2020年08月31日
今シーズンのチーム目標が懸かるルヴァン杯準々決勝こそ、チームが心底必勝を願う試合ですね。昨年決勝戦に出場の選手を始め、手が届き損ねた優勝を今度こそ手にする、との決意は、全選手に浸透、社長を始め一丸となってチームシーズン目標にまで確立しました。
その成否が懸かる試合は、絶対勝利獲得に全てを賭ける運命の試合となります。
対策相手横浜FMには、先週と間近に、事前の期待を大きく外す、手酷い大敗を喫しましたが、次戦で、その巨大な借りを返す試合ともなりました。
前対戦の反省点と課題は、
ミシャ試合後コメント「コンサに来てから最低の試合」の通り、<選手のプレー姿勢と実施プレーが最低>だった、つまり、<選手は闘わなかった>と言う事で、
意識の低さは、集中力・闘争心・判断スピード・判断の拡さと正確性を低下させ、
プレーは、寄せの甘さ=スピード・集積・強度ダウンは、相手へのチャージ未到達時点でプレーを許しチャージ失敗、攻撃では、相手の素早いチャージにより、プレー選択が極端に封じられ、相手が狙っているプレーを、その狙い通りに阻止され、全く戦術が機能せず、チームプレーが停止となり、結果は大量失点となったものでした。特に、前線3選手内、駒井・荒野が問題選手で、根本的には、選手起用の失敗で、駒井・荒野を、ロペス・ドドに変えた選手起用であれば、その事態は回避出来、以降の試合での重要ポイントとなった、との内容でした。
次戦での挽回、倍返しのための展望をしてみましょう。
1.対戦横浜FM現況
前々試合のコンサ戦大勝で、リーグ戦3連勝と絶好調となり、前試合神戸戦でしたが、好調が継続し、あっという間に、3得点の3ー0となるも、試合途中から強度ダウンから、神戸の粘りで、3ー3の引き分けとしてしまい、絶好調の中、一段落となった所ですね。
順位は、シーズン再開後の最下位付近低迷から一気に上昇、現在、
6位 勝ち点21 6勝3分5敗 得点28・失点24・得失差4と上位陣寸前まで復活。
現在の好調の大きなポイントが、選手起用戦略です。
〔参加〕
「選手起用数推移=ターンオーバー度」
チーム 9節時 13節時 順位 コンディションからの戦績予想
コンサ 22 24 13 評価△ 低下傾向
横浜FM 24 27 6 評価〇 ターンオーバー型で確実に上昇傾向
この参考値の通り、選手起用は「主軸選手固定+途中多数交代型」を「ターンオーバー型」へ修正・変化させ、豊富な選手層を効果的に活用する「激しいチーム内メンバー獲得競争」により、「試合メンバー、ましてスタメン選出は、固定されず、トレーニングと実戦プレーで、各選挙のプレー評価と信頼を獲得でのみ試合メンバー入りとなる」激しく、最良の競争が行われています。
コンサ大敗後、本ブログ試合点検で、最も大きな差をつけられているポイントとして、指摘したものでしたが、試合の根幹差異ポイントが、起用選手の試合姿勢と実戦中意識のレベル差で、その根本原因が、選手起用獲得競争の有無である、との内容でした。
横浜FMの試合起用獲得競争は、横浜FM選手では、負担意識との低レベルとは無縁で、ハイレベルのチーム内競争に打ち勝ち、勝ち取った「正当で、最良の、真摯な努力による、誇り高く、自信の根幹となる試合起用」と理想の競争意識で、その戦略に選手自身から理解、納得の上で、実施されています。ポスコグルー監督の辣腕・ハイレベルの証明の一端です。凄い!
コンサの愛情たっぷりミシャスタイルは、その対局かも知れませんが、トレーニングで最良選手を試合起用、とのスタイルは、かなり同一ですが、近時、その大原則も、結果、スタメン、更にサブまで、ガチガチ固定では、試合メンバー獲得競争は起きず、試合スタート時点で、選手の試合への意識、プレーへの意識は大きな差があるのは、当然でした。選手層の乏しさも問題ですが、資金力の歴然とした差から諦めるしかない、無い物ねだりで、そのチーム弱点は、若手選手の早い成長に懸けるとの弱小チーム戦略を前提に、若手選手登用にやや傾斜する選手起用戦略での競争を展開させる、ですね。
そんな、チーム差の上での対戦となりますが、
横浜FM前試合の試合内容をスタッツで確認すると、
ボール支配率 46%
シュート 13 枠内シュート 4
走行距離 116.2km スプリント 196回
パス数(成功率) 479本(79%)
内A'3rdパス数(成功率)起用選手毎数値
前線70本〜Mジュニオール24(67%)・前田 18(89%)・仲川 13(85%)・エリキ
8(75%)・松田 5(80%)・サントス2(50%)
中盤14本〜扇原 12(58%)・天野 2(100%)・喜田 2(50%)
守備陣39本〜ティーラトン15(93%)・小池 15(60%)・高野 5(80%)・實藤 3(0%)・畠中1(100%)と総計123本・14選手が、相手陣内で、攻撃参加し、大半の選手パスは、70%超の成功率を確保、との驚異的数値です。
因みに、参考で、コンサ前試合同項目値は、
前線35本〜チャナティップ 16(81%)・駒井11(82%)・ロペス7(43%)・ジェイ9 (56%)・ドド2(100%)
中盤46本〜ルーカス 19(74%)・荒野 11(82%)・菅 8(88%)・宮澤 7(86%)・高嶺1(100%)
守備陣23本〜福森 17(82%)・田中6(50%)
総計134本・12選手で、総数は横浜FMを上回りますが、意外にも、攻撃型で、攻撃参加の筈の守備陣の数値が大きく低下し、進藤・ミンテは0本と攻撃参加は無かったとの数値!びっくり‼️です。
横浜FM前試合数値からは、2点ポイントが発見されますね。
①枠内シュート数・率の低さ、
②パス数総数が意外に低い、との2点です。
①は、シュート13本で、枠内は僅か4本、しかし、枠内4本中3得点で、決定率30.7%の高率です。しかし、良く見ると、ここには重要ポイントがありました。
それは、個別選手毎シュート数(枠内)で明白です。
Mジュニオール4 (2)~2得点 仲川 4 (1)~1得点 サントス2 (1)
エリキ1 (0) 松田 1 (0) 扇原1 (0) 前田0
シュート選手=シューターは特定され、その選手にシュートチャンスを集中する攻撃です。その理由こそが、(枠内シュート数)とシュート決定力の選手能力差で、枠内0・決定力の低い選手には、シュートチャンスは与えず、決定力の高く、枠内に飛ばせる3選手にシュートチャンスを集中させています。
〔参考〕コンサの前試合数値は、(枠内シュート数)
菅 3 (1) ルーカス2 (1) ジェイ1 (1)
駒井 2 (0) 荒野2 (0) 田中 1 (0) ロペス1 (0) ドド1 (0)
実にまんべん無く、「決定力ある選手」との意識はチームに皆無で、枠内シュート数や、決定力向上は、あり得ません。
攻撃的戦術の意味は、攻撃力のある選手が、その基本ポジションに拘らず、自由に攻撃参加ですが、攻撃力の乏しい、皆無の選手の攻撃は、万が一レベルの運任せでの得点と、確率や効果無視の乱暴・雑プレーにしかなりません。コンサの最重要課題とされて来た決定力不足は、根本的に、攻撃力、少なくとも、シュート決定力の有無を無視したプレーに起因している、との重大ポイントに帰結すると、推測します。
正に、試合起用競争問題と同様に、チームに蔓延る2重大ポイントとなっている部分です!
話を、横浜FMに戻すと、
シュートチャンス集中選手が明らかとなりますね。
対戦対策として、その該当選手のマーキングが重点ポイントとなります。
選択としては、
・チャージの強さとスピード、寄せの速さ、元々のポジション取り、と守備強度が高く、ボール奪取とプレー阻止力の高い選手の指名、
・Wマーキング の2通りが有ります。
守備強度の高い選手は、田中駿太〜深井〜かなり下がって〜進藤〜荒野〜高嶺〜更に下がって〜宮澤〜ミンテ〜菅〜福森の順で、
Mジュニオール〜仲川〜サントスの順に、マーキング強度を重点強化です。
Mジュニオール➖田中駿太、仲川➖深井、サントス➖進藤、が相当となります。
大きなポイントが、仲川を、福森・菅の弱小守備強度選手に委ねる事態は、横浜FMにアシスト・「塩を送る」事となります。守備強度からは、福森代替は高嶺で、深井と連動したW気味マーキングで対処です。同様に、田中駿太も進藤もボランチとサイド選手のサポートとカバーで、W気味マーキングです。
それ以外の選手は、決定力は大きく下がり、シュート数が失点直結とはなりません。
重点強化マーキングが、試合ポイントとなります!
横浜FMの試合メンバーは、定例スタイルのターンオーバー型を崩した「最強戦力構築の最大パフォーマンス選手の起用」が濃厚・必至と想定されます。
2.コンサ試合 戦術・試合展開・メンバー検討
前項の通り、現在リーグ最強を川崎と争う、横浜FMとの対戦は、強烈な相手戦力・戦術で、試合全体での圧倒・支配を図る相手との対戦で、且つ、チーム全体・全サポーターの想いも強いシーズン目標の成否がこの一戦・試合の勝利獲得に懸り、しかし、そのままでは、押し潰され敗戦濃厚と、大変厳しく、重い試合です。
対するコンサは、甘さを全て捨て去り、挑戦者として、泥臭く、粘り強く、身体を全て張った、文字通り、全身全霊を懸けた全力プレーしか、勝利への道は有りません!
走り勝ち、スプリント勝ち、スピード勝ち、ミス絶滅で集中力勝ち、と一つひとつの局面・プレーでの勝利を、チームで連携・連続する事が出来るのか、出来ないのか、を問われます! ここ暫く、敗戦や試合内容低調の原因とされた、フィジカルコンディションは、この試合では殆ど影響無く、試合後には酷く悪化や問題発生もあり得ますが、試合中では、選手の意識から吹き飛んでいます。それだけ、特別な試合!と言う事ですが、選手は、本当に気持ちが入ると、コンディションの良し悪しは意識外となり、実際、身体は動き、キレとスピードもUPしてしまいます。
もし、フィジカルコンディションが悪い、との話をする選手が居たら、意識は他の選手のレベルより低く、この試合には参加する資格、前提条件から外れる、との認定・認識となります。
文字通りの"総力戦"ですし、"走力戦・創力戦・層力戦"でもあります!
戦術は、新戦術しか、勝利への道は有りませんが、試合途中での、戦術転換も、横浜FM選手へ、対策転換とその切り替えでの、バランス不安定化、対応バラツキの、僅かなチャンスも発生します。
スタートは、マンマーク・ハイプレス・ハイラインで、攻撃的守備とショートカウンター、ビルドアップからのコンビネーションとサイド攻撃、反復サイドチェンジと縦のスペース・裏攻撃、派生セットプレーを展開して、優位に試合を展開、
後半15分(60分)からは、ジェイ、ドド、ロペスのハイタワーをターゲットにしたコンサ式ミシャ戦術で、試合全般、コントロール・支配を図ります。
問題が、その想定戦術を機能、作動させる選手の起用に懸かっているもので、選手起用が、最大のポイントとなります。
予想メンバーは、
スタート戦術〜マンマーク・ハイプレス戦術
後半15分〜戦術一挙転換〜コンサ式ミシャ戦術のハイプレス型となり、その結果、
〔スタメン〕
ドド
チャナティップ ロペス
菅 深井 荒野 ルーカス
高嶺 田中 進藤
菅野
〔サブ〕
後半15分〜ドド➡︎ジェイ、
深井➡︎福森(高嶺ボランチ)、
荒野➡︎宮澤
他、金子、ミンテ、駒井
カウィン
これで、この厳しく、全てから重さが増した試合を勝利へと繋げましょう!
最後に、想定の試合結果は、
【 3-2で、コンサ激闘に勝利!】です!
3.新戦力獲得
嬉しいリリースが発表。武蔵の代替は、同じく、スピードと高さ溢れるフレッシュ有望選手の獲得でした。
中島大嘉(なかしま・たいか)
■生年月日:2002年6月8日 ■ポジション:FW
■身長/体重:188cm/77kg ■出身地:大阪府
■サッカー歴:アイリスFC住吉ーRIP ACE SC U-15-国見高等学校
■プレーの特徴:圧倒的なスピードと高さを兼ね備えたFW。
との大器素材で、多数のJチームとの競合獲得争いに勝利した加入決定。
来シーズン、既に決定・リリースされた、
大学リーグ最強ストライカー「小柏」、圧倒的素材・潜在能力GK「小次郎」、
そして、続くFW「中島」獲得で前線選手層強化が進行。
今シーズン加入、中盤即戦力「金子」、中盤とディフェンスの柱素材、即戦力「田中と高嶺」と、若手有望で、代表クラスレベルまでの成長が見通せる有望選手を加入させ、分厚く、強力となる選手層、チーム構築を図っている、と極めて順調な進展、成長を進んでいます!
素晴らしいことです。
2020年08月30日
昨日試合は、惜しかった試合でしたが、想定を大きく下回った試合で、結果は致し方無いものと言わざるを得ない試合でした。
その原因の確認を通じて、次戦への課題と対策をしてみましょう。
1.昨日試合内容
試合スタッツ・速報値は、
チーム コンサ 名古屋
前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 55 49 52 45 51 48 % → 互角
走行距離 113 115 km →互角
スプリント 167 167 回 →互角
シュート数 5 8 13 8 4 12 本 →互角
同枠内数 2 1 3 2 1 3 本 →互角
パス数 251 237 488 197 212 409 本 →僅かコンサ
同成功率 79 79 79 74 78 76 % →互角
このスタッツ通り、ほぼ全項目で互角との均衡試合を証明していますが、シュート数項目で明らかの様に、
前半やや名古屋優位、後半ややコンサ優位、との試合展開が証明されています。
一見、両チームが力を出し合った好試合と把握されそうですが、よく見ると、互いに決定的な課題を克服出来ず、更にコンサでは、根本的な課題点〜言わば、ノッキング原因が有ったもの、とフルパフォーマンスに到達しなかった試合展開が確認されるものでした。
両チーム共通の決定的な課題とは、シュート精度・決定力ですね。
何とも少ない枠内シュート数が両チームのシュート精度の低さを証明していますが、名古屋の印象は強烈シュート、コンサはその通りゴール特定ポイント狙いが希薄な低精度ですが、名古屋は、実に見た目とは異なり、コンサと同レベルで、同様に、ゴールの特定ポイント狙いの意識が無い低精度のまま、と言う事でした。名古屋は、シーズン当初は、逆に、高い枠内率の高精度シュートのチームでしたが、リーグ最低の選手起用数=ターンオーバー度のため、累積疲労と共に、プレー精度は下がり気味ですね。
選手のフィジカルコンディションは、意識面とプレー内容に大きな影響を与えてていますね。
一方問題は、
コンサ特有の根本的な課題=表題の復活不成功の原因についてで、本ブログのメインテーマです。
コンサは、現在、苦しみながらも、新戦術の完成を目指し、実戦での試練と経験の中、その完成への努力を取り組み、重ねています。
しかし、その成否の決定的要因こそが、各選手の正しい理解と実践です。つまり、戦術的理解とプレーが根幹です。
現在取り組んでいるトータルフットボール戦術は、
ポジショナルプレー(流動的ポジションチェンジとプレーを、瞬間毎、相手状況で変化させながら行うもの)で、ピッチの全選手により、連動・組織的に攻撃と守備を行うもので、
前線選手は、マンマークで、相手DF・アンカーやボランチが担当となり、結果、自動的に、担当選手へのチャージは、ハイプレス(最前線からの守備・ボール奪取)となります。更に、前線選手が相手DF・アンカー・ボランチのビルドアップを阻止し、中盤や守備選手も、前線選手が前進により発生するスペースカバーとのバックアップのため、高いポジションを取り、結果自動的に、ハイライン(コンパクト陣形を高い位置に布陣)となります。
ハイプレス・ハイライン戦術と言われるのは、結果的にそうなっているもの、と言う事で、「マンマークから全て派生」するものですね。
その役割選手として、コンサは、第7節横浜FMの勝利以来、不動の布陣・固定選手起用を連続し、荒野・駒井・チャナティップ3選手を起用し続けました。しかし、その代償こそが、大量失点とシュート数激減・得点力減退の攻撃力急減となりました。
少しだけ、そのメカニズムを見てみましょう。
試合開始当初の時間帯〜コンサ前線から、相手ビルドアップを制限、阻止し、相手攻撃へのボール展開そのものの根幹を封じるハイプレス戦術が作動相手攻撃を阻止、その時間帯、相手ボールを奪取→ショートカウンターとなる筈ですが、そのボール奪取からのゲーム展開や打開が乏しく、更に、シュート・得点意識の希薄さからシュートタイミングでのシュート実践プレーに至らず、結果、シュート小回数で得点獲得に失敗。
その後時間経過と共に〜コンサ前線からの守備が、運動量低下・スプリントタイミングでのサボりも起き減退、前線から守備は大きく低下・甘くなり、相手ビルドアップ阻止失敗、相手のフリー自在な攻撃を許し、多数回リスク機→大量失点との展開で、
試合結果〜大敗 、となるものでした。
そもそも、
「前線からの守備に適する選手」との選択からは、現行FW選手よりも、ボランチ型の守備力ある選手を配置、との考え方から、「守備力と運動量のあるボランチ型選手を前線に配置」起用で、「ゼロトップ」となったものでした。
しかし、その選択には、落とし穴が有りました。と言うのは、
相手ボール奪取からのショートカウンターと、コンサビルドアップとサイド攻撃、
との攻撃では、
前線+サイド選手は、縦パスやスペース狙いパスのターゲットとなり、更に、そこからのコンビネーションや個々突破の展開のゲームメイカー、そして、決定機でのクロザー・ラストシューターとなります。
そのためには、前線ターゲット、裏への飛び出し、縦パスのための縦関係ポジショニングが絶対条件で、最適な効果となる準備と、その役割・期待プレー発揮が、求められます。
しかし、先程の固定起用前線3選手では、チャナティップ以外の、駒井、荒野は、ボランチ型意識が強過ぎ、前線での守備のみで、シャドーとしての役割・機能、
特に、
得点獲得意識殆ど無し→シュート意識希薄→ チャンスにシュートせず、
スペース狙い、裏狙いの飛び出しプレーとフリーランニングプレー皆無、
逆に、ボランチポジションへ落ちパス出しプレーを行い、そのまま前線位置に戻らないとの、シャドーとして必要役割外のプレーが多い、と緻密戦術・全員共通認識の規律とは異なるプレーでは、攻撃への推進力を阻害するものとなっている点です。
コンサ特有の根本的課題、且つ、昨日試合失敗の主因が、
シャドー駒井起用、でした。
実際、ロペスとチャナティップでの攻撃に、第3の動きが加わる事は皆無で、攻撃は前進を加速する局面には、駒井は遥か低い位置のまま、パス可能な距離には居らず、コンビネーションは不可能でした。シャドーでは無く、前進をしないボランチ意識丸出しのプレーでは、攻撃への推進力はあり得ません。
遅攻局面でも、駒井の効果的プレーは無く、同一ポジションから動かず、右シャドーが作動しなければ、ルーカスのコンビネーション突破も発生せず、スペースや裏飛び出しも無く、ラストパスも有りません。
事前想定で、本ブログでは、荒野、駒井のシャドー、前線起用は、攻撃失敗の主因となるため、絶対回避!との指摘を何度も書いています!
実際、昨日試合後半、駒井除外から、攻撃が機能し始めた事で明白です。
因みに、駒井は、J2では攻撃的選手でシュート数と、得点獲得の高い実績選手でしたが、J1では、シュートは数十本打つも、枠内は殆ど無く、前回初得点となった、実績が皆無で、攻撃力・得点力は皆無の選手です。前チーム浦和では、サイド以外起用はされませんでした。コンサに来て、突然、攻撃意識が改善され、得点力ある前線選手に変身とは、全く聞きませんね。シャドーは、トレーニングだけで、試合レベルには到底無理だ、と言う事です。
本ブログの本日テーマの答えは、駒井、更に荒野のシャドー起用が原因でした。
次戦以降、ドド、ロペス、チャナティップで、スタメン前線は決まりです!
このメンバーでも、トータルフットボール戦術、ハイプレス・ハイライン戦術、コンサ式ミシャスタイル戦術が可能となり、
一気に、復活・勝利への道に乗れます!
2020年08月29日
前ブログで記載の通り、夢と希望に漂った時間は、前節横浜FM戦の大敗で、キツイ覚醒・目覚ましで、現実に戻されました。
現実=今の実力は起用全選手が一人も欠ける事無く、フルパフォーマンス・全力を出し切る事でしか高レベルに到達しない、との戦術必須前提・条件、を再確認する機会となり、100%プレーへの強い覚悟と決意を、各選手、迫られ、ある意味で、踏み絵・フルイに架けられた瞬間となりました。
トータルフットボール戦術は、トータルフットボーラーが集まり、固定ポジションや役割からとき離され、その瞬間毎最適プレーを連続される戦術です。
そのトータルフットボーラーたる、絶対条件こそが、フルパワー・フルランニングのスピードと強度と精度を上げたフルパフォーマンスプレーで、それが欠ける選手が居れば、即破綻!と、"全員"攻守と呼ばれる由縁、理由ですね。
ここ何試合かは、その大前提を揺るがす選手が起用され、必然的の破綻が発生する、との至極当然の内容となったものでした。
そして、前試合で、その対象選手が明らかにされた、と言う事、との図式でしたね。
と言う事で、
本日試合以降、実に明確なのは、
大前提・試合必須条件をクリアーする・見込める選手のみ起用、との大原則です。
これまで、敗戦・失敗の起因・原因となった選手も、そのままの意識・プレーでは全く論外・少しの余地も有りませんが、
十分自省し、自己課題を明らかとし、必死の改善努力で、プレー改善となれば、起用候補に再エントリーとなります。
しかし、ミシャスタイルからは、失敗選手はそんな簡単に治らないとの認識から、別選手にチャンスを与える事が普通です。人間は、明確な理由から、その行動を実践するものであり、即座・簡単に治せるのなら、元々そんな事にはなっていない。その原因から治らない限り、改善は無い、との考え方ですね。人間、選手の理解は、愛情があるからこそ、シビアーです!
ドドとロペスにチャンス到来!
それにしても、チームがこれだけの苦境に拘らず、最低レベルの、自己コンディション確保も出来ない、福森・ジェイには、幻滅です。両選手共、中断期の自己コントロールの甘さが、2か月経過でも戻らず、なまじその存在があるが故に、期待を持ってしまいますが、そんな期待を踏みにじる現実のみで、暫くは、猛省の上、再復活まで、、存在自体忘れた方が良い、と言う事だと思い聞かせてます。
名古屋は、敗戦を重ねた試合と比較すると、チャージやプレーは、決定的にスピードがダウンします。
マンマーク対策の大原則が、相手チャージ前プレーで、マンマークを外す早いタイミングでのパス交換=パスサッカー、ですね。
敗戦した試合内容の多くが、この大原則対策そのものでしたが、本日試合は、ややスピード低下は、コンサマークを外す所まで行かない、と言う事です。
本日試合は、コンサマンマーク・ハイプレス戦術が、フルパフォーマンス必至で、決定力ある前線選手の起用があれば、大勝必然です!
選手起用の、試合前準備が、試合成否を決定する試合で、大きな期待で待っています!
久しぶりの、完勝!を実現しましょう!
2020年08月27日
コンサは、”夢と希望の時間”は終了し、横浜FM対戦大敗で、現実に引き戻されました。一瞬、”コンサ式トータルフットボールのミシャの夢”に全員乗って、夢と希望の時間が起きましたが、そんな甘い世の中、Jリーグではありませんね。”夢うつつ”から現実に引き戻す、キツイ張り手・ビンタで、コンサの目は覚めたものですか?
”コンサ式トータルフットボール”自体は、何も誤りも、障害も全く無い、ハイレベル・最新型戦術です。
しかし、その戦術をトライする選手に、我らがコンサチームは到達していない、否、チーム全体が未到達という事では無く、選手毎のバラツキの問題です。
未到達選手を起用すると、「ハイスピードチーム」には、チャージ到達前にプレー完了され、戦術は機能・作動しない、という事が、前試合前半の体たらくの形で現実となり、思い知らされた、という事です。
具体的には、駒井・荒野・福森は「トライしている戦術での実戦の資格無し」という事が証明されたもの。
前試合・後半に、その改善の答えが示されました。
実に、この点は、2試合前に指摘し、前試合は「起用交代」を提案していました。その通りになってしまった、という事ですね。
次戦・第13節名古屋戦は、「コンサ新戦術のキープレーヤー=前線3選手」は、駒井・荒野・福森のスタメン起用は外し、ドド・ロペス・チャナティップ起用で、戦術作動が復活します。
「スタメンは当たり前」との認識に嵌っている3選手には、真っ赤に熱した「鉄拳とのゲーム入り外し」を、3選手の頭にぶち込んで「試合起用には大きな壁を超えるしか無い」との危機感を強烈に与える事が、3選手本人、真剣に向き合っていた他選手に、納得と認識を浸透させるものです。
サポーターの方々にも、「コンサの新戦術獲得への産みの苦しみ」を味わい、その失敗からの成長・次の姿を作っている段階・ステップに、敗戦・大敗は当然の想定事態です。そんな苦闘を支え、新しく・力強いチームへのステップへ後押し、Backアップする事が今、我々に求められている所ですね。
文字通り、一喜一憂は必要なく、チームが、どんな途中結果をくぐろうと、チーム・選手の背中を押し続ける事こそが、コンササポーターたる所以ですね!!
さて、次戦は、前試合で起きた「選手の身体の重さ・キレとスピードの無さ」は、前試合の実戦が「ハードフィジカルトレーニング」となり、「体重減⇒体の軽さ・キレとスピード回復」が必至です。
次戦こそ、「前線選手起用を誤る」事さえなければ、試合開始直後から「新戦術はフル機能し、名古屋のビルドアツプ・パスサッカーを封じ、コンサ支配・コントロール」が達成します。
名古屋は、直近・最重要指標「チームターンオーバー度」は、リーグ2位の少数選手起用数(12節で20名)で、固定スタメン・サブの集中起用で「選手の累積疲労はピーク状態で、中軸固定選手のパフォーマンスは低下、辛うじて、僅かの新規起用開始選手を中心にカバーを図るも、その切り札選手も、あっという間に「累積疲労」状態で、パフォーマンス低減と故障発生リスクに悩まされ、チームパフォーマンスは「波状に、上下」し、安定感を欠いた状態。
水曜試合は無く、「中5日」でコンサ戦で、少しだけフィジカルコンディショニングは回復して居る所ですが、それも「試合開始~20分飲水タイム」程度までのもので、その後、急激にダウンが濃厚。
コンサの戦術は「新戦術」を徹底し、前線は「ロペス・ドドk2トップ+チャナティップのトップ下」で、マンマーク・ハイプレスを仕掛けますが、「中央選手に集中マンマーク、サイドはゾーンも使い、<フルマーク⇒効率的・中央マンマーク>にシフトチェンジの改良。
選手メンバーは、
スタメン
ドド ロペス
チャナティップ
金子 深井 宮澤 ルーカス
菅 田中 進藤
菅野
サブ
ミンテ・荒野・駒井・中野・福森・藤村
カウィン
少なくとも、スタメンから、戦犯3選手を外すもの。
※ジェイは、チームが不調・苦境になると、離脱の悪癖がありますね。
今回は、何度目でしょうね。最年長者が呆れます!
このチーム苦境機に、リーダーの資格を自ら放棄は、卑怯です。
呆れました。もう頼らない事ですね。
チームが好調になれば、知らない内に又戻りますが、
その時は、もう必要性・緊急性は消滅していますね?
2020年08月27日
激闘予想の第29節は、コンサ史上に「屈辱の大敗」と記載される結果が待っていました。
日程は、明らかにアドバンテージがあるコンサ選手が、過酷な中2日連続日程で苦しんでいた筈の横浜FM選手に、完全な走り負け。
両チーム共に、チーム特有強力戦術の根幹・大前提が「走力」となるも、横浜FMはいつも以上に、一方のコンサは、コンディション絶好調な筈が全く走れず、
その結果は、<コンサのボールへの寄せ=球際は、スピードもキレも強度も低下し、横浜FM選手のプレースピードに間に合わず、マンマークはそのチャージ到達前にプレーされて「外される」局面だらけとなり、コンサ想定戦術は作動せずに、横浜FM戦術を自在に許し、コンサは戦術阻止により選択が絞られたプレーは横浜FMの絶好の狙い・ターゲットとなり続け、完全に封じられ、大敗>との悲惨な内容。
しかし、問題は、戦術の良否では有りません。
あらためて、再確認すると、試合開始前の両チーム選手の顔・表情には、明らかな相違が見えていました。
コンサ選手は、何故か、笑顔。
対する、横浜FM選手に、笑顔はどこにも有りません。
その後の試合・プレーがスタートの途端、
横浜FM選手は、全選手一斉に緊張感一杯に、選手の判断スピード〜プレー実施スピードは全開し、ハイスピードプレー。
しかし、コンサ選手は、ゆったりスピードで、スピードアップしたプレーがあっても続くプレーは、スピードダウンプレーだらけで、横浜FMのハイスピードプレスの餌食・絶好のターゲットとなり、ボールロスト。更に、横浜FMボール保持にも、ゆったりプレスでは、到達前に高精度パスをされ、有効チャージは皆無で、実際、相手選手からのボール奪取不成功だらけで、コンサ戦術は、作動しません。コンサ戦術が封じ込められた、のでは無く、作動せず、でコンサの自滅が本質でした。
その原因が「試合環境の暑さ」と本当に、本心からするのなら、日本国内の試合はやめた方が良い、環境の良い北海道だけでプレーする、別リーグでやるしか無い、となります。Jリーグに参加する資格を放棄するもの、ですね。
しかし、本質は、そんな甘いものでは無く、
ミシャコメントで選手は幻滅!とされた「コンサに来てから最低の試合」の通り、<選手のプレー姿勢とその結果としての実施プレーが最低>だった、と言う事でした。
丁度良い言葉が有ります!
<選手は闘わなかった>と言う事です。
意識の低さは、集中力・闘争心・判断スピード・判断の拡さと正確性を低下させ、
その結果としてプレーは、寄せの甘さ=スピード・集積・強度ダウン、相手プレー前チャージ未到達失敗、多彩さのプレー選択が極端に封じられー狙われるプレーのみに限定されー狙い通りに阻止、等々、、虚しくなって来たのでここまで。
その様な無様なチームとなった理由は、選手起用選択です。
非常に対比して分かり易いのが、対戦した横浜FMで、スタメンとサブ起用は、、勝ち取ってそこに居る選手計りです。激しいポジション争いが、選手の強い意識の源泉で、試合起用のため、トレーニング〜実戦で、競争相手に競り勝ち、試合メンバー、更に、スタメンとサブの出場を勝ち取る、との強力な意識、又、そこにいる誇り、更にそんな試練を超えたメンバーがチームとして存在する、とのリスペクトと信頼が根底です。
対するコンサは、どうでしょう?
強烈な競争は、どこに?
トレーニングと実戦プレーで示し続けなければなら事は?
もうお分かりですね!
試合起用の選手選択は、固定、がミシャスタイルですね。
その利点は間違い無く有りますが、その最大の欠点が、
選手の緊張感喪失〜トレーニングと実戦での甘さ、です。
昨日試合で、酷かったコンサから、敢えて、
良かった順=本当は悪さが少なかった順だと、
ドド〜ロペス〜ルーカス〜田中〜菅野 ここまでが○
更に、✖️領域の順になると
〜宮澤△〜ここから✖️深井〜✖️✖️進藤〜菅〜金子〜✖️✖️✖️福森〜チャナティップ〜✖️✖️✖️✖️荒野〜駒井となります。
スタメンは、✖️✖️✖️✖️外しが正解となりますね。
せめて、駒井⇆ロペスかドドとしていたら、こんな破綻試合は起きなかった。
ミシャの信頼は、選手によっては、甘え、甘さで、選手のプレーと将来を変えてしまいます。
飽くまでも、選手によって!です。 多くの選手は、そのまま順調に自己に厳しさを持ちながら成長するものですが、荒野、駒井、福森、そして、問題児ジェイ等は、そうでは有りません。
次戦は、ドドとロペスとチャナの前線へチェンジ!で、一挙に改善となります!
2020年08月26日
既に、チームは現地入りし、40度の激暑はやや低下するも、36度が続き、熱暑の札幌とは一段厳しい環境となりました。
そんな厳しい環境下の試合であれば尚更、現地・日産スタジアムでの参戦サポートを強烈に憧れ、望みますね!
大規模イベントの規制緩和は、更に9月末まで延長され、アウェイ参戦は閉ざされたままが、続きます。
だからこそ、想いと心を、DAZN観戦でも、届く事を信じ、熱い声援を行いましょう!
試合「節」は、なんでか29節。今日の試合も、3試合限定で、ACL参加チーム日程と、重複の日程の前倒し開催で、今日3試合の呼び名も、試合毎に相違した不思議「節」名称となりました。この後の試合は、第13節と、普通に戻りますね。
今日の試合は、試合環境の厳しさ以上に、激しく・過酷な試合となる事を、あらためて覚悟させる、ミシャコメントで、試合開始の遥か前に、試合の幕は開けられました。
今日の試合は、横浜FM相手に、互いにナイフを手にした、
< やるかやられるか(本当の記載は・・「殺るか殺られるか」)、命を賭けた勝負>とのコメント。
<互いに、4・5点を取り合う>事を覚悟・想定した言葉は、迫力満点!
このコメントの伝達先・狙い先は、
第一は、"選手"への強烈メッセージ、
続いて、我ら"サポーター"への決意表明!
しっかり、受け止め、勝負に突入し激闘を果たす選手・チームスタッフを、全サポーターの全力で、支え切りたいですね!
我らサポーターも、覚悟を固め、闘いに向かいましょう!
コンサのマンマーク・トータルフットボール
対
横浜FMのハイプレス・アタッキングフットボール
今シーズンの目玉対戦となった【一大決戦で勝利を掴む】! いざ、決戦!
2020年08月23日
コンサは試合中止措置の想定外試合空白節となり、遂に「順位12位」の下位グループ入りとなりましたが、その代償は「2日間オフ日・完全疲労解消」とのフィジカルコンディショニングが進み、「累積疲労から脱却」と、過酷日程となった今シーズンでは「ベストコンディション」となる事が出来、良い休息期間となりました。
元々、この時期の順位の意味はこの「瞬間の悲喜」でしか無く、<シーズン最後の到達順位のみ>にしか意味はありませんね。そうは言っても、必要検討は、
シーズン途中、何回か、最終節を見通し、
その時点から「最終節3位以内到達勝ち点予想とそのために必要な勝ち点=必要戦績」の確認程度となります。<ノノラジ等コメント>でも、「今時点は特に問題とはしません」ですね。
という事で、現時点で「目算」確認のみ実施しておきましょう。
前シーズン・3位勝ち点は「63」でしたが、今シーズンの勝ち点実績推移は「19シーズン24(大分)・対して20・今シーズン23(名古屋)と△1でほぼ同数値」と実数値で、今シーズン「3位勝ち点63」が基準となりますが、今シーズンのコロナ禍対応からは、各チーム△1~2試合の中止・減試合(数)も濃厚に予想されます。そのため「目標3位勝ち点は60」と修正するものです。‥➝ここから、コンサ現在勝ち点「13」からは、「残り22試合(△1試合減想定)」で「+47勝ち点」獲得が必要となります。
そのためには、
勝ち点47以上獲得方法
<16勝0分6敗-15勝2分5敗-14勝5分3敗-13勝8分1敗>しかありません。
もっとも簡単な到達方法が[16勝0分6敗]=[8勝3敗ペース]⇒
ほぼ【3勝1敗ペース】 に集約されます。
ここからは、
<3勝1敗>ペースに徹する事が、今シーズン目標到達への(ほぼ)唯一方法だ!という事が明白です。この基準からは「現状戦績では、最終順位3位以内到達は極めて不可能」という事が証明されます。
各チーム共、「順位至上主義(=戦績至上主義)」のパイアスは低下し、「戦力上昇・構築主義」が主流となり、そこから「若手選手の積極登用~成長加速・戦力化」と「チーム戦術のブラッシュアップ(研磨・上昇)」が積極的に挑戦されています。既に、前19シーズンより「逸早く取り組んでいたチーム」は、その成果を「若手優秀選手獲得・戦術のランクアップ到達」の形で現実化し始めています。・・コンサもそんなチームの代表チームですが・・
しかし、混迷・激変が今後も想定される今シーズン~来シーズンでは、残念ながら、リーグ3位以内到達の目標到達実現が「我々の想定する内容・姿」とは限りませんね。今シーズンの目標として堅持していく「スローガン」としては適切ですが、「チーム絶対目標・チーム現実ステップ(選手保有・年間戦略)」とするかは、常に、沈着冷静・客観的「最適」判断をしていくべき!ですね。詰まり、「チーム成長戦略とその実現」が最優先戦略であり、その中での「到達順位・ACL参加権利等」はその途中成果・判断基準値の一つにしか過ぎず、チーム大方針・複数年計画をブレずに、最短で進んで行くものですね。しかし、飽くまでも、現時点は<今シーズン・3位以内到達、・カップ戦優勝獲得>を追求しましょう。
チームは、22日(昨土曜日)から、トレーニング開始し、23・24の2日間「対戦トレーニング・攻撃守備対戦策トレーニング」の上、25日・試合会場「横浜・日産スタジアム」に向け前日移動とし、26日夜・第13節横浜FM戦となります。
戦術訓練も大切で、必須事項ですが、現状では、それ以上に深刻・大問題となっていた「累積疲労過重で故障発生・離脱続出とのチーム選手層損傷」寸前から、救われたものとなりました。
次戦は、ここ暫くの実戦とは大きく回復・改善したフィジカルで対戦可能となりました。
対して、昨日・横浜FM-広島戦の激闘をDAZN観戦しましたが、文字通り激戦で、フルタイム観戦の印象は、
「スピード感一杯で息も付かせない展開の速さは、大変スリリングで面白く愉しめたものでしたか゜、一方で、横浜FMのサッカースタイルでは『大量の運動量・フィジカルを消耗するもの』」、という事をあらためて実感しました。
横浜FMは、そんなスタイルで、今シーズンの過酷日程を進行している訳ですが、
実際の直前日程
「第10節大分Away~中3日~
第11節清水Away~中3日~
第12節広島Home~中2日~
第29節コンサHome~中2日~
第13節神戸Away~中3日~
L準々決コンサAway~中2日~
第14節川崎Home~・・・続く」であり、選手の累積疲労はピークを遥かに超えた異常事態が濃厚です。昨シーズンから「運動量を大前提とする戦術」を継続し続け、その中で「選手フィジカル大幅アップ」が果たせており、また、「早々に故障離脱・仲川」が復帰+移籍獲得ジュニオール・サントスの強力2選手の追加により、有力な戦力アップもありますが、
流石に、過酷日程から、想定上「厳しいフィジカルコンディション」で試合起用選手選択となっています。
そんな相手との対戦・次節13節横浜FM戦を展望しましょう。
1.対戦「横浜FM」現状
➀現況・戦績は、
順位8位 勝点17 5勝2分5敗 得点21・失点20・得失差+1
対比でコンサは、
順位12 13 3勝4分4敗 17・ 22・ △5
ここ5試合
3勝1分1敗 勝点10 得点8・失点 7・得失差+1
シーズン当初5試合の
1勝1分3敗 勝点 4 得点7・失点11・得失差△4と絶不調・最下位争いから、「急浮上」し、現状戦績の多くが「直近5試合」戦績によるものとの好調状態で、戦力・戦績順位も急上昇。
今シーズン特異の過酷日程による「チームフィジカルの損傷・ダウン」問題も(12節値未判明・11節まで数値)、
各チームの「ターンオーバー度」を確認する基準「選手起用数推移」
チーム 9節時 11節時点 順位 今後フィジカルコンディションからの順位予想
コンサ 22 24 11 評価△ 低下傾向
横浜FM 24 27 9 評価〇 確実に上昇
参考
柏 29 29 5 評価◎ ターンオーバー型で上昇
FC東京 22 22 6 評価☓ 固定型で累積疲労で破綻
川崎 21 21 1 評価☓☓固定型で累積疲労で破綻
選手起用も「多人数選手起用戦略」を着実に実践し、「若手選手・新規加入選手」のチームフィット=「誰が出ても、同一戦術・同一レベル・同一プレー実施」が実現でき始めています。
しかし、起用選手個々では、「集中起用選手=(11試合)スタメン11回2・10回3・9回3・8回1名と8選手」が実態で、中軸で、替えの効かない選手だからこその「中核選手集中起用⇒過重累積疲労」がチーム実体である事は間違いありません。具体的には、過酷起用で「試合中、超高運動量選手;仲川・エリキ・Mジュニオール損傷」となるも、離脱・複数別選手交代起用で対処、その間、故障者の高速回復・復帰となり、実戦復帰も開始されている所ではあります。しかし、「故障発生~離脱~故障箇所改善と同時にフィジカル回復」となった3選手以外は、その過酷起用からは逃れられず、「突然のパフォーマンス低減~次の故障発生」懸念状態の真っただ中で、チームパフォーマンスのダウン要素です。前書きの通り「次戦・コンサ戦は低フィジカルコンディション」での対戦は間違い無い所との推定が、適正と想定されます。
➁戦術・試合展開現状
昨日試合観戦により、試合を愉しみながら「具体的戦術・試合展開・ポイント」を直接情報収集が可能となりました。
その特徴・ポイントを集約すると、
A.大前提が、ポステコグルー監督戦術は昨年開花し、20シーズンは益々進化成長を遂げ、強烈戦力チームへ駆け上がり、リーグ制覇最有力候補チームとなりました。
その戦術は、
最近流行形・ポジショナルサッカーを基本戦略とし、
ハイプレス・ビルドアップ・サイド突破とコンビネーション中央突破の戦術で、
球際の強さ=プレー強度を上げ、
試合フルタイム・一瞬の隙間も無く、集中と速さを切らさない、
との戦術で、
昨年未完成段階で発生の「試合中、及び、試合毎での実施レベルバラツキ」は皆無となり、
攻撃的な守備〜相手ビルドアップへのフルプレス最前線ボール奪取守備(ハイプレス)、相手にボールを奪われた局面での即時奪回、コンパクト陣形を形成し相手守備陣へ最前線選手ハイプレスの結果守備ラインはセンターライン付近まで上げた超高い位置守備ライン(ハイライン)、
積極型攻撃〜コンパクト陣形により短距離連続ショートパスのパスサッカー、特に縦パス多投による速さと鋭さ攻撃、相手マークやゾーンカバーを困難とするコンビネーションパス、ウィング型=最前線ワントップ+両ウィングの3枚型で高い位置=相手ゴールへ近づいた位置でのサイド突破、特に、縦・深さ突破とダイナゴル(ゴールへの斜め)突破、高能力プレスキッカーのセットプレー、と多彩・強力攻撃、
と攻守に激しく・強烈なトータルチームプレーを実施。
更に、元々、高能力・優秀選手を世界・J全階層から選抜獲得し、個々能力が高い選手により、高威力戦術をフル機能となり、必然として、強烈プレー・戦力を実現しているもの。
B.昨日試合・現況
昨日観戦でも、その通りに展開し、リーグ最強守備陣(最少失点チーム)を撃破し3得点獲得を現実化していました。
試合の中、激しい運動量(走行距離)・プレー量(パス数)が展開され、試合途中、選手個々のフィジカル低下・プレー低減の変化・瞬間を探し続けましたが、驚くことに、試合終了の笛・ホイッスルが吹かれるまで一切低減は発見出来ず、最後まで「ハイプレス・ハイライン」は維持されたもので、一見では、どこにも弱点・狙い処は無いものとなったもの。
C.狙い処・弱点
しかし、良くよく見ると、
(1)途中交代
にその「隙・限界」が見つかりました。
4枚替えを実施しましたが、全て前線中核・中心選手に集中。
具体的には、70'Mジュニオール・仲川、77'Jサントス・前田
第11節 46'前田、68'Mジュニオール・仲川・和田、87'Jサントス
第10節 63'エリキ・前田・扇原、74'Mジュニオール・オナイウ阿道
第9節 46'水沼、60'Mジュニオール・エリキ・Eジュニオ、88'天野
もうお解りの通り、前線選手は「時間限定」起用で、累積疲労とのバランスをとっているものという起用法で、交代選手もスタメンと同能力・プレーレベルで、交代による戦力減は無く、相手チームの交代戦力減との期待を裏切るパターンが展開されます。
しかし、この「時間限定選手」「スタメン同レベル交代投入」のパターンへの対抗策として、
<想定以上にプレー制限を掛け続けられれば>その交代パターンを崩せます。
コンサの「マンマーク・ハイプレス」は横浜FMの根幹「パス交換をパスターゲット封じで大幅阻止」し、ビルドアツプ・コンビネーション・サイドへの球チラシを封じてしまいます。「パスが来ない前線選手のフル機能は徹底的に制限」され、余力一杯のままですが、コンサ戦のみでは無く、それ以降の試合でも「パータン起用」との予定・対応の為、「限定起用」は継続しなければなりません。「前線配置高能力選手がフル機能」しかし「中盤・守備選手はカバー・サブプレーでフルパフォーマンス到達させず、その分連続固定」で「前線選手は必要性は低いまま途中交代」、しかし、「交代が想定されていない固定・守備選手」の累積疲労は、どんどん加重され、「ミス発生・プレーのキレ・スピード・強度低下との図式が見えて来ます。
横浜FM戦術は、確かに強烈・強力な「無敵戦術」ですが、唯一「コンサ・マンマーク・ハイプレス」には脆い、との想定が成立しています。
(2)失点パターン
昨シーズンから継続した「失点パターン」が、
<ハイラインの裏・広大スペースを突くカウンター>で、毎試合複数失点まで発生し、監督も「戦術の必要悪・必要条件」として諦めています。
コンサ戦では「ハイプレスからショートカウンター」が多くなり、<広大スペース」では無く<限定・縮小スペース>を突いた攻撃となりますが、優秀サイドアタッカー突破+華麗コンビネーションパスで、多数回決定機構築と想定出来ます。
逆に、「自陣に守備陣を布陣し堅守」体制が、横浜FM戦術が最も機能・作動する「狙いはターン」で、安易な守備意識が最も危険な姿勢となります。
横浜FMを上回る「マンマーク⇒コンパクト陣形からは、ハイプレス・ハイラインが必然」攻撃的守備こそが、最大の対策となります。
2.コンサ戦術・試合展開・メンバー予想
既述の通り、コンサ戦術は、新戦術「マンマーク⇒ハイプレス・ハイライン」戦術が、唯一対抗可能戦術で、前回対戦で勝利獲得を再現します。
前回は、「マンマークは時間限定」の作動時間となり、後半「堅守速攻」の展開での勝利でしたが、横浜FM戦術・戦力は大きく向上し、後半・戦術転換をすると一挙に「逆転・複数失点」が想定されます。
コンサフィジカルの急速チャージ(充電)・リカバリーで、「マンマーク戦術」の作動時間は延び、フルタイム寸前まで維持可能です。
そのため、最重要ポイントが、起用選手となりますが、ここまでの「新戦術での得点獲得失敗の元凶」<荒野・駒井・チャナティップ起用でのシュート意識・シュート数不足>が、改善されたか否かにより、
「荒野・チャナティップ・駒井」の固定起用に「ドド・ロペス」を加えた選手選択に修正に変更となります。
他選手は、サブ数名を加えて、当戦術を熟得し、高いフィジカルコンディションから、フルタイム起用も可能となります。
「恵の期間」を得たコンサメンバーには、絶好のフルタイム・新戦術作動が可能、ですね。
試合展開は、昨日・横浜ー広島戦と同様に、「緊縛の一進一退試合展開」では無く、コンサが「横浜の根幹・ビルドアツプ・パス交換を阻止し続け、横浜に想定戦術・プレーを阻止し続け、コンサ攻勢で展開」との一方的展開を想定します。
起用メンバーは、
〔スタメン〕
荒野
チャナティップ ロペス
菅 深井 宮澤 ルーカス
福森 田中 進藤
菅野
〔サブ〕
ジェイ、駒井、ドド、金子、中野、ミンテ、早坂、
カウィン
駒井は、どのポジションでも、第一候補ですが、
途中交代は、ドド・金子までが想定。
ジェイは、最終盤に10 分間限定で戦術転換の上でのみ可能。
横浜FMを再撃破!です。
2020年08月22日
前々ブログで、「第11節大分戦で明白・新戦術致命的課題」として点検・確認した結論が、昨日スポーツ報知・<宏太’Sチェック>で、同一指摘がリリース。
同意見は、大きく結論の自信を深めた所です。
前々ブログでの結論は、
「新戦術・コンサ式トータルフットボール~マンマーク・ハイプレス戦術」は、「前線起用選手のシュート数不足」が原因で「<勝利>相当試合を<引き分け>へ転落させた」もの。「シュート数不足」は「シュートチャンス・機会の不足では全く無く、単純に、一瞬のシュートコースを見逃す意識・シュートする意識の不足・低レベル」が真因で「個々選手の意識課題」。そして、この原因は、3連敗の理由・原因そのもので、新戦術スタートの第7節横浜FM戦で成功するも、第8~第11節4試合連続してしまった課題で、<不動・固定前線選手>とされている「チャナティップ・駒井・荒野」共通課題で、【即時改善・出来ないのなら起用回避しドド・ロペス起用】との結論としたものでした。
対して、昨日リリース「吉原宏太コメント」が、
『内容的に圧倒した戦いを勝ちに持って行くためには、シュートへの意識を高める必要がある。0トップの形は1つのオプションとして効果を発揮しているが、前線の3人の中にゴールに向かう選手が入るとより面白くなる。ロペスのように常にシュートを狙うタイプや、好調なルーカスをシャドーに置いても合うと思うが、日本人でとどめを刺す選手が欲しい。
シュートを打つ選手であれば、相手はまずコースを切りに来ざるを得なくなるため、周囲の生かし方を含め、選択肢も増える。結果の求められる世界だけに「外れたら」と思うと覚悟はいるが、打たないことにはゴールは生まれない。中でもミドルに対しての意識が、全体的に日本人の選手はまだまだ低い。後ろの選手は勇気を持って前にボールを入れていたのだから、前線の選手も勇気を持ってやること。外国籍選手以外もシュートに対してもっとどん欲になっていけば、更に上の段階へと進むことができる。』と「選手のシュート意識」の問題で「解決」、との指摘でした。
世の中のどんな社会・場面でも同一と思いますが、
それぞれが位置するポジションには「役割と責任」があり、「期待」も大きいですね。
サッカーでは、トータルフットボールの様に「前線選手だけで無く、どのポジションの選手も攻撃参加し、得点する」役割となる戦術があり、コンサは果敢に挑戦しています。
しかし、絶対に不変・間違い無い事実・価値が、
【シュートコースが見えた瞬間シュートする事が可能な選手はシュートし得点獲得を目指す】
との命題・決め事・不文律です!
詰まり、その命題・決め事・不文律こそが「選手の役割意識と実施責任意識」で、【選手の真摯さ・姿勢そのもの】ですね。
現在起用が続いている「前線3人組」の「意識」こそが致命的課題で、
そんな根本意識さえも、理解・認識不能なら、選手価値・生命が危ういものと成り兼ねない部分です。
しかし、紛れもない現実は、
「駒井過去シュート数」
J2時代-2012~15[188本14得点]平均年47本・3.5点
J1時代-2016~20[ 64本 1得点]平均年12本・0.2点
の選手である、特にJ2時代の高いシュート意識は、J1では喪失した、という点。<だから、浦和でスタメン確保とならず、流失しコンサ加入>との事実です。
プロ選手ですので「シュートテクニック等」のテクニカルは、全選手一定以上レベルで、そんな問題ではありません。
ポイントは、
ポジションを与えられ・起用の場面で、「どんな意識=役割と責任」を持つか、より具体的には、「期待されているプレー、しかし、それに止まらず、より創意に溢れ、拡がっていくプレー」の認識・実践意識の問題で、<規律=期待されるプレーにのみ限定>との理解では、不可能となります。
いわゆる「言われた事はやる、けれども、言われていなければやれない」との認識は、サッカーでは不要で、「結果が良ければ何でもOK」とさえ、されて許されかねない世界です。
「駒井」は、厳しく・厳格な「規律」を求められるJ1で、「期待プレー=限定されるプレー」と「相手(=ミシャ)の求めるプレー実践」との意識が高過ぎる、のではないか、と推測します。
超真面目意識が「空転」しているのなら、それこそ「監督・ミシャの指導」で改善するものと期待します。チャナティップも同様と推測されますが、問題は「荒野」です。「荒野」こそ、「自分で課題発見・改善策検討・改善実施が出来る」タイプではなりませんね。「他・周り・監督スタッフからの具体的・詳細指摘・プレー指定」が絶対的に必要とする選手で、一瞬で治るタイプでは無く、その都度・何度も反復し、時間を掛けて改善できるかどうか、との選手で、直ちの改善は疑問符?です。
今朝ラジオの「ノノコメント」、昨日「ノノラジ」でも、ノノ社長も同コメントで指摘し、選手へ改善の必要性を間接的に伝達していましたね。
ドド・ロペスも、時間を掛ければ、新戦術にフィットする、との指摘ともなっていました。
Wクラス・ハイプレス・マンマーク・トータルフットボール指向チームでは、「高身長・得点力」のFW選手が、その戦術を理解し機能しており、結果、より高く・強烈な戦力到達を果しています。
理想論・夢実現の方向性は、
「ハイパフォーマンス・高能力・ハイレベル選手」型の「トータルフットボーラー」選手を揃えた「トータルフットボール」の到達を目指すべき、ですね。
名格言;トータルフットボーラー(選手)がするサッカーが、トータルフットボールである。
の通り、戦術在りき=戦術に合わせて選手配置、ではなく、トータルフットボール出来る選手(=どのポジションのどのプレイも可能)を多数集め、流動・連動の中、チームとして連動した攻守=全員攻撃・全員守備、となる手順です。
コンサの中に、どのポジションのどのプレイも可能・前提条件の運動量とフィジカル保有・連動流動ポジション変換意識認識保有、との「トータルフットボーラー」が増加・増殖していますね。前線ポジションで必要なプレー「一瞬のシュートコースチャンスを見逃さずシュート・得点獲得プレー」に大きな課題が産まれましたが、そんな事態も、想定済み事項で、トータルフットボール到達を目指す中では、「発生する課題をその都度超越・クリアー・解決」する事こそが、「高いプレーレベル・強烈プレー獲得との戦力上昇」の手順・ステップという事と認識・理解出来るものですね。
ここで、ちょっとだけ途中目算~現時点「トータルフットボーラーに入りつつある選手」は、
駒井・荒野・宮澤・田中・高嶺・金子・ルーカス・早坂、菅も入りました。
「理解するも、未だ単一ポジション選手」
チャナティップ・深井・白井・福森・進藤・ミンテ
「トライ中・レベル低選手」
ジェイ・藤村・檀崎・小柏(能力は即トータルフットボーラー入りもあり得る)※ジェイが「トータルフットボーラー」となるには「フィジカル・走力不足」で困難で、この戦術を追求する局面では起用は困難となります。しかし、試合フルタイム実施には、現時点到達は困難で、現実的には、試合途中「戦術転換」が多発し、その時には「中核選手」ですね。当面、スタメン起用は、特別事態に限定され、途中起用での「極めて貴重選手」で、<途中「切り札」起用>とされますね。
※別件ですが、
コンサの次戦・第29節(本来13節となる筈ですが、特異日程ですね)の対戦相手「横浜FM」は、超過酷日程の中で苦闘し、「ボロボロ状態」で「コンサ戦」となる事が必至です。
第10節大分Away~中3日~第11節清水Away~中3日~第12節広島Home~中2日~第29節コンサHome~中2日~第13節神戸Away~中3日~L準々決コンサAway~中2日~第14節川崎Home~中3日~第15節名古屋Away~中2日~・・・延々と続いています。
完全ターンオーバー制を採用しない限り、固定・主軸スタメンの累積疲労は拡大し続け、「パフォーマンス急落~故障離脱発生」が多発しかあり得ません。
その場・直ちの試合結果を求める「主軸選手固定スタメンで途中多数交代型」の選手起用姿勢は、「故障多発・チーム崩壊」に至りその誤り・欠陥、そして責任を、極めて厳しく追及されるもの、との事態が必至です。横浜FMは、「新戦力獲得」で、「累積疲労リカバリーを重視せず、選手累積疲労が進行してパフォーマンス急減・故障発生に至るまで連続起用とする」選手すり潰し型の選手起用での【ツケ・借り】を成立させて居る様ですが、「故障選手多数」となった時点で、一斉・一挙にその誤り・責任を問われます。そのタイミングは、<すぐそこに至っています!>ね。
横浜FMの対コンサ戦は、リーグ戦~続くルヴァン杯準々決勝の2試合、「最低フィジカル」での対戦必至で、「強烈戦術・戦力」は「試合開始直後で終了」との展開へ進行しています。
次戦・更に、ルヴァン杯準々決勝での重要ポイント・注目点です。
2020年08月21日
コンサは、コロナ禍鳥栖戦中止で、勝ち点積み上げは他チームに出遅れとなりますが、その代償は、とても大きく、無理に無理を重ねて来た選手累積疲労を少しだけリカバリー出来、故障離脱寸前選手をその瀬戸際から救い、多くの選手で、フィジカルコンディションアップとなり、これからのパフォーマンスを決定付ける基礎・根幹基盤を引き上げる事となりました。また、3連敗の後勝利相当内容を引き分けに落とした原因・課題の再確認と修正改善を着手する事と出来ます。
言わば、"砂漠のオアシス"となった期間・中6日となったもの、でした。
超過酷日程となった今シーズンで訪れた"一瞬の余裕"時間に、
最近のリーグを見てみまみましょう。意外な驚きと面白さがあります。
1.前々節・10節から
コンサ川崎に大敗した10節は、実は不可思議試合が多発した「節」でした。
記事化の余裕も無く、そのままスルーした2試合を取り上げます。
・「浦和ー広島戦」~試合結果「浦和1ー0広島」
試合内容は、広島圧倒、にも拘らず、試合結果は浦和勝利でした。
支配率 浦和34.3%~広島65.7%;広島が試合コントロール
30m侵入数 浦和12回 ~広島106回;広島圧倒・今シーズンベスト数
シュート数 浦和3本 ~広島24本 ;広島圧倒
枠内数 浦和1本 ~広島6本 ;浦和極限1本のみ
得点 浦和1点 ~広島0点 ;決定率は浦和優位
パス数 浦和275 ~広島702 ;試合は広島支配
成功率 浦和74.5%~広島85.6%;精度も広島圧倒・極端なレベル差
走行距離 浦和105km~広島105km;互角・両チーム共に低走行量
※全項目勝っても「決定率」一項目だけで、勝利獲得可能?!
「決定率」が全項目よりも優位・高い価値で試合決定要因を証明。
・「C大阪ー柏戦」~試合結果「C大阪3ー1柏」
「浦和ー広島戦」と同一パータンが再現。
特筆は、30m侵入数(攻撃回数)~C大阪18ー柏77;圧倒的柏優位
シュート数~C大阪6ー柏22;柏圧勝
枠内数~C大阪3ー柏8;C大阪僅か3本枠内は全て得点
※C大阪が唯一優位「決定率」が勝敗分れ目を決定。
極端に低調・低レベルの試合項目で、相手に圧倒的優位・試合支配コントロールを委ねても、「僅かのシュートを超決定率で得点獲得」のみで試合勝利を掴む試合がかなりの頻度で発生しているもの、です。
2.前節11節から
同様な試合パターンが今節も続きました。
・「浦和ーG大阪戦」~試合結果「浦和1ー0G大阪」
完全に浦和のチームパターンですね。
支配率 浦和37.5%~G大阪62.5%;G大阪圧倒し展開コントロール
30m侵入数 浦和30回 ~G大阪96回 ;G大阪は強烈な攻撃回数で圧倒
シュート数 浦和10本 ~G大阪22本 ;G大阪圧倒
枠内数 浦和5本 ~G大阪8本
得点 浦和3点 ~G大阪1点 ;浦和驚異決定率・枠内5中3本得点
※浦和は、10節に続き同一パターン勝利が全開。超決定率により、チャンス数少数・攻撃機会減少でも、勝利獲得との「超効率型・勝利パターン」が成立しています。
・「横浜FCー鹿島戦」~試合結果「横浜FC1ー0鹿島」
この対戦も、同一パータン勝利の風が吹き荒れています。
特筆は、シュート数~横浜FC3ー鹿島15;鹿島圧勝
枠内数~横浜FC1ー鹿島5;横浜は1本のみ枠内を得点勝利獲得
※常識では、あり得ない勝利で、この様な勝利は「サッカーでは10回やれば1回起きてもおかしくない」スポーツとされるにも拘らず、多発し、浦和の様に「得意勝利パターン=勝利ヘの方程式」とまで起きています。
キー項目が、【極めて高い決定率】=「数少ないシュートでも得点獲得は充分」との結論となっています。
3.各チームターンオーバー率~完全ターンオーバー制への進行評価
最後に、超真面目なテーマ、
過酷日程を進行する、今シーズンを乗り切るために、極めて重要な選手起用戦略=チーム編成戦略の問題を確認して見ましょう。
即ち、各チームの「ターンオーバー度」を確認する基準として「選手起用数推移」を提案し、前々ブログでは、その観点からの各チーム現状内容を確認しています。
ここでは、第11節終了時点で、各チーム現況を再確認、とのテーマです。
では、
前回と同一一覧表を。
※標準基準は「スタメン11名☓2チーム+主サブ5名=27名」と設定
現起用数
チーム 9節時 11節時点 順位 今後フィジカルコンディションからの順位予想
コンサ 22 24 11 評価△ 低下傾向
仙台 25 26 15 評価ー やや上昇
鹿島 25 28 12 評価〇 確実に上昇・ターンオーバー型
浦和 26 27 4 評価〇 上昇
柏 29 29 5 評価◎ ターンオーバー型で上昇
FC東京 22 22 6 評価☓ 固定型で累積疲労で破綻
川崎 21 21 1 評価☓☓固定型で累積疲労で破綻
横浜FM 24 27 9 評価〇 確実に上昇
横浜FC 27 29 14 評価◎ ターンオーバー型で上昇必至
湘南 25 25 18 評価△ 低下傾向で最下位から脱却困難
清水 24 24 16 評価△ 低下傾向
名古屋 19 20 3 評価☓☓固定スタメンで直ちに低下必至
G大阪 22 22 6 評価☓ 固定型で累積疲労で破綻
C大阪 20 22 2 評価☓ 固定型で下降必至
神戸 23 23 10 評価△ 固定型
広島 23 23 8 評価△ 固定型
鳥栖 26 27 17 評価〇 ターンオーバー型に変身
大分 30 30 13 評価◎ ターンオーバー型で上昇必至
※現上位チームに「固定スタメン」「累積疲労極大化」が進行し、過酷日程が本格化すると、固定スタメンに、故障離脱発生し、現在順位から急降下・今日低下となります。
2020年08月20日
昨日試合は、「決め切れない試合展開」「プレイ内容は大半良好なのに、結果とならない」中、敗戦寸前・やっと引き分け持ち込みとなり、期待外れ・納得感の全く無い<もの足らず・不満足膨大試合>となり、がっくりとし、「チームへの自信と誇りも急速低下」するサポーターの皆様が多い事となってしまいましたね。
典型的な「内容で勝ったにも拘らず、結果が伴わなかった」試合。
しかし、そんな試合展開は、昨日だけでなく、ここ3連敗の共通展開・内容だという事に気付かれた事と思います。
昨日試合は、あらためて「4連敗寸前の失敗試合」となった事で、その真因・原因が明白となりました。
本ブログでは、その原因確認を中心テーマとして確認していきます。
1.試合項目スタッツ・速報値より、内容確認
試合スタッツ
チーム コンサ 大分
前後半 前半 後半 全体 前半 後半 全体
支配率 51 63 57 49 37 43 %
走行距離 58 59 117 55 58 113 KM
スプリント数 68 83 153 72 88 160 回
シュート数 6 12 18 3 4 7 本
枠内数 2 2 4 3 2 5 本
得点 0 1 1 1 0 1 点
決定率 0 8.3 5.5 33.3 0 14.2 %
パス数 299 330 629 276 153 429 本
成功率 81 81 81 80 74 77 %
こぼれ球奪取 コンサ44回 大分29回
プレーエリア占率
コンサ陣 11 15 %
ミドル 52 47 %
大分陣 37 38 %
※1 支配率・走力数値・シュート数・パス数・こぼれ球奪取(2次ボール回収)と、ほぼ全項目でコンサ優位、唯一決定率のみコンサ劣後。「試合はコンサ優位・支配、結果は極端に低い決定率により、同一得点で引き分け」の全体評価通りの数値証明。
※2 プレーエリア占率も「ミドルエリアをコンサ制覇~大分陣でプレー」長時間帯で、コンサ攻勢で試合展開を証明。
※3 シュート数の前後半推移から、コンサ前半シュート数不足の「積極性不足」を証明
◎総括 数値からは、「試合展開はほぼ コンサチームの想定通り展開」となるも「シュート不足」からの「低決定率」が原因となり、勝利相当試合を「引き分け」結果へ転落させて試合を証明。
では、肝心要・本ブログのテーマ「勝利相当試合を、勝利喪失・引き分け試合と転落させた原因」に移りましょう。
2.「ひたすら、敗戦に近い、引き分けの原因・真因」は。
ここまで、リーグ戦3連敗の試合内容・展開は、かなり同質・同一だという点がポイントとなります。
共通事項は、
➀戦術~(経緯)第7節・横浜FM戦で、「過密日程」による選手起用やり繰りが失敗気味となり、累積疲労・故障者発生のため、<対戦前に試合起用可能な選手が「ワントップ・FW」を欠いた選手層>状況に陥った場面からスタートしました。その困難状況の中、苦肉の策で、以前より将来像として想定していた「マンマーク・ハイプレス~NoFW選手起用チーム編成」を選択との冒険的対応としたものでしたが、想定以上に、その「戦術優秀性~実戦強烈プレー実現」により「強敵横浜FM撃破・勝利」獲得となり、それ以降、一挙に「今シーズントライ戦略」へ転換し、「マンマーク・ハイプレス・ゼロトップ様選手起用戦術」を連続実施しものでした。
しかし、その後の3試合は、連続して同一パターン試合展開による3連敗の結果となりましたが、選手・チームスタッフ、更にマスコミも、その試合内容に手応えを感じ、同戦術の選択継続を続けたものでした。
その同一パターンは、
前半:「マンマーク・ハイプレス戦術」が機能し、相手ビルドアップを相当数阻止するとの「高能力・強烈チームプレー」が作動、その作動時間帯は「コンサが試合完全支配」状態を成立させ、「圧倒的優位」を実現。しかし、
後半(前半後半の場合も):選手フィジカルダウンにより「走る・闘う」強度がダウンし、チーム戦術が「寄せのスピード・勢い」が急速減となり、プレー強度の弱体化から、相手攻守が作動し、途中交代選手の「意識・実践プレー」のバラツキ・各選手の「ミスプレー」誘発・途中「コンサ式ミシャ戦術」に戻すとの事態となり、決定機を多数回相手に与え「大量・複数失点」で勝利の目を喪失、とのパターン。でした。
いずれも、<前半はコンサの狙い通りで手応えあり、試合内容は良かったが、複数失点が発生し結果は悔しいもの>との評価となっていますね。
➁起用選手ポイント
前半コンサ支配・しかし得点は4試合で「横浜FM戦・荒野1得点のみ」で、<圧倒的優位にも拘らず得点獲得失敗>が原因となり、後半戦が「苦しい試合展開」必至、となりました。
前半戦の「大課題・得点獲得失敗」の原因・ポイントは、「スタメン起用・前半プレー」にある事が明白です。
詰まり、スタメンの「連敗3試合+昨日の起用選手プレー」に注目です。
<4試合シュート総計>は、
〔前線3枚〕・・チャナティップ4(12)・駒井4(4)・荒野2(6)・武蔵1(6)・小柏1(0)
〔SH〕 ・・ルーカス4(2)・菅4(6)
〔DMD〕 ・・深井4(2)・宮澤2(0)・荒野2(0)
〔DF〕 ・・高嶺2(2)・進藤4(5)・田中3(3)・宮澤2(0)・福森(2)
〔GK〕 ・・菅野4
この数値から➝
〔前線〕~一人当たり平均シュート数1.4 本/試合
〔SH〕~ 同 1.25本/試合
〔DMD〕~ 同 0.25本/試合
〔DF〕~ 同 0.6 本/試合
となりました。
この数値は、
<トータルフットボール・全員攻撃全員守備なので、シュート回数も同数?!>という事には在りませんね。
相手ゴール前の決定機・シュートポイントに近い選手は、
前線>SH>DF>DMF順がコンサスタイルとなります。
DF>DMFは、通常チームは逆転が当然ですが、コンサでは、ゲームメイカーとして攻撃時「最終盤」に落ちますので、この通りですね。
対して、実際のチャンス・機会度は、シュートポイントに近い順が相当ですね。その対比は、前線5>SH2>DF1>DMF0.5相当となり、〔DMF〕選手現行値を基準にすると、選手毎適正シュート数は、
前線5本>SH2本>DF1本>DMF0.5本となりますが、
前線選手シュート数が、極度の乖離・シュート数不足となります。
実数値は、
チャナティップ3本・駒井1本・荒野3本・武蔵6本・小柏0本で、合格は武蔵のみで、毎試合、チャナ△2・駒井△4・荒野△2・小柏△5の大量シュート数不足となるものです。
詰まり、「コンサ前半の得点獲得失敗」は、「駒井△4本、チャナティップ・荒野△2本・小柏△5本シュート不足」が原因だ、という事です。
コンサのシュートポイント(シュートした位置)は、PA内シュート率➇56.3%・➈50%・➉66%とリーグ平均値レベルで、PA内まで侵入=十分に侵入したシュートポイントです。充分、相手陣内まで侵入しているにも拘らず、シュートを選択・実施しない事が重大課題という事になります。
因みに、昨日試合(第11節大分戦)のシュート数ランキングを記載してみます。
シュート数 選手・枠内数 ※後半途中起用
3本 進藤・2 ロペス・0※
2本 福森・0 田中・0 ルーカス・2[1得点]
チャナ・0 荒野・0
1本 菅・0 深井・0
0本 駒井 宮澤 金子
ドド ジェイ
シュート総数18本・枠内4本 とのデータ値でした。
昨日は、〔前線・スタメン〕は、チャナ△3・荒野△3どちらも枠内1本も無し、駒井▲5で、どの選手も「前線の責任」を果たしていません。
充分相手ゴール前・PA内まで侵入し、最もシュートチャンス・決定機に近い「前線選手」の「シュート意識極めて希薄」・「シュート数の絶対的不足」が「得点獲得失敗」の原因そのものです。
「前線選手の責任」には、
〔シュートチャンス=シュートコースが見えた瞬間、シュートする〕責任
〔シュートを決め切る・枠内・GKの届かないポイントに運ぶ〕責任があり、
〔常に・一瞬のタイミング・場面も見逃さない、注意力・集中力・判断力を張り詰める〕意識・認識で、ポジションを張っています。
「3連敗・昨日試合の前線選手にその意識は皆無・極めて希薄」が全ての原因と結論付けられます。
確かに、「前線からのチェイシング・アタッキング・ハイプレス」「コンビネーションパス交換」は戦術そのもので、極めて重要ですが、それで「前線の責任を果す事には程遠い」ものです。「前線の最大で、最重要責任こそが【シュートプレイと決定力】に在る」という事です。
前線起用選手は「常にシュートコース・タイミングを探し続け、一瞬のタイミングこそがベストタイミング、としてシュートを打ち、ゴールに決める」との絶対責任意識を待ち、出来る限り多く、より良いポイント・タイミングでシュートし、全チャンスでの得点獲得とする、との意識・プレー改善が起用条件となります。トータルフットボールの意味を適正に理解していない証拠は、もう完全排除!です。
それが出来ないのなら「起用条件不足」として「前線への起用から除外」し、高い意識・改善意識一杯の「ドド・ロペス」に代替すべきです。
結論は、「駒井・荒野・チャナティップ」3選手の「意識・プレー改善」、可能でない選手は除外し、適正意識・プレー実践を目指している「ドド・ロペス」起用に変更、のどちらか選択となります。
次戦までに、改善、又は、選手起用変更、のどちらかの選択となります。
2020年08月16日
過酷日程は、各チームを累積疲労が極大の地獄状態に苦しんでいますが、コンサは9連戦予定が、鳥栖戦中止で次戦6戦目で、僅か「中6日の通常日程」ですが、一旦中断し、前日移動日を除く、5日間が貴重なリカバリータイムとなります。まるで、過酷シーズンの中での「飲水タイム」の様ですね。
ここでは、累積疲労を軽減するフィジカルリカバリー、破綻・課題化事項の改善・修理程度は可能です。
高嶺・白井の故障離脱との犠牲を出し、また、多数主力選手も、累積疲労によりプレーレベルを低下し続け、故障寸前の身体・フィジカルを、ギリギリの精神力・闘志のハートだけで、試合実戦プレーダウンを食い止めている、背水の陣状態です。鳥栖戦中止が無く予定通り、連続あと4連戦だとすると、故障離脱者が主力に続出し、チーム戦力はとことん低下となっていましたね。 鳥栖戦中止は、リーグには不幸事案でしたが、そんな中、結果的に良かった事も有ったものでした。世の中は、分からないものですね。
次戦第11節大分戦を頑張り、乗り切ればその"オアシス"が待っています。
力を振り絞り、頑張りましょう!
さて、次戦・第11節大分戦の展望は、過酷日程6戦目で、選手累積疲労のフィジカルコンディションをにらんだ選手起用がポイントとなります。昨試合の様に、僅か一選手の走力が不足しただけで、戦術破綻を来す微妙・繊細戦術を指向しているコンサでは、「フル走力が可能選手の起用」が絶対です。
では、次戦展望を。
1.事前 対戦チーム「大分」展望
大分の現状から。
今シーズン戦績
順位14位 勝点10 3勝1分6敗 得点10・失点18・得失差△8
昨シーズン同節戦績
順位 3位 勝点20 6勝2分2敗 得点13・失点 6・得失差+7
昨シーズンの「昇格年の快進撃」は再現せず、広島流ミシャスタイルを標榜した監督片野坂の活躍は、準備された対策で封じられ気味となったもの。
シーズン前戦力整備では、
昇格1年目9位とした大分は、期限付移籍FWオナイウ阿道流失以外、主力のほとんど残留成功。DF鈴木義やDF岩田やGK高木駿やMF田中達など2019年高評価選手は誰1人として流出なかったもの。加えて、
FW渡・知念・高澤、MF野村直・MF佐藤和・MF町田、DF香川勇・小出(甲府)、GK吉田舜と「J2・J3活躍選手の補強」との今シーズン・J1強豪チーム「横浜FMと柏」が採用した「昨オフ成功補強パターン」を再現したもの。昨シーズンの大分大成功方法は追随するチームが続出。
その大量獲得で大分選手層は厚くなり、ターンオーバーを採用した場合でもそこまで戦力は落ちず、スタメンと控えの落差は小さい。
再開後戦績は、
獲得勝点10 3勝1分5敗 得点10・失点17・得失差△7
5連敗;G大阪-名古屋-清水-鹿島-川崎、から横浜FMから連敗止め勝利。
対比でコンサは、
獲得勝点12 3勝3分3敗 得点14・失点17・得失差△3
実は、殆ど大差無い相似戦績で、両チーム共に、期待通りの戦績からは大きく外れているものですね。
今シーズンの戦術と試合展開は、
基本形ミシャスタイルで、可変システムは最早リーグ標準戦術ですが、ビルドアップ型・サイド攻撃、組織・ブロック守備の「攻撃型」試合展開を指向します。また、豊富なタレント数で、再開後の「過密修正日程」による各チーム「過重累積疲労」も、「ターンオーバー制」導入で回避。10節までの起用選手数は30名。
ここで「重要内容」を記載しましょう。本ブログの目玉記事ともなるものです。
【各チーム・過密日程克服度=ターンオーバー度】~選手起用数対比
10節までの「選手リーグ戦実戦起用数」を見ると、選手負担度がチームにより、大きく乖離している事が確認できます。
10節までの ☆27名以上(13.5名☓2チームの負担減)
チーム 起用選手数 ★21名以下(集中起用)▲22名(要注意)
名 現順位 今後フィジカル推移での変動
コンサ 22▲ 10位 ↘ 固定化で悪化懸念
仙台 25 13位 ➝
鹿島 25 12位 →
浦和 26 6位 ➝
柏 29☆2 7位 ↗↗ ターンオーバー制で上昇必至
FC東京 22▲ 4位 ↘↘
川崎 21★3 1位 ↘↘ 固定化で現戦績・悪化必至
横浜FM 24 11位 ➝
横浜FC 27☆3 16位 ↗↗ ターンオーバー制で上昇必至
湘南 25 18位 ➝
清水 24 15位 ➝
名古屋 19★1 5位 ↘↘↘ 固定化で現戦績・悪化必至
G大阪 22▲ 3位 ↘↘ 固定化で現戦績・悪化必至
C大阪 20★2 2位 ↘↘↘ 固定んで現戦績・悪化必至
神戸 23 9位 ➝
広島 23 8位 →
鳥栖△2試合 26 17位 ➝
大分 30☆1 14位 ↗↗↗ ターンオーバー制で上昇必至
マスコミ「現在戦績で、選手固定化が優位」とのリリースがありましたが、その代償は「ここからの、過重累積疲労による戦績悪化必至」となりますね。
シーズン全般では、より賢く・優位が「ターンオーバー制」の選手フィジカルを重視・保護・大切する戦略が適切だった、という結論が見えていますね。
「ターンオーバー制」の欠点が、上記の通り「採用当初に戦力レベル低下」があり、大分戦績もその通りの内容と把握するのが相当でしょう。
その見方からは、過酷日程で「選手の過重累積疲労」で「故障離脱やパフォーマンス低下」が多発して来ている現段階は、「ターンオーバー制」の欠点も、逆転する局面で、「適正フィジカルコンディション選手・チーム戦力」が、「パフォーマンス低下したチーム・戦力」を逆転する瞬間、タイミングが「横浜FM撃破」となったものと、見えて来ます。
<大分の快進撃がスタート>となるかも?!です。
実戦(試合)項目数値からは、
〔攻撃項目〕
得点数14位 (30m侵入)攻撃数12位
シュート数ワースト1・17位 枠内数ワースト2・17位 決定率8位
パス数3位 同成功率4位 クロス数11位 同成功率8位
〔守備項目〕
失点数ワースト2・17位
被シュート数ワースト6・13位 被決定率ワースト4・15位
タツクル数ワースト1・18位 クリア数10位 インターセプトベスト1・1位
〔全体項目〕
支配率7位 走行距離2位 スプリント数9位
※1 「攻撃型」チームを標榜するも、パス数・成功率以外は、低数値=リーグ下位レベルにしか到達していません。
※2 守備数も、インターセプト=パスカット以外は、リーグ・ワースト数値・レベルで「低守備力」です。
※3 走行距離のみ、リーグトップ水準で「走る」運動量は確保されていますが、スプリント=寄せ・ポジショニングスピードは平均レベルで、プレーの速度・強度は平均です。
※1・2・3からの結論は、「戦術が全面的に機能はせず、一部ストロング項目で辛うじて支えている」との現状・チーム像が露呈していますが、「フィジカルコンディションの逆転」=「走る・闘う」の逆転で、一気に、上昇となるもの、との想定も濃厚です。
既に「大分のビハインド」タイム・期間は終了し、「コンサ以上に走しれる・闘える」大分が来るもの、との見方が適正と見ます。
フィジカル面からは前記の通りですが、
最近の攻守パターンからは、
攻撃~ストロングとされる「サイド攻撃」=クロス数は、リーグ11位・同成功率8位・同得点はトップ1位と、質は平均レベル・結果は確かにベストチームで、サイドからのクロスパサーは平均、しかし、PA内へ切り込んだシュートクロス(スルーパスとも言える)と、それを受け得点とするアタッカーはベストとなります。前線3選手・高澤・田中・三平のコンビネーションは流れる展開となり、コンサ守備の甘い寄せでは、簡単に突破されるもの。
一方、セットプレーは仙台と共にリーグ最低のゼロ得点で、FK・CKは怖くありませんね。
守備~失点数は、リーグワーストをワースト1横浜FM-2位コンサ-3位湘南~次が4位大分と低守備力争いをするとの始末。コンサも酷い状態で、そのままであれば、大分が失点争いで勝利、とも成り兼ねません。
しかし、その中でも、大分の最大ウィークポイントが「セットプレー大量失点」で、そこは最大の狙い目となりますね。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー展望
戦術は、現行の注目トライ新型「マンマーク・ハイプレス」戦術型「ミシャ戦術」で、「コンサ式」の「ポストプレーからのショートカウンター」は試合途中選手交代=戦術転換に限定した戦術となります。
現行トライ新戦術は、ミシャスタイルを「コンサ式」➝「トータルフットボール・マンマーク・ハイプレス」型と、コンサ・3度目の「戦術改新」ですが、ミシャの理想形により近づく「トータルフットボール」型「最強戦術」を目指すトライで、大分の「基本形ミシャスタイル」の長所を延ばし、欠点を改善する修正・革新で、「大分のビルドアップ」寸断・阻止、とのミシャ式根本・根幹部分を崩壊させ、その機能発揮は、大分戦術を完全封止寸前まで追い込むものとなります。
詰まり、次戦の成否は、大半が「新戦術の機能発揮度」次第ですが、その大前提が、選手が「走り切る」事の正否で、「走る切る」事の成功が、「球際の強さ~寄せの速さと強度」をもたらし、「戦術を機能させる」事となります。
<試合の成否は、試合前・選手フィジカルコンディショニングに掛かつている>という事です。
大きな懸念点が、福森・進藤の極端に低いフィジカル・コンディションです。
久し振りの福森は、「顔付は腫れ上がり、身体つきも膨れていて、身体が重過ぎて、キレ・精度も酷いレベルで、プレー可能レベルを、遥かに下回る」との状態でした。進藤は、事前コメントの通り「気持ち・ハートのみで、動かない身体に鞭打って、試合レベルに無理やり上げる」との非常手段状態。
ジェイに至っては、身体・フィジカルはいつも通りにも拘らず「規律=戦術理解を低下させる」とのプレー姿勢・態度を下げた、「真摯さ」に疑問符が付き兼ねない事態で、存在の重さ認識を疑い兼ねないもので、大問題。
「全選手一体」がコンサの美点・最大の特徴とされて来たものが、崩壊してしまうのでしょうか?! 全選手「意識・心を統一し、一体のチーム」を取り戻さねばなりません。フィジカルに選手間差異が産まれると、時に発生してしまい兼ねない「心や気持ちの差異はその都度、排除・解消」が必要ですね。
試合展開は、両チーム「攻撃型」を標榜し、
大分「ミシャ式」を、
コンサ「トータルフットボール・マンマーク戦術」で、「ビルドアツプ封鎖・ボール奪取から決定機多数回構築により複数得点獲得」を狙い続け、
「走り勝ち➝球際勝ち➝想定戦術をどちらかが一方的に機能」との展開で、
どちらかチームの「一方的得点獲得」の「大量得点勝利」、
との試合展開が想定されます。
コンサが「走り勝ち~球際制覇・支配~戦術フル機能」で「大量得点勝利」との試合展開を想定するもの。
では試合メンバーです。
新戦術を機能させられる選手は、「走れる」選手と再々記載しましたが、具体的には「1試合換算・10km以上」が絶対条件。しかし、フィジカル低下選手は、良くて「8km程度」で失格となります。ではその前提からは、
〔スタメン〕 ジェイの走行距離では不合格で、最終盤の限定時間・途中交代起用しかあり得ません。フィジカルコンディションからは、起用すべき選手となりますが、仕様がありません。
それ以外の選手は「走り切る」条件・戦術(規律)意識は問題無く、起用可能です。
ドド
金子 荒野
菅 深井 田中 ルーカス
福森 宮澤 ミンテ
菅野
〔サブ〕 ロペス(実戦トーニングでの急速改善中)~45分起用
駒井・中野・藤村~30分起用
ジェイ~80分投入で10分限定
進藤(極力起用回避)
カウィン
※小柏は、帰京。高嶺故障調整中
長期離脱~石川・白井 ですね。
総括
ミシャが毎試合もとめる、試合3原則「走る・闘う(球際強度)・規律(戦術実践)」を問われる試合です。その第1原則「走り勝ち」の勝負が全てを決定します。
全サポーター、前試合大敗にめげず、そんな時こそ、総力結集・全力サポートを邁進です!
全員の力で「連敗阻止・過酷連戦最終区切り試合勝利」を「新戦術」で、先輩チームとして、見せ付ける、試合を達成しましょう!!
2020年08月15日
今シーズンの分岐点となる「コンサ現況戦力」を、リーグ最強チーム「川崎」対戦でテスト・測る試合。
結果は、
前半は、現在戦術・方向性の正しさを証明し、
後半は、従来型の限界とその選択の終末点を証明したものとなりました。
詰まり、「前半」と「後半」は、【完全に別チーム】だという事を証明したものでした。
概要は、Jリーグレポートの選評は、「前半」の評価については、
残念ながら、表面をナゾルだけのもので、その意図とプレー実践は、より深い内容で、的を得たものとは言えない文言でしたが、「後半」評価はその指摘も納得感のあるものでした。
先ず試合スタッツ(速報値)を確認しますが、その中に、試合を解くポイントがあります。
コンサ 川崎
前半 後半 前半 後半
シュート数 5 7 5 9
枠内数 1 6 3 8
得点 0 1 1 5
決定率 0% 14.2 20.0 55.5
支配率 42 50 58 50%
パス数 242本 285本 369本 207本
成功率 85 81% 88 91%
走行距離 112km 113km
スプリント数 163回 174回
ボールエリア ミドル
前半 後半 前半 後半 前半 後半
21 23% 23 28% 56 49%
↗ ↗ ↘
両チーム「走力」ベスト10数値から
コンサ
走行距離5選手(荒野・深井・ルーカス・チャナ・進藤)
前半27.7km➝後半24.6km
スプリント数5選手(菅・ルーカス・小柏・駒井・チャナ)
前半56回 ➝後半45回
川崎も記載しておきます。
走行距離5選手(下田・守田・脇坂・宮代・旗手)
前半29.7km➝後半33.9km
スプリント数5選手(山根・宮代・旗手・車屋・レアンドロ)
前半46回 ➝後半59回
試合スタッツから、
※1 コンサ・シュート数=決定機回数はほぼ同一、しかし、前半の「シュート低精度」が前半無得点の原因=シューター駒井の「シュート能力・決定力」の低さが主因。
対して、川崎は、後半シュート数アップし、後半枠内率の高さは「よりゴールに近づいた・フリーシュートが多数回」だった事を証明。「川崎の攻撃力がアップしたとの数値ですが、真因は、コンサの防御力低下」で自在球回し・パス交換を許したもの、でした。
※2 ボールエリアは、「ミドル位置(M'3rd)」の占率が、前半56%➝後半49%へ△7%急減し、コンサ陣内が増加。
※3 運動量=走力は、前半は互角➝後半、コンサダウン・川崎急増し、「完全な走り負け」。
となったもの。
試合スタッツからの結論は、
前半は、走力互角・球際コンサ優位・戦術機能コンサ優位、川崎のパス数は多数回も自陣内パスが主体で、コンサ戦術が機能し「パス成功率ダウン」。
シュート数のチャンス数は同レベルに見える数値でしたが、「ゴール前決定機数」は、コンサ5回(得点0)・川崎2回(得点1)で、コンサ低決定率が無ければ「コンサ得点優位」となるもので、川崎得点も、セットプレーからのシュートブロックの局面で「進藤の車屋マークを外すミス」によ失点。
しかし、
後半、HT選手交代で「一気に走力喪失」➝「マークズレ・寄せスピード急減」で、「マンマーク・ハイプレス戦術」機能不全➝「川崎自由自在パス交換攻撃」で大量失点、となったもの。
試合概要を総括すると、
前半は、コンサの想定通りの展開となり、
「川崎のビルドアップを阻止するマンマーク・ハイプレス」成功で、
ポール廻し・ゲームメイク中核・守田はチャナの粘々マークで阻止、サイドも菅・ルーカスとチャナ・駒井の挟み込みと受け手マークで、攻撃不能、川崎は自陣最終ライン間でのパス交換しか成功せず、最後の手段、縦パス・前線へのフィードは、狙い通りに福森・進藤・宮澤がパスカット、でコンサ陣内でのパス交換は阻止され、高い位置でのボール奪取から、再三に亘りショートカウンター、また、コンサビルドアップからの攻撃タイムも延び、35分までは、完全にコンサ試合支配の展開を維持。
しかし、駒井のゴール前の不用意なファウルからのセットプレーは、完全に封じられ居た試合展開の中、川崎「唯一の機会としてクリアー」となる筈が、「進藤の車屋マーク担当を外し、空中ボールへのヘッドクリアーを図るも、全く高さ不足(元々到達しない高さ=ヘッドクリアーは不可能)で空振りし、マークが無くなった車屋はフリーシュート」と進藤の守備ミスプレーにより失点で、その後も、コンサ優位試合展開の構図は変わらず、前半終了。
前半は、<試合内容では勝利、試合結果は負け>との惜しい展開。
しかし、後半・小柏⇔ジェイの交代が、結果的には大失敗・大量失点の主因となりました。
では前後半で「チームがチェンジし、別チームが如く破綻」の原因確認です。
残念ですが、実に明白な原因でした。
上記の通り、後半「走行距離・スプリント」が激減し、その事は、前半試合コントロール・支配まで到達した「マンマーク・ハイプレス」戦術を機能不全としたものでした。
ミシャ試合三原則「走る・闘う(球際)・規律」の全てが、第1原則「走る」から始まります。元々、ミシャは、オシムの弟子・オシムチルドレンで、その原点は「オシムサッカー・考えながら走るサッカー・現代では<ポジショナルサッカー>と呼ばれる事となったサッカー」ですね。
「走る事」は、
・適正ポジションを獲得(パスターゲット多数化で、コンビネーションの事前プレー、また、守備では組織・連携を可能とする)
・相手への寄せ(ボールへの寄せ)の「速さと鋭さ・強さ」の「球際」強度の源泉となりますね。
その肝心な「走る」が低下するという事は、
△相手への寄せ・球際を弱体化し、パスターゲットつぶしも甘くなり、その結果「戦術は機能不能」との状態が必至となります。川崎が封止されていた「ビルドアツプ」は一斉に活発化し、成功し、コンサ守備は破綻し、川崎に、自由自在にフリー攻撃を許し続け、当然そのままでは、大量失点は必至です。
コンサは仕様が無くなり、「マンマーク・ハイプレス」戦術を諦め、「ブロック守備・カウンター」戦術しか無くなりましたが、現在の川崎には、通用しない事は、他チーム対戦で証明済みで、中途半端な守備主導は堅守とはならず、最後には、「破れかぶれの攻撃指向」で、守備ラインは、駒井・菅と宮澤の特異布陣とするも、駒井・菅は、マーキングも、スペース管理も出来ず、「宮澤」の孤軍奮闘では、更に大量失点は当然の事態。
この様に、全ては「ジェイ投入」で、試合は転落へ進んだものでした。
より明確になる数値を提示しておきます。
現行の「マンマーク・ハイプレス」戦術で、「走る量」が高い選手は誰か、を見ると、従来戦術では、サイド>ボランチ>前線・DFとなるでしょうが、
この戦術では、前線・サイド>ボランチ>DFとの順番となります。
その理由は、「マンマークのスイッチ」が、相手DFラインからのビルドアップ阻止とする「相手DFへの直接チャージ・寄せ」を「最前線選手プレー」が実施される、同時に、連動の「パスターゲットつぶしとパスカット狙い」の「サイド・ボランチ選手」が連動して「詰めるポジショニング・走るプレー」となり、結果として「走る量・スプリント数」は前線>サイド・ボランチとなる訳です。
では実際のコンサデータ値で確認しましょう。
確認するのは「前線3選手の運動量」です。
「マンマーク・ハイプレス」戦術が開始された第7節横浜FM戦勝利からの推移です。
〇勝利☓敗戦 運動量は「走行距離km・スプリント数」を90分(試合時間帯)換算した数値です。;金子は短時間に驚異的な走力を発揮し、換算では驚異数値
スタメン サブ
➆節〇 荒野 12.6km・21回 金子 60.3km・247回
チャナ10.4km・21回 ジェイ14.4km・12回
駒井 11.9km・13回
➇節☓ 荒野 11.5km・14回 金子 13.6km・42回
チャナ10.7km・16回 ドド 24.0km・24回
駒井 11.2km・23回
➈節☓ 武蔵 9.4km・18回 金子 30.3km・67回
荒野 11.1km・11回 ドド 10.2km・24回
チャナ 9.7km・10回
➉節☓ 小柏 10.5km・22回 ジェイ 9.0km・10回
チャナ10.4km・12回 ロペス11.5km・23回
駒井 10.7km・17回 金子 15.0km・45回
10節のサブ「ジェイ」が大幅低下との数値が明白で、7節のジェイは「真剣な走り」でしたが、今節は「致命的な欠陥」となりました。
この数値から、
たった一人・ジェイの低パフォーマンスが、全選手へ波及するとの「怖く、繊細な戦術」をトライ・試行している、という事も明らかです。
ここからの結論は、
【ジェイ先発起用回避・勝勢でのサブに限定】が現行戦術を機能させる方法、となります。
現行戦術を、チームの中核・方針とするならば、「ジェイ外し」でのチーム編成・限定起用との結論は、重大な内容となりますが、実戦で「戦術無視・ポジション(規律)のフリー選択意識」が発生し、その都度、ミシャは許せず、何回も「ジェイ」への強い指示となっていました。
「ジェイの悪弊」が出なければ良いのですが・・・
''''
2020年08月14日
明日の「コンサ現況をテストする試金石試合」となった川崎戦を前に、流動的に多様な事項が変化しています。
その変化の「速さと質」に、驚きと深い意味合いを受け、謂わば”風雲急を告げる!”状況となっています。
それだけ、リーグ戦・サッカー界へ、インパクト・影響を与えるチームに成長したという事で、感銘とこれからへの決意をあらためて感じる所ですね。
変化事項は、
➀「武蔵」ベルギー移籍・「正念場の晴れ舞台」に乗る場面
本日・ベルギーへフィジカルチェックのため、現地入り、となったのでしょうか。順調に「夢の舞台を掴む」様にエールを贈り支援したいですね。
その代償は、明日の「武蔵起用」喪失です。
➁ルヴァン杯第3節・ベンチ入り回避で、明日試合用選手を「準備」しましたが、思いの外、フィジカルコンディショニングは順調に推移し、ハイパフォーマンスが可能な「好調フィジカルコンディション」に到達しています。
➂全員「待望していた」」コンササッカーの中核・福森の「故障からの復帰」が間に合い、明日川崎戦で、「福森代替で大活躍の高嶺・前試合故障離脱」の「左CB不在」の危機的状態は、回避出来ました。
この3事項により、明日試合の様相は、「より激しく・緊迫の試合」に進行し、【超注目試合】との前評判を裏切らないものとなりました。
「超スペクタル・華麗で強烈で本当に面白い試合」となる事必至です。
前節・9節のコンサパフォーマンスは、選手連続起用の過酷戦略のため、「今シーズン最低レベル」にまでダウンしてしまいました。
ミシャ試合三原則とされる「走り切る・闘う・規律を守る」の第1原則「走る」は、リーグ最低・ワーストまで下がり、攻撃・守備両局面で、根幹を欠き、チームプレーは成立せず、そんな追い詰められた状況から、個人ミスプレーも続発させ、「勝利が必然だった清水」に「勝利」をプレゼントするとの「低レベル内容」で完敗としてしまいました。
〔参考〕
➀第9節走行距離105km(当節・リーグ断トツの最低数値・ワースト、同時に、累積疲労でパフォーマンス低下した・今シーズン第4節を下回る最低数値となりました。全く「走れなかった試合」でした。)
➁他項目でも、シュート数14本はリーグ平均でしたが、パス数はリーグ平均△31本も劣後、被シュート数22本はリーグ平均△8本も悪化、ハイプレス・マンマークが作動すれば上昇しなければならない「インターセプト」は僅か1回のみ、攻撃回数もリーグ平均△8回少なく攻撃型ではない数値と、攻守が低レベル内容で、これでは不調清水にシュート=決定機を22回も与える事態も当然でした。
➂しかし、選手起用失敗のチームは、他にも複数発生した9節でした。
・浦和は名古屋に守備破綻で大敗でしたが、枠内シュート僅か2本では勝利しようが無い低パフォーマンス
・湘南、鳥栖、大分は、シュート=決定機構築力も発揮できず「4本~6本・枠内1~2本」では勝利は不可能となります。
そんな、今シーズン最低試合の次ですので、その原因「極度で低下したフィジカルコンディション(到底試合レベルでは無く、故障発生を誘引した)」を解消・解決し、完全払拭し、本来「ハイパフォーマンス」を取り戻す試合とするもの。
という事で、
メンバー修正となります。
〔スタメン〕
荒野
チャナ 小柏
菅 深井 駒井 ルーカス
福森 宮澤 ミンテ
菅野
〔サブ〕
ジェイ・ドド・ロペス
藤村・檀崎・金子
カウィン
ハイプレス・マンマーク戦術のミシャ戦術で勝負です。
川崎ビルドアップを封じ、コンビネーションとサイドアタック・セットプレーで、川崎の高強度ボール寄せ守備を突破し、複数得点獲得で、勝利獲得を「ハイスピード・ハイ強度球際・流れる様な、連携組織チームプレー」で
達成ですね!!
「武蔵・壮行試合」を勝利で飾りましょう。
2020年08月14日
過酷9連戦は、進行しいよいよ5試合目は「リーグ圧倒的首位」に君臨する川崎との対戦。
川崎対戦は、19シーズンルヴァン杯・決勝戦の因縁がありますが、「コンサの現況戦力」を占う格好の実戦テスト試合となり、興味深い対戦となります。
焦点は、
「川崎のビルドアツブ攻撃」Vs「コンサのハイプレス・マンマーク攻撃型守備」
「コンサのビルドアップからの、コンビネーション+サイド突破攻撃」Vs「川崎の強度の高い・強烈な球際守備」
の両対戦が、ポイントとなります。
リーグ最強「川崎ビルドアップ」は、リーグ随一でパスサッカー戦術の根幹ですが、「コンサ・マンマークハイプレス」は、相手の全パスコースを封じ、パス交換そのものを封じ、無理パスをパスカット~ボール奪取から、最速・先鋭カウンター発動し一気に決定機、とする狙いです。
「川崎のビルドアップを阻止」出来れば、もうリーグにそれ以上は無く、無敵戦術の完成となります。その試金石・テストです。
大きな問題点が、ルヴァン杯第3節試合を実施したチーム全てが「連続中2日」日程により、累積疲労選手が最大に拡大している点です。
コンサでも、
「連続起用強行」は「高嶺・白井の故障」の形で、その危険性を現実化してしまいました。更に、故障離脱2選手以外にも、「進藤」は故障寸前、「田中は、寄せスピード・質低下」と「2中核・貢献選手」も危険水域となりました。ルヴァン杯第3節試合をチーム入り除外とし、フィジカルリカバリーを進行した「宮澤・武蔵・チャナティップ・駒井・深井・菅・菅野・荒野」、これに、ルヴァン杯第3節限定起用「ルーカス」の9選手は、フィジカルコンディションをアップさせられましたが、「残る2選手・特にDFライン」と「ボランチ」の守備選手が問題で、更に、<サブ選手>は使い切り・擦り減らしてしまい、フィジカルコンディションが合格点=故障発生リスク無し選手は、育成選手レベル(前試合大活躍の「小柏」君・藤村・濱・檀崎)程度と「緊急実戦訓練中、ロペス・ドド」となり、大学トリオ次戦起用は「極めて困難」状態です。
そして、「武蔵」は「契約保留状態のため試合起用回避」となり、大きな戦力低下となりますが、
「コンサ式トータルフットボール=マンマーク型攻撃的守備~強烈カウンター」を作動させ、「ゼロトップ」型が最適となり、「ワントップ」はスタメン編成には不要です。
予想メンバーは、
<スタメン>
荒野
チャナ 駒井
菅 深井 ルーカス 小柏
濱 宮澤 ミンテ
菅野
<サブ>
ロペス・ドド ・・後半60分交代で、FW配置型・戦術転換
藤村・檀崎
アクシデント以外起用回避ですが、
金子・ジェイ
カウィン
「トータルフットボール=全員攻撃全員守備」で、マンマークターゲットを常時・フルタイム狙い、相手プレーを一瞬たりともフリーとさせず、コントロールしてしまいます。
<どこまで=どの時間帯まで=試合の中どれだけの時間帯>で、コンサ・ハイプレスマンマークを作動し続けられるか、が勝負の決め手となります。
「武蔵の壮行試合」ともなりそうな川崎戦を「勝利・ハイレベル試合内容」実現を果し、門出とします!!ね。
試合展開は、一瞬も目を離せない「超緊迫・スリリングの超面白い試合」が必至です。しかし、複数得点獲得勝負ともなり、【3得点獲得】の成否が、試合結果を左右するものと想定します。
相互に、強烈な守備による試合支配、と、激しい攻撃の応酬での得点獲得勝負、の両面が、次々と相互に立場を変えて繰り広げられる「今シーズン・名勝負・伝説的壮絶試合」となるものと想定します。
「しっかり」拍手と熱い想いを、選手・スタッフへ注ぎ、力添えをし、試合目標を克ち取りましょう!!
8.14
ノノラジで、次戦の試合目標・位置付けに言及ありましたが、本ブログで記載とほぼ同一でしたね。今後の試金石、バロメーター試合、との内容は、成功すると、今シーズンの大きな分岐点となる試合となるもので、価値一杯・満載試合です。
又、武蔵は、最短では、今夜ベルギー入りし、入団前フィジカル検査もあるとの事で、次戦会場に、いや日本に居ない可能性があるとの事。
武蔵抜きは、既に、スタート必至と言う事ですね。
ワントップFW抜きでのチームプレーを熟成・完成度アップ!です。
2020年08月13日
昨夜のドームは、試合後「安堵感」に包まれ、選手・スタッフ・サポーターに一瞬「ルヴァン杯チャンピオン獲得への前提=GS(グループ・ステージ)突破」を果した、「実感・喜び」を味わう時間でした。
対戦相手「横浜FC」は、リーグ戦主力の若手有望選手グループの試合起用を、累積疲労によるフィジカルコンディショニングから「回避」し、戦力ダウン・戦術制約低下となり、試合強度は大幅低下となりました。
しかし、コンサは、そんなレベルダウン「横浜FC」に対して、プレー強度は「均衡~やや劣後」で、リーグ最新戦術も「試合開始僅か10分間」で停止、当然、試合展開は均衡状態となり、両チーム「攻守低レベル」で推移し、ラッキーPK~ロペス先制、進藤の低注意力での「不用意なポジショニング」~安易に「突破を許し・裏を取られ」、そのままGKカウィンとの1対1から、失点。
両得点(失点)共に、
「戦術プレーによる突破」のチームプレーでは無く、「単プレー」の「ラッキー得点」で、「ミスプレーによる攻撃局面」程度しか、チームプレーは作動せず、その後の「決定機」は皆無レベルでした。
<試合は、いつもの「スペクタルで愉しいサッカー」は封印され、淡々と展開>した「味気の乏しい試合」でした。
唯一、試合<引き分け~勝ち点1獲得~GS突破>の試合結果が良かった点です。
しかしその代償が求められ、今後、重大な影響を及ぼす事となりました。
【現在最大の貢献選手・高嶺の故障】と【コンサで数少ない・主力と同レベルサブ・白井の故障】です。「高嶺」は「替えの効かない・リーグトップキッカー・福森離脱」の苦境を、DMからコンバートで「救世主」となり、「福森以上の守備力・ビルドアップ力」の優位能力を発揮し、現在は、「福森以上に、替えの効かない選手」として、「連続試合起用」で「極限界・累積疲労・故障寸前」状態に至っていました、そこに「昨日、相手選手のタックル・チャージを右膝裏に受け、試合途中、治療~試合復帰を2度繰り返す」との過激対応を実施してしまい、「該当筋が動かなくなるとの大きな途中試合離脱」となったもの。・・・今日の「受診」次第で、「長期離脱=左CB喪失」の事態との、コンサ重大危機となります。
リーグ戦<3連敗阻止>を賭ける、次戦第10節川崎戦は、この土曜日「中2日」で到来する、このタイミングに!!
更に「白井」も、高嶺同様に「過酷起用」が実施され、「累積疲労限界値」に到達し、昨日「試合終盤での故障離脱」となりました。
「高嶺」同様、最大貢献者の一角「白井」も同様「重大懸念」が来ました。
更に、昨日の低調試合内容の「主因」は、➀「累積疲労」によるパフォーマンスダウン選手起用、➁戦術意識・実践「低調」選手~期待主力のジェイ・ロペス・ドド、の2点でしたが、
➁の「ジェイ・ロペス」は深刻です。
試合中も、ミシャから、「ジェイへの指示」が再三飛び、その都度、ジェイが理解出来ず、「プレーし難そうな姿」が現れていました。実戦でその姿、という事は、トレーニングでは、もっと再三・多数修正を求められ、しかし、実践意識の低さから改善されていない、との(過去何回か発生した)懸念も想定される所。
ロペスは、本当に「戦術理解が低下し、即座・速やかに回復せず」時間が掛かりそうですね。残念ながら、サブ起用での調整が今しばらく続き、スタメン起用での「柱・中核」は、未だ「先の話」です。ドドは「試合起用当初のフィジカルの強さと速さ、真面目さ、運動量」は現実化出来ましたが、「連携・組織プレー」は、未だ「完全フィットに時間が掛かる」状態で、こちらも、サブ起用調整と成りますが、あと少しまで到達しているもの、ですね。
➀の「累積疲労」の回復が不足の中、「連続起用強行」は「高嶺・白井の故障」の形で、その危険性と実施不能事実を露呈しています。
昨日試合でも、故障離脱2選手以外にも「進藤」は故障寸前、「田中は、寄せスピード・質低下」と「2中核・貢献選手」も危険水域となっていました。
昨日試合チーム入り除外とした「宮澤・武蔵・チャナティップ・駒井・深井・菅・菅野・荒野」、昨日限定起用「ルーカス」の9選手は、ややフィジカルコンピューティングをアップさせられましたが、「残る2選手・特にDFライン」と「ボランチ」の守備選手が問題ですし、<サブ選手>は、使い切り・擦り減らしてしまい、フィジカルコンディションが合格点=故障発生リスク無し選手は、育成選手レベル(昨日大活躍の「小柏」君・藤村・濱・檀崎)程度と「急実戦訓練・ロペス・ドド」となり、大学トリオは「極めて・甚だ起用困難」状態です。
最後に、昨日試合スタッツの確認を。
コンサ 横浜FC
前半 後半 全体 前半 後半 全体
シュート数 7 8 15 5 2 7
CK数 4 1 5 2 1 3
ファウル数 11 7 18 11 2 13
※後半・均衡状態に見えましたが、決定機=シュート数は、コンサ優位。
※コンサのファウル数は多く、守備が「遅れ気味」~ボールへの寄せ・質の低さを露呈しています。~ファウルでしか「止められていない」守備~
※攻撃は不発で、低CK数が証明しています。
昨日・ルヴァン杯GS6試合は、全試合、上記傾向~低シュート数=低決定機数となりました。明らかに「攻撃力」が、大幅減退した事を示していますが、その理由は、➀累積疲労選手のパフォーマンス低下、➁交代起用選手の能力ダウンによる、チーム戦力・特に攻撃力低減、に在ります。
つまり、<過酷日程>が招いた当然の結果、となりました。
昨晩試合のどのチームも、大問題が「中2日」でのリーグ戦・第10節の「選手起用・チーム編成」です。
しかし、昨晩試合無しの、4チーム「広島・鹿島・FC東京・神戸」は、絶大なアドバンテージを得ています。・・ここは、大きな「不公平」環境となっています。(鳥栖は、当面試合は停止扱いで、対象外ですね。)
コンサは、「川崎」と同環境での対戦となりますが、「移動日」の有無も大きくなっている現況、少しでも「リカバリー」が増える「ホーム日程」は幸運でした。
次戦への「リカバリー・昨日未起用選手のプレー強度とスピードの爆発準備」が、勝負です。
◎小柏君、コンサの中で、唯一と言っても良い位、ブラボー・ナイスプレー続出で、大きな登場インパクトを全体に振りまいてくれましたね。「確実に計算出来る」選手の登場は、コンサに「砂漠にオアシス」状況となりました。特に「白井」リスクが発生し、ベストタイミングですが、コンサチーム帯同は「15日」までの限定で、「川崎戦」までです。次戦・川崎戦では「大活躍」が見られる事でしょう。大期待!ですね。
★★武蔵・ベルギー~電撃「完全」移籍決定!!
痛すぎるけど、本人の成長・代表の柱へのステップで、エールを以って送り出しましょう!!
でも・・・・・
確かに「今が最大の『旬』で、ここでの海外移籍が絶好タイミング」な事は、間違いない、ですね。
2020年08月10日
過酷日程9連戦は、リーグ戦連敗・1勝0分2敗との手厳しい結果で、第3試合目を迎えます。その試合内容推移は(SH ~シュート数)、
リーグ戦第8節神戸戦 2-3✖️ SH14〜被SH12ー主力スタメン固定
ルヴァン杯第2節広島戦2-1○ SH 8〜被SH15 ー7選手スタメン変更
リーグ戦第9節清水戦 1-3✖️ SH 9〜被SH17ー主力スタメン固定
コンサ再開後毎試合平均値 SH11〜被SH14 と、
✳︎攻撃の集大成SH数が激減傾向で、毎試合平均を大幅低下。
✳︎守備の中核被SH数が急増傾向で、毎試合平均も超え続けている。
詰まり、コンサのパフォーマンスは、急速に低下し続けており、その結果は、当然、戦績低下、との図式・現状が明白です。
間違えても、現地試合環境の差や移動負荷では、又、その前に、過酷日程の問題では有りませんし、「原因のすり替え」はコンサのためになりません。
失敗現況の原因、そして、ここからの脱出・解決策も、「選手起用戦略=チーム編成戦略」ですね。
しかし、この失敗は、コンサだけの特殊事態では有りませんね。特に、戦績責任が大きいJ1チームで、直ち・即座の戦績を求めたチームは、すべからく、「スタメン主軸選手固定起用+5枚交代制フル活用の大量途中交代型」の選手起用戦略=チームワンチーム型を選択し、再開後は、別戦略チームとの実戦時「戦力差」から、好調な戦績を獲得。しかし、それも、再開後、第3クール(旬)3連戦で破綻チームが発生、現在の再開後第4旬の過密日程となると、過酷度が激化する「過酷日程9連戦」が激しく当該チームを襲い、破綻チームが続出との事態が現況です。
別戦略とは、勿論、「完全ターンオーバー制=Wトップチーム型」ですね。
しかし、その戦略の、短所〜[実施当初は編成した2チームがワンチーム型よりも戦力ダウンが想定されそのため戦績低迷期間が想定される]から、選択チームは、限定的で、清水・湘南・名古屋、そして川崎の4チーム程度でしたが、随時戦略転換が、故障離脱発生等の事態転機から選択が始まっています。元々、豊富な選手層を誇るチームは、余裕をもって2チーム編成が可能です。即ち、Wトップチームの2チーム編成も、優秀選手を、スタメンだけで無く、サブにも多数保有していたチームは、ワンチーム編成の今まででも、サブの途中交代は、試合途中で、益々戦力アップとなっていましたが、ここに来てのWトップチーム編成では、戦力ダウンの無い理想的な2チーム編成が可能となりました。川崎は、その代表チームですね。川崎の頭抜けた戦力は、リーグを益々席巻する事は、必至ですね。
反対に、驚きは、豊富な選手層を誇るチームの多くが、完全ターンオーバー制を選択しなかった点です。充分可能だった筈なのに、直ちの戦績を求めて、今にしてみれば、誤判断と、その代償としての主軸選手故障離脱の痛撃を受け、苦しんでいるチームが増加しています。神戸、横浜FM、FC東京、G大阪、C大阪、広島は、戦略は厳しい現況を招いています。
コンサや、他の資金力の脆弱なチームは、絞り込んだ、乏しいギリギリの選手層でシーズンをスタートしていて、完全ターンオーバー制=Wトップ2チーム制の短所は、大きく、中々戦略転換は、選択し難いものでしたが、清水や湘南の様な、本来なら降格争いチームが「今シーズン降格無しとのレギュレーション修正」により、戦績の縛りから解放され、積極果敢に、完全ターンオーバー制採用にトライ出来ました。
リーグ全体の流れは、現在の過密・過酷日程を乗り切るためには、完全ターンオーバー制=Wトップ2チーム制採用に、移行するもの、が大勢と想定出来ますね。
コンサも、そのタイミングが到来です!
では、その大前提、且つ、実際に故障発生リスクを可能な限り低減する、選手起用戦略の材料を確認しましょう。
過酷日程9連戦選手起用推移は、
中 2日 2日 3日
第8節 ーL第2節 ー第9節 ーL3節・可能度
CF 荒野 ーロペス46'ー武蔵 ーロペス○・武蔵△
➀ST チャナードド ーチャナ86' ードド○・チャナ☓
➁ST 駒井 ー金子86' ー駒井 ー金子○・駒井☓
RSH ルーカス-早坂 ールーカス64' ールーカス△・白井△・早坂○
LSH 菅 79'ー白井 ー菅 ー菅△・白井△
➀DM 深井79'ー深井46' ー荒野 ー深井△
➁DM 宮澤73'ー田中 ー深井46' ー田中☓ 宮澤○
RCB 進藤86'ー進藤46' ー進藤46' -進藤45'以内△
CB 田中 ーミンテ ー宮澤 -ミンテ△
LCB 高嶺 ー高嶺 ー高嶺64' ー高嶺☓
GK 菅野 ーカウィン ー菅野 ー菅野○
SUB ミンテ ー中野 ーミンテ46' ー中野○
白井 ールーカスー白井64' ールーカス45'以内△
金子 ー ードド86'
ドド ー菅 ー田中46'
金子64'
故障 石川☓福森☓
故障から復帰 ジェイ○
未起用 ○檀崎・濱・藤村
このフィジカルコンディション推定を前提に、Wトップ2チーム編成=完全ターンオーバー制への道を進行しましょう。冗談はほどほどに、本気で!
検討順番を前後しますが、ここで次戦の起用選手選択=Bチーム編成を。
[スタメン]
Bチーム ジェイ
金子 ロペス(ドド)
白井 藤村 中野 檀崎(早坂)
濱 田中 ミンテ
カウィン
このため、
Aチームは、
武蔵
チャナティップ 駒井
菅 深井 荒野 ルーカス
高嶺 宮澤 進藤
菅野
となり、
メインサブグループ
ドド・早坂・小柏・阿波加、2種育成3選手
故障からの復帰;石川・福森が実現するまでの体制となります。
戦力比は、Aチーム>Bチーム となり、Bチームにメインサブから補強した運営と成ります。
一点、次戦対戦上では、グループステージ突破断念寸前の「横浜FC」は、戦力を整備して「より強力な戦力」での対戦を目指して来そうです。
しかし、複数の若手・有望選手が大躍動しているリーグ戦では、その選手グループを中心に「やや固定化傾向」が進行し、次戦のルヴァン杯第3節では、限定起用となりそうです。コンサ戦で活躍の一美・斉藤光毅・松尾・松浦・瀬古・星は、起用封印し、ベテラン勢~三浦カズ・瀬沼・ヨンアピン・伊野波・イバ・レアンドロが起用と想定されます。激しい運動量とプレースピードは大きくダウンが予想され、Bチーム補強型戦力で十分対抗可能ですね。
極端に長く、内容も突っ込んだ前書きとなりましたが、「過酷9連戦・第3試合目・ルヴァン杯第3節横浜FC戦~選手予想とチーム再編成」の重要検討項目を一つクリアーしての、本稿に進行しましょう。
1.対戦相手「横浜FC」現況
戦績は、
リーグ戦~
順位17位 勝点5 1勝2分6敗 得点8・失点20・得失差△12
しかし、今シーズン、下位順位は特段の意味はありません、ので、上位=3位以内=次シーズンのACL参戦権獲得以外は、単なる評価基準でしかありませんね。「リーグ上位」との目標は無い「横浜FC」には、リーグ戦の戦績は重大な価値は無し、との認識・把握でしょうね。
だからこそ、ベテランは原則排除の「次世代チーム」形成を大目標とした、「若手有望選手の実戦多起用による急成長」を目的とした「リーグ戦選手起用」を実践しているものです。非常事態の今シーズンを最大限活用した最高の取り組み・戦略で、戦績は低調でも、下平監督は、試合を「ワクワク・ドキドキ」の超魅力的プレーに、想わず応援してしまい兼ねない程「人を引き付けるサッカー」を展開していますね。素敵なサッカー・素敵なトライ!ですね。
カップ戦・ルヴァン杯~Cグループ
順位2位(広島同位) 1勝0分1敗 得点1・失点2・得失差△1
こちらは、ルヴァン杯グループリーグ突破の可能性を「次戦でのコンサ戦・横浜FC勝利」で、逆転突破も残す、との現況で、次戦への大きなモチベーションとなっています。
戦術は、19シーズン「4-2-3-1」をモデルチェンジし、
最新流行型「3-3-2-2」へ変換。
19シーズンは、G大阪のみ、しかし、
20シーズンになると、
加えて・神戸・湘南・広島、J2でも、京都・山形・水戸・愛媛・東京V・新潟が採用した、最新・流行型。
流行の戦術「ビルドアップとハイプレス」を狙い、特に、4Backへの対抗フォーメーションで、ハーフライン(5ライン戦術で注目)を突く攻撃への最短手段としています。
しかし、この戦術・フォーメーションは、豊富な運動量とスピードの若手有望選手の得意プレーで、ベテラン層起用では、威力ダウンとも想定されるもの。
前回対戦は、過密日程の中、フィジカルコンディション急減状態で、試合開始10分経過後に、コンサフィジカルは60%程度までダウンし、ボールへの寄せの球際・闘争意識の低下、判断のスピードと正確性の低下状態となり、「横浜の好きな様にゲーム支配・コントロール」の中「一美による失点」となり、後半、低パフォーマンスのWボランチ交代〔深井・荒野➝高嶺・田中投入〕で、中盤を再構築し、運動量・球際の闘志プレー・規律の回復により、本来戦術回復での決勝点獲得により、接戦を勝利とした「ギリギリ勝利」でした。
前回、横浜FC攻撃パターンは経験し、個々選手に落とし込んだ対策・プレーも準備出来ているものでしょう。しかし、
何より、「戦術レベルのパフォーマンス」発揮が、全ての原点であり、そのためにこそ、フィジカルコンディションをコントロールした選手起用・チーム編成がポイントとなります。
試合前の「事前準備」が試合の成否を支配するものですね。
2.コンサ戦術・試合展開・メンバー予想
前書きで、メンバー予想は、次戦「スタメン起用選手」を記載済みの通りです。追記としては、
サブ起用に、「メインサブ+Aチームから3~4名(但し、15~20分限定起用厳守)」となります。
戦術は、A・Bチーム共に、同一戦術で、最新「マンマーク戦術によるトータルフットボール戦術」~その最前線選手の守備となる「ハイプレス~ボール奪取~からのショートカウンター」戦術、基本は、コンサ式(ポスト・サイド裏へのロングフィードからのショーカウンター戦術)ミシャ戦術を展開し、
「コンビネーションによる中央突破+サイドトップ攻撃」「ビルドアップ・パスサッカー」「反復・連続サイドチェンジの相手守備陣揺さぶりによるスペース・ギャップ構築」「派生セットプレー攻撃(福森のレベルに到達せず、得点獲得はゼロ結果に留まっている)」の多彩パターン攻撃、攻撃型守備は、作動すると強烈で、リーグ随一の破壊力・攻守力を実現となります。
試合展開は、試合開始直後から先制点を狙い、攻勢をかける展開を狙います。コンサの現在の大きな弱点が「フィジカルコンディション」にあり、途中交代で出場選手の多くが「直前試合起用で、コンディション低調選手」と成り勝ちで、<前半で、複数得点!>が大きなポイントです。
試合開始の合図の直後から、高運動量・ハイスピードプレー・超高密度連携連続プレーのフルパフォーマンスで圧倒し、「前半で複数得点獲得=攻勢時間帯を長時間=安易なボールロスト・成功率の見込めないギャンブルパスは厳禁」とした攻勢を仕掛けましょう。
後半は、60分大量交代で、運動量とプレイの質を維持し、強度の高いまま試合完勝を狙います。
次戦は、<3-0>のコンサ「完勝狙い」です。
2020年08月09日
昨日、リーグ戦第9節Away清水戦は、コンサは<再開後最低パフォーマンス>で、自滅の完敗でした。
敗因は、試合後ミシャコメントでは「前半の入りと後半田中二枚目イエロー・レッド退場の△1選手」としていましたが、本当の原因は”語らず”でした。
そのコメントとした理由で、且つ、本当の敗因が「選手フィジカルコントロールの失敗」とのチーム戦略だった、からですね。
詰まり、「試合開始前にコンサ敗戦濃厚」となっていた、という事です。
対戦相手清水の「選手起用戦略」は、「完全ターンオーバー型」のWトップチーム編成戦略です。
再開後の「過密修正日程」への対策について、再確認してみます。
➀完全ターンオーバー型と
➁主軸スタメン固定+5枚交代枠活用の途中大量交代型の2形態が想定されました。
その選択が各チームで考慮の上、選択された訳ですが、
それぞれの(長所・有効点)と<短所・欠点>は、
➀完全ターンオーバー型は、
<W・2チームに戦力分散のため[主力集中編成]よりも戦力低下>
<各チームの連携・意識共有に時間が掛かる>の短所、しかし、
(選手フィジカルコンディションは、通常日程並みのスケジュールとなり、累積疲労・故障離脱は回避)
(実戦経験値が急増し、サブ選手の急成長により、2チームの個々戦力上昇)
(全選手のパフォーマンス急上昇から、統合チーム戦力上昇の成長)の長所。
一方、
➁主軸スタメン固定+多数途中交代の混合型は、
「トップチームの主力選手」を毎試合での中心・中核選手し、その他選手を「タイミング・内容」を見極めて大量交代し、ハイレベルで試合展開を図る、との内容で、
(当初より、➀ターンオーバーよりも[高いパフォーマンス]を期待できる)
(連携・規律度も高く、試合内容・レベルを、より計算出来る) 、と戦績期待との長所。しかし、
<固定起用の主軸選手は累積疲労が回復しないまま次試合となり、累積疲労極大により、パフォーマンス破綻➝故障離脱発生が濃厚>
<チーム全体、累積疲労が増加し続け、チーム全体としてパフォーマンス大幅ダウン濃厚> 、との致命的と言える欠点がありました。
客観的・冷静に判断すれば、
➁の選択・戦略は、再開後暫くは「他チームへの優位」を期待出来ますが、
一定期間後の「疲労累積、故障離脱続出」により「チーム力急減」が大きな危険・リスクとなり、
また、➀チームとの「戦力比」も、「自チームのパフォーマンス減退と、➀選択チームの戦力成長」により、
「パフォーマンス逆転」となる局面・タイミング到来が濃厚、となりますね。
しかし、Jチームの選択した戦略は、意外にも、➁「主軸スタメン固定+多数交代型」が多く、それらチームは、再開後の「スタートダッシュ」戦績、➀チームは、➀が他チーム対比で劣後し「敗戦・連敗」戦績、となりました。
しかし、今シーズンの「超々過密日程」は、そんな戦力対比構造・戦績を破壊・吹き飛ばす「過酷威力・牙」を剥き出し始め、
➀チームは、そのままでは、破綻・戦績杞憂低下、と成り始めています。
本ブログでは、その危険性と、早期の➀完全ターンオーバー型への「チーム編成戦略転換」を指摘し続けて来ましたが、
何故か、福森離脱・ジェイ離脱と、「懸念状況」が発生しても、変化無く、今節の「完全戦力負け」のチーム戦力急ダウン期を迎えてしまった、となります。
元々、ミシャの「選手理解」は、大変厳格で、厳しく、簡単に「選手に合格点は出さない」スタイルです。その源は、「個々選手への愛情・潜在能力を大きく捉える(『本当の力は、こんなもんじゃなく、遥かに大きい』と個々選手を捉え、現在は、本人努力不足により、到達していない、との認識)」だから、「選手をなかなか信用・評価しない(=本当の力を出していない)」、との理解スタイルが、チーム編成に反映し、結果として、「評価の高い選手を中心としたチーム編成」が基本となります。
詰まり、「(ミシャ)評価の高い選手」が「試合チームの主軸」として「スタメン固定化」バイアス・意識傾向が強くなり、➀型起用と成り勝ちという事です。
しかし、ここまで来ると、累積疲労は「次戦までの回復」が低レベル状態での連戦、は更に、チームパフォーマンスダウン・故障離脱多発のチーム崩壊・当然戦績急低下、とのシーズン展開しか無くなります。
【現在は危機状態】 という事です。
過去、ミシャの「特定選手固定起用の悪弊」は、広島・浦和でも何度も発生し、「浦和の監督解任の直接原因」となりました。選手への愛情と期待は、どの監督・指導者よりも、大きく・豊かなのに、「実戦」となると一変し、「超厳格スタイル」に変化するのも、ミシャの魅力ですが、僅かな欠点・代償が「その悪弊」でしょうね。しかし、コンサでは、また、超異例・特別な今シーズンでは、脱却した転換を強く・強く期待します。
実際、未起用だった「武蔵」以外、起用全選手は、「パフォーマンス低下」で、「チームパフォーマンスは急激にダウン」との現実となりました。
少しだけ、速報値で試合内容を確認しておきましょう。
1.試合内容(速報値)
試合スタッツを記載します。
コンサ 清水
前半 後半 前半 後半
シュート数 7 8 6 15 ・・均衡
枠内数 5 6 3 8 ・・清水圧倒
得点 0 1 1 2
決定率 0 12.5 16.6 13.3 ・・清水優位
支配率 48 56 52 44
パス数 270 208 259 191・・コンサ自陣パス・後半↘
成功率 82 85 83 84
走行距離 105km 107km ・・走り負け
スプリント 153回 167回 ・・スプリント負け
・ミシャ試合後コメント「前半の入り☓」は、数値上は否定され、後半の方が大幅低下しています。
・ミシャ試合原則「走る・闘う・規律」の「走る」は完全に「走り負け・スプリント負け」で、試合原則不成立、を証明する数値です。
2.試合総括
数値上、「走る」は大負け、「闘う」も前半相手同レベル後半大負け、「規律」は戦術の求めるパフォーマンスに未到達で実践低レベル、と全て不成立、失敗を証明しています。清水は、再開後、5連敗で、監督責任まで出兼ねない状況でも、今シーズンのチーム新戦術を継続トライし続け、この4試合負け知らずで、連勝との戦績急上昇を実現したものです。その最大の理由が、過酷日程が進行する中、完全ターンオーバー制により、全選手のフィジカルコンディションを最適でコントロール出来ており、ここに来て、ターンオーバー制未選択チームと、フィジカルコンディションで大きなアドバンテージを持って試合対戦と出来ている点に有ります。
昨日敗戦の原因は、選手能力の問題ではありませんね。
全て「選手のフィジカルコンディション低調」にあり、スタメン全体のフィジカルコンディションは「ギリギリ50%」レベルでは、「規律」も作動は不可能で、「田中のイエローWも、チーム連動したカバーリング・二次ボール回収へのスピード不足とプレーのキレ低下、そもそも、そのプレー意識と実践が減退、とのチーム守備力の低下により、相手カウンターを最終盤・自身1枚で、ストップするための最終手段・必須プレー」でした。
間違えても、「過酷日程」や「現地試合環境」が理由にはなりませんね。全チーム同一だからです。再開前の「トレーニング環境=実戦テストマッチ限定」も、「テストマッチゼロ」の柏は快進撃しています。理由にする事は出来ず、そんな環境悪化は、全チームに、内容に差はあっても、等しく押し寄せ、しかし、しっかりと対応・対策しているもの。【コンサだけはありません】ね。
矢張り、原因は、
「選手起用戦略」=「チーム編成戦略」の成否、そのものです。
ここで、戦略転換ですね。
「完敗」の結果は、転換への切っ掛け・スイッチに成ります!
2020年08月06日
シーズンの「過酷日程9連戦」は、その「過酷さ・深刻さ・深い傷付け」を本格化し、「猛威の牙」を剝き出しました。
現在、フィジカルが「万全レベル=試合75%以上」選手は、試合未起用の僅かな「準サブ選手・育成選手」しか居ません。この傾向・苦境は、多くのチームの現況ですが、ACL参戦を予想した巨大チームは、この事態に対応できるだけの選手層を保有している筈です。所が、実態は、「固定選手起用」戦略で、その資源をフル活用しているチームは意外に少ないです。現況「選手層活用成功」チームは、川崎・C大阪・G大阪・名古屋で、そのまま順位に直結しています。選手保有が潜在している低迷チームは、FC東京・神戸・横浜FMとなります。
いずれにしても、次戦・第9節も、「起用戦術・戦術」が焦点となります!
では、
1.対戦相手「清水」現況から。
先ず、現況戦績は、
順位16位 勝点5 1勝2分5敗 得点10 失点16 得失差△6
で、得点数(力)9位、失点数ワースト3と、守備崩壊状態。
昨シーズン、同節戦績は、
13位 8 2勝2分4敗 11 17 △6
で、得点力6位、失点数は、ワースト1と、守備崩壊で、下位でしたが、
今シーズンは、挽回を至上命題としていたにも拘らず、全く改善はありません。
シーズン前の戦力補強では、FWドゥグラス流失は、北川流失に重なり、中心を喪失、FW鄭大世残留、FW後藤優・ティーラシン獲得でも、「穴」の補強は見込めない。問題は、リーグ最多失点の守備・CB陣で、DFヴァウドとDF立田がファーストチョイスだが、FC東京戦では、立田2PKとし、戦術と適合する守備力は無く、相変わらず「低守備力」は改善出来ていないもの。毎試合2失点は「2得点」以上の得点力が必要なのに「毎試合1.25得点」では、得失差で敗戦必至となります。
対戦上からは【2得点以上獲得すれば、勝利濃厚】で、【複数得点=攻撃優先】が適合する戦略となります。
戦術は、横浜FM・ポステコグルー監督の右腕とされた「クラモフスキー監督」戦術で、「ポジショナルサッカー」を指向し、ハイライン・ハイプレス、ポジショナル優位を追求しするパスサッカー戦術を主戦術とし、この新戦術に転換、とチームスタイルを作り直している段階で、
コロナ禍での中断期間で、十分すぎるほどの準備期間が出来た効果を受けたチームの筈で、また、今シーズン降格廃止修正のリスク消滅も大きく、
<リスク覚悟の攻撃的なサッカーを追求し、その中で、試合を重ねるごとにチームは成熟してきて失点の数は減って来る>との戦略を進行中。
しかし、現実は、再開後8試合は16失点(毎試合2失点)には変化ありません。➝チーム成熟は未だ変化は無い、特に、CB課題は解決は困難で、今後もその状態継続、となります。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
さて、前書きの通り、次節は「選手起用とその戦術が焦点」に在るものです。
コンサの「起用可能選手候補」は、フィジカルコンディション度合に大きな上下幅となり、試合パフォーマンス・戦術実践度・無理起用による故障リスクを
懸案し、次戦の試合価値と天秤を掛けて、選択する事となります。
本当に「至難の・迷い兼ねない判断」ですね。
そのため「起用すべき選手・可能な選手、その方法」からスタートしましょう。
先ず、「中2日」の初戦・第8節起用、2戦目・ルヴァン杯第2節、起用選手は、
第8節 -中2- ルヴァン第2節 -中2- 可能度
CF 荒野 ロペス46' 荒野○・ロペス46'
➀ST チャナ ドド チャナ○・ドド△
➁ST 駒井 金子86' 金子30'以内△
RSH ルーカス 早坂 早坂☓
LSH 菅 79' 白井 白井45'以内△
➀DM 深井79' 深井46' 深井45'以内△
➁DM 宮澤73' 田中 田中☓ 宮澤○
RCB 進藤86' 進藤46' 進藤45'以内△
CB 田中 ミンテ ミンテ△
LCB 高嶺 高嶺 高嶺☓
GK 菅野 カウィン 菅野○
SUB ミンテ 中野 中野○
白井 ルーカス ルーカス45'以内△
金子 藤村 藤村○
ドド 菅 菅45'以内△
故障 ジェイ☓石川☓福森☓
未起用 ○武蔵・檀崎・濱
上記から、選手選択予想を、
<スタメン>
武蔵
チャナティップ 駒井(ロペス)
菅 深井 荒野 ルーカス
(高嶺or駒井)宮澤 進藤
菅野
(高嶺)ポジションだけは、本人コンディション次第で、フィジカル30%程度の強行出場は、パフォーマンスが期待以下・故障発生濃厚で、絶対禁止ですが回復次第で、時間限定(45分まで)で起用。フィジカルリカバリーが低調の場合は、(駒井)起用で、その際は、➁シャドーST(ロペス)です。
<サブ>は、 ロペス(高嶺離脱の場合はスタメン)
ドド・金子
白井<菅>・中野<深井>・ミンテ<進藤>
カウィンとなります。
上記の内容で、「選手起用」が決定し、戦術と試合展開が想定出来ます。
戦術は、
ハイパフォーマンスの「最高ランク・コンサ式トータルフットボール」戦術まで実践し、
基本コンサ式ミシャスタイルの「高いコンビネーションによる中央突破」「サイド突破からのクロス攻撃」、「反復サイドチェンジの相手陣形崩し」、
加えて、コンサ式「前線とサイド裏スペース・ポストのロングフィードからのショートカウンター」、更に福森不在でも「プレイキッカー多彩・多数」の派生セットプレー攻撃、
そして、最新戦術「ハイプレス・トータルフットボール戦術」となる「完全マンマーク守備」戦術を加え、
「マンマーク」の攻撃型守備でのボール奪取狙いの「守備」、一転、
「連続・連携コンビネーションのパスサッカー」「ポストからのショートカウンター」「サイドからの強烈クロス攻撃」等々、流れる様な「連携・組織プレー」を攻守に展開するものとなります。
試合展開は、起用選手フィジカルは、スタメン・サブ共に「試合開始から、熱暑の苛烈な試合環境」により、急速に減少・消耗する事は必至です。
特に、前々試合~前試合と「中2日」のインターバルで、フィジカルリカバリーが、試合可能レベルに未到達での「起用」も複数となるため、
【前半のフィジカル○状態での先制獲得~
その後、多数選手交代で一時再活性化し追加点獲得、
それ以外時間帯は、
守備主導での堅守スタイルで攻守の均衡・バランスを取る】
との試合展開しかありません。
想定試合展開は、
試合開始~10分 コンサ攻守に攻勢・試合支配とし、早期に先制獲得。
~22分 飲水タイムまで、コンサ攻勢継続。
~45分 その後、攻勢から、攻守バランス・守備型で均衡。
後半開始~ HTで、3枚替えで、フィジカル急減選手交代。
活性化とし、コンサハイプレスタイムで追加点獲得
~60分 飲水タイム前後で、攻勢から攻守バランス型へ転換
選手交代で活性化
~75分 選手交代で活性化、バランス型で均衡。
~90分 均衡の中、【 3-0 】完勝予想。
以上の通りに予想しましたが、個々選手のフィジカルリカバリー次第で、コロナ禍で、「移動人員減員」の移動が望ましいでしょうが、起用候補を多くした「定員16➝18名」での移動現地入りが望ましい事となりますね。
アクシデントも多い中、「より安全な対応」と同時に「若手選手」などへ「相手チーム現地」での経験値累積機会も与えるアクションもあって良いですね。
「酷使日程」+「酷暑試合環境」+「コロナ禍対策」の三重苦です。
我らサポーターの総力を結集し、選手・スタッフ、そして現入りサポーターを支えるタイミング・場面が現れました。
2020年08月06日
過酷日程9連戦の第2試合目となる、ルヴァン杯第2節広島戦を、ギリギリで突破「辛勝」で完了。
しかしその代償は、主力選手の起用によりフィジカル消耗=累積疲労極限状況の現実が試合後に残されました。昨晩から「中2日」でアウェイ清水戦となり、事前移動のため、「前日移動1日消耗→リカバリー期間最小・1日との極限状況」で、今晩起用選手は、累積疲労の回復はごく僅かしか無く、次戦に起用しても、フィジカルレベル〜40%以下〜パフォーマンス大幅ダウンと、故障発生寸前まで追い詰められる状況です。
確かに、昨シーズン2位で甘んじるしか無かったルヴァン杯は、今シーズンの悲願・ルヴァン杯チャンピオンを目指し、予選・グループステージが6試合➝3試合に短縮となった一発勝負「1回戦総当り」の僅か3試合で終了し、「一試合も落とせない展開」となるも、昨晩コンサの2連勝で予選リーグ突破は濃厚となりました。しかし、次戦・リーグ戦の主戦選手<ロペス・深井・進藤は前半のみ><途中起用ルーカス・菅は後半のみ>とギリギリの限定起用としましたが、試合を左右する「決定手段」となっている<田中・高嶺・金子>の大学トリオは、フルタイム起用(金子86”交代)を実施し、<田中・高嶺は前試合・リーグ8節フルタイム、金子は筋肉痙攣で最終盤交代>で、3選手とも、次戦起用は殆ど不可能状態で、「貴重な駒を欠く」状態です。
試合内容は、再開後、ここまでのコンサ実戦対比では、<フィジカル・戦術理解実践>については、試合当初は平均レベルで、意外に「走れる力」を驚きと同時に確認。特に、基本コンサ式ミシャスタイルだけでなく、「ハイプレス」を継続し続け、サブ層にも、確実な浸透・定着を確認したもの。
しかし、「選手個々の意識・判断」は、「特定選手」で大きな差がある事が明らか、となってしまい、「ミス判断・ミスプレー」は失点場面だけでなく、数回現実化してしまいました。問題選手は、ミンテ・早坂・ロペスの3選手です。「判断ミス」は、<選択の成否と判断スピード>の問題ですが、日常のトレーニングでは、「相手側のチャージ・プレーのスピードと強度不足」で、改善・解消は無理ですね。「実戦J1レベル」の相手チャージ・プレーでしか、経験値累積は困難で、ミシャが屡々指摘する部分です。次戦以降への「手痛く・苦く・その分二度と起こさないとの決意意思となる、貴重経験」とし、次戦以降で「完全改善」とする切っ掛け・チャンスとして、「成長材料・糧」として欲しいですね。
昨晩の成果は、「勝利によりグループステージ突破へ大きく前進」との試合戦績、と同時に、サブ選手の多くが、現在コンサスタイルを「理解・実行」出来る事を証明した点で、非常に大きな「現状コンサチーム戦力」を確かめ、自覚・自信となったものでした。混迷の「過酷日程」を進行させていく「大きな推進力」となるものでしたね。
基本・コンサ式ミシャ戦術、ハイプレスは「試合開始~飲水タイム後も続き30分」「後半試合開始~15(60)分」と「45分作動」しましたが、その原動力が「ドドの強靭フィジカル」で「強靭な体幹だけでなく、スピード・豊富なスタミナ量」で、どの選手よりも「走り・闘い」続け、ミシャの求める「走り・闘い・規律」を最も体現した選手で昨晩試合「MVP」でした。シュート力は「高い枠内率」の精度と、強度は、これまでも証明して来ていましたが、昨晩は、完全に脚光を浴びるレベルにまで到達。また、前線の球回し・ゲームメイクもやや粗削りながら、ミシャスタイルの「連携・規律」を掴んだ、ナイスプレー」で、最後に「相手ビルドアップを狙うハイプレス戦術」で「最多チャージ・最速チャージ」を、試合全般に亘り、黙々と、粘り強く、熱くプレーし続け、コンサ前線選手を率先したプレーを実現。ロペスの不調も対比され、コンサ攻撃の中心でした。
ミシャ試合後コメントで「運動量・球際・献身的なチェイシングのプレー。トレーニングから、真面目さがあり、技術的な課題あるも、未だまだ伸び、コンサを大いに助ける存在となる」と珍しい個別選手賛美をしたものでした。
大きな財産獲得を証明しました。
課題の大きい「3選手;ミンテ・早坂・ロペス」は、「意識・認識」部分が大きく、「理解」の瞬間、即時・大幅改善となる内容で、次戦までの改善・解消を期するもの。
一方、他選手は、ドドの大活躍以外も、リーグ戦で起用されている選手が大多数となり、当然、リーグ戦並みのプレーは当然ですね。
選手評価は、
リーグ戦起用経験選手;ドド・金子・田中・深井・白井・進藤・高嶺・ルーカス・菅◎9選手
ルヴァン杯起用選手;カウィン・中野・藤村○、ロペス・早坂・ミンテ△~☓6選手 となります。
最後に、試合経過を、シュート数=決定機数(枠内数)で、再確認すると、
コンサ 広島
試合開始~14分 3(2) 3(1)
金子先制 ・・ハイプレスタイム
~30分 0(0) 3(2)
ミンテパスミスで失点
~45分 0(0) 1(0)
小計 3(2) 7(3)・・拮抗・やや広島ペース
後半開始~60分 3(3) 3(1)
ドド追加点 ・・ハイプレイタイム
~75分 2(1) 2(0)
~90分 0(0) 3(0)
合計 8(6) 15(4)・・(枠内)はコンサ優位
※コンサ「ハイプレス」タイムに2得点で連動した成果となりました。
※コンサ・シュート精度の高さ(枠内率)が現実化され、ドド・ロペス・金子の高精度が証明されています。
※支配率・パス数の数値はリリースされていませんが、コンサ40%・パス数450本・同成功率78%程度と推測します。
檀崎・濱、藤村ももう少し長く見たいですね。次戦、ルヴァン杯第3節横浜FC戦で、チャンスと実戦値累積機会を上げたいですね。
しかし、中2日の連チャンは、きついですね。
まして、選手は、どんな「身体と心」状態なんでしょうか。一切、整理は付かず、「何も考えられない」まま、次のスケジュールに追い立てられ、「鉛のように重く、痛みだらけの身体」に、「起き上がる事も困難」な状態に陥っている事必至です。
こんな、心身共に「ボロボロ」状態の選手達を唯一、立ち直らせ、元気付けられる事が「サポーターの暖かいエール・声援、賛辞の声と拍手」です!
「共に闘う」事を今こそ、全面発揮し、厚く・熱く・暖かくサポートしましょう!!
2020年08月03日
昨日の激闘・リーグ第8節神戸戦は、大変惜しく、しかし価値多い敗戦試合でしたが、
同時に、超々過酷日程7連戦の第1試合・スタート試合となりました。
明後日・次戦ルヴァン杯第2節広島戦は、
スポーツイベントでは常識外れとなる「中2日」の開催日程で、最低3日間、通常5日間の筋肉回復期間を無視する設定で、
連続起用・プレーは、筋肉回復が50%以下レベル選手が通常となり、
パフォーマンス50%以下、かなりの確率で筋肉系故障発生〜長期離脱、が必至です。
そのため、唯一の現実的対策は、
完全ターンオーバー制を選択、実施しか有りませんが、
ミシャは、リーグ戦では、選手起用戦略・対策の転換に、着手しません。
ギリギリまで、現在スタイルを継続出来るとの目算でしょうが、最早、躊躇も様子見の猶予も無く、即座に転換実施となりました。
本ブログでは、再開後の修正日程からは、この選択・選手起用戦略転換は、即やかに実施すべき、としてきましたが、この時点が限界点であると想定します。
つまり、選手パフォーマンスを維持し、戦術の継続成長を目指して行くならば、完全ターンオーバー制実施で、大量故障離脱を回避する、との局面、と言う事ですね。
しかし、既に、現行選手起用戦略の代償が、武蔵、福森、続いてジェイ故障離脱との事態が発生し、手遅れ・出遅れと、なりつつあります。
一時、ロペス以外全選手が揃った場面が、再開直後に起き、その時点で、完全ターンオーバー制のWトップチーム編成は、選手選択の余地もあるものでしたが、本日現在では、主軸最有力候補の故障離脱で、Wトップチームメンバーは、相当なレベルダウンとなる編成内容となってしまいました。ここまで、Wトップチームメンバー修正は、2回実施するも、現在は、大幅に変更となり、チーム戦力もダウンの編成しか有りません。
しかし、これ以上の故障離脱発生を回避するためにも、現在可能全選手での編成とするものです。
では、その前提を踏まえ、次戦ルヴァン杯第2節広島戦を展望予想してみましょう。
1.対戦相手広島 現況と予想
現在の戦績は、(コンサ対比)
順位10位 勝点10 7試合 3勝1分3敗 得点10 失点5 得失差5
( 8 12 8試合 3勝3分1敗 得点14 失点12 得失差2 )
再開後は、
勝ー負ー分ー負ー勝ー勝と、3勝1分2敗で、連勝中8得点4失点。
昨シーズン、6位に甘んじた原因の、得点力不足、ストロングの失点防御は、
毎試合得点力 19-1.32点→20-1.42点〜リーグ8位
毎試合失点数 19-0.85点→20-0.71点〜リーグ1位と、得点力は、改善までは到達せずに横這い、しかし、失点は、更に守備力を増すで、リーグトップまで強化され、
<リーグ最強堅守・得点力はミドルで、守備バランス型チーム>が現況です。
戦術は、ミシャスタイルの置き土産は、継続し、ミシャフォーメーション【3ー4ー2ー1】、更に、ポゼッションアップを狙う【3-1-4-2】を併用。
しかし、城福監督スタイルに変容し、攻撃型から堅守・守備型チームに転換され、今シーズン戦績に反映されている通り。
しかし、今シーズンは、特に大きな問題点があり、次戦も大きく影響される事となりそうです。
それは、選手起用の固定化、特定選手へ集中、となり、累積疲労が増大し、パフォーマンスダウン、故障離脱続出が想定される、との内容です。
偶々、コロナ禍の名古屋感染事態による第7節中止が、累積疲労回復へは大きなアドバンテージとなりましたが、それでも、特定選手状態はギリギリ状態です。
該当選手は、森島・Dヴィエイラ・東・青山・川辺・ハイネル・佐々木・荒木・野上の9選手が、再開後全試合出場で、ベテラン勢だけで無くとも、累積疲労は、回復出来ず、パフォーマンスダウンと故障発生の危険度が急上昇となっています。再開初戦での、左の突破力の中核~柏の故障長期離脱は、8節限定復帰まで掛かりましたが、起用外の有力選手に、交代起用チャンスは付与されなく、固定化は顕著でした。
そのため、次戦ルヴァン杯第2節は、主軸選手起用は、極力回避し、当該9選手起用は、回避、又は、短時間限定が必至です。
若手選手起用は、特別指定の藤井5試合中途起用と、有望選手は多数在籍しており、ターンオーバー制は、容易に選択出来る所、ただ、城福監督は、全タイトル、全試合の勝敗に拘るタイプで、累積疲労無視の主力起用もあり得ないものでは無いですね。
試合予想は、広島の堅守をどう崩せるか、の勝負、となります。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
前書きの通り、Wトップチームの2チーム編成にトライしましょう。
チーム編成の条件・要件は、戦術実践度の低下とならない、
①フィジカル適正による走る力・運動量、
②選手個々の認識・自己プレー落とし込みによる要求されるプレー実践レベル
の2項目です。
問題は、コンサの戦術は、現状、多種多様で、
(基本)
・ミシャスタイル〜可変、ビルドアップ型パスサッカー
(個別~応用型)
・サイド突破からのクロス~ゴール前と逆サイドからの折り返し攻撃
・サイド突破からのカットイン~持ち込みシュートとラストパス攻撃
・コンビネーションパスによる中央突破~ゴール前決定機攻撃
・サイドチェンジ反復による相手陣揺さぶりでのスペース攻撃
・前線とサイドの裏やスペースを突くポスト・サイドからのショートカウンター攻撃
(最終型)
・ハイプレス
・ゼロトップ、トータルフットボール~全員攻撃全員守備
まで、拡大しています。
特に、最終型は、戦術個々の実践レベル、戦術効果に差があり、編成チームによっては、実践プレーのレベル差が発生し兼ねません。
最新の重要ポイントとなりました。
では、Wトップチーム編成を。
先ずは、基本フォーメーション・故障離脱等は反映させないよう本来形で形成し、その後、故障離脱等で修正としましょう。
〔Aチーム〕
ジェイ×
金子 ロペス
白井 深井 中野× 檀崎
福森× 田中 進藤
菅野
〔Bチーム〕
武蔵×
チャナティップ ドド
菅 高嶺 駒井 ルーカス
石川× 宮澤 ミンテ
菅野
〔メインサブ〕
カウィン、小次郎、阿波加、
早坂、藤村、濱、小柏、
育成からの、佐藤、木戸、大和、川上も候補となる局面もあり得ます。
現状の故障離脱5選手を除外したFP19名では、1チーム編成=スタメンFP10名+サブFP6名のFP16名に残りFP3名との状態では、1チームで回すしか方法は有りません。しかし、対象となったFP16名の内、中2日で前節起用が12名で、この選手を除外した編成は不可能となります。
そのため、現実的に可能なチーム編成は、
フルタイム起用とならなかった、
宮澤 ・金子・菅・白井・深井・ミンテ・進藤・ドドの8選手を主軸とするしかないですね。これに、サブの早坂、藤村を加えた編成となりますが、
ドド
金子 早坂
菅 深井 藤村 白井
ミンテ 宮澤 進藤
菅野
サブは、未起用の 檀崎・濱、カウィンに加えて、
極力起用我慢の田中、駒井、高嶺、ルーカスとなりますが、
これでは、ルヴァン杯第2節から、「中2日」で、前日移動なら中1日で移動日となり、リーグ戦第9節アウェイ清水戦で、選手の選択はこの16名以外無く、ルヴァン杯で、11名以上16名まで起用すると、全選手を、累積疲労の回復は、全くない状態で、第9節清水戦となり、パフォーマンスダウンは必然ですし、誰か筋肉系故障発生は、極めて高い危険状態となります。
と言って、スタメン選手をフルタイム起用は、その選手の次戦起用は、不可能となり、試合定員にも満たない状態に陥ってしまいます。ギリギリの起用〜ハーフタイムで、5枚交代し、スタメン選手も、交代選手も、フィジカルゼロ=故障状態とならない様、フィジカル上交代のみで、戦術的交代は実施しない、とするしか無さそうです。
武蔵、ロペスの完全合流は、もう待てませんね。
このため、戦術は、フル走力は困難で、基本、従来型コンサ式ミシャスタイルしか困難となるもの、でしょう。
充分攻守で大きく、効果の高い戦術ですので、次戦、次々戦は、〔最新形〕は封印し、戦力復活から再起動もする事が、適切と想定します。
このため、試合展開は、互いに、自陣布陣の守備的布陣で、堅守からの速攻狙い、の硬い展開を想定します。
現状、コンサのセットプレー威力は、リーグ標準レベルに低下していて「期待薄す」で、狙いは、サイドからのクロス攻撃がメインとなりますが、広島も同パターン狙いで、サイドの攻防、クロスの精度と決定力勝負となるもの、と想定します。
堅い展開からは、一点勝負で、広島攻撃を、身体を張って粘り強く失点を防ぎ、鋭いサイド突破からのクロスが成功すると得点獲得を見込める、緊迫展開と想定します。
最終結果は、1-0での辛勝との予想となります。
次戦の過酷日程第2試合・ルヴァン杯第2節広島戦は、過酷日程をとことん思い知らされる、厳しく、過酷な試合の連続の始まり、となります。
選手は、試合毎に、ボロボロに近づき、故障寸前まで追い詰められる極限状況には、絶対に陥らせる事を避けたいですね!
サポーターの熱い心、優しい温もり、心身を支えるエール、拍手しか、選手を支えられる術は有りません。
今こそ、共に闘う!です!
2020年08月02日
第8節神戸戦は、多大の期待の中、試合開始25分まで、想定通り展開が現実化出来、鮮やかな先制点獲得を実現しました。
しかし、その歓喜をピークに、事態は動いてしまい、一転して、コンサのタイト・マンマークプレッシングは、僅かずつ緩み始めてしまいます。
それまで、試合開始から、神戸にボール廻しさえも封じ「サッカーをさせない」事態にまで追い込んでいた状況は、コンサの「一体となった意識とプレー強度」が、「個別選手~進藤・菅の集中力と判断スピードの低下」を招く局面に変化し、
パスサッカーを阻止・封じられた場合の「神戸の最後の非常手段」として想定「ドゥグラスとサイド西への放り込み」という単純攻撃に、
「ディフェンスミス」を招き、神戸のフリープレーから決定機・逆転となったものでした。
前半戦の後半時間帯以降、後半戦開始後も、
コンサの一体の意識とプレー強度は、試合開始~25分レベルには復活せず、「1対1での勝負意識・勝ち切る意識」は、
「個々能力差の恐れ・デュエル負け意識」による「ためらい、躊躇」が強まり、「チャージのタイミングと強度」の甘さ・低下をもたらし、「僅かの、でも、試合を成否、決定的」とし、「前節レベル・本節試合開始レベルに到達」する事はありませんでした。
試合後ミシャコメント「選手は良く闘った。しかし、勝利に値する内容はあり、敗戦は納得できない。ミスによる失点であり、求めるプレーを追求していく。」との内容は、
「選手一人ひとりの経験値」となり、「決定機・チャンスでの確実な得点獲得」と「同一ミスの排除・解消」への、貴重な実戦値・意識強化・解決への手段として大きな価値の試合となった、との評価・総括でした。
「個々選手の意識・規律の共通化」は、「その内容」は当然、「強度とレベルでの同一化」となりますが、
現実は、
「選手個々の『自己評価と課題』・その上での『プレー同一』」となり、「選手個々では、個別能力差」との「プレーと意識の克服・改善」が求められます。元々、「攻撃」では「攻略方法・手段」の個別差・特徴は、「個性」として推奨され、認知されますが、「守備」では「集中度、判断とプレー速度、プレー強度」での「個別差」は論外で完全否定され、「同一」が必須です。
しかし、「プレーに成熟」が乏しい選手では、「意識の差」により「プレーの質と内容」を大きく低下させてしまいます。「その意識差こそ、実戦経験値(失敗・成功体験による意識・プレーのブラッシュアップ・研鑽の累積)」です。~「進藤・菅」は「プレーと意識のムラ」があり、他選手では、「荒野はやっと、開眼・脱却し始めた」「福森は低レベル」「宮澤・駒井・深井・白井・チャナティップは○」「大学トリオは必死のプレースタイルで問題発生せず」「外国選手は試合毎のムラの差が大きい」
しかし、試合スタッツ(速報値)は、コンサ優位の試合内容を証明するものとなっています。
コンサ 神戸
シュート 16 13
枠内数 9 8
得点 2 3
決定率 12% 23%
支配率 49% 51%
パス数 581 526
成功率 86% 85%
走行距離 117km 116km
スプリント178回 179回
試合内容は、シュート数=チャンス・決定機数、パス数・成功率、走力がコンサ優位で、試合はコンサ優位で展開だった事が証明されています。
本日試合の勝敗の分かれ目・分岐点は、極僅かな「意識強度・プレー」の差で、多くの事項は、コンサ優位=コンサ良好試合内容で、現在戦略の正当性を証明しています。
次節以降も「現行戦略」追求が適正、重要です。
1点、「ジェイ、試合前トレーニングでの故障離脱」は、前例もあり、問題です。「ミシャの交代タイミングの遅延」を指摘するマスコミか゜ありますが、実際、本ブログ試合前検討・想定の通り、「50分」交代・チームスタイル転換が実現していれば、「再逆転」も可能でした。次節への「累積疲労選手回避措置」、「試合途中スタイル転換戦略」の両ポイントからも、すみやかな交代が必要でした。
「ターンオーバー制」は、本日・次戦(ルヴァン杯)の2試合使用し、選手起用戦略転換、「ターンオーバー制」へ転換となるものでしょう。
次節へ、「中2日」との「最短リカバリー期間」で、本日未起用・短時間起用選手を軸としたチーム編成+主軸追加の併用型ですね。
もう、次節チーム編成は開始されています。
2020年08月02日
コンサは、前節、鮮やかな横浜FM打破試合・その試合後、ミシャ表明で、リーグ再注目チームに駆け上がり、今節神戸戦での、試合に、リーグの注視・熱い視線が注がれています。コンサに取って、リーグ・サッカー界へ強くアピールする、渾身の全力試合となりました。
コンサ式トータルフットボール、オシムサッカー再来、ミシャスタイルを、完璧な完成形構築を目指し、チーム全選手、スタッフ、サポーターの総力で、前進となる試合を達成です!
予想スタメンは、その複雑さ、多様性から、マスコミでは、多種多様ですね。
前節スタメンそのまま起用の単純型〜本来主軸の前々節までの従来スタメン型まで、記事で想定されてますが、
実際は、その折衷形〜「前節スタメン型」+「従来スタメン型」の試合途中転換型、と想定します。
これは、5名交代制をフル活用で可能戦略ですが、
試合開始スタメン〜試合途中〜大きくスタイル転換、となるもので、
相手チームは対抗・対応策を準備して来るも、試合途中転換により、その準備を無効・破綻され、試合内で再構築が必要となるも、有効な対抗策が作れない、又、作れても、その構築まで多くの時間帯を要し、対策不能時間帯での破綻が濃厚となる、と言う展開を狙えるもの、です。
本日試合では、
試合開始スタメンは、前節スタメン型でスタートと想定します。対戦相手神戸でも、コンサの狙う、パスサッカーの根幹を阻止される「マンマーク」への対抗は、フルパフォーマンスで、連続して、コンサチャージを剥がすプレーを求められます。そして、その失敗は、コンサの決定機直結となりますし、連続フルパフォーマンスは、急速に神戸フィジカルを低下させ、一定時間以降「パフォーマンス低減」の甘さが出た瞬間、コンサ決定機となります。
そして、ハーフタイム明けの後半5分=50分、4枚替え交代で、コンサは、従来型スタメン・スタイルにスタイル転換し、コンサ式ミシャスタイルで、フィジカルダウンの神戸、特に、ベテラン・外国選手の交代時間帯に、コンビネーションでの中央突破、サイドからの崩し、派生セットプレーのコンサ基本スタイルを爆発させるもの、となるものです。
こんな、完全型試合途中スタイル転換チームは、未だリーグには無く、有効対抗策を持つチームも有りませんね。
結果は、前半は均衡、後半でコンサ複数得点獲得で、完勝、との試合展開となる事でしょう!
一方で、「混迷」が、鳥栖ー東京戦、です。鳥栖の試合起用の移動選手に、試合開始直前「体調不良発生」となり、感染の有無は別途判明で、ベンチ入り起用から外し、それ以外の移動同行のスタッフ・選手につき、濃厚接触有無不明の中、試合強行、との事態となったものです。
当然、鳥栖選手は、チーム内発生で大混乱の筈でしょうし、対戦相手、東京では、長谷川監督の試合回避の意思も、リーグ事務局でそのまま試合実施、との(誤??)判断があり、受諾されず、結局は、東京選手に「試合参加は自由意思で選択」との過酷な選択を求める、と末端となる選手に委ねた最低レベル措置となってしまったとの内容です。
適正な判断は、試合回避、が正当だったものと思いますね。
仮に、それで感染が伝染された場合、リーグ戦自体を不可能とする大問題との事態に直結するものでした。一試合で、リーグ戦全体の使命を左右し兼ねない場面でしたね。
冷静に、客観的に、適正判断を求めますが、リーグガイドラインの限界、想定外事態であり、今後も、多様な事態が続出し、その度、ガイドライン修正、どんどん増加し、リーグ戦の運営は大変となるでしょう。しかし、それ自体、このコロナ禍時代、しっかり、護り、切り抜けて行く、と言う事で、どんなに大変になろうと、粛々と突き進んで行く!、ですね。
コンサでも、全く<行く方も、来てもらう方も>想定される事態です。
しっかり、防御対策は、試合実施の現代・絶対要件で、粛々!です。
会場で、酒に酔った上で指笛・絶叫の浦和サポ、アウェイ禁止も守れない我がサポ、、、こんだけ、多数のサポーターですので、不心得者も、発生していますが、我々サポーターも、とことん、日常生活からプレー場面まで、追い詰め、自粛我慢と節制に努めている選手の皆さんを見習い、正しく、試合とリーグを護って行きましょう!
コンサには、混迷の暗闇は、寄せ付けない!、との努力を、全チーム関係者〜当然サポーターもですね。〜で、追求するシーズンです。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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