普通に勝てばよいという状況ならば選手たちの気持ちも少し楽だったのかもしれない。 後半の立ち上がりは、前半と比べてぎこちない感じがしました。 後半はコンサのCKやFKから逆にカウンターを受ける場面が目につくようになりました。 その兆しはまず後半3分ころ。 後半3分ころ、大宮ペナルティーエリアの右側で純貴が倒されてFKを得ました。その倒れ方は私が見てもちょっと「女優」が入っているかなと思わないでもなかったのですが、案の定大宮の選手たちは審判に向かってかなり不満そうな態度を示していました。審判は大宮の選手たちと話をしてその場を抑えていましたけれど。今思えば、こういうこともあって「倒れればファウルをとってくれる審判だ」と選手たちは思ったのかもしれません。後半は前半と比べてずいぶんファウル→FKの場面が増えて、プレーが寸断されることが多くなりました。おまけにスローインやFKでボールの位置にとても細かい審判でやり直しも多かったので、よけいに見ていてそう感じたのかな。 で、話を後半3分のその時点に戻すと、純貴が倒されて得たFKを打矢くんが蹴りました。 この位置からのFKです。チャンスです。 ところが、そのボールを相手にクリアされ、逆にカウンターを受けそうになりかけました。危なかったけどコンサのゴールに近づく前になんとか途中で食い止めました。ああ、危なかった。 そして中盤での攻防で打矢くんが粘り、なんとかボールをキープしてそれが右CKになりました。 前半5分ころ。打矢くんがCKを蹴り入れる。 しかし、それがまたカウンターです。 ぽーんと長いクリアボールが蹴られ、それに向かって大宮の選手が2人くらい突進し、対応するのは章太くんがひとり。その後ろは涼くんだけ。章太くんは後ろに下がりながらなんとか時間を作り食い止めようとしましたが、結局はファウルをとられてしまいました。 そして大宮のFKです。 大宮の選手が蹴ったボールはゴールへ向かって飛び、涼くんが一度はパンチングでそれを防ぎます。こぼれたボールをクリアしようとするより先にポストにぶつかったボールは大宮の選手のところへ飛び、ゴールに押し込まれてしまいました。 これで1-1になってしまいました。 後半10分ころ、ゴール前で純貴が倒され、大宮の選手にイエローカード。ペナルティーエリアのすぐそば真正面からのFKを清弥くんが蹴りましたが、バーを越えてしまいました。 それからしばらく一進一退の攻防が続きますが、なんだか全体にコンサの選手の位置が低くなっているのが気になります。そしてパスミスなのかカットされるのかよく分かりませんが、中盤であんまりパスがつながらなくなりました。ボールの競り合いでコンサのファウルをとられることが多くなり、イライラが募ってくるようです。特に純貴はジャンプして競り合う際に手や腕の使い方が気になるのか、審判がわざわざ純貴を呼び止めて注意したりしています。 そこで少し気分を変えようということなのか、後半18分ころ、監督は打矢くんに代えて古田くんを投入。 ヒロはそのまま打矢くんのいた右サイドに入ります。 けれど状態はあまり変わらず、前半のイケイケだったときと比べると、明生や鶴ちゃんのあたりでボールをしっかりキープできなくなっているのがきついなあと思いました。焦りなのか疲れなのか。 後半23分ころ、ヒロがドリブルでするすると左前のスペースへ抜け出し、そこからゴール前へクロスをあげ、大宮DFがクリアしたのを正面で鶴ちゃんが受け止めてそこからミドルシュート。ゴール枠内にはいきませんでしたが、それでも久しぶりにシュートシーンを見たという気がしてスカッとしました。 後半27分ころ、ヒロくんと鶴ちゃんが絡んで攻め込もうとするも、途中でボールを失ってしまう。その直後、ボールの奪い合いの際に純貴のファウルがとられ、イエローカード。そんなにひどいファウルに見えなかったけれど、さっきの注意もあったからかなあと思いました。 後半29分ころ、ヒロが巧みなボール扱いで相手選手を交わしながらくねくねと進み、右に開いていた章太にアウトサイドキックで速いパス。ハッとする展開でしたが、ほんの少し惜しくもオフサイドでした。 後半30分ころには、ゴール前にあがったクロスを純貴と相手GKが競り合う形になり、双方体勢を崩しかけながらも身体のどこかにボールが当たったのか、ボールは少し上にあがって、GKを交わしてゴール右斜め横のあたりでよろけそうになっていた純貴のそばに落ちてきました。 わ、ラッキー。それを押し込むんだ、純貴。 純貴ももちろんそう思ったのでしょう、気がはやるようにボールをゴールに蹴りこもうとしたのですが、体勢が十分立て直ってなく、あたり損ねのボールはコロコロとゴールラインを割ってしまいました。 うわーん。残念。でも本人がすごく悔しがっている姿を見ると何ともいえない切ない気持ちになりますね。 そこで気づいたら前線に金子くんが入っていました。 あら?いつのまに?洋平と代わったのかな?と思いましたが、洋平もピッチにいます。 よく見ると、洋平を右サイドにしてヒロをトップ下にして、前目を厚くして「点を獲ろう」シフトに変わったようでした。交代は清弥くんに代わってのようです。 自信ないけどたぶん3バックになっていたんだと思う。 9純貴 25金子 3怜大 14古田 10洋平 18明生 8鶴野 4熊澤 5大己 7章太 1平加 そしてすぐに明生がゴール正面から勢いのあるミドルシュート。GKがパンチングでCKに逃げましたが、いいシュートでした。 後半35分には純貴がゴールに背を向けて落としたボールをヒロが思い切りよくシュート。惜しくもGK正面でキャッチされました。 後半39分ころ、前の選手を厚くした効果が見えるパス回しで大宮DFを崩そうとしますが、最後の鶴ちゃんのグラウンダーのシュートは枠を捉えきれず。 直後の絶体絶命と思われたピンチも涼くんとDF陣が粘り強く守り抜き、後半40分過ぎ、さあ逆襲だとばかりに長めのボールに純貴が抜けだしGKと1vs1になりかけたのに、それを大宮の選手に引っ張られて止められたように見えたのに、なぜか審判は純貴のファールをとるんです。 ええええええーー!と言っちゃいましたよ、私。 なんだかよく分からない気分のまま、まもなく試合終了の笛が鳴り、1-1の引き分けという結果に終わりました。 悔しそうにがっくりとうなだれる選手たち。 前半のサッカーに比べると、後半がうまくいかなくなってしまったのが課題だなと思いましたが、その原因がどこにあるのかはよく分かりませんでした。 でもきっと監督や選手たちはきちんと分析して、高円宮杯に向けた準備をしてくれることでしょう。 決勝トーナメントに進めなかったのは残念ではありますが、こないだのFC東京戦といい、今日の前半といい、わくわくするサッカーを見せてもらえたし、まだ高円宮杯があるし。去年のグループリーグ最終日の切なさを思い出すと、応援する側としては今年は全然明るいなと思いました。選手にとっては一年一年この時しかないのですから、去年との比較なんてそんなの関係ないでしょうけどね。 試合を終えて挨拶をする選手たち。 お疲れさまでした。 一休みして、またみっちりトレーニングに励んでくださいね。 特に3年生にとっては、この夏の時期が一番伸びる時期なんだと、三上大勝部長が以前雑誌のインタビューで言ってましたから、とりわけがんばってください(笑)。 9月からのJユース杯と高円宮杯で元気な姿を見せてくれるのを楽しみに待っています。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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