2006 クラセンU-15 1日目

2006年08月12日

2006/8/12 10:30 Jヴィレッジ・ピッチ2
コンサU-15 0-8(0-2、0-6)京都サンガU-15 (35分×2)
試合の公式記録(PDF)は →こちら

J村へ向かう道すがら、少し空気は生暖かいけれど照りつける太陽がない分、涼しくてよかったなと思っていました。
ところが試合が始まる直前になってかなり強い大粒の雨が降り出し、試合終了まで断続的に強い雨が降るなかでの試合になりました。

そういえば相手の京都U-15には、あの方がコーチになっていたはず・・・。
京都テントの中を探すと・・・、いました。



前半開始時のコンサのスタメンは

      9大地
8飯塚  10古田  13西田
    5十川  6平井
19岡本 17中山 4羽石 3澁谷
      1安田



前半は、奇妙な光景でした。
試合のほとんどが京都陣内で進みました。
まるでハーフコートゲーム?と思うほど、センターラインから向こう側ばかりに選手が詰まっています。こっち側の半分にいるのはコンサのGKだけ、みたいな感じ。おおげさに聞こえるでしょうけど。
そしてボールはどうなっているかと言えば、京都の最終ラインからせいぜいボランチあたりまでの間でパスを回している時間がとても多いのです。
コンサの前線の大地(おおち)くんが京都DF陣にプレスをかけにいき、ボールを追うのですが、京都は詰められそうになると横パスでボールを回して、結局はコンサの選手たちが振り回され走らされているような格好になってしまいます。
たまにボールを奪って、パスを回し、ゴール前に運ぼうとしても、ピッチ内の人口密度が高いので、シュートを打つ前にどこかにひっかかって(パスミスやらカットされるやら)なんともシュートまでいけません。
今思うと、この時点でやっぱり変だったのだと思います。コンサが攻めているようでいて、振り返って考えてみるとコンサの意図するボール回しがあんまりできていなかったですものね。コンサのボールが途中でカットされるシーンのうち、コンサの選手がパスを受けるときにその場で立って待っていて、京都の選手がその前に入ってきてカットすることが目についたのが気になりました。(トップでよく見るシーン? 汗)
ボールへの出足が京都の方が早いということですから。
それによく考えると、京都のゴールに近いところでプレイが続いているわけですから、そこでボールを持ったらコンサが一気に有利になるはずですよね。そのあたりをみんなで打開する工夫が足りず、漫然と相手が回すボールを追いかけていた、ということになるのかしら。

なんとももどかしいなあと思って見ていると、前半13分、京都の最終ラインあたりからコンサゴールの左側にぽーんと長いボールが出て、走り込んだ京都FWがそれに追いつき、あっという間にGK安田くんと1対1になり、決められてしまいました。0-1です。
あらまあ、と思いましたけど、まあこれから。すぐ取り返せるだろう。とそのときは思いました。
その後もハーフコートゲームは相変わらず続きます。京都が後ろでボールを回しているのも相変わらずです。うちの選手たち、走らされてあとでバテなきゃいいけど・・・と心配になりかけたあたりで最初の選手交代がありました。
前半28分ころ、澁谷くんと西田くんに代えて、7島田くん、14三上くんがイン。
大地くんと三上くんの2トップ、古田くんがトップ下、十川くんと島田くんのダブルボランチ、飯塚くんが右サイドに回って岡本くんの位置が少し高めになって、中山、羽石、平井の3バック?いや、やっぱり岡本くんが左SBの4バックかな?と迷うような布陣になります。
全体的に少し前目に重心を置いた感じに変えたということでしょうか。

ところがその直後の29分、また失点してしまいます。経過はよく覚えていないけど、真ん中を破られての失点でした。京都の得点はここまで、パスを回して崩してというのではなく、前目の選手が抜け出してゴールというカウンターによるものでした。その後もDFの裏をとられそうになりGKが慌てて飛び出したところにその頭上を越えるループシュートを打たれたけど、枠を逸れたため命拾いというシーンもありました。

スコアは0-2なんだけど、なんだかそんな気がしない不思議な気分のまま前半が終了しました。


後半開始時にはメンバー交代はなく、前半終了時と同じ布陣で後半が始まります。
前半はずっと向こう側(京都ゴール側)でやっていたのだから、後半はずっとこっちでやってくれるだろうと期待したのですが、後半始まってみるとなんだかまたあっち側ばかりに選手がいる。
おおーい、こっちに攻めるんだよー!と思ってみたものの、後半はわりと普通に押されているという展開みたい。まずい。
とはいえ、後半始まってすぐにはビッグチャンスもありました。
前半2分ころ、パスを回して京都陣内に攻め込み、中盤の選手(たぶん十川くん?)がしっかり枠に行くループ気味のロングシュート。これを京都GKが手で弾いて、コンサがCKを得ました。古田くんがCKを蹴って、それにはうまくシュートを合わせられなかったけれど、こぼれたボールを拾って飯塚くんがシュート! いいシュートだったけれどGKに止められたかなんかで、ゴールにはなりませんでした。
振り返ってみると、このあたりが時間帯が最大のチャンスだったかな。

後半13分、失点してしまいます。ちょうど雨足が強くなったところでメモもとれなかったので詳細不明ですが。

後半17分、古田くんがボールをキープしつつドリブルで攻め込み、出したスルーパスに三上くんが走り込んで合わせようとしたけど、京都GKの手が一瞬早かったという惜しいシーンがありました。

後半21分、羽石くんに代えて18松野くんイン。DFを1枚削ってなんとか点を取りにいこうということでしょう。松野、三上、大地の3トップのような感じです。

ところがここから立て続けに失点してしまいます。
後半22分 失点(0-4)
後半25分 失点(0-5)
 パス回しでDF陣を崩し、GKが倒れ込んだ逆をつくきれいなゴールでした。
後半29分(0-6)と30分(0-7)の失点は、左右逆だけど鏡で映したような同じ形での失点。
29分は右から、30分は左から、いずれも深くえぐったところからスピードのあるクロスがあげられ、それをゴール前でピンポイントで合わせてゴールというものでした。29分の方は頭だったけど、30分のは足かもしれません。これでみるみるうちに0-7
「うちの選手たち、集中切れちゃったかしら?」と心配になります。
後半30分ころ、飯塚くんに代えて小松くんイン。
雨は相変わらず強いです。
後半33分、またもや左をえぐっての高速クロスにあわされて、コンサゴールのネットが揺れました。0-8

なんとか1点を返して、気分を盛り上げて明日の試合につなげられればと思ったのですが、その後も京都がボールをキープし続けコンサはほとんどボールを奪うこともできないままタイムアップ。
試合前には(というか前半始まってしばらくまでは)想像もつかなかったスコアでの試合終了となりました。
サポはぽかーんという気持ちでしたけど、選手たちはどうでしょうね。
こんな展開になっちゃった原因は把握できているかしら。
気分を切り替えて明日の試合に臨んで欲しいと思います。
勝ち点を稼げれば、得失点差なんて気にしなくてよくなるからさ!(←から元気)


前半はコンサの方がちゃんとサッカーをしていると思ったのですが、後半は見ていて京都の強さが目立ちました。セカンドボールを拾うとき、1対1で奪い合いになるとき、スローインを拾おうとするとき。ことごとく京都の選手が勝ってしまうのです。全体的に体格差(コンサの方が背が低い)はありましたけれど、今まで私が見てきたユースくんたちは、身体は小さいけれどテクニックとねばり強さでボールを支配し、パスを回すというイメージでしたので、今日の姿はちょっと意外なことでした。
中学生のチームはそのときによってチーム状態が大きく変わることはよくあること。今日の姿は単に一時的なものなのか、明日どういう姿を見せてくれるか楽しみにしたいと思います。
気持ちを切り替えてゆっくり休んでね。

出場しなかった控え選手:GK21松原、FP 2森、11小島、15菅原、20福島

20060812-01.JPG
20060812-02.JPG
試合終了後、挨拶をする選手たち。無理もないけどちょっとがっくりしているね。


さて、15:00からは北海道代表のもうひとつ、スプレッドイーグルFC函館がジェフ辰巳台と対戦します。

20060812-03.JPG
得点表示のボードでは「函館」と表記されています。

20060812-04.JPG
スプレッドイーグルのスタメン選手たち

20060812-05.JPG
ジェフ辰巳台の円陣は手をつないで身体を低くかがめて大きな声で気合いを入れてます。

試合結果は1-6(前半0-3、後半1-3)でしたけれど、スプレッドイーグルはとてもよいチームでしたよ。
 試合結果の公式記録は →こちら
高い位置でボールを奪おうとチームが連動していて、アグレッシブにプレイしていました。
全体的にジェフの方が背が高く体つきもがっしりしていましたけど、スプレッドイーグルの選手たちは小さい体でもうまくボールをキープしつつすり抜けて、1対1の攻防でもがんばっていました。

前半開始時
  11  19
7        6
  10  16
3  5  12  2
    1

後半開始から3、7がアウト、4、17がイン。
最終ラインが
5 12 4 2
になって、11と17の2トップ、19がトップ下という感じ。
後半19分ころ、5点目の失点をした直後に13アウト、16インとなって、
  17  6
11   19  2
  10  12
 13  5  4
    1

後半22分ころ、11番くんのヘディングゴールでスプレッドイーグルが一矢報いました。
終了間際に6番に代わって9番が入り、11、17、9の3トップみたいになりました。その前から11はトップの位置だったかもしれません。

全体的に、ジェフの選手の方が少しずつ上手で強かったので、その結果が点差になってしまったような感じでしたが、スプレッドイーグルも決してやられっぱなしじゃありませんでしたし、ボールを奪って展開して攻撃につなげるよい形も作れていましたし、チームとしてやりたいことが伝わってくるプレイぶりでしたので、今後とても楽しみなチームだと思いました。
明日の相手はガンバ大阪という強豪ですが、臆せずに自分の力を発揮して立ち向かっていって欲しいと思います。

(おまけ)
20060812-06.JPG
スプレッドイーグルが試合前やハーフタイムのアップのときに使っているボールは、なんだか懐かしいサッカーボール柄のボールでした。
対するジェフ辰巳台は
20060812-07.JPG
これは去年のJリーグ公式球ですよね。トップのお下がりなのかな?



post by あきっく

23:45

ユース コメント(3)

この記事に対するコメント一覧

U-15

Re:2006 クラセンU-15 1日目

2006-08-12 14:21

こんにちは&お疲れ様です。 あぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~って感じですね。 やられてますね。 明日も明後日も試合があるので気持ち切り替えて頑張ってくれるといいですが…… あきっくさんありがとうございます。

奈々子

Re:2006 クラセンU-15 1日目

2006-08-12 17:01

いやぁ~~~ん。あたしの龍生ぃ~~っ。(はぁと) 気になさらないで下さい。(汗) これ・・・私の中の決まりごとなので。(爆)

あきっく

Re:2006 クラセンU-15 1日目

2006-08-13 00:00

>U-15さん 今日は残念な結果になってしまいましたけど、ぐっすり眠って気持ちを切り替えて欲しいですね。 ま、こういうこともあるさ。それもまたいい糧になる! ・・・とサポは思うんですけどね。選手やご家族の方はキツイでしょうね。 >奈々子さん んふ。 では明日は岡本くんに注目してみよう。

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