2018年10月31日
ミシャスタイルを何度も点検・確認して来た今シーズンでしたが、ミシャスタイルの典型があります。
プレミアムのチェルシースタイルで、一部内容以外は、ほとんどが酷似スタイルで、その中での、チーム戦術、選手毎のプレー、選手起用が参考になります。
ポイントを拾って確認してみましょう。
1.現状
現在、ミシャ戦術の根幹:可変システムは、ヨーロッパではビッグクラブの多くで採用し、一般戦術となり、更に、3バックフォーメーションも同様にビッグクラブの採用が増加傾向の流行スタイルです。
前々プログでも記載の通り、プレミアム、リーガエスパニョーラ、ブンデス、エールディビジの4ヶ国の動向が、ワールドワイドに浸透し、J1リーグでも、可変度に差はあるものの、6チームで可変システムを採用しています。
しかし、可変パターン数、狙い・目的の差から、可変度に、2パターン~5パターンまであり、コンサは、攻撃4パターン+守備1パターンの5パターンチームの最先端型ですね。
実績も、多くのWクラスビッグクラブで、リーグ戦制覇、カップ戦制覇と大きな成果を挙げ、J1リーグでも、広島・浦和でチャンピオン獲得にまで到達しています。
2.チェルシースタイルとコンサスタイルの対比から。
プレミアには、似たチームが2つあり<マンチェスターCとチェルシー>で、17-18シーズン、どちらも「3バックの可変システムチーム」ですが、
〇マンチェスターC;〖4-3-3〗基本→〖3-4-3〗可変で、ピッチ全体幅広く使い、スペースを埋め、フィールド全体にボールが循環し、中盤を経由した前進を優先のスタイル。
〇チェルシー;〖3-1-4-2〗⇔〖3-2-4-1〗→〖3-3-3-1〗可変で、十分な幅を使いサイドから前進と数的優位を形成した中盤を経由して前進で、長短パスを異なる高さのポジションで「縦に速い攻撃」優先のスタイル。とコンセプトに違いがあります。
シーズン結果は、マンチェスターC・グァルディオラ監督のプレミア制覇となりましたが、両チームの接戦がリーグの中心でした。
コンサスタイルは、どちらの影響・要素も受けていますが、「チェルシースタイル」が近いです。
では、チェルシースタイルのポイントです。
〔戦術と狙い〕
中央のエリアに人数を多く配置⇒中盤に数的優位形成してコントロール、同時に、左右の空いた(サイド)スペースから前進を図る。
~ライン・ポジション別に~
〇前線は、2人か1人かの選択で、
2人;①最奥部に2人で2DFと対峙(2ターゲット)プレー、②1トップ・1周囲プレー(ラストパス・2次攻撃)の組み合わせ、
1人;FW選手の中、1トップ・背後を取る+①1シゃドー・スペースプレー、②1周囲プレー
〇後ろ6人+1シャドーにて、中央エリアに数的優位形成。内側からサイドWBへ多数サポートでボール保持し、スペースのあるサイドへ配給し前進する。
1シャドーは、個人で打開できる優位性があるも、依存度は低く他選手も同役割を行う。
〇ボランチがDOWNして、DFライン位置からのロングフィードを前線・逆サイドにプレイし、スピードと局面打開力を持つ。
〇攻撃へ切り替え局面で、3DFは幅を取りません。すなわち、DF間を横方向へ広げず、至近距離からの「ビルドアツプ」を行います。理由は2点。①サイドにスペースとパスの角度を付ける。(WBに上下のスペース確保、縦ではなく、斜め位置へのパス角度、となり、パス成功率を上昇させます。)
②敵にパスカットされた時、組織守備低下のリスク回避できる。というもの。
〔総論〕
この様に、前線・中盤・DFラインでのプレーを、局面毎に、フォーメーションを可変させた「3バック」システムで、
どのポイントも、コンサシステムの一場面・狙いプレーそのものですね。
つまり、〔戦術と狙い〕が酷似したスタイルです。
〔選手別対比〕
コンサ基本システムで、選手ポジションに見ると。*チェルシー選手*表示
ジェイ・都倉*モラタ・ジルー*
チャナ*アザール* 三好*ペドロ・ウィリアン*
菅*アロンソ* 深井*カンテ* 宮澤*セスク* 駒井*モーゼス*
福森*ジュディガー* ミンテ*クリステンセン* 進藤*アスビリクエタ*
となります。
ポイントとなる選手特徴は、
・FWモラタ;ダイナミックな背後へのマーク外すプレーでスペースを作る。
・FWジルー;フィジカル優位で相手CB近く位置で足元で受け、空中戦強く、サイドからのターゲット
→モラタが都倉、ジルーがジェイ・都倉。
・FW・MFアザール;スペースでプレー、1トップの周りで衛星的プレー、ライン間に位置取りし、足元に入れ、背後に斜めに走るモラタへパス配給のダイレクト攻撃役。
→チャナティップ・三好のプレーそのもの。ジェイの「偽9番戦術」もアザール様プレイ。都倉は、あまり上手くない。
・DMFセスク;精密パス力で、ボランチ位置とDownしてのDFラインからの、ショート・ロングフィード。攻撃の起点そのもの。攻撃時で、サイド攻撃が停滞時にバックパスからの逆サイドチェンジ・フィードでの打開。
→宮澤が目指すスタイル。
・DMFカンテ;アンカー型中盤守備の要。≪利他選手≫として、徹底した献身プレーアンカーとして有名。
→確か?以前、深井が常々「目指す選手」としていましたね。
チェルシースタイルが、当面目指す、コンサ各選手が成長した「完成形」でしょう。
しかし、そのチェルシーも、新たな成長を見せています。
可変システムは、
〖3-1-4-2〗⇔〖3-2-4-1〗→〖3-3-3-1〗
+ 守備の〖5-4-1〗の4パターン可変ですが、
攻撃3パターン毎の攻撃力を上昇・向上し、可変せずに、そのままスタイルで得点獲得、とのバリュエーションがチャレンジされ始めました。
相手チームは、オートメーション=自動的に、次のパターンへの可変を予想し、先回りして、「可変後フォーメンション用の対抗システム」を用意し始めましたが、更なる対策・進化が、「可変するはずが可変せず」で、強力攻撃です。
結果として、
可変型攻撃3パターン+非可変型攻撃3パターン=攻撃6パターンとなり、
相手予想・想定を外し、
「戦術対策困難」⇒組織対策困難=個別対応のバラバラ守備状態、
を多数回成功させる展開・次元に進化です。
ミシャスタイルは、現コンサは第一段階を開始し、一定成果を得ましたが、
今後の未来は、その段階を一段階ずつ成長・上昇させ、得られる成果は、急増・数倍増して行きます。
そのためのステップ・明確な段階基準が、チェルシースタイルとなりそうですね。
現代サッカーは、スペインのオランダサッカーで、新たな窓が開かれましたが、その潮流が営々と続き、「可変システム・3バック」スタイルに到達し、その一端を、コンサミシャスタイルも担っている事は、誇り高い事です。
益々、好きになりますね!
2018年10月30日
第31節仙台戦~対戦準備で。
先ずは、
今週唯一の試合のコンサ公式データと、直前第30節仙台試合データとの対比により、次戦対戦比較を見てみましょう。
1.両チーム、直前試合公式データ
①項目別試合数値は、
コンサ 仙台 今節対戦名古屋
〔攻撃〕
30m侵入数 65 47 35
得点 2 2 1
シュート数 19 15 12
枠内数 7 3 3
PA内シュート数13 10 9
PA内率 68.4% 66.7% 75.0%
決定率 10.5% 13.3% 8.3%
パス数 598本 484本 490本
成功率 84.8% 78.9% 84.1%
クロス数 12 21 9
成功率 25.0% 19.0% 22.2%
〔守備〕
失点 1 3 2
被シュート数 12 13 19
被決定率 8.3% 23.1% 10.5%
〔基本項目〕
支配率 55.3% 52.5% 44.7%
走行距離 114km 115km 108km
スプリント数 165回 151回 126回
②では、数値の評価です。
〔攻撃〕
・コンサ優位・・30m侵入数の攻撃回数、枠内シュート数、パス数、同成功率、クロス成功率
・仙台優位・・決定率やや優位、クロス数
・同レベル・・得点、シュート数、PA内シュート数、シュートPA内率
⇒攻撃回数のチャンスメイク力はコンサ優位。パス・クロスも含め、精度はコンサ優位ですが、最重要項目の決定率は、コンサ課題であり、仙台が優位。
【コンサのチャンスメイク力による決定機数の優位で、決定率劣後をカバーし、得点獲得力は同レベル。コンサの≪決定率改善≫次第で獲得点に差が付けられるか否か。】
〔守備〕
・コンサ優位・・失点数・被決定率に大きな差
・仙台優位・・無し
・同レベル・・被シュート数
⇒[被シュート数]=被チャンスメイク阻止力=中盤までの守備力は同程度で、[被決定率]=シュートの得点阻止力=DF・GK守備力は、コンサ優位。
【ゴール前のブロック守備で、DF・GKによる粘り強い守備で、仙台より少数失点可能。】
〔基本項目〕
・3項目ともに、両チーム同レベル。
⇒直前試合数値では、均衡状態が濃厚。それ以上のパフォーマンス実現がキーとなる。
2.総合判定
攻撃・守備・基本項目の各数値対比による評価をしましたが、
結果は【攻守、基本項目とも、ガチンコの拮抗・均衡試合が濃厚】で、唯一の≪変数≫が、【コンサ決定率改善】となりました。
つまり、前節、名古屋戦とは試合内容は全く相違するも、試合の決定要因・試合展開は、≪得点獲得勝負≫となります。
具体的には、
仙台2得点獲得想定の中
、コンサが3得点以上獲得するため、
多数回シュートチャンスからの
≪5回以上決定機で、沈着冷静にGKの届かないポイントへのシュートを撃てるか≫ という事です。
言い換えると、~単純明快で~
次節仙台戦で、ミシャコメントで指摘の「決定力」改善を果たす、シーズン展開と出来るか、が問われるという事です。
シーズン最後の最後は、「大きく、難しい課題」ですが、しっかり「改善」すれば、シーズン最終目標を達成・掴み取れる展開という、幸せな内容に終結したという事ですね。
全サポーター、全力で最終課題の克服・クリアーをサポートしましょう!!
2018年10月29日
ミシャ戦術の完全実施、少なくとも、今シーズン実践度最高値・レベルを目指した「名古屋戦」は、実質利益の「勝利・勝ち点3」獲得、順位3位・ACL圏達成、の成果で終了。
しかし、ミシャの試合後インタビューでは、表情も冴えず、喜びもほとんど見せず、やや不機嫌な雰囲気で、「名古屋戦についての厳しい試合展開想定、その中での勝利獲得は<大きい>、残る4試合でリーグ3位は<我々の手の中にあり、自分次第>である、4・5点獲得の<チャンスを決め切れず>最終盤勝ち点2喪失リスクのある余裕のない試合としてしまった」とのコメントで、不満点・課題点・自己反省と決意に充ちたものでした。
反省点が大きく残る「貴重な勝利」獲得の試合を速報値で点検しましょう。
1.試合(速報)スタッツ
=コンサ= =名古屋=
〔前半〕〔後半〕〔全体〕 項目 〔前半〕〔後半〕〔全体〕
46% 66% 56% 支配率 54% 34% 44%
54.7 59.8 114.5km 走行距離 53.5 54.9 108.4km
7本 12本 19本 シュート数 7本 3本 10本
5本 5本 10本 枠内数 5本 1本 6本
216 407 623本 パス数 289 247 536本
79% 93% 86% 成功率 85% 83% 84%
1本 3本 4本 CK数 1本 2本 3本
プレー占率(L・M・Rエリア別)
15% 35% 25% Lサイド 27% 39% 33%
38% 52% 42% Mサイド 39% 45% 42%
47% 19% 33% Rサイド 34% 16% 25%
プレー占率(A・M・Dエリア別)
23% Dエリア 32%
45% Mエリア 42%
32% Aエリア 20%
※名古屋・風間監督コメント「10人になってから、高い集中力・ハードワークで、チャンスを作れ、押し込めていた。ボールを持てば11人でも10人でも関係ない。一人少なくとも、自信を持って、しっかり目を開き技術を使えばあれ位のチャンスがつくれる。」とあり、その話を真に受けると、名古屋優位の後半戦と聞こえましたが、
試合数値は、
〔前半〕は風間コメントとは真逆で、
名古屋支配率・パス数・成功率を上げ、シュート数・枠内シュート数は同数と、やや名古屋優位・試合コントロールとの数値です。
そんな中、同値シュート数・枠内数による「得点決定力」+「相手シュート阻止力」の差が「2-1」の得点差となりました。
そして、
〔後半〕は、コンサが、全項目で、優位・圧倒する試合コントロールを実施との試合数値です。ミシャコメントでの指摘事項【シュート決定率】は12本シュートを撃ち、前半レベルとは極端に悪化・一変した「枠内シュート率・数」となり、更に「決定的場面=普通なら簡単なシュートで得点となる」簡易チャンスを呆れるほど外しまくったという事でした。前線のシューター選手とその他シュート選手の「集中力=特に、得点獲得意識の低下」=「意識弛緩・緩慢化・腑抜け化」が酷いです。これが、練習試合だとしたら、間違いなく「4か5得点」となっていました。
※プレーエリアでも、後半、コンサは中央突破攻撃が急増していますが、名古屋八反田選手レッドカード退場により、両サイドへの展開による陣型揺さ振りの必要度が低下し、中央エリアでのパス交換による敵陣突破を仕掛け、5回の「決定機」を作りました。
また、上下エリアでは、コンサのAゾーンプレーの高さが顕著で、一部マスコミ解説に「後半、コンサはカウンター狙い」との記事がありましたが、誤りで、「Aゾーンでの攻勢状態」との数値でした。
2.コンサ試合内容評価
【総括】シュート決定力が重大課題化していますが、シーズン当初から継続し続けて来た継続課題で、今になって、ここに来て発生の課題ではありません。しかし、シーズン最終盤に至るまで、いっこうに改善しない現状に、ミシャもキレはじめ、<選手個々の問題>と、問題転嫁のスタイルを取り始めたのはいただけませんね!あくまで「チーム全体課題で、チーム全体としての改善がとわれている!」のですから。
しかし、ミシャ戦術の進化・成長は、素直に認め・褒め称えたいですね。
それは「決定機の量」で、これだけ多くの「決定機」を作り出せるチームは、他では、川崎位しかないですね。
「決定力」が問題・課題化するのも、「シュートチャンス」にまで達するゲームメイク力があるが所以ですね。
その高く・強力な「ゲームメイク力」はリーグ随一に達しています。
あとは、しっかり、最後に残った、最後のピース・鍵の「シュート決定力改善」で、ミシャ戦術の第一年目段階は、到達目標に対して100点満点の完成となります。
3.今後の展開
J・B(ジェイ)コメント「シーズン前から、ACL圏内順位が目標だった」とありますが、その通りで、ここに来て急に言い始めた話ではありませんね。
シーズン開始直前のミシャコメント・社長コメントは「成功すれば、リーグ上位争いが可能となる予想」と何回かコメントしてましたね。「リーグ上位」=順位3位以内=ACL圏内、です。
JBのコメント通り、ミシャの試合後コメント通り、ここからのコンサは<順位3位以内死守>が至上命題にバージョンアップしました。
そのための勝ち点獲得戦略がポイントです。
ちょっとだけ、今後のリーグ等日程を確認すると、~超変則日程です~
10/30(火) 28節 磐田~湘南
10/31(水) 31節 鹿島~C大阪
11/ 2(金) 31節 湘南~清水
11/ 3(土) 31節 川崎~柏 横浜FM~FC東京 磐田~広島
名古屋~神戸 浦和~G大阪
ACL 鹿島~PER
11/ 4(日) 31節 コンサ~仙台 鳥栖~長崎
11/ 6(火) 28節 C大阪~名古屋
32節 柏~鹿島
この日程でダメージが大きいチームがあります。
湘南(28節-中2日-31節)、磐田(28節-中3日-31節)、
鹿島(31節-中2日-ACL-中2日-32節)、柏(31節-中2日-32節)、
名古屋(31節-中2日-28節-中3日-32節)、
C大阪(31節-中5日-28節-中3日-32節)、 以上6チーム。
最悪は、鹿島の中2日がダブル、名古屋の中2と3のタプルで、
6チームは、試合内容への悪影響は必至です。
一方、コンサは、余裕日程が続き、コンデイション調整と課題練習・対戦チーム対策練習は十二分に実施できます。・・大きなアドバンテージですね。
また、磐田戦は、過密日程通過後の対戦で、影響はもう消えていますね。
コンサ対戦は、31節仙台~32節浦和~33節磐田~34節広島の4試合ですが、現9位仙台、6位浦和、13位磐田、2位広島との闘いの試合目標戦略は、
【4試合勝利・通算5連勝】しかありません。
その決め手が「1試合3得点以上可能とする<シュート決定力=30%台>」となり、その改善で「4試合勝利」は達成できます。
2018年10月28日
さぁ~! 渾身の勝負試合日がやって来ました。
皆さま、期待が身体一杯に膨らんで、武者震いの連続では??
今朝、「試合開始の前祝い」の様に、嬉しいミスコミリリースが飛び込んで来ましたね。
【ミシャ、来シーズン「監督契約継続」】
ミシャ監督とは、本年より4年の「複数年契約」で、コンサ監督契約を開始しました。
本来、「複数年契約」=「契約更改無し」ですが、≠【自動継続】とは限りません。
「契約」ですので、コンサチームとミシャ本人との合意が大前提で、<コンサよりのオファー>と<本人の意向・承諾>が必要ですが、
「複数年契約」では、本人優位の形式で「契約継続留保権」が付与され、
・他チームからの「ミシャ獲得と本人合意」
・コンサから「監督解任」決定
の2つの場合、「違約金」支払って「契約解除」となる、との内容です。
また、よくあるケースは、
・シーズン想定以上の活躍などの場合、
・各種付帯条件・内容に変更希望が生まれた場合、 に契約内容のグレードアップ要望・意向が発生します。
その際は、契約内容をグレードアップし、新たに「複数年契約を見直して更改」としていますね。
いずれにしても、
今回のマスコミリリースは、「双方が、次シーズンにつき合意」との事実をリリースしたものです。
今シーズン、ラスト5戦、ミシャも来季のためにも「超本気モード」に突入しました!!
更に、三上GMのブラジル訪問の報道もありました。
次シーズン導入が確定しつつある「外国製選手保有枠撤廃・1試合5名制限起用」への対策で、「有力外国籍選手を複数新加入」の候補探し・リストアップ本格化で、「次シーズンのスタート」に着手されます。
さて、予想変更についてです。
ここ2・3回のブログで、「対名古屋戦コンサ戦術」を確認しましたが、同内容以上に、名古屋スコアラーにより、長短「裸」にされ、コンサ対策を用意して来ます。
今回対戦は、両チームともに、<ハッキリした明確なチーム特徴>から、いつも以上に「対抗策」が明確で、しっかり用意・準備しての「真正面からの対決」必至です。
<どちらの攻撃力・得点力が上か>の「得点合戦」試合。
予想試合展開・結果を変更です。
ズバリ!<3点勝負>と予想します。<3点取った方が勝利>です。
この点から、予想結果は、
【 3-2 コンサ撃ち合い勝ち・勝利 】ですね。
全サポーター!
現地サポーターを中心に、様々な地から、「瑞穂のコンサ」に声援を集中し、「勝利獲得」を実現しましょう!!
2018年10月27日
明日の名古屋戦への期待が益々増加する毎日。そろそろピークに到達しそうですね。
今朝のラジオ社長コメントも「勝てば、J1残留決定もそうですが、順位3位となります!」との強い願望・期待満杯。
7連勝で「手の付けられない時期の名古屋」から、通常の強敵名古屋まで実像・戦力は「縮み」、絶好のターゲットになっています。
試合前日の本日は、少し冷静に、ミシャ戦術の根幹「可変システム」について点検してみます。
1.「可変システム」について
〇Jリーグへの導入
「可変システム」は、現在、J2リーグの多くと一部J1チームでは「固定システム・フォーメーション」のままですが、J1チームでは、多数のチームが採用しています。
そもそも、Jリーグでの「切っ掛け」は、間違いなく「ミシャ式・戦術」で、広島~浦和で始まりました。
現在、J1では、コンサ・鹿島・浦和・川崎・名古屋・神戸・広島の7チームが、多少なりとも採用し、そしてその「可変システム度(合い)」は、保有パターン・フォーメーション数に比例し、先行組の広島・浦和、そしてコンサは「4パターン」、他チームは「2パターン」と分かれています。
元々、Wワイドでは、ヨーロッパリーグを中心に浸透し、有力チームの多くが「可変システム」により、リーグ戦・カップ戦を闘い、「可変システム」は全盛・先端・標準戦術となりつつあります。特に、プレミア・リーガエスパニュオーラ・ブンデス・エールディブジの4か国が顕著です。
「ミシャ」により、スペイン・オランダでの新動向を逸早く、Jリーグに取り込み、Jリーグも「可変システム」リーグに進化させた訳です。
〇可変システム種類
「4パターン」と「2パターン」に2分されますが、具体的には、
「4パターン」型・・
〖3-4-2-1〗→〖4-1-4-1〗→〖4-1-2-3〗→〖3-2-5〗が基本システム変換パターンです。
また、直近(今シーズン)広島・浦和は、「4パターン」~(2)変化型とも言える、基本・スタートを〖4-1-4-1〗から開始する「4バック」形式に転換し、更に、強い「ミシャイムズ・ミシャ色」の脱却を次監督が意図し、「4バック」の「2パターン」型に回帰し始めてもいます。
「2パターン」型・・
「4バックシステム」→攻撃時「3バックシステム」に転換する2つのパターンです。
主に、SBを前線近くまで前進させ、DFライン3枚を「ボランチ1枚のポジションDown」と2枚CBで形成する、とのシステムで、「高いパス能力」を持つボランチ選手による、DFラインからの「ロングフィード」とSB選手の攻撃参加を意図するものです。
〇「可変システム」の意図・目的
<期待する効果>は、
①フォーメーションの突然の変化は、相手選手の「マークや攻撃ターゲット」の混乱を産み、その修正までの時間帯「相手チームの組織プレー・戦術力」を低減させられる。その間に、攻守ともに「組織プレー」を展開し、攻守に圧倒し、得点獲得・守備完遂を達成できる。
②攻守に付き、「最適なフォーメーション」を形成でき、オートマチック(自動的な)に展開する、円滑な、流れる様なプレーとなり、戦術の実践度・遂行度が上昇し、攻守で「戦力の最高値の発揮」を目指せる。例;5トップは「最多パスターゲット数」と成り、一機に前線突破の成功率をUPしますね。1トップや3トップとは「成功率」に大きな差が発生します。
以上の2点が主要狙いです。
逆に、<懸念点>は、
・最大の懸念点が、システム可変の「全員一致の実行」=共通実施ですね。
しかし、大丈夫に出来ています。
それは、「特定選手の特定プレー」が、良く解説などに出て来る「スイッチ役」となり、そのプレーが「発端(スイッチ)」となり、チーム全体、オートマチックに、自動展開する、とのシステムとなっている事によります。
その「特定プレーと関連チーム全体プレー」との「ポジション転換と役割実践」が「戦術本体そのもの」で、「規律」と言われる「戦術」の本質です。
そして、反復練習の徹底、いわば「リハーサル」を繰り返し、「滞りの無い、滑るような展開・プレー」のレベルにまで到達させ、「本番=実戦試合」となっている訳です。
2.コンサの「可変システム」
コンサの可変システムは「4パターンの基本型」ですね。
そして、ポイントとなる「スイッチプレー」も明確です。
(1)〖3-4-2-1〗→〖4-1-4-1〗システム転換
①ボランチ(例:宮澤・深井)のDFラインへのポジションDown
・・DFラインからのビルドアップ、ロングフィードプレーのため
②両サイドの前線=シャドーポジションへのポジションUP
・・攻撃参加選手数増加のため
①と②のポジション転換がほぼ同時に実施されますが、
「スイッチ」は①ボランチ移動の開始、が大半です。
(2)〖4-1-4-1〗→〖4-1-2-3〗システム転換
③シャドーの1トップ同列ラインへのポジションUP
のみですが、
DFライン(3枚+ボランチ1枚)、ボランチ(残ったアンカー)は、ビルドアツプか、ロングフィードプレーに専念し、
同時に、(1)では、相手ボランチ・DF陣へ対処するため残っていたシャドーが、そのマーキング・プレイ阻止役を外し、前線ラインへポジションUPするポジション転換です。
「スイッチ」は、「DFラインからの、ビルドアップ・ロングフィード」の準備段階の「開始動作」で、スプリント・ダッシュで、「パス受け手・ターゲット候補、ポストプレーの折り返し・2次ボール回収役」を狙います。
(3)〖4-1-2-3〗→〖3-2-5〗システム転換
①左右CBがSBポジションへポジションUP
②アンカーボランチがDF陣へポジションDown
・・DF陣(CB1枚+2ボランチ)の3枚
③両サイドが、(1)のシャドー位置から、前線ラインへポジション再UP
・・5トップ形成
ここは、3つのポジション転換がありますが、
「スイッチ」は、
②アンカーボランチのポジションDownで、そのポジション移動開始動作を合図に、①の左右CBの1列UP、③の5トップ完成となっています。
以上3つのパターン転換、システム可変の切っ掛けとなる「3つのスイッチ」と「それに続くチーム全体展開」は、反復トレーニングにより、現在、多数選手が既に、習得・習熟のレベル・段階に到達しています。
現状課題は、その理解から、「可変後のプレー」の「質、特に、精度とスピード」に絞られて来ました。どんな素晴らしいプレイも、「正確、かつね素早いタイミング」でなければプレイは、通用しませんし、成立しません。
未だまだ、「奥は深く、先は長い」ですね。
しかし、Wクラス先端戦術のチーム完成を目指す闘い・そしてトレーニングにコンサは挑戦し続けています。
湘南は、ルヴァン杯優勝を克ち取りました!おめでとうございます!
湘南も、非難・批判多数の中、独自の「湘南スタイル」を貫き通しています。 リーグ戦への「代償・悪影響」も現実的にはあるでしょうが、メンタルの高揚、強く団結のチーム力は、残留争い・降格圏争いにも、大きなエネルギーとなり、以降のリーグ戦・試合のパフォーマンスは大きく拡大する事でしょう。
コンサも、将来のため、「独自スタイル」構築を目指し、しっかりとサポートしていきたいですね。
先ずは、明日「名古屋戦」で、ミシャ戦術爆発の「完勝」で前進です!!
2018年10月26日
今節は、リーグ戦は28日第18節の暫定試合、コンサVS名古屋戦の1試合のみ。
しかし、明日27日ルヴァン杯決勝戦湘南VS横浜FM戦・ちょっとびっくりの埼スタで。
少し遡って、水曜24日には、天皇杯準々決勝浦和VS鳥栖、川崎FVS山形、磐田VS仙台、AFCリーグ準決勝水原三星(韓国)VS鹿島が開催され、浦和・J2山形・仙台・鹿島が勝利・勝ち抜け、(天皇杯準々決勝残る鹿島VS甲府戦は11/21)。
J1チーム、10チームが試合・実戦、8チームが調整です。
この日程の影響は、次戦対戦に反映となる所となっています。
さて、コンサは対名古屋戦で、3試合振りの勝利・勝ち点3を狙い、対戦対策トレーニングに集中。
その内容を見ると、次戦の戦術・戦略が垣間見えて来ますね。
直近3日間のトレーニング内容は、
〔水曜〕
パス&コントロールを消化し、
後方からのロングパス→サイドからのクロス→シュートの一連の動きを反復練習。
ミシャ指示「個々で、どんな練習が週末への良い準備となるか、頭を使って考えて、明日の練習をする」。
〔木曜〕
FW・サイドグループ と DF・ボランチグループ に分かれて、それぞれグループ毎に、クロスシュート練習。
ミシャ指示「通常プレイ、プラス相手に分り難いボールの持ち方、パスの出し方に工夫する」。
「毎日同じ事をやっている(同一練習)と、プレーが緩くなってくるので、楽しみながらサッカーをする」。
〔金曜〕
パス&コントロール練習の後、
ミシャ指示「狭い中でボールを回すため、周りの状況の把握や素早い判断が必要。」
「前線選手は、細かい動きやキレのある動きをしたり、コンビネーションを入れて攻撃できる選択肢があればトライする」。
グリッドを狭くした試合形式練習で、狙い通りの素早いパスやワンタッチでの早い攻撃など、展開が激しく変化し、両チーム相手し日を崩し得点獲得を練習。
ここから、コンサの名古屋対策・想定試合内容が見えて来ます。
結論は、2つの攻撃パターンが想定プレイ内容です。
①ロングカウンター
<前線へのロングパス~前線からサイドへ流れ・クロスパス~シュート>バターンが採用されるでしょう。
これは、名古屋の主力攻撃パターン「ショートパス・サッカー戦術、攻撃バランスの多数選手攻撃」では、攻撃バランス=守備選手数が減少しており、名古屋多数選手エリアを一機に飛び越す相手DFエリア=コンサ前線エリアを攻撃エリアとする戦術で、対名古屋対策では、最適・最効果戦術です。
ロングカウンターのもう一つの主パターン<前線・サイドのDF・SB裏スペースエリア攻撃~前線選手のみでシュート>の「放り込み戦法・戦術」は、優秀・高守備力DF陣のJ1では、中々通用しません。
そこで、コンサの採用戦術が、ロングカウンター攻撃~そのポイントからのショートカウンター・サイド攻撃となり、「崩し・突破型戦術」が効果大との練習が実施されている訳です。
木曜の「前線・サイド」グループと「DF・ボランチ」グループに分けた「クロスシュート」練習は、この点に関連した練習でした。
「前線・サイド」グループの「クロスシュート」練習こそが、このロングカウンター派生「クロスカウンター」の一部分でした。
一方の「DF・ボランチ」グループのクロスシュート練習は、次項②で出て来る「組織的攻撃=攻勢局面」でのクロスシュート練習で、局面が発生する過程は、ロングカウンターの流れではなく、その後、コンサが攻勢=攻撃フェーズとなった場合、ショートパス交換やサイドチェンジの中から発生する「クロスシュート」であるため、別グループに分けた練習となったものでした。
②ショートパス交換・サイドチェンジの「組織的攻撃」
①のカウンターと並列し、
名古屋のお株・特徴「ショートパスサッカー」に、コンサも「ショートパスサッカー」戦術で対抗します。
そのポイントとして、
・相手に分り難いボールの持ち方、パスの出し方の工夫
・狭い中でボールを回すため、周りの状況の把握や素早い判断が必要
・前線選手は、細かい動きやキレのある動きをしたり、コンビネーションを入れて攻撃できる選択肢があればトライ
・素早いパスやワンタッチでの早い攻撃など、展開・プレイを激しく変化させ、相手を崩す、 を練習内容としています。
「狭いエリアでのパス交換」を成立させ、決定的ショートパス・スルーパス・ドリブルを駆使し、名古屋の「中盤~守備陣」を突破・崩壊させるもの。
そのキーは、
〇相手に分り難い=意図が予想されにくい「ボール保持・パス出し」、
前線選手に求めるコンビネーションを入れた攻撃、中盤~サイド~DF・ボランチとのパス交換で成立させようとする内容で、多数パス受け手候補の創出も重要ファクターとなります。
〇狭いエリアでも可能とする「状況把握・瞬時の判断」
〇素早いパス・ワンタッチパス=パススピード(パス自体・パス出しタイミングの両面)
〇展開・プレイ内容を激しく変化させる。(同一テンポプレイは名古屋選手が予想し易いプレイで、最も狙われるプレイ)
そのため、コンサの試合形式練習は、
「グリッドを狭めた<縮小フィールド>」で、選手間の密集度を上げて、その中でのパス交換成功、変幻のプレイ・展開で意表を突いての突破を成功させる練習を反復した訳です。
いずれにしても、名古屋の「中盤~守備陣」をショートパス戦術で、突破・崩壊させようとしています。
実は、フィジカル練習以外、全体練習は、この2パターン攻撃<ロングカウンター、ショートパス組織的攻撃>しかやっていない、と言える位徹底し、「正面攻撃」で名古屋を撃破する試合想定、という事ですね。
しかし、ほんの僅かしかなかった「枠内必須、GKの届かないポイントへのシュート全体練習」は、「個人練習」に代替との感覚・考え方は、どうでしょうね??練習メニューに入れ続ける事で「重要性」を全体に周知・徹底し、個々の決定率を改善する事になると思われますが・・・!!
本来、対戦用トレーニングは、起用候補全選手、
〇相手チームのストロングポイントとウィークポイントを事前把握
〇そのための対策=弱点・ターゲットを把握、その攻略対策を習得
で、スコアラーによる詳細で効果的な「対戦チーム分析」の共通認識・共通実践のための練習ですね。
名古屋は、強弱、長短が明白な・特徴の強いチームである分、対抗策も大きな効果を発揮します。
本日既に、名古屋対戦のため、「三重県練習地」に到着済みで、明日最終練習で対策完成となります。
複数得点獲得で名古屋に完勝しましょう!!
明日のトレーニングも頑張れ!
2018年10月25日
前ブログで、第30節のコンサと次戦対戦チーム名古屋の両チームの試合データを点検しましたが、両チームともに、一時の”勢い・強力戦力”から低下した現況を表す数値が並んでしまいました。
コンサには、これまでの累積勝ち点に救われ、6位順位を辛うじて確保の現状ですが、
名古屋は、ここまでの低迷・勝ち点累積失敗から、降格圏候補としての辛い闘いとなっています。
どちらのチームにとっても、最大戦力ピークは過ぎており、下降・低下状態をどう食い止め、戦力弱体化傾向を阻止するかが、試合を決定付けるポイントである事は間違いありません。
実は、あらためてシーズン展開の中、「試合経験を積み上げて、順調に、戦力上昇」との認識は甘いものだったと、実感・噛み締めています。
特に、夏場の中断期間は、W杯だけでなく、毎シーズン、長短はあるも存在しますが、そこでの「戦力強化・整備」「新戦力補充」が後半シーズンのエネルギー源となる点も、コンサは軽視していたものでしたね。その差が「現在の低迷」の真因の一つでした。
しかし、残る試合も「5試合」しかありません。
ここでは、前記の通り「如何に戦力低下を阻止」する工夫・戦術・対処に集中が最高の手段です。
ここでは、昨日実施(ブログ)の直近試合ポイントを更に推考したいと思います。
1.昨日実施(ブログ)の直近試合ポイントの推考
①30m侵入数=攻撃回数は同レベルで、リーグ平均レベル(決して攻撃的数値ではありません。)
②パス数・成功率は名古屋が圧倒。コンサの成功率はリーグ平均でしかありません。
③シュートは、「低レベルシュート」が大半で、シュート数=チャンス量は大量で、一見「高い攻撃力」に見えるも、実質は、「決定力」に重大懸念・課題です。
④クロス数はコンサ優位も、成功率で著しく劣後し、リーグ平均レベルの半分の低レベル成功率で「低レベルプレイ」。<コンサのクロス攻撃は、現在は不成立・不成功>が現実値。
⑤FK・CK数は、リーグ平均水準で、<得点チャンス・パターン>は現在存在せず。
⑥走行距離はリーグ平均レベル。スプリント数は、負のスプリント(守備へ切り替わり、自陣へ戻るための守備用スプリント)が大半で、正=攻撃のスプリントは、リーグ平均以下のレベルまで低下。「ミシャ戦術のパスサッカー・ショートパス戦術の影響が全体に波及し、前線への放り込み以外は、ビルドアップ型の遅攻パターンしか無く、カウンターが消滅しています」。
6つのポイントを指摘しましたが、これは現象・プレイ実像です。
2.ポイント推考
全体評価は、
コンサ・スタイル「超攻撃的・ミシャ戦術で多彩戦術・強力な攻撃力と得点力・全体ブロックでの密集組織型守備」は、大きく変形し、
・「カウンターは前線への放り込みのみで、限定パターン攻撃」
・「ポジショニングのズレ・タイミング遅れを放置したままで戦術実践度が限定局面(特定選手プレイ)以外は、不成功」
・「精度の甘さ=低集中度を未改善のまま、組織プレイが成立せず、個々プレイで失敗が多発」
との状況で、第30節数値の随所に「問題が多発」となっています。
特に重要ポイント「カウンター攻撃力低下」が問題です。
本来の「戦術論」では、~ここから少し「基本講座」気味です~
ハイレベルに守備戦術が進化し「組織的な守備」の攻略が困難のため、
守備組織が整う前の「限られた時間」=「攻守の切り替え」局面での攻撃=「カウンター攻撃」が重視されます。実際、得点データで、セットプレー以外のシュートチャンスでは<75%は、ボール奪取から5本以内パスで得点獲得>のカウンター得点で、「試合の鍵」となりますね。
試合展開で、<ボールを殆ど支配するにも拘わらず。僅か2・3回しかないカウンターで失点し、敗戦>は最悪の試合展開です。
一方で、現在存在感が大きく希薄化、少数チーム数となっていますが、敢えてカウンターをせずに「組織的攻撃(ビルドアップ・パスサッカー戦術)」へ移行とするチームもあります。その理由「カウンターでフィニッシュまで到達すれば良いが、途中でのボールロストは選手間の距離も離れ、縦関係も間延びが避けられず、ボール再奪取のプレスも不能、とのデメリット・危険を避けたい」とのポイントも理解出来ますが、「有力得点チャンス」の喪失は痛いですね。
もう一つ「カウンターのキーファクター」を確認すると、
①ボール奪取エリア(通常選手密集、相手選手近接エリア)から素早く脱出し「ボール保持」を確実に=安全に抜け出す。
②前のフリーな味方へのパスを優先。ボール保持者がフリーならドリブルで前に運ぶもOK。
③出来る限り少ないタッチ・時間で、相手陣奥へ前進を優先。
④縦の3つのレーンで形成。ピッチ幅を広く使用は、相手守備を困難化する。
⑤ボール付近に選手を集めない=味方選手との距離が短縮は、*相手陣の密集を呼ぶ*相手チェック・インターセプトリスクの高い短距離パスで「選手距離の近接化はパス成功の秘訣」は幻影で、サッカーを知らない認識です。一定の距離間が「パス成功」の最大ポイントである事は、大基本ですね。
⑥他のライン(ボール保持選手ラインの「前」と「後ろ」の選手ライン)選手も「カウンター」に参加する。
⑦数的優位、ポジション優位状況を探す。 と7ポイントが基本知識ですね。
カウンターの工程を記載すると、
*ボール奪取・・①の通り、相手選手多数の危険エリアから、
一旦「安全パス」で前進し易いエリアへ出す。
⇓ 同時に、
*前進・・<攻撃陣>先頭を切って前進・スプリント。
<中盤・サイド>攻撃陣の後ろから攻撃参加、出来るだけ幅広く。
⇓ <SB・攻撃参加>中盤・サイドの更に後ろから攻撃参加。
*フィニュシュ で、一部選手限定ではなく、全体での前進・攻撃ですね。
ボール奪取位置で、
*ショートカウンター・・ボール奪取後、1・2本でシュート。
ボール受け手は、マークを外しゴールに向かう。
*ミドルカウンター・・ゴールまで40mあり、ゴール直結は無理で、
SB背後スペース突破、ライン間選手とのコンビネーション、
なとで、前進・突破が必要。
*ロングカウンター・・相手に押し込まれての守備からのボール奪取で、
相手DF陣の裏に大きなスペースがあり、直接背後を狙う、
一度FWの足元に収めて、後方からのサポートを絡めカウンター
長距離のスプリントが必要。
となります。
如何ですか?
コンサに当て嵌めてみると、興味深いですね。
キーファクターでは、
①のビルドアップの安定性・・選手ポジションのズレが原因で、改善は可能。
②の前のフリー選手を作る動き・・受け手ターゲット増加のためフリーランニング活性化が必要。
③スピードが遅い・・パスの出し手精度・受け手精度、連携アップ練習必要。
④結構出来ていますね。
⑤ここが大問題。ボールにより過ぎと前に上がり過ぎて、パスターゲット消したり、相手密集を許す原因。(典型例;荒野で、ボールに寄り過ぎ、パス交換狙われ、たびたび不安定化させています。)
⑥ここはまあまあ合格。
⑦狙いが希薄で、逆プレイが多い。
また、ボール奪取位置では、
ショートカウンターは、アクション・トライが少なすぎる。しかし、チャンスはシュートまで持ち込む力・能力は高い。
実戦では、ミドル・ロングカウンターが多いが、カウンターの精度が低すぎ、「組織的攻撃=遅攻」移行の選択が殆どとなってしまっています。
具体的なポイントに多数、弱点・欠点・課題があり、戦術機能を阻害している訳です。
2018年10月25日
ここ3・4回ブログは、コンサの戦力低下現況を記載する内容となりましたが、大胆要約すると、
○戦術理解・認識のブレ・ズレによる「精度低下」
○シーズン進行の中累積した「メンタル疲労による自信と判断の低下」と、メンタル起因の現象です。
昨日トレーニングは、その2点を直接課題化し、改善・向上を狙ったものでした。
「メンタルの強さ・耐性」と「プレイ判断・プレースピード」は相関関係・比例関係にあります。詰まり、強いメンタル・自信により、一瞬の迷いも無く、相手より一瞬でも早い判断とプレーが実践できる、という事で、
コンサ現況は、シーズン累積経験のプラス部分とマイナス部分が発生してしまう中、マイナス部分の「負のイメージ」=ここまでの、個々のチーム、個々の対戦ポジション相手選手との対戦マッチアップの失敗・負けの経験累積、が表面化し、実戦開始前に「負のイメージ」による「不安・自信弱体化」に負け、実プレイで、一瞬の淀み・躊躇を産み、更に、現状認識による創意工夫ではなく、トレーニング通りの「定型プレー」に、タイミング遅れでプレイに止まっている訳です。
どんな名選手も、必ず通る路でしょうが、「やって来た、経験して来たが故の停滞と壁」が出た、という事で、ここで「負けずに、自信弱体化の弱気の虫を吹き飛ばし、自身のプレーを信じ、より磨き・レベルを上げる事に専心、邁進、集中」出来るか、が問われているのですね。
合わせて、シーズン終盤まで来て、「来年の契約更新」も頭にちらつき、「集中出来ない誘惑の種」は多数重なっています。
また、以前数回記載した「Jリーグ外国籍枠制限撤廃」次シーズン実施濃厚も、全選手懸念・不安一杯です。
そんな状況を「チーム一丸、トレーニング邁進」で打破にトライしている所。
では、名古屋戦の予想を。
1.コンサ戦術・試合展開
戦術実践度の低下の具体的原因は、「ポジショニング悪化」にありました。
ポジショニングは、「次の自分・周囲選手・相手選手のプレー予想を前提に、最適な位置取りをする」との内容ですが、「プレー予想」を「自己中心型・甘い見通し・不安過剰の予想」と「感情」も加わり、大きく変化させてしまい「適正度」を上下・良悪させてしまいます。
現状での最大課題の一つが「より適正なポジション取り」で、トレーニングの中心・中核となっています。
また、前書きの通り、「判断とプレイスピード」も決め手ですね。
次戦では、「ミシャ戦術」の理論・理屈と、チームの「共通認識=約束事=規律」は充分叩き込まれ、熟知していますが、その「実践の正確さとスピード」の勝負となります。
という事で「4バック」等の横道・無駄足は排除し、「ミシャ戦術・ミシャスタイル」の完全徹底・実践に集中です。
対名古屋戦は、
○パスサッカー戦術=ビルドアップ型連続ショートパス戦術=高ボール支配率・多数パス交換・高パス成功率=試合コントロールを狙ってくる。
○対マッチアップでの対戦個々選手能力は名古屋優位で、「1:1」勝負に持ち込まる事は避け、「組織・連携・複数プレイ」で対抗すべき。
○試合中「先制点」「追加点獲得」等、「勝利への勢い・流れ」を作ると「戦力全開・爆発」の力が大炸裂します。逆に「先に失点・連続失点」の「負の流れ」には耐性が低く、一機に「戦力縮小化」となります。
試合展開が、「名古屋戦力の爆発・不発」の源ですね。
このため、コンサ戦略は、
●名古屋「ビルドアップ」局面での「ボール奪取」~「ショートカウンター」で「前線からの守備」攻撃的守備が狙い、
ミドルポジションでの「パスカット」~「ミドルカウンター」~多彩攻撃で攻略狙いで、中盤ボランチと周囲選手での連携・数的優位での「積極攻撃的守備」がポイント。
名古屋選手がポジションアップし「攻撃バランス(ボール基準で攻撃選手数の方が多い)」局面=コンサ守備局面での「ボール奪取」は「ロングカウンター・前線FWとサイドへのフィードからのカウンター」成功の絶好機・狙い局面で、多数回発生が予想されます。
●コンサ「先制~追加得点」が、通常以上重要で、試合開始時より「カウンター」成功での得点獲得がポイント。 となります。
基本フォーメーション【3-4-2-1】、攻撃局面毎に変化の「可変システム」、守備位置=DF陣ポジションは基本はミドル~アクティブ(前)です。
サイドは、5トップポジション~5バックポジションまで激しい上下動。
守備時は「密集組織ブロック型守備」で「パス交換阻止・ボール奪取」を狙います。
攻撃は、不発の「ショート・ミドル・ロングカウンター」を復活し、併せて、連続ショートパス交換・複数サイドチェンジ・アーリーとセンタリングのクロス、決め手のセットプレーの多彩攻撃を復活し、複数得点獲得です。
試合展開予想は、
試合開始 ~ 20分 両チームともに「激しい攻撃」の反復展開で、
「ギリギリの拮抗試合」
~ 30分 カウンター・セットプレー成功し「先制点獲得」
~ 45分 両チーム、交互に攻勢。
【 1-0 】でハーフタイム
後半開始 ~ 60分 両チーム攻撃活性化の中、コンサ「追加点獲得」
60分 選手交代で活性化
~ 75分 選手交代で活性化
~ 90分 激しい攻撃争いの中「決定力」の差で、
【 2-0 】でコンサ完勝。
との予想です。
2.メンバー予想
ポイントは、①リベロ役は、宮澤かミンテかそれ以外か
②ジェイと都倉のコンビ起用はあるか、ないか
③三好の扱いは の3点ですが、
先ず、
〇もう1戦、ジェイのトップを見てみたいです。
シュート練習・メンタル補強での成果の確認です。
〇宮澤のリベロは、ボランチがDFラインへ落ちる「システム可変」の
先取り型ですが、デメリットが多いです。
・宮澤の守備負担による「攻撃・得点参加減少」
・システム可変に連動するため「相手選手のマーク、ポジショニングの
ズレ・ギャップ発生」が、期待できますが、その効果が消失します。
・より低い位置からの「ロングパス」は、宮澤のパス能力では
精度が低下し、期待通りの「前線へのピンポイントパス」にならない。
・ボランチ位置での「ボール奪取・パスカット力」が低下し、
相手パス交換の阻止力が大幅ダウン。
本来ポジション<ボランチ起用>が適正です。
〇都倉は、「守備力+攻撃得点力」が売りで、
ジェイの「攻撃得点力+チャンスメイク力」の特徴とは異なります。
スタメンより「前線での守備」を求めるなら「先発・スタメン起用」、
逆に、「より攻撃力重視」なら「三好等のゲームメイカー先発」で、
都倉は、後半途中、最低20分以上投入タイミングで、後半、
両チームのフィジカル低下状況の中で起用し、
「前線(相手DF・GK・ボランチ)へのチェック・ボール奪取」の
主役、激しく、強靭な体幹により、相手DF陣を翻弄するチャンスメイク
とラストシュートで、追加点獲得の主役との起用が効果的となりますね。
という事で、予想スタメンは、
ジェイ
チャナティップ 三好
菅 深井 宮澤 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 60分投入 都倉 ⇔ ジェイ
三好 ⇔ 兵藤
75分 早坂 ⇔ 深井(駒井→ボランチ)
白井・宮吉・小野 菅野
としました。
2018年10月23日
第30節J1リーグ公式データがリリースされ、コンサ・次戦対戦名古屋の試合内容を点検しましょう。
名古屋はFridayknightGameで、降格争い柏との激闘を<1-0>で勝ち切り、コンサは2週間のコンディション調整期間を活かせず、「ラストパスとシュートでの集中力低下、精度低下」で、大量チャンスを得点化出来ず<2-2>で勝ち点3取り損ねの引き分けでの対戦。
具体的な試合内容を公式データより点検してみます。
1.公式データ
チーム コンサ ~ 名古屋 ~ 平均
勝点 1点 ~ 3点 ~ -
支配率 56.6% ~ 53.7% ~ -
得点 2点 ~ 1点 ~ 1.6点
30m侵入 45回 ~ 47回 ~ 43.9回
シュート数 22本 ~ 13本 ~ 13.8本
枠内数 5本 ~ 5本 ~ 4.4本
PA内シュート数 10本 ~ 8本 ~ 8.2本
PA内シュート率 45.5% ~ 61.5% ~ 59.3%
決定率 9.1% ~ 7.7% ~ 11.3%
パス数 473本 ~ 565本 ~ 463本
成功率 78.9% ~ 83.2% ~ 76.4%
クロス数 20本~ 12本 ~ 15.3本
成功率 10% ~ 25% ~ 22%
FK数 11本 ~ 15本 ~ 11.6本
CK数 5本 ~ 3本 ~ 4.6本
失点 2点 ~ 0点 ~ 1.6点
被シュート数 9本 ~ 24本 ~ 3.8本
被決定率 22.2% ~ 0% ~ 11.3%
走行距離 110km ~ 113km ~ 111.7km
スプリント数 186回 ~ 151回 ~ 160回
〔点検〕
①30m侵入数=攻撃回数は同レベルで、リーグ平均レベル(決して攻撃的数値ではありません・・「攻撃的と言っていても、数値は平均レベルしか証明していません。)
②パス数・成功率は名古屋が圧倒。コンサの成功率はリーグ平均でしかありません。
③シュート数=チャンス数は、コンサ圧倒ですが、
シュートの「質」を合わらす数値の、
・枠内数は、まったく同一値でリーグ平均レベル。
・その前提のシュートポジション(位置)数値のPA内シュート数もほぼ同一で、リーグ平均レベル。
・PA内シュート率は、名古屋圧倒で、コンサはリーグ平均レベルよりも劣後。
・決定率は、同レベル値で、リーグ平均水準よりも劣後。
結論は、コンサは「低レベルシュート」が大半で、シュート数=チャンス量は大量で、一見「高い攻撃力」に見えるも、実質は、「決定力」に重大懸念・課題です。
④クロス数はコンサ優位も、成功率で著しく劣後し、リーグ平均レベルの半分の低レベル成功率で「低レベルプレイ」に終始。最近、「クロスからの得点」は何試合も成功・獲得していません。<コンサのクロス攻撃は、現在は不成立・不成功>が現実値。
⑤FK・CK数は、リーグ平均水準で、<得点チャンス・パターン>は現在存在していません。
⑥走行距離は同レベル。スプリント数は、負のスプリント(守備へ切り替わり、自陣へ戻るための守備用スプリント)が大半で、正=攻撃のスプリントは、リーグ平均以下のレベルまで低下。「ミシャ戦術のパスサッカー・ショートパス戦術の影響が全体に波及し、前線への放り込み以外は、ビルドアップ型の遅攻パターンしか無く、カウンターが消滅しています」。
2.全体評価
コンサ・スタイル「超攻撃的・ミシャ戦術で多彩戦術・強力な攻撃力と得点力・全体ブロックでの密集組織型守備」は、既に現状では、
「カウンターは前線への放り込みのみで、限定パターン攻撃」「ポジショニングのズレ・タイミング遅れを放置したままで戦術実践度が限定局面(特定選手プレイ)以外は、不成功」「精度の甘さ=低集中度を未改善のまま、組織プレイが成立せず、個々プレイで失敗が多発」状況で、
第30節数値の随所に「問題が多発」となっています。
こんなコンサに取って、
次戦、名古屋戦は、一時の絶好調・無敵連勝から、一気に局面が転換し、降格争いが復活してしまい、苦境にあえぎ始めた「名古屋」現況が、救い・ラッキーとの状況です。
「爆発の好調名古屋」では、一瞬にして「複数失点」で撃破され兼ねませんでしたが、現況は、「両チーム」にチャンスがある状況にまで、両チーム状況が低迷状態。
シーズン終盤、コンサにこんな停滞・低迷状態が訪れるとは思いませんでしたが、ここまでの累積勝ち点で、何とか終盤戦を乗り切る展開が濃厚。
こんな展開・局面・試合も、J1リーグの貴重な経験ですね。
2018年10月21日
【よく、2得点し引き分け・勝ち点1に持ち込めた!】
ラッキーそのものの試合で、試合内容は直近5試合での低迷・低調・問題そのままの継続試合。
シーズン終盤、最終結末に向け、全チームは2分され、
〇調子を整え上向き・前向きベクトルのチーム、
●低調・低迷・課題がより深刻化し下降・転落ベクトルチーム、のどちらかですが、コンサは、残念ながら●低調・低迷・課題深刻化チームそのものです。
仮初(かりそめ)順位は、勝敗の上がり・下がりの中、6位となっていますが
実質チーム力は、得点力(攻撃力)・失点阻止力(守備力)共に低下し、12位辺りが相当なレベルです。
昨日試合後、ミシャ「勝利を、勝ち点3を取り損ねた試合。決定力・最後の精度の問題。」とのコメントでしたが、≪負け惜しみ≫にしか聞こえませんね。
2週間の中断期間を、各チーム夫々取り組みをしているものですが、その成果・評価が昨日試合で証明されました。
コンサの点数・評価は、「選手が2週間、都倉・宮澤・福森は3週間、フルにコンディション調整で、最高コンディションを作れた筈が、全選手、身体が重く、キレも無く、最悪が、プレー判断スピードが出遅れだらけで、中断前戦力よりも低下。点数は『赤点・40点』でした。」
選手、それ以上に監督・コーチのトレーニングレベルの低さを証明してしまいました。
試合速報データは、
前半 支配率 58% ~湘南~ 42%
走行距離 57.9km 56.5km
シュート 8本 1本
枠内 2本 1本
得点 0 1点
決定率 0% 100%
パス 302本 198本
成功率 80% 74%
※支配率からはコンサがボール保持時間帯が長い。
走力もややコンサ優位
シュート数=チャンス数も8回で、
湘南は僅か1回を冷静に1得点とするプレー集中度。
後半 支配率 52% 48%
走行距離 52.5km 55.1km
シュート 12本 6本
枠内 7本 3本
得点 2点 1点
決定率 16.6% 16.6%
パス 206本 145本
成功率 78% 70%
※支配率の優位は消失。走力も走り負け。
シュート数=チャンス数は12回まで増加するも、パス精度低下し、
得点力爆発・発揮は不発。
特に、試合全体で、
シュート20本 ~湘南~ 7本
枠内 9本 4本
得点 2点 2点
セーブ数 2回 3回 = 枠内シュートのセーブ数
⇓
<枠内シュート数-得点数-セーブ数=DFによるシュート得点阻止数>
となりますね。
DF阻止数コンサ;「9本-得点2点-湘南セーブ3回」
4本
湘南 ;「4本-得点2点-コンサセーブ2回」
0本
※シュート決定力の最大ポイントが、DFシュート阻止数にありました。
コンサは「4本」、湘南は「0本」ですね。
この数値は、
シュートを「得点にするため狙って撃ったかどうか」を示す数値です。
コンサのシュートは、
20本も撃つも、
11本がゴール枠にも飛ばない、
さらに、チャナティップ得点もDFに当たりコースが偶然◎の得点で
計5本がDFにぶち当て、偶然1得点、残りは当然無得点、
差し引きすると、実は「有効弾」はたった<4本>しか無く、
GKの2セーブで、
やっと「2得点」となったもの。
昨日の全選手の問題点が、<プレー精度の低さ>で、攻守の甘いプレーだらけ、J1下位レベルプレーで、パス成功率の低率、シュートの「得点を狙う」意思の希薄プレー、ラストパスのミスパスは20本以上になり、「ラストパス精度アップ」だと「プラス20本、計40本シュートも可能」でした。
ミシャコメントは「選手の精度・レベルの問題」との指摘・内容が増加していますが、シーズン前から、シーズン途中でも、そんな事は充分認識していて、「だからこそ戦術とトレーニング」でカバーして来た筈でしたが、「戦術とトレーニング」、本当は「トレーニング」の不良が原因で、現状を産んだもので、まさに、監督・コーチの問題が70%を占めています。
選手起用も「選手への信頼」が揺らいでいる事を証明する起用ですね。
選手は起用ポジションにより、能力発揮度が上下しますが、「最大能力発揮ポジションが<最適ポジション>」ですね。
しかし、「トレーニングでの本来改善の停滞・低迷を、起用法で逃げる手段」は、選手能力を「貶めるもの」です。
<三好・ミンテの落胆、宮澤の焦り、都倉の意識空回り、ジェイの集中・献身意識の低下、福森の甘い意識・・闘争心・一体感の揺らぎ、ブレ>は取り返しがつきません。<三好>の完全移籍・レンタル延長交渉の低迷・停滞が、もう現れ始めたのではないでしょうが??
コンサの現況は<選手の意識・メンタル>の問題に移行しています!?
次節以降、今節と同様、いや、更なる深刻化が懸念されます!!
2018年10月18日
湘南戦への準備は、戦術項目中心に取り組みが進行しています!
コンサの多彩攻撃の中軸5攻撃の戦術熟成トレーニングは、
本来は、
①得点28.9 %のサイド・クロス攻撃・・アーリークロスのターゲットポイントの出し手、受け手の擦り合わせ・共通確認を主体に、精度向上も兼ねたトレーニング。
②ロングフィード・・同成功率低下があり改善のため、①同様、出し手と受け手のターゲットポイントの擦り合わせ・共通確認と精度向上も兼ねたトレーニング。
③ショートパス・・連続ショートパス交換とドリブルを加味し、中央・サイド全般にわたるパス戦術で、相手陣を突破するトレーニング。
④サイドチェンジ・・③の攻撃局面で、連続サイドチェンジで、相手陣を全体で揺さぶり、ギャップ、スペースを作るトレーニング。
⑤セットプレー・・全攻撃の中、派生するセットプレートレーニング(得点占率21%)。
となる所ですが、
ミシャの原則では、全体・集団としての
トレーニングは試合形式、
守備課題トレーニングと、⑤セットプレートレーニングは、トレーニングメニューにありません。但し、そうは言っても、相手チーム戦力が余りにも強大な場合のみ、⑤セットプレートレーニング実施の非常時も1・2回有りましたが、これは例外中の例外で、原則不要ですね。
その理由は「戦術項目ではないから」との認識だと推測します。
元々戦術とは、個人プレーを複数選手の組み合わせ、
つまり、協働により、個人プレー以上の内容・レベルを作り出す方法論ですが、
セットプレーは、プレスキッカーとターゲット選手の個の力に尽き、戦術ではなく、全体やグループでのトレーニングの効果はない、との認識だからですネ。きっと。 ただ、ミシャも、得点手段としては、重要な有力手段で、個別トレーニングは必須であり、プレスキッカーとターゲット選手の2人トレーニングは大切との認識で、全体トレーニング後の個別追練は求めている所です。
また、
守備トレーニングは、試合形式での対戦トレーニングで充分であり、後は、DF陣選手の個別トレーニング、個別能力アップの問題との認識で、守備課題のトレーニングは無いという事です。
同様に「シュート決定率・力」も前線・シューター選手の「個別課題」で、全体・集団トレーニング事項ではなく、問題意識を持つ選手の自主練・追錬、との認識ですが、当該選手の意識希薄・問題認識の低さから、改善への徹底練習は起きていません。シーズン進展し終盤戦に至るも、開幕当初からの「決定率・力」課題に一向に改善が見られない事態に、チーム・監督スタッフの問題認識も乏しく、このまま低率・低内容のままシーズン終了、も濃厚となって来ました。ミシャスタイルの「不完全・失敗例」となるかも・・?
一番直接的な「得点増加策」なんですが・・・!
そんな中、現状は、
トレーニング実施での問題点・ポイントは、
精度=質の段階になっています。そもそもプレイ内容は、戦術にて予め決められた内容であり、その認識が共通・同一である限り、ブレはありません。しかし、刻々と変化する状況把握での迅速判断のスピードと最適なタイミングが最後まで残る課題で、コンサが現在苦しんでいる中心課題で、精度向上・改善への鍵として、昨日・今日のトレーニングもそこに集中されています。
2018年10月17日
昨日の埼スタ新生日本代表・ウルグアイ戦に参戦しました。
埼スタが満席となる57000人のパワーを受けた日本代表は、以前のチームとは激変していました。
パス・判断・スプリントスピードが、目を見張る変化で、一機に3ランク位早くなり、Wランク5位のウルグアイのチームスピードを完全に上回り、試合コントロールの最大の原動力でした。
もう一点が、戦術理解の統一・共通化、高い戦術実践で、「完全戦術通り実践」で、ここも一機に3ランクアップの激変でした。
フォーメーションは、「戦術」通り、自在に変化し、【4-2-3-1】【4-2-2-2】【3-2-1-4】と変化していました。
「前線からの守備・ゲーゲンプレス・アクティブカウンター」と「サイドと中央、フィードとドリブル突破の多彩ターゲット・多彩パターン攻撃」は、「強堅を誇る守備」のウルグアイ守備を、ズタズタに翻弄し、大量得点獲得結果を齎しました。
このスタイルは、どこかで聞いた事のある項目・内容が相当ダブっていますね。・・・「ミシャスタイルの根幹、コンセプト」に滅茶苦茶似ています。
当たり前! ミシャチルドレンの「日本代表 森保監督」ですので、当然ですね。
日本代表が、W5位ウルグアイを翻弄し、撃破する姿を大感動・大興奮しましたが、コンサの将来像・未来形を見てもいました。
基本・スタートフォーメーションの違いは、それこそ「タレント」の違いで、特に、DFライン・ボランチが、「個の力」よりも「組織・連携力」で可能な「3バック」(特に、4バックでの選手条件「カバーリングの質・幅・広さ」「個々のDF力・体幹・強度」「高い状況判断力・ポジショニング」の要求が、「組織=複数選手合体プレー」で可能となる点)採用は、選手レベルのバラツキ・低レベルが課題の「中小クラブ・チーム」でも、一定守備力が形成出来る事から、ミシャも、コンサも採用している訳です。ただし、Wクラスでは、超強豪・BIGクラブでも、最近、組織守備力の優位性から「3バック採用」チームも増加・流行中です。
いずれにしても、コンサの将来ビジョン・未来形を「現日本代表」に重ね、そのためにも、近い時期「代表入りコンサ選手」が出現し、活躍する事も期待しますね。
(※昨日試合、試合後挨拶・整列を拒否する外国代表を始めて見ました。フェアープレー精神も吹っ飛ぶくらい、ウルグアイの「衝撃・ショック・ダメージの大きさ・深さ」を証明し、あらためて、完勝の意味・凄さを噛み締めています。)
では、コンサも「・・チルドレン?の快挙」にあやかつて、次節の完勝のため、予想に。
1.コンサ戦術
湘南のスタイルは、
ブロック守備陣の布陣位置から、
a.「前線からの守備」=コンサビルドアツプ局面を狙いボール奪取、からのショートカウンター・・<アクティブカウンター>
b.「中盤の守備でのボール奪取」からの、全員参加(全員ポジションアップ・前進)カウンター
c.派生の「セツトプレー」
との「堅守・速攻」型ですが、
特徴が、「より高い位置」の積極攻守と「徹底した全員参加=全員スプリント攻守」です。
そのため、コンサ戦術を検討すると、
〇陣型布陣位置を
・「前線=攻撃」型・・・「前線からの守備」でビルドアツプに、激しく食い付いて来ます。
・「ミドル位置=攻守バランス」型・・・中盤・相互ミドルゾーンでも、「1:1、2:1」を仕掛けボール奪取から、「全員攻撃のスイッチON」のタイミングを図り、突然全選手の殺到・攻撃が始まります。
・仮に「ローポジション=守備」型・・・湘南の「弱点・ウィーク状態」が「遅攻・攻勢攻撃」で、ショートパス交換やドリブル突破などの陣形突破手段を持たず、結果「無理パス・パスミスからボールロスト」となり、コンサ「攻撃開始」局面に進みます。しかし、低レベル攻撃からのボールロストが高確率のため、実は、無理に積極攻撃には来ず、自陣内ボール廻しに終始、との低調・膠着局面も濃厚です。
そのため、
第1ポイントは「湘南によるボール奪取を許すか否か」、
第2ポイントが「湘南を自陣に押し込んだ攻勢時間帯を長時間形成出来るか」
の2点に尽きます。
第1ポイントには、
「早いパス廻しとパス精度」で「相手チェックを手遅れで無力化」が最効果です。そのために「複数選手での連携プレイ、特にパス交換の受け渡しポイントの出し手と受け手の共通認識、トレーニングで実践度アップ」がポイントで、実戦・練習トレーニング徹底で、高い連携の実現・形成です。
湘南から「ボール奪取力」を奪う、低減させると、チームコンセプト・根幹を制限・征するものとなります。
一番の危惧が、「集中力のバラツキ・波で、不注意ミスプレイ、パスミス」で、コンサ自身のメンタルの弱さの問題で、これこそ、「選手の強い意思とその実践であるプレイ集中力」で、選手個々の問題です。
第2ポイントは、
同様に「プレイ集中度」の問題で、(事前)トレーニング通り、戦術のプレイ実現・実施で、分厚く・多彩攻撃で「湘南ブロック守備陣を揺さぶり、崩し、突破、得点獲得」となります。つまり、いつも通りにしっかり高レベルプレイを実現すれば達成です。
という事で、
コンサ戦術は、看板・代名詞戦術「コンサ式ミシャ戦術」で、基本【3-4-2-1】。
相手陣を崩す「前線位置・積極・攻撃」型位置に布陣し、可変システムで、攻撃局面毎に変化させ、
前記の通り、・ビルドアップ時素早いタイミングのパス交換、・ミスプレイの2点注意で、通常戦術実践で勝利獲得となります。
ミシャ戦術の完璧実践・・⇒
・ロングフィードのサイド・前線へのカウンター、そこからの派生突破
・ビルドアップ・ショートパスで、中央・サイド・前線と連続・多ターゲットパス交換で敵陣型突破・崩し
・サイドチェンジ連続で、敵陣揺さぶり・ギャップ・スペースを突くパス
・各攻撃の派生、高得点力のセットプレー
と湘南の守備狙い・予想を崩壊させる多彩パターン攻撃で、複数得点獲得です。
しかし、前回対戦<1-0>の原因が、20本の多数シュートは枠内4本しか無く、ことごとく「得点機会を浪費し尽くした≪酷い低決定力≫」にあり、最後の最後ロスタイムになりやっと最後の都倉シュートで、圧倒的勝利内容試合を、やっと「現実勝利試合」にできた偶然ラッキーでした。
前回の轍は、シーズン終盤まで来て、「低決定力から脱却」の改善・解消を証明する試合ですね。しっかり≪枠内シュート≫≪高決定力・率≫が前線選手の絶対的ノルマです。
2.試合展開
前回対戦は、圧倒する多彩攻撃を展開し、長時間攻勢時間帯、試合コントロール(ボール支配率60%超)、多数シュート(機会創出)で、前線の「低意識・低実践力による低決定力」により、試合全般、得点獲得の匂いがしませんでしたが、今節は、
試合開始から、相手ビルドアップ阻止の守備を突破し、コンサ攻勢が長時間継続、決定力改善により、「枠内シュート数」も多数となり、早々に先制点獲得~追加点獲得、後半も、選手交代による活性化もあり、追加点獲得で、完勝。
試合開始 ~15分 コンサ攻勢。先制点獲得
~30分 同上 追加点獲得
~45分 前半【 2-0 】
後半 ~60分 選手交代・活性化
~75分 追加点獲得
~90分 完勝【 3-0 】
3.メンバー
10/11菊地離脱があるも、故障者もリカバリー・全員復帰で、2週間インターバルで完全に累積疲労解消し、プレイ・身体のキレを回復させ、全選手フル起用可能状態。
【最大戦力・戦術適合戦力】の起用ですね。
※ジェイは、メンタルから決定力を低下させており、途中起用・シャドー起用の「局面固定・条件下起用」を記載しましたが、復活!との期待で通常起用としたいと思います。
そのため、途中起用の「切り札」都倉です。
ジェイ
チャナティップ 三好
菅 深井 宮澤 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 60分 都倉
白井・宮吉
早坂・小野・荒野
菅野
いつも通りの期待メンバーですね。
【 3-0 】で完勝達成メンバーです。
2018年10月15日
さぁ~! シーズン最終版を一気に駆け抜ける、中断明け第30節Away湘南戦。
今節は、残る対戦(湘南・名古屋・仙台・浦和・磐田・広島)の中、勝ち点3獲得・勝利確率が最大試合で、≪勝利獲得が必達試合≫。また、社長コメントの通り≪今シーズン、コンサ上位のための絶対条件の勝利必要試合≫。
いずれにしても≪勝利・勝ち点3≫を克ち取らなければなりません。
状況は、
・コンサは、代表ウィークの2週間は”恵みのリフレッシュ期間”で戦力回復の上、ミシャ戦術をさらに磨いた期間となりました。
一方の、
・湘南は、10/6第29節~10/10ルヴァン杯準決勝90分~10/14ルヴァン杯準決勝90分+30分+PK戦~1週後10/20第30節コンサ戦と、日程と試合内容共に強烈な過酷試合を実戦し、「戦力は、コンディション消耗し低下、戦術補正等の課題対策も不可能で、唯一、ルヴァン杯準決勝突破の勢いと高い闘志が増加」です。
現実の試合・実戦は、”精神論だけでは、試合開始直後程度しかもたず”、科学的内容の通りに、現実のプレーを実現してしまいます。
≪益々、コンサ有利状態≫が現実です。
そんな、≪勝利・勝ち点3絶対獲得≫を実現する試合ですが、湘南のチーム内容を事前点検しましょう。
1.湘南の現状
順位13位 9勝8分11敗 32得点36失点 得失差-4
昨シーズン、J2優勝で、2016-17位降格を、1年でJ1へ復活で、
今シーズン、J1定着を最大目標のシーズン。
13位は、目標・想定順位通りで、驚く事に、J1復活初年度に、ルヴァン杯(元Jリーグカップ)「決勝戦」参戦=第2位以内 の快挙です。
ここまでの今シーズン展開は、
Ⅰ期 ①節~⑮節 勝ち点18 5勝3分7敗 17得点22失点得失差-5
試合平均1.13得点・1.46失点
中断期間明け
Ⅱ期 ⑯節~㉙節 17 4勝5分4敗 15得点14失点得失差+1
試合平均1.15得点・1.07失点
中断期間を挟み、守備力が安定し、毎試合「約0.5失点」減少・改善し、失点が激減。現在順位の安定化に大きな寄与があり、更に、驚愕の「J1初年度でのルヴァン杯決勝参戦=リーグ2位以内」を獲得しました。
2.「湘南スタイル」の確認
「曺貴裁監督」のチームカラー・特徴≪湘南スタイル≫の威力は、リーグ全体を振動させています。
ポイントが、
①フォーメーション【3-4-2-1】(コンサ基本システムと同型)
②守備主導戦術ですが、高い位置(敵ゴールに近い)に前線選手のミニ守備ブロック、中位置に中堅・DFブロック守備陣を布陣する「二段ブロック守備」
③高い位置での積極的ボール奪取=【前線からの攻撃的守備】、高い位置からのショートカウンターにより短手順での決定機・ゴール獲得を第1主攻撃戦術とする。
高い位置でのボール奪取は、1'tアック~2'tアタック~3'tアタックと複数選手により、数的優位の中で「ボール奪取」の手法。
相手チームの「GK・DF・ボランチでの、ビルドアップ局面・プレイがターゲット」で、多数成功。
④ミドル位置でのボール奪取は、「全員守備・全員攻撃」コンセプトで、「115km以上の走力、150回以上のスプリント」で、一気に「数的優位とする全員前進スプリント」と、逆に「ボールロストの守備切換時に、同じく数的優位の全員守備のため、自陣方向への全員スプリント」でとなります。
⑤個々選手の「決定力」は、チーム決定率8.6%・リーグ15位レベルしかありませんが、2枚目・3枚目のゴール前殺到があり、「複数選手により得点獲得」とのカバースタイル。
⑥特定選手の「固定化」は、激しいスプリント・走力での大消耗があり、連続起用は困難となります。
選手起用にも、大きな特徴があります。
試合起用数分布では、実施28試合中、
28~20 19~10 9~1 試合起用選手数
湘南 8 9 13 30名 ・・固定化が低く、多選手起用
コンサ 12 4 7 23 ・・固定化チーム
川崎 12 5 9 26 ・・固定化気味チーム
広島 12 3 7 22 ・・固定化チーム
鹿島 7 13 11 31 ・・流動的な起用
F東京 12 5 9 26 ・・固定化気味チーム
湘南は、多数選手を試合起用し、実戦で激しいコンディション低下となる試合スタイルに対応しています。結果、コンディション低下・累積出場停止・故障への対策・準備力が高くなっています。
6項目、湘南スタイルのポイントを確認していますが、
最大の特徴が【高い選手の戦術理解・実践力】【個々戦術から組織プレーとして高い連携力での精度アップ】です。
しかし、攻撃の基本コンセプトが、「ハイプレス・ハイアタック」のアクティブカウンターと、ミドルパスと走力のカウンター、それぞれの派生セットプレーに絞り込まれます。逆に、「パスサッカー戦術の真逆スタイルむで、パス数リーグ15位・成功率リーグ18位の最低レベルで、ショーパスサッカーは不能。そのため、得点力に限界があり、原則「大量得点・複数得点力」は乏しく、「守備主軸」での「失点防御・阻止」での<負け難い試合展開>、言い換えると「1点差・最少失点」勝負を仕掛けて来ます。
コンサの「複数得点獲得力」こそが最大の「湘南攻略法」です。
2018年10月12日
シーズンも終盤戦となり、リーグ日程は、全チーム同一日から「消化数調整の変則形」が暫く続き、前節も、金〜日の3日間。最終の第32節〜34節には、日程による有利・不利とならない同一日、同一時刻開催の原則に戻そうと、リーグ事務局が知恵を絞っています。
更に、世界は「国際親善試合・代表日程」の2週間に入りリーグ中断です。
一斉開催は、
10/10-6ヶ国、11-20、12-16、13-8、14-4、15-6、16-36の計延96ヶ国、
11月も、11/11~20期間に、計42ヶ国と集中しています。
各国リーグ戦を一旦中断し、「代表モード」で国別レベルアップ期間です。
そのため、J1リーグも2週間のインターバル期間に突入し、各チーム、コンディション調整・戦術修正・戦力整備に取り組んでいます。
実は、
今シーズンの特異性は、
「複数回の中断期間発生」とその影響の「複数回の過密日程発生」で、
Jリーグ始まって以来初めての〈超大混戦〉現況の原因です。
本来の従来のシーズン展開では、
次節第30節はシーズン終盤で、各チームほぼ順位・リーグポジションが決まりかけ、その中、上位・優勝争いと下位・降格圏争いに奮闘チームが、上下各5チーム程度計10チームと、中位ポジションで次シーズンでの飛躍・成長を目指す8チーム程度に二分されるものですが、
今シーズンは、
上位〜下位の順位・ポジションは不確定・不安定で、残る5〜6試合で、一気に上位〜下位までが有り得る、リーグ全体「緊迫のシーズン」です。
前回中断期間と同様、今回中断期間でも、
「中断期間での劇的変化」を図るチーム、「苦境・問題点を解決できず更に深刻化」するチームが有りそうですが、ほぼ全チーム、〈コンディションリフレッシュ」でその後の過密日程克服・プレーレベルアップを成功させ、結果、更に、激戦、上位〜下位のチーム戦力差の縮小化、となり、シーズン最後の最後まで「大激戦・一瞬で順位ポジション逆転」が続行し、リーグは大盛況となります!
では、中断前第29節のポイントを、コンサ、リーグ全体対比で確認しましょう。
1.第29節試合データ点検
上位陣が軒並み敗戦・引き分けの「番狂わせ展開」が続出。
そのため、勝ち点獲得がここ3試合一進一退状態のコンサも「順位急低下」とはなっていません。また、降格圏は11位チーム~18位チームの8チームでは「勝ち点9以内」で、残り<5~6試合>で、連勝・連敗で一気に逆転状態。
ここ2節継続の「攻撃優先・得点力上昇複数得点・失点数増加」傾向は、一転、リーグ平均値まで収束し、「攻守バランス・得点力と失点阻止力」の勝負となりました。
その攻守バランスの「キー項目」があります。
シュート数でも、パス数でも、パス成功率でも、まして支配率でもありません。
キー項目は、
【シュート決定率】で、関連の「枠内シュート数」「PA内シュート数・PAシュート率」です。
攻撃では、「枠内シュート数」の多少が、「決定率」の高さを左右し「得点数」を決定しています。枠内シュートのため、よりゴールに近付く「PA内シュート数・率」が決定的具体項目となっています。
一方、守備では、「被枠内シュート数」=「被決定率」=失点数に直結となりますが、守備陣の要因は限定的で、攻撃陣のシュート精度の高低の問題で、「守備中心」での項目にはなり得ません。
リーグ全体・コンサを見ると、
枠内シュート数 チーム 得点 決定率 PA内数 PA内率 シュート数
1位 9本 横浜FM 2点 11.1% 8本 44.4% 18本
2位 8 柏 3 20% 8 53.3% 15
3位 7 浦和 1 6.3% 11 68.8% 16
4位 6 F東京 2 11.1% 10 55.6% 18
清水 5 38.% 10 76.9% 13
G大阪 1 7.7% 7 53.8% 13
7位 5 C大阪 0 0% 12 70.6% 17
8位 4 湘南 1 10% 6 60% 10
磐田 1 9.1% 5 45.5% 11
長崎 1 8.3% 8 66.7% 12
11位 3 神戸 1 5.6% 10 55.6% 18
12位 2 仙台 1 10% 4 40% 10
川崎 0 0% 4 66.7% 6
広島 0 0% 10 58.8% 17
鳥栖 0 0% 17 63% 27
16位 1 コンサ 1 12.5% 5 62.5% 8
鹿島 0 0% 6 66.7% 9
名古屋 1 0% 5 41.7% 12
〔ポイント〕
①サッカーの見せ掛けの数値:シュート数は、何の役にも立ちません。それ以上に「シュート数至上主義(攻撃の良否基準とし、多ければ高い攻撃力との考え方)への転落」は「攻撃の改善・成長・進化」の阻害要因そのものです。最多シュート数チームは鳥栖の27本で、僅か枠内2本しか無く、当然得点獲得は不能「0」が象徴です。
②枠内数順に並べましたが、ほぼ得点数に連動しています。=得点獲得は枠内数アップに掛かっている。
しかし、例外としてC大阪は、5枠内数に拘わらず得点獲得失敗で、「GKの届かないポイント・タイミング」とのシュート決定力原則を無視する「シュート精度・シュートテクニック」で前線シューター選手の「個の問題」で、今節だけでなく、今シーズン通して悩んでいる課題です。
③コンサは、
「たった1本しか打たなかった枠内シュート」で「1得点獲得」は「奇跡・偶然・好運」のラッキーな得点、という事が現実・真実で、「前節での良かった点・ジェイの得点」では全くありません。
多数のシュートチャンス、少なくとも「8本=8回」チャンスがあり、その中、「たった1本しかゴール枠内に出来なかった点」が、問題の中心・本質・現実です。~→シューターが責められて然るべき酷過ぎる・低レベルプレイで、これまでも、指摘し続け、解決未放置として来た「ツケ」そのものです。
④この課題は「プレイ精度」課題ですが、「シュートテクニック」=「選手個々の能力」・差の課題で済ませるものではありません。
【全選手共通で取り組み可能】で【枠内や、GKの届かないポイントへシュートは意識・プレイ意識課題】で、その改善は、即効性の高い、即座に効果を出せるトレーニングで十分ですが、監督・コーチの認識そのもので、各チームで「酷いレベル差・改善の有無」を発生させています。(・・鳥栖・C大阪?)
「守備中陣・主導」とのコメントは良くありますね。
しかし、シーズン終盤戦では「勝ち点3」を目指す闘いへ変化しています。そのため「勝ち点1でも可・十分」とのシーズン序盤の発想はあり得ませんし、本当に「守備主導」させるチームがあれば、シーズン終盤では「劣後・順位転落」にしかなりません。現実には、「掛け声」だけで、全チーム「得点力アップ」しか見ていません。
⑤しかし
前節、驚異の状態が発生しています。
「攻撃型」チームが低迷。
コンサに競り勝った「横浜FM」と「清水」以外は、広島・川崎・名古屋・浦和がコケて、敗戦か引き分けています。コンサも攻撃型のコケ組ですね。
この原因こそが、「シュート精度低下・低迷」にあります。
2.次節以降~シーズン終盤の闘い方
既に点検の通り、ここからの「5~6試合」は、
「攻撃最優先・得点取り合い試合での競り合い勝ち」しかありません。
極端な言い方ですが、守備構築は「現在守備力」で十分で、チームのトレーニングは「攻撃力・得点力」向上にのみ集中です。
「個々の選手の精度アップ・特にシュート精度改善」が主力です。
≪相手選手による激しいチェックの中での≫
GKソンユンのフィード・パス精度のトレーニング
DF陣・ボランチ陣のビルドアツプ力トレーニング
サイド・前線のフィード受け手力、クロス精度アップトレーニング
全選手連動するショートパス交換精度アップトレーニング
最後が、
前線・サイド・ボランチ・DF、で全FPのシュート精度トレーニング
に尽きます。
試合形式で、相互に激しくチェックの中、真剣勝負の「個別トレーニング」による「チーム全体と個々局面選手精度アップ」に、コンサの最終順位・ポジションが懸けられています。
3.次シーズンのため
既に、レンタル選手;駒井・三好・菅野 の3選手の完全移籍契約変更交渉が始まっている事でしょう。
3選手とも、コンサでは大活躍ですが、世間的・外界からは「大活躍・大爆発」との評価までは達せず、「順調に成長中程度の評価」でしょう。「完全移籍の可能性は十分在るもの」と考えます。
しかし、ここ2年、「レンタル→完全移籍へ変更」選手は、福森以外の選手は「故障・戦術不適合」の戦力外との結果でした。前年の活躍への「論功賞」としての「完全移籍・複数年契約」は、翌年シーズンの「飛躍・成長」となる「年齢・経験・素質」次第です。「気持ちの上ではその通り」ですが、安易な、感情論では無いですね。
来シーズン導入・開始のJリーグの「外国籍制限撤廃」はやはり濃厚な展開の様で、各チームとも「全世界を対象に選手発掘・候補化」に邁進し、その結果・成果が次シーズンに直結・直撃となるもの、とのコメントを中断期間明けの「激しい選手移籍・Wクラス選手加入」で記載していました。
その通りの展開が進行している、との事ですね。
コンサは、酷く立ち遅れ状態ですが、「新選手候補ボリビア系オランダPSV選手」をテスト中で、試合起用5選手に拡大用に、AFL枠と提携国枠のソンユン・チャナティップの制限外以外、外国籍ジェイ・ミンテに続く、3選手が必須です。しかし、コンサには大前提・条件がありますね。「ミシャ戦術適合性」で、「能力・年齢・フィジカル」の3拍子条件があります。
意外に高い条件で、例えば「Jリーグ経験・活躍のベテラン選手」は条件外多発となりそうです。
そんな状況の中、「有力国内選手」は更に「激しい争奪戦」となりますが、ここでは、コンサはポテンシャル持ち「優位」です。その理由も「ミシャ戦術とミシャ監督での指導・成長・実践」への願望で、多数選手獲得が可能です。
次シーズンの国内選手移籍市場の目玉チームは「ミシャコンサ」となり得ます。
ここも、大きな視点で、有力・高能力選手へ逸早くアプローチが、現時点での最重要ポイントで、「社長」出番ですよ~!! ですね。
(柏の伊東純也、広島柏、クラスです・・!!)
でも、外国籍5選手+外国枠外2選手で7選手が埋まり、残り4選手しか国内組しかない、となり兼ねません。(ジェイ・ミンテ・あと3選手+ソンユン・チャナティップで7選手、国内4選手・・となります)
11人中「国内4選手のみ」は、行き過ぎ気味で、かなり複雑ですね。
しかし、リーグ全体の推移・流れに逆らう・逆行する、という訳にも行きません。複雑ですが、しっかり、真っ先に進行すべきですね。
2018年10月06日
手酷い敗戦から一夜明け、
試合を少しだけ振り返りましょう。少ししか、気力がありませんので!
横浜FMのフォーメーションは、4-1-2-3、対するコンサフォーメーションは、
4-2-3-1だったとの事。
という事は、DFラインが、
左から、菅−ミンテ−進藤−早坂ですね。
しかし、実態は、3バック+左右どちらかが一段アップ型でした。
綺麗な4枚ラインはほぼありませんでした。
聡明ミシャの数少ない弱点の一つが、考え過ぎ・空論で現実不適、ですが、4バックの守備ライン1枚減は、致命傷にしかなりませんでした。
ミシャコメントは、相手3トップ対抗で、DF4枚で数的優位、の筈、でした。
しかし現実は、菅・早坂は、何時もの慣れ親しんだサイドハーフ感覚と今回DFライン感覚とに翻弄され、ポジション不適が続出、前半2失点局面では、センターバックミンテ、進藤の2枚対抗しかなく、数的不利状態で、横浜FMに、絶好のチャンス、スペース・ギャップ、チェック遅れでのフリープレイを差し出してしまいました。
あの2失点は、ミシャの付け焼き刃フォーメーション、ミシャ戦術放棄が原因でした。
名将ミシャでも、焦りの采配をする、という事は驚きでした!
後半戦は、コンサのチャンスは皆無となりましたが、失点の現体験と恐怖心から、菅・進藤(変更後⁇)の両サイド・SBがDFラインに留まり続けた事が原因で、ミシャ戦術のカケラも無くなりました。
ある意味で、今シーズンを否定する戦術、戦略は、コンサの戦力・実力通りの結末を迎えた訳でした。
ジェイは、1得点獲得しましたが、シュート恐怖症と間の抜けたプレイが続出でした。
早坂の混乱とジェイの混乱は目に見えて大きい状態でした。
次節は、メンタルリカバリーのため、スタメン外し・途中切り札投入が必至です!
今シーズンの象徴で、全選手、社長を始めスタッフ全員、多くのサポーターが、命を賭けてきたミシャ戦術の復活しかありませんね!
ミシャの振れ・焦りを先ず一掃が絶対で、サポーター声援が必要です!
2018年10月05日
今、試合会場から帰宅の途ですが、実は、東京地区はこの時間交通網がズタズタの大混乱状態で、電車が停止、大混雑で乗車困難となり、コンササポーターは帰路苦境のど真ん中です。
私は、逸早く、新幹線に飛び乗り東京まで来て、大混乱地区から脱出し、ブログを書いています。
走り負け、勝負への執念負けが露呈し、3選手の大きさ、重さを嫌になる程感じた敗戦。
この戦力では、横浜FMには完敗、という事は証明されてしまいました。
帰路、未だまだ先は長いですが、もう一度思い返して反省しかありませんね。
2018年10月05日
石川が交代するようです。 ピッチにいません。 ここまでは、想定内、ここからの後半戦、怒涛の攻撃が出来るが、コンサ試合展開です‼️ 雨も20分から上がり、コンサの逆襲と逆転勝利をまたまた現実に! 早坂のポジションがぼろぼろでしたので⁇
2018年10月05日
サポーター合戦は、 横浜FMとコンサ、同じ曲で、横浜FMサポーターチャントに被せて、コンサ同チャントで封じ、コンサ勝利‼️ ちょっとだけ、横道! 日産スタジアムの会場スタッフは、可愛子ちゃんとイケメンだらけ。 流石、横浜浜っ子‼️で美人の産地だかあります! 済みます! 本題に! 今日の試合は、ミシャ戦術の完成形で、強豪横浜FMを降格圏へ落とす試合‼️ 前半戦は、激しい均衡展開になりそうですが、後半コンサ試合支配で勝利を勝ち取る典型試合を達成しましょう!
2018年10月05日
日産スタジアムは、入場案内が雑で、なんと1時間近く入場にかかり今、座席を確保。 会場は、雨も殆ど上がって、絶好のコンディション! コンササポーター席は、横浜FMサポーター席とほぼ同数で、屋根もせり出して、快適にサポーター戦を行なえます! では、スターティングオーダーも、予想通り。 激戦予想の中、勝利を勝ち取りましょう!
2018年10月05日
現地は、涙雨の様なシトシト雨が降り続いています。
試合開始の予想天気は、
気温20度、2m/時間の雨、湿度94%、北風3m、
ピッチコンディションは、降りだしてから4時間経過で「やや重」状態。
横浜FMも、コンサも、パスサッカー戦術ですので、まあまあ好コンディションでしょう。
ただ、サポーターは、ずぶ濡れ必至の過酷コンディション‼️
サポーターの根性を出して行きましょう!
という事で、本日入場者数は、かなり少な目が予想され、多数コンササポーターの独壇場と、なるかも、です。
本日の雨は、横浜FMの涙雨!
コンサの勝利を讃えるシャワーにしましょう‼️
2018年10月03日
金曜試合日まであと2日間。
最後のシュミレーションで課題検討を。
テーマは「前線からの守備への対抗策」です。
1.「前線からの守備」の狙い
横浜FMは、2017シーズン失点数リーグ第5位の堅守を誇っていましたが、
2018シーズンは一転、「より攻撃選手数を増やす攻撃型・その分守備枚数減少」のフォーメーション転換により、ボランチ(アンカー)+4DF(バック)守備力が低下し、失点数が急増悪化となり、失点数はリーグ第16位の守備破綻状態に転落しています。
所が、「前線選手数増加」は、攻撃力だけでなく、「前線からの守備力」の上昇ともなり、昨シーズンを更に上回る「前線守備力」が構築されています。
ここでは、メイン戦術となっている「前線からの守備」の狙いを確認しましょう。
〔狙い〕
①「前線」=「敵陣ゴールに近いポジション」 で、
「ボール奪取」と「ゴール前ショートカウンター」により、
「得点獲得力」を上昇させる。
(=現代流・流行の「アクティブカウンター」を攻撃の中軸とする狙い)
②「アクティブカウンター」は、相手陣でのボール奪取プレイで、
そのポジションまでの「ビルドアツプ不要」となります。
詰まり、ゲームメイク力が低いチームでは、
「守備」と「攻撃」への一石二鳥戦術となるのです。
ここ毎年、主力移籍流失
2018斉藤学・バブンスキー、2017斎藤学・マルティノス
2016兵藤・中村俊輔・ファビオ、2015藤本淳吾で
ゲームメイカー・パサー流失で、
2018代替は 天野純・大津に託しましたが、レベルダウンは痛切です。
そこで、前線・攻撃選手+インサイドハーフの「5選手による前線守備」
戦術採用となっている訳です。~実は「苦肉の策」、という事ですね。
2.次節での「横浜FM想定」プレイ
では実際の「狙いプレー」を確認しましょう。
想定のマッチアップ状況は、 [横浜FM選手]
↑ <横浜FMゴール>
-----------センターライン--------
[扇原]
[大津] [天野]
深井 兵藤
菅 [仲川] [ウーゴ][遠藤] 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
↓ <コンサゴール>
基本フォーメーション:コンサ「3-4-2-1」VS横浜「4-1-2-3」
を図示していますが、
A.コンサDF3枚vs横浜3枚が完全マッチアップ
1:1での勝負で「負ければその瞬間、GKと1:1」
B.深井・兵藤のボランチは、そのままでは、
前線3枚とインサイドハーフ2枚に挟まれ、
2:5で圧倒的数的不利状態で、
マッチアップ
~同時にプレスバックで背後から「隙」を突かれる
~更にもう1枚がアタックでボール支配不能
~「ボール奪取」 が濃厚となります。
C.そのため、唯一のヘルプ手段がGKソンユンへのバックパスとなるが、
横浜前線3枚連携による<1:3圧倒的数的優位>での
GKへアタックで、
「パスコースを完全に閉じられ」、
「パス躊躇・ボール不安定キープ」状態は、
「絶好のボール奪取→無人ゴールへ流し込み」となります。
更に、ミシャ戦術でシステム可変した「4-1-5」状態では、
1ボランチは、常時「数的不利状態」、
4DF陣も、「前線3+2インサイドハーフ」の「4:5数的不利」で、
「ボール奪取~ショートカウンター」炸裂です。
川崎戦の「ビルドアツプ局面でのボール奪取多発」の再現となってしまいます。
3.コンサ「対抗策」
「前線からの守備~アクティブカウンター攻撃」の展開への対抗策は、
結構難しい対策ですね。
そんな中、恐らく唯一の対抗策が以下の内容です。
結論は、
【相手複数選手のアタック前のパス】しかありません。
詰まり、数的不利局面は、フォーメーション上「発生必須」で、
その回避策は「ミシャフォーメーション変更=ミシャ戦術破棄・不採用」しかあり得ません。
「ミシャ戦術・その高レベル実践」に勝負・命運を賭けているコンサにとっては、その選択は問題外、あり得ないものですね。
そこで、
ポイントは【相手横浜のアタックのタイミングを外す】プレイとなり、
【相手横浜がアタック前にパス完了】プレイしかありません。
そこで、【相手アタックのタイミング】とは?、との検討がポイントです。
コンサが、「ボール奪取~守備から攻撃へ切換」のプレイ=GK・DFラインからの「ビルドアツプ」プレイです。
そして、
「そのプレイポジション」は「横浜前線選手」より2~4m位低いポジションで、そのポジション・ポイントへ「横浜前線選手がスプリント・プレッシング」「一瞬後にアタック選手の脇選手が連動してアタック」となりますが、
そこに実は、「2~4秒」のタイミング差が発生します。
その「2~4秒差」をそのまま「待ってしまう」と「横浜前線のアタックが成功・到達」してしまう事態となってしまいます。
ここに解決ポイントがある、とピンときました。
即ち、
「コンサがボール奪取後、3秒以上掛かるパス」は「横浜の数的優位アタック」に襲われ「ボール奪取」濃厚となるため、
「コンサボール奪取後、1~2秒でパス」する方法です。
そこで、この「2~4秒」の意味が、今度は問題です。
コンサ選手は、この「2~4秒」に何をしているか?、ですが、
答えは、
・GKパス→DFへ:GKの方向を向いて(後ろ向き)パス受けが大半→「後ろ向き」から「前向き」へ立ち位置・方向転換→中盤・サイド選手ポジション・予想プレイの情報確認とパス先選手決定・判断→中盤・サイド選手へパス、 となり、<前向きへの方向転換とパス先情報確認・選別・決定>のための時間でした。
このパターンは、DF選手→ボランチ選手の場合でも同一パターンですね。
ここまで、プレイ・進行手順・意味を確認して、解決策が見えて来ました。
<前向きへの方向転換とパス先情報確認・選別・決定>時間を、
「0・解消」出来れば、
「3秒以内パス=横浜アタック前パス成功=横浜前線からの守備無効化成功」です。
答えは、
コンサの得意プレー思想・コンセプトの
【組織・連携ビルドアツプパス】です。
つまり、【2選手での連動・連携でのビルドアップパス】です。
具体敵には、
下位ポジションからのパス受けは、
第1パス受け選手
<正確なパスレスポンス・成功とするため「後ろ向き=パス出し手向き」のパス受け>プレイ
→
第2パス受け・ビルドアップパス出し選手
<その斜め後ろにサポート・ビルドアツプパス選手ポジション・位置取り>し<その選手は「前向き」状態で、中盤・サイド等選手ポジションを事前把握・適正選手選択済み>で、
<第1パス受け選手から、ワンタッチパス=1秒タイムで>を
<斜め後ろポジション第2パス受け・ビルドアップパス出し選手>へパス、
<第2選手は「前向きのまま、事前把握・判断済みパス出し先へビルドアツプパスを、1秒でパス」>
→中盤・サイド等選手へパスとなり、「前線からの守備」は不発となる訳です。
タイム・時間は、
<第1選手パス受け・ワンタッチパス「1秒」>
<第2選手ビルドアツプパス「1秒」> の計「2秒ビルドアップパス成功」ですね。
このパス交換スタイルの典型は、
「ポストプレー」~「ポストからのバックパス」~「その位置からの崩しパス」、とのよく見る展開・局面で、
DF陣・ボランチへの応用版です。
ここまで、システマチック・オートマチックにプレイしているチームは、Jリーグには存在していませんが、欧米チームでは良く見るスタイルですね。
コンサ「ミシャ戦術」の中で実用化は、現在コンサ攻略の有力戦法「前線からの守備、ビルドアツプ局面でのボール奪取狙い」には絶好対策と考えます。
金曜試合に現地参戦予定ですが、「2-1 コンサ勝利」獲得を克ち取る「力強いサポート】実践と共に、自信の目でその攻防・対抗策を確認したいと思います。
2018年10月02日
鳥栖戦の「ミシャ戦術での勝ち方」を再確認し、勢いに乗って「横浜FM戦・前回対戦に続く連勝」を掴み取りましょう!
しかし、ここに来て「想定外の阻害要因:イエロー累積」による最重要3選手「出場停止」で離脱、の危機到来!
しかし、前ブログで確認のコンサ19名「ミシャ・チルドレン」で、残る「16選手」により、より高いレベルの「ミシャ戦術実践」で「対横浜FM連勝」を克ち取りましょう。
では、事前点検です。
1.横浜FM現況
順位11位 勝点35 10勝 5分13敗 50得点 48失点 得失差2
2017最終
順位 5位 勝点59 17勝 8分9敗 45得点 36失点 得失差9
昨年との差(最終予想値対比)
△6位勝点△17 △2勝△2分+9敗+16得点+22失点 △6
得点力は、爆発的に増加するも、失点数もそれ以上に悪化し、チームカラー「攻守バランスの良さ=攻守ともに高いレベルチーム」から、「攻撃・得点力中心、守備低下チーム」へ変貌しています。
フォーメーションを、
2017【4-2-3-1】・・個々の高い能力プレイでの勝利を積み上げ、リーグトップの高い守備力、個々の突破・高い決定力の強力攻撃力の攻守高レベル戦力
⇒ 監督交代で「高い守備力・攻守バランス型」を「より攻撃型」を目指し、
2018【4-1-2-3】・・3ボランチ(アンカー+2インサイドハーフ)+3トップ。攻撃バランスをより攻撃へ偏向し「攻撃力アップ」型で得点力急上昇。しかし、アンカー両サイド脇のスペースコントロール、アンカーがDF陣へ吸収でのバイタルエリア・スペースコントロールで、システム上、マッチング漏れが多発し、アンカー「扇原」能力の限界もあり、失点急悪化の結果です。
「個の力」主体は変わらず「組織・連携力は低レベル」のままで推移し、現在順位の通り、低迷状態。
特に、中断明けからの戦績が、13試合で「6勝0分7敗・27得点24失点」1試合平均「2得点・1.8失点」は、リーグ平均1.3得点・1.3失点対比で「+0.7得点・+0.5失点」と<激しい得点力と失点数>で、「引き分け0」も特異で、<勝つか負けるかイチかバチか>展開となっいます。
実は、勝利・敗戦にめー明らかなパターンがあります。
例外は1試合のみで、
<複数得点試合⇒勝利><1得点以下試合⇒敗戦>パターンです。
横浜FMが、
【2得点以上獲得では勝利、それ以下で敗戦】となりそうです。
2.前節(第28節)試合データ値(コンサ対比)
横浜 コンサ 対比(コンサ〇・△・×)
勝敗 5-2 〇 2-1 〇
得点 5得点 2得点 ×
30m侵入数 46回 41回 △
シュート数 21本 15本 ×
枠内数 13本 8本 ×
PA内シュート数 11本 10本 △
PA内シュート率 52.4% 66.7% 〇
決定率 23.8% 13.3% ×
パス数 465本 479本 △
成功率 81.9% 83.7% △
クロス数 14回 12回 △
成功率 21.4% 25% 〇
失点数 2失点 1失点 〇
被シュート数 10本 17本 ×
被決定率 10% 5.9% 〇
支配率 53.1% 52.2% △
走行距離 119km 112km △
スプリント数 171回 125回 ×
攻撃項目は、ほぼ全て横浜FMが優位。しかし、どちらも「攻撃力チーム」数値で、複数得点可能値。
守備力項目は、コンサ優位で。
両チームともに、試合結果の決定要因【複数得点獲得】を目指す闘いで、前回「厚別対戦の試合展開」通り、
「横浜FM積極攻撃」で試合展開の中、DF・GKの「ブロック守備」で「1失点以内」と出来るかが試合結果決定ポイントで、
後半、コンサの「反転攻勢」で複数得点獲得による逆転勝利が、予想試合展開となります。
横浜の予想メンバーは、
遠藤 ウーゴヴィエイラ 仲川
天野 大津
扇原
山中 畠中 チアゴ 松原
飯倉
SUBに、久保 が居ますね。
3.コンサ戦術・試合展開
前回対戦の通り、「ミシャ戦術の実践度」がキーポイントとなる試合です。
前半・試合開始は、横浜FMの「強力・単発攻撃」が殺到し、「緊密ブロック・組織連携守備」で攻撃を跳ね返し、ボール奪取からの「長・短カウンター」と「ショートパスビルドアツプ・パス戦術」の多彩パターン攻撃を仕掛ける展開です。ハーフタイム近くでは、均衡状態・「1失点まで」の中、
後半から、コンサ攻勢:守備陣ポジションアップ・攻勢を仕掛け、多彩パターン+セツトプレー攻撃で、連続複数得点獲得し「決勝点獲得」まで到達し、均衡状態の中、コンサ【 2-1 】勝利・勝ち点3獲得で完勝、との展開です。
フォーメーション・システムは、「ミシャ戦術」【3-4-2-1】基本・可変システム・ミドルレンジDFポジション・前線からのボール奪取、ですね。
ポイントは【シュート決定力】に掛かっています。
前ブログで確認した「シューター:ジェイ・駒井・三好・チャナティップ・菅・進藤・深井、白井・宮吉」に掛かっていますね。
都倉・宮澤・福森の穴は、十分埋まり、守備力はミンテ・石川で補完出来ます。
纏めますと、予想試合展開は、
試合開始 ~ 20分 横浜FM攻勢主体。
ボール奪取からのカウンターを中心に、反撃。
~ 30分 横浜FM先制も想定。
~ 45分 コンサ反撃から均衡状態。
後半開始 ~ 60分 コンサ選手交代。
攻勢開始。
~ 75分 反撃から、コンサ複数得点獲得。
~ 90分 均衡状態でタイプアップ。
【 2-1 】逆転勝利!!
となります。
3.コンサメンバー予想
前ブログでは「ジェイ」の不調、サブ・シャドー起用を指摘しましたが、
今節は、主力3選手離脱から、ジェイ中軸しかありません。
ジェイ
チャナティップ 三好
菅 深井 兵藤 早坂
石川 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 駒井 60分シャドーへ「切り札」投入。
小野 60分ボランチへ「切り札」投入。
荒野 60分ボランチ
宮吉・白井・菊地
菅野
後半のコンサ攻勢時間帯のメンバーがポイントで、
「ジェイ・三好・駒井」の攻撃陣
「小野」パサー、「兵藤」アンカー
「菅・石川・早坂」サイド攻略
「石川・ミンテ・進藤・ジェイ」セットプレーターゲット
プレスキッカーは、三好・兵藤。
これで決まり・・! 如何でしょう?!
4.今節「横浜FM戦」現地参戦予定です。
金曜夜試合ですが、たまたまスケジュールを空けてしまいました。
【現地で、コンサ勝利!!】を掴んできますね!
2018年10月01日
2018シーズンも大詰め・終盤戦に突入し、劇勝鳥栖戦での「勝ち点3」獲得で進撃開始です。
ここで、最終盤に辺り、「攻撃陣」の得点力にフォーカスしてみます。
1.今シーズン、出場数・シュート数・決定率
3事項を基本に点検です。
①出場選手~出場数順位に~
1位 27試合 ソンユン・進藤
3位 26 菅
4位 25 福森
5位 24 駒井・都倉
7位 23 ミンテ・深井・宮澤・チャナティップ・三好
12位 20 荒野
13位 18 石川・ジェイ
15位 16 早坂
16位 12 兵藤
17位 8 宮吉
18位 7 小野
19位 6 白井
ミシャコメント「起用可能選手」は、この19選手+菅野限定です。
<対象外・育成対象外、5選手(田中・河合・菊地・稲本・内村)は、
シーズン後、その存在意義を問われ、チーム編成・選別があります。>
「育成」対象選手(下線選手)7選手は、起用の中軸です。
ジェイは「サブ回数」の扱いですね。・・ポイントですね。
②シュート数・得点数・決定率
シュート数
順位 総数 Name 平均/試合-順位 得点-順位 決定率-順位
1位 62本 都倉 2.6 ① 12-① 19.4%-④
2位 43 ジェイ 2.4 ② 4-③ 9.3%-⑦
3位 40 三好 1.7 ③ 1-⑧ 2.5%-⑪
4位 30 チャナ 1.3 ④ 5-② 16.7%-⑤
5位 23 福森 0.9 ⑥ 2-⑤ 8.7%-⑧
6位 21 駒井 0.9 ⑥ 0-⑬ 0%-⑯
7位 20 菅 0.8 ⑧ 1-⑧ 5.0%-⑩
8位 15 宮澤 0.7 ⑩ 1-⑧ 6.7%-⑨
9位 14 進藤 0.5 ⑬ 3-④ 21.4%-①
10位 13 深井 0.6 ⑪ 2-⑤ 15.4%-⑥
12位 5 白井 0.8 ⑧ 1-⑧ 20.0%-②
5 宮吉 0.6 ⑪ 1-⑧ 20.0%-②
シュート数は、都倉が圧倒するも、三好・チャナ、駒井・菅もコンスタントに毎試合シュートをプレイし、「得点源担当選手」指定。
また、「決定率」は、進藤、サブ白井・宮吉が圧倒、都倉・チャナ・深井は「決定力選手」です。問題は、ジェイの決定力の低さです。
現在のジェイプレイでは「CFは都倉に譲り、ビルドアツプのシャドーが相当」となります。
※「得点源選手」「決定力選手」への「決定力アップ」選別トレーニングが必要です。「特定ポイント」シュート、「GKの届かないシュート」トレーニングを、 特訓しましょう。
③攻撃陣現況・推移
ここ10試合でのシュートプレイを個別選手毎に確認。
・都倉絶好調・・シュート19本⇒6得点~決定率31.5%<平均19.4%から、+11.9%も上昇し、リーグトップ水準に到達>急上昇です!!本人の「意識・認識」と「冷静なプレイ実践」に尽きます。本人の努力の賜物ですね!!~大称賛を贈りましょう!!~
・チャナティップ好調・・シュート13本⇒3得点~決定率23.1%<平均16.7%から、+6.4%上昇しています。攻撃的姿勢・意欲・意思が原因ですね。同じく~大称賛です!!~
・ジェイ大不調・・シュート決定については、完全に大ブレーキです。7試合連続無得点・シュート20本でも「無得点」・決定率0%<意識・認識の問題>監督から起用・チャンスを与えられ続けていますが、「シュート決定力」はブレーキ状態。ゲームメーク・チャンス拡大能力は高く、起用ポジションやタイミングの「工夫・対応」が必要な状況。(シャドーポジション起用、サブ途中投入起用)
・進藤低調・・ここ10試合もコンスタントにシュートをプレイするも決定局面のレベル低下=ラストパス低下で決定力ダウン。シュート8本⇒0得点。
・三好変化・・シュート数チーム3位の三好に「待望の得点獲得」。シュート16本⇒1得点獲得となり、「冷静なシュートプレイ」で「決定力上昇」を目指したいですね。
2.残りシーズン試合への反映
「攻撃陣」に変化があり、試合起用も変更が必要ですね。
「ジェイ」中軸・CFから、「都倉」中軸・CFへ、ここ暫く転換が相当です。
ジェイは「自我・自己存立は高い選手ですが、責任感も強い性格」です。
往々にして、スタメン起用は、好調時は更に上昇の方法論ですが、不調時には更に低下の結果を招き兼ねないものです。「結果不成功での途中交代」連続は、「実戦での低プレーに駄目出しする」ものが、本質です。決して、好調時、好成果による「お役御免交代」ではありません。
結果、次戦以降、攻撃陣は、
スタメン CF 都倉
シャドー 三好・チャナティップ
サイド 駒井・菅
サブ・途中交代 場合によっては、
シャドー ジェイ 投入
が良いですね。
コンサ試合展開も「試合最終盤での劇的逆転」は、成功率の低い展開です。
「前半戦」より「着実に得点獲得」の試合展開のため、決定率急上昇「都倉」スタメン起用で、試合展開変化・進化を図りたいですね。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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