2022年10月30日
リーグ3位・広島を撃破しての残留決定となる勝利は、今シーズン勝ち抜いた苦闘を象徴するものとなり、その重みと価値をじっくり味わう時間が続いていますね。
指導者と選手からは、来シーズンへの過程と未来へのコメントが続いています。
先ず、残留を決めたミシャ監督コメントは、
残留を果たした手応えと安堵と共に、「われわれ札幌も次のシーズンの中でしっかりと上を戦っていくようなチームを引き続き目指したいと思います。もちろんわれわれの選手たち、主力の選手が来季も残ってくれればの話ですけど。やはりわれわれ札幌は、良いチームを作っても中心選手が必ず1人、2人、3人と抜かれていってしまうのがここまでの宿命です。経営的な部分でもう少し予算が増えれば、そういった選手たちも引きとどめられるのかもしれないですけど、われわれは引き続き選手を育てながら、チームを作りながら、J1の舞台で上を目指せるようなチームを作っていきたい」。
しかし、選手からは、その発言への答えに成っているコメントが、この試合前に発せられ、
先制点を決めた興梠の試合数日前コメント「今年は残留争いになってしまいましたが、来年は優勝できるように、みんなで一丸になって挑みたいです。」と、来シーズンへの意欲と意思が表れた発言。
更に、ルーカスもこの試合前コメントで「契約は2024年までと成っていて、これから未だまだ続く」と、来シーズンコンサ参戦意思の表明と、力強い意思表明が続いています。
それ以外でも多数選手は、現在のチームへの愛着は並外れたもので、「楽しいサッカー追求」こそが、コンサの未来・求めるスタイルであり、その中での苦闘や努力は、そのまま自らの成長と能力上昇に未来を掴む、との強い自覚と満足は、更に成長加速への努力となる循環の中で、チームは動いています。
確かに、「他チームより高額年俸や契約条件でのオファー対象選手はチームの半数以上となる」と人材の宝庫と言えるのが、現在のコンサです。
しかし、何よりの強味こそが「選手自身のチームとそこでの選手生活への満足感と誇りと確信」です。
ミシャ監督の心配想定は「見事に大外れ!」と成る事を、予言出来てしまいます。
では、試合ポイントです。
⑴広島が、メイン戦術を転換により、攻撃力大幅低下。
コンサ・オールコートマンマーク、特に、マンマーク型ハイプレス、の威力に驚異を持った広島は、自陣からのビルドアップを放棄する、[GK・大迫からのロングパス放り込み]を、コンサ戦術上でスペースとなる[コンサCB脇のサイド]へ配球、との戦術転換を主攻撃戦術とした。詰まり、広島ビルドアップへコンサ強烈ハイプレス、連動するオールコートマンマークは、多数のボール奪取、そこからショートカウンター多発、との予想から、完全に、ビルドアップ・パスサッカーを回避しました。
この放り込みは、短多数縦攻撃となり、攻撃スピードは最速となりましたが、精度は極度に低下し、パス成功率はシーズン最低の71%となり、放り込みが成功する僅かな機会のみ攻撃連動となり、攻撃回数大幅減は、
当然の結果で、広島攻撃低迷となりました。
広島のもう一つの攻撃戦術は、ハイプレスによる、相手ゴール近くでのボール奪取とショートカウンターですが、ここは、ハイプレス位置をより以上上昇させ、ゾーン型ハイプレスの欠点である[チャージまでの距離感により、プレス到達時間が有り、ハイプレス強度が甘くなる]事態を防止し、コンサビルドアップは、スタートから、1〜2回まで成功、その後、中盤位置でパスカットとの事態が多くなりましたが、狙いショートカウンターのスタート位置より低く、マンマーク防御やチャージ可能で、元々、コンビネーションによるチャージ回避レベルは、リーグトップも有り、広島攻撃を低下させたものでした。
⑵コンサ攻撃活性化
コンサのオールコートマンマークプレスで、全エリアで広島ボールを奪取し、広島スピード攻撃に対抗して、最速攻撃へ切り替えで、縦攻撃のカウンターが効果発揮し、両サイドから、逆サイドへのピンポイントパスからのクロス攻撃が、何度も成功し、多数の決定機を構築し、先制点、追加決勝打も、このパターンでの得点で、広島は防御失敗が続く展開でした。
⑶試合展開
前半は、広島がハイプレス・ハイラインで、陣形がコンサ陣内とするゾーン布陣のため、コンサ陣内に押し込まれましたが、コンサカウンターには、広島ハイライン裏やサイドスペースが広がる好条件もなり、多数の決定機構築となりました。
後半立ち上がりからは、コンサが布陣を上昇し、広島を自陣に押し込む時間が拡大、広島は益々、単純放り込み型ロングカウンターが主体となり、そんな中、コンサマンマークプレスでボール奪取からのカウンターによる決定機が多数構築し、追加決勝点獲得となり、75分からは、選手交代で、両チーム共に、密度と球際が低下し、しかし、コンサ決定機が大きく上回る展開で、勝利獲得となりました。
⑷シュート精度、ラストパス精度は、好調で、広島GK・大迫のファインセーブ多数で、ナイスシュートで更に得点加算の所、スーパーセーブで、2得点止まりとなったものでした。
選手精度能力が高く、トレーニング成果が現れた試合でした。
これらの根拠等速報データを記載しておきます。
コンサ 広島
前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 46 49 49 54 51 51%
走行距離 51 55 106 51 55 106km
スプリント74 81 155 79 90 169回
支配率と走行距離は互角、スプリントは広島優位もロングパスによる
決定機数 7 8 15 4 5 9回
シュート 9 7 16 9 6 15本
枠内数 6 3 9 3 3 6本
枠内率 66 42 50 33 50 40%
得点 1 1 2 1 0 1点
決定率 11 14 12 11 0 6%
決定機・枠内数・枠内率・決定率は、コンサ優位で、勝利相当
パス数 173 182 355 232 206 438本
成功率 69 68 68 72 71 71%
両チーム共に、シーズン最低値で、パスサッカーは、両チームの強い球際と寄せで、相当阻止。
コンサ選手別シュート一覧は、
興梠 シュート4本 枠内3本 得点1 決定率25%
金子 4 1 0 0%
青木 3 1 0 0
宮澤 1 1 1 100
ルーカス 1 1 0 0
GX 1 1 0 0
スパチョーク 1 1 0 0
菅 1 0 0 0
枠内に飛ばなかった選手は、僅か「菅」一人だけで、個々能力は良好選手が大半でした。
シーズン最終盤となり、川崎・C大阪・広島を撃破、横浜FMに引き分けと、リーグトップチームに勝利や勝点獲得との、チーム力を炸裂しましたね。
来シーズンに繋がる終盤戦は、成功です!
最終戦は、ホームに全力結集し、総決算となる、完勝を掴みましょう。
2022年10月27日
10/24(月) に、後藤健生コメントリリースがあり、広島攻略法が示されたものです。
そのポイント内容は、
①広島直近1週間での2試合は、ほぼ同様試合内容となり、結果は、地獄と天国となった。天皇杯決勝J2甲府に苦杯、ルヴァンカップ決勝で初戴冠、との結果。
②その試合内容は、対戦2チーム共に同様対戦対策を取り、「まるで双子のようにそっくりな試合」となり、試合展開は、どちらの試合でも広島は、攻撃が機能せず、対戦相手に先制を許し、リードされたままゲーム終盤を迎え、天皇杯では84分、ルヴァンカップでは90+6分という遅い時間にようやく追いつき、その後のPK機会で、甲府に阻止されての敗戦と、C大阪は決めての勝利・優勝と、PKの差だけが、試合結果が異なった」もの、との内容。
③その試合内容となった理由が、対戦2チームの広島対戦対策で、「広島の攻撃はあまり機能しなかった」となった成功対策。
その対策は、2対策で、
「前線の3人を高い位置に張らせることによって広島のスリーバック(右から塩田司、荒木隼人、佐々木翔)のラインを押し下げた。このため、広島は最終ラインを上げることが難しくなり、DFとMFの距離が開きすぎてしまった。
広島は、ミシャが基礎を作り、森保一がうまく運用してJ1リーグで3度の優勝を飾った当時から集団的サッカーチームで、その後の低迷を、スキッベ監督が大躍進させたが、第2、第3の選手がスペースに入り込んでパスをつなぎながら攻める。そして、高い位置でプレスをかけてボールを奪ってショートカウンターを仕掛ける……。それが、広島の集団的サッカーの復活で、パスをつないで攻めるにしても、高い位置でプレスをかけるにしても、いずれにしても選手間の距離を短くすることが必要になるが、そこを、広島布陣が前後に引き延ばされ、広島の攻撃が機能しなくなる」もの。
更に、
「広島のもう一つのストロングポイントである、両ウィングバックからの攻撃を封じて、攻撃起点を作らせない、との対策。最前線のシャドーとSB(SH)の2選手が、サイドに張り、広島両ウィングバック(右・野上、左・川村)にチェック・チャージで、広島サイド攻撃を封じ込む」、とのもの。
と言う分析でした。
火曜ブログで記載の、対戦想定した内容は、ほぼ同様見解で、
広島の対戦対策は、
・広島CBへのハイプレス
ビルドアップやロングパス阻止と同時に、ボランチやサイド選手との距離を広げ、分離させる効果も有る。
・広島サイド攻撃封じ
マンマークプレスで、サイドとその周り選手を封じます。
を想定し、同一内容でした。
更に、
・オールコートマンマークプレスで、全エリアで広島パス交換阻止と積極ボール奪取を図り、そこから攻撃切り替えは、カウンターと遅攻を連続する、攻守一体連動チームプレー
・多彩多様攻撃〜コンビネーション中央突破、サイドとDF裏スペース突破とクロス・カットイン、反復サイドチェンジで広島陣揺さぶり、多彩なドリブル突破にスルーパス、派生セットプレー
で、広島守備での絞り込みや組織的な準備を困難とさせ、集団的サッカーを、バラバラの個々単体的サッカーのままとし、撃破する。
との対策を用意、との想定です。
プレーポイントは、2チーム連続して採用の通り、既に明白、と言う事で、
広島が、更にそれを上回る対戦対策への対抗策を用意する事は、困難で、そのまま、想定通りの展開は、濃厚ですね。
チャンスは、充分に有ります! 確実に、勝点獲得、それも勝点3ポイントを奪取し、残留決定です!
2022年10月25日
勝点あと僅か1点不足に、ラスト2戦で苦しむコンサは、リーグ3位・ルヴァン杯チャンピオン・天皇杯準優勝に輝き、絶好調の広島との対戦は、現在、最も勝点奪取困難な対戦となり、コンサ苦戦必至!
普通なら、12位チーム(コンサ)の付け入る隙は完全に封じられ、勝点獲得失敗が濃厚と言う所!
果たして、コンサはどう戦えば良いのか。
残留が掛かるチーム一大事で、勝点獲得必須となったコンサはその難題を克服した先にしか、残留は乏しいもの、となっていますね。
では、
1.対戦チーム「広島」現況
ここ数シーズンの悔しさを払拭するかの様に、今シーズンは、強い広島が復帰した、大成功シーズンとなりました。
現在戦績は、
順位3位 勝点54 15勝9分8敗 得点49・失点37・得失差+12
前年同節は、
順位10位 勝点45 11勝12分9敗 得点38・失点31・得失差+7
昨シーズンを大きく上回る戦績で、昨年対比[4勝差・勝点9差]は、[得点+11が大きく]、失点も+6と増加するも得失差が大きく拡大し、攻撃性=得点力上昇がその原因なのは明らかですね。
リーグ戦同様、天皇杯準優勝、ルヴァン杯チャンピオンと、上位総舐めと、 シーズン前想定を大きく上回った戦績です。
では、そんな戦績激変原因ですが、
過去の[攻撃型ミシャスタイル]の効果がシーズン経過で徐々に薄れ、[攻撃力低下傾向と共に戦績低下]となり、
近時は、失点減少戦略=[守備主導の堅守速攻]にまで、積極型サッカーから消極型リアクション傾向サッカーへの転換が定着し、失点は少ないが、得点力に問題を持つ戦績低下チームとなっていました。
しかし、今シーズン、[攻撃型守備=ハイプレススタイル]の、ミヒャエル・スキッベ監督就任が、ターニングポイントとなり、[攻守攻撃型]サッカーチームに変身し、大成功を掴み取ったものでした。
ミヒャエル・スキッベ監督は、
2002年W杯ドイツ代表監督ルディフェラーを支える[ヘッドコーチで戦術担当]として活躍、その後、ブンデスリーグ、特にドルトムント監督として活躍し、岡田監督下の四方田戦術担当コーチの様にその後監督、と言う経歴で、最新流行発信地の一つである、ブンデス戦術の申し子と呼べる知性派監督です。
では、今シーズンの広島スタイルですが、理論的には意外にシンプルで、
[ハイプレスハイライン戦術]+[ストーミング(強襲)戦術]のW戦術徹底で、
現実的には、
[攻撃型守備の最前線ボール奪取]+[徹底した縦パスとボールポイント殺到]をチーム全体・全員連動し、
・最前線ボール奪取からのショートカウンター、
・縦の短多数・ハイスピード攻撃、
・縦パスレシーブポイントは殺到するプレスとボール奪取からのショートカウンター、
・それに、元々あったサイドクロス攻撃、
を合わせたスタイルとなりました。
前監督城福の[消極型スタイル]との差があまりに大きく、[チーム激変]に見えますが、
戦力は、ほぼ同一でのスタートで、選手が入れ替わったものでは有りません。
詰まり、[新監督と戦術転換のみでの成果・成功]となった、[戦術転換による典型成功例]となりました。
個々選手は、他チームの様な[高能力代表主力クラス揃い]とはかなり遠く、若手新人や下位カテゴリーからの抜擢移籍が多数で、そこにベテラン・有名選手を組み合わせ、共通項は、[全選手、高い走力とスピード、無尽蔵なフィジカルとエネルギーを保有]と[個々ストロング発揮]で、相手側が後半途中から、フィジカルダウンの時間帯に、更に、ギアアップ・スピードアップが可能で、試合時間全体では、[後半途中から勝利を決める]試合展開で、戦績を積み上げて来たチームパフォーマンスです。
第2列・第3列目からの飛び出し、殺到は、リーグトップレベルとなり、最大ストロングですね。
この戦術・戦略の対抗策は、なかなか簡単では無く、実際、上位から下位まで、圧倒された勝利を成立させています。
第1ポイントは、[ハイライン]で、3CBの裏スペースや、ダイナゴル(斜め)攻撃は、ターゲットです。
広島CBは、広いカバーエリア、身体フィジカルと守備力を誇りますが、前後左右への揺さぶりは、ギャップやスペース、ズレを生みます。飛び出し、深い抉り、激しい揺さぶりがポイントです。
第2ポイントが、[縦パス出所・配給元]を抑え込む事で、GK・CB・DMへの完璧マーキングが必要です。
ハイプレスへの耐性は意外に低く(コンサ程のパスコンビネーションは有りません。しばしば、チャージが到達します。)、ボール奪取からのショートカウンターが可能です。
第3ポイントは、[前線選手動き封じマーキング]で、スピードと走力で劣後しないマンマークがポイントです。コンサCBやDMには、スピードと走力が有る選手起用が必須、となります。
しかし、ミシャ三原則[走る・闘う・規律を守る]を、そのまま実践するのが広島で、選手能力を最大限引き出す能力も、スキッペ監督の最大ストロングです。各選手、ストロングを最適ポジションとプレーで発揮し、ウィークは、チームカバー、組織プレーで補完し、消えてしまうマジックの様に、カバーされてしまいます。
監督勝負も、注目です。
2.対戦コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
残り2試合に[僅か1勝点獲得]を賭ける、との展開は、普通なら、そんなに深刻とはならないものの筈ですが、対戦相手が問題で、
・絶好調で、[最も勝点獲得し難い対戦チーム]の次戦・広島、
・残留に、コンサ最終戦での勝点3必須となり、チーム全力で臨んで来る最終戦・清水。清水は、残留のため、豊富な資金力を掛け、複数高資金選手を緊急獲得し、その選手がチームにフィットし始め、潜在チーム戦力ならば、リーグ中位以上に急上昇し、順位とは全く異なる[勝点獲得し難い対戦チームの一つ]に到達しています。
この様に、一時の、戦力ダウンしていた当時のコンサ戦力なら、連敗も高い可能性となったものですが、現在コンサ戦力は、かなり回復、上昇しており、ギリギリ勝負可能となっています。
しかし、[僅か1勝点獲得]と言っても、チームスタイル[超攻撃型スタイル]を変化させる事は、禁忌で有り、絶対有り得ない戦略です。
その結果、両試合共に、複数得点獲得が飛び交う、激しい撃ち合い試合となる事必至です。
2試合共、<どちらのチームが、より多く得点獲得するか>の試合となるものです。
と言う事で、コンサ対戦戦術は、不動の[オールコートマンマークプレス・マンマーク型ハイプレス+コンサ式ミシャスタイル]です。
・攻撃型守備で、前線ハイプレスから、オールコートでボール奪取を狙い、広島パス交換を阻止し、ボール奪取からのカウンター、多彩多様攻撃との攻勢展開
・自陣からは、ビルドアップ型前進、コンサ式の最前線ポストへのロングパスからのショートカウンター、スピードと変幻自在ドリブル突破、サイドやDF裏のスペース突破と折り返しクロスにカットイン、反復サイドチェンジの陣形揺さぶりによるギャップ・スペース構築とそこへの侵入、スピードと創意溢れるコンビネーション、と多彩多様攻撃が展開
・派生セットプレーは、福森不在時でも、有力手段・得点源
これらを駆使し、多数回の決定機を構築する、リーグトップのチャンス構築力が炸裂し、試合結果は、決定機の得点獲得力・[決定力]のシュート精度・タイミング・狙い所へのプレー、に成否が掛かります。
想定試合展開は、試合開始直後から、一瞬も目を離せない、緊迫・拮抗状態となり、交互に攻守を繰り返す事となりますが、一定時間後は、コンサのボール支配が継続し、攻勢が継続する中、複数決定機に先制点獲得、そのご、互いに、有効攻撃から得点獲得が有り、試合の決勝点は[3点]で、最終試合想定は、[3-2・ギリギリ辛勝]です。
最後に、試合メンバー予想です。
前日移動まで、3日間有り、基本候補は明日・明後日のトップチーム選択選手となりますが、
2日前での予想メンバーは、
[スタメン]
GX
青木 小柏
ルーカス 高嶺 荒野 金子
菅 岡村 田中駿太
菅野
[サブ]
興梠・ゴニ・スパチョーク
宮澤・福森・中村
大谷
です。
広島参戦組サポーターの活躍と、全サポーターの総力結集で、厳しい戦い・試合を勝ち取る、試合としましょう。
2022年10月23日
トレーニングマッチ戦の収穫は、
①選手個々の現時点能力の実戦での証明
②選手ポジション適正テストと確認
③選手コンディション確認
の3点に絞り込まれていましたね。
シーズン当初では、戦術と戦術関連が最優先ポイントでしたが、最終盤では、戦い方は不動のものとなり、課題から除去され、偏に、[チーム戦力を上げる選手と組み合わせ]が最大課題、[来シーズンチーム構成選手洗い出しと確認]が第二課題です。
この観点からは、個々選手評価は、①②③合算・一緒に判定され、実際、適正ポジションでのパフォーマンスと、やや適正が下がるポジションでのパフォーマンスは、かなりの差となるものです。
かなり、[ピンポイント型評価]=「選手○」の「◇ポジション」は「○評価」と言う様に、個別指定毎評価となるものです。しかし、その集約が、[チーム全体のポジション毎選手配置・選択順]となり、来シーズンなどの、選手構成となるもので、チーム構成は、[〇〇選手の◇◇ポジションの▽▽プレー]の集合体で作られる訳です。
では、昨日トレーニングマッチでの評価ですが、
30分×4本の4試合マッチで、コンサは、⑴チームが準A、⑵チームはその変形準A’、⑶チームはB、⑷チームがCチームと見えました。
Aチームとなる[A評価]候補で、離脱組〜興梠・GX・小柏・菅・ルーカス・荒野・田中駿太・菅野、故障〜深井・駒井は、当確除外ですね。それ以外全選手が、テスト・まな板の上となったものでした。
評価の鍵となりそうな事項が、出場時間で、
[90分]✳︎[福森CB・中村LSH]
[60分][ゴニ・青木・スパチョーク・宮澤・金子・岡村]、✳︎[西大伍・田中宏武DM.RSH]、[ミラン・ドド・中島・西野・井川]、菅谷(練
[30分][高嶺・小野]、[GKソンユン・大谷・小次郎・松原]、飯野(練・赤須(練・漆館(練
まとめると、
90分組は、明確な意図が有り、✳︎[能力と適否にコンディションの3項目のテスト]
60分組は、多様で、[コンディション確認組]、✳︎[ポジションと能力テスト]、穴埋め練習生
30分組は、[コンディション確認]、穴埋め練習生
注目は、✳︎のテスト組で、90分・60分の差は、現時点での、[選手への価値・期待の差]と推測され、重要度が異なる=ミシャがより確かめたい、との事。
ちょっとだけ、個別選手については、
福森は、今シーズン、良好コンディション時期は僅かとなり、出場困難や試合パフォーマンス問題、特に、集中やミス多発での敗戦も有り、本人・監督共に不満足一杯のシーズンで、ラスト場面で、能力ダウンなのか、コンディション問題なのかも含めたテストでしょう。昨日内容はベスト評価には差が有りそうで、完全復活到達しなかったシーズンで終わりそうです。ラスト2試合のスタメンは遠のいたカモで、今後契約更新内容にも直結しそうです。
中村桐爺は、高い期待のシーズンでしたが、ポジション定着にも至らず、本人・監督共に、矢張り不満足シーズンでしょう。依然として、適正ポジションのトライとなるテストでしたが、LSHは、菅・青木・田中宏武・ルーカスとも違うパフォーマンスとなり、ポジション奪取の可能性も高く、今回も着実に評価を積み重ねた、と言う所でしょう。LCB・JSH、実は、DM・左シャドーも有り得る高選手は間違いありません。
更に、焦点の、外国籍選手2人〜ミラン・ドドは、最新・オールコートマンマークまで戦術理解が進んだ、との評価が有れば、潜在能力の高さや条件は充分満たしており、来シーズンに戦力発揮・活躍を見込めるとなり、在籍を獲得となりますが、ドドはまあまあ、ミランは物足りない、との評価に見えました。ここまでの、戦術習得と、今後の見通し次第ですが、ドド残留、ミランは残念、と予測してしまいますが、どおなるでしょうね。
中島・西野・井川は、来シーズンは試合有力戦力に登場、との評価となりましたね。
最後に、フォーメーション図を記載しておきます。練習生*
①ゲーム ゴニ [0-0]
青木 スパチョーク
中村 高嶺 宮澤 金子
福森 岡村 西大伍
ソンユン
②ゲーム ゴニ [1-0]
青木 スパチョーク 得点 金子
中村 田中宏 宮澤 金子
福森 岡村 西大伍
大谷
③ゲーム ミラン [2-1]
ドド 中島 得点 小野・井川
中村 小野 菅谷* 田中宏
福森 井川 西野
小次郎
④ゲーム ミラン [3-0]
ドド 中島 得点 ドド・中島2
田中宏 漆館* 菅谷* 飯野*
西野 井川 赤須*
松原
しかし、昨年トレーニングマッチに離脱した、主力組のパフォーマンスの高さは、今回出場選手パフォーマンスと比較する事となり、かなりの差=強力戦力だ、と言う事も証明されたテストでした。
次戦・最終戦は、主力組の出番です。
2022年10月22日
現在、リーグ大半のチームは、天皇杯〜ルヴァン杯決勝戦ウィークで、残り試合への準備と並行して、来シーズン戦力整備を進行中です。
その基本段階は、
①既存戦力分析・選手別評価→来シーズン用選手選択
並行して、
②高卒ルーキー・育成昇格・加入交渉・・将来用選手獲得
③大学組加入交渉→来シーズン用選手獲得
併せて、
④育成型レンタル移籍組・復帰検討交渉→来シーズン用選手獲得
ここまでが、現在進行形でしょうが、チームに不足や必要戦力補強のため、
⑤移籍獲得交渉→来シーズン用選手獲得
は、欲しい選別候補の中から、各チームでの①既存選手保有選別やターゲット選手の契約状況と本人意識現況の判定後に、交渉開始となる事が多く、タイミング的には、未だ尚早、となります。
そして、一旦チーム編成第一段階を想定出来る段階となると、
各種選手構成を図るも、尚不足がある場合、
⑥カテゴリーを問わず、加入交渉実施→来シーズン用選手獲得
との段階となります。
選手個々の立場からは、①の来シーズン用選手構成の中に入る事が、第一ステップとなり、チームへの貢献・期待評価が明白とされ、契約更新内容、その前に、更新・非更新を決定する事となる訳で、現在の残り日程の中、最後の判定場面・タイミングを迎えているものです。シーズンの中、或る意味、最も緊張し、力が入る期間であり、試合での実践機会は当然、トレーニングでのアピールも最高調レベルとなっていますね。
例えば、外国籍選手では、完全に当確組は、GX・キムゴンヒ・ルーカス・ソンユンの4選手で、ミラン・ドドは、極めて流動的。残留決定済みであれば、ラスト試合で、抜擢・温情起用で、活躍の場面もあったかも知れませんが、それも残留を決める試合で、且つ、絶好調のリーグ3位広島戦では、ベストメンバー起用しかあり得ず、次戦でのチャンスは有りません。無事次戦で、残留決定となれば、最終戦でのチャンスはあり得るものでしようが、実際は、ノーチャンスで、トレーニングでのアピールのみ。
有力代替外国籍選手が候補となった瞬間、厳しい選択が待っていそうです。
また、大関心事が[興梠レンタル延長の有無]ですね。[ミシャへの恩返し]のため、コンサ加入との経緯から、[今シーズン未達]の内容だった、との事からならば、[レンタル延長]は高い可能性と思われますね。
更に、[チーム根幹・ミシャ監督]の次シーズン参戦は決定済みですが、それ以降シーズンの動向では、体調面から、監督続行は微妙、寧ろ低いものとなるものでしょう。
その場合の、後継者、ミシャの立場や役割、指導体制は、コンサチームの根幹に直結する大事態となり兼ねません。ミシャの監督指導を受けるため、コンサに加入した選手は、近時加入選手の大半に亘り、ミシャ離脱=主力大量流出、との事態は問題です。
この、ミシャ後継問題は、実は、クラブの最大課題で、現時点も含め、最近急課題となっています。
この答えのヒントは、ミシャの魅力に匹敵する指導者は、誰?との問題でも有りますが、ズバリ答えは[小野伸二]に関連すると考えます。当然、公開されているS級資格者には非該当で、即座に監督就任はあり得ませんが、推定では、B級資格まで保有、とすると、A級資格も、昨年改正となった国際Aマッチ20試合出場基準56試合出場でクリアし受験条件は果たし現時点進行形、付近まで到達では無いかと推測します。S級・監督資格には、未だステップがありそうで、その間、代替監督となるもの、でしょうか?!
四方田監督辺りが、一番ありそうに思われ、来来シーズン・助っ人監督など、良さそうですが、どうでしょう。
ミシャは、監督離脱となっても、鹿島ジーコの様に、クラブ指導やアドバイスを継続させて欲しいですし、ミシャイズムやミシャスタイルの追求は続けて行き、その進化を極めたいものです。
コンサの戦力整備・来シーズン準備は、
①は、現在進行形の真っ最中
②は、少し後
③は、今回の目玉選手・大森慎吾選手加入決定で、大成功で既に完了。コンサ卒大学組の継続ウォッチ選手は、大学リーグでの大活躍までは乏しく、そこからの有力候補は未だの様ですね。
④は、岩崎は鳥栖完全移籍の方向性、檀崎は基本はレンタルバックの上検討
⑤は、ソンユンは異例の決定済みですが、現在注目は、興梠レンタル延長、スパチョーク完全移籍へ変更は、現在交渉中でしょうが、興梠は浦和選手構成絡みとなり、簡単に妥結とはならず、強力な交渉が必要が知れませんね。それ以外、特に外国籍選手有力候補は、最終ラインアップと言う所で、ここから1ヶ月の勝負となり、先ずは有力候補の有無が優先で、それと、ミラン・ドドが連動するのでしょう。
ここには、従前から話題の、スパチョークの実弟、FWスパナット・ムエアンタ(18)・16歳に飛び級でU-18タイ代表入りし、「タイ最年少得点を獲得」の天才FWが候補に挙げられ、Jリーグで成長加速との意向から、可能性がある候補選手です。来シーズン始めだけで無く、シーズン途中も含め、獲得動向があり得る選手ですね。
この様に、現時点でも、来シーズンへの準備は着々と進行しており、特に、選手個々は、直ぐの未来を決定する日々、期間で、奮闘している所です。
クラブも、個々選手も、大きな成長を掴み取る成功を果たす様、サポートしたいですね。
2022年10月19日
四方田監督は、見事に就任1年目でのJ1昇格を果たしましたね。
クラブは、
[降格1年でのJ1復帰]を目標として設定し、そのため、降格年・リーグ特例の「リーグ分配金維持」措置を最大限活かした[戦力補強]を実現、との[チーム戦力の根幹~保有選手層充実]戦略と、同時に、
闘い方での戦力上昇を図るべく、
[戦術強度と強力チームプレー]を図るため、
コンサ・ミシャの下で[超攻撃型ミシャスタイル・戦術、とその実践・運営法]を、ヘッドコーチとして直接指導・薫陶を受け習得した四方田監督に、
J2トップレベルの[闘い方の急改善・急拡大]実現を目指した[戦術と運営]を託しました。
そして、そのシーズン結果は、見事にJ1昇格達成を果たしたもの。
シーズン前時点では、
その複雑さと選手定着への難しさから[早期導入困難]とされていた[ミシャスタイル]は、僅か2ヶ月のキャンプで[基本形習得]にまで至りシーズンインとなりましたが、
対戦相手チームは、初対戦から[高い戦術威力に直面し、対策の難しさ]から、[戦術負け=横浜FC想定通りの試合展開と結果]が続出し、連勝・絶好調の戦績を産み出し、選手達にも、戦術威力への自信が確信に変わり、益々、戦術強度追求、との姿勢が進行し、毎回試合実戦を重ねる毎、レベルアップ・戦術定着が進行し、当然の結果、戦績も好調持続となりました。
しかし、シーズン中盤頃から、
コンサも体験した[主力選手固定傾向の選手起用]と[過酷な試合日程]、更に[過酷な灼熱環境]、との三重苦が響き、主力選手の疲労累積から、試合全体でのフィジカルコントロール不能〜試合後半から走力低下〜元々の低守備バランスの戦術上弱点が表面化し始め、スペース・ギャップを突かれた失点が重なり、シーズン後半は、シーズン当初の[圧倒的な攻守戦力による圧勝]から、[ギリギリ試合や戦績悪化も発生]に、シーズン展開が変化しましたが、
前半戦の勝点貯金と、後半最終盤の挽回により、ギリギリで昇格獲得を果たした、とのシーズンでした。
ミシャスタイルの根幹〜走る・闘う・規律を守る〜を追求したシーズンでしたが、[選手走力やフィジカルの大幅アップ]の根本事項が、シーズン中盤以降[重要課題]となり、現在コンサ同様、来シーズン以降追求し続ける事が始まりました。
また、[戦術上弱点の、守備バランスの薄さ、サイド裏・CB脇スペースリスク、ハイライン時カウンターリスク、ビルドアップへの相手ハイプレス]による失点リスク課題は、コンサ同様悩ましい事項ですが、その対策、修正こそが、進化・成長となり、大きな課題です。コンサの様な、オールコートマンマークへの道か、川崎型の様なパス精度とコンビネーションに縦の速さ、更に、攻撃型バランスを抑えた自陣5バックスタイルなど、どんな対策とするか、チーム来シーズンに直結する大きな選択・判断となり、注目点です。
来シーズンは、四方田2年目として、ミシャスタイルに慣れや熟知まで有り、場合によっては[決定版とも成り得る対抗策を持つJ1チームだらけ、との対戦となり、そのスタイルのままでは、大分・片野坂サッカー同様、苦戦予想が高いですね。
コンサも、ミシャスタイルは、劇的とも言える程の変化を果たし、現在の、オールコートマンマークプレスとの併用型にまで到達しています。[ミシャスタイルの宿命]は、戦術変形を求められ、進化が継続する、と言う事ですが、各チームシーズン毎の戦術変化は、現代サッカーでは当たり前の事なのかも知れませんね。
さて、四方田監督が、今シーズン・横浜FC・J2カテゴリーで証明した[高い戦術威力]サッカーは、あらためて[豊富な選手保有だけでは足りず、その戦力を最大化する戦術の優劣]こそが、リーグ制覇や好戦績への道、だと言う事を再確認させました。
戦術の本来意味・目的は、
サッカーチームの原形に近い[基本形]では、
選手個々が考える固有能力によるプレーが連続した形のチームプレーとなります。しかし、その攻守力・威力は、[個々選手能力に左右され、1:1で勝ち続け無ければ、そこでチームプレーは遮断]となり、[高能力選手を完璧に揃えなければ、最後の得点獲得には到達出来ない]事となってしまいます。現在では、個々選手プレー主導傾向のチームは、名だたる名選手を完璧に揃えたドリームチーム時期の[神戸]では、イニエスタやサンパール、ビジャ、ポドルスキー、フェルマーレンが揃えば、個々選手独自スタイルとプレーがあり、戦術で縛る事など、不可能となり、実際、それが最高方法の筈でしたが、そのシーズンの戦績は、J1-8位に終わり、このスタイルの到達点は、この程度が限度だと言う事を逆証明したものでした。
そんな基本形の戦力を、大きく拡大・増加させる方法が[戦術]となり、
チーム共通・共有戦術〜選手個々に与えられた役割プレーを実践連携させ、複数選手による連携チームプレー、とする事により、個々選手能力単体プレーを、連携による有機的な、複数選手による総合力プレーとする事で、個々・単独プレーでは出来ない、スピード、球回し、突破が可能となる訳ですね。
そして、
戦術には、攻撃と守備のバランス、ストロングとウィーク、積極性と消極性、と多様に分かれている現状ですが、[戦術強度]=戦術威力には、大きな差が現実となり、試合結果・シーズン戦績に反映されています。
横浜FCクラブは、[高能力選手を移籍獲得で揃え、J2トップの選手保有]を形成し、その急拡大したポテンシャルを現実化するため、高い戦術強度を持つ四方田に監督を委ねるとの判断・選択をしました。但し、選手保有のキー基準は[ミシャスタイルの根幹〜走力・フィジカル、戦術理解]で、その判定で、既存選手流出、新規加入と、キー基準をクリアーした選手を揃えたものでした。戦術に合致する選手保有も、重要ですね。
四方田監督の成功は、新戦術を逸早くチーム浸透させた指導力が大きいですが、そのための絶好策こそが、ミシャスタイルの試合形式トレーニングの徹底でした。
その中では、選手毎の理解・習得が、試合形式のプレーで証明され、選手本人も含め、課題達成コントロールが、急速に進んだものと推測されます。次第に、形となり、チームプレーへ成長する過程で、確かな手応えと自信で、進行が加速された事でしょう。
また、コンサでは[ヨモさん]の愛称が定着し、選手個々の相談やアドバイス役は、大きな成果となっていました。監督の立場は、全く別物でしょうが、選手個々の意識や課題が成否のポイントである事は、充分に理解し、最適な意識管理をしていました。今シーズン、選手の監督への愛着の姿は、何度も目にしましたね。
と言う事で、いよいよ、師弟対決〜ミシャスタイル対決が実現します!
どちらを応援するか、当然コンサの筈ですが、四方田横浜FCも、サポートしてしまいそう!
こんな楽しみなシーズンが来る事に感謝し、大いに楽しみましょうね!
2022年10月13日
埼スタのアウェーバックシートエリアは、声出し対応の座席割も有り[満席]となり、コンサのサポート体制は100点満点。
実際、その後の天候悪化の中も、圧倒的なレッズサポーター声援に負けないサポートをやり続けました。
しかし、スタジアムを出る夜10時冷たい雨の中、勝利取りこぼしの口惜しさとため息に、激しい撃ち合いにも負けずやり通した確かな手応えを感じながら、家路に着きました。
暫くは、心身共に、疲労回復に時間が掛かりそうですね。
試合は、前試合同様、
前半コンサ圧倒するも[得点ゼロ・獲得失敗]、
後半「浦和事前想定とのコメント」通りにコンサ走量低下・球際緩みから、撃ち合いのオープンな展開、前線と守備ラインが分離し、中盤にスペースが生まれる局面が多発し、そこと最終ラインからの短手数・ロングパスを最前線2外国籍FWに通し、後半70分の途中交代〜宮澤、福森、西大伍が完全裏目で、運動量のポジショニングとスピードと安定性を欠き、ビルドアップのミスプレーが連発。一気に浦和時間帯・攻勢へ変化の中、不用意プレー・PA内ハンドのPKで、一巻の終わりとなり、勝点3・勝利が溢れた試合。
問題福森は、僅か10分出場も、ミスプレーを5〜6回重ね、ポジショニング不良だらけで、完全に自信喪失・不良コンディションのプレーで、起用可能状態では無かったですね。メンタル・意識の問題濃厚に、見えました。
しかし、浦和も、驚きの、リカルド監督サッカーは喪失し、パスサッカー・ポジショナルサッカーは棚上げし、フォーメーションも基本型[4-4-2・オーソドックススタイル]の自陣堅守速攻の守備主導サッカーに変化してしまってました。激しいサポーターからのプレッシャーが主因となり、現実的対応=負けない試合の結果主義指向、と言う変化なのでしょうが、浦和の魅力的サッカーは、影形なく、面白さと愉しさを大きく喪失してしまいましたね。レッズサポーターは、本当にこんなサッカーを求めるのでしょうか。知り合いの熱烈レッズサポーターからは、ミシャ時代の愉しいサッカーの信奉者も多いのでは無いかと思います。戦績低迷の評価レベルが極端に高い、レッズやアントラーズサポーターなどを観ると、[ほどほどの良さ]をあらためて自覚しますね。
やっぱり、コンサは、色々な面で、素敵で良いチームです!
試合内容は、上記の通りですが、
試合速報データ値は、ちゃんと確認しておきましょう。[データは嘘を付かない]ですので。
前後半推移での記載です。
コンサ 浦和 コンサ優劣
前半 後半 全体 前半 後半 全体 全体
支配率 64 60 60 36 40 40% 圧倒
走行距離 55 56 112 55 58 113km 互角
スプリント88 88 176 89 105 194回 後半負け
決定機数 10 6 16 3 7 10回 コンサ圧倒も後半やや浦和
シュート 10 5 15 4 10 14本 前半圧倒、後半大きく劣後
同枠内数 8 5 13 0 4 4本 圧倒
得点 0 1 1 0 1 1点 互角
決定率 0 20 6 0 10 7% 両チーム低レベル
パス数 341 272 613 153 213 366本 圧倒
同成功率 80 78 78 66 71 71% 圧倒
✳︎後半、スプリント負けがそのまま、球際負けとなり、チャンス・シュートで浦和チャンス時間帯を作りました。しかし、走行距離・スプリントは、前後半での低下は無かったが、それは大半選手はその通りも、一部選手の低下、との個別パフォーマンスダウンの問題です。
具体的に前後半で走行距離パフォーマンスダウン選手は、途中交代で代替選手も含めと(45分に未達は、対比可能な様に、45分に換算修正)
△1.3km 宮澤
△1.1km 福森
△0.6km ゴンヒ
△0.6km 小柏
△0.5km GX
△0.4km 荒野・菅
+1.3km 西大伍 と、西大伍以外、途中交代選手のパフォーマンスは、代替した選手よりダウン、とのデータです。
スタメン選手の走行距離ダウンは後半僅かに有りましたが、途中交代選手の大幅ダウンがチームパフォーマンスを大きく下がる、との内容です。
途中交代選手のコンディション問題、とミシャは試合後コメントしていますが、そもそも論で、選手固有能力の問題、との見方・判断が正しそうですね。
現在のコンサスタイル・戦術では、走行距離パフォーマンスは絶対要件で、起用選択が低下している理由は、コンディション不良と言うよりも、このパフォーマンス不足にあり、起用も複数得点差・勝勢の締め括り起用程度が普段編、故障離脱で主力喪失の場合の緊急起用程度となってしまいます。自己改善が必要な場面で、不可能ならば、次の道を模索、とも成り兼ねない場面なんでしょうか。戦術不適合で離脱では無い、道を模索してしまいます。
遂に、残留決定とならず残り2戦、とのシーズン展開はかなり追い詰められた、現況ですが、
最終盤に、将来を賭ける、とのシーズンは、久し振りのハラハラ感!
それも含め、ラスト2戦を、不安を抱えながらも、最大に楽しみましょう!
2022年10月12日
風雲急を呼ぶ!
現地さいたまスタジアム付近は、朝8時現在で、曇天・気温18℃・湿度63%・北北東の風2mですが、予報は、ほぼ同じ天候内容との事。まずまずのコンディションで、暑過ぎず、寒過ぎず、ピッチもボールが走る好条件となります。
既に、普段以上に、赤い車や服装もチラホラ目立ち、いつもながら出足の早さ、気の早さは、レッズサポーターの常の様。
一報では、ベンチ入りメンバー以外に、応援と残留勝利を見届けるとの選手も、現地まで参戦!との事。
応援席やチーム関係者席に、コンサ選手も集まりそうですね。
アウェー・埼スタにも、多数サポーターを結集です!
直前情報では、
停止明けの高嶺に加え、故障離脱組からの復帰として、宮澤・小柏・荒野3選手が上がり、ベンチ入り予想です。又、福森では無く、左CBに菅起用、との予想も、中村桐耶含みで、濃厚の様。
色々と、情報集合すると、
本日スタメンは、
GX
青木 小柏
ルーカス 高嶺 荒野 金子
菅 岡村 田中駿
菅野
サブには、
キムゴンヒ の黄金メンバー
ミラン・宮澤・福森・中村・スパチョーク
大谷
位でしょう!
前試合の疲労も有り、前試合スタメンメンバーは、複数早期交代となりますが、交代選手も、多彩多芸揃いで、交代で更にストロング強化や戦術一部転換も出来るメンバーとなっています。
埼スタで残留決定を!掴みましょう!
2022年10月10日
ラスト3試合で勝点2獲得は、最初の浦和戦で決定し、2試合は次シーズンの準備試合としたいもの。
そのための対策は?
次戦浦和戦は、今シーズンラスト現地参戦予定で、たまたま季節が変わるも、最後の夏日との天気予報で、降雨の中気温30℃近くまで上昇し、かなり蒸し暑い環境下の試合予想です。
最近のレッズサポーターは、鹿島同様過激さを増し、毎試合問題行動発生となっていますが、コンササポーター現地結集で、分厚い声援を贈り、プレーを後押ししたいと思います!
チーム一体の試合を作り上げ、勝利を掴み取りましょう!
対戦予想は、シーズンもここまで来ると、互いに、自スタイルを実現する事こそが闘い方となり、試合内容となりますね。特に、浦和は追求スタイルの戦績が低迷気味で、益々追求度合いがステップアップしています。
両チーム共に、攻撃型で、球際と縦のスピードに勝負を賭けるスタイルで、ガチンコ対決必至ですが、コンサはオールコートマンマークプレス、浦和はポジショナルプレーで全体前進型で、布陣アップでは強烈ハイプレスが炸裂します。
全エリアで、ボール奪取争いが炸裂し、
浦和は、その保持から攻撃への切り替えの速さと、短多数前線決定機の縦攻撃が、
コンサは短多数速攻と、ビルドアップ型本格攻撃を織り混ぜた多彩多様攻撃が、
ボール奪取を境に、交互に繰り返される試合内容となり、
勝負は、決定機での[得点実現力=シュート決定力]の差で決定される事となります。
問題は、コンサの選手コンディションで、故障離脱選手多発状況での試合対応策ですね。
[ボランチ枯渇状況]は深刻で、新たに、駒井の前試合故障は、軽度だとしても、次戦離脱は濃厚で、故障中の深井除外で、遂にスタメン級ボランチは、[高嶺のみ]となりました。
現在、シャドーポジションで絶好調の得点獲得の最有力選手で有る[青木・GXのボランチ起用は、シャドーの戦力喪失が大き過ぎる]との事が前試合で証明され、両選手共、ボランチ起用は[最終手段]と順位低下です。それ以外なら、西大伍、田中駿太、宮澤、格落ちなら、藤村・井川ですが、田中駿太はCBから外せず、西大伍と宮澤に託すしか有りません。しかし、両選手共、フィジカルは45分程度しか持たず、前後半で交代となるしか無さそうです。また、福森の途中交代は、最早定番で、そこまでしか、フィジカルもメンタルも持たない事で、交代起用しかありません。
しかし、昨日練習に荒野合流、小柏も前試合体調不良で欠場で、宮澤も故障復帰でコンディションアップ中で、時間限定など条件付きでの起用は可能カモですね。大きな戦力回復です!
前試合、後半から一部選手が、極度にフィジカル消耗となり、走らず、球際勝負も負ける状況となりましたが、次戦浦和戦では、その失敗は克服し、早い時間に途中交代で、フィジカルとメンタル低下を防ぐ事となります。
試合メンバー予想は、
[スタメン]
GX
青木 小柏
ルーカス 高嶺 西大伍 金子
福森 岡村 田中駿
菅野
[サブ]
興梠・ゴンヒ・荒野
菅・宮澤・スパチョーク
大谷
小柏・荒野・宮澤・スパチョークを故障離脱から復帰です。
このメンバーが、フルパフォーマンス発揮となれば、リーグ1・2位チームに互角以上の戦いとなるリーグトップ戦力となりますね!
勝利と残留決定を目の前で見届ける役割で行って来ます!
✳︎大好きなソンユンの帰還を心より祝福し、讃え、これからの激励を誓います!
お帰りなさい、ソンユン!
直近の天気予報では、雨から曇り・20℃の予報となりました。
雨中・蒸し暑い環境から、爽やか環境に変わり、フィジカル消耗は軽減し、コンサの苦手試合環境とはならなず、好条件となりそうです。
2022年10月09日
昨日の試合程、選手のメンタル混乱と連動するプレー混乱が試合を壊す過程を、明らかに見せられた試合は無かったですね。
前半は走れ、球際も、スピードもストロングとなり、ほぼ想定通り内容でしたが、後半、突然選手の走力低下、球際緩み、マンマークもしばしば外れ、途中からは、ミスプレーの連続となり、想定した戦術とプレーが崩壊し、攻守で混乱となる内容の中、連続2失点、挽回も失敗し、効果的攻撃も不能の中、痛い敗戦に至ったもの。
シーズン最終盤・31節の、シーズン集大成時期の失態は、今シーズンの、不出来さと混迷を象徴していました。
ミシャは、そんな失態の全体像を承知の上、全ては[選手コンディション不良と故障による代替戦力不足]を原因とし、選手への責任回避を図るかの様でした。果たしてそのコメントは正解でしょうか?
確かに、前後半の走力データは、
走行距離 前半53km 後半53km 全体106km(前節110km)
スプリント 前半72回 後半77回 全体149回 (前節202回)
と、前半と後半に大幅減の数値データは有りません。但し、前節・川崎戦と対比すると、走行距離で僅か、スプリントは酷く減退した事が明白ですが、平均的走行距離・スプリント数、でした。
問題は、個々選手にありそうです。
実は、前後半で、走行距離、スプリントが低下した選手が有りました。:途中交代選手は、フルタイム・45分に換算した数値です。
走行距離 スプリント
西大伍 前半5.6km 後半4.6km △1km ◯
ルーカス ◯ 前半17回 後半9回 △8回
田中駿 前半5.2km 後半4.7km △0.5km ◯
GX ◯ 前半10回 後半8回 △2回
福森 前半5.1km 後半4.6km △0.5km ◯
青木 前半4.9km 後半4.4km △0.5km ◯
興梠 ◯ 前半11回 後半4回 △7回
交代選手〜代表で記載〜
駒井 前半4.8km 前半3回
ゴンヒ 後半4.8km 後半5回
この様に、
走行距離低下が、西大伍・田中駿太・福森・青木の4選手、
スプリント低下が、ルーカス・GX・興梠の3選手で、
途中交代の選手で、どちらのパフォーマンスでも、低下した選手は、いなかった、との内容です。
詰まり、途中交代選手の問題では無く、スタメン・トップメンバーの、走力低下だった事が明らかです。
ここまでのシーズンでは、
トップメンバーは、メンタルが強く、リーダー役となる中心選手による相互コーチングがしっかり作動し、高い意識と集中プレーを確立し、疲労で走力低下の局面では、戦術変化をコーチングし、チーム全体と個々プレーをコントロールしていましたが、しばしば、サブ選手が加わった瞬間、意識の高低課題が顕著となり、戦術への実行スピードと精度に大きな低下を招く、との事態に、苦しみ、戦績悪化原因として来たシーズンでした。
しかし、ここ3〜4試合、サブ選手や代替起用選手の、意識の甘さ・緩さ・集中の低さは解消され、トップメンバーと同様レベルプレーに徹していましたが、昨日試合で、肝心のトップメンバーで、走力低下を引き金に、意識の甘さ、プレー責任の甘さ、との弱点が露呈し、一挙に振り出しに戻るかの状態となり、この課題の深さと、そもそもの選手メンタル管理課題未改善を突き付けられた形となりました。
ミシャスタイルでは、選手の意識とメンタル管理は、サブコーチに委ねる部分が大きく、ミシャはプラスメンタルと戦術中心、サブコーチは、より厳密に、コンディション管理と個別課題に個別メンタルを管理する体制で、前任四方田ヘッドは独壇場となる管理力を発揮していましたが、現在はその重要ポジションは、誰か不明で、反対に、ピッチ内での声掛けのコーチングでカバーしていましたが、実は、その指導していた選手とは、駒井・宮澤・高嶺・田中駿太・興梠・菅野・若手では小柏で、実は、田中駿太と菅野以外ピッチから消えた局面が、昨日の、チームプレー混乱に陥った時間でした。菅野と田中駿太は、最終ラインのため、前線〜中盤に、意識コントロールをするコーチング選手が消え、チグハグ、混乱、コンビネーションが軋んでしまう場面が多発、ミスプレーで更に混乱となった内容、と言う事です。
ミシャも選手も、[疲労による走力減退]と[集中力低下]を敗戦原因と、コメントしています。
しかし、本当は、本質は、疲労で[直ちに走力を低下させプレーレベルを低下させた]実践責任意識、更に[集中力低下で、簡単に相手にチャンスを与えた]実践責任意識、そんな局面での[適切なコーチング選手不在時問題]は、昨日試合で、これまでの数試合とは異なる[メンタルと意識の著しい低下]による敗戦で、チーム全体と同時に、特定選手の問題でも有ります。
次戦以降に関しては、コーチング能力選手が、再び起用されれば当面解消するもので、高嶺の出場停止解除、宮澤の復帰(ボランチ必須)、に田中駿太と、菅野と興梠で、何とが成りそうで、コンディション可能なら、小柏・駒井で更に強化出来ます。
そもそも、昨日試合でも、走力ダウンとしなかった、金子・岡村・ゴンヒ・菅は、コーチング能力に弱さが有るも、強いメンタルでチームの中核となります。
問題は、西大伍・福森で、ハーフタイムしかのハイパフォーマンスのフィジカル、と言う限定付きと言う事。
ラスト3試合、勝点2獲得が出来なければ、降格圏転落も有り得、昨日試合の様な、甘い試合姿勢ならば、どのチームからも勝点獲得は不能で、リーダー降格となってしまうもの。
弱いメンタル、集中力に問題ある選手は、出場資格無しは喪失し、試合に全身全霊を賭ける選手のみで、試合形成を進めるものとなりました。
シュートチャンスに、シュートを打たない選手も同罪!
闘う選手のみで、残り試合を乗り切りましょう。
最後に、試合速報スタッツ・最終版を参考に記載しておきます。
コンサ 福岡
前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 65 62 62% 35 38 38%
走行距離 53 53 106km 52 55 107km
スプリント72 75 149回 96 94 190回
決定機数 6 3 9回 4 6 10回
シュート 5 5 10本 3 6 9本
シュート率81 166 111% 75 100 90%
枠内数 3 2 5本 1 2 3本
枠内率 60 40 50% 33 33 33%
得点 1 0 1点 0 2 2点
決定率 20 0 10% 0 33 20%
パス数 350 244 594本 155 160 315本
成功率 84 79 79% 68 65 65%
✳︎支配率は、コンサも、福岡の意図したボールを持たせる戦略
✳︎前半は、決定機・シュート数・パス数・成功率はコンサで、支配コントロール。しかし、後半、決定機・シュート数・決定率が福岡優位となり、試合コントロールは逆転。コンサは、パス成功率も激しく低下し、パスミス多発。当然、得点数の差となったもの。負けは当然のデータ数値。
✳︎コンサのシュート精度は、高い枠内率となり精度は改善するも、決定率が低く、得点獲得失敗。
前半、チャンスにシュートプレーが出来ず、チャンス流出となった。
次戦で、挽回です!
2022年10月08日
ミシャの、選手新ポジションチャレンジが盛んですね。
①青木のボランチ起用は、前試合激闘川崎戦で、前半25分にMF荒野の負傷退場により、急きょ左のボランチに入り、MF駒井とコンビ。「札幌のサッカー的にはやりにくさはなかった。フリーになりやすいく、ボランチの方がボールをもらって前を向きやすい。」との本人感想。駒井選手共コンビネーションが良く、得意のドリブルを活かせるポジションで新境地を開き、シャドー・サイド・ボランチにまで、ポリバレント拡大。
②菅は左シャドーチャレンジで、プロスタートはFWポジションで、潜在能力を開花させるトライ。本人はやや戸惑いを感じるも、スピードとドリブル、"菅キャノン"と評されるシュート力は、シャドーで、前線3人のコンビネーション、相手DF陣突破、幅広いレンジのシュート力でチーム課題ミドルシュート増加も果たします。サイド・CBに・シャドーまで、ポリバレント拡大。
現在ポリバレント選手急増は、更に進化中と言う事です。
因みに、ポリバレントを一覧すると、
ポジ変化(✳︎印)
✳︎ 選手 メイン 可能ポジション
興梠 FW シャドー
GX シャドー FW
ゴンヒ FW シャドー
小柏 FW シャドー
✳︎ 青木 シャドー サイド・ 新)ボランチ
中島 FW シャドー
ミラン FW シャドー
ドド FW シャドー
✳︎ 菅 サイド CB・ 新)シャドー
ルーカス サイド シャドー・右CB
✳︎ 金子 サイド シャドー
✳︎ 駒井 ボランチ シャドー・サイド・CB
荒野 ボランチ シャドー
高嶺 ボランチ CB
西大伍 サイド ボランチ・CB・シャドー
✳︎ 宮澤 CB ボランチ・FW
✳︎ 藤村 ボランチ シャドー
田中宏武 サイド シャドー
✳︎ 福森 CB ボランチ
岡村 CB ボランチ
✳︎ 田中駿太 CB ボランチ
中村桐耶 CB サイド
西野 CB
✳︎ 井川 CB ボランチ
凄い事に、ポリバレントが無い単一ポジション選手は、西野・唯1人のみ、2ポジション選手が17名、3ポジション以上選手が6選手と、23選手がポリバレント選手で、こんなチームは、コンサ以外ありませんね。
選手自身も、単一ポジションを追求型もあり得ますが、現代サッカーでは、ポリバレント能力は優秀選手の条件で、望む所でしょう。本人も気付いていない最適・能力最高ポジションやプレーが発掘され、現実的に、試合起用の可能性・確率は上がります。
コンサには、そんな[本来・スタートポジション]から、[現在定位置ポジション]に変化した選手が多数います(上記一覧で✳︎印)が、前ポジションも潜在能力やプレー幅を拡大してくれる固有能力になっています。
将来的に、どんなポジションで大成するか、楽しみですね。
コンサがこれだけ[ポリバレント]を求める理由は、ミシャスタイルによるものだと言う事は自明ですね。
ミシャスタイルの代名詞[システム可変]は、選手が局面やマークで、ポジションを流動化し、激しく、ハイスピードで、ポジショニングポイントが変化するスタイルで、[ポジション=そのポイントでの役割]が、どんどん変化し、プレーを変換するスタイルだから、
その結果、例えば、[菅]が、気付けば、最前線のシャドーポジションまで上がり、そのままシャドーの役割をプレーする、と言う事は、しばしば、試合中多数回発生するサッカーで、
当然、ポリバレントポジションで、その場で必要なプレーを、実戦や試合形式トレーニングの中で学習・習得し、気付けば、[新たなポジションも可能]、となって行きます。
本日福岡戦の最重点の一つが、
[福岡の高く、強いDF陣]突破としており、スピードと突破力、強力ミドルシュートの菅を、局面次第で、最前線に組み込む場面を想定して居る、と言う事と推察されます。
GX・青木・小柏に、興梠と菅も組み込み、スピードとコンビネーションと決定力を、戦術転換となれば、ゴンヒ投入で、福岡DF陣撃破を狙う、と言う事だと、、、
2022年10月05日
コンサは、残すところ4試合、降格圏争いも、勝点上積みで、残留を決定付ける事となり、
次戦・福岡戦での勝利を目指す所ですね。
福岡は、一時の上位撃破・中位進出の勢いは、完全に消滅し、降格圏の渦中で翻弄されている状況。
残り試合の中でも、勝点3獲得に最も高い確率となる対戦で、確実に勝利・勝点積み上げで、残留を決定したいもの、なります。
そんな対戦展望・予測をしてみましょう。
1.対戦チーム「福岡」現況
現在の戦績は、
順位16位 勝点31 残3 7勝10分14敗 得点24・失点35・得失差△11
と、現在プレーオフ入れ替え戦となる16位ですが、
12位神戸まで、勝点3、降格17位G大阪まで勝点1と、僅か1試合で逆転する僅差であり、
この時点での勝利・勝点獲得は、リーグ残留に直結する最重大試合となっています。
シーズン序盤は、
前線のハイプレスを武器に、全員守備からボールを奪ってからの速攻とのチームスタイルが炸裂し、上位チームを撃破し、中位に座る展開と成功するも、選手固定起用による累積疲労で、走量とスプリント力が低下し始めた途端、プレスがはまらず、逆に裏のスペースを突かれる失点パターンが連発し、一気に戦績悪化、順位急落となったものでした。「攻撃的守備から攻撃」への連動は福岡の生命線ですが、「パスカット、ボール奪取がままならないと、またすぐ守備をしないといけず、陣形も整わず失点につながる。分かっているが、なかなか克服できていない」との長谷川監督コメントの通り、根幹戦術の破綻に、苦慮する所。
コンサでも、走量とスプリント力低下で、マンマークハイプレスの球際強度が低下した時期は、同様パターンでの、大量失点と戦績急落を経験済みですが、福岡は、現在立て直し時間も無い、状況的に極めて追い込まれた場面で、降格争いを苦闘しているものです。
現在の福岡攻略法は、ハイプレスの積極策を仕掛けてくれば、そのハイプレスを外す瞬間、大チャンス発生、となる訳と言う事です。
そのため、福岡は、根幹スタイルを変更する、との決断をした様です。
攻撃的守備〜ハイプレスを封印し、自陣堅守、ボール奪取からのロングカウンターに徹する、との戦術変更です。
強力FW陣を最大に活かし、大量失点の守備破綻を改善する最善策、と言う事の様です。
しかし、これで、リーグトップランクの福岡ハイプレスは無くなり、自陣ビルドアップは、ほぼフリーとなり、更に、自陣ブロック守備のリアクションスタイルは、多彩多様攻撃を得意とし、自陣ブロック堅陣も、反復サイドチェンジや、スペース突破パスと、多彩なドリブルで、揺さぶり、ギャップとスペースを強制的に作り出す、コンサ攻撃の餌食となるものです。
ボールロストからのロングカウンターも、そのターゲットFWにマンマークで自由を封じ、一方で、コンサボールロストも、マンマークにより即時奪回を徹底し、ボール配球を封じると、最早打ち手は無くなり、コンサの一方的展開も長時間となりそうです。
現在の、攻撃型守備と、上位チームとも互角以上の攻撃力は、福岡を圧倒する事必至です。
2.コンサ 対戦戦術・試合展開・試合メンバー予想
コンサ戦術は、ストロングスタイルの攻撃型守備〜オールコートマンマークプレス、マンマーク型ハイプレス徹底で、福岡のボール保持をとことん制約し、コンサ攻勢で試合の大半時間を支配、コントロールする事を図ります。コンサ攻勢は、多彩多様パターン攻撃で、福岡の自陣ブロック守備も突破し、多数の決定機を構築、その中、近時のシュート改善により、決定力改善から、多数得点奪取となる戦術です。
[完勝]を現実化する試合を狙う事でしょう。
試合展開予想は、既述の通り、コンサが、試合開始直後から、圧倒し、多数決定機の中、得点を積み上げる展開が濃厚ですね。
唯一、現在表面されている[戦術転換]は、ダミーで、実は、リーグトップランクのハイプレスを展開する積極策との展開も想定されますが、恐らくは、危惧で終わりそうですね。
前半複数得点差、後半更に、得点加速で、大勝の[完勝]を予想します。
想定試合結果は、【 4-0 】完勝想定です。
最後に、試合起用メンバー予想は、
[スタメン]
GX
青木 小柏
ルーカス 宮澤 駒井 金子
中村 岡村 田中駿
菅野
[サブ]
興梠・キムゴンヒ・スパチョーク
荒野・西大伍・田中宏武
大谷
とします。
✳︎福森、菅、はコンディション不足
高嶺 出場停止
福岡戦勝利で、リーグ残留を決定付けると共に、
戦術完成となる、完勝を果たしましょう。
2022年10月04日
リーグ最終盤、各チームの残り試合も3〜5試合の[片手数]となり、標題の[理想のサッカーと現実のサッカー]との命題が頻発する局面となり、選手や指導者それぞれからのマスコミリリースが、よく目にする事となっています。
その[理想のサッカーと現実のサッカー]命題とは、
[試合内容と試合結果のどちらを優先し闘うか]との試合戦略や方針上でのバランス問題ですね。
そもそも論だと、
[試合内容の良否→試合勝敗・結果となる]との図式は、サッカーでの大前提であり、
[良い試合結果=勝利や勝点獲得は、良い試合内容によるもの]との考え方は、当たり前となります。
しかし、時にして[内容では負けていたのに、試合に勝った]との試合も多数発生するのがサッカーです。
そのため、
次戦相手が強大過ぎ対戦が苦しい場合、
今後対戦相手が強い相手ばかりの苦しい日程・展開予想、の場合のみ、
チームとして追求する戦略や戦術を棚に上げ、
対戦対策に直結となる戦略・戦術に変更する、との選択となる訳です。
間違えても、そんな状況が無いにも拘らず、
[結果至上主義]に陥り、目の前の結果のためには、どんな手も使用し、次の一戦毎に運命を賭ける、との極端な思考は、[計画性喪失]となり、[仮に直ぐの試合には勝利]のその日暮し型運営では、その次〜次との連鎖となる[勝利継続力喪失]必至で、気付けば、固定起用の累積疲労で、チーム戦力は斬減傾向となり、成長も無く、戦略戦術、個々選手能力のどちらも、低レベルのままとなってしまうケースは、J1チーム・新監督ケースで、時々発生していますね。
前監督まで、磨き成長して来たチームと個々選手能力を、材料として、リアル成果・勝利至上主義を追求し、結果として、直ぐに、チーム斬減傾向で破綻し、監督解任は、今シーズンもありましたね。
現在の「結果優先戦略」のスタイルは、残留争いが佳境となり、状況が追い込まれた一部チームでのみ、[対象が残り試合限定]と言う事から、成立する事もありそうですが、
コンサは、仮にそんな状況や場面となっても、[試合内容追求]による[試合成果]追求のスタイルしか、あり得ませんね。それは、指導者・ミシャが、過去広島や浦和でも、貫き通した[根幹スタイル]で、それをどうしても変えろ!と言われて、監督解任を求める、との結果となったものでした。
この話は、そのまま、日本代表・W杯の選択戦略に繋がりますね。
日本の現在スタイルは、
前線からの攻撃的守備、縦の速さを持つサイドとDF裏突破、ビルドアップ型パスサッカーと、コンサスタイルに近似の、最新形を模索して来ましたが、
ドイツ・エクアドル・スペインのW杯予選リーグ突破には、日本本来スタイルの効力、突破力と、相手攻撃の威力の凄さで、本来守備力での不足課題を疑問視すると、本来戦略、戦術の変更を考えてしまう所です。
森保監督は「どんな選択を取るのか」、戦略と戦術は、そのまま必要選手選択となり、最終選手選考となる訳ですね。
2022年10月02日
[厚別の女神]を前ブログで書きましたが、
昨日川崎戦の勝利は、文字通り「激勝」となり、新たな聖地伝説を作り、厚別の女神に捧げるかの様な、今シーズン最高の試合となりました。
事前予想ブログでは、
「3得点獲得が勝敗の分岐となるでしょう。『3得点獲得』が、最重要ポイントです。想定試合結果は、【3-2・撃ち合い勝ち】」、としましたが、事実は、更に上まる驚愕の【4-3・撃ち合い勝ち】。
試合終了のホイッスルの瞬間、余りの激闘による勝利に感動し、自然に「涙」が流れてきました。
これまでの、数多の厚別の試合が一瞬にして駆け巡り、「その頂点、締め括りの勝利がこれなのだ!」との想いも、重なり、感動に揺さぶられる試合でした。
選手は、誰一人集中を緩める事も無く、ミスも極めて僅かで、フルパフォーマンスを最後のプレーまで果たし、今シーズン最高の内容をやり通しました。
監督ら指導陣も、ジェットコースターの様な展開の中、完璧・100点満点のマネジメントとコーチングで、チームをコントロールし、今シーズン最高の内容を果たしました。
そして、ミシャも、小柏も、興梠も、試合後に感謝コメントをした様に、「凄いプレーを選手から引き出し、支え続け、守り続けたサポーターの力」も、今シーズン最高の内容でした。
昨日の激勝は、選手と指導陣とサポーターで作り出した作品、でした。
厚別競技場でのJリーグ試合は、2014リーグ基準非適合による試合減数措置の[公式的な制約]に加え、来年、プロ野球・日ハムの自前ホームスタジアムへの移転により、大きな収入激減となる[札幌ドーム]運営への支援から、次シーズン以降、コンサドーレの完全ホームスタジアムとして、全ホームゲームを実施となり、その結果、厚別競技場での開催は、今後消滅ですね。文字通り[コンサのラストマッチ]となりました。
厚別競技場には、コンサドーレ誕生の日から、その成長を育み、多くの選手、指導者、そしてサポーターの、努力と想いの舞台として、暖かく育ててくれた[ご恩]が一杯!
奇跡的な戦績、毎試合何かが起こる奇跡、選手の特別な想いとその影響を受けたベストプレーの数々、時には翻弄し、意思が篭っているかの様な[風]の支えと後押し、何故か直接選手の耳に届くサポーターの声援とその声援ならではの選手プレーの不思議な一体感、
その全てによる、想いも知れない数々の奇跡を生んだ厚別には[女神]が居り、暖かく、力強く、全コンサを包み、導いてくれた、ものでした。
そんな最後の試合、歴史的激勝、と史実にも記録されるだろう、川崎戦勝利を、深い感謝の想いを込めて捧げるものです。 本当に、良い試合が出来ました。
試合内容とポイントは、(いつも通り、前①後半②試合速報データを記載しておきます。)
コンサ 川崎
① ② 全体 ① ② 全体
支配率 50 48 48 50 52 52%
走行距離 56 54 110 55 51 106km
スプリント98 104 202 101 97 198回
決定機数 5 13 18 3 4 7回
シュート数 6 8 14 4 9 13本
枠内数 2 4 6 1 4 5本
枠内率 33 50 40 25 41 32%
得点 2 2 4 1 2 3点
決定率 33 25 24 25 20 22%
パス数 227 173 394 212 199 411本
成功率 75 74 74 79 78 78%
⑴全体では、互いに支配率、走行距離、スプリント数は同レベルでしたが、前半は川崎がやや走力優位、後半はコンサが走力優位で、前半拮抗状態、後半更にコンサが上回る試合展開を証明しています。
⑵決定機数は、コンサが圧倒し、コンサは多数チャンスでの得点奪取を、川崎はやや少ないチャンスを確実に得点とする、との狙い展開となりました。
シュート数・枠内率・決定率も互角で、試合結果を左右したのは、[決定機数]〜チャンスの多さ=チャンス構築力であり、大きく上回ったコンサが勝利は、当然の結果です。
⑶コンサ継続課題だった[枠内数・枠内率・決定率]は、川崎と同数値で、リーグトップレベル到達でした。大きな改善と進歩を証明しますが、この精度と決定力こそが、戦績安定化に直結する、絶対要因だと言う事も証明されました。〜次戦以降の戦績獲得は、ここに掛かっていますね!
⑷プレー選手全員、メンタルとヘッドワークを含め、今シーズンベストパフォーマンスを実現し、今節、リーグでのポジション毎パフォーマンスランキングでも、圧倒的トップや、トップレベル到達の選手揃いで、リーグベストプレーヤーを果たす最高能力を実現しました。他チームのどんな高額プレーヤーよりも、高く、強く、クリエーティブな選手と成り、間違い無く、リーグベスト選手揃いのチームにまで到達したものでした。
ミシャの理想形寸前まで達し、
戦術、高能力選手構成チーム編成、個々選手実際プレーで、理想寸前〜夢のチーム〜ドリームチーム、を手にしかけた、それ程のインパクトを掴んだ試合でした。
選手も、指導陣も、勿論サポーターも、確かな手応えは当然、リーグ最強に近いた実感まで、感じ、掴み、確信したものでした。
これからの、次の、未来のコンサに、ワクワクが止まりませんね!
最後に、恒例の個別選手毎シュート内容一覧を記載しておきます。〜ここ最近、一時のリーグ最低レベル内容を完全に払拭し、飛躍的な改善、成長が数値で証明されています。昨日試合は、更にランクアップしましたね!
シュート数順に記載です。
名前 シュート 枠内数 枠内率 得点 決定率
小柏 5本 2本 40% 1点 20%
GX 3 2 66 1 33
ルーカス 2 1 50 1 50
興梠 1 1 100 1 100
青木 1 0 0 0 0
高嶺 1 0 0 0 0
✳︎昨日試合では、シューターは6選手で、平均より減少
✳︎枠内率、決定率も、リーグ最高水準選手が、4選手と多数となり、枠内に跳ばした選手は全員得点獲得選手となりました。現在のコンサのシュートレベルは、枠内狙い→ゴールマウス内の得点確率の高いポイント・ターゲット狙い、に移行しており、単純撃ちシュートは皆無・減退で、枠外も、ゴールマウスのGKカバー範囲外を狙いズレてしまったシュートが多数となっています。
シュートトレーニングは、積み重ね型で即効、と言うよりも、感覚調整型の積み重ねで、トレーニングを休むと直ちに急低下してしまう性質の内容です。そのため、毎日の積み重ねに加えて、試合前数日間での、一定時間集中シュートトレーニングが有効で、その成果が判っきり表れた改善となっている訳です。
更に、多数の選手のシュート能力も改善継続ですね。
力強く、逞しく、強力なチームが、急速に形成されて来ました。
シーズン終盤としても、理想的展開ですね。
更に連勝と、チーム成長を重ねましょう!
2022年10月01日
コンサドーレ誕生の時、札幌には会場候補として「真駒内屋外競技場と厚別競技場」の2会場がありましたが、「真駒内」は冬季五輪目標の国立でその後「道立」となった施設で、札幌市を「最大支援団体」としていた関係からは「市営・厚別競技場」で、「支援ともなる特別使用契約」は、設立当初の「慢性的資金不足」コンサには、唯一・絶対で、迷い無く「ホームスタジアム」となりました。
全国的には、「真駒内」は冬季五輪で知れ渡る「メジャー」会場でしたが、実は「JFL公認施設は、道内唯一、厚別競技場のみ」で、サッカー競技上も、唯一の選択でした。
その様に、コンサが誕生から、2014年「Jリーグ・会場基準非該当」とされる事態も発生しましたが、コンサの成長を支え続け、その「汗と涙と歓喜を暖かく包み込んでくれた会場」でした。2014・基準外指定となっても、Jリーグとの「特別契約」の下、「継続施設改修と試合数減少制限」で使用許可は継続し、シーズン毎に増減はあるも、徐々に試合数は減り今シーズンは、天皇杯も含め「4試合限定」でした。
「聖地厚別」と呼ばれた理由・所以は、
①コンサ誕生・Jリーグ加入条件クリアーを掛けた、JFL1996・5位~1997・優勝の2シーズンで、当時は「引き分けが泣く、延長戦・PK形式」の中、厚別での「21勝0敗」と驚異的な戦績を挙げたもの。それも「後半・逆転勝利」も数多く、「絶対に勝ち切る、負けない」試合の連続を、「奇跡の聖地」と呼んだ事でした。
②そのシーズン以外でも、厚別の戦績は異質なものとなり、奇跡的な戦績は、継続され続けました。
厚別戦績データ (参考;札幌ドーム)
通算 110勝37分59敗 (100勝64分78敗)
勝率 53% ( 41% )
勝点獲得率 71% ( 67% )
※厚別戦績が、ドーム戦績を圧倒しています。
特筆シーズン
96-97 勝率 100% ・・「聖地」誕生
99 66%
00 82%
11 77%
16 100%
17 100%
50%以上のシーズンは、上記以外にも7シーズンで、通算14シーズンでした。
✳︎この様に、奇跡の戦績の戦績は、聖地どの呼び名の当初シーズン以外に、何シーズンも発生しており、更に、通算勝率53%・勝点獲得率71%は、毎シーズン展開の中、シーズン目標への大きなエネルギーの源泉として計算出来たものでした。札幌ドームの勝率41%は、[半分以上の勝利]とのホーム勝率評価基準に、未だ差が有り、厚別の様な[聖地定着]には戦績積み上げが必要と言う事ですね。
そんな聖地の戦績が生まれたのには、原因が有る筈です。
それは、良く指摘されて来た、
⑴厚別の長い芝
現在戦術の前は、多くのシーズンで、[堅守速攻]戦術で、ジャイアントキリングの立場から、守備主導・速攻サッカーを選択して来ました。そのため、現在とは真逆の、相手チーム・パスサッカー封じのため、パススピードを下がる手段として、芝ピッチを長くするカッティングで、リーグ最長の[長い芝=走らないパス]は、当時上位チームに多い[パスサッカー封じ]となり、コンサに優位とする手段でした。
⑵厚別の強風
同様、試合環境となる[厚別の風]は、試合を左右する要因にしばしば成り、[聖地厚別戦績]を作る重要なファクターとなったものでした。
試合時間にもよりますが、良くあった[午後開始〜夕刻終了の時刻設定]では、
[試合開始時]〜東北への風、
それが何故か、
[試合後半・途中交代]〜西南への風の、
との風向き逆転、更に、風の強さも、逆転や途中変化が激しく、ロングボールの到達位置とスピードが激変し、熟知しているホームコンサに、大きなアドバンテージを与えてくれるものでした。
前記同様、パスサッカー封じと、ロングボール放り込みにも、大きなアドバンテージとなるものでした。
⑶厚別の女神
最後、厚別には、ピッチまで距離はあった筈ですが、全体サポーターの声援だけで無く、警告や個々のサポーターの声が、直接選手に届く場面が沢山から会場で、マインド支援に加え、リスク情報や心へ届く声援も、力強く、最後まで頑張り抜く、コンサ魂プレーを引き出す会場となったものでした。
まるで、その声援こそ、[厚別の女神]で、試合成否・結果を左右させる源泉、となった訳です。
[一瞬の緩みや甘えも無く、最後のホイッスルが鳴らされるまで、走り抜き、ヤリ抜き、身体を張り続ける、事こそが、全ての原点であり、源泉でした。
来シーズンから、新たな展開で、コンサホームグラウンドは、札幌ドーム一本となり、聖地は、厚別→札幌ドームへ移行、となります。
そんな、恩と素晴らしい日々、沢山の方々の努力が詰まった、厚別最終戦は、あのリーグ最強・川崎との、激闘、その中からの激勝しか有り得ません。
これまでの感謝と誇りを胸に、聖地厚別の最終晴れ姿を飾りましょう!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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