2020年09月30日
最近のコンサ戦績では、戦術否定・戦略否定、果ては、監督否定のコメントやリリースが増加、逆に、戦績が好調になれば、黙る、との現象は、内容の成否とは無縁となり、参考価値は下がりますね。
ノノが、常々コメントしている「戦績バランスに変更するのは直ちに出来、それなりの結果となります。しかし、その選択・価値・戦略の先には、これまでのエレベーターチームやリーグ上位とは無縁の世界しか有りません。大出血を覚悟して、次世代飛躍するチームへの変革・成長を図っているのです。」との答えに則り、チームは、<前進の道>である事を信じて、挑戦し続けています。
そんな夢の様な価値感よりも、<現実の成績>に重きを置く人は確かに、リアリストかも知れませんが、リアリストだからこその限界=到達限界点があり、一方、ドリーマーはその実現性に苦闘するも、可能性は飛躍的に広がり、到達点も高くなります。
正に、「チームの意思」の問題ですが、そうは言っても、リアリストの人達には、現実の成果=勝利でしか説得出来ません。設定した課題の迅速な改善に、チームの置かれる環境は左右され、不協和音は上下します。逸早く、速やかに課題を1個ずつ改善していきましょう。
では、次節・仙台戦の予想・展望です。
1.対戦チーム「仙台」現況
現況は、
順位17位 勝点18 2勝5分11敗 得点18・失点35・得失差△17
昨シーズン同時期は、
順位11位 22 7勝1分10敗 22 26 △4
得点力はやや減少するも、失点が大増加し、敗戦数はほぼ同数でも、勝利数が激減し、最下位争いと、失敗戦績。現在6連敗中9戦未勝利と、コンサとよく似た状況。
その原因は、
➀故障離脱続出で、堅守と攻撃手段打撃。シーズン直前攻撃の要クエンカ長期離脱後、中断明け再開後も、主力の故障離脱続出~シマオマテ・松下・富田・道渕・ゲデス・赤崎・吉野・蜂須賀・平岡と発生、現在復帰時期となり、ゲデス・道渕・平岡・シマオマテは復帰するも、富田・松下・赤崎・吉野・蜂須賀離脱中で、クエンカも復帰微妙とチーム主軸を欠いた。
➁戦術変更~フォーメーション【4ー3ー3】➝【3ー4ー3】へ変更し、戦術も「ゾーンプレス➝マンマークプレス」変更するも、「大きな運動量」を必要とする戦術のため、過酷日程で、且つ、固定選手起用で「個々選手の累積疲労過多」状態で、「試合開始直後」は相手を上回り、しばしば先制点獲得ともなるが、試合途中・特に後半「運動量低下・精度キレ急落」が発生し、逆転が連続。試合途中交代で、低下する「ボール奪取後の有効パス」のための交代も、ミスパス・ボールロストが多発し、挽回とならず、逆に相手優位増大し、複数失点に至るパターン。<コンサの苦闘内容・状況>と極めて相似の現況です。
前節C大阪戦では、近時試合パターンとは異なり、試合開始初めから仙台パフォーマンス低下しハイプレス不発、C大阪堅守も作動して、前半終了間際にC大阪得点、後半、逆に仙台気合いを入れ直してパフォーマンスアップし同点・逆転まで到達するも、後半戦後半に息切れし、C大阪に同点・逆転を許す「一進一退試合」となりました。文字通り、惜敗でしたが、選手メンタルに打撃となる敗戦で、心身共に追い詰められている状態です。
特筆事項は、「選手層希薄状態」ともなり、コンサ歴選手「兵藤・中原」ボランチコンビがスタメンで活躍していますね。次節・コンサ戦起用は濃厚です。
この様に、元コンサ木山監督は、憧れ?・参考?・客観判断?からか、コンサと同一戦術「同一フォーメーション・マンマーク型ハイプレス」を選択し、その結果の「加重運動量」による累積疲労加重は、過酷日程で加算され、パフォーマンス低下・選手故障離脱の不良状況を継続、ハイライン裏被カウンター、ミスプレーによるボールロスト多発で一気に大リスクと、失点多発要因が急拡大し、大量・複数失点を招く事態、一方、攻撃も、ハイプレスによるボール奪取不発でショートカウンターが減少、更に、主軸選手離脱で、自力ゲームメイク力も低下し、得点獲得力も低下、との極めて苦しい現況ですね。
同一スタイルの「完全マッチアップ」試合想定が濃厚で、その対戦は、仙台も、コンサビルドアップをマンマークハイプレスで封じ、ショートカウンターを仕掛ける展開を狙ってきます。
コンサにとっても、全く同一狙いで、仙台ビルドアツプを、マンマークハイプレスで封じ、ボール奪取からのショートカウンター炸裂を狙う展開です。
その「マンマーク・ハイプレス」勝負を決定づける決め手は、
➀「マンマーク」を外す<逸早いタイミングのパス>と<寄せを躱すプレー>
➁「相手マーキング前」の<ロングフィード精度> 比べです。
どちらも「選手個の力」の能力勝負で、「勝ち切る意思・闘志」の勝負です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー 想定
前項の通り、次戦対戦は、一段と興味深く、意味も深い、戦術スタイル同一の<完全マッチアップ>試合となりそうです。
決め手は「選手個の力」能力勝負となり、チーム全体力の勝負となりますが、試合展開は、「超攻撃的・撃ち合い・得点獲り合い」勝負必至です。
また、前ブログで発見した重大危機的事項<コンサ選手のシュート精度低レベルによる自信喪失・シュート忌避・他選手依存>意識による「シュート精度停滞・シュート数減少」傾向、の撲滅へ手を付け、改善への糸口とする試合実現が、絶対目標です。
良い点は、苦しみ続けて来た「加重累積疲労」から、心身共に解消となり、「闘う意識」は復活・漲り、身体の軽さ・キレも戻り、「想定通りのプレー」を取り戻すことが出来ました。また、全体練習を3日実施出来、当面の問題箇所・プレーの是正、ズレていた連携調整と、「歯車を合わせる」事が出来ます。更に、特別指定・合流してくれている「小柏・小次郎・中嶋」も、11/3まで「合流延長」し、より具体的に「フィッティング」が出来ますし、次戦・ホーム試合への実戦起用も可能となりました。
この様に、試合前の状態・状況は「大きく良化」していて、コンサ戦績低迷の長いトンネルの「出口」も用意されていますね。
では、戦術・試合展開想定から。
既に記載の通り、戦術・スタイル完全同一の「完全マッチアップ」です。
新戦術で挑戦中「マンマーク型ハイプレス戦術」を、試合一杯展開し、「コンサ式ミシャ戦術」はコンサ攻撃時間帯・攻勢時のみが想定されます。
というのも、「コンサ式ミシャ戦術」では、戦術の根幹・開始となる「ビルドアップ」は、仙台「マンマーク型ハイプレス」の絶好のターゲットとなり、相手の狙いそのものとなるからです。
その仙台「マンマーク型ハイプレス」を可能とさせない局面とは、
コンサ式ミシャ基本スタイルの様な「ポジション布陣」を構えるスタイルでは無く、
コンサ「マンマーク型ハイプレス」を仕掛け「ハイライン」とし仙台陣にに殺到している局面となります。
その狙いは、<相手がボール奪取し、攻撃へトランジットし、マークを離し、自チーム攻撃へ移動し始めた局面>で、
コンサは「マーク」を維持し、
相手が「マーク離しで、各選手の『前』ポジションを取った」瞬間に、
コンサがボール奪取すると、
進行方向が逆転し、
仙台選手位置は「前」だったものが『後ろ」位置となり、
各選手は「前方にスペース」が拡がり、自在にパス可能と変化します。
そこから、コンビネーション・サイド・DFハイライン裏スペースへのカウンターで、一気に「決定機」構築し、積極果敢なシュート意識で、僅かなタイミングも逃さず、シュートを多発し、得点を獲得します。
仙台も、同様に、「マンマーク型ハイプレス」を緩める時間帯こそが、コンサの狙っている瞬間・局面だとして、「マンマーク型ハイプレス」を持続しようとの選択も濃厚です。
その場合は、リーグ戦初の「マンマーク型ハイプレス」Vs「マンマーク型ハイプレス」の完全マッチアップ試合が展開されますね。
互いに「一瞬も寄せとマーキング」対「マーキングバス外し」の勝負が全面対決となり、最も「激しぶつかり合い・強度勝負」の肉弾戦となり、ファウル続出・イエロー続出、場合によっては、レッドも発生する<壮絶試合>も想定されます。
当然、互いに「決定機」を阻止し切れず、「得点獲り合い」は濃厚です。
タイムラインで展開想定は、
試合開始~21分 互いに「マンマーク型ハイプレス」を作動させ、
激しい攻守交代の中、決定機より先制点・失点発生
~45分 飲水タイム後も、
より激しく「同一戦術」を作動し合い、
互いに、追加点獲得
「 2ー2 」均衡
後半開始~66分 仙台パフォーマンス低下、コンサ優位
コンサ追加点
飲水タイム 選手交代で活性化
~90分 仙台パフォーマンス低下で、コンサ追加点
【 4ー2 】同一スタイル勝負に勝利!
シュート「恐怖心」を克服し、20本で
攻撃コンサを復活!です。
では、メンバーですが、故障気味選手;深井・ルーカス・チャナティップ、停止選手;宮澤を除外し、フィジカルは良好。
ポイントは、➀11/3まで合流組の実戦起用体験、➁シュート恐怖症に負けない選手起用、➂新戦術フィット度の高い選手で選択。
〔スタメン〕
小柏
ドド ロペス
菅 高嶺 荒野 白井
田中 ミンテ 進藤
小次郎
〔サブ〕
金子・福森・駒井・中野・檀崎・ジェイ
菅野
何と魅力的なチームじゃないですか!
2020年09月29日
「週1試合・中6(5)日」の日程は、普通は意識もしませんでしたが、過酷日程を経験したお陰で、意外に「色々な事も可能な時間である」との事を再認識・再発見となりますね。
お陰で「ブログ更新」も丸々1日のお休みタイムを得られ、本日、【課題解決】をテーマとする事が出来ました。
現在、コンサの課題は、明白で、集約すると、
➀シュート決定力、➁新戦術で発生・習熟度、➂被カウンターリスク、➃選手フィジカル、➄総合・2021への戦力構築、の5点です。
その中での、最大個別課題は、➀シュート決定力の改善である事は間違いありませんね。<超攻撃的サッカー>を貫いて行く為には、必ず解決しなければその先へは進めない、そのために絶対必要・必須条件との「決定的な課題」です。
本ブログで、その改善への糸口・突破口を探る検討に挑戦します。
1.「前提データ」の確認
「シュート決定力」の問題点を確認するには、
前年数値と対比がポイントですが、
「シュート決定力とセービングのみは、チームプレー要素は絶無で、純粋個人プレー・能力」である事から、個別選手毎の問題点確認となります。
では、確認してみましょう。
全選手、前年対比で、
「シュート本/試合」;出場時間・シュート数より90分換算し、全選手同一基準で、1試合毎のシュート数を算出・記載
「決定率%」;得点/シュート数で、シュートの成功率算出・記載
「評価」;20データを、「前年対比で増加」と「チーム平均以上」を、◎〇△☓で評価・記載 です。
選手 2020 2019
シュート/試合ー評価 決定率ー評価 シュート/試合 決定率
FWジェイ 3.2ー〇 7.9ー☓ 3.1 17.2
ロペス 4.6ー〇 8.1ー☓ 4.7 9.7
武蔵 7.0ー◎ 19.5 ー◎ 3.1 11.5
ドド 3.6ー〇 0.0ー☓ -
小柏 2.4ー〇 0.0ー☓ -
MF菅 1.5ー△ 3.2ー〇 1.0 0.0
荒野 1.2ー△ 17.1 ー◎ 0.9 3.7
金子 2.0ー△ 8.1ー〇 1.2 0.0
早坂 0.0ー☓ 0.0ー☓ 0.0 22.5
中野 0.7ー☓ 0.0ー☓ 1.5 0.0
白井 0.3ー☓ 0.0ー☓ 0.9 6.9
チャナ 2.1ー△ 3.2ー△ 1.6 8.1
駒井 1.5ー☓ 7.8ー◎ 4.6 0.0
宮澤 0.3ー△ 0.0ー☓ 0.3 10.0
深井 0.7ー△ 0.0ー☓ 0.4 16.3
ルーカス 1.3ー△ 10.0 ー◎ 1.2 6.0
高嶺 1.6ー△ 0.0ー☓ ー
檀崎 0.0ー☓ 0.0ー☓ 0.0 0.0
DF田中 0.8ー☓ 8.1ー〇 ー
ミンテ 0.2ー☓ 0.0ー☓ 0.3 0.0
福森 0.6ー☓ 0.0ー☓ 0.8 6.2
進藤 0.9ー△ 0.0ー☓ 0.8 20.0
チーム 14.9 〇 6.6ー☓ 13.9 9.7
2020出場全選手の一覧表ですが、少しランキングで整理してみます。
➀〔毎試合シュート数順〕
1位 武蔵 7.0本 ◎+3.9本
2位 ロペス 4.6本 〇△0.1本で同水準
3位 ドド 3.6本 〇
4位 ジェイ 3.2本 〇+0.1本で同水準
5位 小柏 2.4本 〇
6位 チャナ 2.1本 △+0.5本もやや低数
7位 金子 2.0本 △+0.8本もやや低数
8位 高嶺 1.6本 △やや低数
9位 菅 1.5本 △+0.5本もやや低数
10位 駒井 1.5本 ☓▲3.1本大幅減少
11位 ルーカス1.3本 △+0.1本も低数
12位 荒野 1.2本 ▲+0.3本も、かなり不足
以下、
0.9本進藤☓・0.8本田中☓・0.7本深井✖・0.7本中野☓・0.6本福森✖✖・0.3本白井✖✖・0.3本宮澤✖✖・0.2本ミンテ✖・0本早坂✖・0本檀崎✖
合格点は、断トツ武蔵◎・〇のロペス・ドド・ジェイ・小柏で、武蔵は去ったので、4名しか居ません。やや不足の△選手は、チャナ・金子・高嶺・菅・ルーカスの5選手で、合計9選手。
問題は、▲・☓・✖・✖✖選手で、12選手は不合格状態です。
しかし、チーム全体では、前年対比「毎試合+1本・14.9本」確立出来ていますが、武蔵と、新加入・本格合流選手の頑張り分によるもので、既存選手の低迷・成長にはなっていません。
結論は、全体・全FP選手での「毎試合シュート数基準設定」が必要で、
【毎試合シュート数目標
前線選手3本以上、ボランチ・サイド・DF選手2本狙いの1.5本、チーム全体15本以上】
を設定し、シュート数目標を全FPが意識するだけで、一気に、シュート「チャンス発見・プレー」意識により、チームシュート数増加が必至です。
全選手を点検する事で、期待通りにプレーする「真摯な選手」と、明確な基準が無い事から期待外れで納得している「ボンヤリ・甘い選手」が明らかとなりました。期待に達する4選手に、甘さのあった5選手の活性化、加えて、意識の希薄・甘かった12選手が活性化すると、急激な増加が達成できます。
➁〔シュート決定力=シュート精度順〕
1位19.5% 武蔵 ◎ +8%と急激な上昇で、開花しましたね。
でももう居ません。
2位17.1% 荒野 ◎ +13.4%意識改革がそのまま開眼。
シュート数が絶対的に不足で、決定的な場面しかシュート出来ておらず、決定率大幅上昇も全く活きていません。
3位10% ルーカス◎ +4.0%一気に上昇。
シュート数が不足で、決定率上昇が活きていません。
4位 8.1% ロペス☓ △1.6%減少、精度が低下
金子 〇 +8.1%と上昇、更にアップ
田中 〇 まあまあ精度もシュート数不足で活かされず
7位 7.9% ジェイ✖ ▲10%の激減がチーム得点に直結。
自信が無く、シュート数低減の原因
8位 7.8% 駒井 〇 +7.8%と上昇も、極端なシュート減で、得点必至の場面まで、シュートせず、とのシュートタイミングの中から、自信あるタイミングのみに選択してしまっている。
9位 3.2 菅 〇 +2.2%アップ、未だ低率
チャナ△ 5%と大きく低下、自信不足がシュート減を招く
その他10選手は、全員「0%」の「シュート精度を持たない」にも拘らず、シュート89本打っていて、チーム決定率低下・得点獲得失敗の原因です。
このデータからは、
急成長しチーム1位決定力の武蔵離脱は大きかった(5本シュートを集めれば1得点はチーム戦略の柱と出来たもの)との事が明らかです。
しかし、同時に、否、それ以上に「チーム決定力」での問題点が、
2位・3位の荒野・ルーカスで「シュート精度の自信不足・不安」から「シュート本数を大きく減少」させています。この「精度低レベル」意識は、ジェイ・駒井・チャナティップも同様に「シュート数減少」を招き、
また、ロペスは「精度低下」、菅は積極性あるも「シュート精度低レベルのまま」と、致命的な欠点となっています。
要約すると、
「シュート数」と「シュート精度」は完全相関関係である事が、証明されています。
【シュート精度とシュート数公式】
高い~自信上昇➝〔シュート数〕意識上昇➝増加・積極
〔シュート精度〕
低い~自信喪失➝〔シュート数〕意識低下➝減少・回避
コンサの多数選手は「意識=自信の有無」に問題を抱えている事が明らかです。この「意識=自信」課題がある限り、「シュート」回避・消極化意識・減少との傾向は止められません。そして現在は、未だ、そのチーム・シュート減退意識に歯止めを掛ける動きもありますが、それは、新加入選手と、既存選手では、驚く事に、新加入選手の好刺激を受けた「菅」のたった1選手のみで、チーム全体シュート数の減少を食い止めています。
しかし、その限定された防止効果も、チーム全体のシュート意識が下降したままのなら、それに逆らう事も出来なくなり、一気に「シュート数減少」の最悪事態が想定されます。
また、仮に「誰か・ヒーロー」が出たとしても、その選手の「シュート意識は改善」しますが、全体選手の意識変革は起こらず、チーム全体ベクトルは「シュート減退」のままで、チーム全体改善とはなりません。
要は、「選手全体のシュート<苦手>意識と、シュートへの積極性」は、選手全体でしか改善出来ない、という事です。
本ブログで、各選手の前シーズン対比をしなければ、浮かんで来なかった「チーム現況・全体意識問題」でした。コンサのストロングポイントで、選手全体の根幹は「攻撃的サッカー」との認識で、当然、最も攻撃的なプレーと言える「シュート」は最も積極的であろう、と思っていましたが、現況・現実は、その逆で、実態は「シュートプレー回避・消極姿勢・別選手に依存」との意識は衝撃です。その観点で試合を見ると、「シュートタイミングでシュートしない」局面だらけの理由が理解・納得出来ます。
<<これが本当の姿なんでしょうか??>>
2.打開・改善
前項の結論「自信が無いから、シュート回避」が正しいか否かは、極めて重大なポイントですが、
どちらにしても「コンサ・シュート精度」改善は決定的な課題です。
そして、「意識」問題だとしても、その改善は、唯一つしか方法は在りません。
・・当然ですが、「徹底練習」に尽きます。
何度も記載しますが、「シュートプレー」はチームプレーでは無く、純粋「個人・単独プレー」ですので、「練習」も「個人練習」となります。
ミシャの言う通り「全体練習」の中に「シュート練習」はあり得ませんが、「全員」で「個別練習」は、当たり前に在ります。
そんな「練習」には、外に「セービング・フィジカル」練習がありますが、GK・コーチだけで、また、淡々とマッスルトレーニングも普通に、必須練習です。「シュート」も全く同一で、必須練習に拘わらず「選手自主性」に任せ、一切関与しない事は、無責任そのものです。(トレーニングコーチの能力問題ですが)
「シュート」練習は、どのレベルのチームも、個人練習の通常メニューで、
〔認識〕・・シュートポイント・タイミング、入り方・ポジショニング、ターゲット設定、イメージ化
〔テクニック〕・・種類、弾道、強さ
を徹底反復して練習(100本シュート等)で、
身体に反復刷り込みし、植え付け、その練習量こそが「自信の源」、との典型的な取り組みで充分機能・改善します。
実は、決して難しい内容では無く、難しいのは練習「徹底度」ですね。
基本です・・・!
という事で、最終結論は【個別シュート練習を全員で、徹底練習】です。
実に簡潔明瞭です。
2020年09月27日
またまたの大敗・・との結果は「若手育成層有望選手機用の練習兼用試合」であれば当然、逆に「勝利」は夢を見過ぎ、という所でした。
巷では、挙って・コンサ失態・混乱の極み的なコメントが溢れていますが、
そんなに言う程「良い点も全く皆無で、失敗・問題だらけ」ではありません。
寧ろ、良かった点満載で、「コンサの2021・2022原型を示す」チームが逸早く、この時点で、目の前に観せられ、その内容に手応え一杯となった局面も随所に在りました。一方で、大量失点の原因も、極めて明確で、現在(ここ)に来て発生したものでは無く、従来から継続の、謂わば「単純明白課題」で、逆に、守備でも「威力・パフォーマンス発揮」もしっかり高評価内容も多く、決して「ボロボロ守備・破綻」ではありませんでした。
大量失点との結果ならば、ボロボロ守備であろう、との短絡思考は、正しい認識が出来ず、問題の所在を誤解する事となってしまいますね。
という事で、
試合設定~「チーム主力・累積疲労過多の試合可能コンディション未達」のチーム事情により、「フィジカルコンディション良好な・若手育成層選手起用による<実戦体験獲得・蓄積>トレーニング兼用試合」、からは、
その目的は充分に果たした、貴重な高価値試合となりました。
ではその内容を再確認してみましょう。
1.試合ポイント~良かった点・課題点
試合内容は、大敗に拘わらず、複雑さは無く、単純明快。
一言では、
「攻撃はパスサッカーを各選手個性を活かしゲームメイク力を構築、ラストパス精度と決定力が課題点、守備はマンマークハイプレスが機能し、相手ビルドアツプ制限し相手ゴール近くでのボール奪取も多数回実現となり、新戦術は作動、問題点は、攻撃時間帯・攻勢時の被カウンターリスク対策で、従前よりの、ミシャ戦術でのハイライン裏スペースの被カウンター課題によるもの」で、
【課題は従来課題の中、若手選手が、豪華・J1レベル神戸に十分通用する能力・才能を証明した試合】という肯定感満載との内容でした。
では、その良かった点・悪かった(課題)点は。
〔良かった点〕
(1)若手選手は「想定~想定以上のパフォーマンスと更なる才能」を実証しました。
a.◎小次郎~リーグ離れのWクラス体幹と瞬発セービング・広いカバーエリア・高精度キック力・強いメンタリティーの両立で、若手随一の才能と能力はその通りでした。間違いなく、ソンユンなき後の「コンサ守護神」で、直ちに主力起用可能の状態で、成功経験の累積~自信拡大は、より高いセービング力とプレー判断・予測量アップ、戦略性の高いビルドアップパス、力強いコーチングを産む、超愉しみレベル。
b.◎小柏~最前線は、まるで「興梠2世」プレースタイルで、「チーム合流・練習不足」なのに、「高い戦術理解力・高いプレー予測力と最適なポジション取り能力」で、チームの中心・ボール集中選手とのチームフィットし、「ゲームメイク、キレの鋭いプレースピードからの強烈シュート、マークの相手GK(前川)・CB(大崎)への強烈・素早いハイプレスは大半のビルドアツプを阻害」と高い攻撃力・強い守備力を証明。シュート~ピンポイントでの合わせ技・当たり負けしない体幹・素早いタイミング強烈シュートは、サイズも似ている「興梠」によく似ていましたね。より高いチームフィット・連携など、未だまだ課題点は多く「決定力~シュート精度」は改善・解決が必要ですが、その前提条件は、現時点で全て持っている逸材ですね。「コンサの絶対的ワントップ(興梠)」はここに居ます。小柏も、実戦起用での経験値累積が大きく成長させるもので、残る今シーズン、可能な限り起用すべきです。
c.◎田中・高嶺・金子の大学トリオ~昨試合では、チームの主力として高い戦術とプレー成長はあるも、その実践での「認識ズレ・ミス、ブーレ予測未熟」は失点・リスクの原因の一つとなり、実戦経験値の加算・累積による「課題点認識・改善~打開・改善」が必要です。或る意味「しっかりと成長している」との〔課題➝成長➝新課題~サイクル〕の中で、フィジカルも含め、着実に成長を続けています。
d.○菅・ルーカス・白井~これからも主力としてサイドポジション能力を成長させている段階で、
・ルーカスは、未だまだ「潜在能力」は埋もれ、戦術熟知・チーム連携を深めると「コンビネーション(パス交換)突破力」が一気に拡大と予想します。「スピードに乗った高速コンビネーションを絡め、ドリブル突破が本領能力」で、ルーカスはリーグ最強サイドハーフが可能となります。
・菅は、課題満載ですが、闘争心・勝負魂の精神力、高い吸収・学習能力はチームトップレベルで、累積疲労も溜め難いフィジカルは魅力で連続起用・全試合起用も可能です。図抜けたスピードは持っていないため、「抜き去る技術」「躱し・外す技術」「パス・シュート精度」のテクニック課題の早期改善・解決・レベルアップが、ステップアップの鍵です。
・白井は、「成長幅は少しずつ限定的」となり始めていますが、「勝負強さと強引突破」は図抜け、また、右サイドは深くまでの突破・高精度クロス、左サイドは切り返しからの、カツトイン・スルークロスが魅力で、残る課題は「チーム連携」程度で、トレーニングで改善します。
e.△進藤・荒野~運動量・チーム一体意識・攻撃意識一杯で、これからの「要」選手ですが、現在「伸び悩み真っただ中」で、最大課題が「プレー予測力の低さ」に苦しんでいます。トーレニングの決まったパターンでは完璧な対応も、実戦の臨機応変対応で、誤判断・遅判断による「ミスプレー」続出・失点と、チーム中心課題ともなっています。実戦は多数回となり、既に実戦での経験値回数の問題とは言えません。両選手の「頭・意識」課題のため、改善出来るか否かが、両選手の今後を左右する重要課題です。
若手有力選手の加入の中、「チーム内競争が激化必至」で、「頭・意識」課題での停滞は、大きく響きます。
f.✖️駒井・宮澤~e.の進藤・荒野以上に「成長は僅か」の状態で、フィジカル能力低下や、チームプレースピード化の中で、求められている領域は縮小しています。しかし、問題は「対戦チームのプレー想定の判断・認識誤り・甘さ」により、決定的となる問題プレー・失点起点プレーをしばしば産み、チーム中心課題です。
宮澤は、更に、相手スピードに負ける場合のサブ対策プレーの乏しさから、「完全スピード勝負負け」で相手前線選手にフリープレー・失点を許し、試合スタメン起用は遠のいてしまいました。このまま「若手選手へ世代交代」てしまうのか、それでも、テクニック・判断能力を武器に巻き返すのか、瀬戸際の局面となっています。
g.✖️檀崎・藤村~大学トリオ・2021加入トリオに劣後してしまいました。濱も含め、ミシャトレーニングを受け続けているにも拘らず、成長スピードの甘さは、精神力の甘さ以外には在りません。このままでは、最悪パターンが地近づいて来ます。昨日、檀崎も、プレー内容は、交代した菅に遥かに及ばず、大きな差を示してしまいました。スピード・テクニック・判断の3基本での劣後は、豊富なハイレベルトレーニングを実施しているのに、その3項目共、獲得・成長は出来ない、となると極めて厳しくなります。実は、不足しているのは「厳しい練習の量・質」であり、その徹底的な「地獄の訓練」しか解決し得ない、という事です。
(2)挑戦中新戦術「マンマーク・ハイプレス」戦術は、充分作動し、神戸ビルドアップを阻止していました。
後述しますが、失点は、新戦術に依る物では在りません。
逆に、神戸の特徴であるパスサッカー〜ビルドアップは、マンマークで大半が阻止・制約され、自由なパス交換は諦めた程でした。実際、神戸の誇るパス数・成功率は、ここ暫く見ない程の低数値となり、ビルドアップを阻止された為、唯一の守備〜攻撃へのトランジットパターンは、コンサハイライン裏へのロングパスしか無くなっていました。
但し、そのロングパスは、通常精度低下のアバウトパスとなる所が、パス起点・イニエスタにより、超精度の超ロングスルーパスとなった点が、驚異的で、コンサの想定不足・対策不足としてしまったものでした。
何れにしても、新戦術を、前線の小柏・金子、トップ下荒野、ボランチ田中、サイドルーカス・菅は、走り負けず、大量スプリントで、鋭いマークを継続し、結果、神戸最終ラインを上げる事も封じられ、深い位置に押し込めるチーム戦術は作動しました。ロングボールカウンターから派生した神戸攻撃時間帯も、極めて限られた時間に縮小され、試合全体では、神戸による「意図的に、コンサにボール保持させその中のカウンターを狙う」との戦術では無く、
三浦監督の試合前コメント「コンサの現戦術はリーグでどのチームも遣り辛いもので、短期間の中で準備して来た想定対策を実施、あとは試合の中の状況把握で修正」、また、試合後コメント「選手が試合の中で、想定以上のものを遣ってくれた。ボールを持つのは上手く、前線に人を掛けて来るので、しっかり守備に徹し、DFライン背後にチャンスを賭けた」と、
「通常以上に守備を優先し、通常ビルドアツプを阻害された事により、個々のマッチアップからのコンサDF裏スペースカウンターで勝負」となったもの、という事でした。
詰まりは【コンサ新戦術は機能し、神戸のストロング・高精度ビルドアツプは封じ、神戸陣深くでのボール奪取からのショートカウンター成功】となったものでした。
そして、
〔悪かった点・課題点〕が、
(3)シュート決定力の低さ
後記の通り、シュート数は、神戸を上回る15本で、「決定機・シュートポイント」構築力の高さを証明するも、「酷過ぎるシュート精度」は得点獲得・実現を奪いました。枠内数「2本」では、得点獲得は不可能で、継続する「枠内シュート数の少なさ」が大課題です。
大切なポイントは「ゲームメイク力・決定機構築力・パス交換力と質」は高く、大量の「シュート数」となっています、。詰まり、シュートまでの「チームプレーは極めて優秀・リーグ高水準」という事です。
しかし、肝心の「シュート」そのものの問題が「決定力」です。
チームプレーでは無く、純粋に「個人プレー」で、「個別能力」の問題です。
サッカーは、チームスポーツで、パス交換には、出し手と受け手の2人が居る様に、とことんチーム連携・共同により作られるプレースポーツですが、ただ唯一、単独・孤独の1人のプレーが「シュート」です。
その「精度」が大問題となっているのですね。
ミシャが、全体練習不要、とする理由は、この点ですが、個人練習が不要とは全く言っていません。寧ろ、全体練習の後、どれだけ多くの、効果的な練習を積み上げるかは、選手の努力、成長やランクアップへ直結し、そんな要・必須トレーニングは、「シュートとフィジカル」の2つに限られています。
そして、コンサの「シュート決定力」は永年の課題に定着し続けていますが、その事自体、「有効・改善へのトレーニングの不足・欠如」がそのまま放置され続け、改善に手が付けられなかった事を証明してしまいます。誰の責任かと言えば、監督が第一義で、全体練習不要公言で終えているミシャの責任です。しかし、実際は、トレーニングコーチのメニュー構築が最大の原因で、しっかり「個人練習」メニューとして、対象選手に「必須事項」として指示するか否か、が問題、言うと事が本質と思います。
何回も記載していますが
(4)コンサ攻撃時間帯(攻勢時)での「守備ライン裏大きなスペースの被カウンター守備」の低さ
この課題も、ミシャ戦術選択以降、一貫している課題で、更に言うと、ミシャスタイルの広島・浦和も共通する課題。又、最近のハイプレス戦術流行によるハイライン戦術流行も、同一課題チームが急増した共通課題です。
その対策現況も共通していて、スピードと対人守備力を併せ持つ優秀DFの獲得と配備のみが、有効な対策となっています。しかし、そんな優秀、且つ、獲得可能選手は数が限られ、獲得は極めて困難で、又、膨大な獲得資金力も必要となります。そのため、この対策可能なチームは、横浜FMのチアゴマルティンス、の様なごく限られたチームのみとなり、次善策として、リスク想定し、攻撃時も一定数DF選手を最終ラインに配置、との対策となります。
対して、コンサの失点多発となっている問題点は、
「攻撃時の最終ライン設定は、被カウンターリスク対策として、1選手をライン奥に配置の対策で、通常ミンテがCB陣で唯一上げ残り、スイパーの如く、DFライン裏スペースへの被カウンターへの用意DFとしています。
しかし、その対策には、2通りの対抗策が用意され始め、➀その最終ラインの被カウンター対策選手ポジションを狙い、その選手をカバー・バックアッパーから、第1「跳ね返し選手」へ強制変更し、そのカバーは用意無く、最前線に残した相手前線選手の自在フリーカウンター、との対策、➁カウンター前線選手を突然2名と複数化し、別位置でのカウンター開始受け手で、1名のコンサカバーを外す、との対策です。
同時に、コンサ攻撃時「被カウンター対策」に大きな弱点が発生しています。
それは、攻撃時に「全員攻撃参加のパス交換・ドリブル突破」を図る中、「前方への飛び出し・ドリブル」の攻撃位置前進は多発します。そのプレイは、「相手マッチアップ選手を抜き、自分の後ろ位置」とし、数的優位ともなり、攻撃・突破力を増加します。そのままならば、相手ゴールへの前進となり、後ろにマッチアップしていた相手選手を背負い、前にはスペース・エリアがあり、攻撃となります。しかし、その瞬間、「ボールロスト」し相手がボール保持となるとどうでしょう。一転して、背負っていた筈のマッチアップしたいた選手は、反対に「相手攻撃方向・前に居る選手」となってしまいます。つまりは、逆に、相手に背負われ、その相手選手前には、スペース・エリアがあり、自在プレーが可能となってしまいます。
要するに、「攻撃継続の中、前進したコンサ選手がそのまま前に居るため、相手ボール保持に逆転した瞬間、フリー、コンサマークの無い選手となり、自在にプレー出来る事から、高精度・的確パスの強力被カウンター」となってしまいます。気付くと、最終ラインの筈のDF選手が、相手陣内選手となり、肝心の守備ラインに、居るべき選手が不在、となり、当然、フリープレーからは高精度・的確パス・プレーとなります。
昨日試合では、「荒野・駒井・宮澤」が頻繁にその状態、肝心のミンテも、最終ラインを捨てて前進していました。
そして、荒野のマークしていた「イニエスタ」が、その直前荒野の、イニエスタのストップ・守備を突破した前進で、ボール保持逆転(酒井がボール奪取からイニエスタへパス)しの瞬間、完全フリー状態で、フリーなイニエスタは、スーパー・ロング・ピンポイントスルーパスを、古橋へ通し、2失点・3失点と連続失点となりました。典型的な失点でした。
つまり、失点原因は、「コンサ攻撃時、攻撃プレーでの前進プレーの後、元々ポジションへ復帰が欠如」した点が原因で、ここは今迄は「ノーケア部分」で、未認識・未対応の「戦術上注意点」でした。
しかし、失点パターンが頻発しているので、こんなに、原因と対策が不徹底は、チームととして許されない失態です。監督・コーチの問題ですね。
失点パターン・原因は、
1失点目~イニエスタの華麗スルーパスー酒井の鋭い侵入と高精度スルーパスー予期・準備していた古橋の狙いすましたコントロールシュートと、神戸の得意・ストロングが偶然重なった「神戸の特徴発揮による防ぎ様が少ない失点」で諦めても良い失点。
2・3・4失点~コンサ攻撃中のボールこぼれの神戸回収から、前記の通りフリーとなったイニエスタ(荒野マーク放棄・甘さ)から、ここもフリー状態の神戸残した前線(古橋)への縦・高精度・ロングスルーパスが通った決定機での失点で、「パスの出し所イニエスタとカウンターターゲット古橋をフリー」にしたものでした。
最後に、皆さん!4失点目は「オフサイド」で、ファウルパスと思われませんでしたか?
オフサイドの除外項目には、有名なのものが「フリースロー除外」ですが、
今回の様に、相手陣に、GK以外の全(コンサ)選手が入った場合、オフサイドラインは、コンサ最終守備ラインでは無く、センターラインに修正され、コンサ最終ラインとセンターライン間に相手選手が居てもオフサイドは除外される、とのリーグ規則でした。恐らくは、コンサ選手は知らなかったのではないでしょうか。コンサ選手の不勉強による失点でした。「リーグ規則」の勉強も、得失点に直結となる重要内容ですね。
この様に、良否が明確な試合でしたが、トータルでは、若い育成層選手に、大きな手応えや自信と課題を付与する貴重な試合でした。
2.試合内容~スタッツより
最後に、試合スタッツを確認。
今節は、いつも通りの➀試合開始~前半飲水タイム<➁その後前半戦後半=➂後半試合開始~後半飲水タイム>後半戦後半と、ベストタイム➁・➂の45分とはなりませんでした。どの時間帯も、走力は上回り、パス数・成功率も高く、ハイプレスディフェンスとゲームメイクは展開・機能し、しかし、リスク・被カウンター防御には、課題があり、失点を続けた展開となったもの。
前後半で、内容・推移を確認しましょう。
コンサ;前半 後半 全体 神戸;前半 後半 全体
支配率 47 61 54% 53 39 46%
走行距離 60 56 116km 59 55 114km
スプリント98 78 170回 94 76 170回
シュート 6 9 16本 6 5 11本
枠内数 1 1 2本 4 4 8本
得点 0 0 0 2 2 4点
決定率 0% 36%
パス数 313 343 657本 302 141 443本
成功率 81 83 82% 83 75 79%
ボール占率
コンサ26 18 22%
神戸 29 33 31%
ミドル45 49 47%
※1 コンサの後半は「2失点」状況から反攻とすべく「パス数増加~シュート機会増加」としたもの。神戸は受け身姿勢で、堅守・速攻に徹し、パスサッカー戦術は封印していました。
※2 枠内シュート数・決定率の「シュート精度」は圧倒的に神戸優位で、戦績・試合結果の最大原因です。・・「個の能力」の差という事です。
※3 このスタッツからは、神戸圧勝との試合結果は到底想定出来ず、試合内容は良好、試合結果は最悪の、どうしようもないパータンそのものの再現でした。
最後に、個別スタッツとして、シュート数・枠内数を記載します。
~シュート数順~
金子 シュート4本 枠内数1本
菅 3 1
小柏 3 0
ルーカス・駒井・ミンテ・荒野・ドド 1本 枠内 0本
今回も「8選手」がシュートするも、枠内に飛ばしたのは、金子と菅が1度づつのみ、と【シュート精度は無い】との結論で、シュート能力改善対象選手は、全FP選手の全員です。
これまで、真面なシュート練習など皆無の選手達では、当然の能力で、謂わば「未開発能力・手付かず能力」で、短期間・基本的訓練でも、即座に効果が出る状況で、少なくとも「枠内へのシュート精度」程度は全シュートで改善したいです。パス精度からは考えられない程の低精度で、信じ難いレベル。
基本・基礎の知識と技術習得程度でも大きな改善となる事必至です。
結構、良い点も明確な、貴重な試合となったのですね。自信と期待で、前進です。
2020年09月26日
コンサの将来の原型が、今夜19節神戸戦となりそう!
夢見るコンサ将来像を、垣間見れるとの豪華な実戦試合が実現するなんて、今シーズン異例シーズンも、ダメな事計りではありませんね!
と言うのも、
今夜試合は、これまでのスタメンからは脱却し、コンディション第一優先で選手起用選択が濃厚で、結果、疲労困憊でプレーパフォーマンスダウン必至のベテラン・中堅主力選手から、若手有望選手とフィジカル良好な試合未起用や起用少数選手が中心の試合選手選手となったもの。
結果、今夜のコンサチームは、次世代主力想定選手が集合の構成となる、夢起用が実現ですね。
と言う事で、メンバー予想の修正です!
スタメン
ドド
金子 小柏
菅 高嶺 荒野 ルーカス
田中 ミンテ 進藤
小次郎
サブ
ジェイ、駒井、白井、
宮澤、福森、ロペス、
菅野
サブには、ベテランさんが勢揃い!
本当は、これに、中嶋、檀崎、藤村、濱も加えた、
その分、サブのベテラン層減少ですね。
2020年09月25日
敗戦にも負けず、早い季節の移ろいにも負けず、累積疲労に勝って、闘う喜びと沢山の経験を積み上げ、助け助けられ、チームの仲間と自らが輝く明日のコンサリーガーに成たい!全員一致団結し、悩みも痛みも分かち、互いの存在を信じ、困難だからこその成果を目指しひたすらな努力に全てを傾け、
だからこそ、次戦の必勝を手にするのですね。
今シーズンは、サポーターも鍛え上げられるシーズン。しっかりと、共に前進です!
次戦、第19節神戸戦展望を。
1.対戦チーム「神戸」現況
戦績は、
順位11位勝点23 5勝8分7敗 得点31・失点35・得失差△4
優勝、少なくとも、上位を予定し、戦力をリーグ最大資金を賭けて整備し、リーグ最高選手群をシーズン前に準備。又、バルサ型パスサッカーを目指し、バルサ関連者で監督スタッフを構築するも、戦績は極めて低調で、監督辞任し、Jパスサッカーの体現者三浦淳が後任となった瞬間です。
戦績低迷の原因は、絶対に無いのが「選手層の乏しさ」との原因ですが、意外にも、球団公式会見では理由のひとつでしたが、客観的には、「一部超高額選手」を複数獲得、とすると、バランス上、それ以外選手は「格安選手」で構成もあり得る戦略です。しかし、その高額選手の数は、ポドロスキー・ビジャが居なくなっても、6選手に上り、チーム中軸となっています。
しかし、そこに問題点があり、戦績低迷の原因になったのでした。
先ず、6選手は「外せない選手」の筆頭に上がりますが、結果として、当然「集中起用」となり、過酷・過密日程では、「年齢の高いベテラン層」でもあるため、さすがに耐えられず、起用機会減少・パフォーマンス低下・故障離脱必至に陥りました。同時に、「高過ぎるパフォーマンス・能力選手」のチーム加入は、「他選手との大きなレベル差」が多発し、連携・組織プレーは極めて困難となります。そのため、大原則が「個々選手能力自由発揮」を中心とし、他選手がそのプレーのカバー・アシストに回るものとしか対応選択肢は無くなりますが、どうしても「他選手レベルに合わせてプレー」も多発し、「本来のWレベルプレーからは低下」となります。そして、謂わば「組織プレーは封印、超能力スペシャルプレーで突破・打開」との独自戦術となる事は当然の結果でした。
そこに、肝心の「頼み選手の離脱・喪失」で、チームは混乱となりました。一気に「バラバラで、統一性の乏しい、個々能力頼みチーム」となり、チーム戦力は大きく低減したもの、でした。
実際、イニエスタが居る時の攻撃と、居ない時の攻撃は、完全に別物、ですね。そんな選手が多ければ多い程、戦力の高低変化は激しくなり、複数不在時チームは、リーグ下位レベルに転落すれば、当然の戦績です。
但し、そんなチーム構成にも、一点だけ良い点があります。それは「若手有望選手には<直ぐ傍に生きた教科書>となり、育成に大きな効果」となる点ですが、これも別視点からは、「超豪華・高額教材」との贅沢経営で、普通の感覚からは、考えても決して実施しない「無駄遣い気味」戦略・経営ですね。
過密日程とチーム低迷に、心身共疲れ、休み勝ちのイニエスタも、監督辞任・交代の激変・チーム危機で目覚め、実戦起用・フルパフォーマンス発揮とジャンプアップしています。しかし、次戦も起用濃厚ですが、「集中起用」中で、9/16・25節90分ー中2日ー9/19・17節90分ー中3日ー9/23・18節90分~中2日~次戦19節コンサ戦と、「90分フルタイムを、短期間で3試合連続し、更に短期間で次戦」では、累積疲労が加重・加算され、フルパフォーマンス困難なフィジカルコンディションとなり、「破綻タイミングチーム戦力」となりチャンス濃厚、と想定されます。
また、偶々、パス起点・アンカーサンペール、右サイド突破・西大吾の出場停止で、山口蛍は、インサイドハーフからボランチに下がり、最前線ドゥグラスも3戦連続フルタイム起用で、次戦起用は微妙で、選手入れ替えが必至です。フォーメーションは「4-1ー2ー3」~攻撃時「3ー4ー3]が想定されます。
いずれにしても、
<神戸の個々高い能力プレー Vs コンサ組織チームプレー>の試合想定です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
今節は、ジェイスタメンは回避となりそうですね。
前ブログで詳細記載の通り、新戦術挑戦・実施ー☓ージェイ先発起用と、両立は困難、戦術機能低下の「中途半端なサッカー」となり、
「ジェイスタメン起用回避で、試合途中、戦術転換時に起用」に転換とすべき、その代替は、ロペス・ドドで、暫くは育成成長を見込んだ起用、とする、との結論でした。
戦術は、残りシーズンを2021への準備・実戦トレーニングを主目的とし、出来る限り早い時期に完成、シーズン終盤には、完成形チーム力で「圧倒的チーム力」を実戦結果で証明、との戦略転換の下、新戦術「マンマーク・ハイプレス戦術」を追求です。フルタイムのフルマンマークと出来るか否かは、試合中のフィジカルコンディション次第ですが、フルタイムパフォーマンス=試合全時間帯コンサコントロール、を目指します。
実際は、試合経過4局面推移のパフォーマンス・パターン
「➀試合開始~飲水タイムまで<➁前半戦後半=➂後半戦開始~飲水タイムまで>➃後半戦後半」と、チャンスタイム➁・➂で、パフォーマンスアップ~得点獲得・追加点獲得を図ります。➃タイムには「戦術転換し、コンサ式ミシャ戦術」も選択肢とします。
神戸も「頻度は少ないですが、ゾーン型ハイプレス戦術」を仕掛け、ビルドアツプを時々狙います。しかし、ハイプレスのマーキングを外すと、マーキングプレーの選手が居たエリアにスペースを使い、自在にパス出し・攻撃転進となります。
コンサ・攻勢確保時間帯には、「ミシャスタイル全開」で、コンビネーション中央突破、サイドと前線裏スペースの突破・ショートカウンターとクロス攻撃、反復サイドチェンジで神戸陣揺さ振り産れたスペース・ギャップ突破、派生セットプレー、の多彩パターン攻撃で、複数得点獲得を狙います。
想定の試合展開は、
試合開始~飲水タイム➀ コンサ新戦術で、試合コントロール狙い
一進一退で均衡
~45分 ➁ チャンスタイムでフルパフォーマンス
コンサショートカウンターで先制獲得
後半開始~飲水タイム➂ コンサチャンスタイム連続で攻勢
ハイプレス・ボール奪取から速攻で
追加点獲得
65分 選手交代で活性化
~90分 ➃ コンサ式ミシャスタイルに戦術転換
堅守速攻で、均衡の中追加点狙い
【 2ー0 】完勝 の想定です。
試合メンバー
遠征メンバーとなりますが、
ポイントは、「ジェイ・宮澤のスタメン回避」と選手フィジカルコンディションです。
では、
〔スタメン〕
ロペス
チャナティップ 小柏
菅 高嶺 荒野 ルーカス
田中 ミンテ 進藤
菅野
〔サブ〕
65分 福森In 進藤Out
ドドIn 小柏Out
白井In ルーカスOut
宮澤・駒井・金子
カウィン
※本当は、中嶋・檀崎・藤村・濱の実戦経験積みも行いたい所ですが、その選手枠がありませんね。「ギリギリ、大学トリオと小柏」までしか出来ません。次戦以降、「週1試合」日程に復帰すると、益々その機会は縮小し、試合起用チャンスは「狭き門」となります。感染対策緩和で、トレーニングマッチが「地元大学・チーム」も解禁となり、「練習試合」でのアピール機会は出来ますが、試合メンバー入りにも、余程の大活躍パフォーマンスプレーが必要となります。次戦は、その意味でも、「若手選手登用機会」での転換日となっています。激しい「試合メンバー入り」獲得のチーム内競争こそが、チームの躍動の源泉となります。次戦以降には、その激しく・将来に掛かる「チーム内競争」の開始!です。
2020年09月24日
ここ2試合の内容変化は、状況深刻化で、ミシャの言う<結果には繋がらないが成長は順調>との成長過程を、停滞させる「成長の踊り場・別課題発生」が本質の様。
1.昨試合のポイント
内容変化とは、
<マンマーク・ハイプレス戦術変化型>です。そして、この変化は、一つの事項と連動しています。それは「ジェイ連続起用=ジェイ中心とした事からの戦術修正」です。
先ず、この事項「ジェイ中心チーム構成」の理由は、
①決定力ある前線選手は<ジェイ位しか見当たら無い>との現状認識から、ジェイ中心起用で可能戦術となった。
②ジェイ自身、新戦術<マンマーク・ハイプレス>理解・認識から実行姿勢となった。
との変化によるもの。
ジェイ以外、前線選手の決定力課題は打開が見込めない、との厳しい判断による戦略変更、だとすると、事は大きくなります。
ここ5試合の前線スタメン起用を確認すると、
節 [勝負] St-枠内 選手St-枠内
15節[0-2] 15-3 ジェイ6-1 ドド2-1 金子3-1
16節[3-4] 26-8 ジェイ7-4 駒井1-0 チャナ3-1
12節[2-1] 21-6 ロペス7-2 チャナ1-1 駒井4-1
17節[0-1] 11-1 ジェイ0 荒野0 駒井4-1
18節[0-1] 6-0 ジェイ3-0 駒井0 金子0
唯一の勝利試合17節以外、それ以前のジェイ外れ選手起用から一転し、ジェイ中心と駒井の連続起用が明白です。
更に、ポイント項目が、パス内容内、A'3rd内パス数・成功率です。
ここ5試合推移は、
A'3rd内パス数
節 総数〜選手数 同成功率% ジェイ起用
15節 172〜12名 57.2% 起用
16節 206〜14名 74.9% 起用
12節 136〜11名 71.4% 未起用
17節 113〜14名 61.8% 起用
18節 63〜12名 55.5% 起用
12節までは、多パス交換数・高い成功率でしたが、17節から連続して、A'3rd内パス交換数が激減、成功率も大幅ダウンで、相手守備陣でのパス交換は激減の変化となりました。ジェイ未起用期間の平均は、140本〜63%でしたので、大幅ダウンが明らかです。
その理由が、新戦術の必要修正に繋がります。
先ず、その理由ですが、
ジェイの運動量・走力の低さが根本原因で、マンマーク・ハイプレス戦術での、マークターゲット〜相手中心CBとGKとなり、そこからのビルドアップ阻止がその使命・担当役割となります。GKは、ゴールから離れる事は無く、運動量は不要レベルですが、問題が相手中心CBで、相手チームが高い布陣の場合は、比較的近くにターゲットが有り、短距離での寄せ・チャージとなり、ジェイでもマンマーク機能し、ハイプレス作動ともなり得ますが、
コンサ新戦術「マンマーク」対策として、昨試合でも採られたと想定されるのが、コンサ前線選手(新語・造語となるでしょうが、最前線ライン)と、距離間を取る位置取り〜深目の最終ライン布陣で、コンサ前線ラインの寄せのタイミングとスピードに、タイムラグを起こし、僅かですが、ビルドアップには充分な時間を産み出していました。特に、ワントップの「ジェイ」は、マンマーク責任のターゲットが、下がっていて、寄せるか否かチャージ判断、寄せるとなった時も、スプリント力が皆無のため、前進移動時間が緩く、全て有効チャージは機能せず、柏のビルドアップ開始は成功していました。
そのため、適正に作動しないジェイのカバーとして、周囲選手・金子・駒井・荒野・ルーカスが、交代でジェイ担当ターゲットへの寄せ・チャージをしましたが、当然の結果、それぞれの担当マンマーキングが緩み、相手パス交換阻止〜ボール奪取〜ショートカウンターのシステムは低い作動としかならず、前記のA'3rd内パス交換数激減数値となった通り、攻撃システムは低減したものでした。
詰まりは、ジェイ起用から派生した攻撃力低減が、豊富な決定機数を誇るコンサストロングポイントの筈の「高いゲームメイク力」の大幅弱体化まで、到達させた、と言う事でした。
決定力ある前線選手は<ジェイのみ>との認識から、ロペス・ドドへの経験値積み上げ、金子・チャナティップ、更に、荒野、そして、檀崎・小柏の育成と成長を図る起用を主線とし、2021の頼れる前線選手の育成と確保を図る起用に戦略変更とすべき段階となりました。
次戦は、フィジカルコンディションから、ジェイ起用から解放され、本来挑戦中の新戦術に邁進する事となる事が濃厚ですが、その後も、方針をブラさずに、突き進む事を望みますね。
もう一点、大きな分岐点・ポイントが、コンサに発生しています。
新戦術採用・挑戦と密接に関係しますが、
新戦術では、選手毎のフィジカル、特に、スピードと走力が、一段と必要となり、戦術の大前提が「走力とスピード」にあり、現行ミシャ試合三原則の第一原則です。
従来のコンサ式ミシャ戦術も、走る事が必要なサッカーでしたが、可変システムのチェンジ・移動量とそのスピードがその意味でしたが、
現在の新戦術では、更に、相手選手と完全連動する運動量と速さ、そして、相手に寄せるスプリントの量と速さが加わりました。
詰まり、コンサ式ミシャ戦術の運動量・スピード、そのためのフィジカルが、試合で求められる必須条件となった、と言う事です。
しかし、運動量は、或る部分までは、トレーニングで増加させる事は可能ですが、スピードとスプリントは、選手固有部分も大きく、即効的に増加させる事は困難です。
それが、試合で発生しているという事で、「宮澤起用」問題となった訳です。
コンサ式ミシャ戦術では、最終ラインからのビルドアップ、コンサ式の最前線ターゲットへのロングパスの最適任者で活躍していましたが、新戦術では、最前線からの守備が大きな部分ですが、最前ライン裏の自陣ゴールまでの広大スペースの管理には、一瞬も緩まない注意力と正確なプレー・リスク予想の上、相手前線選手と1対1で、競り合い、スピード勝負も重大ポイントとなっています。
宮澤は、スピードで競り負けが多く、失点原因ともなり、新戦術のハイライン布陣、その裏スペースカバーは、ミンテに完全に追い抜かれたもの。
福森も、同様部分が課題ですが、宮澤は、本当に良くフィジカルコンディションを上げ、万全の絶好コンディションまで、スタメン起用はミンテ、田中、高嶺に譲るものですね。
しかし、現状、試合終盤、チーム全体フィジカルの疲労による低下となり、コンサ式ミシャ戦術に戦術転換がパターン化されています。その中では、必要選手として、途中交代起用となり活躍の場は出現となります。本来、ジェイも、その範疇、対応が最適な筈ですが、決定力前線選手不足のため、スタメン起用をトライして来たものですが、上記結論からは、途中交代起用が正当となりますね。
2.試合スタッツ確認
簡潔に確認しておきましょう。
コンサの試合パターンは、前後半の飲水タイムを挟み、4つの時間帯に分類され、その推移を見ましょう。
①前半ー飲水タイム ⇒②前半戦後半
項目 コンサ 柏 コンサ 柏
支配率 50% 50% 51% 49%
走行距離 26km 27km 29km 29km
スプリント 45回 45回 42回 34回
シュート 0本 2本 0本 5本
枠内数 0 0 0 1本
パス数 134 119 167 109
成功率 81% 73% 82% 73%
A'3rd内パス 6本 62% 22本 77%
⇒③後半-飲水タイム ⇒④後半戦・後半
項目 コンサ 柏 コンサ 柏
支配率 53% 47% 54% 46%
走行距離 24km 24km 34km 35km
スプリント 32回 41回 57回 53回
シュート 3本 3本 3本 3本
枠内数 0 4本 0 2本
得点 0点 1点
パス数 113 77 152 100
成功率 81% 73% 78% 71%
A'3rd内パス30本 77% 17本 72%
✳︎前半は、ほぼ互角の走力の中、決定機構築に差が付き柏優勢。後半開始直後から、コンA'3rd攻勢を展開するも、柏カウンターを受け失点、最終20分は、両チーム共に運動量を上昇させるも、A'3rd内パス交換は増加出来ず、そのまま、決定機構築も作動低下のままタイムアップ、の内容。
コンサの試合パターン〜①時間帯<②時間帯、③時間帯>④時間帯の、②③Wチャンスタイムで、逆に、柏のギアを入れる展開とされ、智将ネルシーニョが、コンサの試合パターン分析から、得意試合展開を封じられたもので、ミシャVsネルシーニョの読み合い合戦=相手戦術プレー潰し合いは、ネルシーニョに軍配がやや優勢との事ですね。
戦術が中核にも拘らず、戦術機能を下げる選手起用、試合展開は、矛盾です。
新戦術を、起用選手に合わせて緩めら変更は、戦術機能減退にしかなりませんでした。どうしてもジェイ先発に拘るのなら、コンサ式ミシャ戦術で、ガンガン行くべきで、新戦術を通すのなら、ジェイ先発を外した選手起用で、全選手例外無く走り切る闘いを徹底すべき、と言う事と観ます。
実は、ジェイ先発起用と同じ部分が問題となる課題が有り、その対応・対策が現実化されています。それは、試合途中、選手の疲労からのフィジカル低下問題で、特定個別選手のレベルなら、選手交代で凌いでいますが、酷暑などの諸条件から、チーム全体が一斉にダウンとなる場合は、試合途中一時戦術変換が実行されています。しかし、ジェイ問題と異なるのは、機能する戦術に一斉転換する事で、機能減退はない点です。この様な、状況からの、戦術変換はあり得ますね。
次戦、神戸戦は、今回の失敗〜戦術選択と選手起用の不合致は、貴重な経験として、クリアーし、新戦術フルパフォーマンス追求で行きましょう!
2020年09月21日
9試合未勝利から開けるも、フィジカルコンディション低下の過酷日程累積疲労により、一時停止となる手痛い敗戦を喰らいましたが、
次戦から、着実な前進・チーム成長を図る試合に、第18節柏戦をしてしまいましょう。
前節の課題点は、2点に絞られていました。
○選手フィジカルコンディションダウンによる「走力」低下が、
ボールへの寄せスピードダウンと、球際強度ダウンと招き、
マンマーク・ハイプレスの甘さによるボール奪取ダウンによるショートカウンター減少と、相手攻撃機会増加となり、攻守で戦力の大幅低下となりました。
○シュート決定力の低さの連続課題により、減少したシュート数・機会から、得点獲得率は極少となり、枠内シュート数1本の最低値では、攻撃力は喪失してしまいました。
全員攻撃選手により、シュート選手拡大となっていますが、シュートトレーニングも皆無の前線以外選手は特に、基礎・基本シュート能力が乏しく、基本・基礎段階シュートトレーニングがない事が、チーム全体課題として未改善連続となっている原因です。
この課題への改善方法は、明確です。
○選手フィジカルコンディションリカバリーと、
○全FP選手の基本・基礎シュートトレーニング、
で改善です。
フィジカル課題では、選手一律では無く、選手毎の差は大きく、元々の体幹・基礎体力差がこの日程で、如実に現状化されてしまいました。即ち、日頃からの、これまでの努力・鍛錬は、フィジカルリカバリー力、そして、現実のフィジカルコンディションの高低の形で、証明されてしまいました。現況では、福森〜進藤は、失点原因や、相手攻撃ターゲットとされる"カモ鴨"とされ、起用可否のレベルにまで悪化しています。
実際、現在での、コンサ守備陣ターゲットは、左サイド福森で、再三、突かれ、多数失点となっています。このままでは、福森起用は、失点原因となるとの理由で、起用交代し、高嶺にスタメン変更も致し方無くなります。相手選手への寄せが、チーム内、最も甘く、弱い球際は、重い身体とキレの無い体幹が原因で、早期改善は無理で、ゲームメイクとプレスキックが欲しいため、失点原因となる事に目を伏せて起用選択する選択は、そろそろ選択変更とする局面で、交代選手も現れているので考え処です。
では、次戦展望です。
1.対戦チーム「柏」現況
現在の戦績は、
順位6位 勝点27 8勝3分6敗 得点33・失点25・得失差8
得点数はリーグ3位、失点数はリーグ7位、と攻撃力主導チームの実績。
昇格初年度の混乱コロナ禍シーズンも、シーズン当初となった、コロナ禍中断明けの3連敗も、その後4連勝と戻し、その後、現在までの9連戦は、3勝3分3敗と、五分五分となり、平均1.5得点・1.4失点で、ここまでのシーズン17試合で無得点試合「2試合のみ」と攻撃力は証明され、同時に、無失点試合も4試合と、守備力はやや低下との現況。
攻撃力の主体は、
圧倒的・リーグトップ16得点・超人オルンガで、5得点江坂・4得点仲間・3得点呉屋と、その他選手は大きく下がります。
高い決定力(決定率22.5%)をポイントに、チームシュート232本の30%・71本をオルンガに集中させ、他選手は、江坂18%・仲間7%・呉屋8%とする、顕著な特徴ですが、ストロングポイントが明確となり、そのまま長短に繋がります。
長所は、何でもかんでも、困ればオルンガ”戦術オルンガ”と、極めてハッキリとした闘い方は、チーム共通理解となります。
一方、
短所は、そのままでは「戦術」とは言えず、「オルンガが離脱や集中マークで阻止」されると、チーム力は一気にJ2レベルを露呈し、
実際、「中断明け」の4連勝後、一転して、「オルンガ対策やオルンガ集中起用の累積疲労」で、それまでの活躍が制約されると、戦績は、突然一進一退まで低下した致命的欠点でもあります。
戦術は、
フォーメーションは2019の【4ー4ー2バランス型】堅守速攻戦術から、
2020より<オルンガ強調+好調前線3人衆型>の
【1トップ型4バック・4ー2ー3ー1or4ー1ー2ー3】で、
「ビルドアツプ+前線へのカウンター」の両立を指向。
チームプレーの特徴は、
コンビネーション中央攻撃とフィジカルコンタクト強度が持ち味で、
ハイプレスは少なく、幅は拡がらない縦長の陣形による「縦への突破スピード」が特徴です。センターラインに位置取りした優秀選手の「個の力」を軸に「縦に速い」展開で、突破を図り、カウンターも「前線へのロングフィードとコンビネーション・ショートカウンター」の両方となります。
選手層は、
選手起用数がリーグトップの31選手で、一見、ターンオーバー度が高い「スタメン固定の集中起用」では無い「累積疲労回避」型選手起用に見えますが、ここに来て、累積疲労からの主軸選手の故障離脱多発。
故障選手は、FWクリスティアーノ・GK中村・DF高橋祐治・MFマテウス、更に、DF大南・染谷・山下達也も離脱気味と、7選手に至り、選手起用は厳しさが増している現状。DFラインの戦力低下は失点増の原因です。
しかし、オルンガに加え、MF江坂、MF仲間、MF神谷優といったエースの周りでプレーする選手が軒並み好調で、江坂~J1ラストパスランキング・第2位は3位イニエスタより上、アシストは第1位、神谷~アシスト第8位とキープレーヤーで、要注意選手です。〔参考;因みに、コンサも、ラストパス~7位福森・10位ルーカス・14位チャナティップ・16位菅、アシスト~1位チャナティップがランキング入りです。〕
J2は、爆発的な戦績で、一期抜けの勢いそのままで、J1上位定着を図りつつあり、その準備として、2019・J2段階で、J1レベル選手層を確保し、スタメン定着となった即戦力の新規獲得;GKキムスンギュ・DF大南・北爪・高橋祐治・三丸、MF仲間・神谷、FW呉屋 の成功で、チーム戦力を大きく引き上げ、Jリーグ創設オリジナル10に継ぎ、プラス3番目チームの伝統となる「J1トップランク定着」に近づくベクトルです。
現在順位よりも強力なチームですね。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー 想定
強力なチーム「柏」との対戦ですが、
コンサは、シーズン課題「新戦術による新スタイル完成」「そのための各選手能力・フィジカル成長」を継続取組邁進で、
次戦想定戦術も、不変・新戦術「マンマーク・ハイプレス」で「試合支配」を取り組みます。
何回も記載した通り、新戦術は、「相手攻撃機会そのものを奪い、コンサの一方的攻撃時間帯で、大量得点獲得の完全支配試合」を目指す究極戦術ですが、
現実的には、
コンサ選手のフィジカル低下による「走力不足」となると、「マンマーク・ハイプレス」が相手選手に到達せず、戦術作動に失敗し、戦術の代償「ハイライン裏スペースへの被カウンター」の相手攻撃を許し、大量失点に繋がる展開を招きます。
全ての出発点・大前提は「コンサの走力」~「走り切る」事が出来るか否か<に懸かります。相手選手よりも「速い寄せの速さ」が「球際強度」となり、相手ビルトアップ・前線への逃げロングフィードまでも、封じる事となり、「コンサの完全相手攻撃封印」が実現となります。根性で、試合一杯「走る切れれば必ず必勝」との公式です。
ここ暫くの試合では、フルタイム作動には至らず「試合4時間帯」の中、「前半戦・後半」と「後半戦・前半」がチャンスタイム、逆に、「前半戦・前半」はスロースタートで、相手に合わせ勝ち、また、「後半戦・後半」は、「走力・運動量低下」は「リスクタイム」に成り勝ちでした。
シーズン終了時点では「フルタイム作動」に成長・進化を目指し、「作動時間帯の延長・拡大」を毎試合の中でトライ・挑戦して行くのですね。
次戦は、「前半戦・前半」のスタート・「入り」からの全面作動=フル走力プレー~コンサ攻勢時間帯とし「先制点獲得」との展開を目指して欲しいものです。
「ハイプレス~相手ゴール近くでのボール奪取」からのトランジションは、瞬息ショートカウンターで、一気・怒涛のゴール前殺到・決定機~得点獲得、
「コンサ守備時ボール奪取」からは、ビルドアツプと前線・サイド突破のロングカウンターで、コンビネーション中央突破・サイドとDF裏スペース突破からのショートカウンター・クロス攻撃で得点獲得、
「コンサ攻勢時間帯」は、ミシャスタイルの可変システムで、中中コンビネーション突破・サイド突破・裏への飛び出し突破・ドリブル突破・反復サイドチェンジで相手陣揺さぶりでスペースとギャップを突く攻撃・派生セットプレーで、得点獲得、と多彩パターン攻撃と「マンマーク・ハイプレス」守備を展開します。リーグ最強の守備と攻撃構築です。
試合展開想定は、
試合開始~20分 スロースターターを解消・改善し攻勢確保
ハイプレスからのショートカウンターで先制点獲得
飲水タイム
~45分 コンサ攻勢やや停滞で均衡・相互速攻
「 1:0 」勝勢で前半戦終了
後半開始~65分 コンサチャンスタイムで、フルプレーで攻勢
追加点獲得
飲水タイム 選手交代で活性化
~90分 コンサ・リスクタイムは、コンサ式ミシャスタイル
で均衡・速攻狙い
追加点獲得
【 3ー0 完勝 】が想定試合展開結果です。
メンバーは、
〔スタメン〕 前試合フル起用メンバーはランクダウンし、フィジカル適正選手の起用選択がキーポイントです。
ロペス
チャナティップ 金子
菅 深井 荒野 白井
高嶺 宮澤 田中
菅野
〔サブ〕
65分 ルーカス ⇔ 白井
ミンテCB⇔ 深井(⇒田中DM)
福森 ⇔ 荒野(⇒高嶺DM)
ドド・中野・進藤 ・・適時交代
カウィン
65分~90分は、「マンマーク・ハイプレス」から、「コンサ式ミシャ戦術」で、堅守・速攻狙いにチェンジです。
大学トリオのフィジカル強度、フィジカルリカバリー力が話題となりますが、これこそトレーニング効果そのものの証明例です。コンサに来てからは不明ですが、3選手共に、大学時代の筋力トレーニングで、コンサの中でも、最高ランクの筋肉量となり、当たり負け無い「頑健な体幹」と同時に、「極めて大きなフィジカル持続力〜所謂スタミナ強度」を獲得しています。更に、その筋肉量は、リカバリー力にも直結し、チーム随一のリカバリー力となっている訳です。
コンサの個別トレーニングに、マッスルトレーニング・ウェートトレーニングの定例・日常メニューに何処まであるのかは不明ですが、良く無い具体例が、福森の筋肉量で、チームでも、最低レベルと推測出来ます。と言うのも、見た目もそうですが、それ以上に、スタミナ・フィジカル持続力は極めて脆弱で、トレーニング不足が原因ですね。素晴らしい才能を持っていますが、このままの選手で変わらないか否かは、マッスルトレーニングの有無に直結しますし、ジェイなどのベテラン選手では、筋肉量が、今後の選手生命・期間を決定してしまいます。筋肉トレーニングでは、若くは無いので、筋肉細胞数の増加は難しいですが、筋肉細胞の大きさを拡大する事はポイントとなり、豊かな筋肉細胞量は、激しい使用の耐久度、損傷の回復度を拡大し、強く、回復が早い筋肉。、故障しない筋肉を作ってくれます。フィジカルトレナーコーチの能力次第で、チームは激変する、と言う事ですね!
強力チームの撃破は、コンサに「自信と覚悟」を与えてくれます。
起用選手は「全力を出し切る」真摯な姿勢とプレーが、チームの力の源泉となります。
そのための「全力サポート」が我らの責任・役割です。
皆さん全員、互いの奮闘を誓い、サポートし合い、完勝の成果を掴み取りましょう。
2020年09月20日
昨試合は、意外にも、これまでよりもダメージが大きい敗戦でしたね。
9試合未勝利連続の中、しっかりと鍛えられ、負けには、耐久度・不安定防止度は十分持った、と思ってきましたが、重くのし掛かる敗戦。
矢張り、未勝利から勝利の味わいを再確認した瞬間、勝利と負けの段差・大差に気付き、我慢出来無くなっています。
これは、監督スタッフ・選手は、より以上で、心身共に深いダメージに沈んでおり、次戦へ「中3日」は、ここ暫くとは比較にならない程の、厳しい日程=「過酷日程が刃となり心身を切り刻む」との、酷い疲労状態〜疲労困憊が実態でしょう。
その試合後実態となった原因は「試合内容の悪化」です。
監督スタッフ・選手も、自ら生み出した、その手応えの薄さ、内容悪化は、ショックで、前進意識には程遠く、後退・悪化認識が自信低下・自己プレーの低評価・否定評価で、精神的なダメージを自覚しているところでしょう。
そんな事態となったからこそ、昨試合内容をしっかり点検し、前進への道を確認します。
1.試合内容〜試合スタッツから
先ず、両監督の試合前コメントから、事前課題認識は、
「ミシャ;過密日程で今試合は移動も有り「中1日」しか無い非常にタイト、対するG大阪は1週間有り、大きなハンデがある厳しい試合、
宮本恒;1週間攻守に渡り確認の準備出来た。コンサは前線強力選手、やり方が明確なチーム。チャンスは作れてるが決め切るだけ。」
で、この時点、既にハンデが表面化していました。
では、試合スタッツを時間経過で、局面毎の内容推移を見てみましょう。
前半戦、
〔26分〕 コンサ G大阪 参考;前試合コンサ値
支配率 52% 48% 55% 〜同程度
走行距離 32km 33km 24km 〜前試合よりプラス
スプリント 45回 61回 23回 〜同上 G大阪より劣後
シュート 1本 2本 3本 〜前試合より低下
枠内数 0 0 1本 〜同上
パス数 197本 131本 163本~前試合よりプラス
成功率 82% 75% 83%〜同程度
※前試合比で、シュート数低下以外は、同程度のスタート。
〔45分・HT〕
支配率 54% 46% 55% 〜同程度
走行距離 20km 20km 28km 〜前試合よりダウン
スプリント 35回 37回 48回 〜前試合より大幅ダウン
シュート 2本 2本 7本 〜前試合より大幅ダウン
枠内数 0 0 1本 〜前試合よりダウン
パス数 112本 80本 155本~前試合より大幅ダウン
成功率 83% 77% 87% ~前試合よりダウン
A73rd内パス 42本 31本 88本 ~前試合の半減と急落値
同成功率 75% 72% 77% ~前試合とほぼ同レベル
※明らかに、走行距離・スプリント大幅低下の「走力」大幅低下、連動して、パス数・成功率が大きく低下し、特に、A'3rd内パス(相手陣内パス)数は、半分の酷い低下と、ゲームメイク力低下となり、当然、シュート機会構築も大幅低下で、シュート数・枠内数激減となった。
前半戦・後半で、フィジカルダウン⇒マンマークハイプレス戦術ノッキングとミシャ戦術も大幅機能低下に陥っています。
後半戦は、
〔68分〕
支配率 56% 44% 54% ~前試合と同程度
走行距離 29km 30km 23km ~前試合よりプラス
スプリント 41回 44回 33回 ~前試合よりプラス
シュート数 5本 2本 5本 ~前試合と同程度
枠内数 1本 1本 1本 ~前試合と同程度
得点 0 0 1点 ~前試合比△1点
パス数 158本 125本 125本~前試合よりプラス
成功率 81% 77% 86% ~前試合より低下
※一気に、「走力」が上昇し、パス数が急増・ゲームメイク力が上昇し、シュート機会回復・シュートとなりましたが「低枠内率」の通り、「低い決定力」で、得点獲得機を失ったもの。
チャンスタイムに、前試合通りの得点獲得成功とはならなかったもの。
〔90分・タイムアップ〕
支配率 56% 44% 51% ~前試合より上昇
走行距離 32km 33km 36km ~前試合より低下
スプリント 49回 58回 58回 ~前試合・G大阪より低下
シュート数 2本 2本 6本 ~前試合より大幅低下
枠内数 0 2本 2本 ~前試合・G大阪より低下
得点 0 1点 1点 ~前試合比△1点
パス数 165本 109本 113本~前試合より大幅増加
成功率 79% 76% 84% ~前試合より大幅低下
A'3rd内パス 57本 32本 50本 ~前試合並みレベル
同成功率 62% 72% 71% ~前試合より大幅ダウン
※肝心の「勝負局面」で、「走力」がダウン。ゲームメイク力は、試合当初より低レベルでしたが、最後の局面でも低下し、G大阪のスプリント勝負に敗退、各個別マッチチングで「寄せのスピード=球際強度」で<立ち遅れ>続出し、マンマークは緩み、一方で、パス数は増加させるも、相手陣内パス精度は大きくダウンし、シュート機構築のゲームメイク力低下、シュート数・決定力のWダウンで、勝負とならなかった試合内容。
以上試合スタッツ数値が物語る通り、コンサ敗因は証らかですね。
➀「走力不足」・・試合開始~25分、後半開始~23分は、辛うじて前試合並みで、特に後半当初の「チャンスタイム」の源泉となりましたが、前半戦・後半、後半戦・後半は、極端に「スプリント力」を喪失、その結果は、「マンマーク・ハイプレス」の大前提「素早い寄せ・球際強度」で<スピードダウン>し、甘いマーク・チャージは機能せず、相手プレーを許す「マッチアップ」・個々勝負敗退となり、ゲーム支配は当然不成立、G大阪のプレーを許し、連続パスから失点となったものねでした。
その原因は、前後半戦共に、その後半時間帯で【選手フィジカル急減】が理由で、累積疲労での試合起用が真因です。
➁「決定力不足」・・少ないチャンス機会数でしたが、「枠内にも入れられない」シュート力は、酷過ぎます。コンサシュート決定率は、リーグワースト2位の<17位>ですが、現状、良くコメントに出てくる「決定力選手がいれば解消」する事は、ありません。ノノコメント;チームとして「1億円のFW」を獲得を目指す、は、大間違いですね。
実は、その理由は「コンサ決定力の低さの真因」ともなるものです。
その理由と原因とは、<トータルフットボール>です。即ち「全員攻撃」が原因です。
メカニズムは、
「全員攻撃全員守備」で、どのFPも、積極的に、
ポジションに拘らず、マーク担当選手がボール保持の瞬間、チャージし、ボール奪取を図ります。
そして即座に、
そのポジションから攻撃参加し、
パス交換のコンビネーション、DF裏とサイド突破、ドリブル突破、反復サイドチェンジを、全員でプレーし、
その中、突破成功し、決定機構築の瞬間~シュート機となります。
そのシュート機に居た選手が「シューター」となり、多くは「本来ポジションが相手ゴール近くに設定」された前線選手がポジショニングとなりますが、その他選手も、しばしば、位置取りし、実際「シューター」となっています。
コンサ戦術上、どのチームよりも、特定の想定選手以外の選手も「シュート」するチーム、という事となります。
詰まり、コンサは「リーグ最多シュート実施選手数」との最重要ポイントが、特徴・ストロングポイントで、相手マーキング集中困難・組織守備想定困難を発生させる戦術だ、という事です。
その事は、重大な課題を発生させるのですね。
【全FPのシュート能力必須】です。
詰まり、コンサの決定力問題は、前線FW【だけでは無く全選手】の課題・重大課題だ、という事です。
そこで、大問題が連続します・・前線FW選手は、永年経験値も含め「決定力向上」に努力し続けていますが、【他のFPは練習さえ皆無】という事です。そのまま、実戦でシュートすれば、結果「枠内にさえも跳ばせない、入れられないシュート」が頻発するのは、極めて当然で、仮に「優秀高決定力選手獲得」でも、他選手がシュートは禁止となりますが、「全員攻撃」の方針は吹き飛んでしまいます。
どんな優秀FW選手も、複数選手連携守備に対しては「能力発揮は不能」となりますが、「全員攻撃」はそんな対抗策を封じ、どの選手からも「自由で、創意溢れた攻撃」が繰り出されるコンセプト戦術・サッカーです。
ここ5試合数値;
選手名-シュート数-(内枠内数)-( )無しは(枠内数0)です。
〔14節広島戦〕
11選手;菅4・ジェイ3(1)・田中2・ルーカス2・ロペス2・高嶺2(1)・福森1・駒井1・荒野1・進藤1・金子1(1)
・・( )枠内選手3名のみ
〔15節C大阪戦〕
6選手;ジェイ6(1)・金子3(1)・田中2・ドド2(1)・荒野1・高嶺1
・・( )枠内選手3名のみ
〔16節浦和戦〕
12選手;ジェイ7(4)・菅4・ロペス4(2)・チャナ3(1)・ドド2・進藤1(1)・福森1・ルーカス1・駒井1・田中1・高嶺1
・・( )枠内選手4名のみ
〔12節鳥栖戦〕
7選手;ロペス7(2)・駒井4(1)・高嶺4(2)・荒野3・進藤1・チャナ1(1)・ドド1
・・( )枠内選手4名のみ
〔17節G大阪戦〕
5選手;駒井4(1)・進藤3・菅1・高嶺1・ロペス1<驚きのジェイ0本>
・・( )枠内選手1名のみ
※2点の重点課題が明確です。
➀( )枠内選手数が極度に少ないチーム「シュート精度」。
➁(枠内)選手に格差・バラツキがあり、「シュート能力」の差を証明。
~選手能力は、[選手名-シュート試合数-同枠内試合回数]で、
100%3選手~ジェイ3試合3回・金子2試合2回・チャナ2試合2回、
50%3選手~高嶺4試合2回・ロペス4試合2回・駒井4試合2回、
33%1選手~ドド3試合1回、
25%1選手~進藤4試合1回、
0%4選手~田中・荒野・ルーカス・福森は「枠内意識」は乏しい。
この結論は、極めて簡潔、且つ、即効効果も有望な改善策
【全FPの基本・基礎的シュート練習により、シュート力向上】を図る
練習実施、となります。
「基本・基礎的練習」は、
第一段階では「シュートタイミング、コースとターゲット」練習で、それだけで「枠内率」は急上昇となります。
第二段階からは、GKのシュートストップを外す技術~「シュート前のポジション取りとシュートポイントへの入り方、タイミング外し、GKが届かないピンポイントターゲットへのシュート」と、精度・レベルアップを図るメニューとなり、ここでは、選手対象を絞る事もあり得ます。
この様に、
「日常・全体トレーニング」のメニュー化が必要で、
ミシャの持論「シュート練習は、個人練習で、全体トレーニング不要」は、「全員攻撃・全員シューター」戦術を採る限り修正しないと、
「戦術・プレーは全員、でもその一部プレーは個人」では矛盾ですね。
全体シュート練習で、
「基礎レベルが極めて乏しい選手がシュート実施」、とのコンサ「低決定力」課題は、<基本部分>改善となります。それだけで「得点力は数倍増」となる効果があります。
しかし、そんな明確な課題に手がついていません?!
それは「監督」では無く「スタッフ=コーチ能力」の問題と考えます。
リーグ最優秀監督・ミシャに全幅の信頼を寄せるのは、当然ですが、
だからこそ、少しでも「改善・改良」への一助となる「進言やアイデアはスタッフ・コーチの責任」そのものです。「責任ある改善策打診」で打開!です。
少し気が重くなったG大阪戦・敗戦でしたが、その原因と課題は明確で、改善策もはっきりしています。
次戦、「中3日」で対戦でも、ホーム戦で移動無し、は「中1日」の減少は無く、この時点では、リカバリー度・チームフィジカルに大きなプラス点となります。現状の「コンサ・フィジカルリカバリー力」は、大学トリオ、ドドの押し上げ効果が大きく、大きく改善し「中3日」は「以前の中5日」相当までに匹敵しています。当初の疲労ダメージよりも低減し、次戦の試合フィジカルコンディションは、前G大阪戦よりも上昇した「鳥栖戦・浦和戦レベル」と想定され、「走り負け・走力不足」は解消すると想定します。
せめて「基礎シュート力」の改善は果たし、「枠内数(率)」は、大幅改善で対戦したいと思います。
2020年09月18日
前ブログで、G大阪戦術「ハイプレス」の持つ欠陥・課題を点検しましたが、あらためて、最新流行戦術「ハイプレス」について「特別考察」回です。
その効果と課題点が確認出来れば幸いです。
1.「ハイプレス」戦術の現状
〔現状〕
現在、最新戦術として「ハイプレス戦術」は、J1リーグで大流行ですね。
採用チームは、なんと、
川崎・横浜FM・鹿島・湘南・コンサ・FC東京・仙台・鳥栖・G大阪・神戸・清水、と驚きの11チームにまで拡大。
実は、この記載順は重要で、
<ハイプレス成功率(ボール奪取率)順>で、
コンサは5位・41.1%のハイプレス成功率となっています。
〔成功率;川崎46.6%-横浜FM45.2%-鹿島43.5%-湘南41.8%-コンサ41.1%-FC東京40.7%-仙台40.2%・鳥栖40.2%-G大阪40.1%-神戸39.9%-清水38.3%〕
成功率からは、最高レベル46%~下位レベル38%と「8%」の差があり、その威力には格差が現存し、各チームの取り組みにも成果に差があります。
一方で、<ハイプレス実施頻度>にも、大きなバラツキがあり、
鳥栖-川崎-湘南-清水-横浜FM-FC東京-仙台-コンサ-G大阪~神戸-鹿島の順で、コンサ8位、意外にも、トップが鳥栖、川崎に続くのが、湘南・清水で、「実施頻度と成功率」共に揃う⇒有効・実績となっているのは、川崎・横浜FM程度しか現存していない、との実態結果です。
つまり、ハイプレスを多数チームがするも、有効に機能しているのは「僅か2チーム;川崎・横浜FMのみ」で、そこにコンサが加わった、という事となります。
2.ハイプレス戦術内容
「ハイプレス」の意味と歴史;
高い位置でボールを奪うサッカー。サッカーの守備は、ゴール死守守備とボール奪取守備に分かれ、「ボール奪取守備の中で失点減少するサッカー」。敵陣でボール奪取のため、FWに守備貢献を求めるもの。過去・歴史的には、1950年代までの「攻撃と守備分業制・FWが守備しない」・・1974オランダトータルフットボールで「ハイプレス」登場・・1980年代セリアA・ACミラン「ゾンディフェンス」で大きく進化。
「ハイプレス」の特徴;
相手を自陣ゴールから遠ざけ、失点リスクを減少し、高い位置でボール奪取で、得点チャンス増大を狙うもの。攻守連動・攻守同時狙い戦術。
Jリーグでは、コンサ以外の全採用チームが、「ゾーンディフェンスの進化型」との図式・システムで、そこには大きな欠陥・課題にポ繋がるポイント部分です。
より具体的に確認しますと。
「ハイプレス」分類
大分類は「目的」の違いからで、、
・「相手ビルドアツプ阻害のプレス」
・「ボールをロストした後のカウンタープレス」
ビルドアップ阻止型が、
a.ゾーンディフェンス型ハイプレス
「相手が守備陣の中に入ってきた瞬間に、囲んでボール奪取」となり、
「選手は守備エリアを設定」し、
「守備陣形を崩さず全体が前進し、ボールホルダーにプレス」
~対抗策・弱点;
「サイドチェンジ」となる「プレス到達前のパス」が対抗策で、
「中間ポジション経由でのサイド変更」と「ロングボールで逆サイドまで展開」により、「ハイプレスを外され」、その局面になると「防衛ラインを下げるしか対抗手段が無く、そのまま「ラインを下げなければ、一挙に守備ラインの裏をとられるカウンターを受ける、大リスク事態となるのです。
b.マンマーク型ハイプレス
コンサのみがトライしている戦術です。
「相手のビルドアップ」に対して「マーク」を明確に設定し「人に対してプレス」
~対抗策・弱点;
「1対1で負け」て、パスやドリブルで、守備全体・組織に波及し、混乱事態発生。
「マーク設定(マーキング)」は、
・最前線では「1人で2人分マーク担当」、以下では「1人で1人担当」、最終ラインで「1人が後ろに人数を余らせる」スタイルが多い。
・・パス出し手と受け手全てを封じ、「サイドチェンジやパス」での対抗策の根幹「パス交換」阻止で、「ハイプレスが対象に到達」を図ります。
もう一つの
カウンタープレス型は、
ボールを奪われた後の切り替えが「ネガティブトランディション」で、その瞬間、ボール再奪取を仕掛ける「カウンタープレス」もハイプレスです。
c.カウンタープレス
・「ボールを奪われた選手」が「ファーストディフンダー」に変化して「即座に守備プレス」
・「ボール奪取位置」を設定しそこへ「チームで相手を誘導」し「囲い込みボール奪取」
の2パターン。
〔参考;ペップの5秒ルールは有名で、ボール奪取から5秒間ハイプレスし、5秒で奪えなければ守備組織整備のための時間稼ぎとして「相手攻撃を遅らせる」ことに集中、とのスタイルで、「5秒間」の規律化で、チーム共有意思統一としたもの。〕
d.カバーシャドー
ハイプレスのチームプレーで、
「1人で、相手2選手の選択肢を奪る守備プレー」。
「背中でマークする選手へのパスコースを切るりながら」
「ボールホルダーに寄せていく」との内容で、
1人で相手2選手を監視・コントロールします。
そして、
「前線選手のカバーシャドー」が、後方選手に「ボールの取りどころ」を与え、「ディフェンスラインを高く>設定のハイラインを可能とします。
この様に、a.b.更に、c.d.の4パターンがありますが、コンサのみ「b.マンマーク型」で、それ以外は「a.ゾーン型」となり、加えて、c.カウンタープレス、d.カバーシャドーを加えるかどうかの選択となります。
3.各チーム状況
根幹の考え方として、過去・これまでからの延長である、
「堅守速攻型」の「リアクションサッカー」と、
「パスサッカー」の「アクションサッカー」の、
2つの選択・大方針は、現在も、各チームの根幹・底流です。
そして、
➀Jリーグの多くが「堅守速攻型」を基本戦略とし、
「堅守」=「ブロック・密集組織型」守備の「布陣位置」が、次第に「より高い位置」へ移動・変更、との傾向の終着点こそが、「ハイプレス・ゾーン型」となったというものです。 対する「パスサッカー」の「ビルドアップ」の精度・内容レベルアップ傾向で、そのままでは「長短の高精度・ピンポイントパス」に晒され、自陣内ポイントで受けられ、自陣ゴール近くで突破される成功率が上がり、大きな危機が多発する事となりました。そのため、「フリーなビルドアツプを阻止」との狙いが重要視され、そのパス源にチャージ・ボール奪取する、との「ハイプレス」に帰結した、という事です。
詰まり、「堅守速攻」は今も不変で、その位置が「相手陣エリア」に布陣し「相手側ピッチでの自陣ブロック守備」と「極めて高い位置でのボール奪取からのカウンター」と、スタイルは「堅守速攻」型そのもので、その位置が、相手側エリアだ、という点が異なる、という事です。(鹿島・G大阪・FC東京)
➁対して、「パスサッカー」チームでも、
自陣ビルドアツプを狙われ、ボールロストは、一瞬にして、自陣ゴール前に大リスク事態が多発する事となります。そのための対抗策として、「自陣」をより高く、相手側エリアでの「パスサッカー」を図る、という事です。(川崎・横浜FM)
➂更に、そのどちらでもないパターンが、「パスサッカー」を「相手側エリアでのマンマーク守備とボール奪取からのカウンターと高い位置でのパスサッカー」を展開、とのコンサとなる訳です。
4.ハイプレス戦術の課題~メリットとデメリット
➀3つのメリット
・相手ビルドアツプ阻害
・敵陣内ボール保持率が上昇し、失点リスクが軽減
・ショートカウンターに繋げ易い
敵陣でプレーする事で攻守にメリットとなります。
➁3つのデメリット
・体力消耗度の高さ~極端なフィジカル低下
・ロングボールへの弱さ~ディフェンスライン裏の膨大スペース
・ドリブル・パス等でプレスを「外された時」の脆さ
とメリット・デメリットは明確です。
特に、デメリットで、
a.「試合中の選手体力消耗の早さ」には、「選手個々の体力レベル大幅引き上げ」を実現する事が絶対条件ですが、それが出来なければ「戦術実施時間」を縮めるしか無く、更に、「体力消耗に至った場合には選手のスピード・キレ・運動量が大幅低下し、大きくパフォーマンス低下」が必至です。
コンサでは、「走るサッカー」(オシム流で、「走りりながら考える身体能力」)は準備済みで、特に最近は「フルタイム作動」に近づきつつありますね。他チームは、未だまだ「試合の中の僅か時間のみ可能」のレベルが多数です。川崎・横浜FMも、合格レベルに近づいています。
b.「ディフェンスライン裏スペース」リスク対策
方法は、2通りしかありません。
一つが、
・「裏スペースのカバー能力」を持つ「優秀DF」を揃える・・横浜FMのTマルチンス、谷口、などのスピード・対人守備・高さ・判断が全て揃うWクラス選手であれば、カバーは可能、かもしれませんが、豊富な資金力が絶対条件となり、一部チーム以外は、出来ても、一部選手のみで、通常レベル選手では、相手カウンターリスクへの成功率は、低くなってしまっています。
もう一つが、
・コンサの方法、裏スペースへのロングフィード自体を阻止する「マンマーク」で、相手ビルドアツプを、相手別選手へのパスコース消滅で完全阻止し、パス出しそのものを阻止する方法です。
「ハイプレス」の形態は同一ですが、その狙いと「d.カバーシャドー」、そのチーム全体連動は、リーグ唯一です。
c.プレス「外し」
ここは、「球際の強度」~「寄せのスピード・強さ」が決め手で、その大前提条件こそが「フィジカルコンディション」となります。
また、コンサの「マンマーク型」で、「パスコース消滅」で「パスによるマンマークプレス外し」は、不可能と出来ています。
実際の、ハイプレス成功率は、
最強川崎46.6%〜下位清水38.8%で、川崎でも、ハイプレス成功は、半分以下で、50%以上が、「外され」、ビルドアップ成功とされているのですね。
この不成功回数、大リスク、裏スペースのカウンターリスクとなっている訳で、相当甘い阻止にしかならないのですね。
コンサも、40%程度のハイプレス成功率ですが、ボール奪取には至らなくても、パスコースは消されていて、無理なミスパス、出し所がなくて持ち過ぎとなり、ボール奪取を受ける事となるボール奪取に繋がります。
なによりも、チーム全選手の「共通意識」が、成功の大前提条件ですね。どの選手の連動プレーも欠かせない「精密機械」の様な、チームプレーで、徹底した練習による「意識は当然、プレー共通化・統一」が必須です。
いかがですか。
「ハイプレス」にも、色々な内容と方法、ポイントがあり、各チームで、その成否・効果の成果は、大きな差が出ている、という事が明らかとなりました。
あらためて、コンサのトライは<最新・最高ランク・最強>戦術ですね。
2020年09月17日
昨日の因縁・鳥栖戦で、長い暗闇・トンネルを抜け、明けて輝く<リーグ最強チームへの道>を進み始めた、我らがコンサは、ここから怒涛の激進を開始します!
前ブログでも記載の通り、今、ミシャが、チームが選択し進む姿は、リーグ、更に、サッカー界に衝撃的な、最強戦術の完成、題して相手チームを恐怖に落とし込む【全支配サッカー戦術】です。
何と、サッカーの常識を打ち破り、それまでの通説・固定観念を打破してしまう、そんな凄いチャレンジにトライしている、との実像に、衝撃と感動で一杯です。
念の為、その戦術の極意・意図・メカニズムを、簡潔に記載すると、
✳︎相手ボール保持をフルタイムチャージし、ボールを奪い、相手攻撃機会そのものを喪失させる。その方法が「マンマーク」であり、相手最終守備ライン選手へのチャージが、自動的に「ハイプレス」そのものとなる。
✳︎その結果、試合の大多数時間帯が、コンサ攻撃時間となり「一方的に攻撃」継続で、大量決定機〜多数得点獲得で、<全試合大勝>が臨める究極戦術。
です。
成功すれば、凄まじい威力で、リーグ席巻は当然、ACL・Wランクでも、旋風を吹き荒らす事が濃厚となります。
こんな、凄く、大それたとも言われそうな、挑戦だからこそ、是非とも、絶対に、成功、完成へ、力強く前進し、そのサポートに邁進したいですね!
昨試合での、発進をスタートに、激進ロードを進みますが、次戦第17節G大阪戦は、連勝を賭け、その完成は前進するための大切な試合です。
その展望を確認します。
1.対戦チーム「G大阪」現況
現在戦績は、
順位9位 勝点23 △1試合 7勝2分6敗 得点21・失点21・得失差0は、
常に優勝を期待される「常勝チームとして甚だ不本意」な状況となっています。
ここ6試合も、1勝1分4敗・7得点12失点で、仙台4点固め取りがあり、それ以外は、3試合1得点、3試合無得点と、6試合で、得点不足で、また、失点は、毎試合2失点平均で、チームストロングポイントの筈の「堅守は跡形も無く崩壊」状態と、最悪状態に苦悩している所。
その原因は、
①宮本恒様監督の「堅守・守備主導型ハイプレス戦術」は、[3-3-2-2]型を2019シーズンから採用し、2年目・完成期を目指すも、その結果は、無惨な戦績となり、該当戦術の欠陥・課題改善に苦悩し、堅守崩壊と戦術破綻状態に陥るもの。
因みに、戦術上の欠陥・課題とは、「ハイプレス戦術」は今シーズン多数のチームで採用されていますが、共通欠陥が有ります。
それは「ハイプレス」への相手チーム対抗策〜プレス到達前パスで、
比較的容易に「プレス外し」となり、外された瞬間、第1プレスライン突破=ポジション優位獲得〜プレス選手分数的優位獲得で、一気に相手チームの優位な展開に逆転します。そして、ハイプレスの代償〜ハイラインによるディフェンスライン裏の膨大スペースへのカウンターにより、一気に、大リスク・被失点局面となってしまう訳です。
この対策には、当該戦術先行採用チーム・横浜FMでも、前シーズン、大量失点の嵐が吹き荒れました。正に、その再現が、G大阪の実態で、「ハイプレス戦術」を停止する場面が続出してしまっています。
②選手起用戦略
今シーズンの修正過密日程の適正運営には、累積疲労対策が必須でしたが、「主軸選手固定スタメン型」の選手起用戦略では、破綻が必至です。その判定基準が、「ターンオーバー度=選手起用数」ですが、G大阪は「23名のリーグワースト3位」の低さで、固定選手起用は、ベテラン層に到達し始めた主軸で、集中起用による累積疲労は、パフォーマンスダウンと、故障離脱多発で、豊富な選手層を誇るチームも、若手育成選手起用で、チーム戦力ダウンでの、シーズン運営となった点。
この二点共に、打開困難で、解決は極めて厳しいもので、戦績低迷は、継続濃厚です。
Wクラス選手も、リーグ疲労困憊では、ただのJリーガーですね
俗に言う、宝の持ち腐れ!状態ですね。
2018シーズンの4ー4-2攻守バランス型なら、充分威力を発揮しますが、、、
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
上段の通り、充分撃破濃厚試合となります。
矢張り、焦点は選手起用選択ですが、昨試合も含めた、選手起用戦略により、次戦への準備完了FP選手は、ジェイ・ルーカス・深井・宮澤で、昨試合時間限定起用で、次戦スタメン可能とした選手が、チャナティップ・田中・ドドで、計7選手に加えて、時間限定が、駒井・福森・進藤・白井、高嶺、荒野、そして、サブ要員の、早坂・中野、更に、檀崎・藤村・中嶋大嘉。菅と金子は、4枚目で停止。
このメンバーからの選択ですが、フルコンディションの主軸選手+限定起用選手の混合起用戦略は、経験値が重なり、選手の準備も習慣化され、スムーズに機能する状況に達しています。
戦術選択は、新戦術「マンマーク・ハイプレス戦術」で、相手ボール保持を奪う攻撃型守備と連動ショートカウンター、攻撃では、コンサ式ミシャスタイルで、ビルドアップ〜コンビネーション中央突破、サイド突破からのクロス、反復サイドチェンジで相手陣揺さぶりでのスペースとギャップ突破、派生セットプレーの多彩なミシャスタイルに、前線へのロングフィードでのポストからのショートカウンター、と相手守備ターゲット化を阻止する、多彩パターン攻撃で、多数回決定機構築=多数シュート〜大量・複数得点獲得を実現します。
基本フォーメーションは、【3-4-2-1】ですが、システム可変し、又、マンマークの守備局面では、相手マーク選手に連動のポジション変更となり、ピッチ定位置は存在せず、トータルフットボールの実施となります。
相手のボール保持を阻止し、攻撃機会そのものの喪失を狙い、攻撃では、ボール奪取からの、ショート〜ミドル〜ロングカウンター、ビルドアップからの多彩パターン攻撃で、大量得点獲得とし、攻守共に、試合全体支配を図る戦術となります。
大ポイントは、シュート決定力で、意思と想いを込めた、G大阪ゴールの中のターゲットポイントを狙った、沈着冷静シュートの成否に懸かっています。
試合展開は、新戦術を、フルタイムとするか、時間帯限定の省エネ版とするか、選択となりますが、基本、フルタイム作動を目指し、フィジカルダウンが顕著の場合のみ、限定作動とするもの、と想定します。
想定試合展開は、
試合開始〜20分 果敢に、新戦術をトライしますが、フル作動まで到達せず、
コンサ攻勢の中均衡
〜45分 コンサ新戦術フル作動し、ボール支配〜多数決定機構築
先制獲得、更に追加点獲得
後半開始〜60分 コンサ交代で活性化
コンサ攻勢の中、追加点獲得
〜70分 コンサ交代で活性化
コンサ攻勢。
追加点獲得し、
【 4-0 完勝】達成の試合展開想定。
では、試合メンバー予想です。
前記の通り起用選択の現状ですが、
〔スタメン〕
ジェイ
チャナティップ 駒井
中野 深井 荒野 ルーカス
福森 宮澤 進藤
菅野
〔サブ〕
45~60 駒井⇔ドド
60 福森⇔高嶺
荒野⇔田中
75 進藤⇔白井
早坂、中嶋
カウィン
しっかり勝ち切れるメンバーですね。
戦術が作動・成功すると、コンサを止められるチームは、最早有りません!
完全勝利試合の実現です!
2020年09月17日
コンサ全チーム関係者が、待ちに待った「長い混迷からの脱出」を、本日第12節鳥栖戦で、鮮やかに実現です!
本当に、長く・暗く・厳しい洞窟の暗闇は、
「その混迷脱出」には、
選手・監督スタッフ全員の、
真実の共通・一体意識、将来への願望・そのための道と過程、更に、それらの大前提となる「覚悟」を必要とし、
若手選手や中軸選手の「強い想いとミシャ、その方法への自覚と自信」を深く刻みこみ、選手の中にしっかりと定着、そして、昨日の「監督ミシャ」、更に少し前の「最年長・ジェイ」の「コンサでの引退覚悟」にまで到達にて、全選手・チームスタッフ一丸での確立が完成。
最終段階こそが、
我々サポーターの「強い共通意識・共感とサポート」として、強く求められた段階でした。
その全てが完了した瞬間、
「歓喜に満ちた暗闇からの脱出」が待っていたのですね。
実は、皆さんご理解の通り、<そのために必要なプレー>は、その殆どを既に・何試合も前から、備えられており、「本当に極く僅かの部分・課題」を残すのみ、の段階となっていました。強烈な試合スタッツ数値が度々その証明を実証していましたね。
「その寸前にかなり前から到達していて、あと僅かで、報われる・結果となる時が訪れる」と、選手・ミシャ・ノノからも、再三コメントされ続けましたが、肝心の「極く僅かな部分こそが、簡単ではなく、最後の試練、そのもの」で、実現・現実化に、思いもしない程の多くの時間をひつようとしたものでした。
しかし、<遂にその時が来た>のですね。
ミシャ試合後コメントの通り「笑顔と自信を取り戻せる。ようやくポジティブに前に進める」段階となりましたね。
これこそが、【進化と成長】の瞬間、です。
簡潔に、本日試合を振り返り、次戦へ「ポジティブに繋げる」ステップと、進みましょう。
1.試合内容確認~試合スタッツ(速報値)より
対戦相手「鳥栖」は、前ブログで予想の通り、
「好調なコロナ禍より復帰後戦績」は「固定選手集中スタメン起用」によるもので、過密「3連戦」後の4試合目で「同パータン破綻」し、「戦力ダウン必至となるサブ選手起用、又は、そのまま固定スタメン選手のパフォーマンス急減」のどちらかにより、「戦力ダウン発生タイミング」との予想は、大正解で、「完全ターンオーバー選手起用で、スタメン選手総力はダウン」となりました。そのため、「高い位置からのボール奪取・守備は殆ど停止、ビルドアツプも不能で、ロングフィード・放り込みしか、攻撃手段が限定され、鳥栖前線ターゲット選手へ「予想通りタイト守備」で、鳥栖の目論見は、ほぼ封止され、コンサマンマーク・ハイプレスで、鳥栖陣内、しばしばゴール近くでの「ボール奪取」から、ロング~ショートのカウンター作動、更に、コンサポール保持・攻勢時間帯で、多彩攻撃により大量得点機を構築出来ました。
では試合スタッツを、時間経過毎に確認して見ましょう。
コンサ 前半 後半
時間帯 10~20~30~45 55~65~75~90
支配率 49~55~55~55 53~54~53~51%
走行距離13~11~12~16 14~9~12~24(111km)
スプリント 14~9~18~30 18~15~21~37(144回)
シュート 2~ 1~ 3~ 4 3~ 2~ 1~ 5(21本)
枠内数 1~ 0~ 0~ 1 0~ 1~ 1~ 1( 6本)
決定機数1~ 0~ 1~ 2 3~ 2~ 1~ 4(14回)
得点 0~ 0~ 0~ 0 0~ 1~ 1~ 0( 2点)
パス数 76~87~55~ 100 74~51~32~81(144本)
同成功率80~83~85~87 86~86~87~84%
鳥栖の試合数値は、最終値のみ記載しておきます。
支配率 49% 対比でコンサ -
走行距離 114KM 〃 △
スプリント数 144回 〃 ◎
シュート 5本 〃 ◎
枠内 1本 〃 ◎
決定機 1回 〃 ◎
得点 0点 〃 ◎
パス数 133本 〃 〇
同成功率 80% 〃 〇
ほぼ全項目で、コンサが圧倒との数値です。
・時間帯でのパフォーマンス推移=上下がありますが、
試合の入り~20分、65~75分の30分が低下、逆に、
30~45分・75~90分の30分が超活性化状態です。
しかし、得点獲得は、
55~75分の後半相手フィジカル低下~パフォーマンス低下時間帯に獲得でした。
・シュートタイミングは、大量21本でしたが、GK直前の「決定機」数は、大量14回もあり、その内11回シュートするも、得点獲得は2点に留まり、「シュートタイミング」と「得点現実化とする決定力」が大課題です。
リーグ水準の「決定力」ならば、<7得点獲得>のレベルです。
・コンサ「マンマーク」~「相手への素早い寄せと強度」は、鳥栖の低レベルに助けられ、かなり「甘く・緩いタイミング」で、ミシャから再三に亘り「檄が飛ぶ」状態でした。ここも、未だまだ改善テーマで、リーグ上位の「速さのあるプレー・選手」との対戦では、「間に合わず、チャージを外される」事もかなり想定されるレベルで、「強い球際・ハイスピード寄せ・全相手プレー封止の徹底」が継続テーマです。
2.コンサが今狙っている内容・レベル
ミシャ・チーム全体が狙っている「内容・レベル」は、
コメントの通り「リーグ図抜けた最強川崎に匹敵するレベル」で、
リーグ制覇~ACLも制覇可能な、Wレベル内容です。
生半可でも無ければ、ちょっと強いレベルでも全くありません。
リーグには比較も無い、<圧倒的な強さ>を追求しているもの、ですね。
「マンマーク・ハイプレス」戦術は、バスケットの「オールコートプレス」戦術そのものです。バスケットでも、対して「ゾーンプレス」戦術が対抗戦術ですが、「オールコートプレス」は、文字通り「コート=サッカーではピッチ、全面でボールを奪取し、完全ボール保持」を目指す「完全主義戦術」で、その成功は「試合全体の支配」をもたらします。
ミシャが、そして、選手達が目指し、希求するものが、
「相手ボールの完全奪取」~「ボール完全保持」で、<相手にボールを与えない>、そして<自チームのみ攻撃し続ける>、との究極型戦術で、
相手の<攻撃機会そのものを減少・喪失>させ、一方的に、<自チームのみ攻撃>との、相手チームから見ると、「恐怖」の究極戦術となるものです。
浦和の最終(途中解任)シーズン、一度「このトライ」にチャレンジしかけましたが、「その途中過程での敗戦責任」に耐えられず、途中で「投げ出す」事となった訳ですが、更に「現代版改良」を加え、「サッカーの究極戦術」を指向するチャレンジとなっているものです。
そして、その習得・完成に向け、一歩ずつ進行し、直近、「敗戦の連続」でその成否への懸念も起き兼ねませんでしたが、その間も、ブレる事は断固として弾き、一心不乱に、追及して来ました。そして、その完成への入り口・突破口が、本日試合で示されたもの、です。
次戦、それ以降も、その追求、高みへの挑戦は連続し、確実・着実に成果を結んでいきますね。
しっかり、全サポーター一丸となって、監督スタッフ・選手のバックアップ・サポートに邁進していきましょう!
さあ、いいよいよ、「晴れ舞台」の幕が開かれました!!
2020年09月16日
ミシャの、コンサでの引退コメント、ジェイの同様コメントと、監督スタッフ、主力選手と、渾身の想いを込めた、とことん追い詰められたからこそ得られた、本物の根性と覚悟が発露されました。
言わば、背水の陣が整った、と言う事。
併せて、我々サポーターにも、その取り組みへのサポート、一緒に求めていくサポーターとしての覚悟を、問われた所です!
この一戦は、コンサ全チーム、選手、監督スタッフ、サポーター一丸で、取り組む試合となり、全力プレー、応援を実施して、確かな手応えを掴む試合もしましょう!
2020年09月14日
心身共に、敗戦により、更に疲労は増し、試合意欲と身体の動きは、最低状態でしょう。ここでの「中2日」試合も「中3日」も、実はどちらであっても、大差は無く、「最低・最悪状態の真っ只中」にチームは沈み込んでいますね。
今日の段階で、累積疲労でフィジカルダウン無く、良好コンディション選手は、起用経験選手には皆無で、唯一の方法は、「試合HTで多数ターンオーバーの途中交代型」とし、主軸の疲労度中位選手は「45分限定起用」との方針、しか有りませんね。
しかし、その後の次々戦も「中2日」インターバルで、起用選手は、累積疲労度重度まで進行し、起用不能選手多発事態は、濃厚な想定となってしまいます。
と言う事で、「45分限定起用選手〜最小数」とする事が重要で、次々戦起用選手も見通した選手起用がポイントとなります。
では、そんな前提で、次戦展望を見てみましょう。
1.次戦対戦「鳥栖」現況
今シーズン戦績は、
順位14位 △4試合減
勝点14 3勝5分4敗 得点12・失点13・得失差△1
コロナ中断は、8/8第9節実施~9/5第14節実施の28日間となり、10・11・12・13節の4試合延期としました。
その間、チームとしての集合も制限され「チーム全体トレーニング禁止期間」で、「個別選手のフィジカルトレーニング」程度しか実施できず、「チーム力、特に、連携・組織プレーのレベル低下」が極めて高く想定されていました。
所が、コロナ禍よりチーム復帰・試合再開後、3試合実施となるも「2勝1分0敗」と絶好調の戦績で、中断前9試合戦績「1勝4分4敗・順位15位で最下位争いレベル」とは、別チームの様な、大差の優良戦績となっています。
その原因は、鳥栖戦術に在りますね。
フォーメーションは【4ー4ー2・堅守速攻型】が伝統戦術で、「組織ブロック守備」での堅守主導で、ボール奪取から「カウンター」狙いの「基本戦術」です。
この戦術のポイントが、
・チームプレー「組織・ブロック守備」~ボール奪取
・個の力プレー「ロングフィード~前線ポストカウンター」で、
詳細な「規律・連動攻守プレー」「連携カバー守備」の、「チーム共通理解・組織連携の必要度は低い」内容で、コロナ禍から「チーム集合プレー」となっても、「個の力」さえ発揮・活躍すれば、「得点チャンス~獲得」まで成功させられます。
この様に、<この戦術の優位点>で「基本戦術」として、多くのプロ・アマチームで採用される所以ですが、
守備は「密集ブロック型」ですので、ポジショニング・必要プレー共に、比較的容易に「堅守」が構築出来る点、
攻撃は「優秀カウンターパス」~「優秀前線プレー」の「個の優秀プレー」選手の存在で、「チャンス構築~得点獲得」が可能、となる点
により、堅守・速攻成功を獲得出来、鳥栖も「僅かなチームトレーニングでも、好調に進行」と出来たものでした。
という事で、注意・ポイント選手が、
DFエドゥアルド・原・森下、DMF原川・松岡、前線FW趙・林・金森と「個の力・タレント」が、キープレーヤーですが、「替えの効かない選手」として、3戦連戦・2連戦と「連続起用」となり「累積疲労」で「個の力・パフォーマンスダウン」濃厚で、現在戦績も急停止・ブレーキが見えています。
次戦辺りが、その「転機」となる事、濃厚です。
現代版「堅守・速攻」型は、「ローライン(自陣低くに布陣)」は時代遅れで、「堅守・速攻」戦術でも、「センターラインを跨ぐポジション布陣」と設定し、ロングカウンター⇒「ミドル・ショートカウンター」を狙う「攻撃スタイル」が主流です。そのため、コンサ・最終ラインのビルドアップにまで到達する事もあり、意外に「積極型守備」となります。以前の「鳥栖」は、「ローライン」型が主流で、そのイメージだと、「高い位置でのボール奪取」で意表を突かれ、面食らい、対策・準備外の危険状態に陥ります。直近3試合も、そのパータンが炸裂していましたね。(参考;この傾向は、今シーズン、「堅守・速攻型」チームの進化形として、「ローライン布陣」から「ミドル~ハイライン布陣型・堅守速攻」に変化していますね~FC東京・広島・鹿島)
「堅守・速攻」戦
術の「3つの特徴」
~➀組織的なディフェンス➁カウンターアタック➂セットプレー~
に焦点は絞られ、
<マンマークハイプレス・コンビネーションパス攻撃・サイドアタック・セットプレー・波状サイドチェンジ>で、攻守で圧倒する事がポイントです。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
戦術は、不動のトライ・新戦術「マンマーク・ハイプレス」戦術、「ハイライン・コンビネーション中央突破パス・サイドスペースとクロスアタック・反復サイドチェンジ・セットプレー」の多彩攻撃で、多数回決定機構築と複数得点獲得を狙います。
コンサ「マンマーク」スタイルにより、フォーメーションの意味は「完全に無意味」=「相手選手に合わせポジション流動化」ですね。
元々、可変システム全盛の現代に固定型「フォーメーション」は、時代遅れでしたが、コンサ「マンマーク・オールコートプレス」で、完全に崩壊した、という訳です。スタートフォーメーションのみ「3-4ー2ー1」で良いですね。
試合展開は、
新戦術作動のフルタイム作動では無く「時間帯限定型」で、その時間帯は「圧倒的支配コンサ攻勢~得点獲得タイム」、
それ以外は、コンサ式ミシャシステムで「ビルドアップ~コンビネーション中央・サイト突破クロスアタック選択~反復サイドチェンジ」で、「得点機会多数回構築~得点獲得狙い」の攻勢時間帯を保持、
と「攻勢時間帯」を極力確保し、「大量得点獲得」の実現を狙います。
【 3ー1 】完勝!! を想定。
メンバー予想
直近3試合から、次戦メンバーが浮かび上がります。
9/5~中3~9/9~中3~9/13~中2~9/16可否
菅野GK 90 90 90 〇
田中DF 90 ー 90 -
ミンテ DF 90 90 44 〇
福森DF 57 90 90 △
進藤DF 33 90 90 △
宮澤DFDM 57 17 90 △
ルーカスSH 90 30 90 △
菅 SH 90 停止 87 △
白井SH 60 3 ◎
荒野DM 57 73 46 〇
高嶺DMDF 33 - 10 ◎
深井DM 33 17 ー ◎
駒井STDM 70 - 64 △
金子ST 33 73 - ◎
ロペスST 57 11 26 ◎
チャナST - 90 64 〇
ドドST 20 89 26 ◎
ジェイCF 90 90 64 △
*******************************
小次郎 ◎
カウィン ◎
中嶋 ◎
檀崎 ◎
中野 ◎
早坂 ー 60 - ◎
藤村 ◎
となりますが、***以下は困難でしょうね。
〔スタメン〕
ドド
チャナティップ ロペス
白井 深井 荒野 駒井
高嶺 ミンテ 進藤
菅野
〔サブ〕
金子
菅・ルーカス・福森・宮澤・ジェイ〔限定30分以内〕
カウィン
「マンマーク・ハイプレス」作動のスタメンメンバーとなり、
球際強度・素早い寄せスビート゛・連携パス交換・サイド突破クロス・高さと強さとスピードの前線が成功するメンバーですね。
2020年09月14日
習得と課題発見の反復こそ「成長の過程」そのものです。
コンサは、着実に「習得・成果」を増加・集積し続けるも、それと同等に「課題出現・壁認識」が続くシーズンを送っていますね。
正に「成長の過程」そのものです。
「成長過程」を辞書で引くと、「習熟に至るため、自らが自らに合わせ習得していく過程」とされています。
ここでの「習熟」は、「チームとして高い完成度で、特徴を持ち、攻撃・守備共に高い能力を持つ」状態であり、また、
「自らが自らに合わせて習得」は、「選手個々の能力と特徴を素に、より高い能力到達と弱点克服を果す」レベル到達、となります。
本日試合でも、大量シュート=大量決定機構築、ボール高支配率=長時間ボール保持実現、多数回マッチアップ勝利、、、と多数の重要内容で、強力なチーム攻撃力とその実現そのものの高レベル個々プレー連続を現実成果と出来ました。
一方で、判断ミスから「4失点中3失点」発生し、「起点・起因」個々ミスプレーが続いています。特に、〇「最前線でのスプリント劣後」⇒「フリー・自由な状態での相手ロングフィード」を許し、相手前線への「ピンポイントフィード成功・コンサ裏スペースフリー活用」を許し、再三、被決定機を与える事となりました。また、〇GK・DFの「プレー予測不足⇒甘いコンタクト」は失点の直接原因となりました。
この様に、良い点悪い点・良否が共に発生する、文字通り「成長過程」が続いているのですね。
重要な点は、客観的に、
「習得成果は増加」
「課題はより集中・絞り込まれ、項目は減少」しています。
これは「確実な成長」を進行している、
という事そのものです!!
では、簡潔に、本日試合内容を復習しておきましょう。
1.試合スタッツ
衝撃的な数値~強烈なコンサ攻撃力を証明する数値~が並びます。
チーム コンサ 浦和 【優劣】
前後半 前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 60 62 61 40 38 39 % ◎
走行距離 55 52 107 55 51 106km -
スプリント数 66 59 125 82 69 151回 ☓
シュート 13 12 25 5 3 8 本 ◎
枠内数 4 4 8 3 2 5 本 〇
得点 2 1 3 2 2 4 点 ☓
決定率 15 8 12 40 66 50 % ☓
パス数 338 246 584 162 107 269 本 ◎
成功率 87 79 83 78 72 75 % ◎
A'3rd数 77 111 188 28 17 45 本 ◎
同成功率 69 83 76 72 60 66 % 〇
CK数 6 9 15 0 1 1 回 ◎
FK数 2 5 7 7 6 13 回 ☓
ボールエリア占率
前半 後半
コンサ陣 16 14 %
ミドルゾーン 54 48 % ボールがミドル+浦和ゾーンに
> 前半 後半
浦和陣 30 38 % 84 86 %
2.試合スタッツ評価
<優位内容>
➀前半・後半万遍なく、コンサ支配
➁攻撃回数・時間帯は、コンサ圧倒
ボールエリア占率で、ミドル+浦和ゾーンにボールが84~6%=コンサ陣には、僅か14~16%しかなかったという事で、圧倒的に、センターラインを越えた「浦和陣内プレー」=試合コンサ支配を証明
➂シュート数=決定機構築=ゲームメイク力はコンサ圧倒
<課題内容>
➃最大重要ポイントが、シュート決定力で、コンサ大きく劣後し、得点実現が減少
➄スプリント数コンサ大幅劣後が、もう一つの重要ポイントです。
これは、顕著なのは、「相手DFライン選手>コンサ前線選手」で発生し、
コンサ・マンマークで「相手DF・GKで球際への寄せの遅れ」に直結~「相手DFライン・GKから、フリー状態でのピンポイント・精密ロングフィード配給」を許し、その結果、「コンサ守備陣での、ポストプレーとスペース飛び出しプレー」を許し、「浦和の決定機」を招いたもの。
今日のマンマークは、全体的にも、「相手への寄せのスピード不足=球際の強さ不足」で、浦和のマンマーク戦術対策「より早いタイミングのパス出し」のため、「コンサのマークへの寄せ」を<寄せ遅れ>とする対策、がしばしば成功し、浦和のパス回し「完全封止」までには到達せず、「ロングフィードやショートパス交換」成功を許し、浦和決定機を許すものとなった。
〔総括〕
<どこから見ても、コンサ勝利想定しかあり得ない>、程の「大差状況試合」を達成していましたが、それでも勝利の結果とならなかった原因は、「相手へのプレゼントゴール・失点」となる「起点ミスプレー」発生であり、或る意味「個別選手責任」課題でした。その課題解決には、「該当選手の改善」を指向し、しかし早期に改善出来ないのなら「該当選手起用外・別選手起用選択」とする「明確な対策」が必然となりますし、その通りにチームは動いていきますね。 本日試合では、「GK菅野のパンチング判断ミス」・「宮澤の相手DFへの寄せの甘さ(~ロングフィード・失点)」・「福森・ミンテポジショニングミス」とベテラン選手も加わってしまいました。
しばしば、ノノコメントの中に「資金力課題から、完璧な選手は揃えられず、ストロングはあるも、欠点も或る選手を、使うしかなく、だからこそ、その選手の成長の中に、解決の方法を図る。しかしどうしても改善出来なくチームの大きな問題点となるのなら、選手起用から除外し、他選手起用へ変更する」、との発言が出て来ますね。
正に「本日の問題点・課題」問題ですね。
攻撃力は「シュート決定力の低さ」は、3得点実現しても、なお「大きな課題のまま残存」していますが、
その他内容は、試合後ミシャコメントの通り「現リーグでは最高ランクで、川崎に次ぐハイレベルに到達済み」ですね。
残され・現実化された課題は、「今シーズン残る試合・実戦でのトレーニング」として、豊富な時間・練習量が確保され、最高のトレーニング相手チームも在り、確実・着実に、「成長の過程」を前進する事が許されたシーズンです。そして、確実・着実な成長が実現できた証こそが、シーズン最終での「戦績・順位」に帰結し、「2021シーズンへの最高準備・戦力」構築が完遂しますね。
「勝利への執念・希求」は、益々燃え滾らせ、大きな炎としますが、同時に「確実な成長」こそが、今シーズンの「真の目標・目的」として、前進していきましょう。
全コンサ一丸となって、前進!!です。
2020年09月11日
今の姿を、<開き直り>と取るのか、<成長へ最短となった前進>とするかは、どちらも正解でしょうが、
チームは、<前進への試合>と全体統一の上、全員共通理解で進行し始めました。
その第1試合・スタートを前節C大阪戦で切り、決定力と個別ミス以外の全項目で、基準点段階に到達している内容、その内容だけでも、リーグ随一・強烈チーム力を証明したものでした。
課題は、明確に焦点化されていて、改善解決を探る段階となり、
「決定力」課題は、
①前線選手を中心に、全員攻撃で全員シューターとなり、全FPへの技術トレーニングでの改善解決、
②決定力保有選手獲得、
の二択となりますが、現在経営苦境コンサでは、②選択は安易では無く、高校・大学から、J2・3から、が現実的で、既に、小柏・中島大嘉と対応済み。
と言う事で、当面は、①の急速改善解決を志向するとの選択と想定されますね。
前試合後ミシャコメントでも「持って生まれた才能で、今日明日で成長する様なものではない」とされていますが、「今日明日にはならない」からこそ、定例トレーニングにしっかり組み込む事が必須となります。〜全体練習後の追加練習との段階では無く、全体練習最終メニュー化、が必要と言う事です。その内容は、前ぶ
ミシャは、どうするでしょうね?
もうひとつの「個別ミス」改善は、
全て「判断ミス」〜相手プレー予測を怠った自己プレーによるもので、
特定選手〜ミンテ・福森・進藤〜に対する「意識改善」が全てです。
ミス意識は、試合着後は深く自覚とのコメントが在るも、その後の試合に活かされず「再発」する、との同一パターンで、フィジカルダウン状態での「集中力低下」から発生となります。しっかり、適正自己認識を指導し、担保として例えば「反省・改善決意書」作成なども有効、かと思うます⁈
しかし、実戦試合では、フィジカルダウン状態局面で、周り選手のカバー意識・想定と実践カバープレーが、最も効果的改善対策と思います。
この課題は、最終ライン課題であり、対策の「カバー可能選手」は、1〜2選手が対象となりますが、マーク選手よりもボールに向かい前側ポジションで、ミス発生時にスペースカバーが可能ポジション取りが内容となります。この応急策で、特定選手改善定着を期するもの。
では、実戦トレーニングを兼ねたリーグ第16節浦和ホーム戦展望です。
1.対戦「浦和」現況
現況の戦績は、
順位7位 勝点24 7勝3分5敗 得点20・失点25・得失差△5
驚きは、得失差△5は11位相当にも拘らず、7位順位としている点で、試合巧者〜戦績至上主義に達している、事が証明されています。
その原因は、
➀監督継続で基本戦術「4ー4ー2・攻守バランス型」を継続の無変化による連携・チーム共有進化
➁ベテラン等主力選手固定起用により連携・チーム戦術、試合展開共有化
、の2点です。
しかし、➁固定起用戦略の代償が、ベテラン主軸相当選手の多数離脱・戦力化失敗が同時発生し、FWファブリシオ、MF武富・マルティノス・柏木・宇賀神、DF鈴木・マウリシオと、リーグ高水準・優秀7選手が沈静化している点が、上位へ上昇出来ない理由でもあります。
以前の「ミシャスタイル」は、瞬間的に「システム可変やビルドアツプ型」で垣間見られますが、基本型は、「堅守・速攻」指向・「個々選手デュエル勝利での突破・防御」で、守備主導に転化しています。しかし、失点数は、リーグ10位に留まり、「堅守」構築には至っていません。
攻撃は、ロングカウンター50%・ショートカウンター40%とカウンター主体ですが、実際の得点獲得は、ショートパス25%・セットプレー20%と攻撃パターンとは異なり、攻撃意図は不成功との状態です。
失点パターンでは、クロス32%・ショートパス20%と、斜め攻撃とコンビネーション攻撃が弱点となっています。
直近戦績は、ここ5試合・2勝1分2敗 8得点・9失点と、攻守イーブン内容が続き、上位進出に失敗です。
試合展開も、ベテラン優秀選手起用が、累積疲労より低減し、「勝負強さ」は影を潜め、優位を保てずに同点、逆転、複数失点も多くなり、ストロングチームカラーは消えていますね。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
コンサ戦略転換から、2試合目となります。
2021シーズンへの成長ステップ試合との設定から、
次戦戦術・想定試合展開・メンバー選択が決定されます。
戦術
前試合、遂に、ジェイも「新戦術」挑戦に加わりました。
コンサの将来を賭ける強力戦術「マンマーク・ハイプレス戦術」の完成に、全選手が揃い踏みとなり、共有課題・目標としてトライとの過程を進行しています。
次戦も「新戦術;マンマーク・ハイプレス戦術」の完成を指向し、選択実施。
因みに、「ハイプレス戦術」は、J1;8チーム、J2;3チームk11チームが選択し、習得・習熟を狙い実施し、最新・流行戦術となっていますね。
そのチームは、必然的に「ハイライン戦術」を実施する事となります。その理由は、「自前線選手が、相手守備陣・ビルドアツプに襲い掛かり、ボール奪取を狙う」戦術のため、その選手は当然相手守備ラインへ突進・移動します。そのため、そのままでは、それまでカバーしていた「エリア」を「スペース化」させないためには、前線選手の下位置の中盤選手が、同時に「突進・前進」し、更に、同様、中盤選手の担当していたエリアカバーに、DFライン選手が「突進・前進」する事となります。その様に、結果的に、玉突き連鎖で、最終守備選手が「ハイライン」となる連動を「ハイライン戦術」と呼んでいる訳です。 そのため、「ハイプレス」戦術のリスクとして、「ハイライン」による、DFライン~自ゴール間に「膨大スペース」発生となり、その「スペースカバー」=「相手ボール奪取から裏を突くカウンター」対策が、重要課題となり、その対策不十分は「大量失点」誘発との、戦術破綻が想定されます。
その「被カウンター対策」は、➀スピード・守備力を併せ持つ「優秀DF」配置、➁「ハイライン」布陣も、複数選手配置で「裏フリー抜け出し防止」、➂「相手ボール奪取~カウンター」自体を「即時ボール再奪取」で阻止し「相手カウンター発動阻止」の3対策となります。
実際は、➀➁➂の複合・混合型で実戦しています。
コンサでは、➀は資金力から☓、➁と➂が主対策ですが、「マンマーク戦術」こそが、➂の「相手ボール奪取」と「相手パス交換阻止」を狙う戦術、という事となります。
現在、Jリーグでは、どこも遣れていない≪最新・進化戦術≫ですね。
全選手、未だまだ「習熟度・プレー実現度」には差異がありますが、全選手、どのチーム選手よりも高い水準で、更にハイレベル化を指向します。
想定試合展開は、新戦術の作動タイミングの問題で、
➀フルタイム~
➁試合開始・飲水後開始・HT開始等の重点タイミング~
➂フィジカルダウン時でボール相手ゴール近く局面<~
➃新戦術停止しコンサ式ミシャスタイルと、
4パータン・戦術選択が想定されます。
次戦は、「中3日」の累積疲労もあり、
➁と➂の併用と想定し、
試合開始~15分 ➁の新戦術フルパフォーマンスで攻勢
「先制点獲得」
~22分 飲水タイム後、➁でスタート
~30分 ➂に変化し、均衡狙い
後半開始~60分 ➁新戦術フルパフォーマンスで攻勢
「追加点獲得」
飲水タイム・選手交代で活性化
➁新戦術フルパフォーマンスで攻勢
~70分 ➂と➃併用で均衡
選手交代で活性化
~90分 【 2-0 試合支配勝利 】との想定です。
メンバー予想
〔スタメン〕
ロペス
チャナティップ 駒井
菅 深井 荒野 白井
福森 宮澤 進藤
菅野
〔サブ〕
高嶺・早坂・ドド・中野・ミンテ・中島大嘉(初ベンチ入り)
カウィン
スタメンは【Bチーム】で、ターンオーバー型選手起用戦略への指向が前進です。
このスタメンは、
【Bチーム】は、スピード・運動量勝負チームですね。
因みに、
【Aチーム】は、パワー・デュエル勝負チームとなります。
2チームが、特徴が相違する事は、とても面白く、有意義な方法です!
両チームが、それぞれの特徴を成長させ、その統合【A+Bチーム】は、そのどちらも有する「強烈チーム」獲得も見えて来ますね。
次戦【Bチームの奮起】~課題克服の上、大勝利結果を期待しましょう。
2020年09月10日
選手もミシャ・スタッフも、肩を落とし、背中で泣く姿は、とても痛々しく、切ないものでした。
当然、放映視聴の我らサポーターも、画面にくぎ付けで、食い入るように、激闘の苦闘と想いを分かち、試合終了のホイッスルを呆然と受けたものでしたね。
しかし、試合内容は、大きく前進し、「試合はコンサ支配」をC大阪・ロティーナ監督に公言させた所まで到達しています。
選手・監督スタッフも、<課題は殆どが「決定力」に集約>を共通認識とし、明確に「当面必須課題」と設定しています。
更に、
失点は、昨試合も、全てミス絡み・ポジションミスによるプレゼント「当然失点」でした。毎試合、複数失点が継続していますが、大半が「同一・コンサ失策失点」で、<相手攻撃力がコンサ守備を上回る「戦力差失点」はありません>。
その殆どの失点は、
DF選手の「自陣ゴール前や最終ライン」ミスで、ミンテ・福森・進藤に集中しています。特定選手の「相手プレー予測不足」の意識課題が原因で、元々、サッカーでは、相手選手予測・推測を低減した「自己中プレー」は、相手予測=ターゲットの餌食となり、成功しません。今シーズン30失点中、20点近く、失敗を積み重ねている事は、最早、責任感問題で、各選手の「反省と改善」は不可解で、<各選手・選手姿勢を問う>段階です。・・直せないのなら「起用対象から除外」しか無くなります。高校・大学からの「優秀DF・守備選手」獲得も、動く段階です。
しかし、その「2課題」以外、
・戦術理解と浸透・実践、
・その前提・基礎となる運動量、
・個々選手のプレーの判断・スピード・強度・精度、
・チーム連動、 は適正レベルにまで到達し、
コンサの「マンマーク・ハイプレス」は、現代サッカーの基本となっている「相手ビルドアップ・パスサッカー」を封じる<スーパー戦術>に到達し、そこから多数回発生する「決定機」を得点とする「決定力」を獲得すれば【絶対的勝利戦術】、
現時点でも、大進化・成長は間違いありません。
Jリーグの「リバプール」誕生に、もう少しです。
・・・【泣くな!コンサ。
歩みは正しく、前に進み、出口・晴れは、直ぐそこに在り】
です。
その試合内容を、試合スタッツで確認しておきます。
チーム コンサ C大阪 コンサ優位
前後半 前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 66 55 61 34 45 39 % ◎
走行距離 54 57 111 55 59 114 km -
スプリント数 64 65 129 64 59 123 回 -
シュート 9 6 15 4 5 9 本 ◎
枠内数 1 3 4 1 2 3 本 -
得点 0 0 0 1 1 2 点 ☓
決定率 0 22 % ☓
パス 307 305 612 140 183 323 本 ◎
成功率 85 83 84 76 84 80 % 〇
A'3rd 84 51 135 本
CK数 4 5 9 0 1 1 回 ◎
〔評価〕
・コンサ優位5項目、同レベル3項目、劣後1項目で決定率(得点)のみで、コンサ圧倒が証明。
・コンサ項目全体では、前半>後半との数値で、運動量のみ、前半<後半。
その原因は、後半・交代無い主軸選手のフィジカルダウン+途中交代選手による運動量アップが混合し、一見運動量は増加しているが、運動量の選手間差異により、連携チームプレーは低減したもの。・・・前半・全選手フルパフォーマンス時間帯で「得点獲得」が必須パターン、となります。
※実に、「決定力」さえあれば、「相手の手も足も封じた完全支配試合」となっていました。本当に、ここが最大ポイントですね。
~Mチルドレンー「都倉」の再獲得! 原口・興梠は無理・・!
本当に、ミシャの言う通り、
「持って生まれた才能」ある選手しか駄目~現行FWに「得点力が不能」~「トレーニングで養って、今日・明日でどうこうなるものでは無い」のか、
ノノがミシャ招聘時に明言した「今いる選手で、絶対に成長し可能」なのか、
今問われています。
本ブログは「徹底=時間・有効練習量を掛ければ、トレーニングで、充分上昇」とのスタンスで、実際、試合形式トレーニングで、「厳密に内容を突き詰めた」シュートは、作動せず、完全に「穴」が開いている部分です。
シュートには、間違いなく「シュート技術」があります。
・シュートポイントの「是非・巧い下手」
・シュートタイミング 〃
・シュートターゲット 〃
・シュート種類・強さ 〃
と他項目在り、それぞれ「レベルアップ」は「得点力増加」に直結します。
プロ選手と雖も、「集中・徹底してシュート突き詰めトレーニング」は、限られたFW選手の「短時間追加トレーニング」がギリギリで、大概、チームトレーニングとしてメニュー化はされていません。
コンサは、全員攻撃・全員守備のトータルフットボールで、実際、2~3選手にシュートチャンスを集中するのではなく、7~10選手がシュートプレーを実践しています。「トレーニング」は絶対に、全員に必要です!
ミシャの言わんとするところは「ギリギリでストップされているシュート」は、技術以上に、図抜けたタイミング感・創意意識が必要という事で、
コンサは、「誰でも普通にシュート出来ていれば得点獲得」出来るケースが多数回となり、「取れる所で確実に獲るシュート」の問題ですね。
そんなに「至難・ハード部分」ではないでしょう。
因みに、昨試合のシュートは、(シュート数順、-枠内数)
6本-1本 ジェイ 前半3-0 後半3-1
3本-1 金子 前半3-1 後半0-0
2本-1 ドド 前半1-0 後半1-1
-0 田中 前半1-0 後半1-0
1本-0 荒野 前半1-0
-0 高嶺 前半1-0 後半0-0
※ジェイは「枠内」に飛ばなかった。一見惜しいシュートも、ホームランシュートと同価値です。
※前線3選手=シュート機(決定機)に最短ポジション、にシュート数が増加は、「シュートすべきタイミング」にシュートは出来たものと推定できますが、「最適タイミング・ポイントを狙った精度」とは【完全無縁・撃ちっぱなし型】で、当然「枠内」にさえ飛ばないもの、まして、<GKが届かないシュート>とは程遠い内容で、<リーグ最低レベルのシュート技術>との証明です。
<課題は明確で、大枠・全体構成は仕上がりつつある>との上昇・成長過程を進んでいます!
ブレずに、しかし、真摯に、目前課題にチャレンジ・克服し、最上段への華麗な成長を果しましょう!!
着実に、一歩づつ、前進!!
2020年09月09日
ミシャは、本日試合を2021シーズンへの準備開始試合とコメント。
今シーズン目標も、ルヴァン杯チャンピオンは絶たれ、リーグ上位・第3位到達も、想定勝ち点「63」設定。停止鳥栖戦も日程を無理やり追加で、残り20試合(34試合ー14実施)で、
「必要勝ち点49」(63ー14現在)ですが、これに到達可能な戦績は、
16勝1分3敗〜勝ち点49→最終勝ち点63 ○
15勝4分1敗〜勝ち点49→ 同 63 ○
15勝3分2敗〜勝ち点48→ 同 62 ✖️
14勝6分0敗〜勝ち点48→ 同 62 ✖️
この通り、最早、2パターンしか目標勝ち点到達は不可能で、
【15勝以上、且つ、1敗以下が絶対条件】で、必要勝率75%は、成功確率1〜2%で、ほぼ目標不倒達が確定。
この状況では、ミシャコメントは、随分我慢していたけれど、遅れ馳せながら!、という事ですね。
新たな目標こそ、今シーズンに最適目標で、多くのチーム根幹目標ですが、来たる2021シーズンへの、<ロングトレーニング実戦付期間>と設定し、【若手有望選手の急速成長】、【チーム戦術の拡大発展実現による強力バージョンアップ】、【将来に亘る根幹戦略のバージョンアップ】の根幹・3本柱を、過密日程を逆手に取る「短期間インターバル」の実戦試合・トレーニングで、本腰を入れて、鍛え上げ、シーズン終盤では、順位推移はその成長度を表す評価基準とし、磨き上げられたチーム戦力もする、との根本戦略です。
その、スタート試合こそが、本日C大阪戦、となります。
凄く嬉しいトピックスが、白井復帰・本日起用想定ですね。
予想スタメンは、かなり修正で、フレッシュスタメンに変貌となりました。
修正スタメン・メンバーは、
ドド
金子 荒野
白井 高嶺 田中 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
菅野
サブは、
ロペス、宮澤、駒井、中野、早坂、藤村
カウィン
のフレッシュメンバー!
新しいプレー、局面、そして、世界を開きましょう。
新戦術フルパフォーマンス成功は、C大阪完封・3-1完勝!をもたらします!
2020年09月07日
前試合の混迷と混乱は、全て捨て去り、次節からは、コンサ成長へのステップを一段づつ上がる前進です!
前試合での決定的課題<全選手個々のシュート決定力と、全選手が活用され成長のターンオーバー型選手起用への転換>の解決・改善を図りながら、
コンサ式ミシャスタイルの新型バージョン「マンマーク・ハイプレス戦術」の完全習得、
との直近目標到達により、大きな成長へ前進しましょう。
来る第15節は、思い入れの深いC大阪戦。都倉との直接対戦は、今のコンサには「精神的な刺激・カンフル剤」ですね。
懐かしく、互いに「尊敬と感謝」が先行する選手との対戦は、<現在の姿を示す>との意識で、語り掛ける実戦プレーとなり、度重ねたダメージ・ストレスで、くたくたで、そのままでは動く事も困難な疲労困憊状態でも、疲労感を忘れ、身体も動き、晴れ姿となる自己最高プレーの実践をしようとします。
コンサに取っては、良いタイミングでの「C大阪戦」です。
では、対戦展望を。
1.対戦チーム「C大阪」現況
現在の戦績は、
順位2位 勝点30 9勝3分2敗 得点21・失点13・得失差+8
試合数が同一の中では、失点リーグ2位の「堅守・守備」・得点リーグ8位で、攻守バランス項目の得失差リーグ3位と、強力守備力を軸に、攻守バランスの良さで、近時、最高順位に到達の絶好調、です。
永年の課題が「得点力不足」でしたが、
直近4試合連続複数ゴール獲得で、得点力が急上昇。13試合でわずか13失点のみとの堅守・安定で、攻撃陣がカギを握っている状態でしたが、例年崩れる夏場と過密日程での累積疲労も、安定して勝ち点積み上げで、順調。
都倉をはじめとしたFW陣の故障離脱続出も、FWブルーノ・メンデス好調で、離脱故障者も回復・復帰で、急速にチーム状態が良化し、「選手層の厚み」はJ1屈指。
川崎Fが異常なペースで勝ち続けているため、2位ですが、現在戦績は、リーグ制覇を果たすチームの勝ち点ペース。
特にMF清武は、日本帰国後4年目となるが「過去最高フィジカル」状態の絶好調で、チームの柱、攻撃の核の大活躍ですが、MF坂元の加入により、負担が減少が大きい。右SH坂元は全試合スタメン出場で、右サイド攻撃の起点になり、その「切り返し」は絶対的な武器で、それまでの、伝統的左サイドスMF清武・DF丸橋がフィニッシャーとの得点パータンもストロングとなった。
唯一の懸念点が、「チームターンオーバー度=起用選手数」で、ここまで「23選手」は、コンサと同数値で、リーグワースト3位・固定選手起用型で、主軸選手の累積疲労が大課題・顕在化しそうです。
主軸選手の故障離脱で、現在の絶好調から一気に、転落もあるもの、という事です。
〔参考;最新・全チームターンオーバー度=起用選手数を記載しておきます〕
ワースト順
20名・名古屋~22名・川崎~23名・コンサ・G大阪・C大阪・神戸~24名・FC東京・広島~26名・浦和・清水~27名・仙台・横浜FM・湘南~28名・鹿島~30名・柏・横浜FC・大分;鳥栖は除外
戦術は、【4-4ー2・攻守バランス型】で、守備型主導で、自陣に堅守守備陣を布陣し、ヨニッチ・瀬古の高さと強靭守備力のCBコンビ+GKジンヒョンはリーグ最高GKで、3選手のゴール前守備はリーグトップ守備力。そして、チーム「看板」特徴である、監督ロティ―ナの「極力タックルしない守備」=安易な飛び込みタックルを躱す相手選手プレーを阻止するため、最後までタックル禁止、こそが、相手チームの「個人技術・能力による突破」を封じ、リーグを席巻する「優秀攻撃選手を阻止」する原動力となります。
コンサの「コンビネーションとドリブルでの突破」には、驚異となります。
都倉とは、実戦対決が実現出来そうですね。しかし、残念ながら、都倉は復帰も遅れ、未だ5試合スタメン・得点僅か1点のみで、昨シーズンも8試合スタメン・得点1、に留まっています。
残念ですが、都倉の移籍は、成功とは言えなかったですね。そのまま、コンサに在籍していれば・・・と、思わず考えてしまう方は私だけではないでしょう。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
都倉との対戦、との想定もあり、特定選手の対戦意識は、前節の敗戦があるも、高く設定されているでしょうね。但し、都倉効果は、昨年・今年加入選手には、作動しません。スタメン主軸では、5~6選手には影響無く、累積疲労の中でのプレーとなります。
「中3日」・前日移動で「実質中2日」で、試合フィジカルコンディションの選手の見極めがポイントですが、キーポイント選手「ジェイ」のスタメン起用有無で、戦術も変化しますが、次節の起用は極めて困難なコンディションですね。
と言う事で、戦術は、新戦術マンマーク・ハイプレスですが、フルタイムまでとはせずに、試合スタート、飲水タイム明け、HT明け、後半飲水タイム明けの4時間帯はフル作動で、その間時間帯は、コンサ式ミシャ戦術で、時間とフィジカルコントロールのパス回しと、コンビネーションパスはC大阪の狙い所で、安易なリスクパスは減らし、一気にロングパス・ポストからのショートカウンター、サイド・裏スペースへのパス~突破からのクロス攻撃、派生セットプレーで、攻撃、との、Wパターン戦術で展開。
<コンサ攻勢VsC大阪堅守>の図式ですが、新戦術での得点獲得を実現し、試合内容を成長させる試合とするもの。
想定試合展開は、
試合開始早々から、コンサ攻勢・先制獲得がポイントとなり、開始15分でのコンサ得点獲得に全力を掛けます。その成功は、そのまま、新戦術作動時間帯での決定機・シュートとなり、複数得点獲得が続きます。
想定は、【 3-1 完勝】です。
では、難問想定メンバーは、
〔スタメン〕
ドド
チャナティップ 駒井
金子 深井 荒野 ルーカス
福森 宮澤 進藤
菅野
〔サブ〕
高嶺・中野・藤村・早坂・・4選手は起用可能
ミンテ・田中 ・・2選手は緊急時、時間限定のみ
カウィン
菅は停止処分、ジェイは完全休養です。
このスタメンと交代可能4選手は、新戦術可能です!
ちょっと省エネスタイルの修正版は、完成させたいバージョンですね!
ここで成長!と行きましょう。
2020年09月06日
皆さん!落ち込んでしまった気分から、少しは軽くなり始めてますか?
そうこう言ってても、
次戦は、「中3日」・前日移動が有るので本当は<中2日>でもう目の前に迫っています。この敗戦は、相当なダメージをチームに与えてしまいました。
選手たちにとって「精神を砕く大きな打撃」となった様です。
更に深刻なのは、ミシャの打撃ダメージは体調を崩すレベルにまで到達してしまっています。最悪シナリオは、本人の意思は関係無く、ストレス過重による持病悪化で、指揮監督が不能となる事で、コンサ将来像にまで直結する最悪事態も想定され兼ねない局面まで到達してしまいました。
<どんなに良いサッカーをしても、結果が伴わなければ、チームは崩壊する>、との大鉄則が作動する、チームの危機です!
この局面を脱する唯一の方法は、実に、明白ですね。
【勝利】獲得意外の方法は有りませんね。そのため、絶対必要要因=必須要因が、
先ず、チームを引っ張る頑張り選手〜「相手を上回る精神力・運動量・スピード・判断力」のスーパー選手・スーパープレー、と
選手と監督スタッフを心・精神面から支える我らサポーター、
の2つしかないですね。
シーズン、そして、チームの、正念場となった今(現在)、最高の活躍場面・舞台に上がり、W主役として、全力声援・応援に邁進しましょう!
冷静に考察すると、ミシャの置かれた状況は、浦和監督解任場面も酷似していますね。当時、2年連続リーグ優勝に迫り、ルヴァン杯優勝獲得とした翌5年目2017シーズン、シーズン方針は「相手に90分プレスを掛け続け、相手のコートで試合をする」と攻撃力を上げるオートマティズムを追求。シーズン当初は5勝1分1敗・首位で好調だったが、夏場異常酷暑とACL消耗で、選手フィジカルが追い込まれ、一気に、未勝利連続状況に転落、、そして、コンサとのドーム対戦・完敗で、解任、との経過でした。
今シーズン途中からの新戦術「マンマーク・ハイプレス」は、浦和ラストシーズン目標と同じ発想・酷似内容ですし、選手フィジカル崩壊により、戦績低迷もよく似ています。世間で、ミシャ継続指揮への問題化・解任懸念が出るのは、至極、自然・相当ですが、この程度で、ミシャ監督の是非など、笑ってしまいますね。ミシャとの関係は、そんな、簡単、甘いものとは、程遠いです。
しかし、相当落ち込んでいる、ミシャ・スタッフ、そして、何より、心な影響で、力も抜け、身体も動かない選手たちへの、愛情と声援のサポートは全力投入!です。
今の現状になんか負けず、しっかり声援のサポートを注ぎ、エネルギーを注入しましょう!
では、昨試合を簡単点検で、次戦への課題を確認です。
1.試合内容
試合内容数値で分析〜試合スタッツは、
チーム コンサ 広島
前後半 前半 後半 前半 後半
支配率 62 60 38 40 %
走行距離 53 51 52 51 km
スプリント 79 99 89 88 回
シュート数 13 5 3 5 本
枠内数 1 3 1 2 本
得点 0 0 0 2 点
決定率 0 0 0 40 %
パス数 292 295 140 149 本
成功率 83 81 68 74 %
CK数 3 3 0 0 回
FK数 6 12 6 11 回
[試合スタッツ確認]
・シュート数は、圧倒的にコンサ優位に見えますが、
枠内シュート数はほぼ同じレベルで、枠内率ではコンサ22%〜広島37%で、広島優位。
✳︎コンサのシュートは、有効シュートは皆無で、リーグ水準以下レベル。
明確に【コンサシュートダメ出し】で敗因!
シュートは、常々、ミシャの言う通り「チームプレーではなく、純粋に個人・単独プレー」です。そのため、昨試合シュート個別内容確認が必須項目です!
シュート数順に記載、
選手 シュート・枠内数(前~後半-全体)〜評価
菅 3・0〜 1・1-4・1〜積極性のみで技術低過ぎ、要徹底練習
ルーカス 2・0〜 0・0-2・0〜技術低過ぎ、要徹底練習
ロペス 2・0〜 0・0-2・0〜ポジション上大幅不足、技術低過ぎ
ジェイ 2・1〜 0・0-2・1〜ポジション上大幅不足、技術○で意識課題
福森 1・0〜 0・0-1・0〜技術不足、要練習
田中 1・0〜 0・0-1・0〜技術不足、要練習
駒井 1・0〜 0・0-1・0〜ポジション上大幅不足、意識技術大課題
荒野 1・0〜 0・0-1・0〜技術低過ぎ、要徹底練習
進藤 0・0-1・0〜技術不足、要練習
金子 1・1-1・1〜ポジション上不足、意識課題
高嶺 1・1-1・1〜技術と意識○、より積極性を
深井 0・0〜技術と意識課題
ドド 0・0〜ポジション上大幅不足、技術と意識大課題
2.試合内容評価〜課題は。
先ず、前提内容で、昨試合のコンサ戦術は、
フルマンマーク・ハイプレス戦術は、ジェイ起用が決定的理由で、諦め、コンサ式ミシャ戦術しか選択は無くなりました。しかし、広島の戦力・パフォーマンス低迷は明らかで、ストロングだった筈の「球際の強さ、高い位置からのチャージ・ボール奪取」も無く、コンサビルドアップはここしばらくの試合よりも制約が低く、ほぼフリープレーとなるも、広島陣内での「自陣に人数を固めたブロック堅守への崩し・突破」は限定され、シュートは「PA付近から」となっても、決定機未到達局面で、「相手守備選手によるシュート得点阻止の厚い壁」へのシュートはブロックされ続け、<有効シュートは皆無、枠内にも全く跳ば無い低レベル>では、得点獲得可能性はひたすらダウンで、一方、コンサの「甘く弱い球際」では、乏しい広島攻撃力でも僅かな決定機を産み、高い決定意欲・プレーで「複数失点は必然」と言われても仕様が無い試合でした。
*この通り、コンサは、特定選手がラストクローザー・シュート役では無く、全選手攻撃=シュート参加の戦術となります。何と、11選手がシュートすることは、戦術が正しく作動している事を証明していますし、そんなチームは他には無い、ストロングですね。しかし、そこからは、【全選手、シュート徹底練習必須】で、基本戦術ため、全選手のシュート力が大前提だ、と言う事が証明されるものとなります!
チームプレーでは有りませんが、GKを除くチーム全選手が、徹底練習、それも、技術と意識の両方で、
技術は、ゴール枠内では無く、ゴールの特定ポイント(GKが届かない場所)・タイミング・ボール質の徹底練習、
意識は、シュートコース意識、積極化シュート選択判断、チームプレー狙いからのシュート意識、シュートチャンスのポジショニング、
と、多項目・多内容で、奥が深いものですね。だからこそ、その技術と意識の選手毎、高低差、格差は激しく、現行戦術実施のためには、絶対的トレーニング必要事項です。
ミシャの数少ない欠点が、シュート練習は、純粋に、個人練習で、全体練習不要論ですが、これは、絶対是正、改善すべき点で、「ここまで、シュート練習をせずによく来れたものだ」と反面感心をしてしまう、かなり腹立たしい所で、ミシャというより、補佐するスタッフのチープ・低能力を指弾致します!
*ミシャが、しばしば言いますし、ノノも、そのまま、認めているのは、本当におかしい!と思いますが、「コンサはお金がないから、前線の得点力有る、しかし資金が必要な優秀選手が獲得出来ず、そんな状況の中、精一杯良くやっている!」とのコメントは、もうするな!です。そんな御託を言う間が有るのなら、選手を徹底して練習させろ!個々選手の能力は、最早現在のまましか無く、又、それで良い、との発言は、クレバーを自他共に認める両人には、あり得ませんね!
目を覚まして下さい!!で、取り敢えず、選手の、シュート練習漬け!です。
しかし、技術徹底不足と、ポジションを適正に認識出来ていない選手、特に、前線選手の認識が低過ぎで、ここは、脳トレーニング、意識入れ替えレベルの全面的改善が今すぐ必要、との大課題が明確に浮上しています。
ここに手を付けない、手を打たない限り、早期改善、苦境脱出は極めて困難です。
*前半と、後半での、走行距離は変化有りません、更に、スプリントは後半急増は、交代選手の走力によるもので、後半シュート激減し、戦術混乱・キー選手のパフォーマンス低迷によるもの。累積疲労で、後半は明らかな戦力低下です。
今シーズン、中断発生による日程修正により、
チーム選手起用戦略は、
ターンオーバー型しか、良好となる展開は無い、との指摘は正解だった、との事が証明されつつあります。主軸スタメン固定+多数途中交代型は、結局、連続起用となる主力選手の累積疲労による、フィジカルコントロール悪化で、パフォーマンス低減、故障離脱のチーム戦力低下との事態濃厚、との事態を見込して、ターンオーバー型戦略を選択のチームは、シーズン当初の戦力差発生から、徐々に上昇、過酷日程がチーム力低減が現実となった局面から逆転し、遅れ馳せながら、ターンオーバー型への移行チームが戦績上昇、順位アップとなりつつ有ります。
コンサのターンオーバー型への転換は、どうなっているのでしょう!
この課題も、資金力も関係した選手層課題へのすり替えは、絶対に駄目ですね。真っ正面から取り組む事が、選手を成長させ、チーム戦力をシーズン最後にアップさせ、選手を大切にする方法、戦略です。
今シーズン全体、更に、コンサ将来まで繋がる課題が明確になっています。
しかし、その処方箋、脱出への道は見えています!
ここから、どう進むか⁈、大きな分岐点が今ですね。
2020年09月03日
終わった事は、もう取り戻せませんし、反省点確認で、明日への手掛かりを得たら、残るシーズン目標・リーグ戦に集中!ですね。
しかし、客観的・冷静に考察し、
獲得必要勝ち点=これからの戦績目標を設定です。
コンサの現時点は、
勝ち点14 実施試合数13
あと、3勝5分5敗 得点18・失点26・得失差△8
問題は、今シーズンのリーグ戦上位=3位勝ち点予想で、
昨シーズンは、リーグ第3位最終勝ち点「63」。
しかし、今シーズン、コロナ禍停止試合1試合発生を見込み、△1試合・勝ち点△3と想定し「60」と設定。
この勝ち点に到達するには、
残り20試合(34試合ー△1試合ー13実施)で、
「必要勝ち点46」(60ー14現在)ですが、これに到達可能な戦績は、
16勝0分4敗〜勝ち点48→ 最終勝ち点62 ○
15勝1分4敗〜勝ち点46→ 同 60 ○
14勝4分2敗〜勝ち点46→ 同 60 ○
13勝7分0敗〜勝ち点45→ 同 59 ✖️
この通り、3パターンしか目標勝ち点到達は不可能で、
【14勝以上、且つ、4敗以下が絶対条件】で、勝率70%以上、敗戦率20%以下と、超ハイ勝利・記録的連勝しか、不可能との現状ですね。
極めて厳しく、悲観的になりそうな到達確率ですが、
目の前の一戦毎に、確実に勝利を獲得して行く、しか方法・路はありません!
<一戦毎、勝利を積み重ねて行くのみ!>です。
では、明後日・第14節広島戦の勝利への展望です。
1.広島現況
広島の戦績は、明らかに、シーズンを経る毎に低下傾向です。
2018~2位 勝点57 17勝6分11敗 得点47 失点35
2019~6位 勝点55 15勝10分9敗 得点45 失点29
2020~11位 勝点15 4勝3分 5敗 得点16 失点13
推定得点45 失点36
城福監督の初年度は、森保監督の遺産でリーグ2位でfinishするも、監督本格の2年度目から低下、その原因こそが「攻撃バランス型を、堅守速攻・守備主導型へ転換」失点数は減少するも、決勝点獲得の試合を決める攻撃力が、リーグ全体急増の中、劣後し「引き分け多発=勝ち点3獲得失敗」となつたもの。
そのため、
2020シーズン、得点力・攻撃力アップを狙うも、得点力は変化せず、失点・堅守急減となり、順位低迷状態で、苦闘中。
シーズン当初は、オフの補強が最小限でしたが、FWレアンドロ・ペレイラとMFドウグラス・ヴィエイラのツインタワーが活躍し、順調なスタートを切り、中断明けも神戸に3対0で圧勝。攻守のバランスが良く、チーム完成度はJ1屈指で順調なスタートでしたが、ここ10試合は、2勝3分5敗・得点10・失点13と、多数失点で、圧倒的な負け越し状態。
ターンオーバー度=選手起用数は、25名ですが、全12試合起用選手8名・11試合起用選手3名と、チーム主軸の11名がフル起用で、固定選手起用のからの「試合主力・中軸の起用選手パフォーマンスの低減・故障寸前状態」が原因。
看板の「強い球際・ボール奪取力」も、その作動位置は下がり、強度も低下し、「失点多発・守備力低下」となっている現状です。
「高い位置からの、鋭い球際・寄せからのボール奪取」は作動せず、コンサ・ビルドアツプは自在に出来ますし、逆に、広島のボール保持に襲い掛かり、ゴール直前「ショートカウンターの嵐」攻撃を吹きあらしましょう。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
戦術
コンサは、まっしぐらに「新戦力~マンマーク・ハイプレス戦術」を、
フルパフォーマンスの「走り勝ち・球際勝ち・寄せの速さ勝ち」が全ての根本・根幹で、その文字通り「真剣な」勝負に、全身全霊打ち込み、だからこそ経験値として上積みし確実に、大きな成長の形で獲得する「全力プレー」が出来るか否か、に全て掛かっています。
試合展開も「試合開始直後に、試合制圧に繋がる<圧倒の寄せ・球際強度>で圧倒」し、コンサ攻勢を維持し、多彩パターン攻撃~コンビネーションによる中央突破、サイド・裏スペースへの飛び出しからのクロス攻撃、反復サイドチェンジ多投による広島ゾーンマークのズレとギャップを突く突破、ロングフィードからのロングカウンターと、相手ボール奪取からのショートカウンター攻撃、派生セットプレー攻撃、を展開し、多数回決定機構築~シュートから複数得点獲得を狙い続ける、試合支配展開。
試合結果は「3ー1完勝」の想定です。
メンバー予想
ルヴァン杯準々決勝用選手の累積疲労は、相当レベルにまで到達してしまい、ターンオーバーを掛ける事がポイントですが、「新戦術・フルプレー」可能選手は、スタメン絶対条件です。
ルヴァン杯試合で起用制限で温存した「宮澤・進藤・ドド・チャナティップ・金子・中野」+未起用「ジェイ・深井」は、次戦起用予定選手です。
充足しないポジションには「限定起用含み」で「ルヴァン杯準々決勝スタメン起用選手」からピックアップし、それに非該当選手は「サブ」に回ります。
では、
〔スタメン〕
ドド
チャナティップ 金子
菅 深井 中野 ルーカス
高嶺 宮澤 進藤
菅野
〔サブ〕
60分 ジェイ投入⇔ドド
田中・福森・ロペス・荒野・駒井
カウィン
となりますね。
しっかり、勝ち切りましょう。
ここから「大連勝の始まり」です。
2020年09月03日
コンサの対横浜FM対策として準備・想定した戦術は、その通り展開、横浜FMにシュートチャンスを与えない、完璧想定通り試合が実現。
であれば、当然、コンサの一方的攻勢試合となり、複数得点獲得の完勝が実現するはず、でしたが、
現実は、多数回となったコンサ決定機で、得点獲得失敗となり、最小「1」得点のみで、後半飲水タイムを迎えました。
その直前、チャナティップ⇔ドド交代がありましたが、飲水タイム後、コンサの運動量と寄せスピードが低下し、横浜FMの、守備陣ビルドアップ~中盤ボール保持への、コンサ寄せスピードと前線選手運動量の低下により、横浜FMのボール回し・パス交換が復活、速いコンビネーションで、低下気味コンサ・マークスピードが追い付かず、連続パスから、松原に2本目シュートを撃たれ菅野ブロックするも、そのこぼれを天野により、僅か試合3本目の同点シュートを受けた。その後、コンサ4枚替えも、コンサのマンマークは横浜FM選手スピードに届かない甘いハイプレスとの事態が頻繁、高い位置でのボール奪取も、横浜FMハイプレスで再奪取を受け、互いに緩んでスペースが拡がるオープンな展開となり、カウンター、攻撃と、再ボール奪取の繰り返しで、タイムアップ〜PK戦で敗戦となりました。
この様に、試合は、後半23分(78分)まで、コンサの想定展開で、マンマークで、横浜FMビルドアップ・パス交換完全阻止、ハイプレスで、前線〜中盤で、横浜FM保持ボールを奪取し、ショーカウンターを連発させ、決定機・シュートチャンスを、10回程度ゲームメイクし、横浜FMには、シュートチャンスも与えない=シュート数0本、完全試合支配を実現したものでした。
唯、一点のみ、決定力の乏しさから、得点は最小「1」得点に、した事が、敗因となりました。
その証明が、試合スタッツです。
チーム コンサ 横浜FM
前後半 前半 後半 前半 後半
シュート数 5 9 0 5
CK数 4 2 5 2
✳︎シュート数では、横浜FMは前半は完全に阻止、後半もコンサ優位で進行し、ラスト15分で、横浜FM均衡・攻め合い勝負となり、そこで、やっとの後半30分過ぎ、横浜FM2本目シュートからのこぼれで同点に持ち込んだギリギリ展開でした。
横浜FMのパフォーマンスが、特段急低下した訳ではなく、コンサのパフォーマンスが横浜FMのリーグ最強戦術を上回った、コンサ抜群パフォーマンスを実現した、シーズン最高ランク試合を達成しました。
実によく出来た、素晴らしい試合ですが、決定力不足=前線ストライカー能力のみ不足のコンサウィークポイントによる、本当に、コンサらしい試合となってしまいました。
大変残念ですが、大変価値高く、重要な発見があり、チームとして、獲得しました。
ここまで、7試合勝利から見放された苦境のコンサでしたが、
確実に次戦から浮上の切っ掛けと試合勝敗を左右する方法は、
【 昨試合の運動量と寄せスピード・組織プレー 】で、マンマーク・ハイプレス新戦術が成立する、との内容。
中2日で、中5日インターバルで、フィジカルでのアドバンテージが想定される広島に、昨試合内容レベルの戦術・メンバー起用で、撃破成功となる事必至です!
確かに、決定力不足改善は不可欠ですが、勝利獲得のためのチーム戦力とプレーを獲得しました。
悔しくて、悔しくて堪らないですが、
その代償は、とても大きな勝利への方程式を手に入れました!
胸を張って、上だけをターゲットに、勝ち続ける道を進みましょう!
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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