2020年11月29日
結論を真っ先に記載すると【負けに等しい引き分け試合】であり、その実戦評価からは「コンサのチームとしての大きな欠陥とその原因が明白となった」との評価となる<無様で、惜し過ぎる試合>でした。
どんな試合にも、<評価し得るプラス点・良内容>はあるのは当たり前ですが、現在の「ラスト4試合に、来シーズン・リーグ上位チーム力構築完成を掛ける」試合目標は、「そんな甘い試合価値追求・求めるチームプレーでは全く無い」もので、
<豊富な・多くのブラスプレー・統一規律(戦術)は当然、その強度・精度・集中度の追求と、全体としての試合コントロールを完成する>試合内容を「絶対目標」とした試合だったものでした。
しかし、その試合目標の選手理解には「酷く大きな差」があった事は明白で、一部選手による「意識の希薄さ」との「精神・理解部分」が原因となり、<5分間のプレー破綻⇒2失点喪失>を招いたもの。
残念ながら、「試合開始直後から」、その傾向は続いていて、広島選手は、当初・事前想定していた「最前線~中盤に対し、厳しくタイトなマンマーク・ビルドアツプチャージ」認識だった所、現実フレーは、弱体化・緩和した「チャージ回数・チャージスピード・チャージ強度」を実感し、川辺・青山のマンマーク「宮澤・高嶺」は想定通りの「ハード・タイトマーキング」で潰せたが、DFラインのビルドアツプは「ほぼフリープレー」で、「広島陣深くへ押し込める」狙いも崩れ、「高い最終ライン・前進布陣」を許し、コンサ陣は、「攻撃的位置取りでは無く、ミドル位置まで押し戻され、広島ゾーン布陣を、より攻撃的位置取りを許すもの」としてしまいました。
そんな中、コンサ「2得点目獲得」で、「選手集中度低下~パフォーマンス試低下」の「悪い癖」が、前線と中盤の一部選手で拡大し、ミシャ試合後コメントの個別選手の「甘い認識プレー」が起因した広島カウンターで「1失点」、更に、全く同一パターンで「2失点目」となり、その後も更に、同様パターンが3度繰り返されるも、広島「シュート低精度」に救われ、「追加失点現実化を免れるラッキー」が連発したものでした。
この試合は「基本プレーの実施・確認を目的とするものでは無く、より高いプレー実践力の追及・向上により、試合コントロール力獲得・向上」を目指した試合でした。そんな「厳密で、個々選手の高いプレーレベルの是非・実践力を試す・確認する試合」でした。
そのため、試合後コメントで「1失点目は駒井の<安い・安易過ぎる・軽率プレー>、2失点目はロペスの<集中を低下させた・甘いマーキング>、金子・宮澤の<ファウルも辞さないストッピング・チャージの甘さ>、ゴール前ミンテ⇒福森カバーが必要な局面で、ミンテチャージの寸前に被さる形の福森チャージで、ミンテ守備を阻害、更にGA内に福森カバーエリアをフリースペースとしてしまうとの<集中のキレた、軽率、不適切プレーが連続>したものでした。
コンサの、また、コンサ選手の最大欠点の一つ【冷静・最適判断、プレー集中度の波状化(高い時と極端に低下する時が波状に発生)】の「理解・認識部分」こそが、ミシャが常々追求する「試合経験の乏しさ、試合コントロール力の改善」の根幹です。
第30節は、正に「コンサの攻撃得点獲得力」の長所と、「冷静・最適判断・プレー集中度の波状化(試合内高低変動)」の欠点が、明白化された試合でした。
しかし、現在の「問題認識」の強さ・重さだからこそ、試合後ミシャコメントに「問題選手実名リリース」で、選手へ、マスコミ・公開を利用した「強烈メッセージ」を伝え・与え、
「即座に改善の、強い意欲と意思を作る・とする」事を期するものでしたね。
しかし、
来シーズンの「チーム構想とそのポジション」が決定される「この時期」に、このレベル~基礎課題を突き付けられた選手は「必死・焦る」ものです。
やや「強治療法」ですが、チーム根底に強くこびり付き、長年に「低意識・低認識」部分として、選手個々問題としても蔓延り続けた「チーム根幹課題」への治療が、ミシャの長期テーマでしたが、「試合経験の乏しさ」テーマは、実は、【実戦数の量の問題では無い】~そんな簡単な解決法では全く無意味・無価値で、選手意識・認識の「レベル問題」であり、選手の改善と実践の意識の「強さ・強度」の問題だからですね。その意味では、全選手が、より徹底し・集中したプレーに徹すれば「その瞬間に改善」となるものと言えます。
ミシャが再三に亘り問題化している「試合経験値の乏しさ」の真意・本質ですね。
いずれにしても、「試合後、ベンチミーティングは厳しく・激しく問題点と改善を追求したもの」と推定されます。
<全選手、一気に、精神に激しく、強く根本が注入され、目が覚めた>ところでしょうね。
コンサの現在のチーム力・姿が明白化された試合で、簡単に内容点検をしてみましょう。
1.試合内容~速報試合スタッツより~
今回は、前後半の2分割で各項目推移を見てみます。
コンサ 広島
前半 後半 全体 前半 後半 全体 ~コンサ優劣
支配率 54 54 54 46 46 46%~やや優位
走行距離 54 61 115 53 60 113km ~前後半互角
スプリント89 98 187 88 104 192回 ~やや劣後
同平均速度 31 30km/h ~互角
シュート 6 4 10 7 9 16本~後半劣後
枠内数 1 2 3 1 4 5本~劣後
パス数 250 277 527 201 231 432本~優位
成功率 80 78 79 75 73 74%~通常より低下
A'3rd内パス 33 71 104 31 55 86本~優位
同成功率 73 74 74 70 60 65%~優位
ボール占有率28 26 27 20 28 24%~やや劣後
同ミドル 52 46 49
決定機回数 5 4 9 2 6 8回~前半優位・後半劣後
得点 1 1 2 0 2 2点 ~前半優位・後半劣後
<データより確認事項>
➀支配率・走行距離・スプリント速度は問題無し
➁スプリント回数は、後半低下し、広島がスプリント勝ち
➂シュート数=チャンス機会数、ボール占有率、決定機回数は、前半コンサ・後半広島。
➃シュート枠内数とパス成功率の「シュート精度・パス精度」が前試合対比で大きく低下、広島も「低レベル」でしたが、特にシュート精度で広島に劣後。
<総合評価>
・前半は、互角項目多く一進一退の中、コンサ積極攻勢により、やや試合コントロールで「先制」獲得で、想定内結果。
・後半・2得点目獲得後、コンサスプリント急減・広島急増での「スプリント負け=1対1勝負負け」から、広島・攻勢・決定機増加し「連続2失点」。
しかし、その時間帯以降、選手交代・活性化により、スプリント・チャージ強度・スピード回復し、一進一退の中、コンサ積極攻勢によるコンサ決定機も複数作るも、決定力不足で決勝点獲得不成功。
〇「2得点獲得後」の「集中度・スプリント回数・チャージ強度を極度に低下させた10分間」の「特定選手のプレーレベル低下」が問題点
〇「決定機でのシュート精度の低さ」が試合結果根本要因。
以上の点が、試合スタッツ値に明白です。
2.本試合のポイント
➀リーグNo.1プレスキッカー福森による「セットプレー攻撃力」の威力をあらためて証明。「福森のプレスキツクはあらためて脚光と注目を集め、相手チームへの威圧感・恐怖心を大きく与えた」ものとなりました。今後、益々、相手チーム・選手に、「自陣ゴール近くでのファウルは、コンサ絶好機・決定機」との印象と認識を刻み付けた点は、大きな成果でした。
➁新戦術「マンマークハイプレス」の<強度>は、
「ゼロトップ型」↘「攻撃強化型マンマークハイプレス」↘「最強攻撃型緩和マンマークハイプレス」の順に低下しますが、
昨日試合「攻撃強化型マンマークハイプレス」の強度は、「大きく低減」したもので、昨日・広島には脅威・対策困難には到底到達していませんでした。
この「甘く・緩いマンマークハイプレス」は、本来の欠点「高い布陣裏の広大スペースへの被カウンターリスク」を頻発し、「失点阻止となる守備」は不能となります。
昨日試合では、実は、<魔の5分間・連続失点>時間帯だけでなく、試合全般
=試合開始直後~試合タイムアップまで、「広島・ビルドアツプ阻止は作動出来ず、戦術目的の『高い位置でのボール奪取・そこからのショートカウンター・決定機多数創出』は僅かな回数にとどまってしまいました。
つまり、
【一瞬でも、スプリント<さぼり>と<甘い判断>=集中を低下させた瞬間『攻撃強化型マンマークハイプレス』は、戦術機能を喪失する】、
との結果が証明されたものでした。
試合展開上、
〔試合内戦術転換〕との試合戦略
<「ゼロトップ型」試合開始
~相手戦術封止し、
相手フィジカル・メンタルダメージ累積となった時間帯に
~「攻撃強化型マンマークハイプレス」
~「最強攻撃型・緩和型マンマークハイプレス」で、
得点上積み・複数得点獲得
~複数得点獲得による勝利 とのパータン>が必要である事が、
「逆説的」に証明された試合でした。
新戦術の長所・短所、試合内展開法、目指すべき方向性が、明白となった試合でした。
➂試合中<魔の5分間>の原因となった「集中低下・甘い判断発生」は、選手毎の「格差」が大きく、「懸命に・最大パフォーマンスを一瞬の緩みも無く発揮し続ける選手」も多いでしたが、逆に「時々発生~度々発生~しばしば発生」選手が問題プレーにより、失点起因・敗因となる事が問題化されています。つまり【選手毎の、戦術理解の格差とプレー姿勢の格差】による「意識・理解・メンタル課題」の問題です。
その根本原因は、「選手が育つ途中での環境=育成環境」と「本人気質・プレー姿勢」のどちらかですが、「本人気質・プレー姿勢」は、アマチュアではしばしば発生しますが、「プロ・Jリーグ選手」では、「超ベテラン」や「天狗になった超プレーヤー」程度しか無いものです。しかし「育成環境は、高い意識・プレー姿勢・テクニック・戦術眼と判断を求められる練習・実戦のレベルの高さ・追求の厳しさ、そのもの」で、「低レベル=甘い程度」が許されるか、完全否定されるかの、「厳しい育成環境に居たかどうか」の問題で、
例えば、「甘いキャンプなら、甘いプレーでしかシーズン開始は出来ない」、逆に「徹底的に、厳しく追い込んだキャンプによる、シーズン開始は厳しく・勝利に直結したプレーとなる」との実例通りですね。
現在、その観点で「合格・適正プレー」選手は、
高嶺・宮澤・ミンテ・田中・チャナティップ・菅・ルーカス・菅野、そして急成長荒野。
問題化選手は、
今回指摘の駒井・ロペス・ドド・ジェイ・福森
昨日試合は、「駒井・ロペス・宮澤・福森」でした。
この時点まで「煮詰まった・残り3試合」状況、起用試合で「即時改善」を見せるしかありませんね(笑)
該当選手各位の奮闘努力を期待します。
➃集中力低下と「シュート精度急減退」は連動しているのかどうか。
「シュート精度」課題がまたまた浮上。
冷静さと素早い判断の勝負です。ここも、「個別選手課題そのもの」ですね。
以上、そんなに課題点は多くなく、絞り込まれた分「深く・深刻」です。
次戦までの「トライ・改善」と実戦での「改善証明」を期待しましょう。
2020年11月25日
コンサ・今シーズン締め括りは〔来シーズンチーム基本完成~リーグ上位戦力到達〕を証明する【5連勝】達成を掛け、
いよいよ第30節・ラスト4試合・Away広島戦。
シーズン最終盤に、コンサにもたらされた2つの大きな出来事
~<コンサ最大課題-決定力ストライカー;ウーゴ獲得>と
<チームの心臓・主軸・心身の源泉;荒野大怪我・チャナティップ故障離脱>との、最良と最悪の両方。
しかし、そのどちらもが、「チーム結束・一団化のより強い精神的団結、より幅広く・多数選手の奮起奮闘による総合チーム力増大」と、コンサを強く・剛く・鍛くします!!
コロナ禍により、混迷の社会の中、コンサも、異常で、過酷で、しかし、だからこそ獲得した物の多かった今シーズンを、オールコンサの総力と、多くの関係者・支援の力により、遂に「最終章」までを前進しています。
次戦・第30節広島戦で、そのシーズン全てを凝縮し、この一戦に集中させ、「悔いの無い、フルパフォーマンス・全力発揮」試合を実戦です。
コンサ・今シーズンの最大成果は、<新戦術「マンマーク型ハイプレス」獲得>です。
戦術理解は、[初歩・基本段階から➝基本形習得➝応用変化形(局面毎パターン)習得」へ到達
戦術実践も、「必要フィジカル(走力・スピード・体力)獲得から➝チーム必要プレー実践度アップ(練習と実戦・経験値累積により、段階・レベル向上)➝戦術作動時間の拡大・支配時間帯拡大化➝局面毎・最適戦術パターンの選択・実施➝試合内・支配成功が大幅増大」へ到達
と、初歩段階➝中レベル➝習熟レベル段階と、成長・進化を獲得しました。
現在、ほぼ全選手が「戦術理解」達成、更に、「最強化型<ゼロトップ>戦術」を戦術理解・実践する選手が「14名」に到達、また、戦術バリュエーション「攻撃強化型マンマークハイプレス・18名」・「最強攻撃力型緩和マンマークハイプレス・21名」と、新戦術のチームバリュエーションも、多彩・最適効果的にまで進化していますね。
では、次戦・第30節広島戦展望です。
1.対戦相手「広島」現況
現況は、29試合で残5試合
順位8位 勝点46(3位へ△9)
13勝7分9敗 43得点31失点得失差12
リーグ 7位 3位 3位
シーズン目標・リーグ上位に「ラストチャンス」で、ラスト3試合・FC東京-柏-名古屋戦での「2・3位チーム直接対決」に勝負を掛けるため、その前3連戦(C大阪-湘南-コンサ)は「3連勝」狙いです。
C大阪に「辛勝」-湘南には「負けに等しい引き分け」、そして、いよいよ後がなくなった「コンサ戦」で、<絶対勝利>を目論み、淡々と準備の所です。
今シーズンは、連勝が5回、連敗も3回と、好調期と不調期が交互し、現在は、6試合敗戦知らず・3勝3分で「前試合・湘南戦」となり、3勝4分・決勝点獲得失敗で、上位が遠のいた一戦でした。
フォーメーションは、本来「3-4-2-1」(守備型ミシャ風)ですが、過酷・過密日程対策で、「ターンオーバー気味・A・B2トップチーム編成」の戦略で、
Aチーム:「青山チーム」青山・森島・浅野・Lペレイラ・東+「川辺・佐々木・荒木・野上」
Bチーム:「柏チーム」柏・土肥・川辺・エゼキエウ・永井・Dヴィエイラ+「川辺・佐々木・荒木・野上」
戦績は、Aが優勢で、こちらがトップ・Bが準トップとなり、交互に「ターンオーバー選手起用」です。
因みに、前試合・湘南戦は「Bチーム起用」で、コンサ戦は、Aチームが対戦します。Aチームは、「中日日程(水曜開催・中3日)」も全く問題なく「中6日・良コンディション」です。
戦術は、超攻撃的ミシャ戦術は、フォーメーション以外名残は乏しく、「守備主導・堅守戦術」で、リーグ3位の失点数・守備力の源泉は「自陣ブロック組織守備」です。しかし、今シーズン、「ハイプレス」戦術による「相手ビルドアップ・サッカー」への対抗策として、流行りの「ゾーン型ハイプレス戦術」を実施しますが、「基本守備ライン・布陣位置は、自陣D’3rd上位置の守備・消極型布陣」のため、相手陣へ「攻勢」で全体チーム布陣を相手陣に前進させた局面のみ、「低布陣ゾーン型ハイプレス」でも、相手ビルドアツプポジション付近に近くなった局面で「ハイプレス」を仕掛けて来ます。
つまり、
広島攻勢の中、ボールロストの局面のみ、
「再奪還ハイプレス~カウンタープレス・ネガティブトラディッショ」を仕掛け、これは強力ボール奪取力で、ショートカウンターにより、最大得点機とします。~「前線でのボール奪取・守備」は、超限定局面ですが、その局面では「強烈ボール奪取力発揮~ショートカウンター」の狙いです。
また、自陣ボール奪取からは、「ロングカウンター」狙いが中心で、前記「限定ショートカウンター」の「長短速攻」が得点獲得狙いとなります。
遅攻では「サイド・クロス」が主体で、極端に少ないパス数・成功率であり、「パスサッカーのコンビネーション突破、ドリブル等の個の突破」は限定的で、「遅攻」攻撃力は水準並みでしかありません。
結果、得点獲得力は、リーグ平均やや上レベル程度となる訳です。
特に、「先制」を許し「積極的に得点獲得を仕掛る事が必要」の試合展開では、その得点力・攻撃力は弱点となり、「先制された場合逆転勝利ゼロ・無し」と大きな弱点があり、前湘南試合でも同一欠点が出たものでした。相手チームに狙われ続けます。・・「先制」が、試合展開上、通常試合以上に「重要ポイント」です。
<先制>必達!!です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
コンサ戦術は、「ゼロトップ」は、荒野・チャナ離脱で暫時封印。
「攻撃強化型マンマークハイプレス」の➀通常Vr.、➁最強攻撃力・緩和マンマークハイプレスVr.の選択ですが、
「ウーゴ・ヴィエイラの実戦経験値累積・契約テスト」が最優先事項にて、
➀通常Vr.「攻撃強化型マンマークハイプレス」+コンサ式ミシャ戦術の「ハイブリット戦略~試合開始~➀戦術で試合支配~途中守備局面で、フィジカル等にて「コンサ式ミシャ戦術」の部分採用型です。
前線に「強力・得点力ストライカー配置型」の「マンマークハイプレス」は、激しい相手ビルドアツプへチャージし、成功すれば「ショートカウンター~決定機」発生となり、結果として、相手・広島は、GKからの「ロングフィード」の逃げ手手段・プレーしか無くなり、「コンサ・バイタルとDFライン」エリアでのボール奪取・2次ボール回収保持を「想定」し、最適ポジショニングに事前移動と準備で、多数回「ボール奪取」となり、コンサ攻撃局面に移行し、コンサの多彩攻撃~コンビネーション中央突破・サイドとDF裏スペースへの飛び出し突破・サイドからのクロス・反復サイドチェンジによる相手陣揺さ振りと崩し・派生セットプレー~の「コンサ攻勢時間帯」とするものです。
また、途中、得点後再キックオフの様な「広島・リスタート時」等の、コンサ守備局面は、コンサ式ミシャ戦術で、自陣守備でのボール奪取・保持を図り、そこから「ビルドアツプ型とポストプレー型」で、攻撃にトランジションします。
試合展開は、試合開始直後は、均衡状態ですが、コンサボール奪取から「コンサ攻撃局面」に移行し、コンサ攻勢・相手陣内ボール奪取へ「再ハイプレス」・「マンマーク型で、相手パス交換阻止・制御」で、「複数得点獲得狙い時間帯」となり、先制~追加点獲得~更に追加点追求、との展開。
後半・選手交代で活性化、戦術「最強力攻撃型・緩和型マンマークハイプレス」」に転換し、更に「追加点」獲得を積み上げます。
想定試合結果は、【 3-1 完勝 】との事前想定です。
想定試合メンバーです。
スタメン
ウーゴ
駒井 ロペス
菅 高嶺 宮澤 金子
福森 ミンテ 田中
菅野
サブ
ジェイ・ドド・中島
深井・進藤・ルーカス
カウィン
※中島をベンチメンバー入り
「このチームも超攻撃力」です。広島に先制~追加点~複数得点獲得が濃厚となるチームですね。
3.新戦力加入交渉?
コンサ・若手有望選手の新規獲得は、
➀自チーム育成・アカデミーから昇格
➁他チーム・若手有望選手獲得
➂高校・大学から若手超有望選手獲得、の3パターンがある事は、前回ブログで詳細掲載した所ですが、
➁他チーム・若手有望選手獲得のパターンで、
<若手・有望DF>の獲得交渉について、マスコミ記事発出。
現・J2・ザスパ草津群馬・DF岡本大八の獲得交渉参戦記事でした。
97年生まれ・現在23歳・183/82と高さ・体幹あるCBで、
「守備力・空中戦支配率が強く、ボール奪取力も高い・高守備能力CB」ですが、同時に「ビルドアツプ・パス能力」がストロングで、
コンサの求める「高い守備力と足下能力・パス力ある・高く強い若手CB」獲得の、必要候補の獲得交渉です。
乞うご期待です。
最後に、
全国・コロナ感染期に突入のため、「制限地域でのリーグ開催」の是非も問われるタイミングは近づいていますね、
コンサ・ホーム最終戦、埼玉スタジアム浦和戦は、「相当試合開催ギリギリ化」が濃厚ですね。そんな中、チーム総力で、この事態・過酷環境を乗り切り、そんな中でも「着実・大きく前進・成長・進化」していくコンサ!になりましょう!!
2020年11月23日
本ブログも、来シーズンへ本格前進。
新シリーズ<来シーズンチーム構成〜理想形は?>のスタートです!
新テーマの目的は、「来シーズン開幕にリーグ最強チーム構成の完成」を目指す、ための検討研究で、[戦術・選手保有・選手最適構成・強化トレーニング、それらのための戦略]が、その内容となりそうですね。本編同様、よろしくお願いします🤲
では、スタートを切る【①序章】です。
【①序章】
1.<来シーズンチーム構成〜理想形>の目的と内容
2.ステップと日程
3.現在想定理想形・実例(たたき台)の3テーマ、について始めましょう。
1.<来シーズンチーム構成〜理想形>
①目的
来シーズンのチーム目標、シーズン目標は、既に、明確です。
A.コンサの根本チーム戦略には、かなり経ちましたが、【2003年強化計画】があり、現在その「ステップ4~5」が現況とされています。
「強化計画」には、
➀活動目標~J1リーグで安定して充分に戦う事ができるチーム力ベースの完成
➁基本的な考え方~短期目標(リーグ上位・カップ戦チャンピオン)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す
➂具体的な取組~
(ステップ4)ステップ1から育成・強化を行なってきた選手の中でJ1リーグで充分に通用 する選手が育ち、その選手によるポジションの固定化を行い、それ以外に必要な補強部分を明確に打出し、次のステップでの補強の指針とし、補強するべき具体的なポジション・選手を絞り込む。ー20シーズンで完成済。
(ステップ5)育成・強化の中で育ってきた生抜きの選手と指針に基づく補強で獲得された選手によるチーム力ベースが完成し、短期目標を達成(未達)。ステップ4以上の成果(リーグ・カップ戦優勝) を残す。
➃チーム構想と編成~
(ステップ4)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、精神的にも技術的にもチームを支えられる生抜きのメンバーによるチーム編成の確立と更にチーム力を強力にする為の外国人選手及び日本人選手の補強を検討するー20シーズンで完成済。
(ステップ5)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、結果を残し次のステップ(タイトル獲得)へ進む。
➄選手編成~
選手総数30名以下
外国籍(最大3名は20シーズンで制限なしに修正)及び日本人選手の移籍獲得
選手平均年齢の固定化(チームの新陳代謝のベースとなる選手平均年齢が固定)
選手平均年俸の固定化(戦力のベース確定に伴い、今後J1リーグ定着の為に必要な選手平均年俸と年俸 総額を確定する)
➅育成・普及(ユース及びスクール)との連携 ~
U-18以下の組織体制の充実とトップチームとの連携及び底辺(サッカースクール)の拡大を図り、共通理解の元、一貫した指導を行い、トップチームへの最大の選手供給源とする。
a.トップへの昇格選手数:2名程度
b.コンサドーレユース育成・指導指針に基づく育成・指導の実施
c.育成・普及スタッフのライセンス取得とトップチームスタッフへの登用 、です。
「強化計画」は、コンサの最重要戦略のため、あらためて掲載しましたが、ステップ4項目を完了し、現況は(ステップ5)挑戦の2シーズン目ですね。
「強化計画」からの、「来シーズン保有戦略の在り方」は、
〇チーム構想・編成はほぼ完成で、想定・計画通り選手は揃っています。更に、課題解決への選手補強、即戦力若手選手獲得が累積し、大幅に上昇しています。
〇保有選手数は、30名以下
〇選手平均年齢・年俸固定化も完成(リーグ最少平均年齢と黒字バランスに固定の平均年俸が確立)
〇ステップ5の完成は、短期目標=タイトル獲得を待つのみ 、
となります。
では、これらを大原則として現況を点検しましょう。
B.現況概要
①保有選手数
「計画は30名以下」ですが、今シーズン現況は、
既存A契約選手25選手+新加入選手3選手(現特別指定)、更に1/31レンタル期間終了育成選手2名、6/30レンタル期間終了育成選手1名を合計すると「31名」。しかし、「岩崎・中村」の1/31レンタル期間終了組の復帰は流動的で、現時点では、6/30レンタル期間終了・檀崎のみ合計した「29名」体制。ここに、2種登録の育成選手が、2020シーズン同様に4選手加わり、「33名」体制となります。計画値に合致し、特段の必要が発生しない限り、保有数は完成です。
②チーム生抜きメンバーの主戦力・中軸化
現在、コンサアカデミー・若手育成選手は、トップチーム11選手、スタメン等主軸9選手で、強化計画は完全達成しています。
しかし、<毎シーズン2名、育成からトップチーム昇格>との計画項目は、大きな齟齬が発生し、チームの「若手有望選手創出」項目は、問題化状態です。
16シーズン濱・菅の「達成」後、
17シーズン藤村1名、18シーズン中村洞爺1名昇格で人数未達、
19・20シーズン「連続昇格ゼロ」で、4年連続して計画は完全に停滞しています。
育成から昇格となれる<有望>選手の供給停止がその原因ですが、
トップチームは、その代替策として、
「別チーム若手有望選手獲得」策~
17シーズン宮吉・三好獲得、18シーズン中原復帰・武蔵・岩崎獲得で、
更に、
「高校・大学から若手有望選手獲得」策~
18シーズン檀崎獲得、19ー20シーズン大学トリオ田中・高嶺・金子獲得、20ー21シーズン中野小次郎・小柏・中島獲得で、そのレベルは「高校サッカーや大学サッカー活躍選手・年代別代表選手」で、
どちらの策も、ミシャサッカーへの憧れと期待により、コンサアカデミーによる有望選手育成手順よりも、「高レベル・効果的・効率的な有望選手獲得」続出としています。
しかし、このまま「育成」アカデミーからの有望選手供給停止・停滞のままなら、<自チーム育成>の意味、価値、「役割」を喪失します。
現状は、在る意味で、コンサ育成・アカデミーの存続危機が深く進行してしまい、チーム・スタッフの期待、加入想定も、殆ど喪失している状態では、「北海道・地域への社会的意味・責任」だけでの存続であり、多くの資金使用は、「資金浪費」とも成り兼ね無い、チーム根幹に関わる事態です。
現実的には、四方田ヘッドのトップチーム昇格後、「低迷」が始まっていて、アカデミーの指導者の問題ですが、
現時点、そんな「コンサ育成の混迷」を解決し、コンサアカデミー存在価値に直結する有力・貴重な命題・方針が発生しています。
それは、現在コンサ採用戦術に関連し、
Jリーグ中「最高レベル・その理解・習得が甚だ難しい」戦術を選択するため、
アカデミー・育成世代より、「ミシャ戦術・マンマークハイプレス戦術」を、時間・練習量を掛け、戦術理解・適正プレーを、徹底的に叩き込み、浸透させた若手選手〜「最新戦術保有・若手有望選手」の供給実施、との命題です。
アカデミーの指導者による、トップチーム戦術理解と育成実践能力が問われますが、現時点では、アカデミーの最有力・唯一の戦略ですね。
既に、この変革は対応済みであれば良いですが、ノノ社長の最新コメントでは、<そんなトライも、少しは在るかな>とも取れる「小さい頃のサッカーは、全員攻撃全員守備が、楽しく、伸びるサッカーで、アカデミーで実施」との発言が有りました。○○年後、乞うご期待!でしょうか!
更に、トップチーム昇格後の継続育成問題も大きな課題です。
最優秀若手選手は、トップチームでの僅かなチャンス〜トレーニングと交代起用〜も逃さず、スタメン・ベンチ入りを獲得しますが、そんなスーパー選手はほんの僅かですね。
多くの若手有望選手は、更に高く大きく進化させ、「有望」➝「現実能力」まで育成する事が必要となります。
問題は、その手段です。
最有力方法が、<lone・レンタル・期限付き移籍>で、他チームで実戦経験を積み上げ、実戦プレーの質改善、自信向上を期する方法ですが、ここには大きな問題点があります。
・先ず、低能力選手は他チームでも実戦起用は乏しく実戦経験値累積不能、
・次に、移籍先で、移籍先チーム戦術の習得もあり得ますが、コンサの様な特殊戦術とは全く相違し、必要成長ポイントが相違、
・最後が、自チームにはいつまで経っても「存在ポジション」確立〜スタッフと選手間での役割・分担・連携認識、テストトライチャンス〜はありません。移籍チームで、余程の大活躍により、チーム復帰でも、あらためて、存在ポジション確立が必要、
これら3つの問題点は、レンタル移籍育成では大きく、重大なポイントとなり、「濱の選択」〜他チームにはレンタル移籍で出ずに、とことん自チームで、成長とチャンスを目指す〜を行う選手も出ています。
そのため、より具体的解決策として、G大阪・C大阪のトライ-「コンサU21-J3参戦」があり得ます。しかし、J3チーム数リーグ戦略もあり、新規参入には、大きな壁があります。
結局、最善策は未だ未開発で、問題点は有るが、フィジカル、選手意識・成長は望めるレンタル移籍と、自チームでトップチームの中、トレーニングと僅かなチャンスを狙うか、のどちらかです。
➂選手平均年齢・黒字経営年俸の固定化
コンサの来シーズン選手・現時点平均年齢は、26.84歳の予定で、本シーズン、26.1歳に「+0.74歳」との想定で、主軸選手はそのまま残留しチーム形成戦略の代償ー「平均年齢+1歳」を緩和しています。
<平均年齢固定化>の本質は、主軸選手離脱阻止・残留により戦術理解と連携を保持したまま、プラス課題改善選手と、新・次世代主軸候補・若手選手獲得との戦略で、
そのままだと、1年経過=1歳平均年齢上昇となる所に、新獲得選手による平均年齢低下効果を加え、平均年齢は変化させない=固定化、との内容。
アカデミーからの昇格者は居ませんが、有望若手選手獲得に成功、更に、チーム最大課題の改善の決定打と期待されるウーゴヴィエイラ獲得で、戦略通りに進行しています。
更に、欲張ると、若手有望DFとして中村洞爺復帰で、次々世代DFを、自チームで育成したいですね。高嶺・田中、そして大進歩ミンテの横で育てるタイミングが来たのでは! 更に、福森のプレスキックの後継作りも開始したいですね。
<年俸固定化>の具体策は、「複数年契約」を原則型とする事で、一年毎の「高低変化」は減少し安定化=固定化が達成し、「経営計画」上管理・コントロールとなります。
現状は、一部選手(??ですが、ジェイ・新加入大学トリオは、1年契約で、来シーズンでの継続・年俸アップ、テスト入団ウーゴは、異例3ヶ月契約??)以外は複数年契約とし「選手保有安定確保効果、中期トレーニング計画による基本フィジカル・技術・戦術理解効果、チーム一体化効果」も大きく、チーム構成に大きな効果をもたらしています。
➃(ステップ5)の完成は、「リーグ上位、カップ戦チャンピオン」獲得のみが未達項目で、来シーズンの目標です。
2.ステップと日程
現時点、来シーズン―のチーム構成は着々と進行中ですが、
残る4試合は、「実戦テスト」試合として大変貴重で、
・戦術~新戦術マンマークハイプレスの熟成・改良版追求
<局面・パターンバリュエーションの増加>の応用力向上、
<戦術上の必要プレー実践力と効果の拡大>の効果・強度強化
<最強「ゼロトップ」戦術の候補選手拡大>の実施能力向上
・戦術適正の高い選手によるチーム形成
<選手最適ポジション・役割・プレー追求>の選手テスト
<戦術必要基礎能力~フィジカル向上>の基礎能力向上
・チームの「意識・理解・一体化」と「自信」累積
<戦術理解度の向上追求>
<勝利結果、適正プレー実践による自信強化>
・より「闘い・走り・規律連動」プレー実践
<より球際の強さ、プレー強度>
<よりスピードアップ>
<より一体・連動のチームプレー化>
<攻守のトランジションスピードアップ>
<1対1勝負での勝利となる、強度・執念・集中アップ>
・試合完全コントロール追求
との多項目を、同時に求めます。
日程は、
➀次戦~最終戦12/19・・4連勝(通算5連勝)でシーズン終了を狙い、上記の戦術・選手テスト・各内容向上を図る。
➁12/20リカバリー・納会で、オフシーズン・・外国籍選手と監督は帰国~コロナ禍対策待期期間~自国オフタイム~再入国~コロナ禍対策待期期間10日間~チーム再合流となるため、
最短例;12/21帰国~コロナ待機12/30~7日間オフ~再入国1/7~コロナ禍対策待期期間10日間~1/18チーム再合流となります。
僅か「7日間」しかオフタイムは設定しなくても、再合流は「1/18」まで掛かり、20シーズンの1/13・タイキャンプ入りと対比すると、完全に1週間遅れ、キャンプ期間・短縮化は避けられないもの、でしょう。
全選手・チーム合流「2021.1.18」が濃厚ですね。
コロナ禍により「キャンプ」内容は、各チーム激変は余儀なくされる事が極めて濃厚で、「キャンプ地・内容」、「そもそもチーム全体実施の是非」も問われる事となり、「キャンプでの完成」は相当困難で、結果「シーズンイン時点、未だシーズン準備未完了状態、その後のシーズン当初期間でチーム整備」との展開は濃厚想定ですね。
「選手獲得」の「登録ウィンドー」も、2021シーズンも再び、変形型(シーズン前・途中期・第3期、、等)が想定されます。
そんな、混乱の中、「ACL参入」獲得に失敗した事が、2021シーズン展開には「悪化原因回避」となり、コンサは、シーズンスタートに「好条件」チームとなりますね。
➂1/18(想定)~2/終盤(想定)の「約1か月」の短縮期間とはなりますが、その短縮分は「20シーズン最終盤で取り組み済み」で、基礎・基本部分は構築済み、からのスタートと出来ます。
そんな「短期間・キャンプ」の中で、最終「チーム構成」実施が概要日程でしょう。
3.最後に、現時点の「たたき台」チーム構成案を記載しておきましょう。飽くまで、現時点での「シーズン開幕時想定」チーム構成です。
戦術は、「マンマーク型ハイプレス」+「ミシャ戦術」の試合途中転換形。
しかし、「マンマークハイプレス」のバリュエーションパターンで、複数チームが構成されます。
➀最強「ゼロトップ型マンマークハイプレス」
〔代替可能〕
チャナティップ 金子 ・・小柏
駒井 ・・高嶺
菅 高嶺 宮澤 ルーカス ・・田中
福森 ミンテ 田中 ・・進藤
菅野 ・・小次郎
➁「攻撃強化型マンマークハイプレス」
ウーゴ ・・ロペス
チャナ ロペス ・・金子・駒井・小柏
菅 高嶺 駒井 ルーカス・・宮澤
福森 ミンテ 田中 ・・進藤
菅野 ・・小次郎
➂「最強攻撃強化型緩和型マンマークハイプレス」
ジェイ ・・ロペス
ウーゴ 駒井 ・・チャナ・ロペス・小柏・金子
菅 高嶺 宮澤 ルーカス・・田中
福森 ミンテ 田中 ・・進藤
菅野 ・・小次郎
※ジェイ~ポスト・クローザー
ウーゴ~クローザー
駒井 ~スペース飛び出し
と「ポスト・裏飛び出し・決定機得点」の3要素に、
スペシャリスト配置型は、魅力的です。
3つのチーム構成パターン共に、特徴・ストロング強烈な、魅力的チームで、リーグ席巻が可能なチームです。
現時点の「たたき台」です。
2020年11月21日
コンサの「波乱に満ちた・2020シーズン最終章」~ラスト5戦~は、
来シーズン・開幕からのスタートダッシュ~リーグ席捲➝制覇となるための「準備」を着実に進行し、いよいよ、その仕上げ期~「コンサ新スタイル完成」・その実戦証明「ラスト5連勝Finish!」を開始。
その第1戦は、「5-1」の完勝試合で幕開けです。
本日試合の、意味・価値は大きな成果として評価出来ますが、その代償も巨大で
拓馬・骨折長期離脱と、チーム主軸の故障離脱を伴うもので、余りの打撃・痛みに、心が折れそうですが、「神は無駄な事は何一つ与え給う事は無い」格言を噛み締め、本人・支援者・チーム全体で、「新たなプラスへ転化」させるものですね。
ここに【ForThe荒野!】を全体の強いスローガンとし、多いな前進に繋げる覚悟と所存が確立されました。
「荒野が戻るまで・復帰するまでに、より大きく・強いコンサに進化させる!
ForThe荒野!!」です。
では、本日試合を点検しましょう。
1.試合内容~試合スタッツ・速報値より~
試合全体の推移は、
試合開始
- ➀期~支配率・攻守も互角・均衡<1-1>
前半飲水T
- ➁期~コンサ攻勢・決定機数で優位<3-1>
ハーフタイム
- ➂期~ 〃 <4-1>
後半飲水T
- ➃期~ややコンサ守勢・決定機数は同レベル<5-1>
タイムアップ
荒野>ロペス前半13分 金子>菅・ジェイ>ウーゴ後半21分 ルーカス>白井・駒井>深井後半36分 ~問題の?ファウル・故障離脱荒野は前半13分と開始直後でした。
試合スタッツは、
コンサ 清水
➀ ➁ ➂ ➃ ➀ ➁ ➂ ➃
支配率 50 53 53 50 50 47 47 50%
走行距離 25 30 26 29 24 29 26 29km
スプリント数 45 29 41 46 44 34 43 57回
同速度 30 42 30 43km/h
シュート数 4 6 4 2 2 2 5 6本
枠内数 1 3 2 2 2 1 0 0本
得点 1 2 1 1 1 0 0 0点
パス 100 169 95 96 91 139 118 141本
成功率 83 86 84 82 85 86 84 84%
A'3rd内数 45 27 18 73本
同成功率 53 62 60 68%
決定機数 2 2 3 2 1 0 2 0回
状況 △ 〇 〇 △ △ ☓ ☓ 〇
試合展開通りに、試合各項目が推移しています。
支配率・走力は互角、全体パス数・成功率は互角、しかし、相手陣内攻撃-A'3rd内パスで、前半コンサ圧倒し、3得点獲得、後半清水圧倒、シュート機会優位となったもの。
しかし、
決定機=シュート機会では無く、決定的な得点獲得が高確率機では、
両チームシュート数互角でも、決定機数は、コンサ10回(前半4回・後半6回)-清水3回(前半1回・後半2回)と、コンサが圧倒し、「枠内シュート数と獲得得点数」の大差となったもの。
試合後コメントで、清水平岡監督「狙い通りのプレーも出来たが、最後のクォリティーを全員で上げなければならなかった」と、
「シュート前の崩し=決定機まで構築」と「シュート精度」が得点大差の原因、との通りです。
「決定機数コンサ圧倒」に、この試合内容が凝縮されていますね。
2.試合ポイント確認
では、上記・試合スタッツデータ値確認も踏まえ、試合ポイントを確認しましょう。(箇条書きで)
➀試合開始メンバー構成は、「マーキング緩さ~福森・ルーカスの左サイドでのマンマーク受け渡し混乱」が発生。しかし、最前線・ジェイも、スプリント速度~30.8km/hで、従来27~8km/hより、+3km/hで、マンマークハイプレスを「やや弛め」でしたが頑張り、ロペス並みの「前線守備」は実施。
<マアマア評価>
➁荒野代替・ロペスも、従来スプリント速度28km/hより、+4km/hの32.8km/hと頑張り、チーム最速スピードを実施。
また、シュート精度=枠内シュートが、シュート7本・内枠内数5本・2得点獲得と「高シュート精度・決定力」を実施。<素晴らし評価>
➂チーム全体スプリント速度も、大きく速度アップ、また、前半<後半と大幅速度アップ。
➃コンサ・新スタイルは「想定通り機能」し、相手・清水に「決定機構築阻止」、コンサ攻撃・活性化し、「高テクニックシュート力」選手が、ロペス・ジェイ、その他選手も加わり、「決定力大幅アップ」です。
➄ウーゴヴィエイラは、フィジカルコンディションが低レベルで、片鱗を垣間見る程度でしたが、ポジショニングの良さは光っていました。しかし、戦術理解=プレー予測・決まり事の理解・応用の不足は未だまだ多い事も実証。
これからです。
➅高嶺・金子・田中の大学トリオ、ミンテの躍動・クレバーさ・フィジカル・スピード・集中力と闘志、駒井の繋ぎセンス、ジェイ・ロペスの得点力、、、これまで実戦で鍛えて来た新スタイル「マンマークハイプレス」は完全定着し、その連携・チームプレー速度・精度をどんどん上昇させ、「新スタイル完成度・87%」に到達しています。
本日・対戦相手清水のチーム力の中で、「強度と球際の甘さ、ポジションの低さ、ラストパス精度とシュート力の低さ」で、この対戦レベルは「完勝」とのパターンは成立。しかし、「球際強度・よりハイスピードプレー」チーム対戦では、「マンマークのズレ・甘さ」は通用せず、誤魔化しは効きません。
依然として「ゼロトップ」が、最強強度・球際強さは変化有りませんが、「折衷型・新コンサスタイル」を確立させる過程を進行です。
本日試合から、ラスト・浦和戦まで「全試合勝利=5連勝」達成です!!
2020年11月19日
コンサ待望の<決定力ストライカー>獲得は、順調に進行していますね。
ウーゴヴィエイラは、練習の中でも、傑出した決定力を随所に見せ付けるパフォーマンスを披露し、既に「練習での得点王」となっています。
あらためて、Jリーグで大活躍した、2017・18得点、2018・22得点の全得点シーンを、YouTubeで確認しましたが、
得点パターンは、
【ポイントで合わせるワンタッチシュートか、2タッチシュート】が大半で、
上背の低さから、ヘディングシュートは、ごく僅かですが、
足元に合わせたパターンも、
スペースに走り込み合わせるパターンも、
どちらも得意です。
日本選手で例えれば、正に興梠、佐藤寿人タイプで、
ドリブルで強引突破等の、個の力で打開タイプでは無く、
チーム・組織戦術の中で<ラストプレー・シューター>を正確に果たすタイプです。
コンサが求めるラストシュータータイプは、
万能型〜ドリブル突破、スピードとハードコンタクトも勝つ強靭体幹、シュートとパスのハイテクニック、高さのヘディング空中戦勝率の高さ、更に、前線からの守備力も持ち、体力・フィジカル優れた、謂わば、WクラスFWまででは無く、
戦術の中で、戦術完全させる、最終、且つ、決定的ピースとなる【高精度・安定のシューター】選手で、FWか、MFかも問わない願望でした。
その意味では、完全マッチング候補・選手ですね!
特に、「シュート」内容の詳細特徴は、
①本人自身も強く意識している「冷静さ」
〜毎シュートチャンスの瞬間、
最適な状況把握〜判断〜選択、
シュート最適実践、の手順を落ち着いて、粛々と行う、
との、プレー構成を真摯に、全機会、行おうとするスタイル。
②①での最適判断の結果選択したシュートは、
<GK脇抜きシュート>が大半で、
狙っているシュートコースは、
先ずGK脇→ゴール隅の2ターゲットで、
GKの届かないタイミングと、コースを、狙うため、
圧倒的なシュート決定率を実績出来たもの。
前記の通り、「点(ポイント)で合わせるシュート」にも拘らず、
シュート瞬間の一瞬でも、最適選択・最適シュートを瞬間判断する能力は、傑出している選手です。
今までのコンサ、点取屋には、いなかったタイプですが、コンサのフォーメーション・パスサッカー戦術には、抜群の効果、効力を発揮する選手です。
多数回決定機構築するコンササッカーに、最適のマッチングとなる選手です。
最多決定機構築チームが、念願の決定力シューター獲得により、多数得点獲得チームに一気に変貌する大転換となります。
又、小柏、金子には、大反響、大影響を与え、目指すべき、ストライカースタイルの活きた手本となり、両選手をストライカーに変貌させる事となります。
先ずは、実戦テストでの証明を期待しましょう。
2020年11月17日
札幌市・北海道のコロナ禍進行は、遂に「緊急外出自粛宣言」発令となる、コンサホームゲームの開催環境は、一気に悪化し、残り2試合の開催は「ギリギリの開催可否」状態。
本日~11/28限定の「不要外出自粛」要請は、
「感染リスクを回避できない場合<=感染対策が無い場合がどうか?>」
「不要不急<サッカー観戦は該当?>」の
「外出自粛」で、
次戦11/21は「観客」開催確率は大きく低下、最終ホーム戦12/5・C大阪戦も、今後の状況次第で、「観客」開催成否は見通し難い状況となりました。
ノノ社長・チームスタッフの対応策としては、
➀札幌市・北海道当局、リーグ本部、対戦チームと交渉の上「通常開催」確認~「限定開催」対応・・観客数限定・無観客試合。
➁「開催延期・中止」・・代替地開催、開催中止、
との2択が濃厚ですね。
ノノ社長も、てんてこ舞い・大わらわで、最新情報収集・各所調整の真っただ中で、頑張れ!ノノ社長・チームスタッフです。
そんな、コンサ周辺環境劇変化の中、
遂に、菅ちゃん・コロナ復帰、ウーゴチーム合流で、本日・全体練習フルメニュートレーニング、との嬉しく、待望のビッグニュースがありました。
という事で、次戦・(場合によっては、延期かもしれない)ホーム・清水戦へのゲームメンバー争奪戦が、一気にヒートアップしました。
前試合・今季最低レベル試合内容とのプレーとしてしまった「前試合起用メンバー」では、「問題・課題該当プレーヤー」を始めとして、<次シーズンへの、必要チーム構成メンバー入り>を賭けた、各試合起用選択と実戦プレーの【評価累積】が進行しています。
高評価試合、低評価試合でも、「着実・確実に、プレー評価累積」を重ねている選手も居れば、逆に、試合毎に不安定な「評価累積と低評価で低減」プレー選手も複数居り、「残り試合数減少」=<評価累積による次シーズン選手構成入り獲得チャンス減少>となり、残る試合での「起用時プレー」は、選手将来・未来を決定付ける「超大価値のチャンス・機会」です。
【試合を決定付けるレベルのスーパープレーが必須】となっています。
現時点での通信簿~次シーズンチーム構成入り度を、敢えて記載すると、
[次シーズンチーム構成入り確定想定]
~新加入選手組~3名
・中野小次郎 ・小柏 ・中島
~高評価累積組~13名
大学トリオ ・金子 ・高嶺 ・田中
新戦術合致組 ・駒井 ・荒野 ・チャナティップ ・菅 ・宮澤 ・ミンテ ・ルーカス ・白井 ・中野 ・菅野
※※新チーム確定想定※※
~課題組~ 13名
戦術理解課題組 ・ジェイ ・ロペス
フィジカル課題組 ・福森 ・深井 ・進藤 ・早坂 ・石川
能力課題組 ・ドド ・藤村 ・濱 ・檀崎 ・カウィン ・阿波加
~テスト組~1名
フィジカルテスト ・ウーゴヴィエイラ
この通り、※※以下14選手が、その将来・未来を賭けた「トライ・テスト試合、トレーニング」が現状だとすれば、残り僅かな期間は極めて重大・重い価値時間となっています。
[全員、見事に、次シーズン・コンサ想定像への合致~戦術理解実践・必要フィジカル・チーム連携・総合意識闘志力]を果す事を強く望みますが、経営危機の中、選手保有数の拡大は限定的必至で、「甘い選手保有は絶対にあり得ませんし、不可能!」ですね。
全選手の「実戦・トレーニング奮起、傑出行動・プレー」を強く望んでいます。
では、「開催成否不明・混迷」の中ですが、次戦・清水戦展望をしておきましょう。
1.対戦相手「清水」現況
戦績は、
順位17位 勝点20(27試合・△5試合と大幅減チーム)
5勝5分17敗 37得点・56失点・得失差△19
リーグ 12位 17位 16位
〔対比コンサは 13位 13位 15位〕
最多敗戦チームですが、失点が僅か、得点・得失差は同水準の戦績ですが、今シーズンは、最低戦績で、監督自主申出解任・交代まであり、チーム崩壊のシーズンでしたが、運良く?「降格制度停止」シーズンで、最悪・降格は無かったが、来シーズンでの、J1死守に向け、新監督・平岡(元コンサCB)を中心に、エスパルス・ドリームの本来戦術「コンビネーション・パスサッカー」により、新監督就任後、強敵・神戸とC大阪から2連勝となり、次戦コンサ戦。監督交代の「カンフル」での連勝は、清水のお家芸的パータンで、いつも通りなら、数試合で消滅し、敗戦街道に転換となってしまいます。
前監督・クラモフスキーの「準横浜FM系ハイプレス」の強烈戦術は、戦術上必要フィジカルの不足、戦術理解困難・低作動・低ハイプレス成功率で、チーム習得不足から脱却出来ず、苦闘するも、少ないハイプレス成功でも攻撃向上・得点力急増、しかし、組織守備破綻続出し、大量失点の守備崩壊で、戦績は一気に最低圏となり、現在状況となったもの。
その呪縛から解かれた解放感から、連勝成功したものの、個々選手主体「個々能力」主導で、組織プレー、戦術プレーには程遠く、そろそろ「組織プレーチーム」に大敗しそうな所です。「神戸・C大阪」の「個々能力主導・堅守速攻型」なら通用する目もありますが、コンサの様な「組織・戦術主導型チーム」には、脆いです。
選手層は、ベテランと中堅、高能力の元代表クラス選手が主軸で、テクニック・経験値は高く、短時間勝負・個々マッチアップは得意ですが、運動量・スプリントスピード・球際強度・体力では、リーグ水準並み~やや低下です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
コンサ戦術は、新戦術マンマークハイプレスを徹底追及しますが、次戦は「ゼロトップ」での試合導入は選択しないものと想定します。
その理由は、コンサ・現最強戦術「ゼロトップ」は不動ですが、敢えて、次強ランク「攻撃強化型選手シフト型マンマークハイプレス」を選択し、
「最強得点力・ウーゴCF・ワントップ型マンマークハイプレス」のテストを優先し、その成否・攻撃力・得点力を実戦試行し、「その成功」によるチーム構築化を一気に図ります。
併せて、次シーズン用選手選択・実戦テストとして、上記「次シーズン・チーム構成入り選手選定」を実施します。
試合展開は、「最強度ハイプレス」程、相手ゴール付近までに前進・詰めたポジション取りとはなりませんが、「マンマーク型」で「中~強ハイプレス」を、統一徹底します。多数回「ハイプレス成功~ボール奪取」から、ショートカウンター多数炸裂~ウーゴに決定機・チャンスを多数回提供し、「ウーゴのシュート精度・決定力」を実戦テスト。
是非とも「高い決定率⇒複数得点獲得」の成功を、実戦証明して欲しいですね。
「最強度ハイプレス」とはならないため、清水からの「ロングカウンター・サイド攻撃」は想定されますが、清水ビルドアツプ~コンビネーションパスサッカーは、「マンマーク・パス交換阻止」で大きく阻害し、「被カウンターリスク」注意程度にまで、清水攻撃を減縮出来ます。
試合展開は、
試合開始~ 前半飲水T コンサ攻勢
ショートカウンターから、ウーゴ先制
~ 前半終了 コンサ攻勢継続
後半開始~ 後半飲水T 後半開始時選手交代・活性化し、
コンサ攻勢・追加点獲得
選手交代・活性化
~ 試合終了 コンサ攻勢継続・追加点獲得
【 3-0 完勝 】
との試合展開予想です。
メンバー予想は、
スタメン
ウーゴ
駒井 荒野
菅 高嶺 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
サブ IN OUT ポジ・チェンジ
45分交代 ロペス ⇔ 高嶺 (荒野ボランチ・ロペスST)
金子 ⇔ 宮澤 (駒井ボランチ・金子ST)
67分交代 進藤 ⇔ 荒野 (田中ボランチ・進藤CB)
ドド・中野・白井
カゥイン
色々な意味が込められ、価値の高い試合です。
「将来・未来を多数コンサ選手が掴み、コンサ最大課題;シュート決定力を獲得」する試合に、絶対しましょう!!
2020年11月15日
1.「かなり後退してしまった戦力構築」
昨日試合は、全選手同一条件・環境下で、極端なパフォーマンス差を見せつけられ、個々選手能力の本質を証明した試合となりました。
ミシャ・試合後コメントでは、選手への思い遣りから「良く闘ってくれた。選手は今の全てを出した試合だった。」と一見評価した彼の様な表現でしたが、『今の全て』表現で、その程度の低さに失望・落胆したとの心境・評価を表していました。
重要ポイントは、「誰がパフォーマンス維持・低下・劣後だつたか」で、現段階、来季チーム構想への「参加権・参加価値、参加内容」を、「個々選手毎選定・判定」の本格時期であり、文字通り、実戦テストで「チーム内ポジション・価値順位」が決定します。
下記・本稿の中で、記載しましょう。
いずれにしても、昨試合は、リーグ最弱戦力チーム・鳥栖対戦に拘わらず「コンサ自滅試合」で、引き分け・勝点△2喪失試合となりました。
「自滅」の内容と原因は、自明の通り、
〔内容〕
➀ミシャ試合三原則<走る・闘う・規律を守る>を追求しない選手が多数となり、チームパフォーマンス低下(前試合比・走行距離△10km・スプリント△20回、鳥栖にも走り負け)
➁結果、マンマークハイプレス戦術、特に前線・ハイプレスは全く作動せず、鳥栖ビルドアツプ・ロングカウンター起点へのチャージ不能。
➂集中力低下局面、多数回発生し、ミスパス・ミスプレー多発(パス成功率は、今シーズン最低値。前試合比パス成功率△5%の76%・A'3rd内パス成功率△20%の53%で、鳥栖陣内攻撃パスは半分しか成功しなかったとの惨憺たるパス精度)で、チームプレー不能。個々プレイの突破しか有効とはならなかったもの。
➃さらに悪化したシュート精度(得点出来ない様にシュートする仮の如き、惨憺たるシュートプレー)
〔原因〕
➄<走らない・闘わない・集中しない選手多数発生>状態・・・選手毎に「前提疲労条件は均一に拘わらず、パフォーマンス極端差」発生
=「個々選手フィジカル能力」格差現存
➅マンマークハイプレス戦術機能低下局面への対応策の無さ…戦術応用能力のヘッドワーク部分とそのトレーニング、チーム戦術化レベル
➆得点力選手の不在
以上4つの低パフォーマンス内容、3つの原因により、コンサ本来チーム力は50%以下のパフォーマンスで、これでは、「リーグ最低戦力・鳥栖相手」でも「勝利」はおこがましいものですね。
久し振りの「シーズン最低パフォーマンス試合」を、最終盤の現在時点で「現実」とした姿は「サッカーへの真剣度・執念・集中度」の問題そのもので、フィジカルなどでは無く、ハート・ヘッドの「各選手個々の意識・認識問題」だという事が明白・赤裸々です。
「恥ずべきプレーをした選手は、コンサチームでプレーする資格の有無を、厳しく問われ、ミシャは、公開では優し気な姿ですが、チーム奥内での本日ミーテイングで、激怒と厳しく選手へ迫る場面は必至」です。
昨日試合の選手パフォーマンスが、現時点、大変重要となりましたので、ここに記載します。
フォーメーション順に、
評価パフォーマンスー内容
ロペス・・☓☓ 40% ー決定力欠如、精度・運動量・スピード・理解
ドド ・・☓☓☓20% -ロペス同一項目・更に低レベル
駒井 ・・〇 80% -通常内容維持。数少ない劣化無かった選手
金子 ・・△ 60% -スプリント速度前試合比△4km/hと大幅低下
相手選手を振り切る、チャージが大幅低下
ルーカス ・・△ 70% -左サイドは、パフォ低下。右に転換し良好化。
高嶺 ・・〇 80% -通常内容維持。前後の低パフォ選手カバーに苦心
宮澤 ・・〇 85% -スプリント速度上昇し、チーム力低下に苦心
福森 ・・☓☓☓40% -運動量・パス精度激減。集中力無く、ミス元凶
ミンテ・・△ 55% -運動量のみ維持。低予測力が現出、ミス多発
田中 ・・△ 60% -運動量・速度低下、意識・闘志で支えるのみ。
菅野 ・・〇 75% -集中維持。相手選手スピード判断ミス複数回
ジェイ・・〇 75% -集中力・得点力証明。戦術理解と実践向上のみ。
白井 ・・〇 80% -通常パフォーマンス維持
早坂 ・・〇 75% -通常内容維持。
石川 ・・〇 80% -攻守に低化チームへ刺激プレー発動
中野 ・・△ 75% -運動量・速度より期待。
⇒
【最低評価】
ドドはこのままでは来季構想から外れる事必至。
ロペスの低プレーも、来季構想外れ可能性が50%超の高確率状態。
福森の処遇は、コンサチームプレーに「功罪相半ば」となる「低内容部分が精神・意識部分である」点、他チームでのプレー相当ともなり<意外に微妙状況>カモ。正念場だという事をどこまで自覚しているのか?!
金子は、確かに、疲労回復せず、頼みで自慢・ストロング、肝心のスプリント速度低下で、思う通りのプレーが出来なかったが、疲労回復で復帰・復活必至で、1試合のみ低パフォーマンスでした。ルーカスも、得意サイドで復活。ミンテは、「意識の強弱」により、周りの選手との連携でパフォーマンス上下し、他選手復活で問題解決。田中も、マンマークハイプレス機能低減対応の変化形との「対応力」向上があるが、疲労回復で運動量回復により、復帰。
通常維持・向上の、駒井・高嶺・宮澤・菅野4選手、ジェイ・白井・石川は、問題無くプレー。特に前試合・敗因失点の問題プレー宮澤は、よりプレースピードを上げ見事に改善していました。
前試合から「中2日・移動があり、実質中1日」は、想定以上に、疲労回復が乏しく、選手起用に余裕があれば、起用選手が大きく変化すべき事態でした。しかし、「シーズン・試合<運>」により、多数離脱発生の中、サブ選手も含んだチーム編成が原則でしたが、実戦では、そうならず、疲労困憊したままの「前試合起用選手」を試合投入となり、結果「戦術理解・実戦力が低下する準Aチーム」構成を、疲労選手多数の主軸選手を軸に選択した結果は、至極当然に、「低パフォーマンス・自滅試合」となったもの。
ミシャのコメント通り<現在のチーム力を正しく表した試合内容>であり、弱小鳥栖でなく、それ以前のリーグ水準チーム対戦ならば「大敗必至」の所でした。
「惜しくは全くありませんが、恥ずかしく・情けない試合」でしたね。
2.試合内容・詳細・ポイント
では、試合内容・詳細は、試合スタッツめ・速報値で確認しておきましょう。
いつもの通り、試合2分割時間帯(前後半で分割)で。
コンサ 鳥栖
前半 後半 前半 後半
支配率% 57 53 43 47% -コンサ僅か支配で不足
走行距離 52 53 55 55km -走り勝ちは未達
スプリント数 82 92 78 92回 -互角
速度km/h 29 28km/h-互角
シュート 7 7 8 8本 -互角・やや鳥栖優位
枠内数 1 4 4 4本 -コンサ前半・鳥栖全般〇
得点 0 1 0 1点 -枠内数に連動し得点
パス数 243 200 194 197本 -パス数大幅減;前試合比△92本
同成功率 75 76 65 71% -大幅減;前試合比△4%
A'3rd内パス33 20 16 26本 -極度減;前試合比△69本・40%
同成功率 67 53 50 68% -大幅低下;前試合比△10%
ボールエリア率 17 19 29 28%
ミドルエリア
54 53%
※走り勝ち未達
※闘い=スプリント速度-強度も、互角
※パスミス・精度低下が酷過ぎ、コンサの基本・パスサッカー~コンビネーションサッカーは停止。前半メンバーのプレー精度の低さは、リーグ弱小鳥栖でなければ、全くサッカーを封じられるレベルで、今シーズン最低レベル。当然の結果、途中でチームプレー遮断となり、パス数大幅減は当然です。
※シュート精度は、前半メンバーでは試合レベル外で、選手の課題意識による改善意思の強弱に直結しています。
試合内選手毎・シュートパフォーマンスは、
名前 シュート数 枠内数 得点 評価
ロペス 4 0 0 ☓☓
ルーカス 2 0 0 ☓☓
早坂 2 1 0 〇
福森 1 1 0 〇
ジェイ 1 1 1 ◎
白井 1 1 0 〇
駒井 1 0 0 ☓
金子 1 0 0 ☓
ミンテ 1 0 0 ☓
高嶺 0 ☓☓
宮澤 0 ☓☓
この体たらくなシュート精度の低さは、
「決定力ある選手」の新加入しか、手は無いのでしょうか。
「落第選手」には、将来・次シーズン構想に、参加権は無くなります。
※戦術~新戦術「ゼロトップ型マンマークハイプレス」のどれも、真面に実践意思は無かったのでしょう。更に「攻撃強化型選手シフト・マンマークハイプレス」も、マンマークも、ハイプレスも、全く実践されず、従来型「コンサ式ミシャスタイル」も、「ロングフィードへの逃げ」ばかりで、鳥栖ハイプレスも殆ど無い、或いは、機能していない、にも拘らず、ビルドアツプも不十分・不徹底で、適正作動していません。
ミシャ試合三原則の最終則<規律を守る>も、遵守・尊重されない試合で、「戦術実践」で、今シーズン最低試合でした。
この様に、戦術・チームプレー・個人プレーで、フィジカル・戦術理解・テクニック・試合への意識・集中、等多数項目が、低レベルとなった試合。
顕かに、成長していたチームの「退化」試合で、次戦で「問題点改善・コンディション完調・チームプレー復帰復元」を図られる試合となりました。
こんな体たらく試合は、2度とご免ですね!
2020年11月14日
昨日朝時点で予想したメンバーは、
ミシャコメントで、チャナティップ肉離れ離脱、菅・深井・進藤の長期離脱・復帰遅れ、と昨シーズンスタメンメンバーが4名も不在の中、
リーグ上位チームと互角以上の闘いが出来ているチーム力の成長に、訴求していましたが、
逆に、この4名の早期復帰は困難とのリリースにもなりました。
と言う事で、
本日のメンバー予想は修正です。
[修正メンバー]
スタメン〜ギリギリの、ゼロトップ編成です。
駒井 金子
高嶺
白井 中野 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
✳︎荒野、チャナ外れでも、ゼロトップは可能です!
サブ
〜攻撃強化型選手シフトマンマークハイプレスへ戦術大転換のマジック戦略です。
ロペス
ドド 金子
白井 駒井 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
サブメンバー
ロペス、ドド、
ジェイ、早坂、石川、檀崎(抜擢・チャンスです。)
カウィン
✳︎深井予想を修正して、檀崎抜擢チャンスです。
スタメンメンバー離脱期間は、檀崎、藤村、濱も、チャンス期です。
ここで、足跡を残せるかどうかは、未来直結の大問題です!
頑張れ!コンサ育成選手たち!
2020年11月13日
惜敗、且つ、今後課題を明確にした「FC東京戦」から、僅か「中2日」・ホーム「鳥栖」戦を迎えます。
しかし、「中2日」対戦は、過密日程の連続による累積疲労は全く無い状態であり、「フィジカルコンディションは、前試合は強度の高いトレーニング同様で、体重減となり、身体のキレ・スピードアップの好調状態」です。
前試合で明確となった課題は、
〇「決定機構築力」~ラストパス・最後の崩し・〔荒野課題による影響大〕~
〇「スプリント力」~➁相手スプリント数UPへ追随するスプリント力~
〇「シュート精度」
加えて
【荒野のゼロトップ・マンマーク戦術の理解不足、勝手理解・戦術違反】
【攻撃強化型選手シフト・マンマークハイプレス戦略の威力は、守備・攻撃共にリーグ上位レベル威力、ロペス・ドド戦術理解不足】
「宮澤・被カウンター時、一瞬のプレー逡巡が失点起因」
の6事項でしたが、
前試合・途中交代の荒野は、累積警告・出場停止で〔荒野課題・ゼロトップ戦術理解不足〕は、次々戦に持ち越し。同時に、「決定機構築力」課題も、〔荒野課題〕に起因したもののため、明日は発生せず、次々戦に持ち越しです。
という事で、
明日試合に「改善テストを受ける課題」は、
・スプリント力(回数=全時間帯作動)
・シュート精度
・試合途中、攻撃強化型選手シフト戦略、ロペス・ドド戦術理解
・宮澤・プレータイミング遅れ、 との4項目です。
この様な<コンサ新戦術完成への手順>こそが「実戦での課題確認➝課題改善➝その改善結果を実戦テスト」となります。
そして、その手順での「途中テスト」こそが「実戦試合」で、改善を実戦評価し、次の改善プロセスとしていく、前進手順です。
では、明日試合の展望です。
1.相手チーム「鳥栖」現況
鳥栖の今シーズンは、過酷リーグの中でも、最過酷内容・チームとのシーズンを送り、チームの存続・存亡まで賭けた「ギリギリ状態」を抜けて、ここに至っています。経営危機・コロナ禍直撃でチーム大衝撃・打撃の中、金崎・名古屋流失があり、苦しみ抜いたシーズンを経て来ました。
現在戦績は、
順位15位 勝点25 26試合済 5勝10分11敗 得点27 失点34 得失差△7
降格が制度消滅した今シーズン、あれだけ苦しんだ状況で、現在戦績は充分でしょう。先ずは、次年度へ、チーム存続・チーム強化が最大テーマとして、試合実施数不足を、過密日程設定で解消する期間を、前試合でやっと完了し、久々の「週一試合数・中6日」に戻って最初の試合が、明日・コンサ戦です。
来シーズンへの戦力アップも兼ね、若手選手を多数登用・育成し、コロン禍から復帰9/5~11/8・過密日程・9週間で17試合(約2試合/週)の日程で、中軸選手・累積疲労は、中盤の攻守の要・ボール奪取とビルドアツプ役のボランチ高橋秀故障・長期離脱、その他選手も故障寸前まで追い詰めれられるも、ギリギリで回避し、現時点地に到達したね苦しんだ日程でした。
当然、その期間戦績は、4勝6分7敗と、リーグ最過酷日程で試合実戦チームに拘わらず、「コロナ禍」前までのシーズン戦績(1勝4分4敗)よりも良化した成績を勝ち取っています。しかし、ここ10試合勝ちが無かった中、前試合、起用選手の根性・気迫で「仙台に完勝」し、この試合でも「SB森下・大畑、DF原、ボランチ松岡・樋口、AMF本田・小屋松」とスタメン11選手中7選手が「若手育成選手」であり、その育成成果を証明した試合でした。
大変な超過酷シーズンに苦しんでいるチームですが、着実・確実に、次シーズンへ「大きく戦力増強を選手育成により実現」しています。
若く、運動量満載で、チームの「堅守・速攻」型戦術に、攻撃推進力と守備帰陣力を大幅上昇させたものです。
戦術・フォーメーションは、従来戦術「4-4-2・堅守速攻型」に「ゾーン型ハイプレス戦術」が加算されました。
「ハイプレス」水準は、指数(頻度)リーグ4位(川崎-湘南-FC東京~鳥栖-横浜FM~コンサ10位)・ハイプレス成功率リーグ7位(川崎-横浜FM-コンサ~鳥栖7位)と、ハイプレス作動数は多いが、成功は大きく低減との内容です。
「ゾーン型ハイプレス」の最大欠陥
~相手ビルドアツプ選手までの距離が長く、相手ショートパス・ロングフィードプレー時間があり、ハイプレスチャージは未到達で『ハイプレス自体不能・無効化』が、続出。
唯一機能するのは、相手陣内にて攻撃中の『カウンタープレス』
~攻撃中、相手守備陣にボール奪取された瞬間(ネガティブトラディッション)再ボール奪取を狙いプレス
程度に限定されるのは、「ゾーン型ハイプレス」チームの共通点です。
その対策として、「ゾーン型ハイプレス」の超攻撃型~「ハイライン」戦術(チーム全体を相手陣にまで前進させ、ゾーンの最先端を相手ビルドアツプエリアに接近させる戦術~当然の代償が、ハイライン(高い最終ライン)裏のスペース増大化となり、被カウンターリスク増大し、失点危険性が大きく跳ね上がりますね。)・横浜FM、前清水しか採用し切れない、超攻撃的・ハイリスク戦術のみが、現代創出されていますが、鳥栖はそこまで「リスク増大させる攻撃型選択」はあり得ませんね。
結論は、「FC東京・鹿島型・ハイプレス型堅守速攻」で、ロングカウンターとサイド攻撃が主体となり、コンサ前試合・FC東京戦の「球際・強度・デュエル」型で、やや緩和チームとの対戦です。
前試合・前半同様な試合展開となり、
コンサ前試合課題改善をそのままテスト出来る絶好試合です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー 予想
既に記載の通り、明日試合は、前惜敗試合での「課題改善」を問われる試合てす。コンサは、改善反復練習の時間は有りませんでしたが、課題原因とその改善策を理解・認識し、明日試合、強力チーム対戦で「実戦改善練習」との、極めて贅沢な条件・状況を与えられたトライとなります。
戦術は、
当然、新戦術・戦略で、
➀ゼロトップ・マンマーク型ハイプレス戦術でスタート
➁後半途中「攻撃強化型選手シフト・マンマークハイプレス」戦術へ転換戦略
です。
〔課題多数の荒野〕は出場停止で除外で、前試合課題を改善する「より高いパフォーマンス」で、<鳥栖ビルドアツプ+全パス交換封止>時間帯を前半~後半戦前半まで、実施し切る、一瞬も緩和・緩みを排除し、鳥栖プレー封印~鳥栖シュート「とことんゼロ・0追求」を実現化し、
一転、後半戦・飲水タイム頃「攻撃強化型・マンマークハイプレス」へ戦術転換し、<コンサ攻勢時間帯・激しい攻撃反復で複数得点獲得>、との完全試合実現を目標とするもの。
【鳥栖戦で、新戦術・戦略完成】形を図ります。
試合展開は、
試合開始直後~タイムアップまで、全時間帯・コンサ完全支配・攻勢で、鳥栖に攻撃機会も徹底的に奪い、大半、コンサ攻撃時間帯➝大量得点(3点以上)獲得との、完全試合・完勝を想定します。
試合開始~前半終了 コンサ攻勢・鳥栖攻撃機会極小化
「 2-0 」
後半開始~飲水タイム コンサ攻勢継続
選手交代「攻撃強化選手シフト型」へ転換
~終了 コンサ超攻撃・反復で攻勢
「追加点 2点獲得」
「 4-0 完全勝利 」
との想定です。
メンバー予想は、
荒野の代替は、多数いますね。心配のチャナティップも明日は当然不能。
スタメン~ゼロツトップチーム
駒井 金子
高嶺
白井 深井 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
※高嶺を一段前で起用、十二分に機能すると思いますが?!
サブ ~「攻撃強化型」へ重要です。
転換後 ロペス
ドド 金子
白井 駒井 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
(サブメンバー)
ロペス ⇔ 高嶺
ドド ⇔ 深井
ジェイ・中野・早坂・石川
カウィン
これで、勝負です。
完全勝利可能ですね。
明日、ドームへ全力サポート結集で、
コンサ・新戦術完成を掴みましょう!!
2020年11月12日
何とも「消化不良気味の惜敗」で、もどかしさ一杯の試合でしたね。
手に汗握る「超緊迫試合」で、客観的に<面白さ一杯試合>との水沼解説者の試合内容評はその通りですが、「ポイントと今後課題が明白な貴重試合」となった点は、大きな成果です。
試合内容・その原因とのなったポイント・今後の課題、の順に検討してみましょう。
1.試合内容
先ず、試合スタッツ~速報値です。(試合を飲水Tで分割の4分割時間帯➀~22
分・➁~45分・➂~68分・➃~90分)
コンサ➀ ➁ FC東京➀ ➁
支配率 60 59 40 41% -ボール支配
走行距離26 29 26 29km
スプリント 35 43 34 71回 ー➁大きく劣後
シュート 1 2 1 2本 -互角
枠内数 0 0 1 1本 -劣後
得点 0 0 0 1点 -➁失点
パス数195 117 94 84本 -大きく優位
成功率 84 84 69 73% -大きく優位
A'3rd内 82 23本 -圧倒的優位
同成功率 64 58% -大きく優位
※1-試合全般コンサ圧倒;支配率・パス・相手陣(A'3rd内)パスは、圧倒。
※2-シュート精度・コンサ劣後;枠内数「0」では得点は不能。FC東京「唯一の決定機に確実に得点獲得」の力 で「前半・劣勢の試合結果」
コンサ➂ ➃ FC東京➂ ➃
支配率 57 57 43 43% ーコンサボール支配継続
走行距離23 31 24 31km ー互角
スプリント 31 53 39 52回 ー互角・FC東京低下
シュート 7 2 3 5本 ー➂コンサ・➃FC東京
枠内数 1 2 2 2本 ー➂☓・➃〇
得点 0 0 0 0点
パス数 91 132 86 86本 ーコンサ圧倒
成功率 83 80 74 70% ーコンサ優位
A'3rd内 40 26本 ーコンサ圧倒・後半大減少
同成功率 72 66% ーコンサ優位・後半上昇
※3-コンサ試合コントロール・優位継続;支配率・パス・相手陣(A'3rd内)パスで圧倒
※4-シュート精度は、➃のみ改善するも、➂のチャンス時間帯の低精度で「無得点」結果主因
<試合スタッツからのポイント>
・試合支配・コントロールは、事前想定通り「コンサ圧倒」
・コンサ問題項目が、スプリント数、シュート精度で、FC東京優位
スプリント速度は、コンサ平均32.3km/h、リーグトップランクのFC東京昨日平均30.6km/hと比較しても、決して劣後していません。問題は、スプリントの頻度・回数です。
・試合展開は、FC東京・事前想定「➀>➁<➂>➃。➀と➃活性化」は、逆となり「➀<➁>➂<➃・活性化➁・➃が実際」で、
コンサパフォーマンス推移は、➀>➁<➂<➃となり、➁時間帯での「パフォーマンス逆転が、失点要因」となった。また、➀・➂時間帯のコンサ支配時間帯での「得点獲得失敗」が、試合結果に直結し、➀は「決定機構築力」、➂は「シュート決定力」がその原因。
2.試合ポイントの点検
上記「試合スタッツ・試合内容」からのポイント集約からは、
〇「決定機構築力」~ラストパス・最後の崩し~
〇「スプリント力」~➁相手スプリント数UPへ追随するスプリント力~
〇「シュート精度」
の3項目が確認されました。
しかし、試合の真相は、その表面に浮上したポイント以外に、重要ポイントがあります。
では、
ポイントは3点に集約されます。
(1)試合開始~後半開始までの戦術【ゼロトップ型・マンマーク・ハイプレス】の問題点
新戦術は、3戦術の合体形で、一まとめで呼んでいますが、3つの異なる戦術が、相互関連したチームプレーですね。
先ず、
A.「ゼロトップ」戦術理解
ゼロトップ戦術の意図は、
➀<守備>最前線に「守備力選手」配置・・・ハイプレス戦術で、相手へチャージ等守備能力選手であれば「一気にハイプレス(ボール奪取)成功率上昇」を見込める。
➁<攻撃>偽CBの様に「自由ポジション(移動)」で相手マーキング選手を引出し、その「空スペース」へ他の味方選手侵入・利用。
ですが、昨日試合で、問題<荒野>プレーがあります。
B.ゼロトップ理解・現実プレー
<荒野プレー>は、「類まれな運動量とアグレッシブ闘志で、適合選手」ですが、➀<守備>➁<攻撃>で、大きな問題プレーとなったもの。
それは、FC東京の様な「ゾーンDFチーム」がリーグ全般で、マンマークは全リーグで僅か2・3チームのみですね。そんな「ゾーンDF」チーム相手の「相手マーキング選手引出し」が成立する限定条件は、
・コンサ前線選手(例;荒野)が、〔相手選手の担当ゾーン付近〕で、〔パスターゲット・ボールホルダー〕の局面のみ、 という点です。
しかし対して、
<荒野プレー>は、相手ゴール付近エリアから、「自由ポジション」との意識から、サイド・中盤、果ては、自陣ゴール前のビルドアツプ起点にまで移動、
その結果は、
当然【荒野マーキング相手選手の引出し失敗・不発生】=攻撃力低下、
3枚前線エリアには、各選手事前マンマーク担当責任により、荒野の代替ポジションへの移動・プレーは無く【前線選手数2名に減少】、
そのため、マンマーク選手数的不足で【FC東京・ビルドアップ阻止、ロングフィード・カウンターパス阻止が不能】=守備力大幅減
と、「ゼロトップ戦術」意図は、全滅となりました。
C.実戦での、ゼロトップ・マンマークハイプレス
<荒野プレー>は、➀前半飲水タイムまではを「適正ポジション」で「コンサゼロトップ・マンマークハイプレス」を成立させました。
しかし、飲水タイム後、「自由ポジション」を始めた途端、上記戦術破綻原因となり、結果、「FC東京・ロングカウンター~失点=敗戦結果」をもたらした「敗戦」に繋がった「不適正」プレーでした。
それでも実戦では、「ハイプレス成功率」は➀時間帯の「100%」↘以降時間帯「50%」まで急減させるも、なお「前線~中盤で、パスカット・ボール奪取」を成功させ、ショートカウンターを複数回プレーとなりましたが、
<前線選手数不足>が<コンビネーション縮小>にとなり、「ラストパス・決定機縮減」し、得点獲得不成立の原因となりました。
【荒野のゼロトップ・マンマーク戦術の理解不足、又は、勝手理解・戦術違反】が第1ポイントです。
荒野は、その闘志・それにより運動量・アグレッシブさは、傑出した選手ですが、「正しい理解とプレー現実化判断・集中力」が課題ですね。未だまだ、レベルアップが必須です。
(2)コンサ「連続ワンタッチパス交換」威力
新戦術を追求する中、コンサのパス技術は大きく前進していますね。
昨日試合の第2ポイントが「連続ワンタッチパス交換」は、驚異的威力を発揮しました。コンサのタッチ数の極小の「連続・ワンタッチパス交換」に対し、リーグ最強守備力のFC東京は、集中度UPし、ほぼ追随されましたが、<より速い連続パススピード・高成功率>で、FC東京による「パスカットは失敗」させ、ミスパスによるロストのみ、パス交換停止で、そのパスミスも、ルーカス・荒野選手程度に絞り込まれたものでした。
FC東京陣内の「密集エリア、スペースエリア」共に、陣形を崩すパス交換は大きな威力成功でした。
(3)後半・「攻撃強化型選手シフト」の威力
ロペス・ドド途中試合投入の
「ゼロトップ」⇒「攻撃強化型前線選手シフト」の威力も、大きなポイントでした。
先ず、2選手の昨実戦評価ですが、
ロペス・・ハイレベルシュートテクニックとラストパスが魅力ですが、「プレスピードの遅さ➝パスタイミングズレ、ボールコントロールでのボールとの距離離れ➝相手チャージでのボールロスト」が多く、「有効なプレーは限定」されてしまいました。
ドド・・ボール保持力と強引な突破する体幹力が魅力ですが、「プレー判断の迷い・一瞬の遅れ➝相手チャージ・ボールロスト」が多発。
両選手共、共通した問題点「プレー判断の遅れ」があり、戦術理解・習得課題が現存です。
しかし、それでも、
<マンマーク・ハイプレスは成立し、ハイプレス成功率は、リーグトップ水準・上位レベル>であり、数回決定機を構築し、「FC東京のストロング~集中守備」で得点化阻止されたもので、充分威力ある戦術効果を証明しました。
【攻撃強化型選手シフト・マンマークハイプレスの威力は、守備・攻撃共にリーグ上位レベル威力】です。
(4)補足
昨日失点は、事前リスク想定のFC東京ロングカウンターが炸裂したものでしたが、
一部ポイントがありました。
それは、
FC東京が、コンサ攻撃へのビルドアップ縦パスをFC東京M'3rd底位置で「パスカット」し、永井へのロングパス・カウンターに入った瞬間、
アタッカー・永井と、D・オリベイラにマーキングが付いていました。
永井のマンマーキングは「宮澤」でしたが、「カウンターパス」が出た瞬間、永井・動き出しに、宮澤に「一瞬ためらい」が産まれた事が見えました。
〔永井より、FC東京前でパスカット〕か、〔永井から、コンサよりで受け止める〕かをためらい、結果、タイミング遅く〔永井より前=永井に到達前で、パスカット〕を選択し、体重を前に傾けた瞬間、届かずに永井にパスが届き、一気に、マークを外され、突破・後走となり、そこからは永井のスピード突破を許すものとなりました。
「永井を止められた唯一の瞬間」が、「宮澤のためらい・逡巡の無いプレー」でした。
宮澤は、これで「数失点目」となったもので、しっかり反省し、次回・同一プレー排除・改善の原点・材料とすべきです。
試合スタッツからの課題、加えて、上記(1)~(4)ポイントを加えた、今後の課題が明確となりました。
残る6戦・試合への「課題」絶対改善を図っていくものですね。
2020年11月11日
完全予想的中🎯
スタメンは、ゼロトップ型マンマークハイプレスの
コンサ式トータルフットボール!
試合途中、全面戦術転換の、
強烈攻撃型、
のハイブリッド戦略❣️
2020年11月09日
実は高熱発熱しコロナも疑われる体調となり、ひたすら安静を守りましたが、無事コロナの疑いも無くなり、復帰です。その間、複数チームでのコロナ感染があり、益々環境は、不透明で、余談を余さない状態に突入してしまってますが、こんな時だからこそ、チーム、サポーター一団となって、力強く前進ですね!
では、明日FC東京戦展望を。
1.対戦チーム「FC東京」現況
現在戦績は、
順位6位 勝点47 29試合 14勝5分10敗 得点42 失点39 得失差3
得点7位 失点9位 得失差8位に拘らず、順位6位、リーグ上位(ACL出場圏)3位は、勝点1差で、勝負強く狙っている所。
しかし、ここ6試合は、1勝5敗と急激な戦績低迷に苦しんでいる状況で、直近3試合連続複数失点と「堅守・速攻」とのチームスタイルと真逆の試合内容です。
その原因は、当初、累積疲労による戦力ダウンでしたが、ここに来て日程が正常化し、その原因は解消し、新たに発生したものが「戦術選択」です。即ち、FC東京も、今シーズンのリーグ流行「ハイプレス」を選択しましたが、多くのチーム同様「ゾーン型ハイプレス」で、次の3つの問題点が発生。
その1が、本来「自陣布陣型堅守・速攻」をハイプレスの為「前線を上昇」させるも、その距離間があり「ハイプレス成功率が最低ランク」と不発。「ゾーン型ハイプレス」の欠点です。
その2、本来戦術「堅守・速攻」をその配置のまま「前進させる」も、しばしば「前線のみ上昇」し「中盤・守備陣」間のスペース発生。チームのコンパクトネス(縦・横幅)は、従来は「縦も横も狭い陣型けでしたが、現在は、縦に広く・緩く、横は狭い「縦長陣型」となっています。ハイプレスの代償「ハイライン」の裏スペース広大化を嫌い、「ミドルライン」気味がしばしば登場し、前線と守備陣の間スペースリスク、その局面「数的不利」状態など失点多発となっています。
その3が、最も致命的な内容ですが、「ハイプレスが可能な時間帯」は「試合開始直後から、ほぼ15分程度の僅かな時間帯」でしか無く、その後、ハイプレスでの消耗度により運動量低下選手が発生。ベテラン層中軸の選手起用が原因。
FC東京は、本来、堅守速攻・自陣布陣で、
・自陣内での「ブロック守備」を高守備能力選手が行い、失点数の少なさ
・一転自陣ボール奪取から、スピードと突破力のある前線選手によるロングカウンター
・堅守とカウンター得点で、試合をコントロールし「僅少差でも勝利・勝点3獲得」
を指向するチームでしたが、「ビルドアップ」サッカー全盛への対抗策として、「ハイプレス」選択は避ける事が出来ず選択したものでしょうが、「選手フィジカル・体力、戦術一体共通化」のハイプレス必須条件の不足による不成功であり、簡単に修復は困難です。
フォーメーションは、
「4-1-2-3」と「4-4-2」の併用ですが、「3バックチーム」対策は「4ー1-2-3」の「ハイプレス仕様」が殆どです。
戦術は、
・ハイプレスは、指数はリーグ3位、しかし成功率はリーグ10位40%
・ロングカウンターが依然主力で、ハイプレスからのショートカウンターは比較的少ない
・得点パターンは、セットプレー~クロス~スルーパスの順
・失点パターンは、ショートカウンター~クロスの順で、ハイプレスを外されたパターンが最多です。
選手は、ほぼ固定選手起用で、元代表クラス多数手の高能力選手層で、現在は累積疲労蓄積も無く、フィジカルの問題は在りませんが、「常時過重走力」を求められるハイプレス型選手とは、逆の「運動量は多くないが、瞬発力・スピード型」の選手層で、現行戦術に適合は難しい状況です。
この様に、「堅守」のレベル低下、ハイプレスも時間制限、戦術混迷と強敵・FC東京の戦力も低下していて、大きなチャンスが来ていますが、「勝利への執念・貪欲さ」だけは変化無く、コンサ最強力発揮は必須です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
コンサに取っての今残シーズンは、次年度・未来への貴重なチーム形成期間となりました。
その準備、体制作りは着実に進行し、選手構成と個々選手のレベルアップ・向上となっています。しかし、札幌を中心とした環境は、益々深刻化を深めていて、いつ大きな影響・制約も想定しなければならない状況となり始め、一日・一日の大切さ、一試合毎の貴重さは、その重みを大いに増しています。
<今こそ、この試合・この練習に全力で当たり、最高の成果を獲得する時期>となりました。
コンサの残る8試合実施出来る幸運を感じ、「チーム形成最終盤」を急ぎましょう。
では、次戦での
戦術は、次年度の主戦術と想定している「マンマーク型ハイプレス~コンサ式トータルフットボール」戦術の完成度上昇を図ります。
直近、「マンマーク型」を、「特定ポジション限定型」「特定時間限定型」を「コンサ前線FW・チャナティップ選手」起用を試行する中で、選択実施もありましたが、「最強選手構成=ゼロトップ(守備力ある前線選手起用)」がトップレベルで、その折衷型として有力な試合戦略が、
「試合全般・マンマークハイプレス~後半途中で、外国籍選手交代起用で、マンマークハイプレス緩和・攻撃力強化型へのチームチェンジパターン」が最有力です。
「ゼロトップ型」の欠点だった「シュート精度・決定力の低さ」も、実戦の中で鍛えられ、「シュートタイミング・精度、シュート恐怖心も改善・克服」され、上昇して来ていますが、「コンサ・有力外国籍選手の攻撃力・得点力」は図抜けており、「折衷型」は、次年度「試合3名交代制」に戻っても有効策として、完成形を目指すべき戦略です。
コンサは、既に、多様な戦術を保有する「最多戦術保有チーム」に進化してしまいましたね。凄いです。
FC東京は、試合開始直後「ハイプレス・ミドルライン」を仕掛けて来ますが、コンサビルドアツプへのハイプレスを、ロングフィード・コンビネーションパスで外すと、ミドルエリアにはスペースがあり、一気に多彩攻撃を仕掛けられる状況で、ポイントは「ミドルエリアでの攻撃遅滞・バックパスを排し、速い攻撃に繋げる点」です。相手前線選手の帰陣前「コンサ数的優位・陣形緩み状態」を突く事です。
また、FC東京のビルドアツプこそ、チャンス局面で、コンサマンマーク型のパスコース封じ型ハイプレスに対しては、成功率の低いロングボールしか手段は無く、ロングボールクリアー力の高いミンテ・田中・福森、その二次ボール奪取力の高い高嶺・宮澤で、封じてしまいます。
試合展開は、
試合開始当初のFC東京活性化時間帯は「均衡状態」、しかし、前半・飲水タイム後、試合状況は大きく転換、コンサハイプレス成功~ショートカウンター時間帯に変化し、先制点獲得で、前半終了。
後半開始直後も10分程度、FC東京の活性化となりますが、その後「自陣・堅守速攻狙い」に変化し、FC東京陣内で、FC東京ボール保持の瞬間、コンサハイプレス炸裂し、ショーカウンターの餌食多発。
そして、後半飲水タイム前後、外国籍前線選手投入で、コンサ「折衷型戦略・緩和型ハイプレス」に戦術転換し、その攻撃力を全開し、コンサ攻勢時間帯とするものです。
試合開始~15分 FC東京・活性化で、「均衡状態」
~45分 コンサ・マンマークハイプレス全開
ハイプレス・ボール奪取からのショートカウンター多数で
先制点獲得
後半開始~10分 FC東京・活性化も短時間で、
コンサ・マンマークハイプレス炸裂し、攻勢
追加点獲得
60分 選手交代で、活性化と戦術転換
「緩和型ハイプレス・攻撃強化型」、
~90分 コンサ攻勢し、追加点獲得
【 3-0 完勝 】との試合展開想定です。
メンバー予想
前記の通り、試合開始・スタートのスタメンは、「ゼロトップ型」、途中選手交代で「外国籍選手起用・攻撃強化型」の選手起用です。
スタメン
チャナティップ 駒井
荒野
金子 高嶺 宮澤 白井
福森 ミンテ 田中
菅野
・・「80年代バルサスタイル(とのミシャコメントでしたね)」
注目のミシャ太鼓判・金子と白井の両サイド・両レフティー!!
サブ
ジェイ
ドド ロペス
金子 高嶺 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
ジェイ ⇔ チャナティップ
ドド ⇔ 駒井
ロペス ⇔ 荒野
ルーカス⇔ 白井
早坂・石川・カウィン
サブも重要な役割となります。
コンサは、追及戦術完徹の覚悟で、必勝を目指す闘いとなります。
充分に「複数得点勝利」濃厚であり、次々戦「中2日・鳥栖戦」へ、チーム一丸で勝ち抜きですね。
残念ながら、FC東京戦現地参戦は、さすがに「ドクターストップ」が掛かり、現地参戦断念となりましたが、心は「味スタ・コンサ応援席」に在り、一緒に応援です。
全サポーターの総力結集で、コンサ完勝を勝ち取りましょう。
2020年11月05日
以前・本ブログで新戦術考察〜①ハイプレス、を記載し、多数アクセスを頂きましたが、今回、新戦術考察〜②マンマーク、をテーマとしてみます。
サッカーの潮流が絡んだ新戦術として、最新・注目の内容を確認してみましょう。
1.「マンマーク」概要
a.現状
サッカーの守備には、ゾーン守備とマンマーク守備が有るが、現在、マンマーク守備を導入するチームは皆無で、殆どのチームが、ゾーン守備を選択している、との現状でした。
b.マンマークとは、
「事前にマーク対象を決め、その選手にくっ付いてディフェンス」ですが、
「その選手に付く」事から「人に付く守備・・マンツーマンディフェンス」と呼ばれる訳です。
c.マンマークのメリット・デメリットは、
~メリット~
➀選手の守備力を活かせる。
「1対1」勝負となり、
「対人守備能力の高い選手」が必要<ゼロトップ選択の理由>
➁シンプル戦術
(ゾーン守備で発生する、マーク受け渡しミスの守備破綻が無い)
➂適材適所の選手配置
想定相手選手に適応した選手配置可能
例;身長の高い選手に 高い選手 配置
スピード選手に 足の速い選手配置
「能力のギャップ差を防げる」
~デメリット~
➃体力消耗の厳しさ
マーク選手に追従する運動量が激しく体力消耗させる
➄対人守備で負けるとピンチ
「1対1」で負けると、数的劣後・マークズレ連鎖を産む
➅攻撃への移行が難しい
本来陣形がマーク追従により崩れ、
そこでボール奪取しても、攻撃体制構築が困難
d.マンマーク守備の歴史~ゾーン全盛の理由
サッカーの黎明期は「ゾーン守備」しか無いものでしたが、1925-34・アーセナル「WMシステム」・監督チャップマンが「マンマーク守備」を創出し「近代サッカー」となり、1960代・スペースコントロールの発想で「ゾーン守備」が復活、暫くは、両思想がそれぞれ浮き沈みしつつ、混交を重ねて共存。
しかし、1980バルサ・トータルフットボールで、「パスサッカー戦術=ポゼッションサッカー」戦術全盛となり、「マンマークに付き切れない、パス交換」となり、1985ACミラン・サッキ「ゾーン守備で、<パス受け手>へ先回る」戦術が優位となり、「マンマーク、パス出し手守備」は廃れたものとなりました。
e.現代「マンマーク」例外使用
しかし、そんな中でも、現代に定着・使用があります。
➀セットプレー守備
ゾーン型・マンマーク型・ゾーン+マンマーク型の3通りの守備スタイルが定着し、特に「高得点選手にマンマーキング」は必須対策として完全定着。
➁特定選手のみ・フルマンマーク守備
絶対的ストライカーやゲームメイカーを抑えるため「フルマンマーキング」もしばしば実施されています。(例;メッシ対策・イニエスタ対策等)
➂数人のアタッカーのみ・マンマーク守備
➁が更に複数となった場合、マンマーキングを複数化する事も採用されています。
【f.新潮流創出・最新戦術マンマーク守備】
そして、2019・アタランタ、リーズと、セリアAとプレミアに突然出現したのが「最新・マンマーク戦術」です。
その出現の前提戦術が「ポジショナルサッカーとストーミング戦術」です。
「ポジショナルサッカー」とは、
~テーブルゲーム「チェス」の戦術をサッカーに導入したもので、それまでの「優位」思想~数的優位と質的優位(能力差優位)~に、加えて<ポジション(位置)の優位>思想もポイント・プレー化したもので、「優位性を保てる状態(位置)で、ボールを受けるプレー」が定義です。例;相手ゴール・ペナルティエリア付近のポジションで、ボール受けるプレー・・相手ゴール付近、との価値の高い位置が、相手に対し優位を保っている、という事ですね。
⇒「より高い位置」に価値付ける思想で、「縦への推進力」直結となります。
「ストーミング戦術」とは、
~「強襲戦術」と呼ばれ、「ボール保持」に価値を付けず、「相手陣内の相手ボール」へ襲い掛かり、そこで「ボール奪取」からショートカウンター、との展開を図る戦術で、「ゲーゲンプレス」戦術はその代表戦術です。
プレーの典型パターンは、
わざと、相手最終ライン付近へ、成功率の低い「ボール放り込み」パス~「味方選手がボール受けに成功すれば、そのままショートカウンター」「味方選手がボール保持に至らず、相手ボール保持となれば、正に狙い局面として、ボール保持者へ強襲し、ボール奪取し、ショートカウンター」とする、との戦術です。
この両戦術の延長線・強化型として「短時間での再奪還と素早い攻撃への切り替え実施」を目指し、
【ボールホルダーに人を付け、動きを封じる、ボール奪取】
【近隣選手にもマンマークを付け、パスコースを封じ、予測でインターセプトのボール奪取】
<マンマークプレス⇒ボールホルダーよりボール奪取>
<パスコース封じ⇒予測インターセプトのボール奪取>
パータンを成立させる戦術で、
最前線で「ハイプレス戦術」
全相手パス阻止の「オールコートマンマーク」戦術となります。
2.「マンマーク」のポイント
a.戦術実施方法
具体的な試合展開により、具体例を記載してみます。
➀試合開始(リスタート)時
スタートの選手配置は「ゾーン型」・ブロック組織守備で始まります。
コンサ例;基本フォーメーション「3-4-2-1」ポジション
➁相手陣へのボール配置~ビルドアツプのためバックパス・自陣でのボール保持が、「マンマーク戦術」のスイッチ(局面)となり、
一斉に「オールコート・マンマーク」ポジションへ配置移動し、「マンマーキング」完備し、
➂「ボールホルダーへ即時プレス・全選手がパスコース封印」を作動し、
<ボールホルダーからのボール奪取、と、パスコース封印による予測インターセプトのボール奪取>⇒
➃<即時、ショートカウンター開始>
ここからも、典型的な攻撃パターンを記載してみます。
➄「ボール奪取」後、「即時攻撃切り替え」は、
<三角形(トライアングル)コンビネーション>で、局面展開・前進を図り、
・「相手ゴール直前」では、ラストパス~シュート
・ボール起点から、<サイドへの展開>と<サイドが相手選手マークで中央数的優位なら、中央突破>を、相手選手のポジション=マーキング移動での「数的状況」を【逆取り】し両パータンを選択、との攻撃が有効です。
コンサ例;ボランチ宮澤「相手DFより、絞られたパスコースを狙うインターセプト・ボール奪取」~トライアングルコンビ―ネーションを使うパス交換で、<サイド攻撃>・右ルーカス、左菅へパスし、サイド突破、または、<中央突破>・チャナティップへ縦パス~コンビネーションとドリブルで縦突破⇒決定機・シュート得点獲得。
b.重要ポイント
「マンマーク戦術」実施には、幾つか重要ポイントがあります。
➀「マンマーク~1対1」
➁「特定マンマーク・オールコートマンマーク」の使い分け
➂「マーク受け渡し」
➃「ゾーン守備併用」
➄「プレー自由度」
➀「マンマーク~1対1」
マンマークは「1対1」が基本ですが、その例外も活用します。
典型パータンでは、
FW~数的不利が通例(DF・GK2対1、DF2対1が多発生)
DF~数的優位が通例(DF1枚+GK1枚が多発生)
他 ~「1対1」マッチアップ型マンマーク
となり、
前線での「数的不利」により、DFライン・GKで「数的優位」創出
実例 ;4-4-2 Vs コンサ3-4-2-1
相手↑ GK➀ ・・フリー「数的不利」
SB➁ DF➂ DF➃ SB➄
菅 ロペス 金子 ルーカス
DM➅ DM➆
チャナティップ 荒野
AM➇ AM➉
高嶺 田中
FW➈ FW⑪
福森 ミンテ
菅野 ・・フリー「数的優位」
「菅野」がビルドアツプに参加すると「フリー・パスコース」確保となります。
また、前線でのマッチアップで、「1対1」を「1対2」の数的不利とすると(例、ロペスが相手2CBマーキングとすると)、全員マークがズレて、最終ラインで「DF1・GK1」がフリーとなり「数的優位」確立となります。(例、ミンテと菅がフリー)
※「1対1」と「数的・優位不利」を併用し、「コンサビルドアツプ時は、最終ラインに数的優位」「相手陣侵入時には、前線同数・最終ラインも同数・GKのみフリー」と使い分けます。
➁「特定マンマーク・オールコートマンマーク」の使い分け
➀の「自陣ビルドアツプ時、逆に、相手陣攻撃時」で「特定フリー」を使いますが、
選手体力が消耗などで、「オールコート・マンマーク」を低減し、「前線のみ・中終盤のみなど、特定ポジション・対象に絞るマンマーク」も使い分ける事が出て来ます。
更に、コンサでは「従来戦術への転換」と「局面での転換」との「戦術変換の超高等戦略」も大効果となります。
➂「マーク受け渡し」
マンマークでも、ゾーン守備と似た「マーク受け渡し」が大変重要です。
ソーンの受け渡しは、「担当エリア」の受け渡しで、「その受け渡しミス⇒フリーエリア直結」との重大リスクとなりますが、「マンマークでの受け渡しは『人』の受け渡しで、ミス自体が極めて発生し難く、ミスも一瞬、フリープレーを許す程度で、即座カバーリングで大リスク直結は少ないものです。
実際、「マーク受け渡し」は、2つの局面で発生し、
・「マンマークを外した相手選手(1対1勝負で相手が勝ってしまった局面)」が侵入した場合、本来マーキングを外して、フリー相手選手への即時マーキングを実施、その際、それまでのマークを近くの味方選手へ「受け渡し」を実施、更に、即座に、連動「マーク受け渡し」を連続させ、「過度な再マーキングのためのポジション移動無く」、フルコートマンマークを整備します。
・別エリアボール位置の際、「マンマーキング」を離して、「フリー」選手化し、最適位置で相手「ノーマーク選手」として、ゲームメークや、突破、コンビネーションに参加。その際、「マーキングを離した相手選手はフリー状態」となりますが、「周囲味方選手のマーキングで、1対2・数的不利を利用し」カバー・制御で対応します。
攻撃時に、「マーキングを離した前進・突破」は有力攻撃プレーとなり、多発生します。また、「マンマーク・マッチアップで突破して来る相手選手」のフリー状態を即時封止とする「マーク受け渡し」も度々発生する重要プレーです。
➃「ゾーン守備併用」
a.戦術実施方法で記載の通り、試合開始時は「ゾーン守備」からスタートします。また、コンサの「戦略的戦術転換」は、「ゾーン・組織守備」への転換で、試合の中で、使い分けるものです。
➄「プレー自由度」
現代サッカーでは、「規律=戦術」理解は、<戦術遵守>で、特に「守備」では、「担当ゾーン」放棄⇒「フリースペース」発生=「重大リスク」発生として、厳しく、その遵守が、試合での絶体規律で、それが守れない選手は「規律違反者として厳しく糾弾」されるものです。
しかし、「マンマーク守備」では、
ボール位置が最大ポイントで、「ボール位置から遠い位置のマンマーキングの価値は下がり、攻撃等で、効果が高い局面では、マーキングを離した<自由・フリープレー>は許され、効果も高いプレーとなります。
マンマークチームの実戦で、しばしば「反対ポジションの選手が、突然、フリー選手となり、攻撃参加」は、絶好・ナイスプレーとして成果を上げています。
「ゾーン守備」~担当エリアを離れる事は困難
「マンマーク」~相手フリーを作る事、プレー選択の自由度は極めて高い
と大きく相違する訳です。
いかがでしょうか。
これらのポイント以外にも、
・オールコートマンマークをフルタイム実施する「体力」の保持
・「1対1」・マッチアップで負けない「対人守備力」の保持
・高い「闘う意識・粘り強く継続する意思・集中度」
・「走る力・スプリントスピード・プレースピード」
と「マンマーク守備」の必要条件は、多く、そう簡単に「選択・実践」は出来る戦術ではありません。
期間を掛け、高い強度で反復の「フィジカル・戦術理解・練習試合」トレーニングでのみ、導入可能の戦術ですが、
その威力は「相手パス交換を封じ、パスサッカーを封じてしまう」究極戦術として、絶大で、リーグ最強ランクへ到達出来る「最新・最強戦術」です。
コンサの挑戦は、<偉大>ですね!!
2020年11月04日
昨日、川崎戦完勝は、試合後コメントで、絶好調ミシャ!が出ましたね。
○リーグ趨勢ハイプレス戦術へ、本物・真に有効なハイプレスは、<コンサ・マンマークハイプレス>に在りを証明
○<コンサ式トータルフットボール>の真髄を証明
○マンマークハイプレスと、試合中途フルチェンジ転換、コンサ式ミシャ戦術との、<ハイブリッド戦術転換>を証明
○既存選手育成・成長による<チーム進化>を証明
、とした瞬間は、ミシャに取り、歓喜に満ち溢れた時と事実でした。
今シーズンに留まらず、ここ最近での「最強チーム完成」に到達した筈の川崎根幹打破を主眼とする、「パスサッカー封じの川崎パス交換阻止」の<コンサ・マンマーク戦術>、更に、その中の「最前線バトル〜ハイプレス」は、ハイプレス目的「相手ビルドアップをターゲットに、ボール奪取とそこからの相手ゴール寸前ショートカウンター〜大チャンスを多数回構築」を連発させた「コンササッカー」が、国内サッカー界・シーンに、「サッカー根幹のパス交換阻止」と「最強ハイプレス」の衝撃を強烈に与えた瞬間で、ミシャを始め、コンサ全チームに、会心の内容と現実でした。
現実プレーとして、
川崎・ビルドアップ対象選手の、DF谷口、ジェジエウ、両サイド、アンカー守田は、事前想定通りに、その餌食となり、ビルドアップパス阻止、更に、ボール被奪取を受け、結果、ハイプレスにやや遠くなるGKソンリョンからの、前線放り込み・ロングフィード連発で、封止度は60〜70%の高成功率まで上昇し、川崎本領のビルドアップ型パスサッカーを封じたものでした。そのため、川崎インサイドハーフ旗手、脇坂は当然、FW家長まで、中盤底まで、コンサマークを引き連れながら、ボールを貰いに来る事態も頻繁し、川崎前線の攻撃力は骨抜きとしたものでした。
コンサの「ゼロトップ型マンマークハイプレス」の、強烈攻守力は、鮮烈な衝撃でしたね!
更に、本ブログでも、今後の有力試合展開戦略として、「マンマーク型ハイプレス」と「既存・コンサ式ミシャ戦術・ハイタワー型」の局面毎・転換併用型、試合途中チーム一斉変換「試合展開戦略」型、と二つのハイブリッド戦術があります。昨日試合は、「途中チーム一斉変換」試合展開戦略型を選択、川崎は、突然の、チーム一斉変換に、対応不能で、そのギャップを突き、ハイプレス〜ショートカウンター成功に、高シュート精度FWのロペス・ドドにより、複数得点獲得、との事前想定通り内容を実現でした。
ミシャの事前想定的中通りの実戦プレーとなり、一気にミシャはヒートアップ!
そこで、本ブログテーマ、試合後ミシャコメントの中の【ミシャからのの謎かけ】が出たものでした。
その謎かけを再掲載すると、
『今日の選手起用は、右サイドと左サイドがいつもと逆、反対でしたが、その意図は?』とのリポーター問い掛けに対する答えで、
ミシャ『1980年代のバルサ、ストイチコフとサリナスと言えば、その意図が解るでしょう!』と、反対に、リポーターとJ関係者への謎かけ応答だったものでした。
では、その答えです。
80年代のバルサとは、正確には、
1988〜1996のバルセロナを指し、右ウィング・FWストイチコフ、左ウィングサリナスが居た、クライフ現役時期のバルサで、<エル・ドリーム・チーム>と称され、チャンピオンを席巻し、それ以降のサッカー進化に大きな転換点を与えたチームですね。
時代は、その直前・ACミランサッキの<プレッシングフットボール全盛>期→「カテナチオ・守備主導戦略」全盛状況の中、「サッカーは死んだ」との消極型サッカー全盛への反攻が、バルサ・トータルフットボールの攻撃型サッカー出現、となったものでした。その中で、5トップ前線を構築した、左右ウィングが、ストイチコフとサリナスですが、両選手共に、共通項目が、
元々FWで高決定力・高ドリブル突破力・レフティー・高アシスト力と、サイドハーフポジションを、ウィングと変化させた選手で、超攻撃型バルサを構築した選手でした。
余談ですが、両選手共に、Jリーグに移籍・プレーしていますね。ストイチコフは、1998〜99柏、サリナスは1997〜98横浜マリノスでプレーしましたが、Jリーグで、トータルフットボールのかけらも不可能であり、単なるFW選手としてのプレーで、その全貌が発揮された物では無かったのですね。
と言う事から、正解は、
トータルフットボールで、左右ウィングも、高得点力と、アシスト・ドリブル突破のチャンスメークの高い選手を配置し、「コンサ式トータルフットボール」〜流動性の高い選手・ポジションと役割変換とする、トータルフットボーラーによる、フットボールを、マンマーク守備戦術を加えて、激しく・速く・高精度の、攻撃と守備が一体プレーの攻守シームレスな、強力攻守を実現・実体化するスタイルを狙った、との回答です。
流石に、コンサ式トータルフットボール、との呼称表明は「大き過ぎる表現」として、前回本音を僅か一度だけ、発表・発言しましたが、本心は、常に胸にしっかり据えて、監督しているものですね。
思わず、完璧なサッカー実現で、漏らした本音で、多くの賛同の声を期待していたため、漏らした謎かけでした。
目指す所、姿は、
凄く、大きく、強く、光輝溢れたサッカー、スタイル、チーム、そして、チームスタッフと選手達です!
2020年11月03日
ここ数年で「最強チーム完成」と評される川崎に対し、試合前想定・計画通りの「完勝」を掴んだコンサ・第26節は、
<単なる1勝>とは段違いの、
Jリーグへ「衝撃」を与えた、Jリーグ史上に<Jサッカーの分岐試合>と記録されるかもしれない、<重要・重大試合>となりました。
その理由は、
Jリーグ・ここ数年の潮流;
➀「パスサッカー全盛」期⇒
➁「走る・プレッシングサッカー隆盛」期⇒
➂「堅守速攻型・守備主導サッカー」期⇒
➃「堅守+パスサッカー混合・ハイブリッドサッカー」期⇒
➄「ハイプレス隆盛」期 と推移しましたが、
➀~➄、全ては「ゾーン守備」でしたが、
ここに、コンサが【マンマーク(プレッシング)守備】を持込み、その「ゾーン守備」潮流へ、大きな楔(クサビ)を打ち込みました。
本日・川崎戦完勝は、「現代潮流完成形・川崎」を「新戦略・マンマーク」で撃破した事で、その威力・凄まじさは「既存戦略・戦術からの有効対抗策は成立しない」との実戦試合での証明・実証を、国内サッカー界へ突き付け、衝撃的な波動を発出した瞬間でした。
本ブログ・試合事前想定でも記載の通り、
本日・コンササッカーの強烈な意図・狙いが、
【川崎・パスサッカーの根幹~パス交換~を封止・制約し、サッカーの根幹の基本・基礎プレーを封じる戦略】であり、
同時に、
【川崎ビルドアツプへ、コンサマーキング選手のタイトポジショニング(1m以内)で、何度も、常時、ハイプレス・ボール奪取➝川崎・ゴール付近からショートカウンター=大決定機⇒得点獲得】との、より得点・攻撃直結の「攻撃型守備」
との2点でしたが、、
FP・GKの全選手が、
「厳しい球際と闘いの強度、常時適正ポジショニングのための走力・スプリント・速度、全選手一体連動の規律・約束戦術、更に、一瞬も緩めない集中、それら全部を実行するフィジカルと意識」(・・ミシャ試合後コメント趣旨)を以て現実化したものでした。
本日起きた事を再度記載しますが、
【リーグ最高水準・川崎のパス交換は、封止】されました。
本日試合データは、以下の通り、【それ】を証明しています。
川崎パス数~前節より△136本・△20%の減少
成功率~△8%の低下
特に、攻撃の
A'3rd内パス数~前節より△164本・△55%の減少で、半分以下
その結果は、
川崎シュート数~前節より△14本・△56%の減少で、半分以下
実際、決定機数・獲得得点は、
前半 後半 総計
コンサ 6回ー0得点 7回ー2得点 13回ー2得点
川崎 1回ー0 4回ー0 5回ー0
と、
川崎には「僅かなチャンス」、
コンサは「多数チャンスに確実にシュートまで到達し、得点獲得」
となりました。
更に、大注目すべき内容が、
【ハイプレス勝負は完勝で、川崎は試合開始10分で、ハイプレス放棄】です。
ポイントは、「ハイプレス」の要点が「ハイプレス準備=ハイプレス相手到達までの必要時間」であり、ハイプレス戦術への基本対策=「相手パスプレーをするタイミング」を付与してしまうか否かが、ハイプレスが機能・有効・成功、の鍵だという点です。
そして、その答えとなる試合の一つが、本日「鹿島・横浜FM戦」で、こちらも<(ゾーン型)ハイプレス勝負・合戦>でしたが、勝負の決め手が「ハイプレスの布陣位置の高さ」にあり「より高い布陣(ハイライン)=より高い位置のハイプレス=相手ビルドアップに届く時間が短くなる=ハイプレスが成功するタイミング増加」となりました。
しかし、それも、「ゾーン布陣」のため、「常時相手ビルドアツプ位置に布陣する事は不可能」(仮にそれが可能とするためには、相手陣内深くに全自陣を侵入させる事が必要となり、DFライン裏スペースが更に増大し、被カウンターリスクへの対策不能となります)で、どんなに高い自陣布陣を意図しても、相手ビルドアツプラインとの間は「数mの距離」となり、常時・瞬時プレスはあり得ません。そんな局面が唯一成立するのは、「相手陣に攻勢を掛けている中、ボールロストが起き、それに対し、即時再奪還」とする場合のみです。
そんな限定局面以外は「どんなにスプリントしても、ハイプレス対抗の相手パスを阻止する事は、相当低成功率にしかなりませんね。最高成功率実績値の川崎数値でも「47%」しか成功せず、「53%」は相手ビルドアツプパスが成立してしまいます。
しかし、
コンサ「マンマーク型ハイプレス」のみが、上記「パス交換自体を、パスの受け手封止で、不可能とする」狙いと同時に、「常時・至近距離でマーキングのため、相手がボール保持した瞬間、<即時プレッシング>」となり、「ハイプレスの目的~相手ゴール前でボール奪取し、即時ショートカウンターで決定機構築、得点獲得、を何度も仕掛け、成功」させます。
凄い試合を完成させたのですね。
この「コンサ・マンマーク型ハイプレス」を阻止する事が可能チームは、在りません。「シュートチャンスに得点獲得=シュート決定力」さえ整えば、「完勝」のゲーム支配態勢を毎試合実現となります。
「コンサ・リーグ最強チーム力」を掴む瞬間が近づいていますね。
2020年11月03日
スタメンメンバー発表!
メンバーは、「ゼロトップ」メンバーでした!
最強ハイプレスチームとのマッチアップは、コンサ最強度ハイプレスとなる「ゼロトップ」戦術メンバーでしたね!
ミシャは、<ハイプレス真っ向勝負>を仕掛けました!
又、札幌待機メンバーからの補充、交代も一切無く、G大阪遠征全メンバーが、そのまま、スタメン・サブのベンチメンバーでした。
その意味も、かなり深いものです!
現時点、”不動のAチーム“を表明するものでした。・・未参加メンバーは、現時点、Bチームとなりました。
基本フォーメーションも、予想通り、【3-4-1-2】のマンマークハイプレス・ゼロトップ型でした!
ゼロトップ戦術で、川崎ビルドアップだけで無く、パス交換阻止の<パスサッカー封じ>を挑みますね!
2020年11月02日
残るシーズン試合数は、いよいよ「あと8試合」にまで詰められましたが、
終盤戦目標とステップは、
<2020終了時点でチーム力上昇~その証明こそが、ラスト4連勝にてシーズン終了>を目標として、4ステップを前進し、
(1)クール 10/10・湘南H~10/14・名古屋A~10/18・鹿島H
(2)クール 10/24・横浜FC~10/31・G大阪A~11/3・川崎A
(3)クール 11/11・FC東京A~11/14・鳥栖H~11/21・清水H
(4)クール 11/28・広島A~12/5・C大阪H~12/12・大分A~12/19・浦和A~「ラスト4連勝」~でシーズン締めくくると設定。
各クール毎「チーム力上昇ステップ・到達目標」は、
全クール〔新戦術「マンマークハイプレス」フルタイム実施〕を追求、
2021開幕時点チーム構築を目標として
(1)クール・・チーム中軸選手選定にてトップチーム再構築・選定
(2)クール・・各ポジション毎「第1・2順位」20名選定
(3)クール・・完成チーム実戦最終テスト。勝利のパフォーマンス追求
(4)クール・・戦術と編成「完成」し「完勝スタイル」構築・4連勝達成。
現在の試合目標は、
チーム構築を目指し、第1クールで起用テスト・選出の候補選手から、第1・2順位で、20選手を並べ直した[Aチーム構築]でしたが、「菅・コロナ禍離脱」もあり、【戦術熟成】を軸に展開し、第2クール最終戦・次節川崎戦となります。
しかし、前試合から「中2日・連続アウェー試合」は、通常あり得ない「過酷日程」で、「限定数で遠征中選手」は、連続試合起用で、フィジカルコンディションは最低レベルでの「実戦・試合実施」必至です。
流石に、前節試合ベンチ入り選手のフィジカルダウン・リカバリー不足が顕著で、札幌居残り組からの「選手補強・入れ替え」が実施ですね。
或る意味、次戦へのテコ入れで「札幌から川崎入りの選手」が、実質的(プレー実態)主役となる次戦とも想定されます。
では、次戦展望です。
1.対戦チーム「川崎」現況
昨シーズンからの「リーグチャンピオン・川崎の集大成」=完成形を目指す残りシーズンとなっていますね。既に、圧倒的なリーグ戦績から、他チームの追随は実質に終了し、リーグチャンピオンは手中とし、残りシーズンは、その確定時期を待ちながら、勝利上積みを重ねて、ひたすら「チーム完成度を追求」とのベクトルとなりました。
そのため、戦績優先戦略から、積極的に若手選手の登用育成を実施し、次シーズン最強体制への整備・形成に、戦略転換となっています。
現在戦績は、
1位 勝点68 25試合 22勝2分1敗 得点70 失点20 得失差50は、歴代チャンピオンチームでも、断トツトップ戦績ですが、
得点圧倒的1位・失点圧倒的1位で、攻守共、他チーム追随も不能なレベルで2位以下を引き離した、圧倒的1位のチーム力です。
毎試合・平均得点2.8点(対比コンサ1.2点・+1.6点の大差)、平均失点0.8点(対比コンサ1.8点・△1.0点)は、「大人と子供、トップリーグと3部リーグレベル、WレベルとJFLレベルに匹敵の大差」。
対戦チーム全て、通常戦術での「挑戦」は全て「一蹴」されますが、
【唯一・川崎を阻止の可能性あるチーム・対戦が、<コンサ・マンマークハイプレス>】です。
「マンマーク型ハイプレス」の狙い【パス交換封止】の根本サッカー封鎖戦術のみが、川崎・現代流・最新パスサッカーへの有効対抗策となります。
戦術は、
昨シーズンまでの[4-2-3-1]を、より攻撃バランスの【4-3(1-2)-3】は完全モデルチェンジですが、
ポイントは、
➀前線4枚(-3-1)⇒前線5枚(-2-3)と「+1枚増加」
・・・「(ゾーン型)ハイプレス」戦術実施
➁ボランチ(2枚)⇒アンカー+偽SB(3枚)と「+1枚増加」
・・・バイタル・ミドルボール起点での「数的優位」
➂本来のコンビネーション・スピードパスサッカー
の3点実施にあります。
「川崎ハイプレス」は、現在リーグ1位実績成果で、ハイプレス指数(実施確立)71・成功率46.4%、
対するコンサハイプレス・実績値は、ハイプレス指数47.4・成功率44.6%のリーグ3位・・(2位横浜FMで、この3チームが3トップ・ハイプレスチームですね)。コンサと成功率は均衡するも、その実施率は、遥かに川崎が上回っています。
最多得点の理由こそが、<ハイプレス成功=相手ゴール付近でのボール奪取~ショートカウンター・・高シュート決定力・・⇒大量得点>であり、
最少失点の理由こそが、<相手陣での攻撃的守備(ハイプレス・最前線守備)と中盤「数的優位」で相手攻撃阻止・ブロック・・シュート機会極小化・・⇒最少失点>となっています。
この様に、次戦・川崎戦も、前節・試合・G大阪戦と並び「ハイプレス合戦・第2弾・最強ハイプレスと勝負」となります。
<ハイプレス合戦の天王山試合>で、【リーグトップのハイプレスはどちらか?!】を競う試合です。
しかし、決定的な差が、【シュート決定率】で、
リーグ1位 チャンス構築率「17.4%」シュート成功率「14.3%」
コンサ
リーグ4位 同 「12.5%」 同 「8.3%」
とチャンス構築成功率は、ややコンサ劣後、しかし、シュート成功率・決定率は、大きく乖離・劣後で、
仮に、コンサチャンス数(シュート数)で、川崎・シュート決定率があれば「得点55点」リーグ3位水準とります。
別データでも、
川崎・ゴール期待値とゴール実現値は、
リーグ1位 ゴール期待値「2.466」実現値「2.8」~+0.334
コンサ
リーグ4位 同 「1.639」 同 「1.2」~△0.439
結論は、
➀ハイプレス実施実績は、両チームリーグトップ水準で、やや川崎優位
➁チャンスメイク数は、両チームリーグトップ水準でやや川崎優位
➂シュート決定力は、川崎リーグトップ、コンサリーグ最低で、川崎圧倒
➃中盤守備・ブロック力は、川崎リーグトップ、コンサ戦術上リーグ最低
と、攻守で、川崎優位です。
こんな強力チーム対戦で、
唯一の突破点こそが「マンマーク・ハイプレス」で、「ハイプレス成功」と「川崎パス交換阻止の成功」です。
ハイプレスで
「ハイプレス最前線でのボール奪取~ショートカウンター」成功数をいつも以上に上昇・増加させる点と、
「ハイプレス成功しなくても」、パスターゲットにマーキング封鎖により、「パス交換そのものを阻止・制限の成功数」を増加させる点、
に尽きます。
また、川崎も「中2日」日程でコンサ戦ですが、ホームの連戦で、且つ、全試合の前は、13日間も空白で、フィジカルダウンは限定的で、次戦・コンサ戦は、フルコンディションが濃厚です。更に、超豊富な「選手層」は「代表レベル揃い」で、今シーズン・特例「5選手交代」も、フル活用し、「ハイ能力選手が、交代により、常にハイコンディションで、走り回る」試合内容を確立しています。・・<フィジカルダウンでの突破口はあり得ません>
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
戦術
上述の通り、<ハイプレス合戦・天王山リーグトップを競うハイプレス勝負>となり、「ハイプレス~最前線ボール奪取~ショートカウンター」狙いと、それ以上価値のある「川崎パス交換阻止~マンマークプレス」の度数・回数と、成功率をとことん追求が、唯一の「川崎撃破法」で、これ以外は「一見均衡の様でも、川崎勝利」しか無く、
コンサが取れる・採るべき唯一戦術が、
【ゼロトップ・マンマーク型ハイプレス】となります。
G大阪での、ややマーキング甘い、強度・スピードがやや低下「マンマーク型ハイプレス」では、殆ど「ハイプレス・パス交換封止が到達せず、失敗」にしかなりません。
最強度「マンマーク型ハイプレス」は【ゼロトップ】で、守備力(ボール奪取力)とマーキング強度維持力(フィジカル)で、劣後しない選手起用の「ゼロトップ・最強度選手起用」との結論です。
試合展開も、
「ハイプレス合戦=ボール奪取合戦=相手ゴール前ショートカウンター合戦」と<超緊迫・激しく多数回の攻守転換・決定機構築勝負試合>ですね。問題は、両チームの「決定機(シュート)での得点実現力~決定力」で、「得点」が相違する、という事。
川崎は、全選手が「シュート決定力(意識・技術)」を保持するのに対し、コンサは、前線選手も含め、「シュート決定力~意識・判断・技術~が低い能力」だという事で、【強烈なシュート意識・シュート精度意識の意識改革】が唯一の対策でしょう。チーム合言葉は「沈着冷静な高いシュート意識・精度徹底」です。
想定試合展開は、
「ハイプレスが互いに作動により、ボール奪取交互成立し、攻守転換が異常な程急増し、結果、互いの攻撃阻止となる超緊迫試合」想定と、
逆に、「ハイプレス成功により、激しい得点獲り合い」想定、
とのどちらかに収束との展開が濃厚です。
予想展開は、
前半~「互いに、ハイプレス作動により、互いに相手攻撃停止」の「超緊迫試合」展開
後半~一転、両チーム共に「ハイプレス作動で成功局面多発」となり、「ショートカウンター炸裂~得点獲得合戦」展開 と想定します。
試合開始~HT 「ハイプレス作動、相手攻撃阻止連発~攻撃停止」
「 0-0 」
後半開始~TU 「ハイプレス成立~ショートカウンター~得点獲得」勝負
「 2-2 」濃厚の【 3-2 】・・3点目獲得が試合結果の決め手となり、
「 3-2 ハイプレス勝負・得点獲得勝ち 」との想定
メンバー予想
【ゼロトップ】です!
好調ロペス・ドド、復帰チャナティップも、今回スタメンは外します。
スタメン
駒井 金子
荒野
白井 高嶺 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 田中
菅野
鉄板「ゼロトップ」メンバーです。
サブ
チャナティップ・ロペス・ドド
中野・深井(ジェイ)・早坂(石川)
カウィン
※(ジェイ・石川)は、当日コンディション次第で判定
※コンサの大きな課題「ゼロトップ・マンマークハイプレス」は、メンバーが極めて限定され、「サブ・途中起用交代で、ゼロトップ維持困難」ですね。
という事は「ゼロトップ」チーム構成時間帯選択で、<どの時間帯・局面に集中作動させるか>が最大ポイントです。
最強「ハイプレス」チーム川崎の撃破で、<コンサハイプレス優位>を証明する試合としましょう!!
2020年11月01日
不思議ですが、今節・昨日J1・7試合は、
13時から、1時間毎に、試合開始時刻がズレ、前開始試合のハーフタイムが次試合の試合開始に重なり、7時間後の最終19時開始試合が、コンサ・G大阪戦との珍しい試合時刻設定で、各試合を順番に観戦出来る試合連続でした。各チームが、会場・試合条件調整の結果に拘わらず、超珍設定・異例試合節となりました。更に、変調したのは、あれだけ「得点力・攻撃力重視」がリーグ主流でしたが、全試合、「無得点又は1点差」の試合結果羅列で、引き分け試合と僅差試合が、連鎖しました。
これは、過酷日程が一旦終了し、各チーム・フィジカルコンディションアップチームが増加し、その結果、「守備優位」で「得点阻止力が上昇」し、「得点獲得」成功率急減、との傾向に突入した様です。
1.試合設定~<ハイプレス勝負・合戦試合>
昨日G大阪戦は、両チーム共、突発事態が発生し、諸々の困難を克服し「何とか試合実現」となりましたが、その内容は、過酷な試合条件と同様、事前想定通り、超緊迫展開試合で、一言フレーズだと、【ハイプレス勝負・決定戦】で、絶好調のG大阪・ハイプレスを「撃破・カモにする」試合を現実化し、リーグ全体へ「コンサ・マンマーク型ハイプレスの威力と正統性、優位性」を証明する試合となるものでした。
元々、何回か本ブログ記載の通り、今シーズン・J1・2で大流行の「ハイプレス」には、
➀「ゾーン型ハイプレス」~謂わば、ハイプレス風・甘いスタイル~
➁「マンマーク型ハイプレス」~プレミアチャンプ・リーズ、セリアA・アタランタの<本家・本流・本物のハイプレス>
に分かれ、
Jリーグ流行は、コンサ以外すべてのチームが➀「ゾーン型ハイプレス」で、唯一の➁チームがコンサですね。
「ハイプレス」との文字は同一ですが、実は、全く異質・別物戦術で、実際各チームのハイプレス作動位置は大きく相違し、横浜FMが唯一・相手ゴール前でのビルドアツプターゲットですが、それ以外チームは、「相手D’3rd付近」~「センターライン付近」と分散し、「前線選手・FWが、相手ボールホルダーへチャージ」すれば、全て「ハイプレス」戦術とし、その効果・目的は、全く別物が本当の姿です。
少し解説すると、
➀「ゾーン型ハイプレス」は、
それまで「守備主導戦略」チームが、その進化形として採用し、
その理由が、全チーム同一経緯・理由で、
「ビルドアツプ戦術」が標準戦術として多数チームで導入され、「そのまま自由な組み立てによる組織的攻撃を阻止」する事が重要課題となりましたが、
それまでの「中盤・守備陣での組織・ブロック堅守」との戦略から「ビルドアツプ自体へ直接チャージ」との必要対策の検討となり、その方法・解決策として「最前線選手・FWによる相手GK・DFラインへのチャージ」プレー=「ハイプレス」戦術に転換した、とのものです。しかし、「最前線+攻撃選手」が「相手へハイプレス」し、それ以外選手が既存位置のままでは「最前線・ハイプレス選手」と「中盤・終盤」選手との分断、そのグループ間に、スぺ―ス・ギャップを産み、組織守備の破綻が頻発します。そのため「ハイプレス」の当然の結果として「ゾーン・エリア守備体型」をそのまま相手陣内へ前進させ「コンパクトネス」を保つ「ハイライン」が実践されました。
そして、この「ゾーン型ハイプレス・ハイライン」改良型により、「相手ビルドアツプへの攻撃~相手ゴール直前でのボール奪取からのショートカウンター・決定機攻撃」が成功する様になりましたが、その一方で、代償として、ハイライン裏スペースリスクが次の重大課題となりました。即ち、「ハイプレス」を躱された・外された「相手攻撃継続」は、「ハイライン裏・膨大フリースペースでのカウンター」・「ハイプレス選手裏スペース活用」で、「相手カウンターリスク驚異の拡大・失点多数」を招き、現在も「ハイプレスには、代償として、被カウンター失点覚悟」との課題が現存したままです。
「ハイプレス」戦術は、その成功率=実現局面数は、最高成功率・横浜FMでも「45%」程度で、最低成功率チームは「20%台」が現実の効果で、
<60%も失敗>との戦術が特徴です。「ハイプレス」失敗・「ハイライン裏」リスクは、当然ながら<被カウンター多数回浴び、失点多数>となります。
「ハイプレス」を躱す・外す方法の、
「プレス前の速いタイミングパス交換」「プレス前・ロングフィード」「強靭体幹でプレス弾き飛ばす」事態は、最大成功となっても、60%~80%の確立で、相手チームが対抗します。
この通り、【ゾーン型ハイプレスでの、被カウンター対抗策は、被カウンターを止められる「Wクラス・最能力選手獲得」以外不可能】となり、横浜FM・チアゴ・マルティンス以外、有効解決策は在りません。
そのため、直近ハイプレス戦術の「修正」は、
「被カウンターリスク対策不能」認識から、
「ハイライン」まで上昇させず、「ハイプレス位置を、相手D’3rd位置や、センターライン付近まで低下」させる戦術修正が多数となりました。しかし、これでは「相手ビルドアツプ」には到達せず「ハイプレス戦術」の目的・意味に到達せず、最早「偽ハイプレス」としか言えない代物が蔓延し、本来の目的・意味・方法・効果から逸脱しています。
いたずらに「最前線選手+@選手」のみが「チーム最高運動量で、追い続け・走り回るも、ビルドアツプ阻止効果乏しく、激しい守備負担による心身の低下により、攻撃への意欲・意識・運動量も低下となる」大失敗状態が多くのハイプレス実態です。
そんな、➀「ゾーン型ハイプレス」の欠陥・作動困難に対して、
コンサの➁「マンマーク型ハイプレス」こそが、【本家・本流・本当のハイプレス】です。
「マンマーク型ハイプレス」は、<担当マーク選手付近に位置取り>し、<担当マークがボール保持の瞬間チャージ>を準備し、<相手選手位置取りに連動して本来ポジション位置とは連動しないポジショニング>となるため、一見「スペース・ギャップ」多数発生に見えますが、真実は、元々「コンパクト・選手間短距離による組織守備」の考え方とは無縁・否定していて、相手選手全員マーキングとなるため、どんなにスペース・エリアがあるように見えても、「パス交換そのもの」と「ボール保持そのもの」を攻撃し、「ボール奪取」との「ハイプレス成功・効果」だけでなく、「バス交換のターゲット無効化」を図り、「パス可能な味方選手を消滅」させるため、事前想定の相手「ビルドアツプ阻止の防衛策・対策」も全て無効とします。
但し、この➁「マンマーク型ハイプレス」の絶対的な成功条件があります。
それは、
「コンサマンマークの強い密着・一瞬も緩めない時間継続・高い集中」と「相手プレーに負けない走力勝負」で、チーム一体とになった真摯プレーの実現で、圧倒的な戦術効果~「コンサ試合支配」が実現、との戦術です。
いかがですか。コンサの「マンマーク型ハイプレス」の優位性・優秀性、効果、対抗策無効化内容を記載しました。
昨日試合は、そんな「ハイプレス戦術」をストロングスタイルとしているチーム同士対戦で、<ハイプレス勝負~「どちらがより優秀・優位戦術か」>の試合でした。
2.試合・勝負結果~<ハイプレス勝負で勝利するも、試合結果は・・>
事前想定通り、試合開始直後から、コンサが試合展開を主導・コントロールし、<ハイプレス合戦>は、
試合開始10分で、勝負が尽き、
「コンサ・マンマークハイプレス」で、G大阪ビルドアツプを狙い続けるも、
「G大阪」は、試合開始から両チーム10分「ハイプレス」するも、その時間帯後は、「ハイプレスを停止し、一部局面のみ作動」と、ハイプレス封止となりました。事前想定通り、「コンサハイプレスは、G大阪ビルドアツプに到達」するも、「G大阪ハイプレスは、コンサプレス前パス交換・前線へフィードで、コンサビルドアツプに到達不能で、戦術機能せず、実際、コンサゴール前ボールロストは、ミスパス以外成功しない」との結果となつたものでした。
コンサ・スターティングメンバーは、想定「ゼロトップ」型では無く、「ロペス・ドド・駒井」の準ハイプレス型を選択し、「ゼロトップ型」よりも「マーキング密着度・チャージ強度と速度は低下」で、「全ハイプレスチャージが、ボール奪取、パス交換完全阻止までには至らなかった」ものの、多数回「ボール奪取成功」となり、コンサ・G大阪ゴール付近「ショートカウンター」、一端ボーを下げ「ボール保持・攻勢態勢へ移行」が成功・成立したもので、
「決定機回数で、G大阪を大きく上回り」、コンサ優位・試合展開を実現したものでした。
しかし、コンサハイプレスを掻い潜り、ビルドアップ~コンサ陣へコンビネーションの攻撃力はさすがで、少ない決定機に「高いシュート決定力」により、「同点弾・逆転弾」を喰らったもので、「試合結果は、惜敗・1点差敗戦」でした。
その証明となる試合スタッツを記載しておきます。
~前・後半の飲水タイムを挟む、試合時間帯・4分割でスタッツを記載(試合開始-飲水T➀、飲水T-前半終了➁、後半開始-飲水T➂、飲水T-試合終了➃))~
前半戦 コンサ G大阪
➀ ➁ ➀ ➁
支配率% 55 54 45 46
走行距離km27 29 27 29
スプリント41 37 37 33
同最高速度km/h 29 28
シュート本 5 2 2 2
枠内数 本 2 2 1 1
得点 点 1 0 1 0
パス数本115 156 104 165
成功率% 81 82 80 79
A'3rd内パス数本 42 25
同成功率% 69 76
後半戦 コンサ G大阪
➂ ➃ ➂ ➃
支配率% 53 54 47 46
走行距離km23 30 24 31
スプリント37 33 31 32
同最高速度km/h 29 29
シュート本 2 6 4 1
枠内数 本 1 4 2 1
得点 点 0 0 1 0
決定率 6.6% 22.2%
パス数本 97 164 99 96
成功率% 82 82 81 77
A'3rd内パス数本 62 91
同成功率% 82 76
〔データ評価〕
a.支配率は終始コンサ優位
b.走力~走行距離・スプリント数・スプリントスピードは互角
c.前半・A'3rd内パス数=G大阪陣内・コンサパス数が、コンサ優位で、決定機数=シュート数もコンサ優位
しかし、
後半・A'3rd内パス数=コンサ陣内・G大阪パス数が、G大阪優位で、後半開始~飲水タイム➂時間帯のみは、G大阪が挽回し、小回数決定機の中、逆転弾。
後半・飲水T後、コンサ攻勢・G大阪守勢堅守でも、決定力が低く、同点・逆転失敗
[総評価]コンサ試合全般コントロールするも、「シュート決定力」の低さにより、「勝利失敗」 との試合でした。
【試合・評価と課題】
『コンサ・マンマーク型ハイプレス戦術は、リーグトップレベル・効力戦術。重大課題は、シュート決定力の低さ』
最後に、昨日の選手別・シュート決定力データ値の確認です。
~シュート数順に記載~
シュート数順位 本数 枠内数 枠内率 得点
1位 ロペス 6本 2 33.3 0
2位 ドド 2本 1 50.0 1
高嶺 2本 1 50.0 0
4位 駒井 1本 1 100 0
白井 1本 1 100 0
田中 1本 1 100 0
チャナ 1本 1 100 0
金子 1本 1 100 0
※驚きは、ロペス以外選手の「シュート枠内率・意識」で、
チーム全体のシュート枠内率・60%は、
過去最高値のシュート精度となりました。
間違いなく、シュート精度は上昇しています。
※前線3選手、ボランチ・サイド選手は、
「宮澤・ルーカス以外」選手がシュートし、
<シュートプレー恐怖心克服>を挑戦し、改善結果としています。
チーム全体の「シュートプレー意識とシュート精度意識」の改善・上昇は、間違いない前進ですね。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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