2010年09月23日
高円宮杯 第21回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
2010/09/20(月祝)11:00 @大和市営大和スポーツセンター競技場 決勝トーナメント ラウンド16 コンサドーレ札幌U-18 4-2(1-0、3-2) 浦和レッズユース (45分×2) 得点者:三上陽輔(34分)、礒部裕基(浦・49分)、礒部裕基(浦・64分)、菅原康介(85分)、三上陽輔(PK・88分)、榊翔太(90+2分) コンサの警告等:永井晃輔(黄)、深井一希(黄) 試合公式記録は →こちら(PDF) ひぐまさん撮影のゴールシーン動画と試合後のお楽しみ動画は→こちら 大会公式サイトは→こちら コンサの大会日程まとめは→こちらのエントリ コンサの選手紹介は→こちらのエントリ 今回の会場となる「大和スポーツセンター競技場」は初めて行く場所でした。中央林間駅で小田急線に乗り換えて3つめくらいの駅で、駅から近い場所。思ったよりもずっと行きやすい競技場でした。 いいねー。またここでやって欲しいわ。 メインにこじんまりとした見やすそうなスタンドがあります。 レッズのフラッグがすでにたくさん飾られています。
スタンドから見ると競技場全体はこんな感じ。 正面のフラッグのポールの向こうに電車が走っているのが見えますか? 小田急の線路沿いにあるのです。 メインスタンドからグラウンド脇を走る電車が見えるスタジアムは他にもありましたが(草薙とかだったかな)、電車がひっきりなしに行き来するあたりが「都会感(?)」を感じさせますw 選手たちがアップを始めていました。 前の試合で退場になってしまい今日は出れない奈良くんが、神妙に(?)用具係をしています。 アップの時間が終わり、選手たちが引き上げてきました。 うっかりするとどちらのチームの選手か、紛れてしまいそうです。 そういえば今日のこの会場は、第一試合がコンサとレッズ、第二試合が神戸ユースと三菱養和で、4チームとも赤なチームだったのでした。 選手入場 レッズの選手たちは黒いパンツを履いています。 夏にクラセンで対戦したときはパンツも白だったのですけど。 そこまでしなくても通常の2ndユニで大丈夫だよ、ということになったのでしょうか。 正面に置いてある時計は、60分まで計れるみたいで、しかも秒針がついているものでした。珍しい。見やすくてよいですね。 整列して挨拶をした後 スタメンの写真を撮っています。 当然次はうちだと思って待っていたのですが。 ふつうだと片方のチームを撮り終わったカメラマンがぞろぞろと移動してきてもう一方のチームの写真を撮る・・・のですけど、このときはなぜかレッズの写真だけで終わりみたいです。 あれ??撮らないの??という感じでバラける選手たち。 協会のカメラマンじゃなくて、レッズの広報の人だったのでしょうか?? 選手たちの正面キリリな写真をおこぼれで撮れるぞと張り切ってカメラを構えていた私も他のたくさんのコンササポたちもずっこけ。 でも誰かが「あ、そうか。うちは次もまた機会があるからいいんだ。レッズはこれが最後だから今日撮っておかないとなー。」と悔し紛れに(?)言ったので「そうだそうだ」と思うことにしました。 というわけで、コイントスです。 控え選手たちが水ボトルをピッチ脇に準備しています。 前半開始時の円陣 浦和の円陣 コンサのキックオフで前半スタートです。 <前半のメンバー> 9三上陽輔 17鈴木貴大 11近藤勝成 7菅原康介 10荒野拓馬 26深井一希 24堀米悠斗 20永井晃輔 2小山内貴哉 14前貴之 1松原修平 (控え) 30GK阿波加俊太、3中山和弥、4工藤直人、6葛西大、18榊翔太、22山下泰明、25神田夢実 (交代) HT 鈴木貴大 → 榊翔太 後半24分 近藤勝成 → 神田夢実 実はちょっと悪い予感はしていたのです。 だって一昨日のヴェルディ戦はなぜか動きの悪いヴェルディを相手に、中盤でのプレスもほとんど受けずにやりたい放題にやって、いろんなパターンから得点して大勝するという試合ができていたから。 そういう試合の後は往々にしてうまくいかないことがあるんですよね。 特にプレスの早さの違う相手には。 ・・・というわけで、悪い予感は当たってしまいました。 立ち上がりから浦和はアグレッシブにどんどん早いプレスをかけてきて、その勢いにうちの選手たちはおたおたしています。中盤でのボールがことごとく浦和に拾われる感じです。 前半2分に早くもペナルティエリアのすぐ手前から浦和のFKがありました。直接ゴールを狙ったボールが枠に飛んで、それを修平が左手一本で弾きました! 修平ありがとう! そこからもう、見るも悲惨な状況で・・・。 前半9分あたり、ボールに触れない、回されてる、セカンドも拾えない、選手間の距離感が悪い、と悲痛なメモが残っています。 前半10分にようやくコンサのシュート。陽輔がゴール左手前から放ったシュートを浦和GKが手で逸らし、コンサの左CKになりました。 前半11分、そのCKは貴之が蹴ります。 前半12分、ゴメスが左サイドを突破しようとして倒され、ペナルティエリアとセンターサークルの中間くらいの距離で、左タッチラインに近いあたりからのFKになりました。でもチャンスにはつなげられず。 前半14分、ピンチ。修平のパンチでしのぐ。 前半17分、なんとか個人で体を張って守ってる。修平は調子いい。 メモもこんな感じです。 浦和の選手たちは選手間のバランスもよく、パスコースやボールを拾えるところに選手がもれなくきちんといて、しかもボールを受けてのくさびがきちんと決まります。ぴしっと気持ちよくボールを回し、捌いて、コンサの選手たちにボールに触る隙を与えません。 これに対してコンサはいったいどうしたんだろう・・?とおろおろ心配になるほどで、とくに中盤での選手たちの連携がうまくいってない感じです。拓馬と一希が妙に重なってみたり離れすぎてみたり。こんなに一方的にやられまくるような状態は近年見たことないと思うほどです。 コンサはたまにボールを持ってもどうすることもできなくて、後ろからロングボールを蹴るだけ、な感じです。 (試合中の光景。本文とは関係ありません。) 前半20分、前線へのロングフィードにターボが駆け込み、浦和GKが地面に抱え込んだボールを足でぐいっと奪ってシュートを狙いますが、ターボのファウルをとられました。ま、そうだよね。 でもその意欲はいいよーと思いました。 前半21分、浦和の右サイドを小気味よくオーバーラップした選手がゴール前にクロスを入れ、大ピンチな予感!! 運良く(?)ボールは誰もさわれずにゴール前をすり抜けていって命拾いをしましたが、生きた心地がしません。 前半24分の浦和が左サイドをえぐってのクロスには、貴之が体を張ってクリアし、なんとかCKに逃れます。 こんなに一方的にタコ殴りに殴られて、いったいどうなることかと思った前半でしたが、前半30分を過ぎるころにようやく少しパスがつながり出したかなと思いました。拓馬が前を向いてボールに触れるようになってきました。 ところがね、ほんとにサッカーってわからないものです。 前半33分、コンサのパスが2、3回すいっとつながって、拓馬がゴール前へ顔を出して、わ、シュートチャンス!と思ったところから、ゴール左手前に抜けていた陽輔へボールが出て、それを陽輔がボレーシュート!決まりました! ほとんど初めてと思えたコンサのチャンスがゴールに結びついて、なんとコンサの先制です(1-0)。 陽輔頼りになるわあ~。 陽輔のゴールが決まりました。 大喜び そりゃ嬉しいですよね。 前半37分、浦和の1点もののシュートを修平が足をあてて止める神セーブ。 前半38分、ナガコウにイエローカード。積極的にあがっていって相手選手を止めたいいプレーだと思ったんだけどな。ダメですか。 前半40分、少しずつ動けるようになってきているかな、このまま調子をあげていって後半に期待かなと思える感じになってきました。 前半42分、私たちの近いサイドでゴメスが変態でするりと前を向いて相手選手を抜いて突破していく様子がよく見えてうひゃうひゃ。ターボに出したパスは相手プレッシャーにこらえきれずに奪いとられてしまいましたが、素敵シーンが見られるようになってきただけでも好転と思えます。 コンサはやりたいことをほとんどできず、浦和にほぼ一方的にやられ続けられながら、みんなの体を張った守備と、修平の活躍と、浦和の不運のおかげで無失点で抑え、なぜかスコアは1-0でリードしているという不思議な状態で、ほとんどロスタイムもなく前半が終了しました。 後半開始から翔太が入るようです。 ターボに代わって翔太が入りました。 後半開始時の円陣 後半キックオフ <後半のメンバー> 9三上陽輔 18榊 翔太 11近藤勝成 7菅原康介 10荒野拓馬 26深井一希 24堀米悠斗 20永井晃輔 2小山内貴哉 14前貴之 1松原修平 ハーフタイムで仕切り直しがあっただろうし、選手交代もあったので、後半はいい感じで始まってくれないかなとちょっぴり期待したのですが、なかなかそう簡単なものではありませんでした。 後半もやはり同じように浦和の攻勢で進みそうです。 後半3分、浦和の10番礒部くんがスピードあるドリブルでコンサ守備陣を切り裂き、ゴール前のエリアにするりと抜け出てゴール右斜め前から修平と1対1の形になりました。 それまで1点モノのシュートを止めたりしていた修平も、さすがに全部ミラクルセーブというわけにはいかず、決められてしまいました。(1-1) 失点です。あーあ。 メインスタンド前に設置してあった得点板 がっかりしましたけれど、でもこれまでの流れからすると仕方ないというかそりゃそうだよなという気もします。 でもまだ振り出しに戻っただけですから、ここからなんとかがんばっていこう。 後半5分、一希にイエローカードが出されました。でもこれは一希がチャンスになりそうな場面でなんとかチャンスに食らいつこうとがんばった結果だから、足が高くあがってしまったけれど、まあいいよと思いました(←ひいき目過ぎ?)。 逆に後半8分、ナリが足もとを引っかけられて倒され、浦和の選手にイエローカードが出されます。 ちょっと主審の笛が神経質な感じで、カードが多くなってきたんじゃないかなと感じます。そんなにプレーが荒れているようにも見えなかったんですけどね。 後半11分、ゴメスのパスを受けて相手DFラインの裏へ抜け出たナリがゴール左斜め手前からシュートチャンスです。ナリ、打て!!と思うタイミングで、ナリは右足を振り抜き、ボールはゴール右の方へ飛びました。たぶん、そのままいったらポストの右へ切れていきそうな軌道に思えました。でも浦和GKが横っ飛びでジャンプして両手でパンチし、ボールはゴールの右手前へ落ちます。そちらから蹴り込めれば絶対に決まるようなチャンスになりました。翔太が飛び込んできて、でも足がほんの一瞬届かなかった。あああああーーー、惜しい!! 後半13分ころ、なんだか浦和にミスやファウルが増えてきたんだじゃないかなと感じます。少しずつコンサの方へ流れが向いてきたかもしれません。まだ五分五分に押し戻すまでには行っていないけれども。 後半15分、浦和10番礒部くんがまたしてもドリブルでコンサゴールへ向かって独走します。わーー、速い。危ない! そこへ貴哉くんが懸命に走って戻ってきて、礒部くんの進路をカットしようと斜めから横切るような形で交錯しました。 貴哉くんも礒部くんもうずくまって痛み、審判はピーッとファウルの笛を吹いて2人に近寄っていったので、私は「あ、やばい。もしかしてカード出る?(得点機会阻止で赤じゃないよね?)」とドキドキ。 ところが主審がイエローカードを取り出して掲げたのは、貴哉くんにじゃなくて礒部くんにでした。あら、そうなの?それならよかった。 ・・とこちらは思いましたけど、近い側のスタンドで見ていた浦和側観客からは「えーーーーーっ?」と不満の声があがります。 浦和サポはユースの試合にも大勢押しかけダンマクやフラッグもたくさん飾って応援するのですが、トップの試合とは違って声だし応援はしない主義みたいなのです。だからこの試合も、スタンドにたくさん浦和サポはいましたけれど、浦和のチャンスシーンに拍手や歓声があがる程度で、特に前半はおとなしくゆったりと見ていたようでした。 でも後半になってからだんだん浦和のファウルとされる場面も増えてくると、スタンドのボルテージも少々ヒートアップ。ちょっとしたことで抗議っぽい不満っぽい声が渦巻いて、殺伐めいた雰囲気が加わってきました。まあ審判の判定にいらつく気持ちはわかるんですけどね。 でもコンサもあれ?ってところで止められたり、チャンスの芽を摘まれたりもしているし、特に浦和に厳しいわけじゃなくて単にヘタ○○なだけだろうと思うのです。審判もどこかで経験を積まないと、いきなり手練手管のベテランにはなれませんからね。 そこへきて後半18分、浦和の後ろの方からポンポンと出たボールが修平とコンサDFの間のスペースへ出て、修平はこれをクリアしようと飛び出しますがペナルティエリアの外になってしまって、ヘディングでのクリアになりました。ところがそのクリアが短くて、迫ってきた浦和の選手に拾われてしまいます。わ。まずっ!! 修平はなんとかボールを奪い返そうとし、ゴール前へ送られたボールはコンサの選手がクリアしようと駆け寄りましたが、その前に浦和の礒部くんが低い姿勢からヘディングで押し込んで、ゴールが決まってしまいました。(1-2) 実は私、ここまでの流れからしてこの状況でリードされてしまうと、この先ひっくり返すのは難しいかなと正直に言うと思ってしまいました。 でも選手たちはそんなへたれじゃなかったんですね。 後半22分、夢実が入る準備をしています。 後半24分、ナリに代わって夢実が入りました。 四方さんが康介に指示をして康介が左サイドに移り、夢実は右サイドです。 9三上陽輔 18榊 翔太 7菅原康介 25神田夢実 10荒野拓馬 26深井一希 24堀米悠斗 20永井晃輔 2小山内貴哉 14前貴之 1松原修平 後半27分、夢実が入って少しリズムがよくなったのか、それとも全体にそういう時間だったのかは定かではありませんが、このころから少しずつよくなってきたなあという感じはしてきました。まだ全体に浦和の圧力に押されてはいますけれど、「やりたいことの片鱗」が実現できている場面が増えてきた気がします。 でも、ここまでみんなで必死で食らいついてきていた疲れも出てきたのか、康介がらしくもないトラップミス(大きくなる)でチャンスをフイにしたり、お互いに穴も出てきた感じもありました。 後半29分、そんな浦和の穴を突いて、康介が左からペナルティエリア内まで侵入していきました。康介の進路を塞ごうと浦和の選手がわらわらと寄ってきますが、なんとかかわして康介シュートだ!と手に汗を握って見つめていたら、康介はひょろっとエリア内で倒れてしまいました。 やー、それは無理だわ(笑)。ダメだって、そんなことしても。 果たして主審はそのまま無視してファウルはとってくれません。 でしょー。やっぱり自分でがんばるしかないんだって。 後半30分、何かのセットプレーかゴールキックかでプレーが少し止まったタイミングでだったかな。ナガコウのそばに立っていた浦和の14番くんがフイに痛んで倒れました。私の見ていた限りではナガコウは特に何もしていないと思うの。14番くんが何かの拍子で転んだだけだと思うの。それでも雰囲気が荒れ気味だった浦和側スタンドは「おおーい!!」「おいおい、審判!!」となんだかえらい怒っています。 「何もしてないって!」と私は内心憤慨しつつその声を聞いていたのですが、もしあれでナガコウにカードが出たりファウルを取られたとしたら、こちら側もかなりヒートアップしたと思うわ。 や、何もなく終わったのですけどね。 後半34分、浦和のチャンス。貴哉くんがひとりで対応する形になって、押さえきれずシュートを打たれてしまいました。これを修平が手の先でさわって左CKへ逃れます。ほんとがんばってます、修平。 後半37分あたり、夢実や拓馬や一希が絡んでワクワクするシーン。ゴメスの変態技から康介の変態技を経由して最後は翔太のシュート、とかいうシーンも生まれます。 後半38分、貴之が攻め込んで、がんばって左CKをとったんだと思います。確か。 そして後半38分、その左CKを貴之が蹴ると、ゴール前でクリアされたボールを一希がオーバーヘッドでシュートを狙ったりしたこぼれだまがゴールから少し離れた位置にいた康介のところへ飛んできました。 康介はそれをすかさずシュート!ボールは一直線にネットに突き刺さりました。うわーーー!やったーー!追いついたっ!(2-2) 大事な場面でゴールを決めてくれる康介。なんて素敵なんでしょう。 もしかして今のシュートは右足じゃなかった??と思うのですが。レフティでも康介の右足は「おもちゃ」というわけじゃないんだなと改めて感心したり。 起死回生の同点ゴールを決めて吠える康介 大興奮なゴールです。 みんなそりゃもう大喜びで 拓馬が背中から飛びついています ぎゅーぎゅー 存分に喜んで輪がほどけると、残り時間はもうわずかです。 もし90分で決着がつかなければ、前後半10分ずつの延長戦に入ることになります。それもありかなと覚悟しました。勝ち越されたまま追いつけないことに比べると、延長戦に入れることさえよかったという気持ちになります。 後半39分、コンサのFKから翔太が頭で合わせたシュートがクロスバーを叩いてはね返りました。くーーーーーっっ!!なんて惜しいっ! 後半40分、今度は浦和の決定的なシュート。これはバーの上すれすれを越えていきます。悔しがる浦和側スタンドと、安堵の声を漏らすコンサ側スタンド。スタンドも盛り上がりも最高潮に達してきました。 後半41分、修平からのゴールキックだったでしょうか、後ろからきたロングボールのバウンドにうまく合わせて翔太が相手DFの裏に完全に抜け出ました。翔太はフリーで、翔太とゴールまでの間にいるのは浦和GKとボールだけです。GKは先にボールを掴もうと前に出てきました。翔太はGKより先にシュートしようと、足を伸ばして、GKが触るより先にボールを蹴り上げ、GKの頭上を越すループシュートを狙いました。私たちは固唾をのんでボールの行方を目で追い、ボールはクロスバーギリギリのところで残念ながらバーの下にはいかず、バーを越えてネットの上にぱさっと落ちました。 くわぁぁぁぁ~~!なんて惜しい!!残念!!! と残念がっていたら。 なんだか雰囲気が変です。 え?PKなの?コンサがPKをもらったの? 確かに翔太はGKと衝突してゴール前に倒れていますが、でもあれは翔太がシュートをした後に、前に出てきていたGKと勢い余ってぶつかったからのはず。翔太のシュートを邪魔したわけじゃないのにPKなの?となんだか不思議な感じでした。 シュートを打とうとしている翔太の視界に入るように向かって行ってはいけないと言われたら、GKは何もできなくなってしまうしね。 なんだか腑に落ちない気持ちを抱えつつも、ともあれコンサのPKです。ラッキーではあります。蹴るのは陽輔のようです。 後半43分、陽輔が蹴ったボールはきっちりとゴールに収まり ゴールが決まりました! 逆転!です。(3-2) 大喜びですが 時間を考えるとさっさと戻らないと遅延行為をとられるおそれがあります。早く戻れと監督やコーチが促します。 残り時間を考えると、ここでコンサのすることは決まっていますね。 誰もがゆっくりと時間を使うプレーをします。 特に顕著だったのは修平。 ペナルティエリアに転がってくるボールは、相手が追ってきてもギリギリまで拾い上げず。 相手が追ってこないボールなら、ゴールを逸れるコースで転がってきたものをいつでも拾い上げる準備はしつつも、いよいよのところでひらりと身をかわしてそのままゴールラインを割らせたり。 なんとかこのままリードを保ったまま試合終了の笛を聞きたいところです。 ロスタイムは4分と表示されました。 後半46分、少しでも時間を使おうとする修平は、ゴールキックも高々と上に蹴り上げて滞空時間を延ばす工夫をします。 すると、そのゴールキックをトラップしようとした浦和DFがミスをして、ボールが翔太の目の前にこぼれました。 ラッキー! 翔太はまんまとボールを拾い、GKしかいないゴールに向かってきっちりとシュートをゴール右下隅に流し込み、ゴールを決めました。(4-2) なんと、ロスタイムに追加点です。これは大きいです。 翔太ゴールが決まりました。 喜んで、そして、戻らなきゃ。 得点板はこうなりました。 あと少しだ、がんばれ。 後半48分、夢実のミドルシュートがバーを叩く惜しいシーンもありました。これが決まっていたらさらにお祭り騒ぎだったでしょうね。 それでもリードが2点になっているから、少し楽な気持ちで残り時間を過ごし そして試合終了の笛が鳴りました。 やったーー!! 喜びながら整列します 整列して、礼 双方のベンチへ挨拶へ向かいます。 浦和の選手たちがコンサベンチの方へやってきます。 そしてコンサの選手たちは浦和ベンチに挨拶をして 握手しています。 浦和の選手は泣いています。 スタンド前中央で挨拶をしてから みんなで大喜び 監督やスタッフが選手を迎えています。 喜びの輪 あら?修平は泣いてますよ。 自分のミスで失点して、どうなるかと思ったらみんなのおかげで勝てたと思っているのかな。 でも修平のあの活躍があってのことだから、と、思いながら修平を見つめます。 泣いている修平に大くんが何か言っています。 からかっているのかな。ねぎらっているのかな。 サポーターの前に並んで サポはおおおおおお~~~~って いえーーい!! サポーターの♪すっきーですー、さっぽろ~ に合わせて 肩を組んで跳ねて 勝利のラインダンス 修平が(みんなの期待に応えて?)前に進み出て 踊ってますよ(笑)。 韓流の美脚アイドルグループのダンスなんですってね。 次の試合でもまた新しい持ちネタを披露してくれるかしら。←プレッシャー? みんなの喜びの表情をお楽しみください。 スタンドのサポからの翔太コールに応えています。 康介コールに応えています。 正直コンサがもらったPKの判定はどうだったのかなという疑問があるので、あんまり後味のよい勝利とは言えませんでした。 PKだけじゃなくその後の追加点もあるから、どのみち勝ったことに間違いはないとも言えますけれど、あのPKがなければあの追加点もあったかどうか。 だからもしこれが逆の立場だったなら、ほんとに釈然としない思いを抱えただろうとも思います。 でも。 PKの判定自体は(コンサにとって)ラッキーとしか言いようがないものであっても、そこまで行ったのは選手たちのがんばりがあったからこそですよね。最後まで諦めず、何度もゴールに迫っていくプレーのがんばりと執念があったからこそ生まれたPKです。 だから選手たちはやっぱり誇っていいよ。 自分たちの力で勝利をもぎ取ったと誇ってよいと思います。 それにこういうことも含めてサッカーなわけで。 こういうこと、今までだってありましたよね。逆の立場でのことばかり強く印象に残っていますけれど。 審判の判定や不運に泣いて勝利を逃した試合だってあったのだから、たまにはこういうことだってあってもいいさ。 純貴たちの代の高円宮杯(U-18)ラウンド16で浦和ユースと対戦したときは、(私から見ると)理不尽と思える判定でコンサが泣き、浦和が勝利したのだから、あれを考えるとこれでトントンだわ。 そう考えてもやもやする気持ちを切り替え、勝利を喜ぶことにしたのでした。 エルゴラッソに載ったこの試合の記事で四方田監督が「まるで敗軍の将のようにこの激闘を総括した。」と書かれているように、試合を通じて決してうまくいっていなかったことは選手たちも痛感しているはず。課題を修正するよう取り組んでくれることでしょう。 次の対戦相手はFC東京U-18です。今年の関東プリンスでも無敗で優勝したというすごく強い相手です。去年のJユースで対戦したときは、ホームでは0-3、アウェイでは1-5で負けた相手です。特にアウェイの深川グラウンドでの試合は内容的にもメタメタにやられて「完敗」としかいいようがなくて、試合後に挨拶する修平が悔しさのあまり大泣きしていたほどでした。 だからきっと苦しい試合になることは間違いないでしょうけれど、これまでのいろんな経験を生かし、持てる力を出し切って、素敵な試合をして欲しいと願っています。 楽しみにしてますからね、がんばって。 次の準々決勝は再来週 2010/10/03(日)13:20 vsFC東京U-18 との対戦で、 会場はひたちなか市総合運動公園陸上競技場です。 会場へのアクセスは →こちらから。 それに勝つと準決勝は10/9(土)14:30 @国立競技場 決勝戦は10/11(月祝)15:00 @埼玉スタジアム です。
【おまけ】 ユースOBの専修大学2年生 熊澤覚(くまざわさとる)くんが後輩たちの応援に来ていました。 また、2001年から2006年まで札幌U-15のコーチ・監督として大伍やヒロや熊ちゃんたちを教え、2007年はコンサの育成部長だった森下仁之さんが会場におみえになっていました。森下さんは去年はアビスパ福岡のヘッドコーチでしたけど、今年は確か福岡の強化統括でしたよね。 森下さんと熊ちゃんは懐かしそうに話し、その後2人はスタンドの上の方の席で一緒に観戦していました。専門家はやっぱり上の方から見るんだーと感心しました。 熊ちゃん、大人っぽくなって。 見違えてしまいました。 関東大学リーグの試合で見るのを楽しみにしているからねー。がんばって。
ひぐま@三瀬峠
Re:【高円宮杯U-18】ラウンド16 浦和レッズユース戦@大和
2010-09-22 11:03
う~む…くまっぽさが薄れてきたな…。 それはそれとしてかなり早い段階から「ヘンなPKで(試合が)決まりそう」と話していた通りになってしまいましたね。 あと、第二試合は養和が5点取った後に神戸が3点取り返すという見世物としてはかなりオモロい試合だったので、最後まで結局見てしまったとさというご報告。
tnfaki
Re:【高円宮杯U-18】ラウンド16 浦和レッズユース戦@大和
2010-09-22 17:47
読後の感想 試合前の写真撮影で試合の行方決まってたんですね。 GKくん、完璧に恒例になってしまったんですね。 嬉しいことだから毎回あればいいなあ。 次戦はFC東京ですね。10月17日のJユースもFC東京だから、今年のU-18は同じチームとの対戦が多すぎちゃってますね。 アップお疲れ様です。 第2弾がありそうですから待ってます。 いえ、急がなくてよろしいですから。
orion
Re:【高円宮杯U-18】ラウンド16 浦和レッズユース戦@大和
2010-09-22 21:44
大和でお会いできて良かったです。 コンサユースの試合は久しぶりだったんですけど 行って良かったと思えた90分でした。
あきっく
Re:【高円宮杯U-18】ラウンド16 浦和レッズユース戦@大和
2010-09-23 08:18
>ひぐまさん 「こういう大人になってはいけない」と言い続けていた某熊がいたので、熊ちゃんも大人になるころには人間になろうと思ったのでしょうか。 わたし的には現時点で一番の「ぬいぐるみ系」はやっぱり夢実ですな(笑)。 審判が主役になるようなPKで決着になりそうって0-0のころからひぐまさん言ってましたもんね。 まあでも勝って次の試合につながることができたから、よかったなあと今になってしみじみ嬉しくなっています。 >tnfakiさん 修平は一昨年の高円宮杯(秋津)でも、去年のJユース(ユアスタ)でも、ひとりで踊っていましたからねえ。ああいうのを期待されるキャラであり、ついつい期待に応えてしまうキャラなのでしょう。 でも去年や一昨年とは違って今年は踊りながらユニを脱がなくなったので、少し大人の対応になったみたい(笑)。 同じチームとしょっちゅう対戦するのってありますよね。Jユースでまた同じグループかーっとか。 そのときの状況で双方がらりと変わったりするのでそれもまたおもしろいです。 >orionさん お会いできて嬉しかったです。ご連絡ありがとうございました。 終わってみれば「行ってよかった」になりましたが、最初の30分くらいまではどうなることかと思いました。 めったにユースの試合は見れない人も大勢来ているだろうに、よりによってこんなパフォーマンスで・・・と冷や汗をかきましたもん。 これが次につながる糧になればいいですねー。 今後ともよろしくお願いいたします。
30
いや~~
2010-09-25 12:22
勝って良かった良かった(⌒∇⌒)ヾ これで奈良くんも退場の汚名を返上の機会が出来た! 相手に不足は無いし、思いっきりやっちゃって下さいな~でも、相手は踏みつけない程度でm(_ _)m爆×10 熊澤君もがんばれ~~ 福岡には行くなよww
あきっく
Re:【高円宮杯U-18】ラウンド16 浦和レッズユース戦@大和
2010-09-26 02:13
>30さん 奈良くんが復帰できる機会があってよかったですよねー。 次は2試合分の活躍を期待しましょう。 踏みつける方向じゃなく(爆)。
プロフィール
札幌出身・東京在住(釧路に単身赴任していましたが2014/4月に東京に戻りました)のあきっくと申します。 生観戦デビューは1999年8月15日の大分戦@厚別。 夏休みに札幌に帰省したときでした。 以来「仕事のしわ寄せは平日に」をモットーに、週末にコンサを追いかけるための生活をしています。 2001年夏にJ村でユース(特に石郷くん)を見てユースに傾倒。 いわゆるユースヲタなんだろうと自覚するこのごろ。 詳しい自己紹介と私宛のメールアドレスは「ごあいさつ」のカテゴリから、シーズンごとのトップチーム関連、ユースチーム関連別の主なエントリの目次は「まとめ・目次」のカテゴリから、エントリーナンバー順の全エントリーリストは「全エントリーリスト」のカテゴリからどうぞ。 2010/02/07からツイッターを始めてみました。 ユーザー名は akikconsa です。ユースの試合を見に行ったときは気が向けばつぶやいているかもしれません。 コンサU-18選手の背番号一覧表を作りました(2015/4月版)。ユース観戦のお供に、こちらからご自由にお持ちください。 →http://www.evernote.com/l/APefpdtBmUJCBo1gGdT_yWpEMjGm6cvq_oQ/
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