2018年02月28日
ミシャ流週間スケジュール・金曜試合変則版にて、
現在、
土曜 ・J1リーグ戦
・リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜 ・リカバリー、試合分析・評価
・リーグ戦未起用選手、TG
月曜 ・オフ日
火曜 ・次戦候補メンバー発表__
・次戦分析・対策 対策トレーニング
水曜 ・選手毎必要課題の自主練習
・試合形式トレーニング
・次戦メンバー通告
木曜 ・次戦メンバー前日移動
・開催地で 次戦メンバー前日練習
・未起用選手;課題トレーニング
金曜 ・未起用選手;試合形式トレーニング
・リーグ戦起用選手、直前コンディション調整
・19:00J1リーグ戦
金曜変則日程では、「前々日現地入り・トレーニング」を短縮し、「前日昼移動現地入り・金曜試合まで、丸一日トレーニング」で、現地環境に慣らす「現地トレーニングを、前日夕刻+試合当日午前」確保しています。
対戦相手C大阪は、前シーズン2冠チャンピオンの強敵チームですが、昨日ブログで明確な様に、今シーズンのコンサは、十分以上にマッチアップとなり、データ値は、「コンサやや優位の試合展開」を示すものでした。
本日、監督より、起用選手を告知され、明日早々に、現地入り移動となる所で、次戦の試合展開・戦術・メンバーを予想します。
1.戦術と試合展開
戦術と試合展開は、一体不可分で、互いに相関し合います。
ミシャ戦術;
「ミシャ戦術=連携力・連係プレーの究極スタイル」との考え方です。
ミシャサッカー=「パスサッカー」と定義されますが、その「連続パス交換」の前提条件こそが、「連携力」です。
具体例で説明しますと、
未だ個々の力が優秀まででは無いA選手が、攻撃で敵陣を突破するための方法です。優秀ならば、高速・ハイテクニツクドリブルでの「ごぼう抜き突破」や、強靭な体幹で「弾き飛ばし突破」となるところ、非力なA選手は、複数選手との連携に勝負を掛けます。相手チェックの前に、B選手へパス、同じく非力なB選手も同様、相手チェックやスペースカバーの前に、C選手へパス、そこに、フリーで飛び込むA選手がパスを受けて、相手守備陣を突破・置き去りとする、との方法で、これなら、非力なA・B・C選手で、優秀選手と同じか、上回るプレイを出来ます。
ミシャ戦術こそ、非力選手のチームで、積極攻勢を仕掛けられる方法
「個々の力」では、C大阪に劣後しますが、「連携力の高い組織プレーを実践する選手構成」により、チーム力では、C大阪を凌駕するもので、前広島戦での試合データに手証明されたものです。
具体的戦術は、
基本システム【3-4-2-1】を軸に、
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
⑦ミシャ戦術への決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術。
C大阪のシステムは、昨シーズン当初【4-2-3-1】を中断期以降【4-4-2】のオーソドックススタイルにシステム変更し、今シーズンも同システム。 ミシャ戦術との相性は、「良好・戦術効果フル発揮」となるシステムです。
結果、ボール支配率は「60%」超で、コンサ試合コントロール時間帯が多くなり、試合全般コントロールを掴む事となります。
解説者平川コメントに、「C大阪戦は支配率を握られる」との記載がありましたが、外れで、前試合も、42%とボール支配の意図はなく、カウンター狙いの「リアクションサッカー」の実戦内容でした。
ユジョンファン・C大阪は、実は「守備バランスのリアクション傾向の強いチーム」へ進んでいます。
試合展開は、
試合開始~15分 コンサの速く・多彩な長短パスで、攻勢時間帯
C大阪守備陣のギャップ・マークずれを突き、
先制点獲得
~30分 コンサ攻勢継続、チャンス多数
~45分 終了間際、C大阪集中時間帯となり、カウンター
前半戦 【 1-0 】
後半開始~60分 C大阪集中度・走量UPし攻勢時間帯、
スルーパスから失点【 1-1 】
60分 前線2選手交代、活性化
~75分 コンサ攻勢復活、
派生セットプレイで決勝点獲得【 2-1 】
75分 1選手交代、運動量復活
~85分 コンサ攻勢継続、攻勢時間帯
~90分 C大阪集中度UP・逆襲攻勢、
コンサ守備集中
【 2-1 】激闘の勝利獲得
との展開を予想します。
2.メンバー
前試合メンバーが中軸で、経験値累積・連携組織力UPを図り、前試合以上パフォーマンスを展開させる。
ジェイ
ヘイス 三好
菅 宮沢 兵藤 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 菅野
石川 60分 ⇔ 菅
小野
宮吉 75分 ⇔ ジェイ
早坂
都倉 60分 ⇔ ヘイス
チャナティップ
※深井は、走行距離・スプリント数ともに、大幅不足で、
フィジカルアップ後に再トライ。
その枠に「宮吉」起用 です。
以上 予想でした。
十分、C大阪を凌駕する組織・連携チーム力となる選手ですね。
2018年02月27日
ミシャ流週間スケジュールを確認です。
驚く日程設定により修正された「(先週進行)基本週間スケジュール」を次戦金曜開催との変則日程に修正。
土曜(金.日) ・J1リーグ戦
・リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜 ・リカバリー、試合分析・評価
・リーグ戦未起用選手、TG
月曜 ・オフ日
火曜 ・次戦候補メンバー発表__
・次戦分析・対策 対策トレーニング
水曜 ・選手毎必要課題の自主練習
・試合形式トレーニング その後、
・次戦メンバー前々日移動
木曜 ・開催地で 次戦メンバー前日練習
・未起用選手;課題トレーニング
金曜 ・未起用選手;試合形式トレーニング
・リーグ戦起用選手、直前コンディション調整
・J1リーグ戦
という事で、本日は、
次戦の起用候補選手の発表と、次戦対策、対策トレーニングを、AチームvsBチームの試合形式で行った所でしょう。
そこで、チーム日程と合わせて、
開幕戦のデータがリリースされており「試合内容確認」と、「次戦相手C大阪のチーム確認」をしてみます。
1.開幕・広島戦試合データ
コンサの個別データとリーグ順位・比較で点検です。
「攻撃」①得点 0 ・・リーグ12位(リーグ平均0.8点)
②シュート数 16(速報14から増加)・・リーグ3位(平均12.8)
③内、枠内 3 ・・リーグ8位(平均3.8本)
④決定率 0% ・・リーグ12位(平均6.4%)
⑤パス数 564 ・・リーグ5位(平均495)
⑥同成功率 79.1% ・・リーグ6位(平均71.5%)
⑦クロス数 23 ・・リーグ2位(平均16.6)
⑧同成功率 39.1%・・リーグ2位(平均21%)
⑨FK数 14 ・・リーグ11位(平均15.5)
⑩CK数 5 ・・リーグ8位(平均5.3)
「守備」⑪失点 1 ・・リーグ6位(平均1)
⑫被シュート数 15 ・・リーグ14位(平均12.3)
⑬被決定率 6.7% ・・リーグ8位(平均8.1)
⑭タックル数 13 ・・リーグ17位(平均22.9)
⑮クリア数 11 ・・リーグ17位(平均24.9)
⑯インターセプト 5 ・・リーグ1位(平均2.1)
「全体」⑰支配率 58.8% ・・リーグ4位(平均50%)
⑱走行距離 117km ・・リーグ5位(平均114km)
⑲スプリント数 154 ・・リーグ16位(平均169)
リーグ水準より高い項目に下線を引きました。
昨シーズンも同比較をしましたが驚くほど、多数項目がリーグを超えています!
昨シーズンは、クロス項目の一項目しかありませんでした。しかし、今シーズンは、驚きの11項目で、全19項目の6割近くが、ストロングポイント化とのデータですね。
特筆は、
〇シュート数=チャンス回数の多さで、課題の決定力が上昇すると、ゴール量産を表しています。
〇もう一点が、タックルとクリアの少なさで、パスサッカー戦術から、予想されるものですが、その前に、相手攻撃回数の少なさを表わすデータです。つまり、コンサミシャ戦術による積極攻撃型サッカーは、攻撃時間帯とボール支配率を上昇させ、その結果、物理的に、守備時間帯と相手ボール時間を短縮させるのですね。当然の結果として、相手攻撃時間減少=コンサ守備時間帯減少で、攻められる機会減少により、そもそも、タックル・クリアを大幅に減らした数値なんですね。更に、インターセプト数は、リーグ断トツの1位で、DF陣、ボランチ陣のストロングポイントてなっていました。
理論上は、理解していた筈ですが、この様に、数値に明確に表れ、あらためて、戦術の優秀さに感動ものです。
皆様、いかがですか?! 驚異的な数値が羅列され、優秀さを再認識される方も多い事と思います。
ちなみに、対戦相手「広島」の特徴的データも少しだけ見てみましょう。
羅列すると、
シュート数4位、同枠内数1位、しかし、決定率9位、昨年ベスト3だったパス数16位と大幅減少、成功率も15位と精度まで欠くもの、クロス成功率1位で変わらず高精度、被シュート数16位はコンサが相手で損したもの、支配率15位昨年高率が一転リーグ最低ランク、走行距離10位・スプリント数17位で運動量も大きく低下、と昨年比大幅低下項目が多数で、ストロングポイントが多数減少し、チーム戦力低下を示すものでした。
コンサの決定力の低さと戦術実践へのエンジンが後半戦から本格稼働との遅れがあり、辛うじて勝利獲得との実態が見えて来ます。
前試合内容をデータから見ると、「圧倒的にコンサ優位」で大きなチーム戦力差を表すものでした。
2.次戦「C大阪」チーム点検
同様に、前試合データがリリースされており、記載しておきます。コンサと比較して頂くと、驚きの内容が浮かび上がって来ます。
「攻撃」 C大阪 コンサ 勝負対比
①得点 2点リーグ2位 0点リーグ12位 🔴
②シュート数14本 6位 16本 3位 〇
③同、枠内数 5本 3位 3位 8位 🔴
④決定率 14.3% 4位 0% 12位 🔴
⑤パス数 362本 14位 564本 5位 ◎
⑥成功率 61.0%17位 79.1% 6位 ◎
⑦クロス数 17本 8位 23本 2位 ◎
⑧成功率 5.9%17位 39.1% 1位 ◎
⑨FK数 15本 9位 14本 11位 △
⑩CK数 8本 2位 5本 8位 △
「守備」
⑪失点 1点リーグ6位 1点 6位 △
⑫被シュート数 17本 17位 15本 14位 △
⑬被決定率 5.9% 7位 6.7% 8位 △
⑭タックル 22回 10位 13回 17位 ◎
⑮クリア数 23回 10位 11回 17位 ◎
⑯インターセプト 3回 3位 5回 1位 〇
「全体」
⑰支配率 42% 14位 58.8% 4位 ◎
⑱走行距離 117km 5位 117km 5位 △
⑲スプリント数 213回 1回 154回 16位 🔴
データ値から明らかとなる、昨シーズンの2冠王C大阪との戦力差は、
コンサ劣後・・4項目で、決定力を軸とする得点・枠内・決定率と、スプリント力のみ。
コンサ優位・・7項目で、チャンスメイクとチャンス回数の攻撃項目、
守備回数項目、支配率で攻守全般
優劣無く互角・・5項目、セットプレー回数、GK項目、走行距離。
≪攻守全般で、コンサのチャンスメイクが勝り、ややコンサ優勢の中、ボール支配・攻撃時間帯多く、試合展開をコンサがコントロールする≫とのデータです。
各ポジションでは、苛烈なマッチアップが展開されますが、C大阪とは異なり、コンサには、チーム全体で、パスコントロール・パス交換と、高いポジションでの緊密ブロック守備を基にした組織力があり、「個vs個」の闘いを超えた「C大阪個VSコンサ組織」のサッカー戦となるもの。
そもそも、C大阪のチームカラーは、リーグNo.1の「個人プレー」主体チームで、突出した「個・選手」の力による突破を主軸にチーム構成していました。
ところが、従来監督の同一カラーから、異質の監督選択で、現ユンジョンファン監督を選択し、パスサッカーではあるが運動量重視の組織戦術を持ち味とする監督としました。しかし、C大阪のチームカラーは、C大阪選手在籍時代から熟知し、鳥栖監督の様な戦術大転換は不能との事で、独自の「個」と「組織」の併用型を目指し、成果も二冠チャンプチームとして現実となってきた所です。しかし、チームカラー=選手カラーで、簡易・短時間で変わる事は不可能で、未だに、ユン監督の目指す像とはかけ離れた戦術・プレイが多く、実際、「個の闘い重視」のプレーはしばしば、随所に出現しています。
「個の力」重視のサッカー環境では、試合起用、ポジションを獲得するために、「個々の選手の力」は上昇させる意識・志向が、選手に強く、結果、名選手・代表選手の出現が多いチームとなっています。しかし、以前も記載した通り、「戦術」は、「選手個々の力」を100%・120%とし、チーム力として、アップさせる手段です。そんな戦術を駆使して、J1リーグを勝ち抜き、上位進出を狙うのがコンサ流です。
「選手個々の単純総和では劣後」が客観評価ですが、「戦術」を駆使し、「組織・チーム力✖150%(ミシャ戦術)」で、C大阪を打破できる状態が出来上がり、更に、成長・上昇しつつある!という事ですね。
十二分に、試合勝負・勝利獲得は可能な対戦相手、との結論。
以上 2つの確認でした。
2018年02月26日
本日、
リーグ起用選手は、日曜リカバリー+本日オフで1.5日
未起用選手は、日曜テストマッチあるも、本日オフで1日との差がつけられています。
オフ時間数も、しっかり計算され、全員一律形式は「悪平等」として変更され、「選手毎疲労データによる客観的管理」による設定、とされています。
どんな詳細な点も、「チーム力に直結」する事項として、見過ごされていません。ここまで徹底すべきもの、とあらためて勉強・認識させられますね。・・ほんとに何から何まで、凄い!が続きます。
さて、J1リーグ第1節が全試合スタートし2018シーズンが開始です。
残念ながら、コンサは≪3年連続開幕戦敗戦≫の結果、しかし、勝負には負けるも、試合内容には勝ったもの、との評価が多く、相半ばのスタートでした。
月曜時点では、未だ試合詳細データは未公開ですが、
概要データでも、注目点があります。
広島戦の反省点も明らかとなるもので、確認してみましょう。
1.概要データ
開幕戦の全チームデータで、
①シュート数
1位 順位6位 横浜FM シュート16本
2位 16 コンサ 14本(枠内8本;57.1%)
3位 16 柏 12
6 神戸 12
4 広島 12
15 長崎 12
7位 14 G大阪 11
6 C大阪 11
9位 12 清水 9
2 名古屋 9
11位 1 川崎 8
3 湘南 8
18 磐田 8
14位 12 鹿島 7
6 浦和 7
16位 4 仙台 6
6 F東京 6
6 鳥栖 6
※シュート数は、「チャンス数に比例」し、攻撃力=攻撃回数を表しています。
※リーグ平均数 9.7本 でした。
②シュート決定率
1位 順位1位 川崎 決定率 37.5%
2位 2 名古屋 33.3%
3位 3 湘南 25.0%
4位 14 G大阪 18.2%
5位 4 仙台 16.7%
6 F東京 16.7%
6 鳥栖 16.7%
8位 6 浦和 14.3%
9位 6 C大阪 9.1%
10位 6 神戸 8.3%
4 広島 8.3%
15 長崎 8.3%
13位 6 横浜FM 6.3%
14位 16 札幌 0%
16 柏 0%
12 清水 0%
18 磐田 0%
12 鹿島 0%
※完全に、決定率とリーグ順位が連動しています。
※リーグ平均 決定率 10.9%
③運動量とスプリント数
〔運動量〕
1位 順位6位 鳥栖 走行距離119km スプリント163回9位
2位 6 横浜FM 118 204 3位
15 長崎 118 213 1位
2 名古屋 118 190 4位
5位 16 コンサ 117 154 16位
6 神戸 117 163 9位
6 C大阪 117 213 1位
8位 3 湘南 116 189 5位
9位 12 清水 115 156 15位
10位 4 広島 114 146 17位
14 G大阪 114 165 8位
18 磐田 114 163 9位
6 F東京 114 157 13位
14位 4 仙台 112 169 7位
15位 12 鹿島 111 157 13位
16位 1 川崎 110 181 6位
6 浦和 110 130 18位
18位 16 柏 108 163 9位
※リーグ平均は、走行距離114km、スプリント数170回
※例外(川崎・仙台)はあるも、上位チームは、運動量、特にスプリント数上位。
2.コンサについて
①シュート数
リーグ2位・更に、枠内率57%は、チャンス機会の多さを表し、ミシャ戦術の優秀さを証明しました。昨シーズンの弱点の一つが、解消されたとの成長・進化です。起用選手がそれこそ有効に機能した事をも証明したのですね。起用選手は、当面、連続起用最有力となったものです。
②シュート決定率
試合結果・リーグ順位に直結原因が、この決定率で、昨シーズン弱点のもう一つ課題が大課題、との証明ともなりました。
「枠内シュート」が60%近くに拘わらず、低決定率は、「シュートの質」の問題で、「意識・認識」問題とも言えます。
再三記載していますが、「ゴール枠内では甘く、ゴールのターゲットそこを意識したそこへのピンポイントシュート」「明確なシュートイメージに乗せるシュート」の問題で、ミシャが、チームトレーニングとせず、個人トレーニングとしている理由ですね。
≪どんなに言っても治らず、自分でしっかり自覚し、自ら直すしか、改善は起きない≫との方法論という事でしょうか。
Jリーグ全体の課題でもあり、そもそも日本の育成時代の練習そのものにある、という事ですが...
③走行距離・スプリント
ミシャ戦術のキーポイントが、走行距離・スプリント数ですが、ここは、ミシャ戦術実践度は未だ低い項目が残っている事を証明しました。
走行距離5位117kmは、ギリギリOKレベル下限レベルとなりましたが、スプリント数は、全然駄目ですね。スプリント回数は、16位、リーグ平均17回にも△16回と達せず、
特定選手が低レベルでした。
起用選手のスプリント状況で、スプリント頻度(回数)です。
1位 SH石川 スプリント頻度2.8分 (11回)
2位 SH菅 2.9分 (20回)
3位 FWヘイス 3.1分 ( 6回)
4位 FW三好 4.0分 (22回)
5位 FWチャナティップ 4.4分 (16回)
6位 SH駒井 6.0分 (15回)
7位 CFジェイ 6.4分 (14回)
8位 DMF宮澤 7.5分 (12回)
9位 CBミンテ 8.1分 (11回)
10位 DMF小野 9.5分 ( 2回)
11位 CB進藤 10.0分 ( 9回)
CB福森 10.0分 ( 9回)
13位 DMF深井 23.6分 ( 3回)
14位 GKソンユン 90.0分 ( 1回)
1位~4位 石川・菅は、左サイド攻撃バランスの源泉、
三好・ヘイスは、チャンスメイクの源泉で大合格点です。
5位~9位 やや物足りませんが、次戦以降のアップが期待でき、〇。
問題は、
10位~13位の4選手です。
・小野はほとんどスプリントは無理で、その前提での起用でしょう。稲本との差です。
・また、CBの進藤・福森は、特に前半戦の慎重なプレイ=スプリントせず、ポジション・スペースのカバーを最優先としたスタイルという事ですが、より積極的に、ポジションもアップさせることがポイントで、
試合後の駒井コメント「試合課題点は、前半、ボランチがDFラインに吸収された事で、広島のボール廻し、失点を許したもの。後半は、ボランチも本来位置に戻り、リスクスペースもなくなり、コンサのコントロールとなった」とありましたが、その理由が、DFラインの低さで、その原因が、慎重なDFライン設定で、ミシャコメントも同指摘でした。それを表すデータが、スプリント数の少なさ、という事になる訳です。
ミシャ戦術の通り、適正にDFラインを上昇させ、当然、スプリント数も増加させる事です。
・最大の課題選手が≪深井≫という事が、ここに証明されてしまいました。
パフォーマンス、運動量、特に、ストロングポイントの筈の「ボール奪取力」には「スプリント数」が源泉ですが、チーム最低の「頻度と回数」で、ボランチとしては、不合格・失格数値としか言えません。リハビリ後、直ちの起用は、時期尚早、かなりの無理、で、チーム戦術の実践度を低下させているものです。=どうでしょう?= 少なくとも、チーム最高値となる筈の選手が、チーム最低値の状態は、深井本人の苦悩にもなり、考え物ですね。
以上 概要データに、コンサの課題と成果が出ています。明確な課題ですので、早期改善は可能ですね。
2018年02月25日
Bチームの 活性化、夜明けは、未だまだ程遠い。
鹿児島ユナイテッドFC相手に、【 1ー 4 】の大敗。
先週、北九州相手に、【 0-0 】で、その時の言い訳、理由が、ハードトレーニングの疲労でしたが、
今回も、同じ理由とする気でしょうか。
フィジカルコンディション原因は、前回時点でも、全く通用しない理由で、本当の理由では無かった、と証明されてしまいました。
本当の理由、原因は、「意識・認識の問題」としか捉え様が無い、ですね。
この惨憺たる事態と、Aチームの土曜戦のクオリティの高さを突き付けられ、もう、自己の存在の危うさ、深刻な状況を思い知る事しかない状態。
今頃になって、自己の取り組みの甘さを思い知る事となった訳。
現在、
チームは、クオリティ、レベルで、二分された事態。
さすがにミシャも、ここまで、差が拡大する事態は想定外で、緊急対策の必要性を感じています。
しかし、この過程、事態も、シーズン全体や、コンサの歴史の観点ぐらいから見ると、必要なステップだったのだと思います。
未だに、ミシャ戦術への不安や疑義が話題に上がりますが、コンサは、ミシャに、その運命と未来を預け、激しく、ハイスピードで進行し、既に、それ以前のコンサは、過去の物に変わってしまっています。
今回事態は、選手個々での覚悟を、問われた事で、少し立ち遅れた選手が意外に多くになってしまった、という事ですね。
シーズン中断期には完全解消となり、実際は、かなり早く5節辺り位迄に、Aチームレベル到達が条件でしよう。そこで、脱落選手は、チーム外への方向が出始めそうと予測されます。
あと4節=1ヵ月です。
当面は、Aチームメンバーで、リーグ戦。
2週間後のルヴァンカップは、Bチームの改善志向選手で回します。
日曜TGも、別意味で、注目です!
2018年02月24日
残念ですね~!
≪得点まであと少しなのに、その一歩が届かず敗戦≫、本当に惜しかった!!
しかし、【 0-1 】の敗戦結果も大きいですが、1/34で、シーズンのスタートダッシュを意図するなら、大問題ですが、
2018シーズンのコンサは、順位・勝敗に重点を傾斜するのは、シーズン中断頃で、スタート5巡までは、「試合内容・質」を問い、「戦績とバランスをとる」=「5分の戦績」程度で十分とのシーズン展開です。
その観点から、本日開幕戦は、「試合内容はコンサ、試合結果は広島」との評価で、ミシャにとっては、結果は不満足なるも、試合内容は満足で、特に「良否・善悪が明確となった」点が大きな成果との認識です。
監督就任し、喉から手が出る程、「勝利」との結果が欲しかった城福広島新監督とは、試合目的が異なり、客観的には、広島の試合内容では、次戦以降「かなり苦戦必至」との内容、逆に、コンサの試合内容は、次戦以降「勝利獲得は十分可能」との評価となったものでしょう。
試合内容を少し確認してみます。
①スタッツを確認してみます。
コンサ vs 広島
前半戦 58% 支配率 42%
55.6km 走行距離 55.6km
2本 シュート 11本
1本 内、枠内 3本
296本 バス数 209本
82% 同成功率 78%
1本 CK 6本
11本 ファウル 7本
後半戦 57% 支配率 43%
117km 走行距離 114km
14本 シュート 15本
(12) (4) (後半のみ)
8本 内、枠内 7本
(7) (4) ( 同 )
604本 パス数 402本
(308) (193) ( 同 )
82% 同成功率 72%
5本 CK 7本
20本 ファウル 10本
※シュート多数本で、枠内シュートは57%の高率
※後半は、支配率・パス数・シュート数・枠内数と圧倒していた事を
証明する数値です。
同時に、観戦していて、コンサのミシャ戦術での相手ゴール前の得点チャンス機会を計算しました。
前半戦 6回 ・・内 2回シュート実現(シュート率 33%)
後半戦 12回 ・・内12回シュート実現(シュート率100%)
凄い数値です。
前半戦もチャンスメイクは出来ましたが、シュートまで到達は1/3。
ところが、
後半戦はチャンスメイクが炸裂し、2倍のチャンス到来となり、
更に凄まじいのが、全チャンスをシュートまで到達の100%。
実際、広島はカウンターは複数回ありましたが、
ほとんどは自陣に深く引き、ボール支配・試合展開もコンサに渡すもの。
その理由が、コンサのミシャ戦術「多彩なパス連続交換」に対抗できず、
ブロック陣形による守備しかなくなったものでした。
まるで、昨シーズンのコンサ守備陣の様でしたね。
昨年までのコンサでは、堅守のブロック守備を敷かれた場合、
放り込みとサイドクロス放り込みしか攻撃パターンが無く、
得点チャンスメイクは苦手そのもので、成すすべ無し状態にしばしば
陥りました。
しかし、本日のコンサは、12回の得点チャンスを創出し、その全てを
シュートに繋げた訳です。驚異的な変化で、相手広島選手がビビるのも
当然とものでした。
試合内容は、ミシャの想定通りに進行したという事です。
但し、最後の課題が、「シュート決定力」でした。
この課題は、キャンプ・トレーニングでも、本格取り組みまで達しておらず、案の定、開幕戦で露呈・現実化した課題となったものでした。
シュート決定力ある選手の共通特徴は、
「シュートの瞬間、シュート弾道イメージが明確に見え、
その弾道に乗せるように、シュートする」というものと聞きます。
「シュート決定力」課題は、
その「シュート弾道イメージ」がハッキリみえるか、で、
その意識が希薄な選手は、「運」頼みとなり、
「枠外シュートだらけ」「GKへのパスシュートだらけ」に陥る事
となる訳です。
コンサの選手では、
「ジェイは明確な弾道イメージに乗せるシュート」を打ちますが、
都倉・ヘイスは、時々レベル、
内村もあるが、しばじば、その通りにプレイ出来ない、
三好・宮吉の課題もここで、本人も明確な課題認識です。
この課題の改善は、「得点」に直結するもので、
コンサは、その課題まで到達している事を、
つまり、堅守ブロック守備を相手にしても、
大量の得点チャンスを実現する力を「ミシャ戦術の実践」で、
獲得している、という事です。
次戦 C大阪戦までに「シュート決定力課題」の大幅改善は困難ですが、
改善への端緒は、切れますね。
ここからは、選手間での「シュート決定力獲得競争」です。
ミシャ流の改善が見物とも言えますね。乞うご期待!と行きましょう。
本日の敗戦の結果は、次戦以降のため「貴重なお手本と経験」になりました。
「ミシャ戦術の実践」に大きな自信を【確信】に変え、「明確な直面課題」をしっかり改善する過程を【確かな成長】とし、【気付くと確かな戦績獲得】とするステップ・シーズンのスタートです。
明るい未来=次戦=に向け、雄々しく進撃です!!
試合に出場した全選手、本当に高い意識と闘志で頑張りました。
また、残念ながら、試合起用とならなかった全選手も、次の勝負の順番をしっかり狙うトライ・トレーニングに邁進です。
ミシャ・チームスタッフ・社長も、マアマアのスタートに若干の悔しさと自信ですね。
最後に、全サポーターの皆様、勝利のスタートに、紙一重の内容に、口惜しさはありますが、しっかり、シーズンのサポートを開始さり、大変お疲れ様でした。
全コンサ、ここから、スタートです。
最後に、ミシャコメント「前半は少し慎重な入りとなり、プレイに固さもある中、チャンスメイクは出来、残念ながら、クロスから失点した。しかし、後半は、すっかり固さも取れ、相手を押し込み、チャンスを多数作れた。負けの結果は不満足だが、選手はしっかり闘えた」との内容。
明確に、試合内容に手応えを獲得したものでした。
行くぞ!!コンサ!!
2018年02月23日
いよいよ明日、待ちに待った期待の”2018シーズン開幕 ”です。
試合前日、サポーターの方々を始め、当事者の起用選手、チームスタッフ、残念ながら帯同とはならず熊本待機組選手、それぞれ、期待と緊張感に酔いしれている所でしょう。
しかし、一番心待ちにしていただろう人物は、”ミシャ”です。
その頭の中を、開幕戦前の時点だからこそ、推測・覗いてみたいと思います。
上手く覗けたかは、明日の試合・それ以降のチーム動向で、判定されますが...
1.その前に、ミシャ流週間ルーティーンは、驚きの中、更に修正となりました。今回は「前々日移動・現地練習」との内容です。
通常、どのチームも、特別事情が無い限り(台風等の天候異変等)、前日試合会場入りが、基本日程ですが、ミシャは更にその前日に、現地入りとする、との事。
その理由ですが、日本を熟知しているミシャは、南北に長い日本は「地域毎に大きな天候差」があり、当然「試合環境が大きく違う」点から、実質2日間の現地練習により「コンデイションを現地に合わせる」点を捉えたものと考えられます。本日「ノノラジ」でも、「滞在費が嵩み、昨年はやりたくても出来なかった」との社長コメントもあり、その必要性は認識していたものとの事で、社長とミシャとで、同意見で実施の日程だという事が分かりました。
ミシャの改革はどんどん進んでいきますね。
では、基本週間スケジュールの修正版です。
土曜(金.日) ・J1リーグ戦
・リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜 ・リカバリー、試合分析・評価
・リーグ戦未起用選手、TG
月曜 ・オフ日
火曜 ・ 次戦候補メンバー発表
・ 次戦分析・対策 対策トレーニング
水曜 ・ 次戦対策トレーニング.コンディション調整
・ 選手毎必要課題の自主練習
木曜 ・試合形式トレーニング その後、
・次戦メンバー前々日移動
金曜 ・開催地で 次戦メンバー前日練習
・未起用選手;課題トレーニング
全体が明らかになり、あらためて見ても、本当に特別な驚きの日程ですね。
2.ミシャの頭の中を覗いてみよう...
ミシャは、試合を前にした心境を、
【既にする可き事は終え、あとは試合を楽しむだけ】と常々コメントしています。
①戦術について
ミシャ戦術が焦点となっていますが、
本来、戦術とは、現状値を上昇するための道具です。
つまり、選手個々の力だけでのチーム戦力が出発点ですが、
「戦術」により、そのチーム力はが、「100%以上」にも、「100%以下」にもなるものです。
そして、優れた戦術は、その倍率が高く、また、従来からのオーソドックス戦術は、その倍率が多数の実戦例により検証・確立されているもの、という事です。
ミシャ戦術も、そんな高倍率を狙う、実績(チーム)数の少ない新興戦術という事になります。しかし、戦術の真髄・中心の考え方が重要ですね。何かと言うと、「ミシャ戦術=連携力・連係プレーの究極スタイル」との考え方です。
ミシャサッカー=「パスサッカー」と定義されますが、その「連続パス交換」の前提条件こそが、「連携力」です。
具体例で説明しますと、
未だ個々の力が優秀まででは無いA選手が、攻撃で敵陣を突破するための方法です。優秀ならば、高速・ハイテクニツクドリブルでの「ごぼう抜き突破」や、強靭な体幹で「弾き飛ばし突破」となるところ、非力なA選手は、複数選手との連携に勝負を掛けます。相手チェックの前に、B選手へパス、同じく非力なB選手も同様、相手チェックやスペースカバーの前に、C選手へパス、そこに、フリーで飛び込むA選手がパスを受けて、相手守備陣を突破・置き去りとする、との方法で、これなら、非力なA・B・C選手で、優秀選手と同じか、上回るプレイを出来ます。
ミシャ戦術こそ、非力選手のチームで、積極攻勢を仕掛けられる方法です。
リーグ低迷の「広島・浦和」を救い、チャンピオンチームにまで上昇させた理由です。
明日開幕戦のメンバーは、そんな「非力選手が中心でCFのみに優秀選手を置くチーム編成」との見方は、うなづけるものです。
ミシャは、そのロジックを信頼し、戦術に忠実・真摯な選手を信頼し、厳しく・激しいキャンプ・トレーニングを信頼し、満足感で試合に臨む心境と推測します。
過去、広島・浦和で、ミシャ時代に活躍した選手の、流失が多発しましたが、その選手の現在値を見ると、その後に「成功選手」は皆無です。それは、ミシャ戦術は、選手個々のクォリティを上げるというより、連携力の上昇によるプレイアップで、それを自覚しないままの「流失」は「自己の非力」を思い知る結果としかならなかった、という事です。
ミシャは、ミシャ戦術は「日本・Jリーグ」でのみ成功・成立の戦術、との認識を強くしているのでは、と推測します。
つまり「日本人固有の 組織・連携力」「約束事の遵守・実践の高さ」が、ミシャ戦術の根幹・絶対条件だからです。
≪ 誰が、どこで、どのプレイをする、ので自分はこのプレイをし、繋ぐ≫です。
②選手起用について
そして、コンサの昨シーズン中核選手が多数「Bチーム・熊本残留組」となった理由と関係し、そのミシャ戦術への「同化」の意思と認識で、素直な若手+必至なジェイ、に対して、昨シーズンの成功・失敗体験が強烈なより優秀な故に「速やか・手のひらを反す戦術転換へのベクトルが弱かった」ベテラン・中堅に、二分された事となりました。
しかし、ミシャの頭脳は、更に「したたか」と想定します。
と言うのも、Bチームを力の高いベテラン・中堅で編成し、YBCルヴァンカップへ起用するという事は、対戦チームは「若手・育成選手が複数となる弱点を持つチーム」であり、≪より勝率は高く望める≫との見通し・目算となります。 そして、遅れた、但し、個々の力は高い、ベテラン・中堅組が、ミシャ戦術の消化を進行させた段階のシーズン中盤までに、逐次合流・起用との展開・見込みではないでしょうか。
Bチームから「反チームの空気」も臭わないのは、小野・稲本の模範だけではなく、シーズン全体の展開も、ミシャから十分説明があり、それなりに浸透しているからと思います。
という事で、明日のミシャも愉しむ試合への選手起用は、想定とスタメンで1名のみ相違で、ほぼ的中となりそうです。
あらためて、 ジェイ
宮吉 三好
菅 宮沢 深井 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 都倉;Bチームですけど、後半試合決定切り札
チャナティップ
兵藤・早坂・稲本・ヘイス
菅野
と修正します。
開幕、複数得点炸裂で【 3-1 】完勝 でいきましょう。
全員で、サポートです!!
2018年02月21日
驚きました‼️
ミシャの週間ルーティンは、オフ明けの火曜に、次戦メンバーを選別し、対戦対策トレーニングとするのですね。厳しい〜〜!
公式ブログで「控えメンバーを広島の4バックシステムとし対策練習」との記載。
完全に、次戦メンバーへ、対戦対策を集中練習としている=控えメンバーは明らかとされ、起用メンバーへのサポート役となっていました。
前々ブログに標準的な週間ルーティンを記載しましたが、
ミシャに又々意表を突かれ、修正です。
しかし、更に驚愕は続きました。
今日の練習は、コンディション調整を目的に午前中のみとの事でしたが、
その内容が
「ランニング、6VS2の鳥かご、パス練習。その後監督は選手達を呼び、この後のトレーニングは各々自分に足りない練習をするようにと指示。」との公式ブログ。 各選手の問題意識・課題認識が明々白々、一瞬にして判明してしまう内容。なんて狡猾、かつ、計算深く、選手の心をわし掴みの方法でしょう。
どこまで進んでも、その高いクォリティに驚かされ続けます。
先ず、週間ルーティーン修正は、
土曜(金.日) J1リーグ戦
リーグ戦未起用選手;試合形式練習
日曜 リカバリー、試合分析・評価
月曜 オフ日
火曜 次戦候補メンバー発表
次戦分析・対策 対策トレーニング
水曜 次戦対策トレーニング.コンディション調整
選手毎必要課題の自主練習
木曜 次戦対策トレーニング
次戦メンバー調整、完成
金曜 次戦メンバー前日練習、前日移動
未起用選手;課題トレーニング
が、ミシャ流シーズン週間ルーティンの様。
次戦対策トレーニングをメンバーを特定して徹底するスタイル。
勝負師、本領発揮です。
選手からは、Aチーム入りが試合出場への関門、条件でそれに向かって最大努力する選手が、最短候補となるスタイル。
甘い選手は、どんどん取り残される事となるもので、ハードトレーニングに続く、ハードスタイルは強烈な方法ですね。さすがです!
と同時に、自主選択課題練習は、選手毎課題改善とその前の選手問題・課題認識の点検・確認が簡潔に出て来る優れもの。なるほど~!と唸るばかり。
そんな、プレイも意識・認識にも、激烈な試合起用を賭けた練習が続いています。
最新コンデイション状態は明白ではありませんが、チーム全体計画通りに進行させているものとして、開幕戦広島戦の戦術・試合展開・メンバーを予想してみます。
1.戦術
ミシャ戦術で、システム「3-4-2-1」を基本形とし、パスサッカー戦術による積極・攻撃的戦術のアクションサッカー。
ボール支配率は60%越えを意識し、多数回パス交換を軸に、カウンター・サイドアタック・スルーパス・ドリブル突破など多彩な攻撃パターン、DF裏・サイドのスペースの突破とチャンスメイク、DFラインハーフライン近くまで上昇、などポイントは多数となりました。
特徴は、
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
⑦ミシャ戦術への決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
戦術実践度は、未だまだ初歩段階ですが、既に大きくプレイは変化し、消化・実践度は急上昇中。
これに、昨年までのストロングポイント「セットプレーでの攻撃力」を加味したもの。
2.試合展開
積極型の試合展開を目指し、試合直後から攻撃積極化とします。早い時間帯での得点獲得は、更に複数得点獲得への推進力となり、試合全般試合展開の主導権を握り、複数得点差の完全勝利を目指します。
3.起用メンバー想定
Aチーム起用
ジェイ
宮吉 三好
菅 宮澤 小野 駒井
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
SUB 菅野
都倉・ヘイス・稲本・横山・早坂・兵藤
以上 こんなところですか。
2018年02月20日
2018シーズン開幕戦の対戦相手広島を知るためチーム点検を行いましょう。
1.現況
〔昨シーズン〕
あと少しで降格寸前まで転落し、最終順位位で終幕。
元々、FW・中盤・DFの大量流失が止まらず、一気に世代交代期となりました。
有力FW流失により、シーズン前の懸念点であったラストパスやクロス、シュートなど最後の局面で精度を欠き、ゴールを奪うことができず、逆にパスミスからのカウンターを止めきれずに失点してしまう場面が増え、思うような結果を残すことができませんでした。そして、勝ち星を逃し続ける内に、プレー内容が消極的になっていく悪循環に陥り、夏場には1対1の守備と強烈な攻撃参加でチームを牽引していたDFの塩谷選手が中東移籍という混乱もあり、前半戦を終えて降格圏に転落するほど低迷。
後半戦は森保監督からヨンソン監督に交代し、守備を重視した現実的な戦いに切り替えたことで徐々に勝ち点を稼ぎ、何とか残留。
〔2018シーズン〕
城福監督に監督を置き換え、世代交代期の混乱の中、若手の育成とチーム中核化とチーム成績を追う事とし、「決定力不足解消」のためは徳島からコンサも競合し競り勝ちの「渡大成」の補強はありましたが成果はリーグ戦次第のギャンブルで、実際は、昨シーズンと同様「工藤・パトリック」となり改善も限定的。同様に、中盤や強いDF獲得も課題でしたが、「青山・森崎和幸・水本・千葉」頼みは変わらず、補強による大幅改善は乏しく、厳しいものでした。
しかし、現選手構成では、前森保監督時代の「ミシャ理由・3-4-2-1」戦術は適合せず、特に前線選手で、機能しておらず、結果、得点不足による敗戦多発となりましたが、
新城福監督は「4-4-2」型システムがメインで、新監督による新戦術が、「豊富な運動量」を軸に、大きくプレイ自体を変化させそうです。
一部の新旧交代は、GKが「林→中林中心」、中盤は「稲垣・吉野恭平」と「青山・森崎和幸」との勝負程度。
2.戦術・試合展開
城福新監督体制となり、昨シーズン後半から「ミシャ式3-4-2-1」からシステムを変更し「攻撃型から守備型へ転換」で、更に今シーズンは、「バランス型」へ再転換し「4-4-2」型となります。
特に「走るサッカー」系列となり、より徹底された「豊富な運動量勝負」を追求するチームとなるものです。
現在の保有選手の特にベテラン中心選手は、「1トップ型」より「2トップ型」の前線、サイドと中央の両方をバランス良く攻撃軸とし、カウンターとパス交換サッカーも並列のスタイルとなります。
コンサの新戦術「3-4-2-1・ミシャ式」とは、同システム・スタイルでの完全マッチアップは無くなりました。「ミシャ式の勝率=相手からは対ミシャ式戦術の実戦効果・結果」は「同スタイル対戦が最も低勝率」でしたが、回避され、コンサにはアドバンテージとなります(ミシャ式先輩の広島に、完璧なミシャ式を実践され、未完全なコンサを凌駕する事態は無くなったという事ですね)。
戦術展開も、以前の広島の、試合開始より積極的に「高ボール支配率で多数回パス交換で、積極的攻撃により、試合コントロール」とのアクションサッカー・試合展開コントロールにて、「複数得点での勝利」パターンは完全に転換し、
攻守バランスを保ち、均衡状態から、相手ミスからのカウンターチャンス、個の力(ドリブル・スルーパス・ロングシュートなど)による打開を契機に攻撃し、得点獲得で「失点防止型得点」での均衡勝利を目指す展開に転換しています。
3.選手・スタメン想定
基本スタメン・有力SUB選手を確認してみます。
色々とコンデイション等によってもあるでしょうが、代表例を
工藤 パトリック
柏 フェリペ・シウバ
森崎 青山
和田 水本 千葉 丹羽
中林
SUB 林(GK)・渡大生(FW)・柴咲晃成(MF)・
稲垣(MF)・川辺(MF)・馬渡(MF・SB)
スタメンは、ベテラン層多数で「走るサッカー」での消耗・コンディションが、
SUBは、小粒選手ばかりで、特にFW陣が希薄。
取り敢えず、シーズン途中中断までも保たない希薄な選手層で、シーズン途中での「選手補強」必須ですね。しかし、もろ刃の刃で、それが、戦術共通化を破壊・停滞させたり、各選手の能力(発揮)不足、連携低下となると、一気にダウンしそうです。
貧弱なチーム戦略により、「優秀・チーム中軸選手流失」が全ての原因でしたが、もう遅過ぎ、チームは崩壊し、若手選手との交代期に至るも、試合登場・起用となる有力若手が乏し過ぎ、順調な世代交代は極めて困難、の現状。
以上 次戦開幕戦対戦チーム「広島」の点検でした。
2018年02月19日
コンサは、定例シーズンスケジュールに乗せ、本日オフ日です。
本ブログも、2018シーズン開始と致します。
~ミシャによる進化~を㉓回にわたり、チームへの浸透~チーム変化~チーム進化を確認して参りましたが、
ここからは、その進化を継続追求しつつ、成果・変革・成長を試合で証明するシーズンの開始ですね。
シーズンIN段階初回ブログとして、
いくつかの基本事項とコンサの現況を確認しましょう。
1.定例シーズンスケジュール
基本となる定例週間スケジュールは、
土(金・日)・J1リーグ試合
・未起用選手;トレーニング
日 ・試合起用選手;リカバリートレーニング(RT)
・未起用選手;練習試合
月 ・完全オフ日 =本日=
火 ・前試合評価・課題確認
・課題トレーニング
水 ・次試合チーム分析・対策
・対策トレーニング
木 ・次試合選手選考試合形式練習(TG)
・対策トレーニング
金 ・次試合起用選手;直前練習~前日移動
・未起用選手;試合形式練習
しかし、リーグ戦開幕3週目で、YBCルヴァンカップが2週連続の水曜日程となります。つまり、今週第1節、来週第2節(変則金曜日開催)と基本スケジュールで進行しますが、3週目から基本スケジュールが崩れ、
土(金・日)・J1リーグ試合
・リーグ戦未起用選手;練習試合
日 ・リーグ戦試合起用選手;リカバリートレーニング(RT)
・リーグ戦未起用選手;トレーニング
月 ・前試合評価・課題確認
・YBC次試合チーム分析・対策
・対策トレーニング
・YBC戦起用選手選択試合形式練習
火 ・YBC戦起用選手;直前練習~前日移動
・リーグ戦次試合チーム分析・対策
・対策練習
水 ・リーグ戦次試合選手選考試合形式練習(TG)
・対策トレーニング
・YBC戦起用選手;リカバリートレーニング
木 ・リーグ戦次試合選手選考試合形式練習(TG)
・対策トレーニング
金 ・次試合起用選手;直前練習
・未起用選手;試合形式練習 となります。
変化となるポイントは 、
①オフ日消滅
②リーグ戦~中3(4)日間~YBC戦~中3日間~リーグ戦の試合間隔。
ここから、チームは、
〇リーグ戦・・Aチーム
〇YBC戦・・Bチーム
のターンオーバー型・2チーム編成とすれば、
選手のコンデイションリカバリーを確保出来る「1週間単位」の日程にする事が出来る訳で、コンサもこの2チーム・ターンオーバー型で乗り切るものと想定されます。
2.コンサ現況=AチームとBチーム=
前記のとおり、シーズン展開のためにも、ほとんどのチームの試合方針となる、YBC戦グループステージ5月16日対清水ホーム戦まで、Aチーム・Bチームの2チーム編成が必要となります。
ルヴァンカップ・YBC戦は、大会規定「21歳以下選手1名以上先発起用」となり、昨シーズンは「菅・進藤」の起用で対応しましたが、進藤は22歳で枠外となり、仮に、菅選手をリーグ戦要員とするなら、別選手の先発起用が必要となります(菅・藤村・三好が21歳以下の対象ですが、藤村選手辺りが最有力ですね)。
コンサの現況は、
土曜北九州戦
日曜練習試合 に候補者が振り分けられ、実戦テストとなりました。
選手は、特別扱い選手などあり得ない程徹底したハードトレーニングを、全選手同一負荷で進行していました。
しかし、土曜北九州戦に起用選手の試合後コメントは「最悪のコンディションで身体が動かず、想定プレーが出来なかったもので、回復すれば大丈夫」との内容でした。
同時に、
日曜練習試合に起用選手は、ミシャコメント「想定通り戦術展開が順調に発揮され良好状態」との内容のパフォーマンス。こちらの選手は一転して「最悪のコンディション」ではなかつたのでしょうか。
どちらも、選手コンディションは同一状態が順当な見方ですね。
土曜北九州戦は、明らかに、日曜練習試合と、著しいパフォーマンス低下があったもの、という事で、試合起用選手の差が原因の核心です。
そこからは、
土曜北九州戦起用選手は「Bチーム」
日曜練習試合起用選手が「Aチーム」という事でしょう。
土曜北九州戦の起用選手全員が「Bチーム」とは言い切れず、「Aチーム」候補選手も4選手程度はあり得るもの、との確認を前々回ブログで致しました。
Bチームは、前シーズンの中心選手が多い事が残念です。意識変革の課題は「ベテラン」程、困難・長時間必要となり勝ちですが、各選手、「ミシャによる自己変革・変身」への信頼度・確信度の勝負で、負けないで欲しいものです。(都倉・・心配です。気持ちの甘さが出て来たような。今日のオフ日を楽しむ時間があれば、、、、)
3.コンサ現況= 戦術消化度=Aチーム戦力レベル
全チームでは、社長コメント「仕上がり具合、理想対比で20%」の厳しい現況で、その内訳は、コンディション作り-65%、戦術理解・実践度-20%という事ですね。
しかし、Aチームだけに限定すると、
コンディション-65%、戦術理解・実践度-65%まで到達していると観えます。あと3日間で、コンデイション-80%台までアップし、Aチーム限定の戦術ブラッシュアップを取れば、戦術理解・実践度-75%までアップしそうです。
ミシャ流のシーズン内週間トレーニングも見物ですね。
前記基本スケジュールの中、グループ分けのトレーニングがあれば、その過程・進行となります。
以上 シーズン開幕の初回ブログのスタートでした。
2018年02月17日
満を持して皆さん期待のキャンプ最終実戦練習試合「北九州戦」は、肩すかしの試合となりました。
ミシャ監督は、開幕戦のテスト試合として、開幕戦起用選手のテストとの、多くの想定を見事に(?)外し、Bチーム(第二チーム)のスタメン・起用試合と致しました。
試合内容・結果が証明する様に、Bチームレベルは、「ノノラジ」で社長コメント通り、「20%程度しかない仕上がり具合」でした。
起用選手は、 都倉
内村 ヘイス
ジュリーニョ 小野 兵藤 白井
石川 稲本 早坂
菅野
兵藤→藤村(ボランチへ)
白井→横山(RCBへ)早坂(RSHへ)
石川→田中(LCBへ)
内村→宮吉(Lシャドーへ) の14名。
戦術理解・実践度に問題プレイが多数で、チーム統一戦術実践には程遠いもの。 矢張り、Bチームは、中々戦術習得・個々選手変化改良は簡単には進まない選手と、証明されてしまいました。
こんなに出遅れ・変化立ち遅れの選手が多いとは思っていませんでしたので、大ショックです。
ミシャの本試合の狙いは「トップチームに入れられる選手の確認」だったのですね。しかし、それに合格・当選の選手は、極僅かしかいないとの結果となってしまいました。
各選手プレイにコメントしてみます。・・
〔前線〕総崩れの評価にしかなりません。大変危惧するところです。
× 都倉・・CFポジションの重要な役割は、ボールの引き出し役・相手ブロック陣崩し・チャンスでの得点の3点です。本日都倉は、3点共に全く機能していませんでした。例えば、激しいアップダウンによるDF陣の引っ張り廻しによりる「スペース・ギャップ作り」は全くありません。また、ジェイの様に、2・3列目までダウンしボール廻しに参加の工夫プレイも一回もなく、ボーと「その辺ポジション」のボヤケたポジションに立っているのみ。心無く(嫌々)サイドスペースに横滑り程度しか無く、「5トップ」戦術の理解不足を露呈していました。更に、最後に残る「決定力」役も、決定機をシュート回避、気合抜けのシュートでチャンスを喪失させました。 プレイがそのままなら、先発は当面想定し難いです。
× 内村・・激しく動き回るプレイは良い筈ですが、ボールコントロールとプレイ判断が遅過ぎ相手のチェックからボール喪失が多発しました。また、シュートチャンスにパス選択し、それが全てミスパスとなり、矢張りプレイ選択・判断が全く合っていません。
△ ヘイス・・戦術理解は都倉・内村よりも高いですが、その2人のプレイ・ポジショニングが不適で、連動したパス交換等、困難でした。また、シュートタイミングが遅い欠点が今日も出ていました。
△ 宮吉・・シュート力が問題です。戦術理解・実践力もそこそこまで到達していますが、シュートチャンスでのシュート力の甘さ・シュート回避があります。
【戦術実践で最大の問題点が、中盤→前線のパス交換の低成功率】でした。
本日試合では、ミシャのパスサッカー戦術に則り、
GK・DF~ボランチ・中盤のパス交換(ショートパスでのビルドアップ)は合格レベルに到達していました。
問題は、そのボランチ・中盤~前線のパス交換です。
パス交換は、
< 強い縦パスで前線へパス >
その瞬間、前線選手は、~素早いプレイ判断~ で、
①サイドへ展開パス
②ボランチ・中盤へ戻しパス
③そこからドリブル・シュート を選択しますが、
本日は、その全てがプレーになっていませんでした。
①は「サイド選手のポジションアップ=上がり具合」によりますが、
本日、1本もありません。(ジェイ・三好・宮吉なら可能プレイ)
②は最大の問題点で、ポストからの戻しパスが、
方向・タイミング・速さでパスミス多発で、
そのまま自陣のボランチ脇を崩す相手へのスルーパスと
なつていました。
この問題点は、以前から再三発生していましたが、
本日の前線起用選手では、全く改善されていません。
失点必至となる重大欠陥ポイントです。
(ジェイ・宮吉・三好は適正プレイを実践しています。)
③はその積極性溢れるプレイがほとんどありませんでした。
モチベーション・闘争心の問題とも観れてしまいますが大問題。
小野・稲本・兵藤から、それでも懲りずに何回もトライが続きましたが、
チーム全体、戦術実践度が停滞した主因が前線選手の出来の悪さでした。
〔サイド〕
△ジュリーニョ・・サイドからのビルドアップ・パス供給役としての起用で、有効パス・5トッププレイも多数回、積極的にプレイし評価出来ますが、守備の穴が大きいです。また、スピード不足が攻撃では、突破力不足、守備では帰陣・対応遅れが多発しました。1試合90分となると失点原因となり、攻撃でのプラス面と合わせると、時間制限起用が適正です。(菅は、攻撃面では、豊富なスタミナによる攻撃回数とスピードによる突破、決定力ではジュリーニョを上回ります。また、守備力も、闘争心・スピードによる帰陣・対応で同様上回り、ビルドアップ役が他選手にあれば、スタメン第一候補ですね)
×白井・・白井のサイドは「5トップ戦術」の右ワイドスペースへの浸透・チャンスメイク・逆サイド攻撃でのラストクローザー役にありますが、本日は前線への距離が遠いポジション取りのため、ほとんど機能しませんでした。守備だけでは他選手(早川のバランスの取れた攻守プレイ)の方が上です。本日は、RCBに早川としたためポジショニングが守備的となったものでしょうが、DF起用選手との組み合わせの起用が必要ですね。
△早坂・・横山⇔白井交代後、サイドポジションで、前線の不出来が影響し、攻撃参加「5トップ」プレイは僅かでしたが、守備は安定しました。
〔ボランチ〕
〇小野・・ミシャ戦術でのキーポジションボランチの役割は、パスサッカー戦術でのビルドアップポジションとなります。パスの神様・神童・Wクラスである小野の最適性ポジションですね。当然、厳しい本日試合内容の中、キラリと光り輝いたプレーの連続で、溜飲が下がる唯一の瞬間でした。
ミシャボランチは、「可変システム」戦術で、ポジションが2段階となりますね。本来ポジションでの攻撃・パス起点と、DFラインに加わったポジションでのパス起点の2つですが、どちらも、滑らかな流動性の中、高レベルで実践されました。スタメン有力候補です。
〇兵藤・・小野同様に、戦術理解・実践度は高レベルを証明していました。「可変システム」をちょつと解説・・・
GK・DFラインでボール奪取し、「攻守切り換え」の攻撃ターンで、
第1段階・・前線へのロングフィードでの速攻狙い。
ターゲットポジション取りが間に合わない、
ターゲットスペースが見当たらない、などの場合、
第2段階・・ここでシステム変化となる「可変システム」が発動。
攻撃のため全体前進しますが、
ボランチ1枚がそのままの位置に留まりDF陣に吸収され、同時に、
DF陣の左右どちらかがSH位置までポジションアップし、
5トップ-1ボランチ-4DF-GK〔5-1-4-1〕に変化、
DF陣内のボランチ選手が長短のパス供給役、
1ボランチがショートパスでのパス起点役となり、
多彩なターゲットにパス供給で、更に、攻撃時間帯として継続局面で、
第3段階・・さらに、陣形を前進させ、システム変化し、
DF陣の両サイドCBもSH位置まで上昇しサイドパス・突破役、
残っていた1ボランチがそのまま位置にとどまりDFラインに吸収、
ボランチ2+DF1で3DFラインを形成し、そこがバス起点の底。
この可変システムに則って、両ボランチは機能した訳です。
△藤村・・兵藤の交代ですので、可変システムでは1ボランチ。プレイ内容は、攻守ともに積極性あるパス交換トライは評価出来ますが、精度・ポジショニングが課題です。
〔DF〕
×石川・・サイドでのポジションアップが無く、ジュリーニョとの連携プレーもゼロ。ビルドアップのパスも全く無く、可変システムにも乗れず、機能せず。
〇稲本・・戦術がチーム全体で機能しない中、小野・兵藤と連携し戦術実践プレイを展開、可変システムではセンターDFとしてDFライン構築となりますが、問題なく実践。
△早坂・・守備力と戦術理解・実践力からCBポジションのテスト。可変システムで、CBがSH化の場合の攻撃力が狙いポイントですが、その様な展開がほとんど発生しませんでした。結果、テスト結果は未だ不明、という所。一オプションの程度でしょう。
×田中・・早坂起用と同様の狙いでのテスト起用。しかし、守備力に課題があり、特にポジショニングと守備での判断ミスが複数回あり、最終DFラインでのミスプレイは失点直結となる事から、リスクが大きいです。攻撃機会は全くありませんでした。
×横山・・早坂とRCBの交代。戦術理解が誤った理解の様で、「攻撃参加」として、可変システム局面で、サイドバックの動きとする可き所、リベロの動き・プレイを再三行っていました。戦術上の約束・規律と相違しており、ポジションアップのため発生する自分の元位置ポジションのスペース・穴のカバーがチームの想定外となり、混乱を招きました。守備でも、スピード不足のため「バックチャージ気味の対応」が多発し、イエローカードもののファウル多発で、機能不全。
〔GK〕
〇菅野・・GKからビルドアップのミシャ戦術に則るプレイでした。厳しい試合展開の中、戦術実践に乗る様、再三キープレイを継続トライしていました。スタメン候補有力です。
以上の通り、戦術理解・実践で〇=合格は、小野・兵藤・稲本・菅野の4選手のみでした。
ミシャ監督コメント「唯一の良かった点は、負けなかった事のみ。こんな酷い試合が開幕前の練習試合で救われた。選手は疲労で思う様なプレイが出来なかったもので、本当はこんなレベルの選手達ではないです。」との「激おこ」コメント。明日の練習は、本日起用選手に地獄の特訓必至です。
でも、実は、そんなに驚くもんじゃなく、ミシャの想定最低レベルにはあった試合内容で、「上手くいけばラッキーもので、想定通り、困難な試合展開の場合、Bチーム選手に自分達の現在レベルを自覚させる」事も狙いだったのではないか、と思います。
これからのシーズン展開・進行の中、
チーム内では、個々の選手の「現状・実践度の正しい自覚・認識」は、
「改善への意欲・取り組み姿勢」の原点となり、また、
試合未起用が連続する場合では、「未起用への不満・不平の発生・拡大を防止」するものとなります。シーズン開始前に、選手へのメッセージ替わりの本日試合結果という意味もありそうです。
しかし、本日起用15選手中、戦術理解・実践度で合格選手は、小野・兵藤・稲本・菅野の4選手のみは、確かに、22%で、社長コメントの仕上がり度20%と符合・近似ですね。
という事で、
Aチーム選手は、本日からは4名と、
プラス ??名・選手となる訳ですね。
来週水曜辺りで、さすがに確定との日程ですが、本日の未起用選手を中心に、最終「開幕戦スタメン」競争です。
Aチームは、本日チームとは異次元のゲーム・プレイの内容を保有するチームの筈ですが・・・。
2018年02月16日
明日の、J1リーグ開幕戦へ最短・直結のスタメン候補競争に現時点での結論・選手評価が現実化されます。
今日のノノラジでは、未だまだ未定状態で、社長も不明、とのコメントがありましたが、そこは、社長のミシャ理解が未だまだ不足部分もある、と証明されてしまった訳で、そんな甘くはありません。
と言うのも、
ミシャ哲学の核心のひとつに「すべての事柄に明確な意味がある」があります。
そんなミシャにとり、初戦での絶対勝利獲得をとことん追求し、逸早くリーグポジションの好位置獲得を図る展開を意図するとしたら、
その一週間前の練習試合は、次週開幕戦の「最終テスト」で「スタメン候補」のテスト以外あり得ないからです。
そこで、明日のテスト試合起用選手は、
リーグ開幕戦での絶対勝利獲得を可能とする選手の選択となりますね。
戦術は確定、その前提で、戦術実践度が最高レベルとなり、更に上積み・即成長可能な選手の組み合わせで、
現時点までに、幅広く全選手に平等な機会の中でのプレイ確認を多数回行い、未だ不明段階ではなく、明確にポジション別に、戦術実践度順にランクされています。そこに、これから直近の伸びしろも加味し、ミシャの選択となりますね。
明日の「北九州戦スタメン・途中交代選手」=「開幕戦スタメン・ベンチ起用選手」を予想してみましょう。
CF(1名)〔候補〕ジェイ・都倉・ヘイス・内村
【起用】㋜都倉 ㋚ジェイ
シャドー(2) 〔候補〕宮吉・三好・ヘイス・内村・チャナティップ・早坂
【起用】㋜宮吉・三好 ㋚ヘイス
SH(2) 〔候補〕菅・白井・駒井・早坂・ジュリーニョ・田中・チャナティップ
【起用】菅・早坂 ㋚チャナティップ
ボランチ(2) 〔候補〕宮澤・駒井・兵藤・稲本・小野・藤村
【起用】兵藤・駒井 ㋚宮澤・稲本・小野
DF(3) 〔候補〕福森・石川・横山・菊地・進藤・ミンテ・田中
【起用】福森・ミンテ・進藤
(福森故障離脱なら、石川)
GK(1) 〔候補〕ソンユン・菅野・阿波加
【起用】ソンユン ㋚菅野
システム図では、
都倉
宮吉 三好
菅 兵藤 駒井 早坂
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
途中交代70分頃
ジェイCF ⇔ 三好・・都倉シャドーへ
ヘイスシャドー ⇔ 宮吉
宮澤ボランチ ⇔ 早坂・・駒井SHへ
という所では??!
対広島開幕戦を想定して、守備陣はハイタワー、前線はスピード+ハイタワーで、途中複数一挙替えで、前線・中盤もハイタワー化し、ハイタワー勝負、との展開ですね。
本日ノノラジではもう一点気になる箇所が。
「現在の仕上がり状況は?」との質問の社長回答が「20%」しかないとのコメント。
社長の理想形が高過ぎ、現在値が低下したのか、実際にそんなレベルにしか到達していないのか。
しかし、元々「仕上がり状況の程度」が問題ではなく(余り意味が無いですね)、
現在のチーム力レベルが高いのか、低いのかが問題ですね。
「20%」でも十分なレベル・高さからの開幕戦と観えますね。
少なくとも、前年のコンサ戦力と比べると、数段戦力上昇し、仮に前年コンサと対戦すると「3-1」で勝利程度の戦力比に上昇しているものと観えますが。 やはりもう少し仕上がり状況は高く「50%」位まで到達しているのではないかと思いますね。
北九州戦の内容に注目です。
2018年02月16日
熊本3次キャンプは、開始3日目で、監督ミシャ不在でも、熾烈な紅白戦でのテストと評価が進行。
明日の北九州戦で一旦完成型となり、スタメン候補の決定、戦術実践度一定レベル到達、そして、熊本キャンプの主目的の「チーム全体のフィジカルコンディション調整によるコンディションアップ」となり、
それまでのコンサとは全く異形・異質の新チームスタイル・戦術による「戦力急上昇」に到達を「北九州戦の実戦テスト試合」にて、ご披露となり、リーグ戦線に打って出ます。
ミシャ戦術は、項目毎に実践度に差異がありますが、チーム全体の統一戦術として、全選手の共通理解と消化、実践プレイ実現となりました。
ミシャ戦術のポイントは、何回か掲載しましたが、あらためて再掲載します。
【目指すサッカースタイル】
システムは【3-4-2-1】。
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
【有効な戦術対抗策】
⑦結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされているのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
ただ、浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものです。
あらためて再確認してみると、コンサの現況は、
①・・全面的に転換しました。その攻撃力は急上昇です。
②・・定着・実践度上昇中、特に、ビルドアップの精度・タイミング向上を図っています。
③・・全選手、現在も懸命に取り組み、監督期待レベル到達に近づく改善・向上を達成。急上昇中。
④・・いざという時の「守備的システム」は練習試合で試行テストし準備完了。
⑤・・ボランチのDFラインへのポジション変化、CBの攻撃参加は初歩段階は到達、現在、トライ続行中。精度・タイミング・質で適正選手が複数となり増加進行中。
⑥・・5トップ完成間近。タイミング・ポジショニングの向上を追求中。
⑦・・ハワイ実戦テストでは、「圧倒」レベルまで上昇。なお、急上昇中。
プラス、激しいトレーニングによりフィジカル大幅急上昇となり、その代償の累積疲労を「コンデション調整」により、コンディションアップ火進行中。
今までとは数段高いフィジカル力にて、コンディションもアップし、北九州戦~2/24初戦広島戦で、「チームフィジカルコンディションがトップレベル状態」とするとのステップを進行しています。
また、プレイ精度の追求を「熊本キャンプでの具体的目標」としましたが、
①シュート・・シュート決定率・得点力=ゴールターゲットへのシュート率
②パス・・パス交換成功率-ポジショニング・タイミング・パス(ショート・ロング)
③プレイ予測とプレイ決定スピード・・素早いポジショニング、予測プレイ
④守備プレイ・・プレイ予測・ポジショニングの各項目毎追及です。
更に、ミシャ監督の最大のキャンプ課題
「スタメン候補」の確立・選択を、個別選手毎プレイの課題改善を図りながら、実施しています。
福森は「ハワイPRC戦での、GKと激突」のダメージがあり、一時離脱もありそうです。その代替「石川」がその間隙を突き、スタメン候補獲得と実績作りに突っ込んでいますね。
明日北九州戦で、現在完成型のご披露です。
楽しみに待ちましょう。
2018年02月12日
ハワイ2次キャンプの締め括り、パシフィック・リム・カップ(PRC)優勝決定戦;対バンクーバー・ホワイトキャップス戦に、見事に勝利し、PRC初代チャンピオンとなりました。
本番試合の第2戦目として、前戦PRC初戦;対コロムバスクルーSC戦の激しい撃ち合いに競り勝っての優勝決定戦での【 1-0 】での勝利で、2連勝で、第2次ハワイキャンプを締め括ったものでした。
ここでは、試合評価とキャンプ総括について確認したいと思います。
1.試合内容と結果
①起用選手
コンサは、いよいよ、スタメン起用選手が90分間(試合全時間帯)出場となり、シーズン中に同様3名の途中交代で、最終盤に、福森の緊急交代を追加のみとなりました。
スタメンと途中交代選手は、
都倉
宮吉 三好
菅 兵藤 宮澤 早坂
福森 ミンテ 進藤
菅野
後半開始から、宮吉⇔ヘイス変更
都倉
ヘイス 三好
菅 宮澤 兵藤 早坂
福森 ミンテ 進藤
菅野
後半25分、三好⇔内村交代、一部ポジション変更
ヘイス
内村 都倉
菅 宮澤 兵藤 早坂
福森 ミンテ 進藤
菅野
【38分 都倉得点で、1-0】
後半40分、福森が菅野と激突・内腹部打撲でも横山と交代
ヘイス
内村 都倉
菅 宮澤 兵藤 早坂
福森 ミンテ 進藤
菅野
未起用選手は、
・試合会場の人工芝ピッチを考慮し起用除外;ジェイ・小野・稲本・チャナティップ・ジュリーニョ・深井・ソンユン と、
・未起用選手;白井・田中・菊地・阿波加・藤村 でした。
本番試合でしたが、起用除外主力選手がおり、スタメン候補選択とはなっていませんね。とは言え、Aチーム候補+Bチームの混合起用で、90分の実戦プレイとなり、多くの選手で、スタミナコンディション低下も観られず、累積疲労中でも問題無しでした。
②試合展開
コンサのミシャ戦術は、
相手チームの攻撃手段を限定し、ロングボールの放り込みとストロングポイントの派生セットプレーに絞り込んでしまいました。
つまり、
ミシャ戦術の「パスサッカー戦術」による連続パス交換攻撃を防御するために、ブロック守備を崩すことを避け、2~4人までの少数攻撃陣での攻撃の守備バランスに落ち込みました。
しかし、その攻撃は、コンサの空中戦支配率の高いハイ守備陣で、弾き出し成功しませんでした。
唯一のポイントが、コンサのGK・DFラインからのパス交換・ビルドアップでの数回のミスプレイ(パスミス・ボールコントロールミス)で、ゴール近い自陣でのボールロストからのショートカウンターを浴びるもので、大きな課題点のひとつとなるものでした。
対する、コンサの攻撃が、特に5トップ(前線3選手+サイド2選手)への縦パスでのミスが10回程度あり、その都度、攻撃急停止となるもので、「パス交換がどこまで行っても最大課題」となりました。
相手陣のプッシュアップ(ラインアップ)の消極性から、スペースも乏しく、DF裏・サイドへの飛び出しもほとんど無く、有効的な揺さぶりやギャップ作りプレイが無く、攻撃も停滞しました。
これらの、コンサ・相手状態から、膠着状態時間帯が長時間となり、特に後半は、10分~28分の20分間は完全な潰し合い時間帯に終始しました。
後半は、昨シーズンのコンサ試合展開に近いものでしたね。
そんな膠着状態の中でも、複数、連携プレイでの相手陣崩し攻撃が作動し、ミシャ式攻撃はありましたが、その回数・時間帯が少な過ぎでした。
そして、再三のセットプレイから、福森FKシュート~GKスーパーセーブ~落ち際を予想しポジショニングしていた内村がゴール前で緩いヘディングシュート~ゴールイン前にカットし都倉のダメ押し押し込みヘディングシュートで得点。そのまま、守り切って【 1-0 】で勝利し、優勝となりました。
③内容
a.コンサボール支配率は、見た限りでは65%超で、試合はコンサのコントロール。前半;60%、後半;65%超、トータル;65%超
b.シュート数は、
前半 コンサ5本(枠内2本)-相手1本(枠内0)
後半 コンサ4本(枠内2本)-相手2本(枠内0)
得点1
合計 コンサ9本(枠内4本)-相手3本(枠内0)
・都倉4本(前半3本-枠内0、後半1本-枠内・得点1ヘッド);枠内シュートが問題です。枠内・ゴール内ターゲットのシュートへの意識が、その他のプレイ実践に注意を取られ、又低下しています。
c.福森のプレスキックは突出したスーパー武器です。FK;直接シュート2本で、1本が左コーナーピンポイントで、GKのスーパーセーブあるも内村のこぼれヘディングシュートを途中でカットした都倉のヘディングシュートの得点。(都倉の手を出す、カットからのシュートが無くても、内村のゴールでした。)もう1本も、アッパーゴールバーへ直撃。CKも、ドンピシャの都倉ヘディング(ゴール枠外)シュートを始め、スーパーキックが多数ありました。
d.パス成功率
自陣・・70%(不成功30%がカウンターリスクに繋がっている)
敵陣・・60%(5トップへの縦ショートパス成功率40%の低率で、連続パス交換が中断する)
ミシャ戦術での「継続追及課題」ですね。
しかし、その上昇、特に敵陣での上昇は、得点力・攻撃力に直結するもので、パスの出し手も大きいですが、受け手のポジショニングの適格性と迅速タイミングに掛かっています。キャンプ終盤での最大課題で、急上昇が可能な重要ポイントです。
2.試合評価、および、キャンプ評価
客観的に評価しても、
MLSの1部上位と中堅の2チームを撃破し、
ハイテクニツク・パスサッカータイプの前試合、
堅守・速攻ストロングタイプの本日試合、の異なる2タイプとの対戦相手に、
共通戦術による勝利で「撃ち合いにも・堅守均衡勝負にも」対抗し勝利するチーム力に到達を証明。
未起用の主力選手も多数で、フル起用でチーム力は更に数段上昇し、強力チーム力へ到達寸前の高い評価となります。
監督ミシャからはどうでしょう。
ミシャは、練習では「徹底したレベルアップ=もっと高いレベルを追求」を激しく・とことん、全選手に求めますが、
試合では「勝利結果」最優先で、勝利結果では「プレイ選手頑張りました」と評価します。逆に、敗戦結果は「良いプレイもあるだろうが、プレイ選手それぞれ問題があり、練習をもっと多く、とことんするもの」と評価となる事は有名ですね。【どんな勝利にも、その結果となる理由と意味がある】との哲学で、【先ずはその場面を尊重する】との姿勢となります。
ミシャにとっては、ピッチ条件からの選手起用ハンデを認識するも、また、多大なプレイ内容の問題点を意識するも、起用選手たちによる勝利獲得は大きな意味として認識し、プレイ選手は評価されます。
という事で、
スタメン獲得競争では、一歩リードとなりますが、次練習試合=キャンプ内紅白戦出のスタメン=Aチーム候補ですが、そこでの結果により、未だまだ変動して行き、最終テストの2月17日「テストマッチ北九州戦」で完成・確定です。それまで、選手起用のスタメン候補競争の中で、戦術実践度での課題・テーマは大きく改善されて行くステップです。
現在、
【ミシャ戦術実践度65%】まで上昇中。
【フィジカル能力80%付近】まで到達。(荒野・河合除く)
【選手戦術消化占率
85%・・3%(1名;駒井)
75%・・20%(6名;三好・兵藤・小野・白井・菅・菅野)
65%・・43%(13名;宮吉・ジェイ・チャナティップ・ミンテ・ソンユン・
深井・石川・進藤・早坂・内村・稲本・福森・ジュリーニョ)
55%・・27%(8名;都倉・ヘイス・田中・藤村・横山・菊地・
宮澤・阿波加)
20%・・7%(2名;荒野・河合)】の到達状況。全選手上昇必須。
65%以下の選手は
「パス交換が課題;出し手パス・受け手ポジショニング」
「実践集中度とプレイ判断スピード(両方意識)も課題」。
3.キャンプ明け
昨日、夜間試合19:00~21:00にて、キャンプ全日程を終了。
翌朝、移動開始で、熊本の第3次キャンプへ移動。
熊本キャンプは、
2月13日~2月17日練習試合北九州戦~2月23日シーズン初戦広島戦へ前日移動~2月24日シーズン初戦広島戦~熊本キャンプへ帰還~3月1日熊本キャンプ終了・シーズン第2節C大阪戦へ前日移動
~3月2日第2節C大阪戦~帰札~第3節3月10日札幌ドーム;清水戦との、あと18日間の日程となりそうですね。
ロングフライト移動は大変でしょうが、チーム一丸、監督も一緒に愉しみながら頑張りましょう。
2018年02月09日
待ちに待った勝利を、全プレイリアルタイムで視聴し、選手・監督、皆様多くのサポーターの方々と、見届け、分かち合う事が出来ましたね。
テスト試合からステップアップし、準本番として臨んだ「パシフィック・リム・カップ(PRC)の第1試合:コロンバス・クルー(MLSEastern5位)戦」に、「3-2」で勝利ですね。
その前に、試合会場ピッチは「人工芝」でした。一部に、芝下の堅いサーフェイスが原因で、筋損傷ダメージを受け易いとのイメージが根強いですが、各大学での実験では、天然芝・人工芝での疲労度・筋損傷度にはほとんど差がなく、「土」グランドの方がはるかに高率の損傷率・疲労蓄積度との検証結果だそうです。しかし、ボールスピードは、高かったピッチコンディションでした。また、途中、駒井が筋肉系で離脱・交代した様でしたが、ピッチコンディションとは無関係ですね。
本日試合につき、簡単に評価してみましょう。
≪起用選手・試合ポイント≫
前半と後半で、選手はほぼ全面交代となりました。
●前半=スタメン=現Aチームは、
ヘイス
宮吉 早坂
田中 小野 兵藤 白井
石川 横山 進藤
菅野
①試合結果【 2-2 】=失点~同点~PK失点~同点=良く追いついたもの。根性で同点としたもの。プレイ内容は問題・課題点満載ですが、累積疲労で動かない身体での勝利は、精神力・闘志そものと大評価。
②びっくりのヘイスCFのワントップ、早坂シャドー、田中LWG起用。
3選手共に、持ち味発揮し、起用は成功。しかし、枠内シュートも含め、「決定力」が大問題です。また、石川は練習復帰後直ちにAチーム起用の厳しさにもビックリ。それにしっかり応えたプレイで評価でした。
③シュート数コンサ7本(枠内3本)vsコロンバス3本でコンサ優勢。
④コンサ時間帯は、スタート~10分の僅か10分程度で、枠外シュートのみしかなく、チャンス喪失で、リズムを喪失し、時間帯が簡単に終了。
⑤ボール支配率は、コンサ時間帯は65%程度で、その後、一進一退となり、全般で50%の互角状況。
⑥縦パス成功率は、依然として低率で、20%程度にとどまり、パスミスからカウンターのリスクが多発。
⑦失点は、守備陣破綻ではなく、個別選手のプレイミスが主因・起因。1失点目;CB横山の判断遅れから、クリア・パスのプレイ遅れをつかれ、ボール奪取されたもので、パーソナルミス。それ以外にも、横山は、複数回、同様なポジションのミス、プレイ判断の遅れを突かれリスク局面多発。
2失点目;LWG田中が、GA前のスペースをカバーしていたところをドリブルで突っかかられ、足を相手選手とボールの間に差し込むも、相手選手へのオブストラクションを取られたミスプレイでのPK。
●後半=現Bチームは、菅野以外交代で、
都倉
内村 三好
菅 宮澤 稲本 駒井
福森 ミンテ 菊地
菅野
①試合結果【 1-0 】トータル 【 3-2 】で勝利。
しかし、試合開始時刻20:00過ぎ~22:00の夜間試合で、今までの昼間練習と違和感のある時間帯で、両チームとも、20分(65分)~は展開・トライ・突っかけの少ない、小運動量試合。
②宮澤ボランチ、ミンテCB復帰後直ちの起用もビックリ。
③後半開始~4分の短時間コンサ時間帯で、連続パス交換から鮮やかに三好の得点で「大逆転」。
④5分(50分)~45分(90分)両チームとも有効なパス交換、縦パスも成功せず、膠着状態のまま終戦。「潰し合いも評価」するとすれば、意味ありとなりますが、ミシャサッカーとは真逆。監督は、途中から、「1点勝ち」での「守り勝ち」を狙い勝利したならば違いますが、そうでは無く、勝利の称賛の後、「激しい言葉」を浴びせたのではないでしょうか。
Bチームの起用選手は、今後、厳しい展開が待っているかもしれません。
かなり不味い試合とした、という事ですね。
いずれにしても、前半・後半の起用選手は、通常のキャンプではあり得ない過酷なフィジカルコンディションの中で、実戦モードでの「逆転勝利」を獲得し切った事は、凄い事です。これだけで、
「ハイフィジカルをコンサがチームとして獲得した」それも
「ハイレベル戦術の実践達成」
により、との進化を現実として証明したんですね。
次戦の「PRC優勝決定戦」で、更に「スタメン候補確立」を進行です。
明日の練習も、試合後に拘わらず、低減は期待出来ないハードトレーニングで、本日での課題を解消し、より改善・レベルアップを目指します。
本日、オフ扱いの複数選手も、明日はハードトレーニングの真っただ中にいる事でしょう。
ハワイ2次キャンプ締め括りです。
2018年02月08日
サポーターの皆さんの声は、オール危機意識で、試合結果からは「破綻」との認識は当然と思いますが、そんなに悲観はしていません。
その理由は、
①「本番=シリーズのスタメン候補による実戦テスト」は、次戦の「PRC初戦コロンバスクルー戦」で、昨日は、文字通り「テストマッチ」で、試験起用と60分・45分・45分の課題指定・時間限定のテスト起用。
②チームのフィジカル状況は、最低レベルで、動かない身体での精神力と、動かないと発生する課題(ミス・リスク)の実体験テスト。
という点です。
昨日の起用選手は、
「ホワイトキャップス戦」45分×2本で、
(1)1本目~60分(2本目15分)-60分-
「 0-3 」の 敗戦結果
第一チーム=一応、Aチーム扱い 起用選手は、
ジェイ
宮吉 三好
菅 深井 駒井 チャナティップ
福森 宮澤 菊地
ソンユン
●起用テスト;右サイド-チャナティップ、ボランチ-深井、CB宮澤。
しかし、残念ながら結果は、
a.チャナティップ;1対1での突破、ポジションずれでのロスト多発し、流れの2失点はチャナ起点によるもので、ポジションチェンジは当面無理。
b.深井はパス交換役にはなるも、ポジショニングずれ・遅れ多発で、未到達。
c.宮澤は、ビルドアップ(ロングフィード・ショートパス共に)低レベル。
3選手とも、戦術実践度最高のAチームにいれてみたものの、ポジションの適合性、実践プレイレベルは合格とはならず、「0-3」との原因となり、起用は時期尚早との評価、ではないかと思います。
●フィジカル低下の最大の悪影響ポジションは、前線3選手とサイド2選手で、前線3選手とサイド2選手への縦パスが、度々失敗。パス側4:受け手側6の原因で、パス受け位置への移動タイミングの遅れが原因ですが、身体が動かない状況により、意識は適正でも、身体・プレイが意図通りに動かないとの状況。「パスミス=ボールロスト=相手攻撃へ切り替え】が多発し、大量失点のもう一つの主因。【身体が動かないと、どんなリスク・ミスが発生し、どんな結果となるか】実戦体験した点は、チーム全体へ波及している様です。
(2)60分(2本目15分)~3本目15分 -45分-
「 0-1 」の試合結果
第二チーム=現時点Bチームは、
都倉
内村 ヘイス
ジュリーニョ 兵藤 小野 早坂
進藤 稲本 横山
菅野
●起用テスト;稲本のCB以外は通常ポジションで、昨シーズン型で、稲本の経験累積・習熟化狙い。
●フィジカル低下で、戦術実践度ダウン
(3)3本目16分~45分 -30分-
「 1-3 」の敗戦結果
第二チーム修正版は、
都倉
内村 早坂
ジュリーニョ 兵藤 藤村 白井
田中 横山 進藤
阿波加
●起用テスト;早坂のシャドー・ボランチ藤村の経験累積程度で、こちらも従来ポジション踏襲
●フィジカル低下による運動量低下により、パスサッカーは「パスミス多発=ボールロスト多発」で、大量失点原因。
との内容。
しかし、あらためて、各選手の状況を考えると、
「毎日実戦形式での試合練習~1日毎により本気度が急上昇する実戦試合」の日程で、
「週1回テストマッチ~週1回実戦との週2回試合サイクル」のシーズン内日程と、真逆の、「週6日試合日程」の真っただ中にいます。
詰まり、身体の累積疲労回復前に、更に累積負荷を掛け続け、また、動かない身体での練習・練習試合・本気実戦では、精神力が大きく影響し、「どんな過酷状況でも闘争心と闘争プレイ」をやり続ける選手へのステップアップを、ガッチリ・ぎつちり図る「地獄」のキャンプです。
Jリーグの各チームを見ても、これほど過酷な、激しく、厳しく、高い目標とレベルの戦術実践にトライするチームはありませんね。
≪いまどき!≫という言葉が浮かんで来ますが、≪だからこそ!≫という言葉も見えて来ます。
ミシャと”苦闘の汗”を流すトレーニングをした「広島・浦和」の選手が、今も、トップでいる理由と、ミシャを尊敬し続けてる理由の源が、今起きている、と考えます。
練習メニューを調整すれば、「劇的にコンディションアップ⇒戦術実践度急上昇」は確実だと思いますが、なお、「よりアップを目指す」監督・選手・チームの姿勢に評価と称賛を掲げたいと思います。
本当に、ギリギリで、倒れる寸前で、激しいキャンプだと思いますが、先を信じて、ひたすら、追及して欲しい、と思います。
さあ~! 次戦は、本番の 新戦術コンサ初カップ戦 MLS5位Wクラス選手多数在籍の強敵コロムバスクルー戦です。
コンサの真髄を見せる時が来ます。
基本スタメン候補と途中起用候補のお披露目試合です。
フレー!フレー!コンサ!!
2018年02月06日
ちょっと、ミニ情報です。
コンサのハワイキャンプ日程は、
7日(現地6日)のトレーニングマッチは、紅白戦との想定でしたが、
MLSリーグでPRC参加のバンクーバー・コロンバスの強力チームとのテストマッチと格上げになりました。
正式日程は、
2/4 16:00(日本21:00) 現地着 1時間フィジカルT
5 2部練習;ミニグループ(3VS3、4VS4)での
個別選手毎の戦術・ポジション練習と現況把握
+ 選手選択した実戦練習試合
6 2部練習;同上
7 ①練習試合バンクーバー・コロンバス(MLS)+試合形式練習
8 2部練習
9 昼間 試合前練習
②20:00(15:00) VSコロムバスクルーSC(PRC予選)
10 2部練習
11 ③16:00(11:00) 3位決定戦 + 午前練習
OR
③19:00(14:00) 優勝決定戦 + 昼間練習
12 キャンプ終了
と、3試合の実戦テストです。
ここで、未知の対戦相手のMLSリーグの2チームについて。
MLS(メジャーリーグサッカー;アメリカ)は、米国サッカーランキング(FIFA25位、日本;56位)急上昇の原動力で、ワールドクラス選手も多数在籍のリーグ。
そして、対戦相手は、
先ず、
○ウェスタンカンフアレンス12チーム
10位バンクーバー・ホワイトキャップスが参戦し、①試合目の練習試合で対戦。
このリーグには、
3位ロサンゼルス・ギャラクシー;アシュリー・コール、ドスサントス兄弟
8位シアトル・サウンダーズ;デンプシー、スヴェンソンなどの超有名選手在籍し、ハイテクニックと強烈なフィジカルコンタクトのリーグに所属。リーグ優勝1回の中堅チーム。
コスタリカ代表MF・ペルー代表FWの現役代表クラス、コロンビア元代表FWなどの有力選手を保有するハイテクニックチーム。
続いて、
○イースタンカンファレンス11チーム
5位コロンバス・クルーと対戦、②試合目 PRC戦で、本気モードの実戦。
こちらのリーグも、
6位シカゴファイヤー;シュヴァインシュタイガー
9位オークランドシティ;カカ
10位ニューヨークシティ;ビジャ・モラレス・ピルロと錚々たるWクラス選手だらけの中、5位とそれらチームを上回る上位に位置し、両リーグ制覇のCUP1回、リーグ優勝3回獲得の強力チーム。
代表クラスも、フィンランド代表DF・ガーナ代表DF(W杯出場)・イラク代表FW・コスタリカ代表FW(W杯出場)・ガーナ代表DF(W杯出場)と5選手の現役、アルゼンチンのイグアイン兄FWもいるトップ選手保有のチームで、激しく、厳しいフィジカルコンタクトを軸に、堅守のチーム。
2チームと対戦でも、コロンバス・クルーの方が、より強力です。
本来なら「格上」相手ですが、「強力戦力へ変貌しているコンサ」なら、十分闘い得る試合となる筈です。本当に、格好の対戦相手です。
日本から参加の「いわきFC」には、「昨シーズン天皇杯」で木っ端みじんとされ、手酷い敗戦となり、リベンジの借りが残ったままですが、
PRCでは、対戦しない場合もあり得ますね。
という事で、①試合目は、テスト起用もあり得ますが、
②試合目は、テストからステップアップし、「本番起用=スタメン確立」となる事必至です。
③試合目の「優勝or3位決定戦」は、②試合目起用選手を調整し、より完成型のコンサとなるものでしょう。
ただ、PRCは、現地時間の夕暮れ~夜間の試合となり、時差19時間の日本には、日中の放映で、問題はありませんが、日中の練習と合わせると「3部体制」のハードスケジュールとなりそうです。
選手の苦闘・死闘・チャレンジをしっかり「見届けましょう」。
2018年02月05日
2/4第二次キャンプ地ハワイに到着し、初日1時間トレーニングを実施。
ちょうど、2日目2/5の2部練習を開始したところ。
ハワイキャンプは、2日置きに、練習マッチの日程で、
2/4 16:00現地着 1時間フィジカルT
5 2部練習
6 2部練習
7 ①練習試合(恐らく、紅白戦想定)+試合形式練習
8 2部練習
9 午前 試合前練習
②15:00 VSコロムバスクルーSC(PRC予選)
10 2部練習
11 ③11:00 3位決定戦 + 午後練習
OR
③14:00 優勝決定戦 + 午前練習
12 キャンプ終了
と、3試合の実戦テストで、戦術実践度のアップとAチーム選手選択を進行させるもの。
2/5~11までの7日間は、超ハードフィジカルトレーニングで、フィジカルアップと、監督基準に到達する選手の見極めとの、”地獄のキャンプ”。
せめてもの救いは、温暖の爽やか気候地である点だけですが、披露した身体に染み入ってくれるでしょう。
ここで、ミシャ戦術のポイントのみ再確認しておきましょう。
以前(2017.12.10版)記載内容です。
【目指すサッカースタイル】
システムは【3-4-2-1】。
①攻撃的サッカー・守備にリスクを掛けてまで行う「攻撃型サッカー」
②GK・DFからパスを繋ぐ「モダンサッカー」
③オシムと同じコンセプト「考えて走るサッカー」
④「仕事」との表現の「相手に合わせた守備的サッカー」も使用
【特殊型戦術】
⑤「可変DFライン」・・登録はDF3人・3バック、状況により2バック・4バック・5バックとDFライン枚数が可変。DFライン構成ポジションも可変。--「考えて走るサッカー」を選手が消化し、選手間コミュニケーションの中で、発見・産出の戦術
⑥「5トップ」・・登録は1トップ・2シャドー、攻撃時は、+両サイドWG=5人。--ミシャアイデア+選手間コミュニケーションで産まれた戦術。
【有効な戦術対抗策】
⑦結論から言うと、決定的な対抗戦術は未だ発見できていません。Jリーグに登場してから、11年間となり未だ「リーグに莫大な影響を与え続けている」優秀な戦術です。
唯一、有効対策とされているのが,
「完全同型システムのミラーゲーム」戦術の対抗策です。
しかし、「試合は潰し合い・膠着状態で、引き分け続出」と、「勝ち点1のみ」の単純手段しかありません。
ただ、浦和や広島でも発生の「キー選手に集中起用」による「選手故障・コンディション低下離脱」と「優秀選手の移籍・流失」との「戦術理解の中核選手の喪失」は、致命的なダメージとなります。つまり、戦術実践度の急低下となり、「リスク要因のカウンターによる大量失点」で敗戦続出となります。しかし、これは、「SUB選手のレベルアップ・育成」と「コンディション調整」「選手流失防止・阻止」で回避出来るものです。
あらためて再確認してみると、コンサの現況は、
①・・全面的に転換しました。その攻撃力の上昇度の課題です。
②・・既取り組み、実践中
③・・全選手、懸命に取り組み、監督期待レベル到達を図っている所。
④・・いざという時の「守備的システム」は試してはいませんが保有。
⑤・・ボランチのDFラインへのポジション変化、CBの攻撃参加をトライ中。精度・タイミング・質と適合選手複数化が急速ン進行中。
⑥・・5トップ完成間近。急上昇中。
⑦・・沖縄FCレベルには「圧倒」レベルまで上昇し、浦和とは「試合コントロール時間帯が過半数越え」レベル。なお、急上昇中。
焦点は、【どの選手が戦術に生き残れるか】勝負とその過程での【チーム力の急拡大はどこまで到達するか】に掛かっています。
2/7に予想通り、紅白戦を実施するかは不明ですが、そのAチーム・Bチーム予想をしてみます。
Aチーム 都倉
宮吉 三好
菅 小野 駒井 白井
福森 稲本 進藤
ソンユン
Bチーム ジェイ
チャナ ヘイス
ジュリ 兵藤 藤村 早坂
田中 ミンテ 横山
菅野
あぶれ組(交代要員) 宮澤・菊地・内村・石川・阿波加
どうでしょうね。未だまだ・・・??ですね。
2018年02月02日
本日は、第一次沖縄キャンプ終了し、明日から出発の第二次ハワイキャンプまでの「貴重なオフ・束の間の憩い」、たった2日間ですが、ハードキャンプに参加して来た選手のフィジカルコントロールには丁度良い「オフ日」、なんですね。
心身ともに、リフレッシュし、新たに闘志も注入し、明日からのハワイキャンプに突入です。
しかし、ハワイキャンプは、文字通り「地獄のキャンプ」です。
1.第二次キャンプの目的・狙い
沖縄キャンプの目的は、チーム全体の把握~全体フィジカルアップ~新戦術を全体に提示しチーム全体基本レベル浸透~新戦術の各選手毎の実践度による理解認定~戦術理解度とポジション適性・合致度によるAチームの骨格作り、を実戦形式・テストマッチにより、図るものでした。
そのため、全選手対象のコンセプトから、
・テスト起用も「各選手の戦術理解・実践度に拘わらず、平等機会」の起用
・想定フィジカル(運動量・スプリント量)への到達度も問わない、実戦形式による「一律フィジカルトレーニング」を基本とし、最後の浦和・沖縄戦の2練習試合のスタート順程度に、選手の個別選定・判定は反映させないものでした。
しかし、第二次「ハワイキャンプ」の目的・狙いは、単純・明快で、
最強の「A=トップ チーム」の編成です。
以下そのポイントを。
①Aチームの想定選手数は11名ではなく、ミシャのコメントにある「17~18名」との様ですが、そこに達するか、不足するかが、ハワイキャンプに係っています。
②Aチームの共通条件は、【戦術理解と実践】度が一定レベル以上、に尽きます。
・戦術理解とは、「正しいプレイ予測が、出来るか・分かるか」ですね。
つまり「いつ(タイミング)、
どのポジションに進み(素早い運動量)、
どのプレイをするか(プレイ実践度)」 の認識度合いです。
・実践とは、「チーム共通戦術=想定プレイをその通り(以上)に
実践できるか」 となります。
実は、ミシャコメントに再三出て来る「選手の運動量」が
Aチームの最低条件とされますが、それはちょっと的外れの捉え方です。
意味するところは、
「最適なタイミングで、そのポジションに到達しているか」で、
戦術理解の領域に関連しています。
例えば、具体的に「パス交換」の例ですと、
~◇選手がパスを出し、△選手が☆位置でパスを受ける~
とのチーム戦術の場合、
パスを受ける△選手が、最適なタイミングに、
☆位置に到達が 必要ですね。
その場合の、☆位置が、ミシャ戦術では、
相手陣を崩す位置だったり、相手陣が整備前のタイミングだったり
します。
そして、
その☆位置に、最適タイミングで到達するには、
第1に、正しい理解、その上で、
第2に、スプリントや絶え間ない運動量が必要となります。
ミシャコメントの「運動量の不足選手」の指摘は、
第1の理解度、と
第2のその位置取りへの運動量の2つを指しているものでした。
ミシャコメントの「散歩している様だった選手がいる」の意味は、
「戦術に合致した自分の位置取りが分からなくなり、
右往左往している状態、との指摘」だったと思います。
もう一つのポイントが、
「決定力」で、得点チャンスを「得点」に実現する課題です。
ミシャ式「シュート練習」=「決定力アップ」トレーニングも期待です。
2.第2次キャンプ目的・狙いに向けた現状
現在、合格圏到達に近い順に選手を把握し、「現Aチームは浦和戦・沖縄戦の第一試合起用選手だつた」という事が本日の「ノノラジ」で社長より漏れて来ました。
しかし、沖縄戦の第2試合に起用した選手が、その劣後を挽回するべく「一気に挽回を図るプレイ」を展開し、浦和戦での第一試合でのミシャからの「散歩しているかのように見えた」コメントもあり、
Aチーム編成のための選手現況レベル把握と選択を、この9日間(2/3~11)キャンプの練習中TGとPRC・試合で、骨格完成の成算・予定です。
そのため、
今までとは、スピード・運動量を更に超えるハード・テストが待っています。
そして、その結果が、
・Aチーム要員(スタメン+バックアップ)となるのか、
・試合起用は当面想定されず、不足の「戦術理解か、実践するための運動量か、その両方か」を時間をかける形でトレーニングされる組か
が、分岐し、選手個々の今シーズンの成功・失敗のスタートを決定してしまいます。
肉体的に超ハードですが、精神的にもハードなキャンプで、「地獄のキャンプ」となる所以・理由です。
敢えて、現時点で、Aチーム・Bチームに分類しても良さそうな選手を考察してみます。(合格圏に近そうな順に記載)
Aチーム;【当確】駒井【有力】三好・ジェイ・小野・福森 程度まで。
Bチーム;【決定】深井(未だ全く無理で運動量が遥かに不足)・河合・阿波加・荒野の程度まで。
気になる選手は、
都倉(戦術理解度・タイミング遅れが顕著で、Bチーム起用とされている理由。沖縄戦から上昇し始め今後で追いつきですね)・稲本と横山と菊地(戦術理解度はまあまあ、タイミング・スピード遅れでBチーム起用)・チャナ(戦術理解度・体幹等フィジカルでBチーム起用)の5選手は、課題点が現在表面化し、若干壁に向き合っている選手ですね。
内村・ミンテ、菅の抜擢テスト選手は注目です。しかし、元々、長短が明らかな選手で、新戦術への理解は一歩進んでおり、そのまま、Aチーム入りも十分な可能性です。
宮吉・ヘイス・兵藤・ソンユン・菅野・白井・進藤は、これからですが、ほぼ順調にAチーム入りを目指す。宮澤・田中・早坂は、未だ適否未定で、これからの厳しいテスト次第。
いずれにしても、ここからです。
先行している選手は、更に「戦術理解と実践」を上昇させ、出遅れた選手は、挽回に賭ける9日間となります。
最後になりましたが、皆さん、
ミシャの求め、構築しようとしている「戦術理解と実践」によるチーム力(戦力)は、どこまで・どの位だと思われますか?
監督就任の直後は、「J1中位以上・2017シーズンと同程度かちょっと超える」位の期待感で迎えられ、そのままその程度だ、との認識でした。
しかし、沖縄キャンプ~ハワイキャンプを進めていく中で、
実はそれではない、との内容・想い・想定が垣間見えた様に感じています。
ミシャ監督の想いと想定は「J1上位チームと互角の戦いとなる戦力」の構築だと思います。つまり「J1トップ・チャンピオン」も狙う姿勢と想いで、戦力構築・準備中、との事です。
確かに、選手年俸の合計値、チーム資金力からは、著しい劣後の現況でも、「戦術とその実践度の高さ」で勝負は可能であり、リーグを闘うのならぱ「トップ位置・チャンピオン」まで想定・狙うべき、との思想ではないか、
そのための、リーグ屈指の「ハードキャンプ」である、という事では、と思います。
至高のサッカー観・世界を持つミシャですので、十分にあり得る話に思えますね。
3.ちょっと横道~流れ弾の行き先~
1/27浦和とのテストマッチは、おもわぬ反応・影響があった様です。
0-5の浦和完勝の試合結果に見えますが、
試合内容は、浦和はまるで昨シーズンの札幌の様な「ロングボール放り込み」での攻撃しか展開出来ず、中盤に「くもの巣状守備網」を敷くコンサ守備陣に、パス交換を阻止され、逆にコンサが浦和の様な華麗な連続ショートパスを展開する「パスサッカー」を行う試合に終始し、浦和の得点も、陣形を崩されたものではなく、個の力の「ミドル・ロングシュート」とコンサ陣内のミスによるものでした。
その不良内容を受けた浦和での反応・対策の記事がリリースされていたものです。
『システムを変更。以前の4―5―1布陣と形は変わらないが、両サイドMFが高い位置を取り左右のFWとして、中央のFW興梠と共に3トップを形成する4―3―3に。クラブ内で意識づけされているという。左FW武藤は「今年は自分たちがボールを保持してゲームを進めることを目指す。」』との内容。
浦和の生命線の筈の「パスサッカー」を、コンサとの試合で再確認し、システム修正したもの、です。
という事で、1/27練習試合での「コンサ試合内容の良さ」を裏付けてくれる内容でした。
ノノラジで社長も「紙一重での得点獲得有無(決定力が課題)の試合で、チャンス構築など内容は良かった」と言っていました。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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