2019年08月31日
国内選手4人のみの狭き門をくぐり抜け、W杯予選デビューを勝ち取った武蔵、常連=高いレベルを維持し続けているチャナティップとソンユン、更に、U-22遠征にオリンピックを賭ける菅、の門出を祝う勝利獲得のため、全選手とスタッフ、そして全サポーターの力を結集し、明日・神戸戦を闘いましょう!
神戸のここ3試合好調な理由は、イニエスタの全開プレー・ピンポイント長短パスと同時に、3バックへのフォーメーション変更があります。
4バックフォーメーションに合致するポジション選手を補強するも、チーム連携は上がらず、より守備的な3バック・3第2守備ライン(アンカー+サイドハーフ)型で、守備を安定させ、一方で、インサイドハーフに山口を、より前方に守備選手を置く布陣とし、攻撃は、2トップをイニエスタが自在に操るシステムとし、個々選手でのバラバラプレーを、イニエスタで有機的連結・一体化したものでした。
しかし、イニエスタ不在で、システム・フォーメーションを繋ぐパスは消滅し、以前の神戸に戻ります。また、3バックとアンカー+両サイドハーフの強力・高能力選手も、スペースとライン間エリアをポジション優位を加えたコンサビルドアップにとっては、抵抗感無く突破となります。一方で、コンサ前線の圧倒的ポストプレーは、神戸強力CB・アンカーで、いつも通りの起点構築は難しくなりそうです。ここでの、予測力による適正ポジショニングでの2次ボール奪取がポイントで、ジョイの脇のチャナティップ、武蔵、ロペスの活躍に期待です。
イニエスタ不在でも、強敵ですが、手が付けられないレベル、止めようが無いレベルではありません。
やはり、鍵は、沈着冷静な把握と判断、寄せの速さ、パスのプレイスピード、連携組織プレー、そして、シュート精度・決定力です。
2-0完勝で、4選手の門出を祝う祝砲勝利を掴みましょう!
《追加記載》
ルヴァン杯試合と、リーグ戦試合を天秤にかける選手起用が、マスコミリリースを賑わせています!
リーグ戦は、今シーズン目標達成は、益々至難の、奇跡的状況を必要とする、謂わば、夢の話に賭けるか、のレベル。
しかし、ルヴァン杯は、現実・リアルに、次戦水曜試合の成否・勝敗で掴めるものが決まり、謂わば、現実世界での目標達成試合。
確かに、今迄のコンサスタンスは、リーグ戦中心、優先でしたが、ここに来ると、戦略転換が濃厚。
となれば、本日起用は、準スタメン・代表離脱選手を中軸に起用選択が濃厚となり、
具体的には、ジェイ・ロペス温存で、選手選択との結論ですね。
その観点で、起用選択を変更すると、
スタメン
武蔵
チャティップ ルーカス
菅 荒野 宮澤 早坂
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ
岩崎、金子、中野、白井、石川、深井
菅野
となり、ジェイ、ロペス、白井を温存の起用となりそう!
2019年08月29日
W杯予選となる本年は、国際マッチ週間が繰り返されますが、日本代表9/5強化・9/10W杯予選日程となり、9月2日~12日の期間、国内外から選手を招集し、その間、J1リーグ戦のみは停止、ルヴァン杯・J2・3は日程進行となります。
コンサでも、チャナティップ・ソンユンの各国代表招集となり、また、9/30発表日本代表招集で、武蔵・菅の招集歴選手も含め、チーム離脱が発生します。
次節・第25節神戸戦までが、フルメンバー起用可能となります。
現在、フルメンバー・コンサVs絶好調神戸の対戦について、点検してみましょう。
1.対戦チーム「神戸」現況
現況は、
順位12位 勝点29 8勝5分11敗 得点42 失点40 得失差+2
2018シーズン・同節は、
順位 5位 勝点36 10勝6分8敗 得点31 失点26 得失差+5
同 ・最終結果は、
順位10位 勝点45 12勝9分13敗 得点45 失点52 得失差-7
2018シーズンは、毎試合得点1.29→1.4点、同失点1.08→2.6点と、守備崩壊により、一気に順位・勝点獲得降下との失敗でした。
そのため、今シーズンは、更に、監督やWクラス選手の大型補強を累積し、優勝・上位へのステップアップを狙いシーズンスタートするも、現況は、毎試合得点1.75点、同失点1.66点と、得点力はやや上昇、しかし、守備は、最シーズン後半の崩壊からの改善はあるも、守備弱体化が継続し、シーズン現況は、当初目標とは大きく乖離の「低位順位・一時降格圏争い」と低迷・失敗です。
しかし、第23節浦和戦-第24節鳥栖戦と、「大量得点・最少失点」の完勝・連勝と、巻き返し感を醸し出し始めたところです。
しかし、そんな好雰囲気も、好転起因となった「華麗なパス回し・起点のイニエスタ」が故障離脱し、次節起用は困難との状況となり、「最中心・中軸喪失」により、前2試合の試合内容は極めて困難となったもの。
戦術は、【パスサッカー型攻撃スタイル】で、スペインスタイル~ショートレンジパスサッカー~の再現を目指し、スペインサッカー経験者として、イニエスタ・ビジャ・サンペール・フェルマーレンの4人衆+ポドロスキ・ダンクレー・ウェリントン+西・酒井・山口・田中・藤本・小川・古橋・飯倉・大崎と代表クラス国内選手を加え、元々の神戸選手は、皆無の状況との選手保有を構築。国内最高値年俸チームで、コンサの数倍に至るもの。
選手選考基準は、「スペインスタイル・ショートパス能力」が絶対条件で、「ボールポゼッション確立」で、<ボール保持=試合支配>との思想から、「自チームボール保持時間=自攻撃時間帯=被攻撃外時間帯として守備局面を縮小」し、攻撃は「ビルドアップ~中盤支配~前線突破~得点獲得」とし、試合完全コントロール・完全勝利を図るもの。
しかし、スペインスタイルは、現在、対抗策により、一部チームのみの特殊スタイルとなりました。
というのは、「ショートパス交換」は、「マンマーク」対抗で、「パスの出し手」制約もありますが「パス受け手マーキング=ターゲット封止」で、パスの出し処が消滅し、また、中盤の選手密度集中の局面多発となり、そこの「僅かなスペース・ギャップ」を突くパス交換は、成功率を急激に下げ、「戦術上、最大前提のボール保持」が成立しません。そんな「厳しい局面でパス成立可能選手」は「イニエスタ級の最高レベル選手」しか居らず、流石のスペイン・リーガエスパニョーラでも、成立させられるチームは乏しくなった、という事です。
ここ2試合の神戸・完勝こそ、その「パスサッカーが華麗に大成功」した試合で、浦和・鳥栖ともに、「イニエスタ」独りに、翻弄された試合で、そのスーパーパスを受けた「決定力」ある選手が、決定機に得点獲得、との試合展開でした。
しかし、その根幹・源泉「イニエスタ不在」は、文字通り「替えの効かない・不能」な選手であるが故の弱点が、次節で噴出し、「スーパーチーム」となりかかった神戸は「普通のJ1・高能力選手多数・個々の能力プレイとの自然形プレイ総和のチーム力」で、大きくチーム力ダウンとなりました。
フォーメーションは、イニエスタを「前線下・レジスタ」とするスタイルを追求するも、4ー2ー3ー1、4ー4ー2、4ー1ー3ー2と基本的に4バックスタイルを採用。選手能力も、現行フォーメーションが「最適能力・ポジション」の選手となり、補強・獲得の方法が「ポジション・タスク」を明確とし「そのポジションに最適選手」を選択し、競争獲得として来たもので、「各選手ポジションの流動化・ポリバレント化」は困難・無理な選手層で、変化・流動・柔軟性は乏しいですね。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
1.のとおり、
「神戸・ショートパスサッカー戦術」Vs「コンサ・ミシャ多彩戦術」の闘い。
具体的には、
神戸;ショートパス交換・ポゼッション確立・攻勢時間帯保持・4バックブロック守備・高能力選手の自然形プレー の「一時代前流行・旧型・攻めるサッカースタイル」 に対して、
コンサ;個々の選手能力を融合しチームプレイとして戦術により攻守を形成、
システム可変・5ライン・ポジショナル・多彩パータンとリーグNo.1セットプレー、守備時は5ー4のダブルライン・ブロック守備の「最新・最先端戦術」
と、<新・旧戦術対決>。謂わば「旧バルサVsMC(マンチェスターシティ)」との対決。
ポゼッションは、意図する「神戸」がボール保持・攻勢、コンサボール奪取から「多彩・華麗・ハイスピード・精密攻撃」のリーグNo.1ゲームメイク・決定機構築力がフル発揮し、一転して複数得点獲得、との展開に変化し、
<神戸・パス戦術攻勢→コンサ堅守・自陣ボール奪取→コンサビルドアップかカウンターのダブル攻撃→コンサ多彩攻撃→決定機・得点獲得プレイ>との試合展開が反復されるものです。
その中、両チーム・決定機での「決定力」勝負で、その結果により、勝敗が決するもの。
コンサの戦術は、コンサ式ミシャ戦術で、「3ー4ー2ー1」基本システムから、5可変システム可変、守備ラインは、神戸ポゼッション・攻勢から、やや守備的な「M3rd'底位置」に守備ライン布陣とし、その「5ー4ー」2ライン・ブロック・複数選手連携守備で、「堅守」するも、自陣ボール奪取から、➀ビルドアップ~中盤侵入・ポゼッション確立・攻勢~多彩攻撃➂DF・GKより、前線へフィード・ポストプレイ起点のショートカウンター➂派生・リーグ最多得点セットプレー攻撃、で決定機構築~シュート・得点獲得、
その攻撃中、ボールロストでは、➀ゲーゲンプレス~その瞬間・2~3秒以内ボール奪回プレッシング、➁前線からの守備で、ボール奪回からのショートカウンターやボール起点パス阻止を図ります。
特に「ボールへの寄せの速さ」「把握・判断の速さ」がポイントとなり、その前提の「プレイ予測」が、勝負を決定します。
試合展開は、
試合開始 ~ 15分 神戸「ポゼッション確立・攻勢」の開始から、
コンサのボール奪取~素早い攻撃切り替え~
ポストプレイからのショートカウンターと、
ビルドアップからの攻勢と、
神戸ボール奪取からのショートパス戦術が、
交互に繰り返した「均衡・緊迫試合」
~ 30分 コンサ決定機到来し、先制獲得
~ 45分 交互に、攻守を繰り返し「1ー0」にて前半終了
後半開始 ~ 60分 後半開始直後、神戸攻勢
~ 75分 コンサボール奪取から、反撃。
セットプレーから、追加点獲得
~ 90分 神戸・攻勢強化、コンサ選手交代し活性化を図り、
「 2ー0 」完勝で試合終了。
と予想します。
メンバーは、
ポイントは、ジェイ・武蔵・チャナティップとロペスの起用法ですね。
神戸戦は、前後半での試合内容転換は無く、アウェイ・神戸の「夏場試合環境」でのフィジカル低減・変化と、先制点・追加点・失点等の試合展開次第となります。
ここ数試合で、連携面が大きく改善された「ジェイ・武蔵・チャナティップ・トリオ」と、以前効果的だった「ジェイ・ロペス・チャナティップ・トリオ」+後半・神戸フィジカル低下局面での武蔵投入、との比較・対比です。
重要ポイントは「最初・2番目・決定機でのシュート精度・決定力」で、「武蔵よりもロペスの高決定力」が優位となります。更に、後半・神戸フィジカル低下局面に、スピードと裏スペース飛び出しの「武蔵」プレイは、流石の強力・神戸4バックラインも混乱・突破を許す展開が濃厚です。
という事で、
スタメン ジェイ
チャナティップ ロペス
菅 深井 宮澤 白井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ 後半・60分 ルーカス ⇔ 白井
・75分 ロペス ⇔ 武蔵
荒野・中野・石川・金子・菅野
に賭けましょう!!
2019年08月27日
第24節・J1リーグ公式試合データがリリースされ、シーズン終盤戦突入でのリーグ動向が気になりますね。
コンサは、今節・引き分けで「現在3位横浜FM・勝点42」との「勝点差6」と「前節・3位チームとの勝点差5」から差が拡大・拡がり、残る11試合で、勝点勝ち越すには、≪コンサの連勝は絶対+対象チームの連敗~それも現勝点40以上・横浜FM・川崎・広島3チーム全ての連敗≫が必要で、現実的には、可能性は皆無と同様状況。
マスコミ・リリースは「1%以下の確率でさえも可能性あり」として、コンサ・今シーズン上位到達不能、とは記載しませんが、実際は、不可能です。
そのため、チーム・監督スタッフのシーズン目標は、過去の第22節から修正され、「勝点積み上げ至上主義」ではなく『チームプレイ内容と個々選手能力上昇』中心目標に変化しています。
しかし、J1リーグは、
上位戦;チャンピオン獲得・上位3位以内(AFC戦参戦権獲得)~現在勝点40以上の5チーム
降格戦;降格圏16位以下脱却戦~現在勝点29以下の7チーム
と、12チームが、そのチャレンジと成果、若しくは、降格・チーム存立・崩壊を掛け「真剣勝負」に突入・そこでは<勝利=勝点3>中心の試合内容が展開されます。
中位;現勝点37~30の6チームは、「今シーズン課題が現存」との原因で、中位に甘んじているもので、「真剣勝負ではなく、成長・進化を掛ける」トレーニング型の実戦、という事に転落しそう。
そんな中、本ブログは、明日からの「次節名古屋戦対策トレーニング」の中心課題から、ミシャ研究がテーマです。
では、先ずは、
1.第24節試合データより
前書きで、リーグ戦での〈勝点3・勝利至上主義〉戦略が邁進、と記載しましたが、試合データに、特徴的変化が現れました。
恒例の、過去3試合対比で、リーグ平均データ比較。
22節
得点1.2 攻撃回数35 シュート12.4 枠内4.0 決定率9.9% 走行距離105.9km
23節
得点1.6 攻撃回数42 シュート12.6 枠内4.6 決定率12.8% 走行距離105.8km
24節
得点1.7 攻撃回数39 シュート14.8 枠内4.9 決定率11.2% 走行距離110.2km
ここ3節数値を確認すると、
ほぼ同値=変化なし;得点・攻撃回数・枠内シュート数・決定率
変化=シュート数<+2.3本/試合急増> 走行距離<+5km/試合急増>
「勝利至上主義」の具体化こそが、「シュート数増加」の試合戦略と実践でした。また、気温低下による試合環境向上の結果として「走行距離増加」の実践数値となりました。
しかし、シュート数急増するも、「枠内シュート・決定率」のシュート精度は低下し、結果として「得点」数は増加していません。単なる<シュート数増加=シュート至上主義~可能ならより深い突破よりも、シュートを選択し、シュート数を増加~>は、「得点増」に至らない、という事が改めて証明されたものでした。
結果、コンサの試合数値のリーグ順位は、
項目 得点 攻撃回数 シュート 枠内 決定率 走行距離 被シュート
1 34 16 6 6.3% 108km 13
順位 9位 13位 7位 4位 12位 13位 6位
攻撃項目は、前節の圧倒的1位から、中位~下位レベルまで低下し、前節の試合数値-内容は、リーグトップから大幅低下した、その分、守備数値は、リーグ上位~中位レベルとなり、攻守バランスが取れていた試合だった、という事を証明しています。
前回ブログで、コンサの、今節・対FC東京戦での、浮上・顕著となった「課題」を確認し、
➀「状況把握・適正判断」のスピードと精度⇒「パス・プレイスピード」・「寄せのインテンシティアップ=寄せの速さ時間短縮」
➁「決定力」~前第23節「高決定力」再現失敗 が課題となりました。
同一分析であれば、本日・基本戦術トレーニングでのメニューとなるでしょう。
例えば、「タッチ制限パストレーニング(ロンド・ミニゲーム等)」を「2~3回制限ではなく、<ワンタッチ=1回>制限」とするトレーニングに、ランクアップする段階に入るタイミングが到来しています。
2.ミシャ研究~その8
テーマは、個々選手の「今シーズン・成長度」について、です。
ミシャ流の根幹は、「毎週・定例トレーニングでの個々選手とチームの成長・進化」~「その実戦テスト・試合」~「そこでの新たな課題設定を翌週トレーニングに反映」との<P・D・C・Aサイクル・循環>にあります。
しかし、「チームの成長・進化」は毎試合の「実戦テスト」からの「再課題」の中、一定・着実な成長・進化は間違いありませんね。
しかし、「個々選手の成長・進化」には、選手格差はどうしても発生してしまいますね。
その選手格差が、本ブログのテーマです。
所謂「優位」には、数的優位・ポジション優位(縦方向・より敵陣近く位置)・選手能力優位(マッチアップで勝利)の3内容、は現代サッカー本流ですが、
その「選手能力優位」は、
➀フィジカル(スタミナ・体幹・スピード・高さ)
➁テクニック(フィジカルをより創造的に具体化する多彩さと正確さ)
➂情報把握・適正判断(より適正・より速い) の3分野です。
そこに、
➃戦術理解(チーム統一プレイ規律・基準の理解、役割理解・実施、実施上課題の予測と対策)が加わったものが、「個々選手の成長・進化」となる訳です。
先ず、①フィジカルは、プロ選手に至る迄多くのハードル・フルイにかかり、J1選手はほぼ全員、基本レベルは保持し、そのからは、選手特徴のストロングポイントとなります。しかし、最高レベルを基準としてみると、最高レベル選手は、ごく一握り・少数で、比較的優位がかなり多数、平均レベルがその他大多数となりますね。WクラスBIGチームの最高僅かのチームは、保有選手全員を最高レベル化を図りますが、普通のチームは、夢の話で、平均値の底上げは目指すもそこまで、で移籍獲得の別世界からの獲得以外、成長・進化課題にはしません。
②テクニックは、フィジカル以上に、選手は一定・基準レベル能力を保有していますね。しかし、所謂「テクニシャンと普通選手との差」は、創造性・多彩性・精度です。コンサ・福森は、<BIGプレスキッカーで、リーグNo.1>との評価が付与されています。「どこにその差があるのか」は、第1に「精度」、やや下がって「創造性」で、「多彩性・保有数」は最下位で、おまけ程度。詰まり、「ずば抜けた精度」がその理由となります。「精度勝負」だとしたら、有効・最適トレーニングとその量次第で、「テクニシャンへの道」は全選手に開かれている、という事です。
この様に、➀と➁は、個々選手能力成長・進化では、最低・絶対条件としてクリアー・合格は、大前提であり、
その上で、最重要点として、
➂情報把握・適正判断(より適正・より速い)と➃戦術理解が、課題となる、との過程になります。
本テーマ「選手個々の成長・進化の差」の答えこそが、この➂・➃の差だという事で、その差の解消が、トレーニング上「重点ポイント」となる訳です。
➂情報把握・適正判断(より適正・より速い)と➃戦術理解は、
「ヘッドワークと認識」分野で、選手個々の<取り組み姿勢と努力量>により、その進捗度;レベルと早さに「差」が出る理由となります。
ミシャ・コンサは、昨々シーズン終了時の電撃獲得就任より、既に「20ヶ月」経過しますが、
選手のトレーニング期間は、コンサ現存30選手中、
18選手がフル期間、
移籍6選手と2種3選手が今シーズンの8ヶ月、
特別指定3選手は1~3ヶ月と、3グループで相違しています。
選手の成長・進化、特に「戦術理解」のレベルを証明する<現主力メンバー=スタメン・サブ起用選手>は、
フル期間メンバー18選手中・・12選手
⇒【未達6選手中、故障離脱1選手と起用枠制限にて不起用2選手を除外すると、3選手が合格レベルに未達】
8ヶ月メンバー 9選手中・・ 4選手
⇒【未達4選手が合格レベルに未達】
1~3ヶ月メンバー3選手中・・ 0選手
⇒【未達3選手は、来季入団から本格化】
となっています。
つまり、試合起用レベル未達の【6選手は、成長・進化が遅れ気味】という事ですが、「育成・基礎能力低ランクよりスタート選手」で、ここからの「1~3年程度期間」留保となります。
この様に「試合起用の有無」の基準から、「選手個々の成長・進化」は見えませんが、これも、コンサ・特異の内容です。と言うのは、現在「スタメン・サブ起用」選手も、合計すると19選手となり、「成長・進化した合格選手のみでの固定起用」方針ではなく「やや未到達選手」も積極登用し、個々選手の経験累積・実戦テスト機会を付与する戦略・方針です。ここも、ミシャイズムの一つで、チーム全体での「底上げ・レベルアップ」を大方針とするものです。
本題に戻り、チーム・トレーニングの中、<全選手に・均一・平等>にトレーニング実施されても、「ヘッドワーク・認識」分野は、本人以外、本当は誰もわかりません。フィジカル・テクニックは、目に見え・客観評価と指導も可能となりますが、この分野は、「本人の意識」次第と、本人に委ねられている=本人のみに全責任、となるものです。
実際、「選手の資質」評価で、小野の「金子評価」も、森保代表獲得の「武蔵評価」も、「本人の吸収・向上の姿勢と意欲」の強さ、「素直に・最大効率良く受け入れられる能力」を示し、その姿勢での結果・成果獲得、との「成功サイクル」の評価だったりします。
逆に、Jリーグ選手登録される選手は、毎年大量ですが、「成長・進化がトップレベルまで到達」する選手は、ほんの一握りで、大量の「未到達・普通の選手」となってしまう理由が、「本人の姿勢と正しい方法と努力量」に起因し、<大量・多数の選手も保有する「原石・資質」を開花させる事を失敗>してしまう訳です。
そんな「吸収力こそが成長力」として、本人の「適正取り組み姿勢=サッカー人生」への指導こそが、監督・スタッフの最大課題です。
その観点で、ミシャ・コンサを点検すると、
(1)大前提となる「最適方法」が、
ミシャトレーニングそのもので、
Jリーグでも屈指の「選手を成長・進化させるトレーニング」として、多数の他チーム選手や、先程の「代表・森保監督~ミシャさんの所でトレーニングすれば、上手くなる~コメント」の通りです。
(2)「吸収力=成長力」の高い選手こそが、そのまま「高能力選手」である、という事が通常です。即ち、「サッカーへの素直さ」を持つ選手という事。
コンサでは、この差が、今シーズン当初では「大きな格差」でしたが、この8ヶ月間経過では「多くの選手では格差縮小~消滅」に変化しています。
個々選手別カルテをトライしてみると、
レベル 初歩 基本 応用 創造 ;成長評価
ソンユン 〇ーーー-〇 ; ◎
進藤 〇ーーーー〇 ; ◎
ミンテ 〇ーーーーーー〇 ; ◎成長No.1選手
福森 〇ーーーー〇 ; ◎
白井 〇ーーーーーー〇 ; ◎成長No.2選手
宮澤 〇ーーー〇 ; 〇
深井 〇ーーーーー〇 ; ◎
菅 〇ーーーー〇 ; 〇
武蔵 〇ーーーーー〇 ; ◎チャレンジするも
チャナティップ 〇ーーーーー〇 ; ◎
ジェイ 〇ーーーーー〇 ; ◎2017低レベル脱却
荒野 〇ーーーー〇 ; 〇なお一ランクダウン
ルーカス 〇ーーーーーーー〇 ; ◎高吸収力・クレバー
岩崎 〇ーーーー〇 ; △吸収・伸び悩みNo.1
檀崎 〇ーーーー〇 ; △吸収・伸び悩み
藤村 〇ーーーー〇 ; 〇順調に成長過程
菅野 〇ーーーーー〇 ; ◎
石川・早坂 〇ーーーーー〇 ; 〇
阿波加 〇ーーー〇 ; △伸び悩み
成長評価 ◎11選手 〇5選手 △3選手 となりますが、いかがでしょうか。
高吸収力=高能力選手の中、毎試合、チーム戦術・課題とは別に、「個別課題」をテーマとして実戦する選手がいます。例示すると、きっと、あ~ぁ!当然!となります・・昨年のイニエスタが代表例です。Jリーグの現況把握と合致する戦術理解は、僅か2試合目から始まり、そんなクレバー選手は、国内外からリーグチーム参戦があります。
1試合毎に「明確なテーマと実戦検証・その後次試合までの改善」とのサイクルを常態とする選手は、「成長進化スピード」は最速となります。特に「ヘッドワーク・把握と理解」分野は、「適正理解」の瞬間、そのプレイを実行可能となるもので、「改善、成長・進化に時間が必要」とは限りません。
今週の「対神戸戦・対策トレーニング」の中、こんな「成長・進化」がトライ・チャレンジされています!
2019年08月24日
リーグ首位・最強チーム FC東京による「コンサの現在と未来」のテストとの意味合い試合が、終了。
<勝負付かず、引き分け>との試合結果、その試合内容から、評価と課題が産まれました。
1.試合速報値から試合内容
〔速報試合項目数値〕
コンサ FC東京
前半 後半 前半 後半
シュート 5本 11本 8本 4本 ・・前半FC東京、後半コンサ
枠内数 2本 8本 5本 2本 ・・ 同上
枠内率 40% 72% 62% 50%・・両チーム共驚異的な枠内率
決定率 0% 9% 12% 0%
支配率 36% 50% 64% 50%・・前半FC東京、後半互角
バス数 213本 241本 321本 199本 ・・前半FC東京、後半コンサ
成功率 81% 79% 87% 81%・・合格レベル
走行距離 108km 106km ・・コンサが走り勝ち
スプリント数 170回 200回 ・・FC東京スピード源泉
〔ボール占有率〕
前半 後半
コンサA 31% 31%
中盤 A 49% 44% ・・後半、中盤A減少しFC東京A内プレイ増加
FC東京A 20% 25%
〔攻撃サイド率〕
前半 後半
L-M-R L-M-R
コンサ 27-23-50 43-29-28 ・・前半白井/後半菅・チャナ突破
FC東京 46-26-28 46-26-28 ・・試合全般オジェソク・永井突破
※前半・FC東京/ポゼッション確立し、パス交換~攻撃~~シュートと優位し先制、
後半・コンサ/ポゼッション均衡、パス交換~攻撃~シュート優位と優位し同点弾
※シュート精度は、両チームともに、驚異的高率(枠内シュート率)
※サイド突破は、コンサは前・後半でサイド変更、FC東京は、一貫してLサイド(オジェソク+永井コンピ)
※※両チーム共、攻撃力~シュート多回数・シュート高精度、守備力~高シュート阻止力、とハイレベル攻守力を証明し、戦力・チームのどちらかへの偏り・バランス優位は無く、「引き分けの試合結果」相当の試合数値
でした。
2.評価と課題
ミシャ監督・試合後ワンポイントコメント「試合の入りは良かったが、何度かチャンスがあるも決め切らず失点した。(その理由は)選手が少し下がり過ぎた(ため)。後半ギアを上げて、逆転すべく闘った。試合内容から、試合結果は妥当な結果。」
一方、FC東京長谷川監督の試合後ワンポイントコメントでは、その満足そうな笑顔が印象的で「前半のFC東京攻勢・先制点獲得は、コンサが引いて来た訳で、攻勢を採ったものでは無い。試合は、札幌さんとは、いつも<切るか切られるか>の勝負で、本当に厳しい試合となる。(真剣勝負の)良い試合だった。」と、満足・試合を愉しんだかのコメント。
両監督とも、試合結果は<妥当・相当・納得する>ものとの評価ですね。
本ブログでは、試合前、この試合を、
【コンサのチーム力の現在と未来への試金石、トライ・テストゲーム】と設定。
コンサの攻撃力〜リーグ最強決定機構築力=シュートチャンスメイク力、そして、前節で掴み掛け、今節でその真偽を明らかとするリーグ最強決定力、をリーグ最強堅守の分厚い壁のFC東京守備力により、
コンサ守備力〜シーズン開始当初は、撃ち合い・失点必至の守備力が、シーズン展開での、トレーニングと実戦を経て、J1攻撃力への防御力を獲得したかの成長を、リーグ最強・最速FC東京カウンターにより、テスト。
「コンサの現在地点・チーム力」を計る最高の絶好の対戦・機会で。
その試合結果によっては、
コンサ攻撃力・守備力が、リーグ首位・最強チーム・FC東京を撃破するレベル=リーグ最強攻撃力・守備力であり、残りシーズンでの、大連勝・奇跡的連勝への道、進路、一度手からこぼれ掛けた、今シーズン目標を再び掴む、との「奇跡」への道を拓く「コンサの未来」を賭ける試合 と設定していました。
では、それに対する「試合評価と課題」です。
その前提に、本日試合を経験して、「FC東京の堅守の秘訣・ポイント」が見つけられた点を記載しておきます。
それは、「FC東京~インテンシティの高いプレー=球際の強いプレー」と謂われるものですが、その真意は、<強靭な体幹や激しくラフ気味のチェック・チャージなどでは全くありません>。それは、≪相手よりも速いポールへの寄せ(スピード)≫との点に尽きるものです。
詰まり、≪寄せの速さが全ての最優先事項≫として徹底・全選手に浸透している特徴こそが、FC東京の「守備の根幹」という事です。コンサ守備陣と比較すると、その差は「大人と子供レベル」が現状で、実際、コンサボールホルダーへの寄せの速さで、しばしば、ボールロストの危機・パス交換失敗が多発となりました。
更に、DF陣の特徴が「帰陣スピードの速さ」で、コンササイドの菅・白井の前進・スピードと同等・それ以上のスピードで帰陣、武蔵・ジェイの前進スピードも、追い抜き・突破は成功しませんでした。
先ず、この2つの特徴のための「共通(前提・必要)能力が、プレイ判断スピード」で、「寄せの速さ、帰陣の速さ」共にその大前提が、FC東京全選手の「状況認識と判断のスピードの速さ」にある点、日頃のトレーニングと実践・プレイ方針の素晴らしさに、圧倒されるものでした。
実は、コンサの攻撃~ゲームメイクは「シュート数}16本からは合格点となりそうですが、所謂「決定機」の回数は、清水戦より大幅に低下・減少でした。
その原因の一つが、前記の「寄せの速さ」のFC東京ストロングポイントですが、本当は、もう1点重要点がありました。
それは、コンサのウィークポイント・低レベル部分です。
・・・「パススピードの遅さ」ですが、「パス自体のスピードとそのテクニック」ではありません。「ボール保持からパスまでのプレイスピード」~プレイをするためのスピード~の問題で、「状況把握・適正判断・プレイ」の遅さは、FC東京の「リーグ最速の寄せ」に対して、ズタズタとされてしまいます。コンサは、「パス交換成功・有効」を、大きく阻害され、トレーニング通り、想定通りプレーは成立し難い物でした。
具体的には、「ワンタッチパス」でのパス交換は、コンサでは皆無ですね。コンサで皆無なのは、当然で、その課題まで「チームトレーニング」のメニュー化は到達していませんね。トレーニングしていないのですから、試合で実践プレイとならないのは当然です。川崎・鹿島は、ワンタッチパス交換、パスプレイスピードの速さが特徴的です。
総括すると、
「状況把握・適正判断」のスピードと精度、が大きな課題として浮上し、これこそが、課題レベルの急上昇の現れですね。
また「高決定力」再現は無く、その獲得は「夢のまた夢」で、課題改善は遠く、「奇跡的大連勝」は作動なく、今シーズン目標、再現は極めて困難のまま、です。
2019年08月24日
さぁ〜! 運命の、リーグ首位・最強チーム;FC東京戦との、コンサのチーム力の現在と未来への試金石、トライ・テストゲームとなりました。
コンサの攻撃力〜リーグ最強決定機構築力=シュートチャンスメイク力、そして、前節で掴み掛け、今節でその真偽を明らかとするリーグ最強決定力、をリーグ最強堅守の分厚い壁のFC東京守備力により、現実証明する、
そして、コンサ守備力〜シーズン開始当初は、撃ち合い・失点必至の守備力が、シーズン展開での、トレーニングと実戦を経て、J1攻撃力への防御力を獲得したかの成長を、リーグ最強・最速FC東京カウンターにより、同じく証明する、
「コンサの現在地点・チーム力」を計る最高の絶好の対戦となり、
更に、その証明の結果、コンサの攻撃力と守備力が、リーグ首位・最強チームを撃破するレベルである、となる事は、今後、残りシーズン試合を、リーグ最強の攻撃力と守備力で、戦い、そこでの、大連勝・奇跡的連勝への道、進路を作り、その必然として、一度手からこぼれ掛けた、今シーズン目標を再び掴む、との「奇跡」への道を拓くもので、「コンサの未来」を賭ける試合です。
対戦相手、FC東京の監督・選手の事前コメントは、「コンサに複数失点を想定し、それを跳ね返す方法を探す」との内容がリリースされ、このコメントがリーグの客観的評価という事は間違いありません。
実際、コンサの複数得点獲得に対して、FC東京の複数大量得点との対抗策は、現在FC東京攻撃力・得点獲得能力スタイルとは相入れません。詰まり、FC東京の最大特徴「堅守・速攻」スタイルは、最小得点・無失点を基本とするスタイルで、リリースコメントとは、矛盾している訳ですね。
コンサ対策で、有効対策、止め切れる・上回る対策は構築出来ておらず、事前トレーニングも不十分で対戦、とのFC東京現況が推測されてしまいます!
直前での、必須試合スタンス・姿勢こそが、
ミシャの試合3原則
【強く闘う・走り切る・規律(チーム戦術)を粘り強く守り抜く】そして、そんなゾクゾク・ワクワクのスリリング場面・サッカーを心から愉しむ、更に、選手とサポーターの為に、その力を信じ、一瞬も集中を下げず維持し続け、そして、沈着冷静の中こそ、最速スピードと、最高精度を実現する、
そんな奇跡を成し遂げる、最高トライ、チャレンジ日‼️
全サポーターの総力が無ければ、成し得ない奇跡です‼️
全員、この試合に結集し、奇跡を成し遂げましよう‼️
戦術面で、追加です。
コンサ試合戦略は、①ここ3試合継続の省エネ型の「守備主導攻撃型」〜ボールを相手に渡し(支配率40%~45%)、前線からの守備も、センターライン付近からとの設定で、自陣守備からのカウンター主導60%・ビルドアップポゼッションからのパス戦術40%攻撃、②ミシャ本来の「超攻撃型攻守戦術」~ボールポゼッションを取り、前線からの守備も、ゲーゲンプレス戦術まで<高く相手ゴールに近づくポジションと、対応レスポンススピード最短>を狙い、前線3選手フルランニング・活発化。激しく、フルシステム可変で、ポジショニングを変化し、最多彩パターン、創造的な攻撃、のどちらかを選択するか、がポイントです。
ミシャは、ホームのドームゲームで、コンサフルプレイが可能と判断し、フルスペックの②コンサ式ミシャ戦術「超攻撃型戦術」を選択し、コンサのチーム力を測る展開を選択すると予想します。
勝敗に拘るのなら、間違いなく、①省エネ型「守備主導攻撃型」戦術ですが、今、コンサが目指すのは、目先の勝敗ではなく、チーム力・試合内容だと、昨日社長もコメントしてました!
灼熱地獄の試合環境が無い、ドームでこそ、本来戦術のチャレンジ試合‼️
でしょう!
2019年08月21日
水・木曜と次節対戦への対策戦術トレーニングで、水曜;攻撃編、木曜;守備編、金曜はセットプレーと最終確認編です。
現在・リーグ首位・強敵FC東京戦への対策戦術は、J1平均レベルチームとの対戦対策では「不十分」となり、大きな問題です。
「FC東京現況・特徴」~「その最適・効果的対策の点検・検討」~「その具体化としての試合展開・戦術・メンバー予想」の順に、点検・記載を進めてみます。
1.次節対戦チーム「FC東京現況・特徴」
現況確認です。
順位 1位 勝点48 15勝3分5敗 得点34 失点17 得失差+17
昨シーズン・同節対比で、
順位 3位 勝点40 12勝4分7敗 得点33 失点23 得失差+10
(その後 順位 6位 獲得勝点10 2勝4分5敗 得点6 失点11)
昨シーズンはここから、得点不足(1.4得点⇒0.5得点・△1得点/試合と低下)により失速し、「万年中位・勝負弱い」チームのままシーズン終戦となるも、
2年目となる長谷川監督イズムが浸透し、
今シーズンは「ハイテンポな攻撃と堅い守備」のチーム特徴はより顕著・先鋭化され、「勝負弱さ」を払拭し、
「リーグ最少失点の堅守」を中軸に、長谷川イズム「シンプル(2・3個)課題解消・積み上げ方針」により、本来攻撃パターンが「より広範・多彩」の迷走ではなく「より正確で、速く、鋭い」との集中課題追及が進行し、その結果、「リーグ最速のカウンター攻撃」を機能させ、「堅守・速攻」に徹した「負け難い・選手が解り易い」試合内容・チームプレーを展開し、結果を出しているもの。
加えて、それまで弱点だった「後半の得点不足~若手の底上げ」も、長谷川イズムの「課題を絞り込み、分かり易く、着実に取り組み、成長となる」スタイルは、シーズン2年目に、その成果が生まれ始め、堅守の中軸CB渡辺・MF橋本・SB室屋・MF三田の育成組が、中軸定着し、後半のフィジカル低下起因得点不足は改善しつつあります。
<長谷川イズムによる結果>だという事は間違いありません。
戦術は、昨シーズンに続き「4ー4ー2」2ボランチ型・基本フォーメーションで、攻守バランスが良く、エリアカバーもワイドにスペースカバーとなり、その結果、「個のマッチアップ・勝利」を積み重ね、プレーを連結していくもの。
守備ラインは「ミドル位置~自陣D’3rd上位置」に布陣し、
「個々選手の高能力」による「堅守」~ボール奪取から攻撃切り替えスピードはリーグ随一 ~ リーグ最速・最先鋭カウンターの「強烈速攻」により得点獲得、
が主戦パータンです。
直近・前節の項目別試合データを見ると、
<攻撃>
得点 30m攻撃 シュート 枠内 PA内数 PA内率 決定率 決定機構築率
0 41 7 3 4 57% 0% 5.8回/シュート
<守備>
失点 被攻撃数 被シュート 被決定率
1 52 4 25%
<基本>
支配率 走行距離 スプリント
45.8% 102km 153回
この内容から、点検すると、
攻撃は、決定機構築率(1本のシュートは何回の攻撃で得られるか)は、リーグ14位の非効率数値で、PA内への侵入・突破もリーグ11位とリーグ水準以下の低レベル数値で、無得点の結果は、必然の「低攻撃力」。
その理由の一つが、対戦チーム「広島」も「堅守・速攻型」で、相手・広島の攻撃を受けてのカウンターは不発となり、両チームとも、今節・最低シュート数試合の低レベル試合となったものでした。両チームの「堅守」が炸裂する「緊迫試合」ならば、観ていても、プレイしていても、楽しい試合だったでしょうが、消極チームVs消極チームとの「どちらも自陣ボール回しが多く、積極性の欠けた、緊迫感の乏しい試合」に陥ったものでした。<リアクション・サッカー>同士試合の典型でした。
守備も、弛緩した選手の緊張感も低下した試合のため、被攻撃数・被決定率は「リーグ随一堅守」はどこにもありませんでした。
基本項目でも、「走行距離」もリーグ17位・ワースト2位と、「走らないサッカー」を展開しています。
意外な程、試合内容は、低レベル・低内容に驚きます。暑さ対策で、相手プレーレベルに応じて、自己レベルを低下させる、との超高等戦術だとしても、見事に?失敗しています。実は、前々節・第22節も、同様試合内容で「試合巧者?・ラッキーPK得点」で仙台に勝利となっていますが、「消極型同士試合」としています。
チーム・フィジカル現状は、ここ2試合低レベルである事は間違いありません。
その理由は、<選手固定起用方針>により、選手流失、故障離脱・フィジカルダウンが続発したためで、DFチャンヒョンス・SB太田・MF久保の主力流失、SB小川故障離脱が原因となり、集中起用・固定メンバーの累積フィジカルダウンが、試合内容・プレイに現実化して来たのだとすると、一気に「試合内容悪化」⇒「戦績低下」が想定されます。
2.対戦対策検討
コンサ攻撃
リーグ随一・堅守のFC東京守備の特徴は、
➀自陣・D'3rdミドル位置に、最終守備ラインを布陣の「やや守備型陣形」
➁4バックを、自陣・ワイドにポジショニングし、全エリア・フルカバー守備
➂➁から、「個々選手の守備力の強さ・守備範囲の広さ」が必要とされ、高能力選手を起用(⇔起用選手固定化の真因・全ポジションも同様)
➃➂から、個々選手のプレイエリアは、SB・AMF以外は限定的
➄攻撃参加も、攻守バランスを大きく崩さない程度
➅「堅守~自陣守備陣内でボール奪取~低い位置からの速攻(ロングカウンター)」が主戦術、などでしょう。
その特徴とコンサ攻撃とのマッチング・攻撃時対策は、
➀コンサのビルドアップ
Vs「FC東京前線からの守備」は基本なく、
FC東京自陣・リトリートで、中盤守備ライン突破の勝負
➁コンサ中盤突破~中央位置への縦パス・スルーパス、DF裏への縦ミドルパス、サイド突破のサイド侵入、スペース有ればドリブルで敵中盤での数的優位からの連携突破、サイド集中のパス交換からの逆サイドチェンジでのスペース突破、と5パターン攻撃を、ランダム・タイムリーに、ボール保有の中、スピード緩急も付けてチームプレイ
Vs「FC東京ゾーンディフェンスで、スペースを埋め、ハードでタイトなマッチアップ・勝負で阻止」では、複数選手の数的優位攻撃・パス交換、フリーランニングによりマーキングをずらすスペース作り、相手守備選手を超える個々選手能力によるマッチアップ勝利、が大きく有利となります。当然、そこでの「緩慢プレー・ミスプレー」は、ボール奪取力の強い「高萩・橋本・東」の餌食となり、一瞬にして「相手カウンターチャンス」と攻守逆転となります。集中力とそのエリアでのプレースピード・精度がポイントとなります。
FC東京守備のウィークポイント「相手を剥がした局面の他選手カバー」の遅れ・甘さが露呈され、一気に、中盤ライン~DFラインを突破した決定機を多数回構築、となります。
➂サイドからのクロス FC東京最多失点パターンがクロス守備で、堅守守備陣の穴の一つです。
➃コンサ式ミシャ戦術~ジェイ・ロペス・武蔵ターゲットのロング・ミドルポストを起点とするショートカウンター
Vs「ターゲット阻止」が「起点構築・ショートカウンター」を阻止する唯一対策ですが、
ジェイを止められるFC東京選手は、居ません。リーグ最強のポストプレーターゲットですが、リーグ全体を見ても、ジェイのポストプレーを単独で阻止出来る選手は居ません。そこで、唯一のジェイ・ポスト対策が、森重+高萩の複数選手守備しかありませんが、それもコンサの狙いの変化形で、その選手がカバーを捨てた「スペース」が産まれます。ジェイの「完全形ポストプレー」は阻止・変化させられても「その衛星位置の武蔵・チャナティップ」は、「空いたスペース」を突いて突破です。
「コンサ式ミシャ戦術」が、進化形ミシャ戦術とされてる所以で、コンサ戦術が、FC東京守備戦術を上回り、守備陣は「翻弄」され、決定機多数回構築となる訳です。
➄派生セットプレー セットプレー防御は、今シーズン2失点とリーグベスト2位の守備力です。特に、マンマーク・ゾーンディフェンス戦術を採るFC東京では、ゴール前にポジショニングする「森重・室屋・チャンヒョンス」の壁が効果的だったが、チャンヒョンスが移籍・流失し、その一角はやや弱体化しています。
コンサの「ハイタワー軍+精密キツク」はリーグで一番、対FC東京DF陣に効果的・通用するチームです。
次に、コンサ守備です。
FC東京の攻撃特徴と対策の検討ですが、
FC東京の攻撃は、
➀堅守での自陣より、リーグ最速のロングカウンターが主軸攻撃パターンで、DF陣-CB森重・SB室屋・オジェソク・GK林からのロングフィード、
➁更に、中盤からのミドルカウンター-DMF高萩・橋本経由~AMF東・大森からのサイドクロスとカットインで、
どちらも、最前線ターゲットのディエゴオリベイラ・永井両FWの圧倒的スピード・高いパスレスポンス・高い決定力で、相手DF裏やサイドのスペースを突破し得点獲得するもの。
対するコンサの守備は、ミシャ戦術でのシステム可変と攻撃型システムから、
➀攻撃から守備局面・・(1)ボールロストの瞬間ボール奪回(ゲーゲンプレス)と(2)最前線から相手ビルドアップを狙いボール奪取、との攻撃型守備、近時アウェイ・厚別では、灼熱試合環境対策として、ゲーゲンプレスは封印していましたが、「ドーム」の最適試合環境では、フィジカル対策は心配なく、フル対策。(3)更に(1)(2)が成功しない時の、相手カウンターへの事前リスク対応としての「偽SB;福森・進藤」+「アンカー;深井」の対カウンター用守備ラインにより、カウンター始動期のパス起点と第1パス受け手へのチャージにより、ボール奪取と中央前進を阻止しサイドへ押し込む守備
(4)➀の間に、攻撃時最終ラインの「ミンテ・宮澤」は、相手侵入選手と並走し制御しつつ、リトリートし、守備ラインをGKを含めて構築
➁守備局面・・コンサ守備ラインは、原則「攻守バランス~攻撃型」位置に「5ー4ー1」で、フルスペースカバーとし、スペースを埋め、ゴール方向には、3段階の守備ラインを構築し、横方向・縦方向共に、複数選手の連携守備で、「マンマーク型ゾーンディフェンス」で、マーキングとゾーン守備を同時にカバーします。
分厚いブロック守備は、パス交換を数的優位・複数連携にて阻止し、ボール奪取を図り、その守備から攻撃の切り替えスピードを上げ、一気に前線へのポスト・カウンター、又は、守備ラインよりのビルドアップから攻撃に移行します。
やはり、最の大懸念点は、FC東京の超ストロング攻撃「ロングカウンター」対策ですね。その守備ポイントは、
<ロングパスの供給元・パス起点のハードアタック>と
<カウンターパス受け手へのパス阻止> の2点に集約されます。
パス起点へのアタックこそが、
「前線からの守備」で、DF・SBがボール保持の瞬間、コンサ前線;武蔵・ジェイ・チャナティップが連携してチャージ、
また、DF陣から、素早くボランチにパス交換され、そのボランチ経由の最前線FWへのミドルカウンターでも、「相手パス起点;高萩・橋本」がボール保持の瞬間、コンサのアンカー深井+3CBの飛び出しアタック・チャージがパス起点を潰します。
パス受け手へのパス交換阻止は、「複数選手による連携守備」がポイントで、「チャージ選手+サポート選手」の複数守備で、パスレスポンス時を狙います。
試合展開のポイントは「球際の強さ・走り切る・規律(戦術・チームプレー)を粘り強く維持し続ける」とのミシャ原則とともに、
具体的には、ライン間・ハーフエリアを、縦・横方向(⇒斜め方向)で使う事です。これは、「FC東京の個々選手守備」の弱点=組織連携・重複プレイではないため、ライン間(=選手間)エリアはプレー・カバー密度が低下し、しばしば「ギャップ」が産まれます。また、ゾーンディフェンスのため、担当エリアと担当エリアの間・ハーフエリアの「プレー密度」は元々低下し「ギャップ発生」が起こりがちです。
~~サイドからの「ダイアゴルラン・クロスパスに弱点」の理由ですし、エリアをクロスするパス(=斜めパス)の阻止・パスカットは、弱点です。
3.コンサ試合展開・戦術・メンバー予想
1.2.で確認の通り、FC東京現況、対戦対策からも、コンサは「いつも以上に集中力・走力・沈着冷静プレー」があれば、「コンサ式ミシャ戦術」で、十分撃破可能です。
試合展開は、FC東京・本来の「堅守・速攻、コンサにボールを委ね自陣守備からの速攻狙い」戦術が濃厚で、
コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻との試合展開必至です。
「コンサ最新戦術VsFC東京基本・旧型戦術完成形」との闘い・試合です。
試合開始から暫くは「両チーム・互い戦術の確認と対策確認時間帯」となり「両チーム攻撃活性時間帯」となります。
しかし、その後「対策戦術が作動・機能し始め」、両チーム攻撃は、途中阻止・停止も多くなり「緊迫した攻守転換」時間帯となります。
そんな中、時間経過とともに「両チームの戦術・対策の優劣、選手能力の優劣、そして、チーム戦力・プレイ内容の優劣」が「差が大きい」内容から、現実化・露呈され、
試合後半は「チーム戦力・プレイ内容差」が、決定機数~得点獲得の結果として現実化されます。
具体的想定は、
試合開始 ~ 10分 両チームファースト・セコンド攻撃が応酬。
コンサ決定機2回の内、沈着冷静プレイのシュート精度・
決定力で「先制点獲得」がポイント。
~ 30分 コンサ攻勢VsFC東京堅守・速攻で、
緊迫の均衡試合展開継続。
~ 45分 両チームともに、緊迫試合展開で、
得点チャンスは、コンサに多数決定機の中、
ギリギリ「1得点獲得」
後半開始 ~ 60分 両チーム、緊迫の中、
コンサ攻勢VsFC東京堅守速攻で均衡試合。
~ 75分 コンサ攻勢・優位、選手交代で活性化
「追加点」獲得
~ 90分 コンサコントロール試合
「 2ー0 」完勝
メンバー予想
スタメン ジェイ
チャナティップ 武蔵
菅 深井 宮澤 白井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ
ルーカス・中野・金子・早坂・岩崎・荒野
菅野
以上 次節試合を想定・予想してみました。
2019年08月20日
昨日、完全オフ日明けの週開始日・火曜は、前回・前々回ブログで点検の通り、
選手は、
「前節試合課題点の把握・修復」+「基本戦術の技術・戦術のエクササイズメニュー」
監督・スタッフは、
次戦・FC東京戦への今週トレーニングメニュー策定のため、
「FC東京現況と特徴把握」「その試合対策」「そのための今週トレーニングメニュー」を朝一ミーテイングで協議・決定、
との内容となります。
しかし、各種マスコミ・解説者リリースの通り、コンサ前節の「課題点・修正」は皆無で、そのため、
本日・火曜トレーニングエクササイズは、
「基本戦術の徹底・より進化=スピード・精度を、認識・判断・プレイで上昇させる」もののみ・「60分・2-3-4分単位のレスト入り・少人数単目的メニュー」でしょう。
しかし、<大勝利の後ののんびりムードは、サブ選手のスタメン入りハードトライ・アタックで吹き飛ばし、激しいスタメン争奪戦と出来るか>が注目点・期待点です。
サブ選手の激しく・果敢な取り組みがあれば、主力起用選手が持った「自信」が「過信」に変化する事を阻止してくれますね。
さて本ブログのテーマに。
本日は、少しだけ第23節点検ミシャ・コンサ研究(7)、です。
1.まずは、少しだけ第23節点検
コンサの驚異的な試合データです。
(1)リーグ随一の「走行距離」~コンサ111.01km-No.2は松本109.9kmで、110km台も無く、圧倒的な「走力」
常々、社長もミシャも、コンサの立地条件のウィークポイントの一つが「本州以南よりも低い平均気温」で、トレーニング環境と実戦での環境との差が、コンサフィジカル低下=走力・プレー切れ・スピードの低下との懸念がコメントされますが、前節の実態は、真逆の結果です。この意味は、➀トレーニング・フィジカルコントロールの成功➁コンサが保有する基礎走力能力が、リーグレベルを超えた、とのどちらか、又は、その両方を証明しています。
➁の「基礎走力能力」かどうかは、各試合の実績値から確認できますが、ここまでの平均走行距離からは、コンサは、横浜-大分-湘南-コンサと第4位で、リーグレベルを超えたまでではありません。しかし、第22節1位-第21節3位-第20節1位とここ4試合、連続1位で「現況能力が一段改善・上昇」した事を証明しています。
答えは、➀➁両方とも、が正解で、リーグ随一の「走力」として、強力なストロングポイント獲得・入手となった訳です。
(2)リーグ上位の「決定機構築ゲームメイク力」
こちらも、社長が最近のコンサストロングポイントとして強調している「決定機・ゲームメイク力」が、断トツです。
「30m侵入数(攻撃回数)がどれだけシュートに繋がったか」=30m侵入数/シュート数、との数値;決定機構築力、を見ると、
湘南1.43回~松本・C大阪1.53回~鳥栖1.6回~第5位コンサ1.93回(2回の攻撃毎に1本のシュートとの割合)~リーグ平均3.38回、上位陣の鹿島6.0回・FC東京5.82回・川崎5.0回・横浜FM4.6回・広島13回と、「極度に非効率なゲームメイク・決定機構築力と、<上位チームへ付け入る隙>部分です。
(3)リーグ随一の「シュート決定力」
ミシャも社長も、嘆きに嘆いていた、コンサ重大課題だった「シュート決定力」は、今シーズン・リーグ全体でも驚異的・特異な「決定力・50%」達成を果たし、その結果は、「記憶と記録的快挙の衝撃的獲得得点」となりました。上記(2)と連動させると、コンサは、<攻撃約4(3.8)回毎に1得点獲得>と、今シーズン・リーグ最高高率得点力を獲得したものでした。
その原因こそが、「より相手ゴール近くまで侵入・突破した決定機でのシュート」にあり、その証明数値が、「PA内シュート率68.8%・PA内シュート数11本」です。PA内シュート率は、今節リーグ6位ですが、毎節・上位に定着し、「より相手ゴール近くからのシュート機会=相手DF最終ライン裏のGK1:1のシュートポイント」をチーム戦術としており、多くのチームが実践する「PA外ミドル・ロングシュート」戦術はありません。良く議論・コメントで続出する「相手DFラインをより、吊り上げ、最終ラインを上げさせ、裏のスペースを作る」目的で、捨て「ロングシュート」を撃つとの戦術は、未だに通用してそうですが、古く・過去の戦術として、最新・最先端戦術には最早なく、過去・旧型戦術です。現代サッカーでは「非効率プレー排除の原則」から、「フリーランニング」等の戦術上必要プレーとの混同はしっかり峻別され、コンサのミシャ戦術ではあり得ず、より侵入・突破を徹底する訳です。
今シーズンのここまでの大きな改善点の一つが、この「PA内シュート率~より相手ゴールに近づく決定機・シュートポイント構築」で、完全に保有戦術・レベル能力です。そして、そのリーグ随一の「侵入・突破、より相手ゴール近くからのシュート」を、沈着冷静にプレーする事こそが「リーグ随一決定力」を掴める道・方法です。そこには「名選手・超然能力は不要、普通の選手が最高レベル決定力を保有」となります。敢えて選手の必要能力を挙げるとすると「正しく素早い判断と冷静にプレーする
能力」とのプロ選手としては普通レベル?です。
このように、今節のコンサは、どのチームとも「桁違い・別レベル能力」を証明し、<次節での再現の有無が、リーグ最大注視・注目点>となった、「リーグへ激震」を与えた試合内容だったという事でした!!
2.ミシャ・コンサ研究~その7~ポジション概念とコンバート・レジスタ(司令塔)
現代サッカーでの「ポジション概念」は流動化し、その位置取り・役割は多様化し、ポジションコンバートではなく「ポリバレント」との「多様なプレイと能力」が当たり前となって久しい現状で、<ポジション⇒タスク>とのパラダイムシフトがその意味と謂われます。
ポジションの現代版要因は、
➀選手自身の資質・特徴・・ポジションの解釈(=どんなプレイができるか)を決める決定要因
➁監督が想定するゲームモデル・・チーム全体の戦術とプレイを規定する要因
の2つに集約されます。
つまり、<ミシャの想定したゲームモデルを、実現できる選手が、その位置で・そのタスクを実現する>という事で、そのポジション名称は意味なく、使用もしない、という事です。
最新戦術のミシャ・コンサ戦術では、その現代シフトが流れている訳です。
実際、
攻守局面で、異なる”ポジション”で起用される選手の要件は、
ポジションに必要なフィジカル能力が、第一要件、
次に、
テクニカルな資質を有する事が第二要件ですが、
ポイントは、
フィジカル能力が、戦術的インテリジェンスが優れいるよりも重要、という事です。
どんなに優れたテクニック・インテリジェンスを有していても、必要な運動量やスピード・俊敏性が無ければ、そのプレー自体の機会・局面も訪れず、無用となるとの厳しいタスクであるという事で、「ベテラン・中堅層」で、困難となる場合が多い理由です。
ミシャ・コンサも、その要件を超えられた選手が現存、困難な選手は「流失・離脱」となった大きな理由でした。
そんな中、注目ポジションは、沢山有りますね。例えば、サイドは、ミシャ・コンサ戦術では、最前線・5トップのアタッカー、最終盤・5バックの守備陣、サイド突破のウィンガー・アタッカー、相手サイド攻撃をハードマークとサイドへボールを追いやりボール奪取の中盤守備陣、これでも4ポジションでのタスクが有り、選手毎の特徴から、得意分野と課題分野は出ますが、絶対要件が、最前線から最終盤までを間断なく、真摯に、走り続けるフィジカルと走力、精度とスピードのある把握と判断を持続する力で、その要件をクリアーする選手は限られますね。白井、菅が、スタメン起用の理由もここにありますが、ルーカスはフィジカル、中野は認識と判断、早坂はフィジカルで、両選手を超えていないとの現状と言う事だと想定します。
さて、本ブログでは、特に「司令塔」について考察したみたいと思います。
「司令塔」は、戦術進化と共に、呼び名、ポジション、タスクが変動しました。
司令塔の呼び名は、「レジスタ・ゲームメイカー」と呼ばれ、
かつては、「10番」攻撃的MFの代名詞~プラティニ・マラドーナ
↓
中盤の「レジスタ」~ピエロ<元トップ下プレーヤーが下がって>
↓
現代は「CB・GK」までポジション低下が進行しています。
ミシャ・コンサ戦術でも、
「CB」に「ビルドアップ能力」が重視・求められます。
3バック・スタイルでは、左右に開く「CB」に、
4バック・スタイルでは、外に開く「CB」又は「SB」に、求められますが、
本来、「CB」には、「高さと強さ」が求められ、その両立となる
<大きくて・強くて・速くて・巧いCBは、世界でも10人もいない>のが現実です。
そのため、
3バック・システムでは、
「守備」での「数的優位を作り、密度を高められる」分、4バックシステムでの「2CB」よりも「守備資質は求められず」、その分、「ビルドアップ能力」が優れたDFを起用できる事となります。
そこで、
ビルドアップ能力<正確なパスを・正しいタイミングで・正しい方向に出す>
+
<目前にスペースがあれば、ドリブルで持ち上がり、第1プレッシャーラインを超えて、中盤に数的優位を作り出す>との能力・プレイを持つDFを「司令塔」とする訳です。
と同時に、この戦術でのリスクである、最終ライン後方の広大スペースカバーのためには、<相手FWに負けないスピードのDF>が必要となります。
「デカくて強いだけのCBは、最早、古典型CB」の烙印が押される訳です。
ミシャ・コンサ戦術でのCBが「ミンテ・福森・進藤」+システム可変で「宮澤」となる理由です。(・・現時点では、深井が「アンカー」残りが原則となる理由でもありますね。今後の深井の「司令塔能力」の成長次第ですね。)
こんな最新戦術「司令塔型CB」戦術を選択しないチームの典型が、
「堅守・速攻」で、<最終ラインを低く設定し、ボールを相手に委ね、堅守速攻を徹底>するチームでは、「テクニックの無い、純粋なストッパーでも、機能・不可欠な存在」となりますが、今や、「残留を唯一の目標にするような下位チーム」にしか当て嵌まらない、現状が迫っています。
その結果、「セントラルMFのCBコンバート」が流行・現代サッカー動向と謂われます。
そして、ミシャ・コンサ戦術では、システム可変局面で、ボランチのCBポジション化として「宮澤・深井」がCBポジションで「現代版CB」タスクを実施・プレイしますね。(原則、宮澤CBポジション・司令塔、深井アンカーポジション残りは前述のとおり)
ミシャ・コンサ戦術では、CBポジション司令塔に加えて、「SBポジション司令塔」戦術の展開されます。この2ポジション司令塔化は、相手の「前線から守備・ゲイムメイク阻止」戦術に対して「司令塔のターゲット分散」となり、クリーン・ビルドアップを促進する戦術となります。
本来、4バック・スタイルで、「SBのレジスタ・司令塔」戦術がありますが、ミシャ・コンサ戦術でのシステム可変局面で、福森・進藤は「偽SB」戦術を採り、攻撃での「司令塔・レジスタ」と守備での「逆カウンター・アンカー脇守備」戦術をプレイ・実践します。
「SBポジション司令塔」戦術でのプレイ基準;➀自陣からのビルドアップ➁ミドルサードでのポゼッション確立に積極関与を、ミシャ・コンサ戦術での「福森・進藤」が担当し、「ゲームメイク起点」と謂われる所以ですね。
別視点から、「レジスタ・司令塔」選手育成は、チームの重要課題ですが、
「レジスタ・司令塔」の最適要件は、「際立った特徴のスペシャリストよりも、幅広いタスクが出来るオールランダー」で、具体的には「高いテクニックを持つ攻撃型プレーMFを、守備局面でも機能するように鍛える」との手法となり、「そんな攻撃型MFを、スペースとプレッシャーが少ない下がり目位置で使い、レジスタ・司令塔として機能させ、同時に、守備タスクでもこなせる様に強化する」との育成方針となります。ミシャ・コンサで、完全符合の選手が思い当たりますね。<藤村>がその育成の真っただ中ですね!!
いかがでしょうか。
ミシャ・コンサ戦術を、現代・最新戦術動向による点検してみましたが、その最新性・新進性・斬新性、その戦術威力にあらためて、感嘆・感心してしまいますね。
<リーグ随一の最先端・最新戦術>の追及であり、その完成レベルの進歩が、戦績上昇・順位リーグポジション上昇・戦術によるリーグ制覇に直結する「進化」、とのサッカー概念・価値観変動も起こし兼ねない、凄いチーム挑戦である事を、しっかり認識し、その進化促進へのサポートに邁進したいと思うものです。
2019年08月17日
対戦の事前予想は、【コンサの決定力】に全試合内容と結果が掛かる。
試合開始10分以内に、何回目かの決定機に、落ち着き冷静に、清水ゴールのポイントにシュートし、得点獲得となれば、試合結果は、
前半2-0、後半3-1、計5-1完勝と予想しました。
後半途中まで、私の予想通りに試合が展開し、喜びと同時に、少し怖くなりましたが、
そんな気苦労も不要で、あれよあれよと言う間に、8-0の大勝。
これまで、コンサのストロングポイントである<リーグ随一決定機構築力>の攻撃力は、過去何試合も証明され続けていますが、致命的な低決定力のため、強力攻撃力も、得点獲得、勝ち点3積み上げを逃し続けて来ました。
所が、唯一の重大課題「シュート決定力」が解決すると、現実となる試合内容、試合結果は、今日のスコアです。
詰まり、コンサの決定機の多くを、沈着冷静に、決め切る、得点獲得すれば、その結果は、大量得点は必然、という事で、今日のスコアは、偶然でも、幸運でも無く、コンサの能力そのものだと言う事で、これこそが、コンサの攻撃力、真の姿です。
ここ数試合、得点の結果には至りませんでしたが、監督、スタッフ、選手は、決定機構築力をより上昇、成長させる事に挑戦し続け、着実、確実に、能力は上昇しており、唯一の重大課題決定力が、解決した瞬間に、大量得点獲得の攻撃力を保有する事態まで、成長していた、という訳でした。
更に、守備も、清水の攻撃は、事前想定し対策を準備した内容に完全一致し、コンサは対策トレーニングで準備通りに試合展開し、無失点の結果はどうな当然の内容でした。
攻撃も、守備も、想定通りの結果で、必然の試合結果で、喜ぶべきものですが、驚くものでは全く有りません。
コンサの攻守戦力と対戦対策が完全に嵌まった試合でした。
ミシャは、<勝った時には冷静に沈静化>のミシャ哲学の通り「今日の8得点スコアは、速やかに忘れて、強敵FC東京戦対策に架かる事」とのコメントで、対戦対策が嵌った事による大勝で、次節・次戦がそのまま当て嵌まる訳もなく、まして、コンサ戦力が大成長した訳でも無く、あらたに、対戦対策を一から準備が必要だ、とのスタンスを全選手、スタッフに表明・徹底していますね。
間違っても、今回大勝により、選手が、思い上がったり、錯覚したりすれは、待っているのは、又々、低決定力地獄が待っている、との現実を周知徹底した訳でした。
低決定力の重大課題は、今節で解消、解決したのか、
偶々、チャナティップの冷静シュート得点が獲得出来た事で、その後の数々の決定機に、プレッシャーが軽くなり、楽に、低ストレスでシュート出来る条件が整り、ノープレッシャーシュートで起きた内容だったのかは、
それこそ、次戦・次節のコンサシュート、決定力が証明します。
現時点で、諸手を挙げて、喜ぶのは、余りに早計、甘過ぎですね。
そうは言っても、決定力が解決すれば、大量得点獲得の攻撃力だと言う事は間違い有りませんね。
楽しい清水戦でした!!
2019年08月16日
明日のリーグ戦第23節清水・日本平戦は、中原・中村洞也・そして小野伸二離脱後、来季新入団ユニバシアード・大学・特別指定トリオ全員合流と、コンサが変化・変形した「最初の試合」で、間違いなく、今後のコンサ・将来に繋がる試合となりました。
ここ6試合連続させ、戦績低迷・シーズン目標喪失の唯一の原因「決定力喪失・シュート精度崩壊」を改善する糸口となるかどうか=シュート選手<ジェイ・武蔵・チャナティップ・ルーカスの存在意味>と<救世主選手~ロペス・金子・岩崎・檀崎・白井出現>をかける試合との「重要・重大試合」。
今朝の、社長・ラジオコメントも「ただひたすらに、複数得点=2点を祈る」との内容にしか聞こえませんでしたね。
そんなコンサの試合前日に、ミシャ・コンサ研究その(6)として「前回反響の高かったコンサトレーニングの補足内容」と「試合当日のチームスタッフ内容」について記載してみます。
今回記載内容は、コンサ現スタッフの「リーク情報」ではありません・・/(へへ)\
しかし、現コンサと同類方法と想定されるチームの現役スタッフの内容で、相当程度、コンサ内容そのもの、類似と想定でき記載するものです。
そんな前提で、ご覧ください。
1.トレーニング ~補足~
前回ミシャ・コンサ研究(5)で、基本内容を記載しましたが、もう少し補足しておきます。今回内容だけでも、興味深いものです。
補足内容は、具体的なトレーニングメニュー、トレーニング時間について、です。
では、前回同様、週間トレーニングスケジュールを記載します。
毎週トレーニングは、試合翌日~日曜(試合土曜として)から、次週試合~土曜までの日程で管理・計画されます。
曜日 戦術的 メニュー
負荷
日曜 1 試合起用選手;有酸素系高リカバリーメニュー
➀心拍を上げてやる事で体内に残っている「疲労物質」の除去促進
➁試合での打撲・捻挫等軽トラブルチェック
生理学;細胞の修復回復時間<48時間>
~ 土曜+日曜+月曜で<48時間超過>を図る。
試合未起用選手;実戦と同程度は「負荷3」
狭いスペースで、インテンシティの高いもにゲーム・
ビルドアップ・プレッシングメニュー
月曜 0 完全オフ
試合起用・未起用の全選手が、火曜にコンディション同一スタート
火曜 2 【70~75分】-狭いスペース・短時間
2・3・5分単位・レスト頻繁に入れ多数・異なるエクササイズ
基本戦術と「前試合のミス・改善点フォーカス」エクササイズ
攻守共に「認知・判断負荷」は上げるも、「スペース狭い・
時間が短い・人数少ない・想定プレイ単一」で、
試合より「必要変数が少なく」戦術的負荷は高くない。
水曜 3 水・木は次戦対策トレーニング、水曜「攻撃」・木曜「守備」、
試合と次試合の中間日=どちらからも一番遠い日で、最大負荷日
【90分=試合時間】ーメンタル・フィジカルも負荷大きく、
疲労蓄積した状況でも正しい判断・プレー選択能力を高める。
「11対11」;相手側は次戦チームのシステム
➀[30分]異なるプレー展開を指定し、その状況下での正しい
「認知」と的確プレー選択「判断」の、スピードと精度を高める
➁[30分]テーマを決めたミニゲーム、例えば、「特定プレー」
経由の得点のみ有効とする設定など、を、
10分単位で、レスト無で切り替えて連続実施。
「特定プレー」~サイド突破・ライン間(ハーフ)ウィングや
シャドー突破・ポストプレー突破、などの各パターンの
特定・フォーカストレーニング
➂[30分]制約無しのミニゲームー直面する状況を正しく認識
→ベストの選択肢は何かを判断し実行、のスピード・精度
を高めるもの。
疲労蓄積の中でも、集中力を持続するとの点でも、
最もインテンシティの高くなるメニュー
木曜 2 次戦対策「守備」【60分】と、試合に向け徐々に負荷低下
対戦相手攻撃に対する守備トレーニング~攻撃から守備・
守備時の相手攻撃パターンの確認と対策を、ミニゲーム
で構築
金曜 1 【40~45分】負荷は最低ランクで、試合コンディションへ
➀[20~25分]セットプレー
➁[20分]最終確認トレーニング
土曜 3 ➀【90分】試合起用選手 試合
➁未起用選手は、ホームゲーム試合観戦、
アウェイ フリー(自主練習等)
この基本メニューに、「対戦用映像・分析レポート」のミーテイングがセットされます。
トレーニング日程上「週明け」日となる「火曜」朝・ミーテイングで、
前週「技術・戦術担当」スタッフが作成した「分析・対策・その映像」を監督に提示、フィジカルスタッフ・総合スタッフも含めて、「対策修正とトレーニングメニューを確定」
「水曜」朝・選手ミーティングで、「対戦チーム特徴・攻撃対抗策」を「分析レポート・10分程度ビデオ映像」で徹底、
「木曜」朝・選手ミーティングで、「対戦・守備対策」を同様に、徹底。
「金曜」朝・選手ミーティングで、ポジション・セクション別に、「対戦マッチアップ相手選手個々の特徴が解る映像(1人1~2分程度・ビデオクリップ)」で、相手選手特徴・ウィークポイント・相手プレーを、事前把握。
「土曜」試合開始前・直前ミーテイングは、「最終確認・メンタル強化」で実戦。
となります。
2.
更に、試合日の監督・スタッフ内容は、
試合開始前ミーテイング~監督・スタッフ・選手合同ミーテイング
⇓
試合前半 ~技術・戦術担当スタッフは、メインスタンドで実践プレー分析
ピッチ全体を俯瞰するビデオカメラを設置し、そのデジタル映像を
リアルタイムで、PC・Ipadに流し、必要に応じて、リプレイして
プレー解析。
ハーフタイムまでに、
携帯のメッセンジャー常時接続し、別スタッフと前半プレー解析データ
から協議し、対策立案。特に「重要な場面を幾つか切り取ったクリップ」
を編集し、PC・Ipadにダウンロードし、
ロッカールーム・監督室へ降り、
ハーフタイム~監督・スタッフで、このクリップを基に、分析内容報告・後半の
修正点提示し、監督は瞬時に「後半修正点を判断・決定」
この協議・ミーテイング時間は【5分間】
ロッカールームに行き、選手へ修正ポイント伝達し後半開始。
との遣り取りが展開されています。
更に、後半も、試合データの分析・収集は続き、
プレー毎に「タグ」を付けた短いクリップに切り分けてデータ収集が続き、
試合終了時点で、200~250個のクリップが完成し、
それが、次週トレーニングの元データとなっています。
コンサのチーム運営管理、特に、トレーニング管理・対戦対策管理は、精密に、チームワークを基に、ミシャの「色付け・方向づけ・独創的アイデア」で完成している、という事で、四方田コーチ・ブルーノ・沖田・竹内・大塚コーチに、ミシャチルドレン・杉浦・長峰コーチなどの総力で現在の成長・進化が形成されている訳でする
この態勢・チャレンジも、ミシャ・コンサのストロングポイントです。
3.追記
やっと、ロペスの現状の意味が判明。第21節広島戦で「負傷」とのリリース。
色々と諸説が流れ回るも、「負傷」離脱が正答で、早いリカバリーを願います。本人にも、そんな心配・懸念・疑念は伝わり、内心不安だったと思いますが、そんな懸念や不安は吹き飛ばし、早いリカバリーに専念してほしいですね。
先ずは「一安心」でしょうか。
2019年08月15日
次節・第23節は、日本全国台風の中、開催が危ぶまれますが、静岡県清水・日本平は、太平洋に向かって開放型の試合会場で、当日・試合時刻の天候予測は、
南からの強風と34°Cレベルの灼熱の暑さが待っていそうです。
先ずは、無事な移動・無事に試合前準備・そして無事に試合実施を祈ります。
では、次節の対戦予測です。
「対戦チーム現況」「コンサ現況」「対戦・戦術・試合展開・メンバー予測」を展開します。
1.対戦チーム現況
対戦チーム「清水」は、現在、
順位12位 勝点28 8勝4分10敗 得点28 失点42 得失差-14
前年同節対比
順位12位 勝点28 8勝4分10敗 得点30 失点31 得失差-1
全く、順位・勝点・戦績まで完全同値は「或る意味奇跡的」偶然ですが、得点は、やや低下・対して失点は「-11失点」の転落的悪化となり、良くこの守備力で、前年と同戦績も、奇跡的と言える【2年連続の体たらく・失敗シーズン】となり、「降格圏争いからの脱却」のみが現在シーズン目標との現況です。
因みに、コンサとの対比も。
順位 7位 勝点32 9勝5分8敗 得点31 失点28 得失差+3
コンサ対比でも、順位は大きく差がついていますが、勝点差「4」・戦績も「1勝・2敗分」の僅差で、特に、得点は「3得点」の僅差ですが、失点は「14失点の大差」で、守備力差が明白です。
しかし、対戦戦績は過去10試合で見ると、
6勝1分3敗・「得点16 失点15」と一気に戦績改善・上昇傾向となり、「得点力1.6得点/試合・失点1.5失点/試合」は、今シーズン平均「1.27得点/試合・1.9失点/試合」から、「得点0.5/試合・失点0.4/試合」と得点力アップ・失点激減と改善し、コンサの今シーズン平均「1.4得点/試合・1.27失点/試合」と対比でも、「得点力はコンサを0.5得点/試合上回り、失点もその差は0.13失点差/試合の僅差」となっています。
現況は、得点力が急低下(決定力不足に喘ぐ)のコンサの得点力を遥かに上回り、今シーズン課題の守備力改善を果たし、両チームの【攻守の戦力差は消滅】との現況で、そのままでは、<清水の攻撃VSコンサ守備>の試合展開を余儀なくされ、「攻撃型」のチーム看板はブチ破られ兼ねません。
上位陣と同様に、強敵に成長し、前回対戦「コンサ5-2大勝」の欠片も無くなります。
そんな、シーズン内「大改善」の原因こそが、
5/14監督交代「ヨンソン解任⇒篠田監督」にあり、≪監督方針;ピッチ上で甘えは許さない≫の下「闘う姿勢・ハードワーク・規律」を追求し、一気に「攻撃型チーム」の戦術に、「攻撃型精神」を注入し、監督交代後11試合で、前記の大改善戦績を達成しています。
同時に、前監督「4ー4ー2」基本型フォーメーションから、攻撃型「4ー2ー3ー1」・個々選手能力発揮型に変更し、「個々選手のデュエル・勝利」を連続させ、個人能力+組織プレーを機能させる戦術で、戦績改善を叩き出しています。
その戦術特徴は、
・4バックは「攻撃時ワイド」布陣
・2CHが「中盤中央に位置し、パス連結点・起点」で守備ラインに下がるシステム可変無し
・前4枚+2CH+後4枚で「攻守の配置バランス良く、ワイドにスペースカバー」
と、≪攻守にわたるバランスの良さ≫と≪相手守備陣裏・サイドを効果的につく攻撃≫が特徴です。
前監督時代の「攻撃時の攻撃バランス偏重」によるカウンター防御の乏しさ、「一方向に偏った攻撃」、「守備時の攻守切り替えのスピードと攻撃力の低さ」は一掃されました。
対コンサ戦では、「清水2CH」が大きな障壁となるかもしれません。
「清水の2CH~竹内とヘナト」で、竹内;パスカットの得意なボール奪取の高い・神戸山口蛍タイプMF、ヘナト;185cmで空中戦勝率とボール奪取力が高く・鹿島三竿タイプMFです。両選手の最大特徴が「高いボール奪取力を軸とする守備力」での中盤守備と「守備陣と前線をタイムリー・適正パス先・適正方向で繋ぐ」パス連携・起点とのプレーを目指します。
コンサは、攻撃への切り替え~攻撃の段階で、「中盤空洞化」戦術をとりますが、
清水は、中盤の中間位置にポジショニングし、「コンサのパスカット・パス制御阻止」を図ります。
つまり、
この「清水守備第2ライン」の突破が、「ビルドアップ」戦術成否の必須条件となる訳で、
仮に「成功しない」場合は、GK・DFよりの前線へのロングパス戦術のみに攻撃方向・パスーンが制限され、その結果は、パス先ターゲットに「数福優位」を作られ、攻撃成否が大きく低下となります。
また、多くのチームも同様の「対コンサ対策」を採り、その対策への解消法も確立しています。「戦術通り実践・プレー」で突破となります。
清水の攻撃は「中盤でのボール奪取からの攻撃への切り替えで、DF裏・サイドスペースへボールを運ぶカウンター」と「片寄した攻撃ラインからの逆サイドチェンジでの相手スペースへの侵入・突破」が主軸となります。
コンサは、「コンサ攻撃時でのボールロストからの相手カウンター」がメイン守備課題で、最終守備ライン「ミンテ・宮澤・深井」の対処・経験値も大きく成長し、「偽SB」戦術~福森・進藤も加えた「3ライン+2SB」の5選手対策で対抗します。
宮澤・福森以外は、「現代DF選手条件」とされる「スピード」対抗もあり、清水は「頼みの北川電撃移籍・流失」で「ドウグラス頼み」で攻撃陣は弱体化、守備陣は「ベテラン吉本・中堅二見」は高さも乏しく、強力CB陣ではありません。しかし、SBは「エウシーニョ・松原」の高能力選手のサポートがあり、中盤の強力2CHの「最終ライン前守備」により、守備力は低失点試合を継続していまする
2.コンサ現況
戦績は、前記の通りで、今シーズン目標「リーグ上位・3位以内到達=AFC戦参戦権獲得」は、残る試合数から、「3位以内到達」は殆ど可能性を消失し、シーズン目標も、実質的には、
「より高い順位を実現しつつ、次シーズンリーグ3位以内到達とする戦力獲得をサブ選手のスタメン化・現主力選手の個別課題改善成長を図り達成」に変更となりました。
特に「過去6試合、極度に低下したシュート精度=シュート決定力」の改善が全く作動せず、「決定機構築のチームプレーレベルは益々向上し決定機数、多回数構築」と攻撃力が向上・成長となるも、「複数得点獲得力消失」との≪パラドックス≫が発生し、永遠と継続し、今シーズン目標放逸・変更の事態となっています。
つまり、攻撃力は順調・良好なのに、得点力は、今シーズン最低に転落、しています。
ミシャは、再三「その責任は、その選手自身にある」との指摘・働きかけをするも、「肝心のジェイはどこ吹く風、自分には関係ない」と反省も、改善取り組みも、当然【特訓・シュート練習】もありません。こんな選手が「チーム最年長として、模範だ」と言ってる事、そんな姿勢と実践を許している事にも、実は深い理由があるもの、と推察しています。・・・シーズン終了時点で「その責任を問う!」という事だと、更に「武蔵」も「ジェイ」の姿勢を見習って??「チーム苦境に陥れた原因との自己認識・自己反省、当然、改善努力も一切ありません。その結果は、実戦で証明されています・・・
3.試合予測
両チームの現況に変化が無ければ、試合展開・結果は「コンサには苦いもの」しかないです。
客観的には、
< コンサ0ー1清水 敗戦 または コンサ0ー0清水 引き分け >
の結果です。
この「苦い結果」を逆転する「唯一のポイントが、コンサ・シュート決定力」という事も、残念ながら、リーグ全体で、周知の事実ですね。
戦術は、両チーム、いつもの戦術を展開します。
コンサは「コンサ式ミシャ戦術」で、最新戦術により、攻撃は「多彩パターン・内容により、多回数の決定機構築」を実現し、守備も「走力と連携組織守備」で粘り強い守備を実現しますが、唯一で決定的な弱点「極度に低いシュート精度=シュート決定力」で、決定機を逃し続け、清水からのカウンターを阻止し続けますが、一瞬、成功せず、失点」との試合展開が濃厚です。
ミシャコメント「良い試合内容で、コンサ勝利が相当の試合で、残念」がまた、繰り返されそうで心配です。
コンサの改善策として「ヘディングシュートはジェイ、その他の足下シュートチャンスは、その他選手にシュート集中」の実施策は、
前節浦和戦で実践するも、
コンサシュート数18本中
武蔵 シュート7本 枠外4本 枠内3本 得点1点
ルーカス シュート3本 枠外3本 枠内0本
福森 シュート2本 枠外2本 枠内0本
チャナ シュート2本 枠外1本 枠内1本
ジェイ シュート1本 枠外0本 枠内1本
と、武蔵・ルーカス・福森・チャナティップ、更に、ミンテ・菅・荒野には「枠内に飛ばす事にも失敗」し、得点獲得に足り得る選手は存在していません。
ここに記載されない「ロペス・白井・金子・岩崎・檀崎」も起用し、「決定力保有選手・ストライカーの発見・発掘」をトライしたいですね。
では、試合展開です。
最悪展開も、最良展開も想定可能です。
最悪試合展開は、
試合開始 ~ 30分 コンサ攻勢・決定機を作り続けるも、得点獲得失敗
~ 45分 コンサ攻勢の中、清水カウンター炸裂、
失点 し、コンサ攻勢の中、清水先制
「 0ー1 」敗勢
後半開始 ~ 60分 後半開始よりコンサ攻勢、決定機多数回だが、
シュート決定力無く、
~ 75分 清水カウンター成功し、追加失点
~ 90分 コンサは攻撃最優先とするも「決定力無く」
「コンサ 0ー2 清水」で完敗
対して、
最良試合の試合展開が、
試合開始 ~ 15分 コンサ攻勢、1・2回目決定機に得点獲得
~ 30分 コンサ攻勢、決定力復活し、追加点獲得
~ 45分 コンサ攻勢・試合支配のまま前半戦終了
「 2ー0 」勝勢
後半開始 ~ 60分 コンサ攻勢、更に追加点獲得
~ 75分 清水カウンターが成功、失点
~ 90分 清水攻勢、コンサカウンター炸裂、追加点獲得
「 4ー1 」完勝
この差は、コンサ決定機での「シュート精度・決定力」のみの差です。
メンバー予想です。
スタメン ジェイ
チャナティップ ロペス
中野 深井 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
※ジェイは、ヘディング=空中戦プレイ担当で、
ヘディングシュートと
ポストプレー の限定プレー
※ロペスが、シューターで、シュートチャンスを集中。
サブ 武蔵・白井・菅・金子・高嶺・早坂・菅野
※武蔵⇔ジェイ 60分投入で、清水フィジカル低下局面で、
DF裏飛び出しやスピード勝負で清水守備陣を混乱させます。
※サイドの交代と、金子投入を期待します。
果たして、「コンサ・シュート決定力」は・・・???
そこに全てが、今後のコンサが掛かっています!!
2019年08月12日
シーズン目標が変更され、今シーズン残り日程は、次シーズンでの飛躍・AFC戦参戦権獲得の完全達成とすべく「リーグ順位確保を、成長とレベルアップ最優先戦略にて達成」に変換。
試合・実戦も、その目的に合致した戦略・取り組みとなりました。
ミシャ・チームスタッフも、以前の「勝ち点積み上げと、成長への試合内容上昇を同価値とする戦略」とは、方針も転換し、「精神力を締め上げ、激しい闘争心による急成長・プレイ変貌アプローチ」は停止され、「通常レベルの中、個々選手レベルアップ、その見極め(⇒契約方針へ)」になっています。
本ブログの掲載方針も、その大きな変移に従い、
週間スケジュールを、
月曜・前節日公式データによるリーグ検証、水曜・次対戦チーム点検、木曜・次対戦コンサ戦術・試合展開・メンバー予想、金土曜・直前追加記載と参戦記、日曜・試合速報記と、5記載体制でしたが、
月曜・コンサ研究、水木曜・次対戦ポイント予想、土日曜・実戦速報記、の3記載体制に変更いたします。
では、本日は、コンサ研究日で、
本日テーマ「ミシャ研究~5」の個別テーマは、
「ミシャのトレーニング」です。
1.「基本ミシャ・トレーニング」
先ず、キャンプは以前記載していますので、日常日程の確認から。
週間日程は、
曜日 練習メニュー/技術・戦術 /フィジカル /強度
日曜 回復メニュー/次戦内容準備 /リカバリー / 1
月曜 オフ
火曜 プレー原則 /朝ミーティング決定 /低負荷基本 / 2
水曜 次戦戦術1 /敵守備~攻撃策/最高負荷 / 3
木曜 次戦戦術2 /敵攻撃~守備策/中程度負荷 / 2
金曜 次戦戦術3 /SP・全般 /軽負荷 / 1
土曜 試合 /次々戦内容準備/実戦 / 3
曜日毎に、練習メニュー/技術・戦術メニュー/フィジカルメニュー/練習強度が、明確に設定され、原則そのサイクルで、シーズンは進行しています。
注目点は、多数ありますが、
➀チームの基本・根本の「原則=戦術」は、原則として、週一回「基本トレーニング」として全選手練習となります。この量~少なさに、「精密戦術のミシャ戦術」で不足ではないか、と思われますね。しかし<他必要事項が多数あり、それ以上増加は出来ない>との日程で、「選手毎の理解・習熟度の差へのカバーは、全体練習後の特別練習(特訓)以外、(時間は)ない」という点。
➁次戦の「対戦内容」は、前週に「技術・戦術」面を、
・対戦チームの「過去3試合+コンサと類似チーム対戦」の4~5試合分実戦分析
・対戦チーム特徴、攻守ストロングポイントやパターン、同ウィークポイントポイントとパターン、を中心に情報・データ収集
・そこから、「コンサの対戦策策定」、
・「その対戦策の翌週トレーニング計画」を準備し、週明け朝のミーティングで、ミシャとスタッフへ提示し、協議の上、今週とトレーニング計画を決定します。
ミシャ・スタッフが、決定するために、担当チームが準備し、その内容を基に、決定とのプロセスを踏んでいて、スタッフ全体、情報と対戦トレーニング計画を共有して実践しています。
➂毎週のトレーニングの相当部分(過半数以上)が、次節対戦戦術(3日間)に充てられていて、他事項(例えば、シュート個別練習等)メニューを実施する余地・余裕は乏しいですね。⇒ 個別課題のトレーニングは、「全体練習後の特別訓練」以外ありません!!・・こんな事態なのに、誰も、誰一人として「シュート練習」をしていない事の意味に、深刻!!となってしまいますね。シュート練習の特訓は、相当以前に「ロペス」が一回してていた事しか思い当たりません。‥全然、全く「いい加減シュートが改善しない」理由は、ここです!!
いずれにしても、「ミシャの全選手対象となるトレーニングメニューには、個々選手課題の練習メニューは無い」=ミシャは「シュート決定力改善のメニューを設定していない」という事です。
➃練習「強度」は、「フィジカル」担当が、毎日管理し、週間上下管理を実践しています。
そもそも「トレーニング」の目的は、
エクササイズを通して、
試合で起こり得る戦術的状況を再現し、
その状況において、最善の選択肢を選び実行する、
という解釈と判断を身に着ける、という事です。
謂わば「予習」です。
従来のトレーニング法は、「1つの決まったメカニズムを構想」し、
「11対0」で、それを繰り返すエクササイズにより、オートマティズム構築、
その上で、「11対11」でエクササイズを実際に試す、との方法でしたが、
現在は、
最初から「敵がいる状況」を用意し、敵側は相手が行う頻度の最も高い幾つかのプレーをランダムに行い、その時々で、それを的確に対応する、との方法です。
その中、「敵味方を入れ替え・選手の一部を入れ替え」て、全選手が異なる視点から状況に関わり、そういう状況に直面した時に、「どう対応すべきか」との解釈・判断を助ける能力を身に着けます。
つまり「解釈と判断のスピード⇒アウトプットとしてのアクションまでのスピード」~「戦術的インテンシティ」と呼ばれる能力を高めるものです。
コンサ式=ミシャ式トレーニングは「試合形式主体」と言われますが、正確には「敵のいる状況」トレーニングという事です。
毎週の「戦術トレーニングメニュー」の中身・根幹です。
最近、選手の成長実績の高さへの高い評価が寄せられますが、このトレーニングにより「戦術的インテンシティ」が上昇した、という事です。
2.チームスタッフ
既に記載の通り、ミシャは、「技術・戦術担当」「フィジカル担当」「総合」と3チームスタッフに支えられています。
「技術・戦術担当」
・前週に次週対戦チーム「過去3試合+コンサと類似チーム対戦」の4~5試合分を実戦分析し、
「対戦チーム特徴、攻守ストロングポイントやパターン、同ウィークポイントポイントとパターン」中心に情報・データ収集 ⇒ 「コンサの対戦策策定」⇒「翌週トレーニング計画」を準備します。
・週明け朝ミーティングにて、ミシャ・スタッフと共有化の上、修正・決定
・戦術トレーニングメニューの内、火曜実施「基本チーム原則・戦術」トレーニングは、ミシャ主導で決定されるものと考えられます。
総合コーチの「四方田コーチの得意分野」で、四方田コーチチーフで、実際は竹内コーチが専任担当で、四方田コーチ他とチームで、コンサの「頭脳」です。
ミシャは、基本的に、担当の提示内容を優先し、修正・補正のみ加える、とのスタンスで、毎試合毎の対戦「攻撃・守備戦術とトレーニング内容」は、「担当」の作成したものですね。
「フィジカル担当」
毎日のトレーニングデータを分析して、負荷を調整しトレーニングロードを担当。合わせて、「故障者のリハビリ担当」も加えてチーム。
※「フィジカルメニュー」と「技術・戦術メニュー」は、統合テータとして一元化されており、全スタッフが共通情報・理解で、一体管理しています。
「総合担当」
ミシャ+ヘッドコーチ+杉浦コーチで構成でしょうか。ブルーノコーチも「ブラジルコンビ用」では入りますね。
ミシャは監督として、選手との距離感は、各チームの中で、最も近い監督ですが、それでも「監督としての存在」は選手との一定距離も必要となります。そのため、「選手のメンタリティ担当」として「総合担当コーチ」が置かれます。主役割は「選手とのコミュニケーション役」で、「選手の意見・意思・生活全般」にわたり、監督・スタッフ、時には、チームとの間を繋ぐ役割です。
簡単に、コンサのチーム「トレーニングとスタッフ」を点検してみました。
ミシャ改革は、ここでも大いに発揮され、「最新型スタイル」です。
「トレーニング」メニュー・日程を見ても、今なお、従来型チームも存在していますが、その差は、毎日・毎週の「微差」が集積され、一年や、一シーズンなど、一定期間の後に、「大きな戦力差・選手能力差」となります。
ここにも、「コンサの現在、そして、将来の強さの理由」があります!!
2019年08月11日
果たして、「残念」だったのか、現在のコンサ現況を正確に示しし「妥当」だったのか、その両方だったのか、試合結果への皆さんの評価、捉え方は、分かれますね。
少なくとも、選手意思は、チーム活動の中心で、公私、生活全般にわたって、世話になり続けた恩師、恩先輩、のラストゲームで、ベンチ入りし、試合展開次第で、公式戦出場との条件は、スタメンと途中起用選手に委ねられらも、その"絶対的ノルマ"を果たせなかった訳で、選手は、全力を尽くしても、この結果だと言う事です。
コンサの決定力の乏しさ、低レベルは、シーズンスタート時からの現在、唯一残る課題ですが、シーズン目標を逃し、この大事な一戦も失い、しかし、ミシャは、自分の責任外である、と明確に、数度コメントし、改善は選手個々の努力のみに委ねられているとの状況。
つまり、選手が個々に改善しない・出来ない限り、ここ6試合と同様試合内容と結果だという事です。
選手と同時に、
決定力あるラストシューターの準備は、チームの選手保有努力の問題だとの宣言で、社長とスタッフにその責任を問う、との状況。
ノノは、どう答えを出すのか、ミシャのロペス外しは続くのか、
記念試合に拘らず、コンサにイエロー信号が灯った試合でした。
2019年08月08日
いよいよ、伸二のコンサとJ1リーグ公式戦ラストマッチ、合わせて、河合の引退試合のW記念マッチを、伸二も、そして、ミシャも、またまた、河合も因縁と数々の想い出が重なるチーム;浦和レッズを迎えて、第22節は開催されます。
先ず、コンサの近い将来のため、ミシャ戦術の完成度を上げた完勝の達成は必達ですが、
伸二と河合に捧げる試合であり、完勝は絶対に変わりますね!
そのための、コンサ戦術・試合展開・メンバーを予測してみます。
1.コンサ戦術・試合展開
前ブログで記載の通り、浦和は、ミドルポジションに布陣の「堅守・速攻」の「3-4-2-1」で、コンサ攻撃を待ち「ボール奪取からの速攻」スタイルとの予想でした。
浦和の想定に乗っかり、コンサは、試合全般「攻勢」となり、
コンサ攻撃Vs浦和堅守速攻の図式は、間違い無さそうですね。
浦和守備は、
コンサ最前線からの守備〜ビルドアップ狙い・ボール奪取は、フル起用ではなく、局面次第の限定起用で、
主体は、ミドルポジション・ブロック守備で、スペースを埋め、複数選手連携の組織型守備により、パス交換阻止、ボール保持へのタイトチェックで、ボール奪取し、そこからの攻撃への切り替えはリーグ中でも、速く、DF裏やサイドの前線スペースへロングボールを運ぶ速攻がメインで、前線ターゲットが無い場合は、中盤経由のビルドアップから、攻撃態勢を構築します。
攻撃は、ロングカウンターの直接シュートとサイドからのアーリークロスが主パターンで、前線選手には高さは無いため「スペース狙い型カウンター」と「スペース狙い型サイド攻撃」となります。
対するコンサ戦術は、
コンサ式ミシャ戦術による多彩パターン攻撃ー①ビルドアップからピンポイント縦パスからの連続パス交換・ラストパス・決定機、②ビルドアップ阻止があった場合の、ロング・ミドルポストプレーからのパス交換・ショートカウンター、③相手陣形にスペース、エリアがある場合の、ロング・ミドルカウンター、更に、ポストプレーからのショートカウンター、④派生セットプレー、
守備は、前線からの守備とブロック守備の併用で、
A.前線で、ゲーゲンプレス(浦和ボール奪取から3〜4秒のボール奪回)〜奪回し浦和ゴール寸前位置でのショートカウンター、
B.ゲーゲンプレス失敗時リスク対策:「偽SB」の福森、進藤と深井、宮澤で、浦和カウンターパス交換阻止、ボールホルダーへチェック、カウンター阻止、進撃低速を図る、
C.ブロック守備;センターラインから自陣D3rd付近に「5-4-1」ブロック守備。コンサゴールまでには、ダブル守備ラインを全スペースに布陣し、複数選手、連携守備で、スペース、エリアは埋め切り、浦和のパス交換、ボール保持をタイトにチェックし、ボール奪取を図り、奪取後は、素速く攻守切り替えし、ビルドアップか、カウンターのどちらかに移行します。
その全局面で、システム可変、5レーン戦略、中盤空洞化戦術、パワーフットボール戦術、進化型マンツーマン戦術の最新5トレンドを駆使し、Wクラス最新戦術が華麗に展開されます。
戦術が完全機能すると、浦和は、手も足も出ない、完全コンサ支配状況、場面が出現する筈です!
想定試合展開は、
上記の戦術の実践度次第、詰まり選手の頑張り次第ですが、
試合開始早々から、コンサ攻勢の圧倒展開となり、スタートから直ぐにある、1度目、2度目の決定機に、沈着冷静にゴールターゲットへ流し込むシュートを決めれば、コンサ得点ラッシュが開始となり、コンサ完全支配試合となります。
その1回目、2回目シュートを、誰が打つかは、既に事前決定済みだと想定します。
「ロペス」を予想、予測します!
その後、浦和のカウンターも、僅かには有るでしょうが、試合全般、コンサが、多数決定機により、大量得点獲得、完全試合支配となる、との想定です。
予想試合結果は「4-1」です!
2.コンサ メンバー予想
伸二のコンサ・最終公式戦となります。
ベンチメンバーには、当確ですが、試合出場の可否は、試合展開に掛かっています。
出場のタイミング・時間帯、そして、条件は、
【 3-1などの、複数得点差がある、後半30分(75分)〜45分(90分)】しかありません。
伸二のコンサ最終公式戦出場は、スタメン選手達の頑張りに掛かっており、伝説、奇跡、記憶に残る場面を作れるかどうかが、掛かっています!
そんな、メンバー予想は、
スタメン
ジェイ
チャナティップ ロペス
白井 深井 宮澤 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ 武蔵 60分〜ジェイ
小野 75分〜深井
菅、早坂、荒野、石川
菅野
ジェイは、スタメンですが、
シューターは、クロスとセットプレー限定
ポスト役がメインプレーです、
シューターは、ロペス、チャナティップ、進藤、福森、
交代後、武蔵。
です!
2019年08月08日
今シーズン、これからの試合目標は「降格圏転落は防止する戦績+現サブ選手のスタメン化のための実戦起用特訓」に変化しました。
この結果、毎試合、現在スタメンのベテラン層は、「途中起用のサブ起用」に変化し、その選手分「スタメン起用」に「現サブ選手のスタメン化育成起用」としましょう。そそんな、次節のコンサ予想の前に、対戦チーム「浦和」の点検です。
1.対戦チーム「浦和」現況
順位 勝点 戦績 得点 失点 得失差
9位 29 8勝5分8敗 21 28 -7
昨シーズン・同節戦績は、
9位 28 7勝7分7敗 22 17 +5
全く同一戦績で、得点力は同一・失点阻止力は、大きく低下し、得失差は悪化するも、順位・勝点は、同一としています。
リーグ平均値;勝点29・得点28・失点27・得失差+1対比で、攻撃(得点)低レベル・守備(失点阻止力)同レベルで、
<浦和の求める「リーグチャンピオン・カップ戦優勝・AFC戦上位」は夢のまた夢>の低レベル現況です。
特に、低得点力の攻撃課題は、昨シーズンより引きづり、今シーズンでも解決・改善失敗との戦績・プレイ内容が現実です。
ここ5試合戦績は、「2勝2分1敗」と、一見、戦績は上向き始めている様に見えますが、「得点8・失点7」と拮抗し、「引き分け(得点=失点の結果)」相当の試合展開です。実際、敗戦寸前での「引き分けとする得点獲得」パータンが続いておりますが、試合最終盤での「ギリギリ得点による引き分け」は、試合早々の「相手戦力がフル機能の局面で、得点獲得が乏しい能力である事を証明するもので、「選手の粘り強さ・執念」によるものとしている限り、この悪循環からの脱出は無い、ものです。
つまり、相手チームのフィジカルが著しく低下する「最終盤」になり、相手チームの「フィジカル低下によるミスプレー・エリアカバーの緩み・スペース発生」を利用し、初めて浦和戦力でも得点獲得可能となる展開が「頼みの綱」という事です。
この「フィジカル低下が無い試合展開」では、試合最終盤の浦和マジックは作動しない、となりますが、次節の会場は、「札幌ドーム・現時点で全国最高・快適コンディション環境」ですね。・・⇒「両チーム共に、大幅フィジカル低下はありません・・ね!」~浦和マジックは作動しません!!
では、その原因点検に移りましょう。
先ずフォーメーション・戦術は、
今シーズン・オズワルド監督の「3ー3ー2ー2」ストーミング(強襲)戦術で11試合実戦するも、戦績低迷を理由に監督解任。
次の大槻監督は、昔のスタイル「3ー4ー2ー1」を採用し続けていますが、当時の戦術「ミシャスタイル」の欠片も、臭いもしない、「堅守・速攻」型の「旧コンサ2017シーズンスタイル」です。しかし、肝心の放り込み先・ターゲットは、興梠・武藤・ファブリシオとなり、ハイタワーはファブリシオ1枚のため、実際は、DF裏ロングパスへのロングカウンターしか通用せず、ライン間ターゲットを狙う攻撃は皆無で、戦術機能度・得点獲得力は低レベルとなるとのメカニズムです。
つまり、有力な戦術=「規律・共通理解」は無く、攻撃構築力の低さが、「決定機数減少」を招く訳です。
選手層も、ベテラン・以前(相当)代表クラスが試合起用され、試合内フィジカル低下も大きく、走力も低く、豊富な経験値・判断力により何とか試合を成立させる内容で、ハード日程があると、一気に、プレイレベル低下・悪影響となる欠点が大きいです。
前節7/20~7/31第16節・過酷環境試合~8/4第21節試合と、日程タイトで、戦績も低下しました。
次節は、定例日程に戻りましたが、ベテラン層のフィジカルリカバリーに影響は残っていると想定されます。
2.対戦チーム「試合データ」点検
では、実際データを点検してみましょう。
浦和の過去3試合データを一覧しましょう。
20節 16節 21節 コンサ21節
得点 3 1 2 0
攻撃数 38 58 56 52
シュート15 14 20 16
枠内数 4 4 6 1
決定率 25.0 7.1 10.0 0
PA内数 6 12 13 12
PA内率 50.0% 85.7% 65.0% 75.0%
失点 1 1 2 1
被シュート 13 13 13 6
被決定率 7.7% 7.7% 10.5% 16.7%
浦和とコンサを対比すると、
🔴決定率(枠内数も)=シュート選手の決定力能力差は、浦和が圧倒しています。
ジェイの「ラストシューター」役・シュートチャンス集中を、ロペス・武蔵・チャナティップへ「変更」する打開策で、決定率差は解消されます。
〇シュート機会構築力は同レベルで、想定上にチャンスメイク力あり、と見えますが、シュートポイント「PA内率・より近いポイントからのシュート」で、浦和の突破不足・コンサの「より深い位置での多数チャンス」が顕著です。「確実にゴール枠内ターゲットに運ぶシュート」があれば、得点力は「毎試合3得点力」が発揮されます。
〇浦和の被シュート数の多さが、失点増加の直接原因ですが、守備での緩み・綻びプレイが、タイトな守備を弱体化しています。組織型守備の徹底・共通理解の不徹底が原因です。
コンサの被決定率の低数値は、「ミス起因失点」で、GK・ゴール直前での失点機のため、シュート阻止が困難となったためでした。起因となる「守備ミスプレイの撲滅」により改善するものですが、「選手の集中力・数的優位等組織対策」がその前提となるものです。
以上、 項目を絞り、対戦チーム「浦和」を点検してみました。
対戦対策・方法・戦術は明白で、充分勝利獲得となる試合ですね。
2019年08月07日
コンサの絶対的守護神は、ソンユンですが、
精神的支柱は「伸二」。
全選手の憧れと目標と共に、チームのシンボル且つ親権者。
サポーターには、日本代表で、W杯3度の日本サッカーの代表として、プレーする姿からその佇まい、存在まで、憧れであり、
且つ、
コンサの指導者として、選手に、サッカーそのもの〜サッカー理解、戦術、プレイ、トレーニング、日常生活と準備、選手としての在り方を、具体的に、ハイクオリティーを持ちながら、選手目線で注入し続け、その影響、教え、指導により変化、開花、成長した選手、そして、指導者やチームスタッフも含めて、伸二チルドレンは全選手に亘りました。
この5年間のコンサ進化は、リーグでも特筆、特別レベルの成果チームですが、その原動力の一つが、「伸二」効果、成果であった事は、全員共通理解ですね!
サッカー選手の夢には、
〈いつまでも永遠に、大好きなサッカーをヒリヒリする実戦の中でプレイし続けたい!〉が有ります。
大好きであればあるほど、年齢を重ねれば重ねるほど、その想いは深く、強くなる、と言いますね。
小野の琉球完全移籍は、その強い想いと、形成途中チームのチーム作りと大改善のトライに面白さと遣り甲斐と経験の勉強となるとの心境での移籍決断だったのではないでしょうか。
しかし、コンサの将来に、伸二の存在・姿がある!、とのリリースが出されました。
本人とチームの意向によるもので、伸二リターンは確約されてます。
いつ、どんな形かは、現在は不明ですが、
そんなに遠い将来では無い、との予測は間違えてませんね。
伸二は、少し長い旅に出掛け、本人も皆んなも、帰る日を待っている、です。
旅路の始まりの今、
その旅が、愉しく、実り多く、更なる成長となり、幸せなサッカー人生の貴重な時間と経験となる事を、皆んなで、祈り、その過程と姿を見続けましょう!
行ってらっしゃい!伸二!
2019年08月06日
ミシャ戦術の研究を深掘りしましょう!
◎ミシャ戦術研究
これで、ミシャ戦術研究は、4回目となります。
先に簡潔結論を記載すると、
【最先端トレンドを網羅した、国内リーグでは、随一の最新戦術で、Wクラスでも、プレミア、ブンデス、リーガエスパニョーラ、セリアa、でトップランクチームの最先端戦術チーム】だと言う事です。
最先端・進化型現代サッカーは、5つのトレンドで説明されますが、その全戦術を採用し、トライしている国内唯一のチームです。
その一端を記載してみますね。
トレンドを一覧掲載すると、
➀可変システム
➁5レーン戦略
➂中盤空洞化
➃パワーフットボール
➄進化型マンツーマン
となります。良く出てくるワードもありますが、聞き慣れないワードもあると思います。
国内チームでも、その一部採用のチームは多数あります。何故なら、最新トレンドは、最新対策・改良戦術で、その戦術装備・保有こそが、戦力優位・優越となる手段だからです。その事は、現代サッカーでは、「伝統戦術チーム」が成立・存立する余地は、困難である、と言う事にもなります。
しかし、その中、全内容をチーム戦術化出来たチームは、唯一コンサ以外はありません。ミシャが「ミシャ戦術・ミシャ流」として、Jリーグにて導入するも、広島・浦和は定着していた戦術を放棄し、その結果は、「最新戦術の放棄」との結果に外ならず、現在の低迷の最大原因である事は間違いないですね(両チームとも、そのまま熟成・進化させれば、最強戦術チームが存在していた事となる訳です)。チーム経営陣の戦略とチーム形成・構想能力の問題で、戦略に適合する監督・スタッフをチームに置くか否かの問題だったのです。
我らがコンサにとっては「それもラッキー」となり、ミシャ招聘、ミシャ戦術の最新戦術によるチーム形成が出来た訳ですね。
「ミシャ戦術・ミシャ流」の採用は、広島2007年に開始され、2008年・基本形完成、2012年浦和監督就任、2017年ミシャ戦術改良版を試行するも、シーズン低迷により監督解任・そして、2017年12月のコンサ電撃監督就任となりました。
これは、実に、2007年・2008年では、Wワイドでも、2007年バルセロナB・2008年バルセロナの創造者・監督グゥアルディオラのセンセーショナルな成功・世界制覇と全く同時期に形成した戦術で、世界水準と全く同時期に、戦術スタート~進化をして来たステップで、現代サッカーと同様内容を、プレミアやブンデスやリーガエスパニョーラではなく、東洋・アジアの片隅のJリーグで「開発・進化」させ、その方向性は、完全一致で、現在に至っている事に、驚愕と感嘆の賛辞を贈るものです!!
本題に戻りましょう。
➀可変システムは、
攻撃時システムと守備時システム、更に、
攻撃時も、ビルドアップ時とポゼッション時システム、
守備時も、相手ビルドアップ狙う前線守備時と自陣ブロック守備時システムとのシステム可変があり、J1リーグでも、全チームが採用しており、その可変内容は、チーム毎に相違し、単に攻守のみ可変~上記局面毎に、多段階で可変まであり、コンサは最多・最局面合理性を追求する最先端チームです。
システムは、ミシャが多用する言葉・事柄の「規律」=「起用選手全員により、決められた役割に応じて、決められたプレイを行い、決められた効果を追求する方法」を意味します。「局面毎に必要チームプレイを設定し、そのために最適なフォーメーションと共通理解・共通意識・共通プレイ」とするためには「段階毎可変」は必然となる、との考え方です。この後の項目の4トレンドを実現する大前提には「可変システム」があります。そして、少なくとも、Jリーグで「最も効果的に、フル活用」し、その結果、最先端・最新の「システム可変」を実施するチームとなっています。
➁5レーン理論とは、
ピッチの分割とそのエリア毎の特性・機能を活用する戦略で、グゥアルデイオラ(バルサ・バイエルン・シティ監督)・ソウザ(フィオレンティーナ・ミラン監督)の最先端となる得意戦略です。
可変システムとは、ビルドアップでのマッチアップの噛み合わせをずらす方法、
5レーン戦略とは、A3rdでの崩しのメカニズム、と言われます。
従来の横分割(A3rd・M3rd・D3rd)戦略は守備ラインとその突破を横方向で考察するものでしたが、スピードと突破力を上げる現代サッカーでは、「縦5分割」を使用し、縦方向・前進力の突破を主軸とする攻撃を形成します。
5レーン;両アウトサイド2-左右ハーフスペース2-中央レーン1の活用は、配置選手ポジション・攻撃法設定を実施し、
左右アウトサイドレーン;ウィング1名のみ配置、
アイソレーション(孤立化させ1対1で突破)かクロスの2択
中央レーン;選手配置・密度が高まり(4~5名)~攻略困難
⇓
左右ハーフレーン;サイド・中央を斜めに使い、2守備ライン間をダイナゴルに突破、レーンの間・狭間を突く、により多数の守備ライン突破・決定機形成となる。
この5レーンの前線に、一人ずつアタッカーを配置する戦術こそが「ミシャの5TOP戦術」です。5レーン理論そのものの攻撃パターンです。
フォーメーションで図示すると、
サイド ハーフ 中央 ハーフ サイド
WG ST・CB CF・ボ2 ST・CB WG
CB
ライン毎に選手配置
➂中盤空洞化
~中盤を制する者は試合を制する~との有名サッカー格言を死語とする最新トレンドが現代サッカーを席巻しています。
多くの日本選手は、ドイツ・ブンデスリーグを目指しました。
少し前・格言が幅を利かせていた時期に、中盤密度を高め(=狭く攻める)、セカンドボールを狙うアプローチで、「1対1のデュエル」を制するフィジカル強力選手を揃えるチーム作り(次項パワーフットボールの源流)で、<常に高いインテンシティを持って前へプレスを掛け続け、敵に息付く隙も与えず、ボールを奪うと前へ前へと飛び出し、一気にフィニュッシュに持ち込む>「1対1デュエル」を基本とし、
「体格・パワー持続力・メンタルタフネス」により「90分間フルインテンシティ」を狙う戦術の発祥地・ドイツを目指しました。
これに対する改良戦術が、「中盤を空にする」アプローチで「中盤空洞化」戦術です。
内容は、2パターンで、
(1)ビルドアップは「GKと3+2又は2+3の6枚」で、前線=敵中盤ライン背後に5人・全レーンに配置、となり、中盤には選手は配置しません。
今までの常識は、
<相手FWによる第1守備ラインをかわして、中盤にボールを持ち出し、ポゼッション確立>でしたが、
<一気に相手中盤の第2守備ラインを飛び越え、相手DF第3守備ラインとの「ライン間」にボールを持ち込み>ます。
(2)相手の前線からの守備=DFラインに、相手前線選手「1対1」でビルドアップ阻止を掛けてきた場合、GKはパスの出し処が無く、GKより前線へロングボール。
従来型の「CFターゲット」から、前線5レーン配置の4~5人もターゲット。
この様に、前と後ろに人を掛け、準備している相手中盤選手3~5人を無効化し、前方アタッカー(=1対1突破・ラストパス・ミドルシュートなどの決定的プレーによって違いを出すプレーヤー)に、クリーンな形でボールを送り届ける戦術です。
チーム適正は、「テクニカルな選手を多数擁し、ピッチを幅広く使って攻撃を組み立て、敵陣に多くのアタッカーを送り込むスタイル」のチームに適する戦術で、コンサはそのものです。
しかし、欠点があります。
攻撃途中等のボールロスト時には前進を阻止する中盤が居ない、とのカウンターリスクです。実際、コンサや同戦術チームで多発するポイントでした。
その対策は、2つ用意されています。
(1)ゲーゲンプレス(ボールロスト後3〜4秒以内ボール奪回を図るもの。一番近い選手が飛び掛かり、周囲選手4〜5名はパス先を塞ぎ、パス出し処を無くし、ボール奪回するチームプレイ)は、最新トレンドですが、元々中盤空洞化のカウンターリスク対策から始まったもので、奪回後、ショートカウンターの攻撃が開始です。
(2)ゲーゲンプレスは成功すれば、即大チャンス機となりますが、ファインプレー等で外される事、ボールを取りきれない事も多いです。その対策は、中盤空洞化の中でも、フォーメーション、システムとして、後の選手の配置の改良で、ゲーゲンプレス失敗時対策として開発されたのが「偽SB」戦術です。
本来4バックシステムチームでの「SB」が、攻撃時、ポジションを上げ「アンカー」両脇を固め、謂わば「3ボランチ」の様に、布陣し、ゲーゲンプレスが破れた際のカウンターの阻止要員となる戦術です。
コンサでも、CB左右・進藤・福森が、SBの様にポジションアップしますが、アンカー「深井か宮澤」の両脇スペースをワイドに布陣の中、カバーしていますね。
布陣図を記載すると
<敵最終守備ライン>
前線5TOP ・・・5TOP
<中盤空洞化> <敵中盤守備ライン>
福森 深井 進藤 ・・・アンカー+「偽SB戦術」
ミンテ 宮澤 ・・・最終ライン+ソンユンの3枚でビルドアップ
ソンユン
➃パワーフットボール
中盤密度を上げた「ドイツ型」戦術が始まりで、チーム全体「常時、高いインテンシティを持って前へプレスを掛け続け、敵に息つく隙も与えずボールを奪取し一気にフィニュッシュまで到達させる」戦術で、「人に基準・1対1のデュエル基本」となるチーム作りとなるもの。欠点は、「試合一杯90分間フルインテンシティ」となり、シーズン全期間・全試合高い維持は困難となり、シーズン中とでの破綻も多数発生。そのため、「安定した勝利」を希求する成熟チームというより「若くて・ハングリーなチーム」に適する戦術です。
しかし、次項の「進化型マンツーマン戦術」と直結し、コンサでは、局面により、試合の中の一定時間に限定して採用・実施しています。
➄進化型マンツーマン
現在、マンツーマン⇒ゾーンディフェンスとのトレンドでしたが、更に進化し、「進化型マンツーマンディフェンス」が最新トレンドです。
内容は、「基本はゾーンディフェンスで、相手がボールを持った時に、前を向いてプレーする時間とスペースを与えない様プレッシャーを掛け、コントロールする」戦術。ハイインテンシティの「ハイプレス」と、自陣での「ブロック・コンパクト陣形守備」を併存させるもの。
基本戦略は、
攻撃側;ボールを奪われるリスクを冒してでも、敵プレスをかわして、後ろからビルドアップを試みる。
守備側;一気に裏を取られるリスクを冒してでも、クリーンなビルドアップを阻止するため、前から人数をかけてハイプレスを仕掛けていく。
<ハイプレス対ビルドアップ>のせめぎ合い、です。
コンサの戦略そのもので、「進化型マンツーマンディフェンス」採用チームです。
ボールロストからの失点パターンも、現在変化し、
以前;敵陣でのボールロストからのロングカウンター失点
⇓
現在;自陣でのホールロストからのショートカウンター失点 が多数です。
この様な<ハイプレス=前線からの守備>~自陣ボールロスト失点がトレンドとなり、
その当然の対策が、
「無理してパスを繋ぐより、プレスの頭越しにロングパスを入れて、
前線のスペースと数的均衡を活かす考え方」が効率的となります。
~どのタイミングで、どのスペースに、パスを入れるのか、
そのボールを、どのようにマイボールとして、どうゴールに向かうか、
という戦略・戦術を設計する~
実際、
対戦相手が、
「後ろに1人余らせてプレスを掛けてくる」場合は、
⇒ GKを合わせて、8対6、6・7対5、との数的優位を生かして、
後方からビルドアップ
「1対1で、前から詰めてくる」場合は、
⇒ 最後尾で浮いているGKを使って、ロングボールでプレスをかわし、前線での数的均衡を生かす
との2種類アプローチがベスト戦略で、
「コンサ式ミシャ戦術」との進化形「ミシャ戦術」は、このトレンドそのものです。
いかがですか?
最新トレンドを、程度とレベルの差・相違はあるも、実戦戦術として全て採用し、実戦での実施戦術こそが「ミシャ戦術」の本質そのものという事です。
2019年08月04日
昨夜、第21節は、コンサの今シーズン上大きな分岐点「シーズン目標放棄・目標変更」寸前となる敗戦となりました。
ミシャ試合後コメント「悔しい試合」の真意は、「敗戦」だけではなく「シーズン目標がはるか遠くへ消えてしまった」事にありました。
昨夜~以前より再三指摘し続けた原因への対処を欠き、残念ながら、当然の結果としての敗戦・シーズン目標放逸となったもので、未然に幾らでも対応可能だっただけに、残念ですし、あらためて「ミシャの限界・マイナス部分」も明白にされたものでした。
昨夜試合内容については、次段としますが、先ずは、
シーズン目標・放逸(遥か彼方に失う)寸前となった点を、苦虫を噛みますが、避けられませんので、確認しましょう。
1.シーズン目標の放逸と変更
キャンプ時に設定した「今シーズン目標」は、
➀「AFC戦次シーズン参戦権獲得」となる「リーグ上位・3位以内達成」
➁何かのカップ戦・優勝 の2点は、チームの共通目標。
そのため、
・チーム自体では、来る「ACF参戦時への準備=AFC国との連携強化・コンサでの有力選手の移籍・成長等」対応が推進され、
・更に、選手層を「ACF戦とリーグ戦が両立する選手保有への準備」強化、
・更に、「パートナーとの協業等」まで進展。
・当然、本体のコンサチームも、ミシャは「ACF戦・次シーズン参戦の将来ステップ予想に則り、選手育成」を展望し、トレーニング推進していたもの。
・更に、我々サポーターでも、「次シーズン・ACF戦でのサポート体制」も視野に入れた準備・心積もり。
そんな努力・積み上げは、次シーズンでは実現不能で、水疱に帰しました。
中期展望では、<いずれその通り>ですが、次シーズンではなく、具体的行動・活動・内容ではなくなった点は重大で、「タイミングを失う事で、不可能となる事も多数となる」と想定するしかなくなりました。
本当に・本当に、可能性が消えたのか、一応、確認しておきましょう。
現時点コンサ勝ち点「31」
シーズン目標・リーグ3位以内の3位勝ち点予想がポイントとなりますが、
基準値は、2つあります。
➀一つ目は、昨シーズン3位・最終勝ち点「鹿島・56」
現在コンサ勝ち点31で、不足勝ち点「25」となり、残り試合13試合で到達の可能性となります。・・・25以上のためには、「9勝4敗・8勝1分4敗・7勝4分2敗・6勝7分0敗」の4通りで、6勝7分0敗パターンは無理で、実質「3パターン」のみで、「奇跡的連勝」獲得しか打開策は無く、通常試合展開の余裕は消滅し、「毎試合・超攻撃バランス」の攻守バランスは無視した「攻撃最優先策」しか選択余地がなくなりました。
➁もう一つは、より現実的な基準値で、但し推定値です。
今シーズンの現況勝ち点値から、「リーグ3位との勝ち点差を超える想定検討」値です。
現在の上位~中位チームの勝ち点値は、
順位 勝点 チーム コンサとの勝ち点差
1位 45 FC東京 14~<3勝利+2分>分
2位 39 横浜FM 8~<3勝利or2勝利+2分>分
3位 38 川崎 7~<3勝利or2勝利+1分>分
4位 38 鹿島 7~< 同 >分
5位 35 広島 4~<2勝利or1勝利+1分>分
6位 35 大分・加算推定 4~< 同 >分
7位 31 C大阪
8位 31 コンサ
9位 31 浦和・加算推定
10位 29 名古屋・加算推定
11位 26 湘南
12位 26 仙台
上位争いは、1~6位チームに絞られ始め、6位ー7位間に明確な格差が現れ始めました。そして、現実可能性から、コンサとの勝ち点差での、残る13試合で逆転可能性を見ると、3位・4位チーム「勝ち点差7=<3勝利or2勝利+1分>分」を残る13試合で逆転するには、
川崎・鹿島とコンサの試合戦績対比から「勝ち点差逆転」には、
両チーム 0勝0分13敗⇒ コンサ 3勝0分10敗
~こんな極例から組み合わせが想定され~
ペース -両チーム戦績 逆転となるコンサ戦績
勝率半分ー7勝0分 6敗⇒ コンサ 9勝2分 2敗
2勝1敗ー8勝0分 5敗⇒ 10勝2分 1敗
9勝0分 4敗⇒ 11勝2分 0敗
で計算は打ち止めとなります。
つまり、両チーム「勝ち点27(9勝1分ョ以上で、コンサは逆転不能」となります。
コンサにある可能性は、川崎・鹿島の両チームともに「8勝5敗か7勝6敗以下となり、コンサが「9勝2分」以上とのトリプル条件が必要となっている訳です。
このどの条件もが、甚だ成立困難で、且つその困難条件が3つ共整うとの「奇跡」しかない事が明白です。
客観的に・冷静に見れば「達成不可能」となった、との評価・判定しかないものでしょう。
コンサが、以降の後半戦を「最大レベルの戦績を達成出来ても、「広島・大分を逆転した5位」が最高順位が適正ですね。
この様に、有力な2つのの基準値からは、
「今シーズン目標;リーグ上位・3位以内=AFC戦・次シーズン参戦」は、放逸となりましたね。
そのため、涙を呑んで、後半戦のシーズン目標変更をする局面です。
今後、コンサがチームとして、どれだけ素早く・適正に、変化・対処出来るかで、次シーズンが決定されます。
つまり、「この局面に至った事をいち早く認識し、次段階への必要事項を設定し、速やかに開始」し、次シーズンの始動開始時点・キャンプ時に「その成果による好スタート」を切り、次シーズンでの「リーグを主導、最先頭を突進する」準備(シーズン開始前勝負に勝つ!)を開始です。
当面、後半戦のコンサ目標は、
(1)チャンスの残る「カップ戦・優勝」を主体として、
(2)戦績次第では、13位までの降落もあり得ます。最低獲得勝ち点「50点=残る勝ち点数19~6勝1分6敗」以上で、順位5~10位を狙います。つまり「戦績、最低5分(半数勝利・1勝1敗レベル)」は確保。
(3)若手・育成・サブ選手の育成・成長
特に「若手サブ選手の実戦起用・~成長によりトップ定着」を指向し、「毎試合2選手程度起用」実施。
具体的には、
現スタメンでの更なる成長候補;
ロペス・ルーカス・チャナティップ・武蔵・菅・白井・ミンテ・福森・進藤・ソンユン・深井・宮澤・駒井(ジェイ以外)
現サブでの成長候補;
岩崎・檀崎・金子・高嶺・濱・阿波加 を中心に試合起用とし、「各選手別個別取り組み課題を明確設定し、実戦試合で成長・進化」を図ります。
その他選手は、
ジェイ(途中出場・スーパーサブ化)、石川・早坂・菅野(現在能力維持)、小野(全体指導)、田中(早期実戦テスト起用)・中村(育成レンタル先で育成)となります。
「ミシャ戦術、特に、ポジショニング・連携戦術、適正な判断のスピードアップ、同時に、戦術を有効化するための、個々選手能力アップで個別突破力・ボール保持力・精度成長、基本フィジカル成長」を図るもの。
<気分・気持ちを切り替えて、前進しましょう!!>
2.昨夜・試合内容
敗因・試合失敗は、「ジェイの5決定機を全失敗」した点に尽きますが、この問題点は、このブログで、数回も指摘続け、
「ジェイは、ヘディング精度・決定率は50%近いですが、
足下決定率は0%で、2017シーズン後半加入時の、足下決定率25%(当時のジェイ全体決定率30%)の高決定率・決定力選手の評価から、毎年、急速に低下し続け、<現在は、当初のチーム随一のシュートの上手い選手との評価は完全に消滅し、低決定力選手>との数値評価」です。原因は、「年齢経過により、身体のキレの低下で、本人想定プレーには至っていない」そのもので、本人認識もその通りでしょうね。「本人は、絶対に口にもしませんし、表面化を恐れている」ところだと想定します。ですので、余程の絶好調コンディション時以外は、パフォーマンス低下となります。
そのため、スタメン起用で「数多くの決定機を外し続け、サッカーの試合展開としては最悪となる事態」は避け、「試合後半・75分頃のスーパーサブ起用」とすべし、との提言・コメントを続けていました。
しかし、「ミシャは、今シーズン、ジェイと心中」、とのシーズン当初想定・計画を続行し、結果「この4試合での<ジェイ・シュートミス多発>による決勝点・得点獲得失敗により、今シーズン・チーム目標と、次シーズンの予定ポジション喪失に至りました。
昨日の速報試合スタッツは、
コンサ 広島
シュート 14本 6本
枠内数 1本 2本
得点 0 1
決定率 0% 16%
支配率 48% 52%
バス数 561本 653本
成功率 84% 85%
走行距離 112km 113km
スプリント 117回 114回 ミドル位置
プレイ占率 24% 27% 49%
※1 シュート数=チャンス機会、決定機数前半5回、後半0回の計5回
支配率・パス数ともに、広島へ主導権を意図的に渡した「省エネ」
プレイを展開。
前半は、完璧に、コンサが試合コントロールし、
GKと1対1となった「決定機」が5回の多数回構築、
5回中
4回 ジェイ ・・2回ヘディング・2回足下プレイ
全失敗(枠内1ヘディング・枠外3)
1回 武蔵 ・・1回ヘディング(枠外)
シュート選手は、計14本
5本 ジェイ 枠内1 枠外 4
2本 深井 枠外 2
武蔵 枠外 2
チャナティップ 枠外 2
菅 枠外 1
白井 枠外 1
ルーカス 枠外 1
これからは、ジェイが中心で、他選手も同罪と見えますが、その評価は間違いです。
展開は、
前半、4本立て続けて、ジェイに「GKと1対1、更に、GKも外れた無人ゴール」へのシュートを、「力み、焦り」から、決して難しいシュート決定機ではなく、単に流し込むだけで良い「本当の決定機」を「枠外(ゴールポストは惜しいシュートではありません。枠外シュートです。その認識が無い限り、ゴールポスト・シュートを惜しいシュート、と呼び続け、ポストシュート脱却はあり得なくなります。要注意点ぶす!!)シュート」とシュートミスを続けました。その後にシュートした選手は、その影響を受け、より早いタイミング・より強いシュート・より厳しいターゲット狙いとなり、その結果は、「決定機前段階でのシュート」傾向となり、シュートポイントは遠く、当然の結果、枠内シュートは皆無、を通り越して「ゼロ」となりました。全ては「ジェイのシュートミス連発」に起因したものでした。
過去、本ブログで何度も記載の通り、「誰にシュートチャンスを集中するか」はチーム共通・最重要項目ですが、「ジェイ選択の当然の結果」で、ミシャの責任です。ジェイの活用法は、空中戦の「ヘディングシュートとクリア」+「ポストプレー」に限定し、ロペス・武蔵・チャナティップへの「足下シュート」チャンス集中と分散すれば、マーク分散・適正能力発揮となり、ここ数試合の戦績低迷は避けられたものでしたね。
これからのシーズン展開は、今シーズンの総括と次シーズンへの展望・進展を図る期間となります。
今シーズンの成長進展と次シーズンの準備構築を確認し、次シーズンこそ「リーグチャンピオンでのAFC戦参戦権獲得」をシーズンスタート時より急進激とする展開をサポートしていきましょう。
2019年08月03日
現地広島は、現在27度の熱帯夜、試合時刻19:00の天候予報は、気温32度・湿度63%・風南2m、でここ数日連続快晴の灼熱日が続き、試合会場も、芝がヒーヒー言う、過酷環境です。
スタメン予想は、
ロペスと武蔵、ルーカスと菅、深井と駒井が違いそうですが、3ポジション共に、交代で、先発か、途中出場かの違いで、いずれも出場となる選手ですね。
ポイントは、試合展開想定にあります。
このスタメンが意味する想定試合展開は、
広島ー堅守速攻、コンサー攻勢、で試合開始からスタートするも、両チーム共に、先制点獲得は、容易ではなく、0-0、又は、1-1の均衡状態となり、そんな中、過酷試合コンディションにより「消耗戦」展開で、時間経過毎に、選手フィジカルはどんどん減少し、試合時刻30分〜に、選手の動き/プレイにも現れ始め、両チームの試合前選手コンディションの差は、試合55分から、現実となり、
広島は、両ボランチの動きの急激なダウンから全選手に波及し、一気に、チームプレイ全体のトーンダウン期が到来してしまいます。
同時に、コンサのフレッシュ、パワフル選手投入があり、広島も選手投入するも、その投入戦力の差も加わり、チーム戦力差が明白となります。
試合の決定力となるロペス、駒井、ルーカス投入は、リーグでも最強クラスですね。
試合展開は、そこから、均衡状態は崩れ一気にコンサ攻勢が激化し、そこで複数得点獲得を目指す、との試合展開でしょう!
試合終了時のスコアは、3-1まで拡大となりそうです!
灼熱の中、熱日に免疫のない道産子サポーターのみなさん、呉々も無理や無茶は気を付けて下さいね‼️
そのままでは、熱中症リスク最大🥵です!
気を付けながら熱い、応援で、選手の熱中症、へたばりを食い止めて上げましょう!
全国サポーターの総力結集し、広島エディオンスタジアムに、声援とエネルギーを送りましょう!
2019年08月01日
明後日の試合予想は、
広島は、昨日・川崎戦の激闘から、起用可能選手、想定試合プレイは比較的容易に予想できます。
しかし、
コンサは、戦術・試合展開・想定プレイは明確・明白ですが、選手選択は、絶好コンディション選手、続出で、予想は極めて困難です。ただし≪嬉しい悲鳴です!!≫
第21節は、第16節未消化試合も終了し、全チーム試合数と日程は同一となり、「第34節・最終戦へ一斉進行」となりました。
我らがコンサは、今シーズン目標「リーグ上位・3位以内到達」には、ギリギリ・蜘蛛の糸ラインを手繰る後半戦で、「1敗した段階で、絶望感が覆いかぶさる状況」
次節・広島戦は「絶対勝利」しかありません!!
前ブログで、広島の現況と今シーズン問題点、後半戦予想を記載しましたが、
昨夜試合の後遺症・ダメージは大きく、リーグトップの川崎戦対策で、中軸・主力選手を集中起用し、唯一、出場停止DF野上以外は、本日・明日の2日間では「酷使(殆どの選手が足痙攣状況)し、破断している筋肉群の再生は不能で、筋肉量が激減状態」です。
そのため、その状態での試合起用は、常識的には「完全オフor時間限定起用」以外あり得ません。仮に「一定時間限定起用」としても、「減少した筋肉量」では、開始からのとして短時間は通常プレイとなっても、その時間帯以降は、急激に「スピード・キレ・精度が大幅低下」となります。更に「フル起用」してしまうと、著しく「故障(筋肉系・断裂等)」寸前~発生となってしまいます。
未起用のDF野上、GK大迫、途中交代の「ハイネル・佐々木・柴崎」は、フル起用選択が濃厚ですが、井林・川辺・稲垣・柏・森島・ドゥグラスは△で、代替選手として、CF渡・吉野・清水・青山・野津田・松本の起用となりますね。
代替メンバーも、代表クラスも居り、意外に強力メンバーですが、【3ー4ー2ー1】での「守備主導の堅守・速攻」戦術のスピード・威力は、やや低下です。
では、コンサの予想に。
1.戦術・試合展開
広島は、ターンオーバー並みの「選手入れ替え起用」で、試合での対戦チームにフィジカルコンディションの低下はありません。と言うよりも、スタメン起用定着を狙う選手の起用で、意識・闘争心はいつも以上で、激しいプレイが想定されます。
しかし、戦術理解・経験値は低下し、その結果、「積極型の戦術選択・実践」は難しく「より守備型の戦術選択・実戦プレイ」が必至と想定します。
つまり、広島は徹底して、自陣ミドルにブロック守備陣を布陣との「守備型布陣」にて、「堅守」を図り、その中での「ボール奪取から、サイド・前線へのロングフィードを中軸に、ロング・ミドルカウンター」を仕掛けてきますね。
対するコンサは、ボール支配率60%・ゲーゲンプレス(超攻撃的+攻撃的前線守備・ボール奪取)からのショートカウンター・縦パスとドリブルによる守備ライン突破・サイドからの逆サイドチェンジの陣形揺さぶり反復・派生超精度強力セットプレー・広島カウンター阻止の即時ボール奪回守備、サイドの1対1勝負の勝利、等々、ミシャ戦術の多彩攻撃と、組織守備で、試合を完全にコントロールします。
フォーメーションは、どちらも【3ー4ー2ー1】のマッチアップゲームとされそうですが、それは無理解者意見で、
広島は、攻撃時「3ー4ー2ー1」のまま前進、守備時「5ー4ー1」ですが、
コンサは、攻撃ビルドアップ時「2ー3ー4ー1」+GK
前進し攻撃時「3ー2ー1ー4」+GK
攻撃→守備時「3ー3ー2ー2」ゲーゲンプレスでボール奪取狙い
守備時「5ー4ー1」とシステム可変し、
マッチアップ局面は全くありません。
ポイントとなる局面が幾つか想定されます。
➀ビルドアップ・・最近、「ゲーゲンプレッシング;前線からの守備」を広島は採りません。理由は、CFの守備力・意識等色々ありそうですが、リトリート型の自陣にブロック組織守備は、最近では、採用チームは皆無で、古典的戦術とされます。そのため、最近の最有力コンサ対策である「ビルドアップ阻止・ボール奪取」は無く、ノーストレス・自由自在に、広島陣に侵攻できます。
➁サイドは「孤立化・1対1勝負の突破エリア」がミシャ戦術ですが、広島も、両サイドウィンガーにアタッカーを置き、「サイド攻防・勝利からの相手陣突破」の侵入口となります。広島;柏・ハイネルVSコンサ;サイドアタッカー(絶好調白井・テクニックとセンスのルーカス・勝負強さの菅・経験値の早坂と駒井)は、
💮 ルーカス
◎ 白井 柏
〇 菅 ハイネル
△ 早坂 こんなんでしょうか?!
コンサがやや優位と見ます。
➂広島ブロック守備を崩す方法・・ジェイ・ロペス・武蔵のハイタワー、チャナティップ・ルーカス・白井・ロペスのドリブル、武蔵・白井・菅の飛び出し、宮澤・駒井・チャナティップ・進藤・福森・ロペスのスルーパス、反復サイドチェンジ、菅・白井・進藤・ルーカスのアーリークロス、それ以上に効力の高い菅・白井・ルーカスのサイド深くえぐったマイナスラストパス(センタリング)、
➃派生の高精度プレスキック+空中戦支配・決定力
➄攻撃中ボールロスト時の即時奪回・連動プレイ(最直近選手の飛び掛かり、周囲のパスコース封じにより、3~4秒奪回)
です。
では試合展開を。
試合開始 ~ 30分 広島堅守、コンサ攻勢が継続。
均衡状態の中、コンサ決定機を3回程度構築。
2回目当たり「先制点獲得」
~ 45分 広島「堅守・速攻」、コンサ攻勢で前半戦「1ー0」
後半開始 ~ 広島 前節起用選手・選手交代
~ 70分 コンサ選手交代で活性化、追加点獲得
~ 80分 コンサ選手交代
~ 90分 コンサ・試合コントロールの中「2ー0」完勝
との試合展開を予想します。
2.メンバー予想
フォーメーション標記で。
スタメン
ジェイ
チャナティップ ロペス
白井 宮澤 駒井 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ
70分 交代 武蔵
交代 菅
早坂・中野・岩崎・藤村
菅野
としましょう。
ルーカス・菅・白井は必ず起用され、
最もフィジカルが過酷なサイド交代は必至です。
武蔵・ジェイ・ロペス起用も同様も必ず起用され、
その順序が何か、と言う点に尽きますね。
残り、交代枠1選手は、サイドかボランチが濃厚ですね。
ミシャ流に【勝利に値する選手起用】ですね。
全サポーターの総力結集し、コンサの完勝達成を支え、灼熱地獄でのエネルギーを注入しましょう!!
2019年08月01日
コンサは、中断期間をどの様に活用したでしょうね。
第2ウィンドーでの「新戦力」は無し、と言うより「不要」、とのチーム判断。
しかし、来シーズン用の戦力整備の内、国内新人クラスは、「ユニバーシアード・有力選手」を大学4年早々に獲得。特に、今年度の「大学選手は、近い将来の日本代表中軸候補が多数」となる当たり年で、コンサも「極めて即戦力に近い有力新人、特に、ミシャ戦術の早期理解力が見込める『クレバー型』MF・DFの、ビルドアップ力の高い3選手」を来季加入・今季2種登録で獲得し、現時点より、トレーニング・実戦にも参加させて、チーム導入開始としています。
他チームは、今シーズン後半目標(降格脱出等)が設定となったチームを中心に、積極的に移籍・獲得が展開されていますが、第2ウィンドー特徴の「ベテラン選手中心」で、「遠い将来用では無くて、すぐ近くのためのギリギリ用」となり、「取り敢えず、勝ち点獲得が唯一で、将来性や見通しは、おまけ」との動向は、そのチームを将来的に弱体化するもので、リーグ全体には良い影響だけでは無いもの、と言えますね。
この中断期間に、前半戦終了時点からの、今シーズン順位予想が多数リリースされていますね。
解説者7名の予想は、
1位・優勝 川崎 全員一致・予想率100%
2位 FC東京 同 71%
3位 鹿島 同 42%
4位 横浜FM 同 42%
5位 コンサ 同 28%
6位 大分 同 28%
コンサは5位・シーズン目標には到達せず、となっています。
何度も記載している通り、
コンサが、AFC圏内・3位を獲得する確率は「僅か6%」程度で、「奇跡・Jリーグ史上級の連勝」により「第21節時点予想勝ち点差8」を「僅か14試合」で追いつき・追い抜く「勝ち点差逆転」は、「前節よりの11連勝」程度が必達となります。
そんな現況の中、第21節・広島戦AWAYを迎えます。
では、対戦チーム「広島」点検を。
1.対戦チーム「広島」現況
現況確認から〜昨日結果まで反映されて。
順位5位 勝点32 9勝 5分 6敗 得点28 失点17 得失差11
昨シーズン同節と比較すると、
順位1位 勝点45 14勝 3分 3敗 得点33 失点15 得失差18
城福監督は、昨年広島の指揮官に就任すると、J1リーグ17勝6分11敗の勝ち点「57」で2位に導き、今季AFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得、
今年こそ、J1優勝、チャンピオン獲得を目指しリーグ戦をスタートさせるも、昨シーズン後半、戦績下降原因の得点力不足は、今シーズンも改善は成功せず、上位進出は極めて困難な状況。しかし、昨日、優勝最強候補の川崎に激勝し、上位に首の皮1枚程度喰らい付きました。
数値で確認。
昨シーズン
1~20節 試合平均 勝点2.4 得点1.57 失点0.71
21~最終 試合平均 勝点0.8 得点1.0 失点1.42
今シーズン
1~20節 試合平均 勝点1.3 得点1.19 失点0.71
しかし、昨夜の激勝によりやや改善。
1~20節 試合平均 勝点1.5 得点1.57 失点0.80
※昨シーズン好調時と、今シーズンの失点は一致し、守備力は前年通り、ですが、得点数が、昨年後半、一気に好調時の33%まで転落、今シーズンも昨年好調時の75%までしか回復せず、その原因は、ドゥグラス4・パトリック3・渡3と、期待以下の得点力不足、守備優先戦術から来る「攻撃回数低下(リーグ11位)・チャンス構築率(同13位)・シュート数(決定機数・同13位)の低下」が原因で、戦術転換・救世主助っ人しか改善は困難に陥っています。
ところが、昨夜で少し改善。得点力も前年並みまで上昇させました。
焦点は、昨夜の様な試合内容が、後半展開されるかに尽きます。
~昨夜前の順位・ポジションでは、城福監督の「首回りも寒く成り兼ねない」状況を脱却するため「勝ち点至上主義」で、ひとつでも「順位上昇」を最優先とし「形振り構わず、勝ち点奪取」の試合方針で展開したい所ですが、この第2ウィンドーで、主力・中堅4選手を流失・喪失し、戦力低下が進行していますす。具体的には「実戦経験の薄い選手とベテラン実績選手の混合起用」が予想されますが、「戦術統一・連携レベル」の低下は大きく、今後の試合予想は益々困難な状況だったところ、昨夜で上昇の目があるかどうか、となつています。
結論は、そんな甘い見通しは、次節コンサ戦・以降の試合で証明されてしまいます。
昨夜の激勝の原因は、広島の戦力整備や上昇にあるのではなかった点です。その原因は、主に2点ありました。・川崎の極端に低下していた起用選手フィジカルコンディション、・そのため、リーグトップの2次ボール回収率は、リーグ最下位レベルまで低下、の川崎の自滅、との原因によるものだったという事で、逆に、昨夜の「激しいフィジカル消耗試合」の両チームは、「中2日」での主要選手回復度は、最も良くて「60%」~大半「40%」~厳しい選手(ベテラン等)「30%」と低下したフィジカルコンディション必至で、両チーム選手起用は、主力起用回避による若手・低経験値選手起用、主力の強行起用としても「超限定時間」となります。
更に、次節で破綻するフィジカルコンディション・コントロールは、次節以降も累積疲労重複~新たな故障離脱発生の最悪状況まで予想され、実は「最後の晴れ舞台だった」と成り兼ねない、と想定します。
では戦術ですが、
好調昨シーズン【4ー4ー2(Wボランチ・ボックス型)】を33試合で選択し、ミシャ・森保戦術からの脱却を指向、「自陣低位置でのブロック守備による堅守と、CFパトリック個人能力によるロングカウンター」で「堅守・速攻」戦術が、「積極・攻撃型チーム」躍進のリーグ状況では、効果的に嵌ったものでした。
しかし、そんな「消極的な戦術での試合・プレイの評価は、それまでの<見ていて、プレーしていて楽しいサッカー>の観客・サポーター、そして、選手意識から、賛辞は少なく、選手流失ともなり、変化せざるを得ない状況となったものでした。
今シーズンのフォーメーション【3ー4ー2ー1】を全試合選択し、以前の<楽しいサッカーへの回帰>を期待するも、当然ながら、ミシャも、後継・チルドレン指導者も一掃され、若手・育成対象選手へのトレーニング・付与は成功する筈もありません。そのため、基本フォーメーションは「ミシャ式・森保流」と同一ですが、以前を知る中堅・ベテラン選手の数は僅かまで流失・減少し、ミシャ式・森保流の最先端戦術ではなく、以前のコンサ、現J2・3バックチームと同様の「守備主導・速攻」戦術を、「高い個人能力選手」の「質的優位」に頼り、レベルアップ・戦力アップを図る、との戦術となっている訳です。
昨夜の激勝試合でも、得点獲得は、セットプレーの混戦でのラッキー先制点、その後「選手能力(ドゥグラス)」による得点でした。
確かに、「城福」に「ミシャ式・森保流」は出来ませんね。理解し切っていませんので・・。
ボール奪取守備ラインも、試合により高低し、特に、ビルドアップを狙う前線守備・ゲーゲンプレスもあれば、ハーフラインや更に下がる守備的ボール奪取ラインもあり得ます。
選択基準は、対戦相手攻撃力と、ゲーゲンプレス対抗力の強弱による選択が多く、コンサのゲーゲンプレス対抗力の低さ、失点多発からは、「前線からの守備」選択も濃厚ですね。
しかし、このコンサ対策は、狙う所となります!
というのも、広島の最強・ストロングポイントは、ブロック堅守で、特に、タフでクレバーなボランチと経験値の高いDFのブロックは、個人能力の高さで、タイムリーで、ベストで、タフな堅守の源泉です。しかし、前線からの守備により、前線・FW、アタッカー陣が前進し、前線の第1守備ラインと中盤第2守備ラインとの間にスペース発生
が頻発します。最近の大きな失点パターンで、ゲーゲープレスの大原則;①前線選手の速やかなアタック、②それと同時に、スペース発生を防ぐそれ以外選手の速やかな前進・プッシュアップ、の②の遅れ、不実施が発生するのですね。
広島前線の第1ラインを突破すると、狙ったフリースペースがあり、フリーパスやドリブルでのボール持ち運びなど、数的優位、ポジション優位となり、コンサ攻撃なの多彩攻撃パターンの餌食です。
そう言う意味では、前線からの守備を仕掛けてくれる方が、攻略が容易になる、という事で期待?、予想する所です。
しかし、昨夜は「守備型ボール奪取ポジション」=自陣内・ブロック守備でのボール奪取で、前線からの積極型守備は「完全不作動」でした。
次節は、極度に低い疲労回復度だとしたら、「消極型=守備型ボール奪取ポジション」で、広島自陣に固いブロック守備を布陣、との昨夜・川崎対策と同一展開も濃厚となって来ました。
選手層は、
ミシャ式、森保流を理解し、現在の城福スタイルとの融合に苦心している、ベテラン・2015リーグMVP青山を中心にGK林、DF野上・水本・佐々木、MF稲垣、主要6選手に、
途中加入で、その流れ・伝統は無い、MF松本・柏・東・清水・柴崎・川辺・ハイネル・FWドゥグラス・渡 9選手を加えた混合軍団。
すっかり、城福流「堅守・速攻」戦術型選手に変貌し、結果、森保JAPAN代表選出は乏しくなっています。
2.コンサ状況
昨夜の第16節・未消化試合に決着がつき、全チーム、同一試合数に並び、最終節・年間成績へ、一斉再スタートが切られました。
残念ながら、コンサの今シーズン目標「リーグ上位・3位以内到達」は、
著しく可能性が低下し、唯一の方法が「奇跡的・伝説的な連勝達成」しかない、との状況となりました。
ポイント試合は、現在より前の、第17・18・19節で、その3試合(負・分・負)での勝ち点「1」=「勝ち点△8」が直接原因となりました。
そんな状況下、
中断期間で、一気に「離脱選手・コンディション低調選手」が戦線復帰まで上昇し、「選手層は豊富・活況」にまで整備されました。
その好状況に弾き飛ばされ、「中村桐耶君」は武者修行・あのJFL強豪ホンダFCへ「レンタル」、その理由が、チーム紅白戦メンバーにも入れない程、復帰が重なり、豊富な選手層になり、チームTG経験まで累積困難となったとの事。
期待の、イケメン・クレバー成長株選手に、「成長速度の高い環境での全力チャレンジ」と「大きな成長成果」を望みましょう!~ガンバレ!!~
ジェイは「声・コメント」も絶好調。ただし、「足下(プレー)の復活・改善は大丈夫??」「ヘディングのみで勝負は、<40%のプレーだけで勝負>という事で、残る<60%プレーを失う>という事」です。
コンディションの上昇で、「身体のキレが増せば、足下プレイも、入団当初能力まで回復しますね。」
ミシャは、チェルシー・マンチェスターシティー・バルセロナの国内試合を間近に観て、益々、MC流チーム戦術に邁進しています。
ゲーゲンプレス(前線からの守備)も、
PA(ペナルティエア)付近=GKからDFへのパスがスタート合図となる「超攻撃的ゲーゲンプレス」、もう少し低く「DF守備ラインからのパス先を塞ぎ~サイドエリアに押し込み~ボール奪取」との「攻撃型ゲーゲンプレス」の2通りがありますが、ミシャは「どちらも採用」です。
縦ラインをまたがる「ダイアゴル攻撃」、サイド「孤立・1対1勝負」、DF裏・サイドのスペース攻略、トライアングル・ロンボ(ひし形)を使た相手守備ライン突破、等々・・MC流攻撃パターンは「ミシャ式・ミシャ戦術」として益々チームに浸透・進化しています。
ミシャの最大の効用・美点は、
<ゲームもトレーニングでも、進行すればする程、着実にチーム進化・成長となつていく> との点ですね。
ミシャの・コンサの進化が、ステップアップして、進行・前進しています。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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