続・鶴ちゃん in blue

2006年12月22日

U-16日本代表候補合宿の最終日、立正大学との練習試合を見てきました。
(メンバーと日程の詳細はこちら→JFAサイト)

延々と電車に乗った先にある埼玉スタジアムで午前10時30分キックオフという時間なので、家を出たのはふだんの出勤とあまり変わらない時刻。
いつものように変形するほどぎゅうぎゅう詰めの電車に無理やり乗り込み、いつも降りる駅よりも先まで乗っていって南北線に乗り換え。
南北線は座る余裕もあって、ようやく人心地がつきました。座れてよかった。ここから45分ですからね。
終点まで乗っていくので途中駅を気にすることもなく、今朝のエルゴラを読みふけっていたら・・・。
ふと気づくと電車がガラガラ。というか

   
え?!この車両は私一人の貸し切り状態?
通常の通勤ラッシュとは逆向きでしょうが、こんな時刻にこんな別世界もあるのかあ・・・と妙な感慨を覚えました。
どおりで料金が高いわけだ。>埼玉高速鉄道


スタジアムについて補助グラウンドの方へ回ってみると、当初のスケジュールで発表になっている第3グラウンドではなくて、第2グラウンドで試合が行われるようでした。第2グラウンドの方が観客向けのベンチがあって見やすいからありがたいことでしたけれど。
場所は違っているわけですから練習試合の相手だって変更になっていないという保証はありません。でも練習着見てもどこの大学か私には分からないので、発表どおり立正大学が相手だと思っています(爆)。もし違っていたらご容赦。

そしてお目当てであるU-16日本代表チームも、対戦相手と同じくらい分かりません。
私が事前に分かっていたことはこれだけ。
↓

水曜日のエルゴラに載っていた、19日に行われた流通経済大との練習試合の記事です。50分ハーフの試合だったらしい。
名前だけ書かれても分かりません。
とりあえず鶴野くんが前半にボランチとして出場したことは分かった。

そんな丸腰のまま眺めていたのでなんの役にも立たない背番号表記だけのレポですが、よかったらおつきあいくださいませ。(言い訳長いな。)



着いたらちょうど選手がピッチでアップしている最中。鶴野くんもスタメンで出そうです。嬉しい。


テレビカメラもいました。フジテレビみたいです。
大きな望遠レンズのついたスチールカメラのカメラマンも3人くらいいましたよ。さすが代表、なのかな。


2006/12/22 10:30 埼玉スタジアム第2グラウンド
U-16日本代表 6-5(4-4、2-1) 立正大学 50分×2
U-16日本代表の3点目鶴野


試合開始前の挨拶




【前半メンバー U-16日本代表】

   22    23
12          17
    18  16鶴野
 8   2   7  9
      20

【前半メンバー 立正大】
    10  14
 63         62
   17    7
53   54  59   40
      12

専門的なことは分からないでの全体の印象なんですが、両チームとも選手もボールもよく動いて、見ていて楽しいゲームでした。
両チームそろそろと様子見の感じの立ち上がりでしたが、少し経つとU-16が後ろから人がどんどん出てくる感じの波状攻撃を見せるようになってきました。そしてまずはU-16が先制。1-0。
しかし私はそのシーンを見ていなかったのです(爆)。よく動き回って攻めてるなあと横目で見つつ、鶴野くん以外の選手の顔も覚えようと後ろ目の選手からひとりずつチェックしている最中だったので。
でもすぐにそれは無謀すぎる試みだと分かって止めちゃったんですけど(笑)。とりあえず、先制点は鶴野くんではないことは確かです。
チームがわあーーっと湧いたので、見るとゴールネットの中にボールが入っていました。それが前半10分くらいのこと。しかも前半始まるときに鶴野くんの円陣とか鶴野くんの位置取りとかに気がとられていてストップウオッチを押すのを忘れていたので、時間もすごいあいまいですw

でも、すぐその後、1分の経たないうちに、立正大が同点に追いつきます。1-1。ゴール前の攻防でごちゃごちゃやっているときに少し遠目から打たれたシュートが決まりました。

その後しばらくは一進一退の状態。鶴野くんが相手選手に突っかけられながらも右サイドライン際を粘り強く突破して、深くえぐったところからクロスを入れようとしたもののゴールラインを割ってしまったシーンもありました。最初はあまり目立っていなかったけれど、慣れてきたらちょっといい感じ。
監督やチームメイトからは「つる!」と呼ばれているようで、GKやDFのコーチングで声がかけられていました。でも鶴野くんはほとんど声を出さないのね。手振りとかで指示をしたりはしてるんだけど。やっぱりうちのカラーなのかしら。監督はゲームを通して「声でプレーしろ!声で!」とみんなに言っていましたので、たぶん声出しも今後求められるスキルになってくるでしょうから、うまく身につけて欲しいところです。
でも声出し以外は、ポジショニングよく相手ボールの守備をしたり、ボランチの位置から強くて速くDFの裏に抜ける鋭いスルーパスを出したり、ときどきは右サイドをドリブルであがったりと、ふだんチームで見ているときの鶴野くんの持ち味は出せているように思いました。
・・と思ったら、立正大の後ろからの長めのボールがぽっかり空いた中盤のスペースに出て、フリーで受け取ろうとしている選手のところへ鶴野くんが必死で駆け寄り、そのままドリブルで前に持ち込まれるのをなんとか食い止めたかったところだったのだけど、結局併走したまま右にパスを出されてしまい、右サイドからフリーでシュートを打たれて、失点になりました。1-2。
ありゃあ。鶴野くんが悪いというわけではないけれども、なんとかしたかったよなあと思っていたら、監督からももうちょっと強く寄せて行けというような指示が飛んだようでした。はっきりは聞こえなかったけれど。それが前半28分くらい?

でもまたその直後、30分くらいにU-16のゴール。これは鶴野くんが左サイドをえぐって中へマイナスのクロスを出し、それを中央からシュートしたのをいったんはGKがはじいたけれど、こぼれを押し込んだ、というものだったので、見ていて嬉しかったです。2-2。

それで元気が出たわけでもないでしょうが、その後しばらくの鶴野くんの動きは生き生きとしていましたよ。監督から「つる、いいワンタッチ!」と褒められて、私の口元も緩んでしまったくらいにして(笑)。


(鶴野くんの後ろ姿。写真と本文の記載には関係がありません。)

前半33分くらいには、鶴ちゃんのゴール。立正大のDFが左サイド(←立正大の)になにげなく出したパスを、U-16のFW22が右サイド(←U-16の)高い位置でスライディングでカットして奪い、そのままドリブルで駆け上がっていったところへ、鶴ちゃんがオーバーラップしてあがっていって、ボールをもらって右側のあまり角度のないところから冷静にシュート。きちんときれいに決まりました。これで3-2。

さらに35分ころには、中央からパスを回して相手を崩して中央突破。きれいなゴールが決まりました。4-2。このときには監督が「よね、今のはお前が動いたからだよ」と褒める声をかけていました。よねというのは米本くんかしらね。ということは今日は鶴ちゃんと米本くんのダブルボランチだったのかしらね?

前半38分ころ、理由は分からないけれどU-16が選手交代。17番くんに代わって3番くんが入りました。
3番は最終ラインに入り、9番が一列前に出て、

12 18 16鶴 9
8  2  7  3

な感じ。
その後少し疲れてきたのか、U-16の動きが少しずつ精彩を欠いている感じになってきて、前半42分ころ失点。4-3。すいません、見ていませんでした。
ちょうど雨が降り出してきたんですよ。
ベンチ席にはひさしがあって濡れなかったのでラッキー。ひさしにあたる音で雨が降り出したのに気づいたほどでした。
前半終了間際にさらに1点入れられて、結局4-4で前半終了。
たくさんゴールが決まったからだけじゃなく、両チームの攻防が楽しくて、よい試合だったと思いました。


(試合中のシーン。奥にあるクラブハウスの2階からもたくさんの関係者が見ていました。)


観客の見るエリアはなだらかな土手になっているので、ピッチからボールが飛んできても自然に転がって柵の隙間を通ってピッチ脇あたりで止まる感じになっています。
観客がいない無人の状態でもボール拾いの手間がなくて便利だなと思いました。


後半は両チームともメンバー入れ替え。

【後半メンバー U-16日本代表】
    24  25(←とみ と呼ばれていた)
 11         10(←変態で目立っていた。気になる子。)
    15   3
5   13   6   4(←たけし と呼ばれていた)
      30

【後半メンバー 立正大】
    48  32
56           42
   19    8
20   16  28    23
      41

後半は鶴野くんいないし、お気楽にまったりと観戦モードです。
U-16は前半のチームと比べてちょっとまとまりに欠ける感じで、その分個人技が光っていました。大学生相手でフィジカルでつぶされて前線でキープするのは難しいのですが、ボール扱いが巧くて感心します。(大学生は、こんな子供に・・と悔しいだろうなと思ってしまった。)
フィジカルの差と言っても、がっしりさは違うものの背の高さはそんなに「大人と子供」じゃないんですけどね。

後半のゴールは、17分ころ、変態10番くんが右サイドをひょいひょいとあがっていって中央へグラウンダーのクロス。それをゴール前にいた24番が後ろ向きのまま足の裏で転がすような、ヒールタッチのような感じでひょろっと触ったら、ころころ転がってゴールの中に入っていったようなゴールでした。1-0。

34分ころ立正大のゴール。1-1。中央でパスをつないで攻めたゴールでした。

U-16は、中盤で相手ボールをチェックして奪い、ワンツーでパスをつないで崩す、というトライを何度も繰り返している感じでした。コンサ(でやろうとしていること)と似た風味。最終ラインの低い位置でも忠実に繋いで攻撃に結びつけようとがんばるので、監督から「そんないつでも繋げるわけじゃないんだから、大きく蹴るときは大きく蹴れ」と声が飛ぶほどでした(笑)。10番くんはボールキープや相手をかわすのが変態なだけじゃなく、ワンタッチで気の利いたパスを出すところも目を惹きました。

43分にU-16の多分24番くんがペナルティエリア内で倒され、立正大にはイエローカードが出されてPKの判定。それを24番くんが自分で決めて2-1。
その後は両チーム得点がなく試合終了になりました。


試合後は、ベンチで見ていた前半のメンバー(ベンチコート着用)もそろって並んで相手ベンチに挨拶。


帰りの浦和美園駅は全部のエスカレーターが止まっていました。午前10時から午後4時までは節電のために停止なのだそうです(エレベーターは動いている)。



【おまけ・ビョーキの濃い方向けのお知らせ】
忙しいのに申し訳ないと思いつつも、HFCにU-18の遠征について聞いてみました。
12/25(月)から茨城県神栖市(波崎)で行われる『全国ユース招待サッカー大会』というフェスティバルに参加するようです。
参加チームは6チーム×9グループもあるそうで。
コンサU-18と同グループは
横浜市立東高校、川口北高校、國學院久我山高校、矢板中央高校、志摩友が丘高校とのことです。

予選ラウンドは
12/25(月) 15:00~
12/26(火) 9:40~、13:40~
12/27(水) 8:20~、11:00~ で総当たりで行われ
その成績によってその後の日程が決まるみたいです。
12/28(木)決勝リーグ2試合予定
12/29(金)決勝トーナメント予定

予選ラウンドの場所はいずれも波崎サッカータウンのグランド14
調べてみたらこういう案内サイトがありました。
グランド14はエリア4にあるようです。



post by あきっく

21:47

ユース コメント(4)

この記事に対するコメント一覧

KAZU

Re:続・鶴ちゃん in blue

2006-12-22 23:17

レポートありがとうございます。『全国ユース招待サッカー大会』を楽しみにしています。よろしくお願いします。

あきっく

Re:続・鶴ちゃん in blue

2006-12-23 00:12

>KAZUさん いつもコメントありがとうございます。嬉しいです。 U-18の遠征は私もとても楽しみです。 朝早いので間に合うように着けるかどうか、問題ですけどw つたないレポ、待っててください(笑)。

淡路島のコンサファン

Re:続・鶴ちゃん in blue

2006-12-26 17:56

 あきっくさん、ユースのこととユースに行くための 仕事の整理で多忙のようですね。  たしか、たしか、ユアスタで声をかけさせていただ いたつもりですが、まだ甲府戦のことが、、、

あきっく

Re:続・鶴ちゃん in blue

2006-12-27 01:55

>淡路島のコンサファンさん そうなんですよ。 アップ済みのユースレポのエントリナンバーがひとつ飛んでいるのにお気づきですか? 甲府戦の話はまだ書きかけのままです。(^_^;) 幸せを堪能して、反芻して、けど疲れがとれず、つい寝込んでしまい、仕事には追われ、の日々でした。 明日の夜には・・と思っています。 だってもう準決勝もすぐそこ!

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