2018年09月29日
皆さん
祝杯の味はいかがでしたか?!
久し振りの「クラシック」は喉とハートに浸みましたね。
守備主導の「鳥栖」は、前回対戦以上に戦力は低下し、「前線からの守備」を完全に喪失し、攻撃の「多数選手の連動性」も「攻撃選手は単発」ですっかりストロングポイントを喪失していました。
しかし、そんな「ダメージの大きい鳥栖」相手でも、「勝利のメンタル」が自信喪失・不安増大のコンサ選手には「荷が重い」試合展開。
本来の戦力・実戦力なら「4-1」が相当な試合内容でしたが、「シュート精度」を特別低下するプレイで「決定機にシュートを外し続け」ました。
ジェイは、絶対的決定機のPK、それ以外に2点、三好も、決定機1点、菅・早坂もそれぞれ1点ずつ、特定選手に決定機集中ではなく、多数選手に決定機が分散するのは、いつもの通りですが、「シュート」に過度な緊張・冷静さを欠くプレイだらけで、「シュートを撃つ恐怖心」から、シュート忌避寸前でした。
しかし、勝利の試合結果獲得は、選手全体に蔓延している「こんな緊張感」を一気に吹き飛ばしてしまいます。
次戦での「ミシャ戦術炸裂」で完全に復帰・復活ですね。
ただ、試合の代償も大きかったです。
イエロー 福森4枚目・ジェイ3枚目・都倉4枚目・宮澤2枚目となり、次戦福森・都倉は出場停止、ジェイもあと1枚まで、となってしまいました。
ジェイは、暗転中だつた「シュートの恐怖」の呪縛が更に強まってしまいました。次戦も「強い過緊張・恐怖心」でのシュートプレイが継続ですが、実戦経験・体験の中で脱却するしかありません。~決定機の消耗・無駄遣いも多くなりますが~
鳥栖の選手は、無事帰還できるのでしょうか。また、今節、台風で中止の、C大阪・名古屋、磐田・湘南の2試合の日程も大きな影響を残しそうですね。
コンサ・名古屋の第18節残り試合とともに、今後りシーズン展開で、ポイントとなりそうです。
少しだけ、試合スタッツを点検。
コンサ 鳥栖
前半 後半 全体 前半 後半 全体
50% 52% 51% 支配率 50% 48% 49%
53.7 58.8 112.5 走行距離 53.1 56.5 109.6
7 8 15本 シュート数 8 8 16本
4 5 9本 枠内数 4 4 8本
261 261 522本 パス数 218 216 434本
83% 83% 83% 成功率 76% 76% 76%
1 1 2回 CK数 5 7 12回
数値上は、コンサ・鳥栖は、パス数・成功率・CK以外は同数値・同レベルだした。しかし、コンサ攻勢・鳥栖守備的と見えたのは、鳥栖の守備位置・ボール奪取位置の低さによるものと、実際、パス交換の差が、連携攻撃の差に直結し、攻撃レベル差を感じさせた理由でした。
びっくりですが、試合数不均衡の中ですが、4位・3位鹿島と勝ち点差1のみ、とランクアップ。
何はともあれ、コンサの選手・チームスタッフ、そして我々サポーターは、一息ですね。
ゆっくり勝利の余韻を味わいましょう。
2018年09月28日
正念場第28節鳥栖戦<ミシャ戦術の機能発揮・完全実践>を賭けた試合。
コンササポーターも真の実力を問われた試合ですね。
完勝で、公式戦4連敗を阻止する試合です。
では、コンサからの戦術・試合展開・メンバー予想です。
1.戦術・試合展開
ここ3連敗は、3試合連続ミシャ戦術の機能低減試合でした。
川崎・鹿島のリーグ戦2連敗は「戦術上の課題を全て突かれ、戦術の機能不全」の敗戦。
水曜、磐田天皇杯戦は、選手の意識・認識・運動量の低下試合でした。
看板「ミシャ戦術」の全面実践を掛ける試合です。
闘志溢れる「積極的対戦姿勢」で、ミシャ戦術のフルバージョン実施です。
多彩パータン攻撃で、相手の堅守・守備優先戦術を突破し、複数得点獲得で、3得点獲得が勝負・試合のポイントです。
前回対戦では、試合開始・前半で、コンサはフィジカル低下課題から消極的姿勢により、鳥栖の試合コントロール・支配展開で、コンサ危機の連続・チャンスメイク消失となり、後半、選手交代・ミシャ戦術の前線からの実践で、逆転勝利となったものでしたが、
明日は、前半より「全面攻勢、攻勢時間帯維持」とするものです。
2.試合展開
という事で、
試合開始 ~ 20分 コンサ運動量・相手へのアタックを活性化し攻勢
先制点獲得
~ 45分 攻勢を出来るだけ長く維持、
< 1-0 >
後半開始 ~ 60分 一進一退
60分で選手交代・活性化
~ 75分 コンサ攻勢し、追加点獲得
~ 90分 完勝 < 2-0 >
3.メンバー予想
試合開始から先制点獲得・攻勢で追加点獲得とする起用です。
ジェイ
チャナティップ 都倉
菅 深井 宮澤 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 宮吉・白井・早坂・三好・石川・小野
菅野
メンバーはこれ以外はあり得ませんね。
勝ち点3・勝利獲得は、サポーターの声援でのドーム力形成にあります。
全サポーターの総力を表す時が今、ですね。
2018年09月27日
今シーズンも終盤戦、残すところあと8試合。
今シーズンの集大成・完成を目指す過程です。
しかし、チーム状況は、シーズン途中の好調・急激上昇チーム力が、他チームのコンサ対策が発端で、崩れ出してしまっています。
ここに至る・第25節までは、「ミシャ戦術」を良くも悪くも、一途・真っしぐらに・わき目も振らず、戦術実践度上昇のみを懸けて邁進して来ましたが、第26節川崎戦で、今シーズンの課題点を一機に狙われ、戦術不能状態での大敗の結果まで追い込まれ、激しく根本的なダメージを受けたまま、次戦第27節強敵鹿島にも、同様に「戦術不能・ズタズタ」状態とされました。
現状は、「ミシャ戦術への信頼・信仰・完遂意識」が低下する【意識・認識の低下・悪化・自信喪失】が勃発し始めています。
その結果は、「積極性・明朗な取り組み姿勢・絶対的な自信」の低下、つまり選手意識の弱体化が根付きかけ始め、唯一の解決・解消手段が「勝利・勝利意識」と追い込まれている所ですね。
昨日、天皇杯磐田戦は、激しい降雨の中での苦闘戦でしたが、勝敗結果の決定要因は「選手の勝利意欲の差」で、「走行距離・スプリント数・集中度・ボールーの執念」で劣後した事が主因で、2軍状態と言うだけではなく、選手のメンタルの敗戦、でした。
しかし、再度確認ですが、飛躍の今シーズンの大詰め・集大成・完成とする場面であり、「格別の、大変貴重な、キラキラの試合・試合体験・プレー」で、選手の「憧れる程の、掛け替えの無いダイヤモンドの価値の試合」という事です。その一点のみの正しい理解・認識で、回復・復活するメンタルですね。
サポーターの力強い声も、選手に届く、選手の身体に浸みて行く事で、各選手で、正しい理解・認識に立ち戻れる、ですね。
次戦、鳥栖戦の本当の意味がここに在ります。
では、本題に。
1.鳥栖現状
順位15位 勝点30 7勝9分11敗 22得点28失点 得失差△6
昨年 8位 47 13勝8分13敗 41得点44失点 △3
△7 △10 △3勝3分±0 △13得点+9失点 △5
降格圏争いの本命の危機。得点力が△32%・13得点低下が不調原因。失点阻止の守備力は上昇しているが、それ以上に得点力が低減し、攻守バランスが崩壊。
本来戦術は、現監督の戦術「前線からの組織的な守備からボール奪取、キープ力ある前線にボールを預け、2列目の選手がフォローしていくスタイル」でアクティブカウンター・全員攻撃全員守備で、走力重視の戦術。
所が、今シーズン、最前線FWは、第2登録ウィンドー期に、豊田Rバツク・トレス・金崎電撃加入と豪華陣に変貌するも、2・3列目が移籍変動は無かったにも拘らず、低迷し、チャンスメイク・シュートチャンス数が激減し、豪華FW陣は宝の持ち腐れ状態。全く改善せず、順位上昇の目も見つかっていません。しかし、戦績が低迷のため。益々、守備主導のカウンター型で、「前線からの守備」の作動位置が徐々に低下して来ています。そのため「相手陣でのボール奪取~アクティブ(ショート)カウンター」ではなく「自陣よりのロングカウンターで、ミス・ボールロスト率が高くなり、失敗率が上昇」してしまっています。失点数は、リーグ5位の高水準にも拘らず、降格圏という事は「守備バランスに傾き過ぎ、攻守バランスを失していて、攻撃バランスが低下」で得点機会・得点力を喪失しているものです。
このままでは、降格が濃厚です。
2.対コンサ戦
前回コンサ戦を少し振り返りましょう。
・鳥栖の戦術は、今シーズン初採用の〔5-3-2〕システムで、コンサの「5トップ」に同数マッチアップをさせ、数的不利を回避する「一見守備的」、ただ、その布陣ポジションが、自陣深くではなく、より高い「M3rd底位置をDFライン」とする攻撃的ポジション。
狙いは、コンサのビルドアップ=GK・DF起点のパス交換を阻止・襲うもので、前半~後半中盤まで、コンサのビルドアップポイントを狙い続けられ、コンサのミスパス多発・実際福森⇒石川のパスミスをカットされ失点となり、更に、10回以上、同様にカウンターを食らい、多数の失点局面発生となつたものでした。
・しかし、鳥栖の5バックシステムは、本来守備システムで、事前想定の通り、ビルドアップブロックポイント(GK・DFからのパス交換開始)を掻い潜ると、そこからは、コンサの自由自在・多彩攻撃となれる筈のものでした。
しかし、両サイドの切れの悪さ(累積疲労の低フィジカルから)、攻撃陣3枚のパフォーマンスの低さから、チャンスメイク~シュートチャンスも作れず、結果、前半~後半前半まで、コンサ守備一辺倒・鳥栖攻勢で、失点では、いよいよ「連続勝ち点」も至難の状態でした。
その中、ミシャの事前試合プラン「前半粘り強く耐え切る~後半一気に逆襲、最小失点は逆転する攻撃・得点力がある」の通り、起用全選手、熱い闘志・強いコミュニケーション・連携・身体一杯使ったプレイで「前半0-0」を達成した事が、後半の逆転勝利の第一原因です。
・そして、本節の勝利獲得の後半展開です。
後半開始後、前述のビルドアツプポイントでのミスプレイで失点するも、
選手交代を契機に「後半勝負」の通り、システム変更し「攻撃システム」。
そこからは、ミシャ戦術の多彩パターン攻撃から、想定通り「2点」獲得。
その中、「ジュリーニョの涙」の感動場面で、ミシャ戦術・攻撃スタイル発揮でした。
3.前節鳥栖データ
得点 1 (コンサ) 0
シュート数 15本 8本
枠内数 3本 0本
PA内数 11本 5本
PA内率 73.3% 62.5%
決定率 6.7% 0%
30m侵入数 42回 46回
パス数 435本 561本
成功率 73.3%16位 84.5%9位
クロス数 23本 14本
成功率 21.7% 28.6%
失点 1 2
被シュート数 19本 14本
被決定率 5.3% 14.3%
走行距離 109km 107km
スプリント143回 135回
ほぼ全項目、コンサが劣後しています。【決して、降格圏に現在いるという事だけで、安易にコンサ優位とする事は、まったく不能です。】
前回対戦も、均衡の緊迫・逆転勝利試合で、プレイ水準・数値にはコンサの優位はありません。
「戦術・実践力」での勝利が前回勝利でしたが、今回対戦は、益々その点に、勝利獲得のポイントが集約・凝縮されています。
矢張り<ミシャコンサの完成形>を果たす・実現する試合でのみ、「勝利獲得」となりますね。
2018年09月25日
今シーズンは、例年にはない展開が出現しています。
今シーズンを表す言葉は一言で「混戦」に尽きます。
残り7節まで到達し、近似勝ち点差に複数チームが集中していますね。
同様傾向は、例年どこかの順位位置に集中がありましたが、今シーズンの様に中心点が3つもある事は非常に珍しい現象です。
本ブログの点検は、この点から開始します。
1.勝ち点現状
順位・勝ち点・チームを掲載すると、
下位との勝点差
1位 56点 広島 4
2位 52点 川崎 9
3位 43点 FC東京 1 |
4位 42点 鹿島 1 |
5位 41点 C大阪 0 | 勝点差2位内3位~7位
6位 41点 仙台 0 |
7位 41点 コンサ 4 |
8位 38点 浦和 2
9位 36点 神戸 2 | 勝点差2位内9位~10位
10位 34点 清水 1 |
11位 33点 磐田 1
12位 32点 横浜FM 1 |
13位 31点 名古屋 0 |
14位 31点 湘南 1 | 勝点差2位内12位~17位
15位 30点 鳥栖 0 |
16位 30点 柏 0 |
17位 30点 G大阪 3 |
18位 27点 長崎
3つの「勝ち点差2位内グループ」があり、毎試合の勝ち点に連動して、順位は大変動となっています。ここまで激しい「接戦・僅差・混戦」はリーグ始まって以来初の現況です。
その理由が、次の項目に由来します。
2.得点力上昇=失点「0」は困難傾向の進化
前26節に続く今27節の現象が、
得点「0」チームは、26節・27節連続で「わずか3チームのみ」=失点「0」チームは2節連続で「3チームのみ」となりました。
前節「0」得点チーム;コンサ・FC東京・広島
今節 同 ;コンサ・仙台・神戸 のみで、コンサは2試合連続無得点の唯一のチームです。
リーグ序盤~中盤は、「失点防止力」=守備力が主因でしたが、
終盤戦は、「得点力」=攻撃力が主導で攻守バランスも必要、に変化しています。
シーズン得点数を点検すると、
順位 失点 得失差
1位 45得点 横浜FM 14位 46失点リーグ16位 △1
2位 43得点 名古屋 11位 48失点 17位 △5
3位 42得点 川崎 2位 20失点 1位 +22
42得点 広島 1位 21失点 2位 +21
5位 38得点 清水 12位 40失点 14位 △2
6位 37得点 鹿島 8位 34失点 8位 +3
37得点 浦和 9位 27失点 4位 +10
8位 36得点 仙台 6位 38失点 11位 △2
9位 35得点 コンサ 7位 38失点 11位 △3
10位 34得点 FC東京 3位 25失点 3位 +9
・・・・・ キリが無いのでここまでで。
現順位は、失点に連動していましたが、終盤戦は、得点力がポイントで、高い得点力による「勝利・勝ち点3」獲得が絶対条件です。
コンサは、公式リリースやマスコミリリースで宣伝した通りではありません。得点力は「リーグ中位の実力」、更に守備力は「リーグ下位の実力」数値でしかありません。このままでは、その数値通りの順位にしかなり得ませんね。
あらためて「超攻撃スタイル」を標榜しているに拘わらず「得点力は攻撃スタイルチームに程遠い得点力しか無い」との実態を直視するしかありません。
将来を掛けた「攻撃スタイル」であれば「その通りの得点結果」が絶対要件です。「得点力が無い攻撃スタイルチーム」の行く末は、自明の理です。
その原因は、多数回「シュート数=得点機会」、攻撃パターンにはありませんね。そこはここ2戦を除き、成長したストロングポイントとなっているもの。
問題は「ラストパス精度とクローザー精度」の2点に収束されます。
選手能力の問題も大きいポジションですが、「成長・改善の大幅不足」が主因です。「拙い・能力不足選手を起用し続け、実戦経験により、急成長を図る戦略」でしたが、シーズン終盤に至るも、殆ど解決・改善していません。
改善手法・方法の「誤り・不備・甘さ」が主因である事は否定しようがありません。監督・コーチ能力の問題です。
終盤戦で、時間が無いタイト日程の中、唯一の方法が「選手意識の変革・改革」しかありません。該当選手が、本心から、本気で「得点能力不足」を反省するのなら、すべき事に邁進するべきです。口先だけの選手は不要ですし、害です。選手の奮起を祈る事はし続けて来ましたが、「オオカミ少年は何も変わらずそのままです」。
<自己の限界は自己が作る>のダークセオリーがコンサに蔓延り始めているのでしょうか。
前節のコンサシュート7本-枠内数1本-得点無し
今節のコンサシュート8本-枠内数0本-得点無し
得点出来ないのは当たり前です。
「枠内」にさえ飛ばす事が出来ないシュートで、シュートの意味(当然得点獲得ですね)はありません。得点獲得意思の有無の問題です。
問題は、<選手間の信頼希薄化・喪失>の次元にまで至っています。
GK・DF陣は、身体を張って必至のプレイで「失点減退」を図っています。
中盤・サイドは、ギリギリの中、やっとのプレイを重ねて「シュートチャンス」を作っています。
しかし、その先「ラストパサーとシューター」の集中力と意思の欠けたプレイで、そこまでのプレイの積み上げを一気に「無に帰す」訳です。
全力プレイの代償が、安易なプレイによる相手カウンターでは、やってられなくなりますね。
チームプレイに至らない内容は、そこまで努力している選手の信頼感・プレイへの信念を削ってしまいます。徒労感が濃くなってしまうのですね。
実際、「得点獲得」局面では、ミスプレイや苦しいプレーは出て来ません。
「枠外ホームランシュート」で無得点状態に、多発しています。
コンサの正念場は、「前線選手」「監督・コーチ」に来ています。
しかし、ここでの踏ん張り・巻き返しの成功は、大きな成長へ直結します。
「課題・問題の先送り」はもうシーズンは無く、不可能です。
直前試合で解決するしかありません。
その過程・内容に、サポートを贈ります。
2018年09月24日
明日のルヴァン杯16回戦磐田戦は、絶対に勝ちたい試合ですね。
何故なら、
勝利の上、準決勝対戦が、
あの屈辱大敗の川崎戦だからです。
来シーズンまで、大きな負債、重荷を背負い、次回対戦は待ちきれません!
屈辱の大敗を、覆し、リベンジする機会がそこにある訳です。
絶対に勝利することに全力を掛けましょう!
前節の、あの鹿島でさえ、われわれコンサに、疲労度の高い、ACLトップチームで対戦して来ました。
我らが、戦力を落として磐田戦対戦とする事は、磐田チームへのリスペクトに失する姿勢です。
但し、チャナティップは外し、三好スタメンで、責任とプライドを持つプレイを求めましょう。
残りシーズンの中、ギリギリの対戦は未だまだあるでしようが、上位陣との対戦は、貴重な、経験内容豊富な、掛け替えのない対戦です。
この貴重な試合体験を出来る選手は、恵まれた、選ばれた選手ですね。
その中で、自己の存在意味、チーム全体での意味を味わい尽くす試合で、勝利でしか掴めない内容を掴み取るのです。
絶対の勝利を目指し、最大の戦力で当たり、勝利を掴み取りましょう!
2018年09月24日
幾つもの意味・価値を掛けた試合に「完敗」の結果が突きつけられました。
前節川崎戦の大敗と今節鹿島戦の敗戦は、同一の完敗でした。
「スコア」からは「前節の7失点が今節2失点に減少」となりますが、鹿島は「大量得点を取りに来るチームコンセプト・戦略ではない」ため、2失点に止まった、という内容でしかありません。
ミシャコメントもマスコミリリースも「ボール支配率60%(正式は57%)」「パス数コンサ620本VS鹿島336本」と、試合時間帯はコンサ優位を「成長の証」としていますが、負け惜しみにしか過ぎず、実態は「鹿島の意図した支配率・パス数通りに展開」した、という事です。
言い換えれば、鹿島の戦略<ボール支配率もパス数対比も、試合成否には関係なく、重要なのは「局面の支配のみ」>との価値観で、守備・攻撃でのポイント局面での数的優位・高能力発揮での「突破・得点決定力・ボール奪取・阻止」プレイ、とのチーム戦略によるものです。
川崎は「得点に貪欲で、大量得点主義」戦略で「7得点まで到達」しましたが、鹿島は「堅守に自信を持ち、自陣でのボール奪取からのカウンターの短時間帯カウンターにプレイを集中」し、基本は「自陣で待つ」スタイルを通しました。途中で「前線からの守備(鈴木・土居)」で、ソンユン・進藤・福森・石川にハードチェックを仕掛けましたが、その時間帯は短時間で、「川崎戦」の再発は起きませんでした。しかし、その理由は、コンサにあるのではなく、鹿島のコンディションによるものでした。リーグ戦・ACl戦と厳しい闘いでのフィジカル低下があり、今節は「自陣自重型のやや守備的戦術」を選択したもので、前線からの激しいボールアタックは無く、川崎戦の再現は無かったものでした。
詰まり、2戦連続で完敗、という事です。
同時に、大きな欠陥・弱点が露呈されました。
川崎戦は「ビルドアップ力の拙さ・脆弱さ」が主因でしたが、
鹿島戦は、言わば「ミシャスタイルとなったコンサの硬直性・限界」が主因でした。
ここまでの順位上昇の主因は、誰もが認める処の「ミシャスタイル採用と実践」ですね。
その中、チームは、現在起用されている選手に限り「ミシャ戦術の理解と実践」を必死で学習・練習し、現在「ミシャスタイルチーム」となった訳ですが、その代償が「選手の自由・自主・自在性喪失」で、川崎戦・鹿島戦でも、同一パターンの反復しかプレイがありません。そのため、「現在ミシャスタイル戦力」の範囲内対戦は、優位・勝利となりますが、範囲外の「格上・上位チーム」には、現場・局面での「インスピレーション・工夫」の「独創性・創造性」による優位のトライが完全に消滅し、劣後・敗戦となる、という事です。
今節でも、
①プレイの中での自在なポジションチェンジ
②ショートパスに固執し、攻撃全プレイショートパスのみで、サイド攻撃もそのサイドのみとなり、すべて失敗でした。好調時は、長短パスで、攻撃エリア・ポイントも多彩で、相手の準備・的絞りを防止していました。
③同時に、以前得意だった「効果的なサイドチェンジ反復」による、相手陣型を揺さぶりましたが、現在は全くありません。
つまり<攻撃力が完全に停滞>し、現在攻撃力で通用する相手は限られたチームのみ、となっている、という事です。
しかし、上記3項目を意識して改善すれば「ミシャスタイルは更に進化・レベルアップ」します。
その意味では、未だまだ進化形・発展形で、トレーニング次第で上昇も可能、となります。
別の意味で、ミシャコメントが少し気になります!
「累積疲労・限定選手層」の指摘・コメントは、外的要因ですね。今まで外的要因を原因とする事は一切無かったですね。この時点に来てミシャは「本心から、現時点での限界点を認識」している事にみえてしまいます。
選手の成長の限界点・チーム実践力の限界点、シーズンも終盤戦、選手もチームもシーズン終盤戦。選手は次シーズンの存在・契約を懸けられ、チームは次シーズンのポジション・体制を懸けています。
監督としては、当然の意識・認識で、「良くやりました」との評価はあっても、批判・酷評はありませんね。
起用無し選手の<最後の奮起>には期待したいですね。
2018年09月23日
前節の大敗で今シーズンの「課題・膿」を出し切り、本日試合は、今シーズンとしての「回答」を示す試合。
「本気でACL枠を取るのか」をチーム・選手・サポーターが問われる試合。
ここでの「戦績・勝敗」で、チーム順位・ポジションを決める試合。
前節の大敗による「負け犬根性の復活」を排除出来るかを問われる試合。
本日の「ドーム参戦・入場者数は2万人切れ」が濃厚ですが、このまま「ジリ貧入場者数・サポーター数」となるのか、食い止めるのか、を問われる試合。
今節・本日の試合の「意味・重み・価値」は、シーズン毎試合変動などは無い筈ですが、その影響・反映を含めると、シーズンの中「最重要試合」の一つとなります。
対川崎戦での「コンサ攻略戦術」だった「前線からの守備、コンサビルトアップ第1パス・第2パスでのボール奪取、そこからのショートカウンター」は、「鹿島も得意戦術」です。
鹿島は、攻守のバランスの良差が特徴で、
代表クラス選手による個々の高い能力と、
メンバー固定化による「高い連携」による組織力の混合型で、
攻守ともに高い能力ですが、
特に、「攻撃的守備」で「前線・中盤」でも、積極的に「ボール奪取」を仕掛ける「強力ボール奪取力」、そこからの「カウンター」が強烈です。前節川崎戦の再現も十分にあり得るもので、そこの「コンサでの対策・打開策」が問われます。・・・コンサの「ビルドアップ力」のテストです。
その「課題」を打破すれば、いつものコンサ多彩パターン攻撃が炸裂します。
もう一点、シュートチャンスは必ず作れますが、多数回構築は困難でしょう。「数少ないシュートチャンス」に「着実に枠内・GKの届かないポイントへシュート」が最大の課題です。
ジェイ、チャナティップ、三好、ミドルシューターの「本気度」が試されます。また、「切り札都倉」が試合を決定づけるでしょう。
一瞬も目を離せない「緊迫・緊張・均衡」試合ですが、その均衡を崩せる有力手段が「ドーム力」です。2万人切りでも、圧倒するコンサ声援で、「ギリギリの均衡を崩しましょう」!
勝ち点3獲得 < 3-1 >完勝達成を捥ぎ取りましょう!!
2018年09月20日
コンサの現状最大課題が川崎戦大敗・その後の当ブログを始め、各種リリースで指摘され、その対策・打開策へのコンサトレーニング内容が注目。
しかし、トレーニング内容に変化・変動は無い様ですね。
川崎大敗戦の再発は「川崎のチーム力があるから」との認識で、今後対戦の他チームは「そこまでの力は無いもの」との理解の下、再発困難、との見方は「誤り」です。最大のポイントとである「前線からの守備」を持つチームは、次戦鹿島をはじめとして、少なくとも湘南・仙台・浦和・広島の計5チームが「同様コンサ対策」を仕掛けられます。
「前線からの守備」に対する「積極的な対策・打開策」が必須状況です。
今ブログでは、その対策・打開策を軸に、次節鹿島戦の戦術・試合展開・メンバーを想定してみます。
1.戦術~「前線からの守備➡アクティブカウンター」への対抗策~
先ず「対抗策」を検討してみます。
ポイントは、2点あると考えます。
(a)ターゲットポジション(選手)
(b)その方法
即ち、
(a)ターゲットポジション(選手)
ビルドアップの第1・2パスがターゲットで、
第1パス-GK・DF;ソンユン・ミンテ・進藤・福森
第2パス-DF・ボランチ;ミンテ・進藤・福森・宮澤・深井
に限定されています。
(b)その方法
㋐パスターゲットにマーカーを付け、パス先を減少・消滅させ、
パス選択を困惑の状態とし、パスタイミングを遅らせる。
㋑ターゲットポジションに、事前プレイ想定から、
ポジショニング・接近準備の狙い(ポジション変更)プレイ
㋒ターゲットに、メインチェッカー+周囲1・2の複数で囲み、
数的優位状態で、攻撃・ボール奪取。
㋓コンサゴール前の高い位置でのボール奪取からのショートカウンター
とのシステマチックなチームプレイです。
そのため、このコンサ対策積極型「前線からの守備➡アクティブカウンター」は、チーム組織プレー型チームの可能戦術となり、「川崎・鹿島・FC東京・名古屋・湘南・広島・浦和・仙台」が実戦可能となる訳です。
そして、この戦術は、コンサ対策だけでなく、多くのチームへ有力な戦術となり得ます。川崎は更に先鋭化させて来るでしょうし、次節鹿島は得意戦術です。
では、そんな「強力戦術」への対抗策です。
・・・そんなに優秀・強力な戦術には対抗困難・・??・・
ではありません。対抗策はあると思います。
〔対抗策〕
(1)ターゲットポジションでの改善
図示します。
狙われたパターン【×】
↑ 第2Pass
- -
( )
(例)ミンテ🔄 ・・・第1Passを後ろ向きで受け、
(_ _) 前に向きを変え、情報(味方選手位置)把握・選択
↑ 第1Pass 第2Pass出しに
GK 【3~4秒保持;向き回転、把握・選択判断、パス】タイム
第1パスを「後ろ向きで受けた選手が、前に方向転換し、そこで最新情報を把握し、最適選択を判断し、第2パスを出す」ための時間帯が必要で、
その3~4秒ボール保持を狙われたもの。
第2パスを受け、第3パスを出す選手も同一パターンで、その2~3秒ボール保持を狙われたものです。
ポイントは、
「後ろ向きパス受け~前向いてパス出し」、が問題が発生する原因で、
その打開策が解決方法となります。
では、
改善策【 〇 】
(例)ミンテ
(_ _)
↘ 第2Pass ↑ 第3Pass
第1Pass ↑ - -
( )
GK (例)進藤
・・・第1Passを後ろ向きで受け、
そのままワンタッチ斜め第2Passで第2選手へパス出し、
第2選手は、前向きのまま(情報把握・選択判断済)で
第3Passを出す となり、
【第1・2選手共、ボール保持は1秒で、適正パス】
となります。
詰まり、(例)ミンテ単独のプレイを、ミンテと進藤の複数選手・連携プレイとし、相手選手の「寄せ・チェック」は完全に防止、回避となり、また、前向きの第2選手は、余裕をもって、プレイ前に情報把握・判断選択ができ、「より適正ターゲットへのパス」となり、成功率上昇、連続パス成功で、「ビルドアップ力は一機に上昇」となる訳です。
(2)パスターゲットでの改善
パスターゲット・受け手への攻撃的チェックにより「安全なパスターゲットの減少・消滅」への対抗策が必要ですが、
意外に、単純策が有効・効果的です。
・激しいポジションチェンジで相手マーキングを振り切る動き、に尽きます。
・パスの受け位置は、事前に統一(複数パターン化トレーニング)し、決まり事位置でのパスレスポンスとなり、受け位置は一定化しますが、その前の激しいポジションチェンジで、相手守備は振り切る事が出来ます。
この2点を成功させるための「徹底したトレーニングで、プレイの組織化・共通化・統一」が大前提となります。
この2対策で、対コンサ戦術は打ち破れるもの、と想定します。
どうでしょう!!
智将ミシャは、真っ先に思い付く対抗策でしょうが、練習メニューには現れていませんね。??!!
あとは、いつもの戦術で大丈夫です。
フォーメーション【3-4-2-1】基本システムで、攻撃局面毎に「可変システム」ですが、今回対抗策も、そのシステムで適合しています。
唯一のポイントは、最終ラインでの横一線ではなく、谷型ギャップ陣型が大事です。
密集度の高いブロック守備で「組織・連携守備」で最少失点まで抑え、システム可変の多彩パターン攻撃を展開し、両サイド・中央突破、DF裏・サイドスペース、ショートカウンター・ロングカウンター、派生セットプレーのフルバージョン攻撃で複数得点を獲得し、決勝点獲得とする試合内容です。
その際の「攻守切り替え時のビルドアップに新対策の組織プレー導入」をプラスする試合です。
2.試合展開
試合開始より、コンサ攻勢展開を仕掛けたいですね。試合開始15分で「多数回得点チャンス」が作れるでしょうが、そこでのシュート精度が勝敗を左右します。「そこで、先制点・追加点獲得」が出来るか、「枠外シュート」の無意味プレイで、低レベルを証明してしまうのか。
「決定力追求」の高い意識選手を起用するか否か、の問題です。
どんなにチャンスメイクが出来ても「得点獲得意識=全シュート枠内は当然、GKの守備範囲外ポイントへ運べる」が低ければ、起用不可。
想定試合展開は、
試合開始 ~ 20分 コンサ攻勢の中で、1・2本目シュートで先制。
更に、シュート4本を打ち、追加点獲得
~ 45分 鹿島・コンサの一進一退の中、「失点」
< 2:1 >で勝ち切り状態で折り返し
~ 65分 均衡・一進一退状態
選手交代
~ 75分 コンサ攻勢復活 追加点獲得
~ 90分 < 3:1 > で完勝で勝ち点3獲得
ですね。
3.メンバー
前線は「決定力ある選手=枠内・狙いのポイントへのシュート意識高い選手」が絶対要件。
ジェイ
チャナティップ 三好
菅 深井 宮澤 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 都倉 60分IN 三好OUT
白井 兵藤 宮吉 早坂 石川
菅野
60分からは、ツインタワー炸裂でセツトプレーから追加点獲得
駒井⇔早坂 菅⇔白井はあり得ます。
連続勝ち点獲得は途切れました。そのため、この第27節から、最終版のラストステージとし、全試合勝利の「マッチプレー戦略」で、勝ち点積み上げのスピードアップを図りましょう。
強敵鹿島に、「勝ち点3獲得」を「複数得点獲得」で達成です。
コンササポーター全力で、「ドーム力を構築」です。
2018年09月19日
昨日の「川崎戦での大敗真因点検ブログ」は大きな反響をいただきました。
試合終了時点でのマスコミリリースは「感情論」主体でしたが、その後、同一指摘が、解説者・分析者からリリースされています。
実に明白な「川崎戦略・ターゲット」でしたので、当然でしょう。
しかし、その現況へのコンサ打開策はどこにも記載がありません。
「課題点指摘」のみに止まり、「改善策・解決策」は「不明」という所でしょうか。
しかし、今、必要とされているのは「打開策」ですね。
火曜から再開のトレーニングも、後3日間あります。
1.先ずは、第26節のJ1リーグ概況を公式データ値より点検です。
シーズンも終盤戦の入り口に突入し、以下の現象が出ています。
①今節、「得点獲得失敗=0点」チームは、僅か3チーム(コンサ・FC東京・広島)で、リーグ平均試合毎得点は「1.8点」で、シーズン平均「1.28点」より「+0.5点」も上昇です。詰まり、直近、
各チーム得点獲得力を「2試合で1得点プラス」と上昇させているものです。そのため、「得点獲得競争が、試合結果を左右」させており、リーグ全体「守備優先⇒得点獲得優先」へ試合展開が移行・変化しています。
②同様に、今節、多くの攻撃項目で上昇し、間違いなくリーグ水準が上昇しています。対して、守備項目は、攻撃力上昇の影響から、低下項目が発生しています。
今節、毎試合リーグ平均〔昨年数値・対比〕
・シュート数・・14.6本〔シーズン平均13.1本より+1.5本UP〕
・枠内数 ・・5.0本〔 同 4.26本より+0.74本大幅UP〕今節、枠内数2本以下チームは僅か4チーム(コンサ・仙台・FC東京・広島)のみ。
・決定率 ・・12.2%〔 同 9.8%より+2.4%大幅UP〕
守備項目は、
・失点 ・・「0点」を達成は僅か3チーム(仙台・川崎・鳥栖)のみで、リーグ全体、攻撃力UPで失点阻止は困難になって来ている。
・被シュート数・・14.6本〔 同 12.8本で△1.5本悪化〕とリーグ全体は低下。 10本以下優秀は5チーム(鹿島・FC東京・川崎・横浜FM・鳥栖)のみ。逆に、20本台以上×チームが3チーム(コンサ・柏・磐田)。
・走力-スプリント数・・146回〔 同 156回で△10回Down〕で、リーグ全体走力ダウン傾向。特に120回台以下チームは4チーム(コンサ・仙台・浦和・名古屋」のみ。
2.今節の鹿島は、
鹿島 2得点 シュート数14本 枠内数3本 決定率14.3%
L平均 1.8 14.6 5 12.2
コンサ 0 7 1 0%
コンサ平均 1.4 14.2 4.4 9.6
鹿島 パス数446本 成功率74.4% クロス数18回成功率27.6%
L平均 455 77.5 14.6 23.5
コンサ 514 81.7 12 8.3
コンサ平均 482 79.4 17.4 29.6
鹿島 1失点 被シュート数10本 被決定率10.0%
L平均 1.8 14.6 12.2%
コンサ 7 26 26.9
コンサ平均 1.4 15.4 9.1
鹿島 支配率48.7% 走行距離110km スプリント数151回
L平均 50 109.5 146.1
コンサ 51.0 112 129
コンサ平均 50.9 114 158.8
驚きですが、鹿島Vsコンサは、ほぼ全項目コンサの劣後、パス数・同成功率以外、どこも勝る所がありません。辛うじて、コンサ平均値=日頃のコンサ数値ならば、シュート精度と被シュート数以外は、ほぼ同水準となります。
次節対戦は、戦力不均衡・劣後での対戦ではありません。
ACLでシブトク勝ち抜き「準決勝到達」強力鹿島の戦力は、リーグ戦での戦力(選手起用)とは明らかに異なっています。
先ず、大きな戦略として、1年交替で、「リーグ戦優勝」と「ACL優勝」を狙い、今年は、「ACL優勝」中心、「リーグ戦上位3位以内=ACL圏獲得」狙いのシーズン・年、となっていると想定します。
そこで、
ACL鹿島戦力 > リーグ戦鹿島戦力 ですね。
つまり、第1チーム・第2チームの2チーム制で、リーグ戦用第2チームは、リーグ戦で中位~上位を狙えるレベルまで、起用選手を圧縮し、最強メンバーをACL戦第1チームへ投入、その際、フィジカルを維持出来る「高フィジカル選手(若手選手)」は可能な限り「双方へ起用」、との選手起用戦略です。
という事で、次節起用選手に、昨日(火曜)ACL戦起用の影響はありません。
3.鹿島現況
今年の大戦略・最終目標「ACL優勝」に向け、リーグ戦現況は、
順位7位 勝点39 11勝6分9敗 35得点34失点 得失差+1
コンサ
順位5位 41 11勝8分6敗 35得点36失点 得失差-1
コンサとは、殆ど同水準・同値ですね。
鹿島第2目標「リーグ戦3位以内」までは、勝ち点差「たった3差(1試合分)」で、手に掴める局面まで到達との現状認識でしょう。
という事で、次節は「コンサに絶対勝利・勝ち点3獲得」が絶対的な試合目標です。ここには、コンサへの警戒感・脅威意識は全く存在しません。その逆で、「川崎戦と同試合と結果を再現」との対戦意識です。
しかし、直近5試合の戦績は、「3勝1分1敗、7得点5失点の戦績」で、今シーズンここまでの「一進一退の勝敗が交互」する状態を脱却し、順調なベクトルを構築しています。
戦術はフォーメーション【4-2-2-2】のオーソドックスシステムで、攻守バランスを取り、個々の闘いでの突破と、高い連携力での複数選手連動プレーで決定機を構築し、チャンスをしっかりものにする「決定力」で、「均衡得点差」で緊張感ある勝利を掴むスタイルです。
最大のストロングポイントが「勝負強さ」=「したたかに守備し、取るべき時間帯でしっかり得点取り切る剛さ」です。
メンバーは、リーグ戦主体メンバーにACL・YBC戦チームからの6選手混合スタイルで、スタメンか途中出場かはさて置き、ほぼ固定メンバーで、高い連携を構築しています。
リーグ戦 ACL戦
土居 セルジーニョ 鈴木 セルジーニョ
安部 遠藤 安部 遠藤
永木 三竿 レオシルバ 三竿
安西 町田 スンヒョン 西 犬飼 スンヒョン 山本 内田
スンテ スンテ
SUB 内田・山本・犬飼 SUB 西・町田・安西
・レオシルバ・鈴木・金森 ・小笠原・永木・土居
曽ヶ端 曽ヶ端
元・現・未来代表クラスばかりで、全選手、コンサ選手個々を能力UPしています。対抗策は、「組織・連携・複数選手連動プレイ」しかありませんね。
2018年09月18日
少し冷静な状態で、現地観戦試合を振り返りましょう。
目の前の試合展開、その中のプレー、試合後の監督・選手コメント、マスコミリリースを確認し、あらためて確認したものです。
・・しかし、内容は深刻な内容となってしまいました...
1.川崎の対コンサ戦略は主戦略が【コンサの弱点ビルドアップの拙さを徹底して突き、アクティブカウンターを仕掛ける】でした。
詰まり、コンサの「攻守切り替えの初動」である、GK・DF陣の第1パスとボランチの第2パスの2段階で、川崎「FW・OMF・DMF6枚」でハードチェックを仕掛け、「前線位置(コンサ陣高い位置)」でボール奪取~ショートカウンターの「アクティブカウンター」を仕掛けるもの。
川崎6枚VSコンサ6枚で、一見「均衡・マッチアップ」の様ですが、実態は複数選手によりボール保持「ターゲット選手」を囲み、常時「数的優位(コンサ不利)」を構築し、普通ボール保持能力しか待たないコンサ選手に対抗する方法はありませんでした。
ミシャコメントも、マスコミリリースも「ミスプレイ」としていますが、川崎の意図を考慮していない短慮・浅薄な見方で、問題の本質を見逃すものです。
「ミスプレイ」との捉え方は、①選手個々の問題となり、個々の能力アップの問題に進展しますが、普通能力では「数的不利状態でも自在なボールコントロール」は至難の業で、永遠に改善しません。②戦略・戦術上の課題点を「個々選手の課題」とする事は、戦術・戦略での対抗・対処は困難となります。今後の対戦でも、同一状態が連発する事態となっており、有効対策が無い「無防備状態が継続」してしまいます。
2.川崎の対コンサ戦略は、サブ戦略もありました。
コンサ攻勢の多彩パターン攻撃―の対抗策が【パスターゲットをプレイ前に塞ぎ、複数パス候補を減少させ、特定ターゲットを複数選手で囲み、パス阻止する】です。
コンサの多彩パスも、パスコースは前線最大5枚ですが、DF4枚・ボランチ2枚の6選手で、全てにハードマーカーを付け、フリーなパスコース出し先を消滅させました。そのため、コンサ攻勢時に、フリーなパス先が見つからず「しょうが無いボール保持」状態は、「判断の隙、躊躇タイムを産み」絶好のボール奪取タイミングで、ここも中盤での「第2の狙い目・ボール奪取ターゲット」となったものでした。
この2つの戦略により、コンサ攻撃力を封じられ、前線でのアクティブカウンターが炸裂、一見コンサミスプレー連発から失点多発、となったものでした。
3.しかし、注視すべき重要点がもう一点明白になってしまいました。
【ミシャ監督の硬直性、戦術・戦略の柔軟性の乏しさ】です。
ミシャコメントにこの試合も、これまでも、再三にわたり「攻撃主体戦術への直進的姿勢・方針の堅持」が語られています。
しかし、試合結果を求める姿勢・考え方からは、「攻撃主体一本鎗ではなく、攻守バランスを取る方針こそが「前年のコンサ財産を土台に今年のミシャ攻撃サッカーを構築」だった筈が、ミシャ戦術追求が唯一の方針に変貌しています。つまり「コンサ式ミシャ戦術」が今シーズン快勝時期の方針だったものが、中断明け以降、ミシャの采配・判断が「純粋型追求」へ変化している事です。前節試合も、2失点以降、前記2つの川崎戦略への対抗策として「ジェイ・都倉のツインタワー、両サイド、へのロングフィード」をショートパスサッカーと混合させ、より攻撃パターンを多彩化すべきでした。しかし、采配・試合展開は「意地になってショートパスサッカーを繰り返し、破綻」で、反撃時間の構築も全く無いものでした。そして試合後コメントで「これがコンサの道だ」との開き直りは、極端な硬直化を示すもの。ミシャの「最大の欠点~采配の硬直化」が懸念されます。
4.まとめ
前節の大敗は、間違いなく大きな影響・反応をもたらしますが、過去、ミシャの浦和・広島の退任原因「戦術硬直化」の影が明白となり、選手毎の前節試合理解も、大きくブレや差を生んでおり、選手の意識統一は崩れてしまっています。今日からの「トレーニングでのチーム修正」の具体方法が本当に難しいですね。
少なくとも「対コンサ戦略・戦術」への対抗策構築が絶対で、次節・強敵「鹿島」戦で、前節事態の再発・再現実化は絶対に回避しなければなりません。
コンサのキャンプ時より継続の重要課題<守備ラインからのビルドアップの精度アップ>は、26試合経過しても、解決していません。本来、「守備ラインでの強力DF能力・高さ、に加え、高いゲームメイク能力とパス能力を持つ選手」=そんな選手は「超高能力・優秀選手」で、そんなハイレベル選手の存在が、この戦術の構成条件でしたが、そんな選手は一人も居ないコンサでの戦術実施・展開に無理がある点は、否定し難い点です。しかし、ここまでは、対戦チームの「対コンサ戦術への慣れ不足」から、そこそこ機能しましたが、「戦術柔軟性の高い、高レベル・強力チーム」では「対コンサ有効策」を準備出来、実践される事に至ったとの現時点です。コンサでは「シーズンスタート時点からの課題の改善が停滞・遅延し、対戦チームの対抗策に追い越され始めた」という事です。仮に「中断期間に、その構成条件に合致する優秀選手獲得」をしなかったツケが、今問われているという事です。ここからの、上位対決の中、川崎と同一戦略が可能なチームは「鹿島・鳥栖・湘南・名古屋・仙台・浦和・広島」の7チームもあり、このままでは「上位対決での勝ち点獲得」は極めて低い、連敗の可能性が濃厚となってしまいそうです。「ACL」はここからの2節で吹き飛び、シーズン終盤、下位争いまで降下が予想されてしまいますね。
チーム力、保有選手力に順当なシーズン結果も致し方はありませんが、「ミシャ戦術の弱点克服」を何としても構築し、高いチーム力へ変貌するシーズンを成功させるため、「選手個々の急成長」と「チーム戦術・実践力の急成長」を今、直ぐに実現させましょう。
ここは≪ミシャへ強く求めます!!≫
2018年09月15日
攻守全ての手段を封じられ、結果、ミスプレイしか無くなり、ボールロストは全て失点に到達されました。 完敗、というレベルではありません。 サッカーをさせて貰えなかった。 が正しいです。 川崎とのチーム差が、現実化された瞬間。 化けの皮が剥げてしまいました。 次節以降、対戦チームは今節の川崎の戦術、方法を実践してきます。 厳しい闘いと結果が必至となりました。 コンササポーターは、選手がロッカールームに引き上げで、見えなくなるまで、チャントを続けました。 優しいサポーター、甘いサポーターと言われるでしょうね。 でも、そんなに甘くはありません。 チームを、この選手達を、絶対に見捨てない、との事を自らに言い聞かせ、決意させ、この大敗で覚悟を決める過程でした。 サポーターに、あらためて、サポーターたる覚悟を、求める試合だったと言う事でした。 車内で、周囲には川崎のライトブルーユニフォームだらけですが、大味試合で腑が抜けた様で、妙に静かです。 勝負の相手にもならなかったチームとの評価は免れない様です。 チーム全体、大ショック🤯で、この影響は計り知れなませんが、粛々と、次戦への準備に向かうしか無いですね。 ミシャの本領発揮、腕の見せ所が、突然、やって来ました。 浦和では、敗戦連続でやって来ましたが、コンサでは、好調なはずが、突然のチームパニック🤯です。 どぉ、立て直すのか?! 頑張れ、ミシャ‼️ 声も無く、粛々と帰路に! みなさん、お疲れ様でした!
2018年09月15日
流石のコンサも、3失点でややエネルギー失速でしたが ジェイがハーフタイムに居ません。 後半開始から、ジェイも参戦のフル態勢‼️でしょう。 本誌の大目的、コンサへの募金も、田中雄大へ握手とともに、万札投入。 後半は、新生コンサフルバージョンで、前半とは異なるチームて、 3点を追いつけ、追い越せ‼️です。 奇跡の準備は、万全です。 あとは奇跡実行あるのみ! いくぞ、全国のコンササポーター
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2018年09月15日
現地到着しました。満席で座る場所探しに5分。素晴らしい動員‼️
FC東京は、仙台に撃破され、7試合勝利から見離され停滞しています。チャンスが来ていますね。
天候悪化予報は、前線際の不安定天候で、またまた変更し、降雨予報は、曇りに変更となり、ピッチ変化はありません。両チーム、本来のパスサッカー戦術を駆使する展開が確定です。
コンサにとっては、良ピッチも、ピッチ悪化にも対応出来る利点がありましたので、やや川崎に有利な試合環境、条件となりましたが、
〈がっぷり真っ向勝負〉を挑むコンサには、望むところ!、という事ですね。
川崎のショートパスサッカーが炸裂します。
対して、コンサは、
組織、連携力のブロック守備で跳ね返し続け、一瞬のボール奪取からの、カウンターと攻勢での多彩攻撃、最後に仕留めるセット攻撃で多数のシュートチャンス、決定機から複数得点奪取です。
強い粘りと闘志、一瞬の緩みも捨て去る集中力、全身全霊を注ぐ走力運動量、冷静で瞬間スピードの判断、選手同士の声掛けと協力の連携、全てを支え続けるサポーターのバックアップ、声援、
これらを問われ、
しっかりと応える試合です!
2018年09月15日
凄いです!
試合開始1時間前でコンサ席は満席です。
試合会場付近も川崎とコンササポーターでごった返しています。
試合前から、興奮と熱気が溢れています。
川崎サポーターは、これまでチームとは雲泥の差の満席で、既にサポーター練習で迫力を示しています。
負けて入られません!
一丸で勝ちきり!です。
2018年09月15日
現地の天候予報が、悪化し、15:00〜降雨終了、曇りの予報が、19:00〜再度降雨に悪化しました。
この天候変化は、パスサッカー戦術チームの両チームに大きな影響をもたらします。
川崎のショートパスサッカーと、
コンサのショートとロングミックスパスサッカーでは、
ピッチ変化は、コンサに有利となりそうです
コンサには、ジェイと都倉のツインタワー、目標があり、ワントップ・ツーシャドゥーでも、激しい降雨での打開策があります。
という事で、本日の試合展開は、ピッチ変化、状況次第で、両チームのパスサッカー展開から、ロングフィード勝負展開へ変化も予想される所です。
現地参戦の状況は悪化ですが、負けずにサポーターとチーム一丸となって、勝利を勝ち取って来ます!
では、次は、現地会場から。
2018年09月14日
明日の川崎戦、等々力競技場に参戦!!
居ても立っても居られず、現地へ!!
ジェイは間に合った様で、明日のメンバーは、最強バージョンが展開出来そうですね。
ちなみに、修正スタメンは、
ジェイ
チャナティップ 都倉
石川 深井 宮澤 早坂
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
ベンチは、宮吉・白井・菅・兵藤・荒野・小野
菅野
帯同・ベンチ外メンバーは?ですが、
稲本・内村・河合・三好でしょうか。
明日、募金Box脇に居そうですね。
明日は、14時まで雨が降り続き、その後90%近い湿度の曇りで、降水確率20%、気温22℃北風2~3mとの予報で、ピッチも重そうです。
ずぶ濡れ覚悟で、フル応援を貫徹ですね。
2018年09月14日
最早、最高潮のハードモチベーションでチーム一丸「勝利への闘志」への強い執念・熱いハートに染まっています。
困難な環境は、人間だけでなく、チーム、そして我々サポーターを別次元へ押し上げました。
「サッカーの喜び」を底流に、リーグ最高の闘志・ハートは最高の走力とパフォーマンスを上積みし、われらサポーターの渾身の声援を更に積み上げ、今シーズン最高の形・チーム力を叩き出す第26節川崎戦です。
前回対戦での敗戦に「きっちり熨斗を付けての勝利」でリベンジの瞬間です。
当面試合目標≪第28節まで、8試合連続勝ち点獲得達成≫ですが、次節は更にランクアップで、【4連勝】で達成です。
しかし、前ブログの通り、川崎戦は「ハイレベル・ランク到達のパスサッカー戦術」展開川崎VSコンサの総合組織戦術力と多彩攻撃力との構図で、激戦・一進一退の中で「勝利を捥ぎ取る」試合です。
1.戦術・試合展開
次節のポイントは「川崎の低決定率による得点獲得の低率」にあり、多数シュートを浴びるも、DF・GKのファインプレー連発で失点阻止を継続し、均衡の中、カウンター・派生セットプレー・多彩パターン攻撃を仕掛け、PA内まで切り込んだ得点機会での「冷静・枠内シュート」の複数得点獲得で、決勝点を克ち取る、との展開を狙います。
戦術は、【3-4-2-1】のミシャ戦術で、可変システムを局面毎に変換し、ブロック・組織連携守備と粘り強いシュートブロツクにより失点阻止、攻撃は、カウンター、パス戦術、サイド攻撃、派生セットプレーの多彩攻撃で、複数得点獲得を狙います。
予想試合展開は、
試合開始 ~ 30分 川崎攻勢が続き、多数シュートを撃たれるも、
シュートブロツクを組織・連携で行い失点阻止。
~ 45分 ボール奪取からの速攻、システム変換しつつ、
多彩パターン攻撃・セツトプレーでシュート
後半開始 ~ 60分 均衡状態まで回復し、コンサ攻撃も。
選手交代で活性化
~ 75分 コンサ攻撃で「先制点獲得」
~ 90分 守備時間も長く、失点阻止
【 1-0 】のギリギリの勝利獲得
です。
2.メンバー
ジェイ・菊地・駒井が離脱。
都倉
チャナティップ 宮吉
菅 深井 宮澤 早坂
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 内村・白井・小野・稲本・荒野・兵藤
菅野
✳︎三好は契約条件で出場不可でした。すみません!
※ 川崎戦に参戦決定です。轟競技場に「勝ち点3」を捥ぎ取り、収穫に行って来ます!! 皆さん、熱い応援をお願い致します!!
2018年09月10日
困難な日々を必死に、一歩ずつ進む中、次戦第26節川崎戦を「復活の灯り」にしなければ!!
コンサのチームとしての意味は色々でしょうが、
<今、ここに問われている>事は間違いありません。
第26節の闘いで、チームとして、選手として、「先頭を走り、コンサを見る全ての人を勇気付ける」使命を果たす時です。
選手・スタッフも「高い闘志・闘争心・誇りを見せる時は今」との深い自覚・認識のもと「川崎戦必勝・勝ち点3獲得」を絶対目標にしていますね。
試合目標は、第28節まで【8試合連続勝ち点獲得】でしたが、敢えて【4連勝必達】です。
しかし、<言うは易し、行うは難し>そのものが、次戦川崎戦勝利です。
<リーグ最安定2位君臨・パスサッカーの本拠チームからの勝利の方程式は如何に!>に集中しましょう。
先ずは、相手現況把握の点検から。
1.対戦チーム「川崎」現況
順位2位 勝点46 14勝4分6敗 32得点19失点 得失差13
1位広島
順位1位 勝点55 17勝4分4敗 41得点19失点 得失差22
4位コンサ
順位4位 勝点41 11勝8分5敗 35得点29失点 得失差6
・・首位まで、勝ち点9差(3試合差) 失点数(守備力)同値、「得点」差で2位に甘んじています。
コンサとは、勝ち点14差(5試合差) 得点力はややコンサ優位。しかし、「失点」数(守備力)の差(△10失点)で、コンサは4位に甘んじている、との数値です。「この10失点」で、直感的に「ケアレスミス失点数が同数くらい」で、ケアレスミスの有無がこの失点・守備力差で、現在コンサは「ケアレスミス解消」傾向で、「ほぼ攻守の差は埋まっている」、と評価・判断できます。
ここ5試合戦績は、3勝1分1敗 5得点4失点、前節G大阪・敗戦で、5試合連続勝ち点獲得をストップしてしまい、連敗は絶対阻止の試合目標での対戦です。
川崎フォーメーションは、不動の【4-2-3-1】。伝家の宝刀【パスサッカー戦術】の元祖・本家・本拠です。
ここまでは通常通りですが、注目ポイントが対戦戦績にあります。
結論を先に<対3バックチームはやや苦手>との点です。
具体的に見てみます。
今シーズンの対戦戦績で、
全体 24試合 14勝4分6敗 32得点19失点
(1試合 勝点1.9点 1.3得点0.8失点)
対4バック 15試合 10勝2分3敗 24得点11失点
(1試合 勝点2.1点 1.6得点0.7失点)
対3バック 9試合 4勝2分3敗 8得点 8失点
(1試合 勝点1.5点 0.9得点0.9失点)
・・明らかに、得点△45%、失点+128%と、攻守に低下し、獲得勝点も△0.4点分低下しています。以下の通り、シュート成功率も、平均「8.3%」が、磐田・札幌戦以外、半減以下に低下しています。
個別対3バック戦績は、
①節 対戦 磐田 3-0 〇 シュート成功率27.3%
② 湘南 1-1 △ 4.8%
⑧ 仙台 0-0 △ 0%
⑫ 浦和 0-2 ● 0%
⑯ 札幌 2-1 〇 13.3%
⑰ 長崎 1-0 〇 4.5%
⑲ 浦和 0-2 ● 0%
㉔ 仙台 1-0 〇 5.6%
㉕ G大阪0-2 ● 0%
㉖ 札幌 ???
如何ですか。磐田以外、の3バックチームには、辛勝・苦戦引き分け・敗戦のどれかです。特に、<浦和は天敵!>です。
また、対戦カードで何故か、前回⑯⑰⑲と対3バックチームが連続し、最後は敗戦。今回も㉔㉕㉖と対3バックチームが連続し、同様な流れなら、コンサも●?!見たいですね。
その理由ですが、推定すると、
「前線の守備」の磐田、以外の3バックチームは、ミドル~ローポジションに布陣。5バックの密集ブロック守備陣形を組み、スペース・ギャップはそのままだと無く、「ショートパス戦術」を展開すると「パスカット・パスミス多発~ボールロスト多発」となり、攻撃力は低減、また、ボールロストからのカウンター多発により、失点増加、との展開が底流にありそうです。
一方、対磐田は「アクティブカウンター(前線でのボール奪取戦術)」チームで、川崎陣が濃密度布陣の位置でのボールロスト~即時再ボール奪取を仕掛け、カウンターリスクを阻止し、川崎の攻撃を再継続する展開で、苦手とはしていないものです。
次節コンサ戦は、川崎チームサイドでは「要注意・要警戒対戦」との認識と想定されます。
2.試合データ値
・支配率 平均57.2% リーグ2位 コンサ51.6% 6位
高支配率で試合コントロール狙い
・得点 1.3点 6位 1.4点 4位
・攻撃回数 116回 18位 117回 14位
・シュート数 15.5本 1位 14.5本 2位
・枠内数 5.3本 1位 4.6本 5位
・PA内数前節 5本 14位 10本 5位
・PA内率 41.7% 17位 66.7% 8位
・決定率 8.3% 14位 9.7% 7位
決定率の低レベルが、シュート数に比例しない得点数となり、
「多シュートに拘わらず得点困難」が敗戦試合・引き割け試合
の共通展開。
その原因は、シュートポイントがPA内まで突破出来ず、
PA外からの「無理やりシュート」多発により、
極端な成功率低下を招くもの。
特に、3バックチームの「密集ブロック守備陣」は苦手となる。
→ 戦略
≪PA内はブロック守備し、PA外からのシュートを撃たせる≫
川崎 札幌
・パス数 678.1本 1位 481.1本8位
・成功率 85.8% 1位 79.4% 9位
特に、距離別パス数・成功率は、(L;ロング、M;ミドル、S;ショート)
1試合平均で、
川崎 L 43本(6.3%) M 185本(27.2%) S 451本(66.4%)
成功数 28本 158本 397本
成功率 65.1% 85.4% 85.8%
札幌 L 69本(14.3%) M 169本(35.1%) S 243本(50.5%)
成功数 38本 142本 S 202本
成功率 55.0% 84.0% 83.1%
川崎:札幌を対比すると
ロングパス 川崎△26本(△8%)成功率+10%
ミドルパス +16本(△8%)成功率+1.4%
ショートパス +208本(+16%)成功率+2.7%
全項目成功率は、川崎が上回ってします。
しかし、川崎ショートパス占率が、圧倒の数値です。「パスサッカー」=「ショートパスサッカー」と言う事が良く分かります。
また、両チーム共、ロングパスの精度は、極端に低い成功率なんですね。<ギャンブルパス>という事が良く分かりますし、見事成功の局面が貴重なチャンスタイムという事も良く理解出来ます。
また、ちょっと面白いのは、コンサの距離別パス成功率で、
ミドル>ショート>ロングの順は、常識のショート>ミドル>ロング=距離の長さに成功率が比例する、に反しています。
つまり、コンサのパス精度は、ショート・ロングは川崎に劣後していますが、ミドルの精度はハイレベルに到達している、との点です。
コンサのミドルパスは、サイドへのパス、サイドチェンジパス、そして決定機直結のクロスパスで、高精度のレベルを証明しています。
ちなみに、コンサロングパスは、GKとDFからのロングフィードで、パスレベルの低さ・課題を示しています。現行「コンサ式ミシャ戦術」では、GK・DFラインからは、①ショートパスでのビルドアップ、②前線へのロングフィードの2つがありますが、②の精度は低いレベルであり、ロングパス能力が大きな課題となっている訳です。唯一福森は高成功率ですが、それ以外のミンテ・進藤・宮澤、そして、最低がソンユンのロングパス能力が問題です。
川崎の谷口・エルシーニョ・車屋の精度とは大きな差がついています。
川崎 コンサ
・クロス数 12.5回 17位 17.7回 5位
・インターセプト 2.4回 7位 3.0回 1位
・・両データとも、コンサ優位。ここが川崎ポイントではありません。
トラッキングデータは、
・走行距離 107km 18位 115km 3位
・スプリント 151回 15位 160回 8位
・・両項目共に、川崎の弱点ともいえる部分、コンサのストロングポイントで、ミシャの「相手チームより走り勝ち」が成立する内容です。
3.メンバー
スタメン固定化で、当然発生するコンディション変動が、戦績変動の原因ですが、その基本構造は変えません。
直近、最重要選手「大島」が9/1肉離れで離脱、同じくボランチ森谷が8/22ハムストリング炎で離脱中。緊急事態です。
トップ下で固定の中村健剛を下げてボランチ起用も濃厚ですが、攻撃のキーマンの代替は、斉藤学でしょうか。
予想起用選手は、
小林
斉藤 阿部 家長
中村 守田
登里 車屋 谷口 エウシーニョ
ソンリョン
大島・森谷・田中故障離脱。
新加入カイオセザールが登場かも。
奈良の姿が8/1浦和戦(敗戦責任)以降消えました。??です。
強敵「川崎」にも、狙い目、ターゲットはあります。特に「低決定率」での自滅パターンは、簡単には改善出来ない事でしょう。
2位川崎を撃破の第26節で「道内に、光明と感動と勇気を拡げましょう!」
2018年09月08日
突然の激震、天変地異による過酷で深刻な現状から少しずつ、一つずつ取り戻し始め、社長の言われる「サッカーをして良い状態」に近づきつつありますね。一つずつの状態から、幾つかずつ回復する変化となり始め、コンサの波乱万丈シーズンも、次節「今シーズンの天王山となった第26節川崎戦」を、納得の準備で迎えられるかどうか。時間との闘いも始まる事ができ始めましたね。皆さん、苦境の中、本当に困難な中ですが、輝くコンサを先頭に、一つずつ復活の途を進めたいですね。頑張りましょう。
たまたま、森保監督の初戦「札幌ドームチリ戦」を金曜開催のため、代表選手を召集し、練習開始予定は波乱のスタート。なお残る日本代表親善試合「11日コスタリカ戦」までの2ウィークは、代表も、波乱の内容・結果となるのか、今後への希望となるかは、各年代で共通注目です。また、今シーズン、W杯日程によるタイトな日程の中、突然の2週間中断。7チームはYBC戦がありましたが、他11チームでは、この中断期間で「チームリカバリー、ストロングポイントを更に強化」などと、「チーム戦力を整備」する貴重な期間となっています。コンサは、熾烈な環境による戦力現況となりますが、他チームを大きく上回る「サッカーへのモチベーション、闘う意味を深く噛み締めている高い意識、全道を元気付けるとの強い意識」をチーム全選手、深く浸透している事でしょう。【メンタルは最高に強化された2週間】となります。
ブログも、復活したいと思います。
先ずは、公式リリースの第25節試合データから、興味深い内容にフォーカスし点検してみます。
1.第25節試合データから「攻撃」項目~
コンサの急激な「進化・成長」となっている「攻撃・得点」力の、更なる進化・成長を目指し、J1リーグの「高攻撃・得点力」チームとコンサを比較し、良点と課題点の確認をしてみます。
現在絶好調チームと言えば、1位名古屋、続いて2位コンサ、その後差を付けて3位仙台・4位川崎・5位C大阪まで。
コンサと名古屋数値をここ5節の動向を確認してみましょう。
コンサ 名古屋
得点 ㉑1㉒1㉓3㉔2㉕3 ㉑4㉒2㉓3㉔4㉕6
複数得点実績指向 3得点以上実績指向
30m攻撃数㉑43㉒76㉓44㉔37㉕40 ㉑30㉒32㉓39㉔34㉕30
平均43回程度 平均32回でリーグ17位レベル
シュート数㉑8㉒30㉓10㉔13㉕15 ㉑11㉒8㉓13㉔13㉕15
平均13本リーグ8位 平均12本リーグ9位
枠内数 ㉑3㉒7㉓5㉔3㉕6 ㉑7㉒4㉓6㉔8㉕9
平均5本リーグ7位 平均7本リーグ1位
枠内率% ㉑37㉒23㉓50㉔23㉕40 ㉑63㉒50㉓46㉔61㉕60
平均34%未だ低率・低数 平均56%・高精度値
PA内数 ㉑2㉒20㉓6㉔5㉕10 ㉑9㉒8㉓11㉔8㉕12
平均8本△2本不足 平均10本
PA内率 ㉑25㉒66㉓60㉔38㉕67 ㉑82㉒100㉓84㉔61㉕80
平均51%△20%不足 平均81%・枠内率の理由リーグ1位
決定率 ㉑12㉒3㉓30㉔15㉕20 ㉑36㉒25㉓23㉔30㉕40
平均16%△10%不足 平均30%・リーグ1位・高得点理由
※得点への最大ポイントが、シュート数と精度ですが、
①シュート数=得点機会数=ゲームメイク数は、コンサも名古屋もリーグ中位で、他の多シュート数チームが得点獲得とはなっていない。つまり、当然、一定数のシュート数(平均13本)=得点機会は得点への絶対条件だが、そこまでにとどまり、より多くは不要、という事です。<シュート数至上主義は排除!>(ここに陥ると、安易なシュートだらけとなり、1本ずつのシュート力を益々低減させてしまう。)
②決定要因は、シュート精度。問題は、その精度を上げるキーポイントが何かで、「シュートポイント(シュートする位置)」が大きく影響しているもの。「PA内」(ペナルティーエリアの内側でのシュート)の本数と率が、「枠内シュート数・率」に直結します。(ゴールポストに近付く方が、より枠内へシュートし易い、という事ですね)そして、チームで、統一戦術・規律・約束事としているか否かが、決定要因です。名古屋は、リーグ唯一の「PA内シュート率80%」チームで「枠内シュート率56%」とシュートの半数以上がゴールポスト枠内へのシュートで、「最多得点1試合平均3.8得点」の理由です。シュートポイント・PA内シュート項目は、今回、W杯の上位チーム分析で、脚光を浴びた最重要ポイントでした。
<PA内で1試合平均10本シュート、枠内シュート7本で、決定率25%、得点1試合2点→3点へ改善>です。
コンサ 名古屋
パス数 ㉑483㉒678㉓481㉔505㉕506 ㉑343㉒369㉓511㉔640㉕483
平均530本リーグ9位 平均469本11位・下位レベル
同成功率%㉑80㉒85㉓81㉔81㉕83 ㉑79㉒81㉓81㉔87㉕87
平均82%リーグ6位 ㉑83%リーグ5位
両チームとも高成功率で有効数UPシュート機・決定機を形成
※ビルドアツプパス・敵陣揺さ振りパス・ラストパスのポイントパス、高成功率で、シュートポイント(PA内シュート率)、枠内シュート(率)、決定率を上昇し、複数得点獲得く原動力となっています。
<ポイントパスの成功率=精度のハイレベル到達が、決定機を形成し、複数得点獲得の源泉となる>です。
攻撃の中核項目、シュートとパスに注目して点検しました。
実は、絶好調名古屋と好調コンサは、非常に近い数値・レベル項目が多く、特に㉓㉔㉕の3節にその傾向が益々顕著となっています。
同レベル項目7項目・・
得点数「3得点」、30m侵入・攻撃数「40回・35回でリーグ下位」、シュート数「13本」、枠内数「6本」、PA内シュート数「9本」、パス数「500本」、パス成功率「82%」
相違レベル項目3項目・・
PA内シュート率「51%は△20%不足」→枠内率コンサ「34%は不足」→決定率「16%は△10%不足」=改善で「1得点アップ可能」
この3項目が<課題項目>ですね。
チーム統一戦術・規律・約束事として【 PA内シュート率70%超 】により、→ 枠内シュート率40%超 → 決定率25%超 → 3得点獲得 を達成しましょう。
2.同 「守備」項目 と 「全体」項目
この2チームの守備項目数値は、「守備主導・中軸戦術チーム」が多い中ではリーグ低順位水準ですが、戦術上からの想定実績で「戦略的想定内数値」として捉え、それのみ単独での課題化は、現在チーム戦略に反する理解・方法論として採用すべきでは無い、という事ですね。
しかし、現在、強力に「攻撃バランス」を採用の戦術と言っても、<毎試合狙いの複数・3得点獲得戦略での勝利条件-「2失点以内に止める守備」>構築はこれも、戦略上必要内容です。
2チームの試合数値は、
コンサ 名古屋
失点 ㉑1㉒1㉓2㉔1㉕1 ㉑2㉒1㉓0㉔1㉕1
平均1.2失点は合格 平均1失点は合格
被シュート数 ㉑17㉒15㉓15㉔14㉕8 ㉑23㉒19㉓8㉔21㉕21
平均13.8本リーグ10位 平均18.4本リーグ16位
被決定率 ㉑5.9㉒6.7㉓13.3㉔0㉕0 ㉑8.7㉒5.3㉓0㉔4.8㉕4.8
平均5.1%リーグ4位 平均4.7&リーグ2位
※失点は、両チーム共「想定内値」の範囲内で、合格の実績です。
※被シュート数=被決定機数はリーグ下位水準ですが、前線~中盤は「攻撃主体・バランス」のため「比較的多数回の被シュート」は想定内で、被決定率=シュートブロツク・失点阻止率を、リーグトップ水準「中盤~DF・GK」の活躍により、「2失点以内狙いで、実績1失点達成」としています。
数値上は、現在「課題無し」との高評価となりますが、「セツトプレーでのニア連続失点の阻止」「現在消滅して来たケアレスミス・注意力喪失ミスの完全撲滅」は小課題で、改善したい項目です。
コンサ 名古屋
支配率 ㉑43㉒61㉓53㉔57㉕47 ㉑41㉒40㉓49㉔57㉕47
平均52.5%局面支配〇 平均47.2%局面支配狙い
走行距離㉑117㉒106㉓113㉔107㉕117 ㉑104㉒108㉓117㉔110㉕106
平均112kmリーグ5位 平均109kmリーグ12位
スプリント数㉑132㉒129㉓163㉔158㉕139 ㉑127㉒112㉓179㉔125㉕128
平均144回リーグ11位 平均134回リーグ14位
※支配率は、両チーム「パス戦術」主軸とするに拘わらず、パス数が伸びず、全体では「高支配率」に到達していません。しかし、注目は、「攻撃」局面での、「高成功率・多数パス交換」→「局面時間帯では80%超支配率」成功→「得点や決定機までのゲーム支配」とのストロング時間帯を多発生させ、「複数得点」獲得パターンを成立させています。
全時間帯ゲーム支配・コントロール=「支配率65%以上」は「現行パス成功率=精度・戦術」からは困難で、逆に「得点への集中・チーム連動タイム」を分散・希薄化し、弱体化するもので、相手退場など特殊場面以外は、現在の試合全体「ミドル支配率」+「局面高支配率・攻勢」戦略が、現実的な最適解でしょう。
※「走力」は、両チームとも「カウンター」のみ戦術では無く、「パス戦術+カウンター+セツトプレー」のトータルパターン・多彩戦術のため、攻撃陣の激しい上下動による「走力上昇」はありません。むしろ、全体陣型の可変やチーム全体の上下動が必須で、リーグ全体の位置付けは、「極端な走力チーム」からの脱皮が現状です。しかし、「走り勝ち」はミシャの合言葉です。よりスピード感溢れ、上下動をサボらずしっかりプレイする事は「闘う意思の表れ、現実化」としてより走力上昇を求めますね。
この様に、絶好調チーム名古屋の「秘訣・理由」を点検し、コンサとの対比で、コンサの今後・現状課題を確認してみました。
【全身全霊でプレーに全てを注ぎ込む『幸せな時間』を試合・練習の中、取り戻せるよう、全コンササポーターの総力結集です!!】
全道のサポーターに「幸多かれん事を」心から祈り、
全国のコンササポ、立ち上がれ!!
今こそ、フレーフレーコンサ!!です。
2018年09月02日
コンサの完勝・神戸戦勝利の余韻を味わい、次節まで2週間の期間が生まれる中、コンサとは少し横道に逸れて、関心事を。
それと言うのも、神戸戦繋がりで、
「J1リーグ屈指の中断期間補強、成功チームとの評価3チームの行方」を点検してみましょう。
実は、その中に、「現代流サッカーの真髄」が隠れている様です。
(1)先ず前提で、3チームの中断期間補強・移籍の内容を再確認。
(名古屋)OUT5-IN5-±0
OUT5-完全2・レンタル3
松本孝平FW㉓-R相模原~1/31 ワシントンMF㉛J1⑪-J2山口完全移籍
押谷祐樹FW㉘-J2徳島完全移籍 畑尾大翔DF㉗-J2大宮R
内田健太MF㉘-J2山形R~1/31
IN5-完全5・レンタル0
丸山祐市DF㉙J1⑨-完全-F東京 エドゥアルド・ネツトMF㉙-完全-川崎⑪
中谷進之介DF㉒-完全-柏 前田直輝MF㉓-完全-松本
金井貢史DF㉘-完全-横浜FM
(神戸)OUT9-IN5--4
OUT-完全3・レンタル6
ハーフナー・マイクFW㉛-R仙台~18.12 小川慶治朗FW㉖-R湘南~18.12
レアンドロFW㉝-完全東京V チョン・ウヨンMF㉘-完全移籍カタール1部
吉丸絢梓GK㉒-育成R徳島~9/10 渡邊千真FW㉜-完全G大阪
中坂勇哉MF㉑-Rスペイン2部76/30 佐々木大樹MF⑱-Rブラジル1~7/31
野田樹MF⑳-育成R富山~12/31
IN-完全3・レンタル2
イニエスタMF㉞3.5年契約-完全-リーカバルサ 大崎玲央DF㉖-徳島-完全移籍
古橋享吾FW㉓-完全-岐阜17点
アフメドヤセルDF㉔-Rカタール1部~18.11 長沢駿FW㉙-RG大阪~1/31
(鳥栖)OUT3-IN6-+3
OUT-完全1・レンタル2
水野晃樹MF㉜-R熊本~1/31 チョン・スンヒョンDF㉔-完全鹿島
赤星拓GK㉞-R徳島~1/31
IN-完全3・レンタル2・レンタルバツク1
フェルナンドトレスFW㉞1.5年契約-完全スペイン 金崎夢生FW㉙-完全鹿島
島屋八徳MF㉙-完全徳島 乾大知DF㉘-R長崎~1/31
ジョアン・オマリDF㉙-RUAE1部~12/31 豊田陽平FW㉝-レンタルバツク韓国1部復帰
名古屋は、OUT5-IN5-±0 中軸・スタメン数OUT1-IN5で大成功
神戸は、 OUT9-IN5--4 中軸・スタメン数OUT3-IN4で成功
鳥栖は、 OUT3-IN6-+3 中軸・スタメン数OUT1-IN4で大成功
との選手起用から、
移籍・補強結果評価として「中断期間補強成功チーム」とされる所以です。
3チーム共に共通項目が「超強力高能力選手複数獲得」で、豊富な資金力による「力任せのなり振り構わない貪欲な獲得」でした。
また、
多数獲得の一方で、保有選手数調整として、多数離脱・放出が想定されますが、名古屋5選手離脱中3名レンタルの保有維持、同じく、神戸大量9選手離脱中6名レンタル、鳥栖も3名離脱中2名レンタルと、保有選手は維持し、スタメン・試合起用への競争激化による「育成起用・実戦数の低減」を「他チームでの起用・実戦機会確保、育成」としているもので、チームの全体育成計画上、問題は発生していません。
チームに在籍・残留した選手は、「急激に上昇する試合起用ハイレベル・ランクへの挑戦、勝ち残りでの成長」を、
一方、若手レンタル組は他チームでの「平均レベル・ランクを突破する成長」を図る戦略ですね。
良く出来ています。・・ここまでは・・・。
所が、そんな華々しい補強効果は、と言うと、試合結果・戦績で問題発生チームが出現しています。
(2)中断期間開けの戦績から「補強効果」
3チームの中断明け戦績は、
◎名古屋9試合- 7勝1分1敗 25得点11失点 得失差+14
直近7連勝
△神戸10試合- 4勝2分4敗 9得点12失点 得失差-3
直近2連敗
△鳥栖10試合- 3勝4分3敗 6得点 6失点 得失差 0
直近、名古屋●、川崎△、本日FC東京△以外は、3勝
名古屋の絶好調は、完全に補強効果によるものです。
しかし、神戸・鳥栖には、補強効果は微少程度しかありません。
得失差の評価からは、逆にリーグ下位レベルに転落との評価となる数値です。
(3)その理由、原因は。
超能力選手の多数投入・起用で、チーム戦力は大幅上昇となり、戦績に直結の筈ですが、名古屋はその通りの大爆発の「7連勝」を掴み取るも、不思議な事に、神戸・鳥栖の結果は逆です。
その原因・理由が問題です。
想定される答えが一つあります。
【戦術適合性・合致性】 です。
元々3チームの特徴戦術は、
〇名古屋・・風間監督の下、2017シーズンより一貫し「パスサッカー戦術」の熟成を追求して来ました。チームは、徹底した統一戦術・規律・約束事にて一体チームプレイの完成を今シーズンも追い続けています。
〇神戸・・ヴィッセルは守備重視戦術を採用し、2017シーズン五輪代表DF岩波を中心に安定した守りを見せ、一方で攻めは、シュート精度に優れた渡邉千真、スピード溢れる突破の小川との個の力でゴールを奪う展開で、チームとしての攻め方が最後まで不透明で、特に中盤のゲームメイクが上手くいかず、前線へのボール配給が乏しいという問題の対策として、ポドルスキーが中盤に下り組み立てに参加することが多くなり、ポドルスキー選手の最大の持ち味である決定力を活かしきれない悪循環に陥ったもので、司令塔タイプ選手獲得が念願で、イニエスタ獲得となったもの。しかし、守備の中心岩波移籍による守備再構築は未整備で、結果として「戦術機能ではなく、個々の能力優先型」となり、「規律・統一とは真逆の、緩い戦術実践の自由型」チームとなっています。
〇鳥栖・・フィッカデンティ監督の下、前線からの組織的な守備からボールを奪い、キープ力ある前線にボールを預け、2列目の選手がフォローしていくスタイルで、【4-3-2-1(-1-2)】の守備主導フォーメーションで、前線~DFラインまでのボール奪取からのカウンター戦術。そのため、激しい上下動が必要となり、走力・スプリント力が前提戦術です。
そこに、新加入選手が多数加わり、
〇名古屋戦術は、統一基本戦術は全くブレず、パス戦術の基礎となる「パス能力」の高い選手の加入は、更に、戦術実践レベルを大きく上昇、進展させ、当然の結果として、より激しいチームプレイは、戦績、得点増加、失点減少を大改善させたものでした。<戦術適合性・合致性は最高レベル>
〇神戸は、戦術機能は未整備で低レベル状態の中、加入スター選手のハイテクニツクプレイは、チーム全体が頼る「個の力」となり、一旦、組織プレイによる対抗策で、制限・制約された瞬間、殆ど乏しい効果・機能にしかなっていません。「スーパー選手の出来次第」にチーム戦績は左右され、コンディション・相手チーム対抗策により、大きく上下する現実となり、当然、戦績は良否のブレが大きく、直近では、低減傾向に陥っている訳です。<戦術適合性・合致性皆無>
〇鳥栖は、前線からの守備=アクティブカウンターが戦術の根幹ですが、現在の最前線選手、トレス・金崎は守備意識は、豊田の様にはいきません。アクティブカウンターは消滅した、という事で、得点20点はリーグ最下位の攻撃・得点力のまま全く改善していません。また、守備力指標の失点は27失点で、4位 コンサ28点、5位C大阪28点、6位仙台37点を下回り、リーグ4位で崩壊していません。しかし、ボール奪取からのカウンターも、激しい上下動を可能とする走力・スプリント力が前提で、加入選手特徴とは合致していません。<戦術適合性・合致性大きく低下>
如何でしょうか。
実は、チーム戦術との適合性・合致度が、新選手獲得による戦力強化の効果、そして、その戦績上昇を決定している、という事です。
つまり、
①「チーム戦術」が大前提
←
②そのために「戦術に合致する選手」の選別と加入強化
←
③「戦術適合」のトレーニングにて事前テスト合格と試合起用
との3ステップが必要との事となります。
評判や興行のための強化は、サッカーでは不成功の確率が高い、という事でした。
ここで「ミシャ戦術」とコンサの選手保有戦略を考えますが、
J1リーグで最高の「戦術適合性追求チーム」との事実に感心しますね。
神戸・鳥栖の苦悩は、根本的原因によるもので、簡単には改善・解決困難でしょうね。チャンピオンチームを目指す神戸も、降格圏脱出・上位陣復活狙いの鳥栖も、その目論見、目標は、遥か彼方の星レベルですね。
怖いのは「名古屋」で、戦術と完全に合致した選手強化で、リーグトップ戦力状態が継続し、対戦チームを問題ともしない撃破・完勝が継続しています。
コンサは台風で、対戦が先延ばしとなり、すっかり戦力爆発した状態での対戦となってしまいました。恐らくは、コンサ対戦まで、連勝は阻止・停止出来ていないものと推測・予想してしまいます。
そのため、対戦時の名古屋順位は、5位レベルまで上昇・到達している事でしょう。勝ち点10差は、たった4試合でひっくり返ります。
名古屋の対戦内容は注目です。対戦での名古屋対策の糸口だけでも探し出したいですね。
2018年09月01日
ミシャ試合前コメント
『前回大敗からチームは成長し、神戸は強いチームだが、勝利でリベンジする』
試合後コメント
『強い神戸相手に良く闘った。チームは何が何でもホームのサポーターの前で勝利したいという気持ちが強く感じられたゲームでしたし、見事勝利してくれた選手たちを称えたいと思います。今日の勝利を、我々のサポーターにささげたい。』
ミシャを先頭に、選手・スタッフ、そしてその背中を押すドームサポーター、一丸で、「スーパースター軍団/神戸」を撃破しました。
戦前の予想では、「神戸のリーグ随一・No.1攻撃・ゲームメイク、得点力」により「2失点」を覚悟する中、ミシャ・攻撃戦術の高い実践で「3得点」獲得の「3-2の劇勝」を想定しましたが、
予想は、見事に覆し、良い方に裏切られました。
今日の「勝利」は、必然の結果、完勝だった、という事実に。
ミシャ戦術展開、ターゲット、狙い処、更に、「強烈攻撃・ゲームメイク力」への守備は、ほぼ想定内容でした。
一方で、予想内容を、良い方に大きく裏切る「完璧な展開」が成立し、「3-1」の試合結果は必然の結果となるものでした。
予想外・想定外で、本日の完勝の原動力、必然とした内容が2点。
(1)「練習通りの完璧プレー」100点満点。
ミシャ試合後コメントは、『立ち上がりから前からプレスを掛けるアグレッシブな試合ができ、先制し、後半もチャンスを作り、3点目・4点目を狙えるものだった。相手の戦い方につき、時間を割いて一番長くトレーニングの準備をした。個のクォリティーに対してチームとしてのクォリティーで対応した。また、我々には既にイニエスタは居り、1年活躍している』の通り、
高い攻撃意欲・意識の継続、積極的守備(前線から、GK・DF陣のビルドアップ阻止、ボール奪取)、スピード溢れるパス交換(連続ワンタッチパス主体)、決定機を多数回構築を実現しました。
つまり、練習通りに、「イニエスタ・ポドロスキのパス交換とプレイを制限・阻止~スーパー2選手の存在を完全に消した」、「前線3人+ボランチ・サイドで、ビルドアップ制限・ボール奪取」でした。
ミシャコメントの通り「トレーニングの成果・結果」そのもので、当然の結果となった訳です。
(2)<コンサのストロングポイント>に
【連続ワンタッチパスでの敵守備力無力化】が加わった。
本節は、今後のコンサを左右する重要試合・分岐点試合となった様です。
ミシャのトレーニングの中心に「試合形式パス交換トレーニング」があり、キャンプイン~現在も、常態メニューとして、継続、今後も進行です。
本節で、大きな進展・進歩・成長が、現実化され、「10連続ワンタッチパス成功で、神戸守備陣・選手に守備タイミングも守備チャンスも一切与えず、ライトパス・決定機まで到達」「3得点しっかり獲得」のチームプレイを実践しました。
都倉試合後コメント「コンサのチーム力は、チャンピオンチームと大差は無くなったのではないか」は、その内容も含めたチーム力への強く・大きな自信の表明でした。
本来、「ミシャ戦術」は、システム可変等のメカニカルメソッドも中心ですが、中核は「パス戦術」で、ここに来て「高いレベルのパス交換=連続ワンタッチパス継続」のチームプレイが実現して来たものです。
本日の対神戸戦は、懸念だった「神戸強烈攻撃力を徹底したトレーニング対策で封じた」、「神戸守備陣に、守備タイミング・機会を与えない、異次元・超時空のハイレベルパス交換を実現し、トリーニング通りに3得点獲得」との内容で、「完勝」の理由です。
〇試合速報数値を掲載しておきます。
コンサの優勢が数値に顕著に現れました。
コンサ 神戸
前半 後半 全般 前半 後半 全般
支配率% 46 48 47 54 52 53
走行距離 60km 57.5km 117.5km 56km 50.5km 106.5km
シュート数 7 8 15本 4 5 9本
枠内数 5 4 9本 3 2 5本
得点 1 2 3点 0 1 1点
決定率 14.2% 25.0% 20.0% 0% 20.0% 11.1%
パス数 291本 258本 549本 320本 246本 566本
成功率 82% 86% 84% 86% 84% 85%
CK数 5 0 5 0 2 2
※支配率・パス項目以外はコンサ優位の数値です。
プレイエリア占率
D3rd M3rd A3rd
コンサ 39% 38% 23%
神戸 32% 46% 22%
※対比すると、コンサのD3rd比率が高く、M3rd比率低いのは、イニエスタ・ポドロスキ効果、コンサの守備機会の多さを示しています。前線のプレイ率は、両チーム同レベルでした。
攻撃時エリア占率
L M R
コンサ 36% 28% 36%
神戸 28% 34% 38%
※コンサは、両サイド攻撃が活性化していました。
神戸は、ポドロスキのLサイドは低率で、存在を縮小出来ていました。
数値上からも、コンサの試合コントロール・支配が出ています。
「完勝」相当です。
〇都倉の冷静シュートのプレイは、得点累積の「自信のなせる業」。このまま、好調は継続します。
1得点目は「連続ワンタッチパス」の華麗な得点。今後、ストロングポイントとして、得点累積獲得し、パータンは完成しますね。
福森の「頭脳プレイの陰には、小野のアドバイス在り」でした。
隠れMVPが「深井」で、イニエスタのメインディフェンダーとして、予想的中のプレイで、イニエスタへのパスカット、イニエスタからボール奪取、イニエスタからのパス阻止と大活躍でした。
次戦までは、2週間あり、「ジェイ」の戦力復帰も可能でしょう。
第28節まで【8試合連続勝ち点獲得】を達成です。
本日完勝で【5試合連続勝ち点獲得】の達成まで到達し、残り3試合です。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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